芥川緑地プールの概要 1.芥川緑地プールの概要

芥川緑地プールの概要
1.芥川緑地プールの概要
施設の名称
芥川緑地プール
施設の所在地
高槻市南平台五丁目
施設の規模
約1.0ha
主な施設内容
造波プール、流水プール、25mプール、幼児・小児プール、ウ
ォータースライダー、ジャグジー、事務室、身体障がい者用
便所、更衣室、喫茶・軽食コーナー、男女更衣室、男女便所、
冷水シャワー室、医務室、警備室、休憩室、監視員控室、売
店、倉庫
施設の利用形態・役割
(1)目
的
芥川緑地内に設置したレジャー機能を付加した屋外プールで、
スポーツ及びレクリエーションの振興を図るとともに、市民
の福祉の増進に寄与する。
(2)施設予約
なし
(3)利用時間
午前10時~午後6時30分
(7月の第1土曜日から9月の第1日曜日まで)
(4)利用料金
区
分
基本利用料金
超過利用料金
一
般
個人
小学生・中学生
団体
職員配置
1人3時
間まで
1,000 1人1時間
円 までごとに
500円
300円
500円
200円
幼
児
100円
人
数
利 用 料 金
30人以上
所定料金の90パーセントに相当する額
50人以上
所定料金の80パーセントに相当する額
100人以上
所定料金の70パーセントに相当する額
総括責任者、プール管理責任者、監視主任、監視員、受付等
2.現在の施設の運営状況について
平成26年度入場者数
32,344人
イベント等の実施状況
①3時間制ないDAYS
39回
②モニター無料DAY
2回
③着衣泳体験
1回
④すいかわり
1回
⑤わんぱくぷーるひろば
4回
⑥トゥリトネスセブンショー 1回
⑦ぷーるぴあ縁日
13回
⑧あくあとらいある
1回
⑨障がい者無料開放
1回
3.芥川緑地プールの今後の管理手法について
選定方法:1年間の延長
候補者名:STK 共同事業体
指定期間(延長):1年(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)
指定期間延長の理由:別紙参照
芥川緑地プール
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指定管理期間の延長について
はじめに
平成9年に開設した芥川緑地プールは、高槻市の市民レジャープールとして多くの市民に利用され
ているが、オープン後18年が経過して施設の老朽化が顕著である。
また、夏季限定営業の屋外レジャープールであり、利用者数が天候に大きく左右される性質を持っ
ていることから、利用者の大幅な増加を見込むことが困難である。
このようなことから、芥川緑地プールのあり方について検討を行っている。
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施設概要
所在地
高槻市南平台5丁目59-2(芥川緑地内)
規模構造
全体
敷地面積 約 10,000 ㎡
管理棟
延床面積 約 1,309 ㎡、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
開設年月
平成9年7月
建設当初の整備費
約 11.6 億円
指定管理者
STK共同事業体(平成23~27年度)
営業概要
営業期間
7月上旬~9月上旬(営業日数 66 日)
利用時間
10:00~18:30
入場料
一般 1,000 円 小中学生 500 円 幼児 300 円
施設の状況
(1)収支の推移
収 入
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
利用料金等
24,245 千円
25,442 千円
25,136 千円
20,683 千円
指定管理料
26,500 千円
26,500 千円
26,500 千円
27,870 千円
合
50,745 千円
51,942 千円
51,636 千円
48,553 千円
50,105 千円
51,410 千円
51,379 千円
51,651 千円
計
支 出
(2)入場者数の推移
80,000
70,000
※H9 年度は無料期間入場者数 12,255 人を含む
指定管理期間
66,683
60,000
50,000
40,000
46,603 47,614
51,076
44,408
39,228 38,822
42,231
36,985
38,479
33,968
36,904 37,704
33,888
38,714
34,207
36,394
32,344
30,000
20,000
10,000
0
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
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調査結果等
(1)業務精査(平成20年度)
◇建設から10年以上が経過しており、開設当時より社会環境が変化している中、市の関与の
必要性は薄いと考えられる。
◇ウォータースライダーなどの施設については、大規模改修が必要であるなど、施設の老朽化
が顕著であり、安全性の観点からも問題がある。
〈総合評価〉
現在のレジャー施設としての維持存続については、費用対効果に見合わないため、
「廃止が適
当」と評価。
(2)市民意識調査(平成21年度)
回収率 881 件/2,000 件(44.0%)
芥川緑地プールの利用頻度
16.5%
年に1~3回
年に4~6回
1.2%
年に7回以上
0.2%
78.0%
利用したことがない
無回答
4.1%
芥川緑地プールの今後のあり方
改修費がかかってもレジャープール
として欲しい
38.0%
プールを廃止して他の用途
にする方がよい
無回答
43.4%
10.6%
◇利用頻度としては、市民の約8割近くの人が利用したことがない結果となっている。
◇今後のあり方については、「プールを廃止して他の用途にする方がよい」が43%で「改修
費がかかってもレジャープールとして欲しい」の38%を上回る結果になっている。
⇒業務精査の結果と併せて、庁内検討会でプールのあり方を検討
⇒施設の耐用年数等も考慮して次期指定管理期間(平成23~27年度)は存続とし、期間
終了時点で再度評価を実施
(3)健全度調査結果(平成25年度)
管理棟外壁
管理棟屋上
タイルに汚れ
防水加工が全
がみられ、清
面的に劣化し
潔感を欠く
ている
ウォータースライダー
プール床
老朽化し、平
塗装の剥がれ
成 28 年度に
が美観を欠く
耐用年数満了
とともに怪我
を迎える
の原因になる
循環ろ過装置
プール循環ポ
今後、オーバー
ンプ
ホールや部品
施設に錆が見
交換が必要に
られ、老朽化
なる
が進んでいる
◇経年による施設の老朽化が顕著であり、今後も安全性を確保しながら施設を存続するには改
修に総額約8億円の費用を要する。特に、主要施設であるウォータースライダーの耐用年数
(20年)が平成28年度に満了するため、平成29年度にはその更新に約2.4億円(そ
の他施設の補修や機械設備類の更新を含むと約3.2億円)の工事費が必要となる。
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指定管理期間について
◇施設の老朽化が顕著であり、今後も安全性を確保しながら施設を運営するには、施設の更
新に多額の費用を要する。
◇屋外のレジャープールについては、利用期間が夏季に限定されることや利用者数が天候に
大きく左右されるなどの課題がある。
上記課題の整理を含めた芥川緑地プールのあり方については現在検討中であり、平成27
年度末を目途に存廃を決定する。
このような中、存廃の検討結果に関わらず、平成28年度についてはウォータースライダ
ーの使用が可能であることから、耐用年数を全うすべきと判断し、プールの営業を行うこと
とする。
⇒以上より、現在の指定管理者による指定期間を1年間延長する。