FAI-J275(2005-Formula 3 Technical Regulation

2008 年全日本選手権レース規則説明会(20080126)資料
2008年国際モータースポーツ競技規則付則J項第275条解説 (案)
2008年国際モータースポーツ競技規則付則J項 第 275 条について解説する。
併せて2008全日本選手権における対応を説明する。
1.J-275 出典;06/12/2007
FIA Web site
2.本規定の終局条文は英語条文である。
3.年度途中の規則変更、規則運用上の解釈については FIA に委ねられる。
4.FIA あるいは JAF から発行されるブルテンにより周知される。
2.6)テクニカルパスポートおよび「FIA シャシー・テストレポート」
全ての競技者は、競技に参加する車両に対してJAFが発行する「テクニカルパスポート」を所
持し、常に車両に付帯すること。
加えて、「FIA シャシー・テストレポート」も所有していなければならない。
参加する競技会の最初の車両検査で「テクニカルパスポート」と「FIA シャシー・テストレポー
ト」が有効でない場合は、競技に出場することが許されない。
「2008年全日本選手権対応」(2007 年と同じ)
1)必ず付帯すること。
2)FIA シャシー・テストレポートは、シャシー製造者から入手すること。
2.7.1)車両仕様の変更
1)サバイバルセル、前部および後部衝撃吸収構造体、コラプシブル・ステアリングコラム、フ
ロントウィング・メインプレーン、ステアリングラック・アッセンブリ、ハブを含むフロン
ト及びリアアップライト、燃料システム、消火システムは使用が計画されている年の3月3
1日までに(競技で使用されるほうが早ければそれまでに)シャシー製造者によって公認さ
れていなければならない。
2)2005年1月1日から2007年12月31日の間に、サバイバルセル、前部および後部
衝撃吸収構造体、コラプシブル・ステアリングコラムの1種類のみ公認することができる。
3)公認日より翌年の1月1日まで、フロントウィング・メインプレーン、ステアリングラック・
アッセンブリ、ハブを含むフロント及びリアアップライト、フュエルタンク、消火システム
を更に公認することはできない。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
シャシー製造者、または、販売代理店はそれらのリストあるいは識別のための資料(図面等)を
JAFに提供すること。
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2.7.2)車両仕様の変更
エンジン、ギアボックスは、使用が計画されている年の3月31日までに(競技で使用される方
が早ければそれまでに)
、それぞれの製造者により公認されていなければならない。
「2008年全日本選手権対応」(2007 年と同じ)
製造者、または、販売代理店はそれらのリストあるいは識別のための資料(図面等)をJAFに
提供すること。
2.7.3)車両仕様の変更
公認された日より1選手権シーズンの全期間にわたり、フロントウィング・メインプレーン、エ
ンジン-ギアボックス・アッセンブリ、ステアリングラック・アッセンブリ、ハブを含むフロント
及びリアアップライト、フュエルタンク、消火システムを競技参加者が変更することは許されない。
適用は、ASNの裁量に任される。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
⇒後日ブルテンで発表される。
3.15)オーバーハング
1)第15項5.1で要求する後部衝撃吸収構造体およびこの構造体に装着されるジャッキアッ
プポイントは本規定の対象外。
2)他の車体部分は、あくまでもリアホイール中心線より500mm を超えてはならない。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
車両検査における「オーバーハング」の検証(方法、用具)は、2007年と同じ。
3.16)空力学的影響
車輪が外れるのを防ぐためのテザー(10.3.2で規定するケーブル)を保護するため、単独
で使用されている非構造のシュラウドは空力学的性能に影響する部分とは見なされない。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)単独で使用されること。
2)非構造であること。
3.17.1)車体の柔軟性
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1)フロントウィング(取付け部を含む)の柔軟性(剛性)が検証される。
2)フロントウィング・メインプレーンは、シャシー製造者(ブランド)によりその形状が異な
るため、自らの競技車両に適応したアダプターを参加者が用意しておく必要がある。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)負荷入力装置はJAFにより用意されている。
2)アダプターは自ら用意すること。寸法等詳細はJAFに問い合わせること。
4.1)最低重量
車両の重量は540kgを下回らないこと。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)車両は、大会期間中、全ての燃料タンクが完全に空の状態で最低重量を有すること。
2)全ての搭載燃料は、車載の燃料ポンプにより排出されること。
3)燃料を排出するために車載の燃料ポンプを使用することができない場合は、全ての燃料が排
出されることが明らかであることを条件に、補助的なポンプを一時的に接続して使用するこ
とができる。
4.2)バラスト
その取り付けを目的とした位置に、取り外しに工具を必要とするような方法で固定するならば使
用することは許される。
車両検査委員によって必要と見なされた場合に封印を施すことが可能でなければならない。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
全ての搭載燃料は、本条項が規定するバラストの要件を満足するものではない。
5.6.3)FIA指定触媒の装着
「2008年全日本選手権対応」
⇒後日ブルテンで発表される。
5.6.4)排気音量
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
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2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第12条が適用される。
5.11)エンジンコントロールユニット
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
FIA指定品であることが検証される。
1)型式
2)製造番号
3)FIA封印番号
4)JAF封印
5)FIA/JAFの封印を取り外さないこと。
6.4.2)燃料取り出し用自動閉鎖コネクター
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
6.2.2)規定により設置された自動閉鎖バルブで代替してもよい。
8.3)事故データ記録装置
「2008年全日本選手権対応」
⇒後日ブルテンで発表される。
10.3.3)サスペンションコンポーネント
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
アスペクトレシオの検証には、車輪をつなぐテザー(10.3.2で規定するケーブル)用の非
構造のシュラウドも含まれる。
11.1)分離回路
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
ハンドブレーキは、それがドライバーによってのみ操作可能で、電気制御バルブやその他の手段
によって油圧ブレーキ回路に作用するものであってはならない。
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11.4)ブレーキの冷却
フロントおよびリアブレーキを冷却するためのエアダクトは、下記を超えてはならない:
-ホイールの水平中心線の上140mmの距離にあって地面に対し平行な面
-ホイールの水平中心線の下140mmの距離にあって地面に対し平行な面
-フロントリムの内側面に平行に車両の中心線に向かって120mm移った垂直面
-側方から見た時に、タイヤの前方外縁、またホイールリムの後方外縁
1)ホイールの水平中心線とは、キャンバー角が0度状態におけるホイール中心線を言う。
2)エアダクトは以下の範囲にあること。
120mm
進行方向
ブレーキディスク
140mm
ホイールの水平中心線
140mm
リムの円周
リムの内側面
タイヤの円周
3)上記2)にかかわらず、以下の例のようにブレーキキャリパー部分のみを覆う形状のブレーキダ
クトは許される。(キャリパー全体を覆うことも許される。
)
ブレーキディスク
ブレーキキャリパー
車体
エアダクト
4)以下のようなブレーキディスクを覆うカバーを装着してはならない。(空気力学的性能に影
響し、かつ、ブレーキダクトの一部とは見なされないため。)
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車体
エアダクト
このようなカバーを
装着してはならない。
14.1.6)消火装置
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
以下が検証される。
1)消火剤の種類
2)消火剤の重量もしくは容量
3)容器の点検日。(充填した日から2年以内であること)
4)放出起動装置動力源の有効性
14.1.8)消火システム外部起動装置マーク表示
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
「直径100mm」以上大きさの[E]マークを表示すること。
14.2.2)外部マスタースイッチマーク表示
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)14.1.8)の表示に加え、「直径50mm」以上の大きさのスパークマーク表示をする
こと。
2)当該スイッチを作動させるためのフックは、離れた場所から容易に操作できるようにしてお
くこと。例えば、タイラップ等により車体に堅固に固定しないこと。
14.4)安全ベルト
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「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)FIA Technical list No.24 に列記されたベルトであること。
2)「ダブルショルダーベルト」を使用する場合は、FIAの承認を得ているものであること。
3)「ダブルショルダーベルト」のテスト使用に関するJAF承認制度は廃止。
14.5)リアライト
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
競技会の最初の車両検査では、リアライトを構成する全てが機能していること。
14.6)ヘッドレスト
1)ヘッドレストの厚さは、75mm~90mm。
「2008年全日本選手権対応」
ドライバーの快適性のみを目的として必要であれば、厚さが 10mm以下の追加パッドをこのヘッ
ドレストに取り付けることができるが、13.6.1)で指定するパッドと同様の素材でできていること
を条件とする。
14.6.4)ヘッドレスト固定具
レスキュークルーのために、ヘッドレストを取り外す方法を明確に表示すること。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
取り外すための2つの固定具は、「黄色」による識別、あるいは、矢印(赤色)表示によりそ
の所在を明確に表示すること。
14.7)シートの固定および取り外し
リムーバブルシートをボルトにより車台に固定する場合、レスキュークルーにその位置がすぐに
判り、簡単に取り外せること。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)シートの固定に、ボルト(固定具)が用いられる場合、それらは「黄色」による識別、ある
いは、矢印(赤色)表示によりその所在を明確に表示すること。
2)搬出用ベルト接続端は、レスキュークルーにその位置がすぐに判り、簡単に取り外せるよう
処理しておくこと。
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14.8)ヘッド/ネックサポート
ヘッド/ネックサポートを使用する場合、それが有効に機能するよう車両の構造部分から、
「25mm」以上離すこと。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)使用する場合は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則L項第3章に従うこと。
2)使用する装置がHANSである場合、FIA Technical list No.29 に記述されたデバイスを
使用すること。
(1)List of approved HANS Devices
(2)List of approved Helmets compatible with HANS devices
(3)Rubber for the surface of the HANS yoke in contact with the shoulder straps
(4)Harness
3)HANSデバイスとは、本体のみを指す。
4)テザー、テザー取り付け点は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則L項第3章3.2)
「その他の国際競技」が適用される。
15.5)後部衝撃構造体
1)後部衝撃吸収構造体を設置すること。
2)リアホイール中心線の後方550mmから620mmが最後部で、車両の中心線に対し左
右対称の構造であること。
「2008年全日本選手権対応」
(2007 年と同じ)
1)車両製造者により装着/供給された「後部衝撃吸収構造体」に対し、本体はもとより、その
取付け部も含め一切の改造/加工をしてはならない。
2)衝撃吸収構造体の要求性能に影響を及ぼさないことが明らかであることを条件として、当該
装置に塗装を施してもよい。
以
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上