おおぞら通信№170号(PDF:619KB)

2015 年 10 月 1 日(隔月 1 日発行)
(2)
うららの
日常活動紹介
寝返り不可
<特記事項>
北島 可奈子
い語りを楽しめるような絵本
を読んでいます。始めは職員
を気にしていて絵本に気持ち
が い き ま せ ん。 し か し 絵 本
『おしくらまんじゅう』の「お
し く ら ま ん じ ゅ う、 お さ れ
て、ギュ」や、絵本『おなら
うた』の「リズムで、ば」「お
ふろで、ぽ」というリズミカ
ルな語りを何度か繰り返し読
んでいると絵本に集中しはじ
めました。「おしくらなっとう、
おされて」からページがめく
られ、なっとうの「ねば〜」
という様子の絵に変わったと
ころでは、絵本を真剣な表情
C : 有意な眼瞼運動なし
B: 盲
D : 難聴
U : 両上肢機能全廃
TLS : 完全閉じ込め状態
寝返り可
E1
D1
C1
B1
A1
座位保持可
E2
D2
C2
B2
A2
室内移動可
E3
D3
C3
B3
A3
室内歩行可
E4
D4
C4
B4
A4
E5
D5
C5
B5
A5
戸外歩行可
〈移動機能〉
〈知的発達〉
簡単な計算可
簡単な文字・数字の理解可
簡単な色・数の理解可
簡単な言語理解可
言語理解不可
Aさん(横地分類A2)は、
職員が側にいくと腕を伸ばし
て触れてきます。職員の反応
を見るのが面白いようで、生
きがい活動を行っている時
も、職員の方にばかり気持ち
が向き、提供しているものに
なかなか集中できません。現
在の生きがい活動は、繰り返
すことばのリズムのある絵本
や、リズミカルなテンポのよ
「移動機能」
「
、知的発達」
「
、特記事項」
の3項目で分類し、
以下のように表記する。
E6
D6
C6
B6
A6
でじっと見つめます。終わり
に「おしまい」と言うと職員
の顔を見てにっこり笑いまし
た。
また、Aさんは、職員の動
きや職員が持っているものな
どの動きをよく見ています。
ボールや缶が転がる様子も目
で追って見ます。しかし、ボー
ルが転がるだけではすぐに飽
きてしまいます。そのため生
きがい活動では、クッション
チェアに座ったAさんの膝の
上から傾斜をつけるように板
を置き、ボールが転がる先に
ピンを置きました。Aさんは、
ボールの転がる様子をよく見
ます。集中して、転がしたボー
ルがピンに届くまで見ている
時もあります。少ししかピン
が倒れなかった時と、多くピ
ンが倒れたときでは表情が違
いました。多く倒れた時には、
パッと表情が明るくなり満足
しているように見えました。
A さ ん は 以 前、 ヤ カ ン に
映った自分の顔をみて、楽し
そうに声をだしていることが
ありました。鏡に映る見え方
の変化も楽しめるのではない
かと、三面鏡を使かった活動
もしています。三面鏡の片方
を開きAさんを映すとチラッ
と見ます。次に反対側も開き
映すと、またチラッと見ます。
鏡の中にAさんが写らないよ
う角度を変えて開くと三面鏡
を見つめ自分の姿を探します。
そこで見つけるとウンウンと
頷き満足そうな表情をします。
自分の背後に職員が映り、目
が合うと大笑いします。姿が
消えると今度は三面鏡のどこ
かに職員がいないか探し、み
つけると満面の笑みを浮かべ
ていました。
こだまの
日常活動紹介
白鳥 園枝
Aさん(横地分類A1)は、
職員が歩いていて急に方向転
換をする様子や、職員同士が
ぶつかり、驚いている様子を
見ては笑っています。職員の
不意な動きやリアクションを
こっけいに感じ、楽しんでい
るようです。隣の利用者のケ
アをするために、カーテンの
向こう側に職員が入っていく
のを見ると、再びカーテンが
開き職員が出てくることを期
待しています。このような様
子 か ら、 物
「 の見え隠れを楽
しむ活動 」を提供してきまし
た。段ボールをくり抜いた穴
からネズミの絵を出し左右に
動かすと動きを追います。次
に出てくるネズミが見えたら
瞬時に視線を移します。次に
出てくるネズミがいないと、