平成23年度 山口県介護保険研究大会 開 催 要 項

平成23年度
山口県介護保険研究大会
開 催 要 項
― 職種間連携による地域での支えあいシステムの構築をめざして ―
1
趣
旨
介護保険制度創設から10年が経過した今、職種間連携をより強化し、さらに地域で
の見守り・支えあいシステムを住民とともに構築していく必要がある。
また、職種間・地域間における連携強化の重要性は、今年3月に発生した東日本大震
災からも、緊急時等において利用者の生活を守っていくためには、日頃から連携を図っ
ていくことが大切なのだと再認識するきっかけとなった。
そこで、保健・医療・福祉のサービス事業者等が一堂に会し、12年目を迎える制度
がより良いものとなるため、さらには介護サービスの一層のレベルアップに向けて論
議・研究するため「平成23年度 山口県介護保険研究大会」を開催する。
2
主
催
山口県介護保険関係団体連絡協議会
山口県医師会、山口県歯科医師会、山口県薬剤師会、山口県病院協会、山口県看護協会、
山口県栄養士会、山口県医療ソーシャルワーカー協会、山口県理学療法士会、
山口県作業療法士会、山口県老人保健施設協議会、山口県老人デイ・ケア協議会、
山口県訪問看護ステーション協議会、山口県国民健康保険団体連合会、
山口県老人福祉施設協議会、山口県地域包括・在宅介護支援センター協議会、
山口県ホームヘルパー連絡協議会、山口県デイサービスセンター協議会、
山口県介護福祉士会、山口県介護支援専門員協会、山口県社会福祉士会、
山口県福祉用具協会、山口県宅老所・グループホーム協会、山口県社会福祉協議会
【23団体で構成】
3
後
援
山口県、山口県市長会、山口県町村会
4
日
時
平成23年12月11日(日)午前10時から午後4時 35分まで
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会
場
山口県総合保健会館
〒753-0814 山口市吉敷下東 3 丁目 1-1
TEL 083-934-2200 FAX 083-934-2209
* 全
体
会:山口県総合保健会館2階「多目的ホール」
:山口県総合保健会館2階「第1研修室」
* 研 究 発 表:山口県総合保健会館2階「多目的ホール」
:山口県総合保健会館2階「第1研修室」
:山口県医師会(山口県総合保健会館6階)「会議室」
※ 研究発表会場は、会場ごとの申込み人数により決定いたしますので、当日の資料で確
認してください。
6
参加者
800人【ただし、定員になり次第締め切らせていただきます。】
7
内
容・日
程
9:00
受
付
10:00
開
会
10:15
基調講演
「大災害時における要援護者への対応について」
講 師:長岡中央綜合病院 副院長 八幡和明 氏
12:00
昼食・休憩
研究発表
13:00
16:35
(1題;発表15分+質疑・助言5分×8題~9題
+休憩15分+まとめ15分)
閉
付帯行事
福祉用具の展示(協力: 山口県福祉用具協会)
会
8.研究発表プログラム
○ 第1会場「利用者の生活の維持・向上をめざした取組について」
【助言者】 山口大学大学院 医学系研究科 講師 草地仁史 氏
【司 会】 山口県地域包括・在宅介護支援センター協議会 副会長 西野 彰 氏
研究タイトル・発表概要
発表団体・発表者等
車イス座位において正常姿勢保持困難の利用者に対する
姿勢ケアの取り組みについて
山口県理学療法士会
タイトルの利用者に対して行った車椅子の座位保持装置の検討、業 障がい者支援施設 緑風園
理学療法士 小野啓生
者への相談またPTのアプローチについて。
「寄り添い」「関わり」から見えた認知症高齢者の心の変化
山口県介護福祉士会 周南ブロック
BPSDのある認知症高齢者の心に変化をもたらせた「寄り添い」 介護職員 藤井敦美、介護職員 松島謙二
「関わり」の大切さを再確認できた事例。
あなたはサービスに満足していますか
~訪問介護利用者の声を聞く~
山口県ホームヘルパー連絡協議会 調査研究部会
原田真澄、佐々木和雄、岡村京子
利用者の生の声を具体的に聞きサービスの質の向上に向けて利用者 入江幸子、國近幸子、多川恵子
の思いに寄りそい、その思いを代弁する。
庄司栄子、岡本淳子、福原恵美子
認知症高齢者のライフスタイルに合わせた介護
山口県老人保健施設協議会
介護老人保健施設 サンライズ21
個別スケジュールを作成し本人様のペースにあった介護を行い、落
桝谷恵美子、前田真由美、末廣公江
ち着き活気のある生活を送る。
食事作りを通した意欲向上の取り組み
山口県デイサービスセンター協議会
女性が多いので昼食作りや、おやつ作りを通して利用者の方の意欲 長府デイサービスセンター
津嘉山由希、小河光子、小田雅之
向上をめざした取組を行っています。
認知症利用者が笑顔になれるケア
なでしこデイサービス
重度の認知症利用者で、レク活動が厳しくなっている中、生活に刺 山本聡
激を与え、笑顔が広がる取組を紹介します。
通所リハビリ利用者における満足度及びニーズについての検討
~男女別・介護度別・本人家族別の比較より~
老人保健施設はくあい
理学療法士 岡﨑浩之、作業療法士 中村博子
通所リハビリ利用者にアンケート調査を実施。リハビリへの満足度 理学療法士 川口勤正、作業療法士 柳井勇樹
はどうか、ニーズは何かを検討した。
理学療法士 河口真理子
高齢者の二重課題(dual task)能力低下と
転倒との関連性について
医療法人社団松涛会 老人保健施設コスモス
二重課題下での運動機能テストを実施し、転倒リスクを予測する為 白石恭彰、藤岡浩司、岩﨑友美、松冨久美
相良昌徳、森本祐介、松本菜美
の有効性について検証した。
医療法人牛尾医院 亀の甲クリニック
看護師 米田育世、看護師 佐々木美恵
看護師 橋本好恵、看護師 髙井和美
誤嚥性肺炎をくり返していた患者・家族の思いを大切にし、模索し
看護師 中村厚子、看護師 竹本和美
ながら進めていった療養生活について。
看護師 岡山啓恵、看護師 奥本小夜子
看護師 浜地美里、管理栄養士 山本千絵
介護職 松永京子、介護職 近木美智子
胃ろう造設を選択されなかった患者の看護、介護への
取組について
○第2会場「地域での生活を支援する地域密着型サービスの展開について」
「職員の質の向上、スキルアップをめざした取組について」
「その他」
【助言者】 宇部フロンティア大学 学長 西村洋子 氏
【司 会】 山口県介護支援専門員協会 理事 藤本邦和 氏
研究タイトル・発表概要
発表団体・発表者等
みのり苑通所リハビリテーション~新聞を作成して~
老人保健施設みのり苑
2ヶ月に1回通所新聞を作成し、利用者と家族に、施設の紹介や行 石田大樹
事内容の紹介を実施した。
ふるさとで生きる。~認知症を地域で支えよう~
山口県デイサービスセンター協議会
デイサービス豆たん
認知症高齢者が安心して暮らせる地域づくりを目指して認知症を理 永冨直、津田慶子、小西勇也
解してもらうことから始めた取り組み。
下田篤、植崎壽子
事業者から見た介護支援専門員像とその質
山口県介護支援専門員協会 調査研究部
昨年に引き続き、介護支援専門員からの「質」をサービス提供事業 吉田和敬、増谷俊夫、内山由紀
石田弥生、木村友和、繁澤廣美
者側からの視点で検証することにした。
ターミナルケア対象者に対する夜間介護職の心理的負担の軽減
山口県介護福祉士会
特別養護老人ホーム アイユウの苑
不安要素の大きい項目についてマニュアルを作成し、介護職の心理 管理者 佐々木和雄、ケアワーカー 藤本和子
的負担が軽減できるかを検証した。
ケアワーカー 岡本裕之、ケアワーカー 堀木美鶴
山口県老人福祉施設協議会
特別養護老人ホーム アイユウの苑
事務長 辻中浩司
職員仕事満足度の低い「精神的不安を感じる業務」についてその業
主任生活相談員 髙下康司
務を特定し、業務改善を推進してきた。
主任ケアワーカー 井上邦子
主任ケアワーカー 堀木美鶴
主任ケアワーカー 河埜朋子
管理栄養士 中井由佳梨
職員仕事満足度調査をサービスの質向上に活かす
利用者における作業療法の認知度調査
山口県作業療法士会
老人保健施設利用者に、作業療法についてのアンケートを実施。作 木原涼子、小川邦夫、岡村美香
崎田知弘、島本周治、山田朋子
業療法の認知度を調査する。
ウェルフェア・ガバナンス構造の実証分析
- 機関機能促進を目指して 社会福祉法人100施設にインタビューを行い、ガバナンス構造を分
析し、機能するガバナンスモデルを提示した。
Zarit介護負担尺度日本語版の短縮版(J-ZB1-8)
を用いた家族介護者の負担感分析-介護負担感要因のモデル化 山口県内100人の介護者の調査より負担感の因子分析を行い、その
負担感を軽減する要因モデルを提示した。
山口大学大学院
経済学研究科 企業経営専攻 医療福祉経営コース
羽生研究室 所属 藤本勝則
レスパイトケアプロジェクト
社会福祉法人周美会 理事長 徳永あけみ
山口大学経済学部 教授 羽生正宗
○第3会場「職員の質の向上、スキルアップをめざした取組について」
「他職種との連携・協働による利用者支援について」
【助言者】 山口県立大学 社会福祉学部 教授 草平武志 氏
【司 会】 山口県理学療法士会 副会長 杉山英樹 氏
研究タイトル・発表概要
発表団体・発表者等
研修を通しての車椅子操作に対する知識・技術の向上にむけて
山口県介護福祉士会
医療法人松永会 老人保健施設アイユウ
車椅子の安全、安楽な操作ができるよう、研修を行い、意識変化の 硴崎昌弘、河原きよみ
比較のためのアンケートを研修前後に実施。
田中達也、徳永泰子
生活場面面接の向上 ~連絡票を活用する~
神田福祉介護サービス
利用者との会話を専門職としてどう留意すべきか。責任者の指導技 入江幸子、松崎ひとみ
秋枝文子、吉岡雪江
術向上とヘルパーの面接技術向上を図る。
「私、本当は歩けるの……。」
山口県老人福祉施設協議会
職員の意識改革により車椅子に拘束され、夜間不眠で薬づけの利用 介護職 柳純子、介護職 品川好恵
看護職 小西規子、介護支援専門員 宝迫八重子
者が歩ける様になり良眠出来るようになる。
介護スタッフの褥瘡とポジショニングの理解と現状
研修会前後の理解後の変化と今後の施設内研修に向けての提案
褥瘡とポジショニングの研修会を行い、その前後に意識調査を行
う。その前後の理解度の変化を比較する。
山口県老人福祉施設協議会
介護職 田原昭江、介護職 山田昌美
介護職 藤田律子、看護職 井上富美子
看護職 松浦由紀子、看護職 越智祐充
在宅医療に対応した
医科歯科連携ネットワーク構築への取り組み
社団法人山口県歯科医師会
口腔保健センター委員会 介護保険部会
在宅での包括的医療の実現を目指し、医科との連携ネットワーク構 梶井泰樹、山野渉、武居良裕、脇田雅人、藤井今日子
築に向けた山口県歯科医師会の取り組み。
表川実哉、前川光太郎、西村和美、葛山司
福祉用具に於ける個別援助計画書とモニタリングの重要性
山口県福祉用具協会
福祉用具に於ける個別援助計画書・モニタリングにより、他職種と 山口支部長 山根崇
の連携・共有しての利用者支援について。
ショートステイ時の情報提供のあり方を考える
- アンケート調査から見えてきたこと -
山口県訪問看護ステーション協議会 防府支部
原田浩子、宇野佳子、池田幸子、高橋里美
ショートステイ時の情報提供の実態把握と望ましい情報提供のあり 由澤和代、濱村淳子、金子啓子、徳元直子
方を検討した。
原田さおり、門前悦子、原田典子
リハビリ病院退院における患者(利用者)らしい
生活の実現を目指した他職種連携
山口県医療ソーシャルワーカー協会
岩国市医療センター医師会病院 田村純子
患者・家族との関わりが長く密接なリハビリ病院における退院に向 岩国市医療センター医師会病院 辻川愛
岩国市医療センター医師会病院 弘本修一
けた他職種との連携について報告。
訪問看護ステーションつくし 松井清之
デイケアでの入浴を通して楽しみを取り戻したO氏
~10年ぶりに入ったお風呂~
山口県介護福祉士会
普通のお風呂に入りたい思いがあった利用者と共にスタッフ、他職 老人保健施設アイユウ 桑木野雅一
老人保健施設アイユウ 硴崎昌弘
種と連携を取り思いの実現をした事例。
9
参加費
2,000円【大会当日、受付にて徴収させていただきます。】
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参加申込み方法
「平成23年度山口県介護保険研究大会参加申込書」に必要事項を記入し、下記へ
FAXまたは郵送でお申込みください。【電話での申込みは御遠慮願います。】
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申込み締切日
平成23年11月30日(月)必着
※ただし、定員になりしだい締め切らせていただきます。
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留意事項
* 昼食については、会場でお弁当(お茶付・税込み600円)を斡旋いたしますので、
必要な方は、大会当日に食券を購入してください。
【参加費に昼食代は含めていません。】
* 開会行事及び基調講演は、多目的ホール(800名)と第1研修室(200名)に
分かれて行いますが、主会場は多目的ホールです。第1研修室は、多目的ホールの
様子をスクリーン上映し、運営いたします。
* 研究発表会場の座席数には限りがありますので、発表時間により立見となることも
あります。
* 会館敷地内の駐車場につきましては、関係者専用とさせていただきます。来場者の
方は下記地図の専用駐車場および臨時駐車場等をご利用ください。
(当日は、国際交流協会グラウンドも臨時駐車場として利用できます。)
* 駐車場のスペースに限りがありますので、参加にあたっては、自動車の相乗りや
公共交通機関を利用されるなど、協力をお願いいたします。また、駐車場では、係
員の指示に従ってください。
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申し込み・問い合わせ先
山口県介護保険関係団体連絡協議会
〒753-0072 山口市大手町 9-6(山口県社会福祉協議会 地域福祉部 内)
TEL(083)924-2828 FAX(083)924-2847
e-mail [email protected]
URL http://yg-kaidankyo.jp/
【会場周辺地図】
参加者
臨時駐車場(500 台)
駐車場
(180 台)
敷
地
内
駐
車
場
総
合
保
健
会
館
↑総合保健会館
臨時駐車場
参加者駐車場
(120 台)
↑総合保健会館
駐車場