このたび、新しいリユース業界の団体「日本リユース機構」が平成18年8

有限責任中間法人 日本リユース機構
代表理事 小川浩一郎
このたび、新しいリユース業界の団体「日本リユース機構」が平成18年8月31日に設立
されました。「PSE問題を考える会」時代よりご支援下さいました皆様には、大変長い間
お待たせいたしましたが、ようやく業界団体としての適切な活動が行える組織が誕生し
たことに深い感慨を覚えております。
日本リユース機構は、お客様が安心してリサイクル・ショップでのお買い物を楽しめるよ
うに、安全な商品を適正に扱っているお店や業者を支援いたします。
また、日本古来の「もったいない!」精神を大切にして、様々な道具や製品がその寿命
まで役目を果たせるような環境に優しい社会づくりに協力します。
具体的には、あらゆる中古品の流通が安全に、円滑に、合法的に、そして地球環境を
守りながら行えるよう、①情報の提供、②トラブル解決への協力、③国政への提言、④
中古品の仲介、⑤社会貢献を活動の柱として取り組んで参ります。
リユース業界の発展のためにご理解、ご協力下さいますよう、よろしくお願い申し上げま
す。
小川浩一郎 (おがわ・こういちろう)
昭和37年5月21日生まれ。東京都出身。
PSE問題を考える会代表。㈲ロコサービス代表取締役。
産業構造審議会 消費経済部会 製品安全小委員会 委員。
有限責任中間法人日本リユース機構 名誉代表
藤田 慶喜
桜美林大学名誉教授・日本マクロエンジニアリング学会会長
元国連工業開発機関工業技術促進部長
我が国は大量の海外資源を輸入し、高付加価値製品を製造し、国内で消費す
ると同時に国内インフラを整備し生活の利便性を高めています。更に製品を輸
出し外貨を獲得しています。その間で発生する廃棄物量は莫大であり、やがて
廃棄物となる運命のインフラ設備や自動車、電機製品などの量は増加の一途に
あります。今こそ 3R(Reduce, Reuse, Recycle)社会の実現が必要であることは、
国民のコンセンサスとなっています。又これらの活動成果から得られた知見は
国際的にも移転され、活用されれば、地球環境の改善と人類の持続的発展を促
す可能性を有しています。まさに循環型社会の形成に取り組むことが重要な目
標となっています。
しかるに現状は再利用が十分に進んでいるとはいえません。そのために我々
は多くのことを実行し解決していかねばなりません。それには技術進歩、生活
改善、製品寿命延長などが多々ありますが、それらのすべての課題のなかで表
裏一体となっているのが、地球環境の保護、改善集修復問題です。我々の世代
だけで地球資源を枯渇させてはいけません。次世代へ継承する役割があります。
又同世代でも貧富差が大きすぎ、不平等が不満となって社会不安を招いてもい
けません。つまり継時性と共時性を同時に追求し実行する責務を負っているの
が我々であります。近年の科学技術の進歩と市民の要求の多様性から、社会で
取り扱われる製品、商品は多様化、複雑化し、その寿命も短くなってきている。
一方地球資源の有効活用、保存保護による「Common Earth」の概念は広く
市民に理解され、ノーベル平和賞の
マータイ氏の表現を俟つまでもなく「モ
ッタイナイ」は世界の共通語となってきている。技術に優れ、産業経験の豊か
でかつ資源に乏しい我国はこの領域で世界をリードする立場にある。つまり製
品の「ワイズユース」が「もったいない」という概念を体現するものでありま
す。
今回発足した日本リユース機構は、上記理念を実業の場で具体的かつ適正に
実行する団体であります。前述 3R はどこが欠けてもいけません。製品安全性、
環境負荷減少は永久の課題であり、エンドレスな挑戦が必要であります。従っ
て産業製品を扱う役割として流通者(販売者、リサイクル者)の役割も重要と
なってきます。何故なら、流通者が新製品取り扱いに限定してしまうと、余命
があり、別の空間では使用価値のある物資が廃棄物に定義され、区分けされ、
地球資源の使用効率が低下するからです。従って流通者は安全及び環境負荷軽
減の上でその責務を果たす存在でなければなりません。これまでの業界で行わ
れていたマイナス面を是正し、近代化、適正化に果敢に取り組み、その責務を
果たすために発足したのが日本リユース機構であります。室町末期に本阿弥光
悦と俵屋宗達の出会い協力が、完璧な融和と名品を生んだように、本機構が諸
兄に出会い、絶えざるご支援とご鞭撻とによって成長発展し、未来の地球市民
によいシステムと環境とを提供出来るよう願っております。
(2006,12,4 記)
藤田慶喜 (ふじた・けいき)
昭和10年5月20日生まれ。東京都出身。
桜美林大学名誉教授。 日本マクロエンジニアリング学会 会長。 同学会 循環型社会研究委員会 委員長。
社団法人 産業環境管理協会 参与。 財団法人 省エネルギーセンター METI 研修生受入事業 審査委員会 委員長。
人間環境活性化研究会 理事。 NPO 地球資源循環研究所 理事長。
文部科学省 科学技術政策研究所 専門調査員。 元国連工業開発機関 工業技術推進部長、特別方策活動部長。
平成18年8月31日
300万円
株式会社 アンカーネットワークサービス
東京都葛飾区金町5-23-12
事業内容:中古パソコンの下取り売買等
株式会社 Aクラス
東京都板橋区成増1-4-10
事業内容:中古家電の下取り売買等
有限会社 八王子リサイクル
東京都八王子市川口町1959-4
事業内容:中古家電の下取り売買
プラスチックのリサイクル等
有限会社 ロコサービス
東京都港区西麻布1-12-3-1302
事業内容:中古家電の下取り売買等
株式会社キューネット
福岡県福岡市中央区六本松 3-8-15
事業内容:中古家電の下取り売買等
株式会社サンタの創庫
長野県長野市稲里町中央 4-21-37
事業内容:中古家電の下取り売買等
東都クリエート株式会社
福島県福島市中町 4 番 22 号
事業内容:総合リサイク
〒175-0094 東京都板橋区成増 1-4-10 キャスル澤井 205
電話 03-6914-1702 FAX 03-6914-1703 E-Mail: [email protected]
波多部彰 (はたべ・あきら) 副代表理事
昭和34年12月23日生まれ。熊本県出身。
㈱Aクラス代表取締役。
碇隆司 (いかり・たかし) 理事
昭和35年6月29日生まれ。東京都出身。
㈱アンカーネットワーク代表取締役。
有限責任中間法人 中古情報機器協会 副代表理事。
循環社会推進機構(RRR)理事。
佐野剛介 (さの・ごうすけ) 理事
昭和35年8月25日生まれ。東京都出身。
ASJ株式会社 代表取締役
德田泰寛 (とくだ・やすひろ) 理事
昭和46年8月5日生まれ。長崎県出身。
㈱キューネット代表取締役。
江口光雄 (えぐち・みつお) 理事
昭和27年8月1日生まれ。長野県出身。
株式会社サンタの創庫代表取締役。
佐久間良治 (さくま・りょうじ) 理事
昭和19年6月13日 福島県出身。
東都クリエート株式会社代表取締役。
岡崎善一 (おかざき・よしかず) 監事
昭和27年10月16日生まれ。和歌山県出身。
㈲SOSネットワーク(和歌山県)代表取締役。
西塚文麿 (にしづか・ふみまろ) 監事
昭和30年8月14日生まれ。茨城県出身。
㈲ニューフロンティア(栃木県)社長。
瀬川昌昭 (せがわ・まさあき) 相談役
昭和3年7月5日生まれ。東京都出身。
元NHK編成部長。
筑波科学技術博覧会 政府出典チーフディレクター。
NPO日本都市計画家協会 会員。
知野光志 (ちの・てるし) 相談役
昭和5年3月6日生まれ。東京都出身。
元アリタリア航空日本支店長。
トランスポーテーテン・クラブ 会員。
日本外国特派員協会 会員。
国際フレンドシップ協会 理事。
NPO千日クラブ 副理事。
会員に「省庁からの通知」「製品の回収情報」「「関連法令の審議
状況」などを提供し、会員が合法的に業務が行えるよう支援します。
万一、会員に「行政判断への疑問」「盗品の持ち込み」などが
生じた際、トラブルの解決および再発防止に向け協力します。
会員の声をまとめ、リユース関連法令の審議等で提言を行います。
会員等が扱いに困った行き場のない中古品の情報を仲介し、
まだ使える製品がゴミになるのを防ぎます。
災害時の物資支援など、リユース業界の特質を生かした
積極的な社会貢献活動を行います。