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プロダクトマーケティング、VP、Ellie Fields
クラウドを選ぶ理由
その有効性を生かす
クラウドの活用法
クラウドへの移行を進める6つの戦略
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ここ数年間で、
クラウドのメリット (およびそのすべての可能性) が話題にのぼるようになりまし
た。そして現在では、多くの人がクラウドを有効利用するべきだと考えるようになりました。
では、
クラウドへの移行を決断した場合、
どのようなステップに進むべきでしょうか。
最初に、
クラウドへの移行は段階的に実施できることを知っておく必要があります。実際には、
特定の問題を解決する、
またはメリットを生かすことを考えることから始めるのが良いでしょう。
「クラウド時代」
より前からある企業、つまり2年以上の事業歴がある企業はクラウドへの移行
にあたり、
計画が必要になります。クラウドで採用する新しいアプローチは何か。次のバージョン
では、
どのシステムを廃止してクラウドに移行するか。現在機能しているシステムは何か。将来
的にそのシステムを維持するのか。システムを 100% クラウドに移行することはできないかも
しれませんが、
それでもかまいません。
ただし、
クラウドへの移行を開始するには、計画が必要です。この文書では、
クラウドへの移行
に向けた戦略をいくつかご紹介します。
1. 解決する問題を明らかにする
2. クラウドを活用して業務を行う方法を見直す
3. クラウドの柔軟性を取り入れる
4. ビジネスの成長に備えて計画する
5. ユーザーを支援する
6. 組織の多くのユーザーに能力を与える
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1.
解決する問題を明らかにする
クラウドへの移行は、
クラウドで作業したいという漠然とした要望によってではなく、実際のビジ
ネスの問題によって決定される必要があります。たとえば、新しい人材管理ソリューションを必
要としているのであれば、そこから検討を始めます。人材管理ソリューションのクラウドサービ
ス、Workday や SuccessFactors などを評価します。クラウドに移行することにより、実装時間を
短縮してすぐにシステムを有効利用でます。
また、現在機能しているシステムを維持したままク
ラウドへの移行を開始できます。そして、経費の節減につながります。
Wild Tangent 社、ビジネスインテリジェンス部門のディレクター、Scott Moran 氏は、社内のほ
ぼすべてのデータインフラストラクチャをクラウドに移行しました。ツールキットとして利用でき
る多くのクラウドサービスについて調べることを社員たちに奨励しています。適切なタイミング
で適切なツールを選択し、ニーズを満たす適正なサイズのツールを選択することは重要です。
「基本的にレンタル契約でサービスを利用することになります」
と述べるMoran 氏は、サービス
プロバイダーがすべてのハードウェアおよびネットワークを管理することにより、
システム拡張
をわずかな費用で行えることについても、
「サーバー容量を追加するためにオペレーションチー
ムが夜遅くまで作業するより、
クレジットカードで支払いを済ませてインフラストラクチャを拡張
する方が、ずっと簡単だということがわかりました。今では、マウスを数回クリックするだけで、拡
大も縮小も自在に実行できるようになりました」
と述べています。
Moran 氏は、WildTangent 社のデータアーキテクチャを少しずつクラウドに移行させました。
また、Moran 氏は、すべてのツールを一度にまとめて入手する必要はないとアドバイスしてい
ます。1つのツールを使って作業を完了したら、次に進むという形で 移行を進めれば、業務を
中断する必要がありません。
すでに移行を決断している場合は、
クラウドサービスのツールキットに適切なオプションがある
かどうか確認します。新しいデータウェアハウスが必要か。人材管理ソリューションが必要か。
CRM が必要か。そこからクラウドを検討していきます。クラウドに移行することにより、実装時
間を短縮してすぐにシステムを有効利用できます。
また、現在機能しているシステムを維持した
ままクラウドへの移行を開始できます。そして、経費の節減につながります。
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2.
クラウドを活用して業務を行う方法を見直す。
クラウドサービスの主要な利点の1つは、機能や価格設定において、
まったく新しいやり方が可
能になることです。クラウドへのシステム移行を決断したら、従来のやり方を踏襲するだけでは
十分ではありません。柔軟な価格設定、エラスティシティ (伸縮性)、即時のプロビジョニングを活
用する方法について考えます。
クラウドデータウェアハウスは、
これまで抱えていた問題に対する新しいアプローチの1つと
言えます。セットアップに数週間かかる従来のシステムとは対照的に、Amazon Redshift や
Google BigQuery などのシステムは、数分でセットアップできるうえ、データのサイズに合わせて
拡張できます。これらのシステムは分析用に最適化されており、デバイス、
ソーシャルメディア、
マシンシステムから取得されるビッグデータから、深いインサイトを得ることができます。
3.
クラウドの柔軟性を取り入れる
クラウドは急速に進化しています。必要になったらプロトタイピングし、
うまくいったら規模を拡
大することができます。新しいテクノロジーに常に着目し、
どのようにワークフローに取り込むこ
とができるかを考えます。現時点で最善のアーキテクチャが、1年後あるいは半年後も最善であ
るとは限りません。わずかな調整で多くの経費を節減できる場合もあります。
新しいサービスを検討するにあたり、
クラウドの柔軟性を活用するべきです。エラスティシティ
(伸縮性) も、多くのクラウドサービスの特長です。これは、最初は多額の費用をかけずに、概念が
実証されてから大幅に拡張できることを意味します。クラウドの場合、先行投資となる巨大な
インフラストラクチャやライセンスに費用をかけずに試すことができます。
さまざまなサービスのメリットを生かして、
コスト構造を変えることもできます。たとえば、
ファイ
ルシステムストレージを Amazon S3 から Amazon Glacier に移行すると、
アクセス速度は遅くな
りますがコストは削減されるため、データレイクにかけるストレージコストの3分の2を節約で
きます。
The surgical service teams at Seattle
place, the person who makes sense of the data
first is going to win.
2 : : Some kind of Header Here
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5
すべてのデータを1カ所に集め、1つの
グループだけがそのデータを見て意思
決定をすべて行うのは、
もはや有効では
Speed: Get results
ないことがわかってきました。この方法
10 to 100 times faster
Tableau is fast analytics. In a competitive mark
は時間がかかります。遅すぎるのです。
place, the person who makes sense of the dat
The surgical service teams at Seattle
2 : : Some kind of Header Here
Jetsuite 社、社長、Keith Rabin 氏
first is going to win.
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4.
ビジネスの成長に備えて計画する
クラウドインフラストラクチャの利点の1つは、適切なインフラストラクチャがある限り、簡単に
拡張できることです。事前に時間を取ってクラウドアプリケーション、データ、分析と、
システムが
期待どおりに動作することを確かめてください。
たとえばクラウドでは、膨大なデータを一夜にして拡張できることがありますが、データを収集す
るスキーマが正しくないと、かなりの修正が必要になります。ビジネスが拡大し始めたとき、優れ
たシステムは長期にわたって使用できますが、問題のあるシステムは悩みの種になるだけです。
5.
ユーザーを支援する (少なくともシングルサインオンソリューションを採用する)
クラウドへの移行での課題の1つに、ユーザーがユーザー名とパスワードのさまざまな組み合
わせを覚えなくてはならないという点があります。しかし、それを解決するアプリケーションがあ
ります。OneLogin などのシングルサインオン (SSO) ソリューションにより、ユーザーは、1つの
パスワードを使って多くのアプリケーションにログインできるようになります。これで、ユーザー
の負担を大幅に減らし、新しいソリューションを積極的に取り入れることができます。SAML や
OAuth を使用するソリューションを優先的に採用することをお勧めします。
これにより、準備が
整ったときに、SSO ソリューションを活用できます。
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6.
組織の多くのユーザーに能力を与える
多くの人がクラウドを活用できる方法を検討してください。クラウドにより、モバイルアクセスが容
易になります。
どのアプリケーションをビジネスフローに統合するのが有効であるかを考えてみて
ください。営業チームが外出先から CRM にアクセスできるようにするか、
あるいは求人担当者が
イベントなどに参加している際にも HR システムにアクセスできるようにするかを考えます。
データへのアクセスを広げることにより、
さらに多くの価値が生まれます。クラウドでデータイン
フラストラクチャを構築する場合、関係者がそのデータをどのように使用できるようにするのか
を検討します。クラウドアプリケーションに移行する場合は、そのデータを社内の他のデータに
どのように統合するのかを検討します。そうしないと、
クラウドインフラストラクチャに制限をか
ければ、それだけデータサイエンティストの工数が増えることになります。
1つの方法は、複数の種類のデータに接続できる分析プラットフォームを介して、
データにアクセ
スし、
そのデータからインサイトを得られるようにすることです。これにより、
ビジネスを熟知し適切
なセキュリティアクセスを持つユーザーが、
データおよびクラウドから価値を得ることができます。
新しいデータサービスを採用するたびに、分析プラットフォームを変更する必要はありません。
実際の事例を紹介します。Jetsuite 社の社長、Keith Rabin 氏は、組織全体のクラウド分析のため
に Tableau Online のようなシステムを採用して得られた価値について、次のように語っています。
「すべてのデータを1カ所に集め、1つのグループだけがそのデータを見て意思決定をすべて
行うのは、
もはや有効ではないことがわかってきました。この方法は時間がかかります。遅すぎる
のです。
そのため当社では、意思決定とその権限をマネージャーに委ね、最終的に責任を負ってもらうよ
うにしました。これを実現するためには、
さまざまなシステムとさまざまなデータベースに集積さ
れているビッグデータのデータセットを取得し、すべてをまとめて接続できるツールが必要です。
そのツールを意思決定者たちに提供し、決定に必要なデータを確認できるようにするのです」
これは、
クラウドに移行するための戦略のほんの一部です。クラウドが優れている点は、柔軟性
にあります。つまり、
さまざまなアプローチが可能だということです。計画的に、段階的に導入し、
その環境を生かしてください。
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Tableau について
Tableau Software のミッションは、お客様がデータを見て理解できるように支援することです。
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