[PRESS RELEASE] 2016.11.16 EICMA2016 Highlight

Pr e s s I n f o r ma t i o n
2016 年 11 月 16 日
「EICMA 2016」(ミラノショー)における KTM のハイライト
2017 年ストリートモデルの発表について
KTM JAPAN 株式会社
報道関係者各位:
日頃より KTM スポーツモーターサイクルにご注目くださり、誠にありがとうございます。
去る 11 月 8 日、イタリアで開催された「EICMA 2016」(ミラノショー)において発表された
KTM の 2017 年ネイキッドモデルおよびストリートモデルのハイライトをご紹介いたします。
以下、ご確認の程、よろしくお願いいたします。
なお、「EICMA 2016」で配布された KTM のプレスキットは、弊社よりご提供が可能です。
プレスキットはデータ形式(USB メモリースティックもしくはサーバーからのダウンロード)となりますが、
希望される方は弊社までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせの際は、掲載媒体、掲載予定時期を併せてお知らせ頂ければ幸いです。
※ 2017 年ストリートモデルの日本国内への入荷時期、仕様、車両価格は現時点で未定です。
詳細につきましては、今後の発表をお待ちください。
以上、よろしくお願い申し上げます。
EICMA 2016 における KTM の
ハイライト
■ハイライト①
790 DUKE PROTOTYPE
125、250、390、690、1290 と続いた DUKE シリーズ。
次に来るのは果たして・・・?さらなる大排気量化?
KTM は、それを比類のないモデルにするために
大排気量化は目指しませんでした。
「以心伝心のフィードバック」、「圧倒的な軽さ」。
当初、エンジニアに示された開発目標は非常に高く、
実現不可能にも思われました。
しかし彼らは、ある時、気付きます。
まず源流に立ち返ることにしたのです。
(詳細は「790 DUKE PROTOTYPE」の記事(9 ページ)をご参照ください。)
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■ハイライト②
THE BEAST 2.0: KTM 1290 SUPER DUKE R
これは最もパワフルなハイライトと言えるでしょう。モーターサイクルに求められる、ピュアで、ありのままの、スト
レートな魅力、それは「スピード」です。新しい 1290 SUPER
DUKE R は、THE BEAST の第 2 世代に進化を遂げていま
す。その顔つきはいっそう獰猛になり、スタイルはまさに捕
食動物を彷彿とさせます。
ライダーはポケットに入れたキートランスポンダを使い、
「KTM RACE ON」システムのスイッチを操作することが可
能です。野獣の心臓ともいえる V ツインエンジンは 177hp を
絞り出し、強靭な骨格のシャシーとあいまって直線を食い尽
くすように突き進みます。
まるで野獣が牙をむくように、すべてのパーツは研ぎ澄まさ
れ、速さとコントロール性に寄与しています。幅広で低くマウ
ントされたハンドルバー、Brembo 製モノブロックブレーキキ
ャリパー、Bosch 製 ABS 付「MSC(Motorcycle Stability Control)」、WP 製サスペンション、オプションの 2 ウェ
イ「クイックシフター+」、多機能 TFT ディスプレイ、フル LED ヘッドライト。
さらに、オプションの“トラックパック”では、スリップセンサーによる最適なスタートコントロールとサーキットライド
専用のマッピング調整が可能です。また、オプションとなる「KTM MY RIDE」で最高のパフォーマンスを楽しめま
す。これらの先進技術は、各パーツ、セクションのワイヤレス統合システムによって実現されています。
■ハイライト③
DUKE シリーズも進化
単気筒の DUKE モデルは、スモールクラスからミドルクラス
の KTM を代表し牽引していくキープレーヤーです。あらゆ
るライダーが求めるライディングプレジャーを併せ持った
DUKE モデルは、今年、新たに生まれ変わりました。ボルト
オン・サブフレーム、大型化されたスチール製フューエルタ
ンク。
新しいスタイルとグラフィックは 1290 SUPER DUKE R の
相似形となり、ライダーの話題をさらうでしょう。
また、ニューDUKE には、外装だけでなく、KTM が誇る多く
のテクノロジーも継承されています。
欧州で最も人気のある 125 DUKE と 390 DUKE には、ハイテクノロジーの TFT ディスプレイと LED ヘッドライト
が搭載され、390 DUKE の ABS ブレーキシステムは 320mm ローターに拡大されました。
KTM 独自のライドバイワイヤーシステム、さらに、オプションの「KTM MY RIDE」でライディングを楽しむことが可
能となっています。
KTM はこのニューDUKE シリーズで再びこのセグメントをかき回し、ライダーの心を奪うでしょう。
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■ハイライト④
ニューADVENTURE シリーズ
2017 年モデルから、ADVENTURE シリーズは 5 モデルに拡充されます。
ADVENTURE のエキサイティングなエントリーモデルは
KTM 1090 ADVENTURE で 125hp バージョン、95hp バー
ジョンの 2 モデルをラインナップ。これらのモデルは、A2 ライ
センスの規制に合わせ、最高出力を 48hp に制限することも
可能です。
1190 ADVENTURE R のオフロード DNA は 2 つのモデル
に継承されることになりました。
KTM 1090 ADVENTURE R は 、 KTM 1290 SUPER
ADVENTURE R と同様に完全なクロスカントリー仕様で、
KISKA のデザインによる最新の本格的ラリースタイリング
が施されています。
一方、舗装路向けとして、KTM 1290 SUPER ADVENTURE S が最速のトラベルエンデューロとして登場。洗練
さ れ た 電 子 制 御 技 術 に よ り パ フ ォ ー マ ン ス の 向 上 を 図 り ま し た 。 昨 年 モ デ ル ま で の 1290 SUPER
ADVENTURE は、KTM 1290 SUPER ADVENTURE T としてリリース。30 リッターの大容量フューエルタンクと
ツーリングに必要なフル装備が奢られたスペシャルモデルです。
■ハイライト⑤
KTM、いよいよ MotoGP に参戦
いよいよこの時が来ました。
ロードレースの世界で数々の勝利とタイトルを獲得してきた
KTM は、ついにロードレースの世界最高峰であり、最終的
な挑戦にもなる MotoGP に参戦します。
MotoGP は世界の最速のライダーたちが競い合う、頂上決
戦の舞台。私たちはこの舞台に純粋なオーストリア製マシ
ン、KTM RC16 を投入します。
このマシンは KTM の伝統ともいえる鋼管製トレリスフレー
ムを搭載したマシンで、KTM オーナーにとっては既にお馴
染みとなっている様々なテクノロジートピックスがふんだんに盛り込まれています。KTM は、それがどこであれ、
サーキットトラックとストリートの区別なく、常に最新、最高の技術を投入するのです。
例えば、ニューV4 エンジンに搭載されるライドバイワイヤーやハイテク DLC コーティングもその一例です。
やがて MotoGP によって培われた様々なテクノロジーやイノベーションは、プロダクションモデルに還元されるこ
とになるでしょう。KTM は常に「READY TO RACE」なのですから。
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■THE LOOK OF THE SUPER DUKE
ライディングの喜びを排気量の大きさだけで測ることは不可能です。
新しい KTM 125 DUKE と KTM 250 DUKE は、このことをあらためて証明します。
最新の LED ヘッドランプからボルトオンされたサブフレ
ームにいたるまで、その攻撃的かつ獰猛なルックスは
KTM の最も軽量なネイキッドモデルでありながら、限り
なく KTM 1290 SUPER DUKE R に近づきました。同時
に、新設計のスチール製フューエルタンクは 13.4 リッタ
ーの大容量を誇り、航続距離の延長とともに、新形状に
よる効果的なニーグリップも実現しました。4 バルブシリ
ンダーヘッドは高回転用に設計され、DLC コーティング、
最新の電子制御インジェクション、クロスレシオ 6 速ミッ
ションにより低回転でも十分なトルクとパフォーマンスを
発揮します。こうしたパフォーマンスは経済性にも配慮さ
れ、サイドマウントのサイレンサーを採用した最新の排
気システムとの組み合わせにより、排出ガス規制「Euro 4」にも適合しています。2017 年モデルのシャシーにつ
いて、特に強化されたのが WP 製倒立サスペンションです。軽量化と内部フリクションの低減を図り、より一層の
パフォーマンス向上を実現しています。これらのパーツは熟成され、最大限に車体重心近くに搭載されています
(マスの集中化)。これは車体の安定性と操作の正確性を増し、ライディングに余裕と機動性をもたらします。
そして、ライダーの視界には、最新の TFT ディスプレイによる極めて洗練されたダッシュボードが飛び込んできま
す。このディスプレイは必要な情報がわかりやすく表示され、高い視認性を確保しています。また、オプションの
「KTM MY RIDE」によりハンズフリー機能やオーディオ操作も可能となり、携帯電話の着信やオーディオプレー
ヤーの選曲がハンドルバーに設置されたスイッチで操作できるようになりました。KTM 125 DUKE と KTM 250
DUKE は、KTM らしさに溢れた最もホットなバイクとして、若いライダーのハートを虜にするでしょう。
KTM 125 DUKE
エンジン: 高出力 4 ストローク単気筒 DOHC バランサーシャフト
仕様: 電子制御フューエルインジェクション+3 元触媒
排気量: 124.7cc
ミッション: 6 速
車両重量: 約 137kg
(新)最高出力: 11kW (15hp) @10,000rpm 「Euro 4」適合
(新)超軽量鋼管フレーム+超軽量ダイキャスト製サブフレーム、アルミ製スイングアーム
(新)WP 製 43mmφ オープンカートリッジ式フロントサスペンション
(新)Brembo 社の技術協力によるブレーキシステム(フロント 300mm ディスク)
(新)多機能 TFT カラーディスプレイ
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(新)「KTM MY RIDE」(オプション): ハンズフリーキット、オーディオプレーヤー
(新)LED ヘッドライト(LED デイライト)
(新)新形状大型スチール製フューエルタンク(13.4L)
(新)新形状シート
(新)サイドマウントエグゾーストシステム
KTM 250 DUKE
エンジン:高出力 4 ストローク単気筒 DOHC バランサーシャフト
仕様:電子制御フューエルインジェクション+3 元触媒
排気量:248.8cc
ミッション:6 速
車両重量:約 149kg
(新)最高出力:22kW(30hp) @9,000rpm 「Euro 4」適合
(新)超軽量鋼管フレーム+超軽量ダイキャスト製サブフレーム、アルミ製スイングアーム
(新)WP 製 43mmφ オープンカートリッジ式フロントサスペンション
(新)Brembo 技術協力によるブレーキシステム(フロント 300mm ディスク)
(新)ハロゲンヘッドライト
(新)新形状大型スチール製フューエルタンク(13.4L)
(新)新形状シート
(新)サイドマウントエグゾーストシステム
KTM 390 DUKE: THE CORNER ROCKET
KTM 390 DUKE はトラディショナルな単気筒モデルの長所を現代的に解釈し、高い実用性とホットなスタイリン
グを両立しています。そして、信じられないほどに刺激的なファンライドをライダーに提供します。
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先進的な技術が搭載され、羽のように軽く、パワフルな KTM 390 DUKE は機敏な動きが要求される場面でパフ
ォーマンスを発揮します。KISKA のデザインによる獰猛かつアグレッシブなスタイリングは、最新の LED ヘッドラ
ンプから絞り込まれたスリムなテールフィニッシュに至るまで一切の隙がありません。なおかつ KTM 390 DUKE
は最もコストパフォーマンスが高いマシンでもあるのです。パワフルな加速と機敏なコーナリングを実現するため、
このクラスでは最も小さいパワーウェイトレシオを実現、その数値は大排気量のマルチシリンダーバイクを凌駕
するほどです。また、最先端のテクノロジーと装備も注目に値するでしょう。新たに装備されたライドバイワイヤー
システム、TFT ディスプレイ、オプションとなる「KTM MY RIDE」などとの連携も KTM 390 DUKE の先進性を際
立たせています。
KTM 390 DUKE のコンパクトで軽量なエンジンはさらに進化を遂げ、4 バルブシリンダーヘッド、DLC コーティン
グ、ウェットサンプ潤滑システム、三元触媒装置など全面的な見直しが施されました。また、最新モデルとして、
新たなライドバイワイヤーシステムも搭載され、各種センサーが走行中に必要となる情報を収集することで、より
スムーズで洗練されたレスポンスを実現しました。さらに 2017 年現在、KTM 390 DUKE に搭載される 373.2cc
エンジンは欧州の排出ガス規制「Euro 4」にも適合しています。
ニューKTM 390 DUKE は、まさに “THE BEAST(野獣)”の異名を持つ 1290 SUPER DUKE R を意識したスタ
イリング、フィーリングとなっています。KISKA が手掛けた特徴的でホットなスタイリングは、新設計のメインフレ
ームと色分けされボルトオンされたサブフレームを包み込み、ボディワークには 2 色のグラフィックが用意され、
ライダーとパッセンジャーに分割されたシートともあいまって獰猛なスタイリングをより強調しています。
最も特徴的な変化を遂げたのは、11L から 13.4 に拡大されたフューエルタンクで、エルゴノミックな形状にデザイ
ンされたことで、機動性を損なうことなく、より柔軟なニーコンタクトを実現しています。新しいフェイスとなった
LED ヘッドランプには近未来的なフルカラーTFT ディスプレイによるダッシュボードが組み込まれ、機能性も向上
しました。KTM 自社製 43mm 倒立フロントフォークは WP の技術協力によって開発されました。先進的なオープ
ンカートリッジシステムは、安定性と素晴らしいレスポンスを提供。同時にこのシンプルな構造は軽量化とメンテ
ナンス性の向上にも寄与しています。Brembo 製ブレーキディスクは 300mm から 320mm に拡大され、ブレーキ
レバーはクラッチレバーと共にエルゴノミックに調整が可能となりました。
KTM 390 DUKE は、この排気量クラスで初となる多機能 TFT ディスプレイを搭載しています。表示する情報ごと
にメーターパネルのデザインが最適化され、周囲の明るさにも自動的に適応します。機能的には、例えば、エン
ジン回転数の表示では、ウォームアップ中はブルー、最高回転域に近づくと赤に変わるなど、ライダーに注意喚
起も行います。そのほか、オプションのシステム「KTM MY RIDE」によって、ハンズフリー機能とオーディオプレ
ーヤーの機能も追加されます。携帯電話の着信やオーディオプログラムは、TFT 多機能ディスプレイに表示され、
ハンドルバーのスイッチで操作することが可能です。
(新)エンジン:高出力 4 ストローク単気筒 DOHC バランサーシャフト
仕様: 電子制御フューエルインジェクション+3 元触媒、ライドバイワイヤーシステム
排気量: 373.2cc
ミッション: スリッパークラッチ+6 速ミッション
車両重量: 約 149kg
(新)最高出力: 32kW(44hp)@9,000rpm 「Euro 4」適合
(新)超軽量鋼管フレーム+超軽量ダイキャスト製サブフレーム、アルミ製スイングアーム
(新)WP 製 43mmφ 倒立オープンカートリッジ式フロントサスペンション
(新)Brembo 社の技術協力によるブレーキシステム(フロント 320mm ディスク)
(新)多機能 TFT カラーディスプレイ
(新)「KTM MY RIDE」(オプション):ハンズフリーキット、オーディオプレーヤー
(新)LED ヘッドライト(LED デイライト)
(新)新形状大型スチール製フューエルタンク(13.4L)
(新)新形状シート
(新)サイドマウントエグゾーストシステム
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■THE BEAST 2.0: KTM’S KING OF NAKED
KTM のエンジニアは何百時間、何千マイルにもわたるテストを経て、このバイクを刺激と興奮に満ちた最先端の
キング・オブ・ネイキッドに仕上げました。KISKA による新しいデザインの狙いは、このバイクが停車している時で
さえ明らかです。シャープで獰猛なスタイリングは、ライダーをフルレザーのライディングスーツで身を固めたくさ
せるのに十分なインパクトを持っています。フル LED のヘッドライトはアルミ製の台座にマウントされ、横に並ぶ
特徴的なデイライトは前方を走るライダーに圧倒的なスピードで追い越されることを予感させるでしょう。
KTM 1290 SUPER DUKE R の伝説的な 1,301cc エンジンは 177hp の高出力を誇りつつ、よりスムーズかつ低
燃費になり、CO2 排出も 10%低減しました。幅が広く、低くマウントされたハンドルバー、Brembo 製モノブロック
ブレーキキャリパー、Bosch 製 ABS 付「MSC(モーターサイクル・スタビリティ・コントロール)」、WP 製サスペンシ
ョン、オプションの 2 ウェイ 「クイックシフター+」、多機能 TFT ディスプレイ、上限 200km/h まで設定可能なクル
ーズコントロール。さらに、オプションの“トラックパック”では、スリップセンサーによる最適なスタートコントロール
とサーキットライド専用のマッピング調整ができ、アンチウィリーモードはオフにすることも可能です。また、オプシ
ョンとなる「KTM MY RIDE」によってワイヤレスでハンズフリー機能やオーディオプレーヤーを操作することが可
能です。
177hp の最高出力と溢れ出るトルクによって、この LC8 1,301cc V ツインエンジンはすべてのカテゴリーのモー
ターサイクルのベンチマークとされています。チタン製吸気バルブと新設計された燃焼室は圧縮比を高め、これ
までにないスムーズさと幅広いパワーバンドをもたらしました。シリンダーヘッドに装着された新しい共鳴チェンバ
ーは 5,000 回転以下の上質なフィーリングを実現しています。
さらに、これらのパフォーマンスを発揮しつつ、CO2 排出は約 10%低減されています。シャシーに目を向ければ、
WP 製スプリットフォークは、左右で個別に調整が可能で、スプリングの固さを含め、よりスポーティなダンピング
にセットアップできます。リアの WP 製ショックも高速度域のライディングに対応するため、同様の調整が可能と
なっています。タイヤは Metzeler の最新モデル、Sportec M7 RR が装着されています。
また、1290 SUPER DUKE R には、最も革新的な特長ともいえる、最新の TFT ダッシュボードが搭載されており、
各種の計器やイルミネーションの操作がハンドルバーのスイッチで可能となっています。この多機能 TFT ディス
プレイは、あらゆる速度域において必要な情報を得ることができるようになっています。例えば、視覚化された各
種情報は、ライダーが視線を集中することなく直感的に認識することが可能となり、さまざまな操作も同様に直感
的に行えます。こうした最新の電子システムは、60km/h から 200km/h の速度域に設定可能なクルーズコントロ
ールも装備しています。
さらに、ライダーは、ポケットに入れたキートランスポンダを使って、「KTM RACE ON」システムのスイッチを操作
できるほか、「MSR(Motor Slip Regulation)」、クラッチを使わなくてもドライブトレインからの逆駆動を排除し、
瞬時にギアチェンジが可能な「クイックシフター+」が装備される「パフォーマンスパック」などのオプションを追加
することも可能です。
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「KTM MY RIDE」システムはワイヤレスでスマートフォンと完全に連携できるようになります。
同様に新しく設定される「トラックバック」システムは、新たな「MTC」のシステムを統合し、発進時の空転を制御し
ます。「MTC」は、通常、ライダーが瞬間的に反応して対処するスリップ時のコントロールを、9 段階設定で自動
制御可能にします。また、エンジンは、トラックライドモードではさらにアグレッシブなマッピングの設定が可能で、
アンチウィリーモードはオフにすることも可能です。
KTM 1290 SUPER DUKE R
(新)エンジン: 新 LC8 エンジン:4 ストローク 75°V 型 2 気筒
(新)最高出力: 130kW (177hp) @9,750rpm 「Euro 4」適合
(新)インテークフランジ(10mm 短縮)
(新)新型レゾネーターチャンバー
(新)13.6:1 の高圧縮比
(新)チタニウム製インレットバルブ(PVD コーティング)
仕様:電子制御フューエルインジェクション+3 元触媒、ライドバイワイヤーシステム
排気量: 1,301cc
ミッション: スリッパークラッチ+6 速
車両重量: 約 195kg
(新)LED ヘッドライト(LED デイライト)
(新)新ボディワーク、絞り込まれたリアシェイプ、タンクスポイラー、エアインテークデザイン
(新)2 ボディカラー&グラフィック
(新)幅広&低位置ハンドルバー
(新)トランスポンダーキーシステム「KTM RACE ON」
(新)クルーズコントロール
(新)多機能 TFT カラーディスプレイ&イルミネーションメニュースイッチ
(新)〈オプション〉パフォーマンスパック: MSR(Motor Slip Regulation)、クイックシフター+、KTM MY RIDE
(新)〈オプション〉パフォーマンスパック: トラックライドモード(エンジンマッピング調整機能付)、
アンチウィリー制御オフ、MTC スリップアジャスト、MSC(Motorcycle Stability Control)、コーナリング ABS、
スーパーモトモード/ライドモード、マルチステージ設定、
リーンアングルセンサー付 MTC(Motorcycle Traction Control)
超軽量鋼管フレーム+超軽量ダイキャスト製サブフレーム、
超軽量片持ちスイングアーム
(新)WP 製 48mmφUSD スプリットフロントフォーク:独立調整機能
(新)WP 製ショックアブソーバー+強化スプリング プリロード機能 WP 製ステアリングダンパー
(新)Metzeler 製 Sportec M7 RR
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■FUTURE CHAMP: 790 DUKE PROTOTYPE
125、250、390、690、1290、次に登場するのは・・・?
新たなモデルの開発において課題となるのは排気量でしょうか?
KTM のエンジニアはそのようには考えませんでした。
彼らは、サイズ、軽さ、パワーの最高のバランスポイントを追求したのです。
「以心伝心で伝わるフィードバック」、「圧倒的な軽さ」。
当初、エンジニアたちに示された目標は非常に高く、実現不可能にさえ思われました。
そして、ある時、彼らは気付きます。まず源流に立ち返ることにしたのです。
インライン 2 気筒エンジンが形を表してきました。その元になったのは、他ならぬ LC8 エンジンです。
LC8 の“C”はコンパクト(Compact)を意味します。この設計思想と技術を投入することにしたのです。
まるで仕立て職人がクライアントの体型にぴったりと合ったスーツをあつらえるように、手曲げで鋼管フレームを
製作し、そこに WP 製プロトタイプサスペンションとアルミ製サブフレーム、そしてテールカウルを装着しました。そ
して先進のライドバイワイヤーシステムを搭載、次世代のライディングアシスタンスシステムを組み込みました。
しかし、それで終わりではありません。
実際にその名が示す通りのクイックシフターを搭載し、カスタムライディングモード、独自に調整が可能なトラクシ
ョンコントロール、KISKA による先鋭的なデザイン、3D プリンターが可能にした複雑な造形を持つエグゾーストシ
ステムとトリプルクランプなどが盛り込まれました。
これらの優れたテクノロジーとパーツは、必ずやライバルたちを蹴散らすことになるでしょう。
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■THE MOST POWERFUL OFFROAD TRAVEL ENDURO
KTM 1290 SUPER ADVENTURE R
KTM 1290 SUPER ADVENTURE R は 160hp のエンジンパワーと本物のクロスカントリーの機動性を併せ持ち、
これまで不可能と思われていた偉業を成し遂げるために生まれました。これは本格的なラリーレーサーのため
のデザイン手法のようにも思われますが、実際、最強のトラベルエンデューロには、いかなる過酷な地形におい
てもマシンを制御し走破できることだけでなく、最先端の安全性と快適性、長距離ライディング用の装備も必要と
されるのです。
ザルツブルグに拠点を置くデザイン・エージェンシーの KISKA(KISKA GmbH)は、長年にわたり KTM モーター
サイクルのデザインを手掛けてきました。KTM 1290 SUPER ADVENTURE R は KISKA 代表のジェラルド・キ
スカ氏にとって象徴的な作品となるだけでなく、KTM と KISKA の密接な協力関係が、先進技術とデザインコンセ
プトの融合を機能的に発展させた証しとなるでしょう。
例えば、KTM 1290 SUPER ADVENTURE R に盛り込まれた KISKA ならではの特徴的な“フェイス”は、KTM
のエンジニアとの緊密な連携によって創り込まれています。LED ライトのアルミニウムキャリアは、同時にヒート
シンクの機能も担っています。ヘッドライト下部には LED コーナリングランプが組み込まれ、「MSC」のリーンセン
サーから得られる情報により、いかなる状況でも路面を確実に照らし出します。そして、”これこそが新時代のマ
シンである”とライダーに一目で認識される洗練された大型 TFT カラーディスプレイによるダッシュボードも装備さ
れています。
21 インチのフロント及び 18 インチのリヤホイールは Continental 製 Trail Attack 2 や TKC 80 (US, CAN, AUS,
ZA)の他に、ライダーの好みに応じた様々なタイヤ選択を可能にしています。同時に、リムの気密性に特許を取
得したホイールとチューブレスタイヤの組み合わせは過酷なオフロード環境においてその優位性をいかんなく発
揮します。タイヤ空気圧測定システム(TPMS: Tire Pressure Monitoring System)は、万が一、タイヤの空気圧
が低下した場合、自動的にライダーへ警告を発するようになっています。また、ライダーは 220mm のトラベルを
持つ WP 製クロスカントリーサスペンションを路面状況に合わせて調整することが可能です。
フロントの WP 倒立フォークと強化スプリング、PDS ショックはシャシーの働きをより確実にします。さらに、ワンピ
ース成形のシートはより高い機動性をもたらし、先進的な 3D クッションフォームはロングライディングにおける快
適性も確保しています。オレンジに塗装されたクラッシュバーとハンドガードは、同じく“R”ならではのオレンジの
鋼管フレームとの組み合わせで、オフロード・パッケージに仕上げられています。
スチール鋼管フレームに固定された 1,301cc 75°V ツインエンジンは、“THE BEAST(野獣)”の異名を持つ
KTM 1290 SUPER DUKE R 用の LC8 エンジンをベースにしています。フォーミュラ 1 直系の超軽量鍛造ピスト
ンには非常に丈夫なグラファルコーティングが施され、優れたレスポンスを発揮します。
KTM 1290 SUPER ADVENTURE R は 2016 年モデルに比べインテークが
拡大され、特に中低速域の走行がよりスムーズになりました。
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160hp の最高出力と僅か 216kg の軽量な車重は、この新型アドベンチャーにライダーが息を呑むほどのダイナ
ミズムをもたらしています。多くのライダーはトルク出力がより重要であると考えていますが、1290 SUPER
ADVENTURE R は、僅か 2,500rpm で 108Nm を発生し、この数値は同様のクロスカントリーモデルが発生させ
るトルクで最も低い回転数となっています。そして KTM 1290 SUPER ADVENTURE R は、ライディングアシス
タンスシステム、快適装備にも申し分がありません。
ライディングシステムのハイライトは、Bosch 製 MSC とリーンセンサー付コンバインド ABS でしょう。フロント
320mm ツインデスクの Brembo 製ブレーキシステムとリアブレーキを連携させ、絶対的な減速性能で安全性を
確保します。深いリーンアングルで旋回中でも、このシステムは最大限の減速が可能です。それを実現させたの
は、コンバインド ABS と共に機能する「MTC(Motorcycle Traction Control)」で、このシステムは直接エンジン出
力をコントロールし、安定した姿勢に自動制御します。そして、このシステムはドライブモードにより異なる出力特
性を設定することが可能です。「スポーツ」、「ストリート」、「レイン」、「オフロード」のドライブモードに加え、KTM
1290 SUPER ADVENTURE R は「オフロードパック」を標準で装備しています。
オフロードモードでは、オフロードライディングに最適化された各種のシステムが制御され、前輪は ABS 機能を
保持し、後輪のみスライドできるようにロックさせることも可能です。トラクションコントロールは後輪がドリフトでき
るように空転できるように制御しています。さらに、KTM 1290 SUPER ADVENTURE R はクルーズコントロー
ルも標準装備しています。そして先進システム「KTM RACE ON」は、キーをライダーのポケットに入れたままイ
グニッションをオンにすることを可能としています。オプションの「トラベルパック」には「HHC(Hill Hold Control)」、
「MSR(Motor Slip Regulation))と「クイックシフター+」が含まれます。また「KTM MY RIDE」は携帯電話の着
信機能やオーディオプレーヤー機能を備えています。
エンジン:LC8 エンジン:4 ストローク 75°V 型 2 気筒
最高出力:118kW(160hp)@8,750rpm 140Nm 「Euro 4」適合
新設計インテークエクスパンションチャンバー
WP 製フルアジャスタブル 48mmφPDS ショック+倒立型フロントフォーク
トラベル量 220mm
Brembo 製 4 ポッドキャリパー+320mmφ フロントダブルディスク、267mmφ リアディスクブレーキ
KTM ラゲッジシステム専用インテグレーテッドバッゲッジ&ケースキャリア
モーターサイクルスタビリティコントロール(MSC):マルチモード、リーンアングルセンサー付きコンバインド ABS、
ライドモード設定(3 ストリートモード+1 オフロードモード+マルチモード)、リーンアングルセンサー付きモーターサ
イクルトラクションコントロール(MTC)、クルーズコントロール、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)
標準装着クラッシュバー(オレンジ)+オレンジフレーム
(オプション)KTM“トラベルパック”:「Hill Hold Control(HHC)」、「Motor Slip Regulation(MSR)」、
「クイックシフター+」
(オプション)「KTM MY RIDE」: ハンズフリーキット、オーディオプレーヤー
フロント 21 インチ+リア 18 インチワイヤースポークホイール+チューブレスタイプ
Continental TKC80(US、CAN、AUS AND ZA)/ Continental Trail Attack 2
(新)「KTM RACE ON」(トランスポンダーキーシステム)
(新)LED ヘッドランプ+LED コーナリングライト
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(新)多機能ダッシュボード:6.5 インチ TFT カラーディスプレイ(強化ガラス/コーティング)、イルミネーション付メ
ニュースイッチ
(新)防水仕様 携帯電話コンパートメント(USB ポート付)
KTM 1090 ADVENTURE R
例えば、砂漠を走るにしても、日常的に見かける未舗装路とかけ離れた南アメリカ南端のフエゴ諸島など、エン
デューロマニアが憧憬を抱く過酷な道を走りたいなら、KTM のトラベルエンデューロはまさにうってつけでしょう。
KTM 1090 ADVENTURE R は、真の強靭なアドベンチャーバイクだけでしか味わうことのできない走りの喜びを
切望するライダーのために作られたバイクです。非日常を味わうことを可能とするこのオーストリア製の最新マシ
ンは、兄弟車である KTM 1090 ADVENTURE とすぐに見分けがつきます。
21 インチ+18 インチのエンデューロ用スポークホイールとタイヤ、延長されたサスペンショントラベル、KTM ブラ
ンドを象徴するオレンジに塗装された鋼管フレームと標準装備されたクラッシュバーはオフロード走行では避け
ることのできない転倒からタンクやラジエター等を保護します。特に頑丈なワイヤースポークホイールは、
Continental TKC 80 Twinduro にもマッチします。その上、90/90-21 と 150/70-18 のタイヤ・サイズはあらゆる
路面に対応したさまざまな選択肢をライダーに提供しています。フルアジャスタブルの WP サスペンションは
220mm のトラベルを確保し、過酷な悪路での信頼性を向上しています。
さらに強化スプリングと 48mmφ の WP 製倒立フロントフォークが更なる余裕を生み出します。Bosch 製 9M+ 2
チャンネル ABS システムは優れたマシンコントロールと極めて短い制動距離を実現します。そのインテリジェント
制御モジュールは、あらゆる状況下のエマージェンシーブレーキに対応し、タイヤのロックを防ぎます。加えて
ABS を完全にオフにする機能に加え、“R”にはオフロードモードが標準で装備されています。これはライダーの
意図に応じて、フロントの ABS は作動させたままリアをロックさせることや、オフロードライディングにおいて重要
な前提条件となるドリフトも可能にします。
バイクを加速させる際には、ライダーはライディングモード付 TC(Traction Control)が機能を発揮します。こうし
たシステムの安全装置として重要な部分は、ライドバイワイヤーシステムによる素早い反応を確保することや、
スポーツ性を保ちながらあらゆる場面で推進力を完全にコントロールすることです。ライダーが選択した走行モ
ードに従い、TC は、それぞれ決められたリヤホイールの空転量を制御します。これらのシステムはハンドルバー
に取り付けられたメニュースイッチとデュアル LCD ディスプレイによって直感的に操作することが可能です。
こうした魅力的なハイテクソリューションもさることながら、ライダーは KTM アドベンチャーバイクが素晴らしいモ
ーターサイクルとして当然に備えるべき数々のディテールにも気付くはずです。例えば、体格などによって異なる
ライディング姿勢は、エルゴノミクスデザインによって広範な調整が可能です。フロントシールド、ハンドルバー、
フットペグ、ハンドレバーはそれぞれライダーの好みに調整できます。また、高機能のパニアケースやトップボッ
クスを持つ KTM ラゲッジシステムは”R”にも装着可能です。また、最先端の 3D クッションによるワンピースシート
は特にオフロード走行を想定した造形が施され、長距離走行においても優れた快適性を保ちます。
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Pr e s s I n f o r ma t i o n
2016 年 11 月 16 日
エンジン: LC8 エンジン:4 ストローク 75°V 型 2 気筒、
ケーヒンエンジンマネジメントシステム+電子制御フューエルインジェクション、スリッパークラッチ
最高出力: 92kW (125hp)@8,500rpm 109Nm 「Euro 4」適合
新設計インテークエクスパンションチャンバー
高強度クロームモリブデン鋼管フレーム
WP 製フルアジャスタブル 48mmφPDS ショックアブソーバー+倒立型フロントフォーク
トラベル量: 220mm
Brembo 製 4 ポッドキャリパー+320mmφ フロントダブルディスク、267mmφ リアディスクブレーキ
アルミ製ハンドルバー
多機能ダッシュボード(2LCD ディスプレイ):アナログスタイルタコメーター、調整式シフトライト
KTM ラゲッジシステム専用インテグレーテッドバッゲッジ&ケースキャリア
オフロードモードでの ABS キルスイッチ
TC(トラクションコントロール)+ライドモードテクノロジー(「スポーツ」、「ストリート」、「レイン」、「オフロード」)
フロント 21 インチ+リア 18 インチワイヤースポークホイール+チューブレスタイプ、Continental TKC80(エンデュ
ーロタイヤ)
調整式フットペグ、ハンドルバー、ウインドシールド
標準装備クラッシュバー(オレンジ)+オレンジフレーム
KTM 1290 SUPER ADVENTURE S
KTM 1190 ADVENTURE の発表から 3 年後、スポーツバイクの真の強敵としてコーナリング ABS 付モデルが
発表されました。KTM は今年、舗装路におけるトラベルエンデューロのベンチマークとして、より力強さを増した
KTM 1290 SUPER ADVENTURE S を発表します。160hp の最高出力と、セミアクティブサスペンション、「MSC」
によるパフォーマンスは、ライダーがスポーツモーターサイクルに求める期待を上回ることになるでしょう。
最新モデルは、その外観でも人々の視線を惹きつけます。特に斬新なフロントセクションは注目を浴びることでし
ょう。KISKA のデザインチームは高い機能性と技術を盛り込んだデザインが、オーストリア・ザルツブルグのアト
リエから生み出されることを再び証明してくれました。新しいエアインテークとタンクスポイラーは LED ヘッドラン
プ・コーナリングランプを取り付ける多機能アルミフレームによって実現しました。同時に、このフレームはヒート
シンクとしての機能も果たしています。フェアリングに融け込んだ新しいダッシュボードにはフルカラー6.5 インチ
の TFT ディスプレイが搭載されています。これらの新しいシステムや装置はハンドルバーに取り付けられイルミ
ネーションスイッチにより、快適かつ直感的な操作が可能です。新しい調整機能が組み込まれたウインドシール
ドには映り込みを抑えるアンチグレア処理と、シールドの高さ調整時に指紋が残らないよう特別なコーティングが
施され、各種操作がしやすくなっています。さらにライダーの携帯電話は USB チャージャーを供えた防水コンパ
ートメントに格納できるため、雨天時も安心です。
KTM 1290 SUPER ADVENTURE S は ”R” モ デ ル と 160hp を 発 揮 す る
1,301cc 75°V ツインエンジンだけでなく、クルーズコントロールや「KTM RACE
ON」システムに代表される快適装備のほか、「MSC」や「MTC」などの広範なシ
ステムを共有しています。
一方、フロント 19 インチ/リア 17 インチのアルミキャストホイールと、トラベル量が 200mm に短縮されたリアサス
ペンションは、”S”モデルの低重心化に寄与しており、余裕のコーナリングを実現しています。
KTM 1290 SUPER ADVENTURE S のハイライトは、WP 製セミアクティブサスペンションです。このシステムに
は、「コンフォート」、「ストリート」、「スポーツ」、「オフロード」の各モードが設定されており、走行中でもフロントフ
ォークとショックアブソーバーのセッティングがハンドルバーのメニュースイッチで変更可能です。同時にリアサス
ペンションのスプリングはあらゆる荷重に対応できるよう、電子制御による 4 段階のプリロード設定が可能となっ
ています。こうした設定や装備は高速走行も十分に考慮されています。
KTM ラゲッジシステムは標準でマウントが装着されており、簡単にしっかりと固定されることで走行時の安定性
が向上します。
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2016 年 11 月 16 日
オプションの「トラベルパック」には「HHC(Hill Hold Control)」、「MSR(Motor Slip Regulation))および「クイック
シフター+」が含まれます。また、「KTM MY RIDE」は、携帯電話の着信機能やオーディオプレーヤー機能も備
えています。
エンジン:LC8 エンジン:4 ストローク 75°V 型 2 気筒
最高出力:118kW(160hp) @8,750rpm 140Nm 「Euro 4」適合
新設計インテークエクスパンションチャンバー
WP 製セミアクティブシャシー:48mmφ 倒立型フロントフォーク トラベル量 200mm 4 ダンピングモード、
電子制御スプリングプリロードシステム
Brembo 製 4 ポッドキャリパー+320mmφ フロントダブルディスク、267mmφ リアディスクブレーキ
モーターサイクルスタビリティコントロール(MSC):マルチモード、リーンアングルセンサー付きコンバインド ABS、
ライドモード設定(3 ストリートモード+1 オフロードモード+マルチモード)、リーンアングルセンサー付きモーターサ
イクルトラクションコントロール(MTC)、クルーズコントロール、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS: Tire
Pressure Monitoring System)
Pirelli 製 Scorpion Trail 2(120/70 ZR19 + 170/60 ZR17)
オートマチックリセット式 LED インジケーター(ATIR)
(新)LED ヘッドランプ+LED コーナリングライト
(新)多機能ダッシュボード:6.5 インチ TFT カラーディスプレイ(強化ガラス/コーティング)、
イルミネーション付メニュースイッチ
(新)防水仕様携帯電話コンパートメント(USB ポート付)
(新)フローティングラゲッジシステム、インテグレーテッドバッゲッジ&ケースキャリア
(新)KTM RACE ON トランスポンダーキーシステム
(オプション)KTM ”トラベルパック”:「HHC (Hill Hold Control)」、「MSR(Motor Slip Regulation)」、クイックシフタ
ー+
「KTM MY RIDE」(オプション):ハンズフリーキット、オーディオプレーヤー
KTM 1090 ADVENTURE
街乗りや休日のツーリング、ちょっとした遠出はモーターサイクリングの大きな楽しみです。コンパクトで軽量な
KTM 1090 ADVENTURE は、このような「冒険」にうってつけです。KTM 特製のスチール鋼管フレーム、高品質
の WP 製サスペンション、フロント 4 キャリパー+Brembo 製 320mmφ ツインデスクは、まさに KTM のトラベル
エンデューロマシンであり、それが本物であることに疑いの余地を与えません。つまり、このモデルは極めてシン
プルでピュアな ADVENTURE モデルであるということです。
グラファルコーティングが施された超軽量ピストン、ツインスパークイグニッション、DLC コーティングが施された
エンジンパーツ、洗練されたスリッパークラッチの操作性、これらはすべて KTM 1090 ADVENTURE の 1,050cc
エンジンが革新的な技術を満載した最新のモデルと同等であることを明確にしています。205kg の乾燥重量と
125hp の出力はいかなる状況でも目を見張るほどのパフォーマンスを発揮します。
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2016 年 11 月 16 日
他のモデルにも装備されているトラクションコントロールや ABS システム、KTM ライドモードシステムのような電
子制御技術は標準装備されています。2 台の LDC による現代的な VDO ダッシュボードとハンドルバーにマウン
トされたメニュースイッチにより、これらの電子制御のライディングアシスタンスシステムは簡単かつ直感的に操
作することができます。
もちろん、ハードウェアも同様に考慮されています。大型のサイドバッグとトップケースは外側から見えない標準
装備のマウント装置でしっかりと固定され、オプションの器具も必要ありません。人間工学的な見地でいえば、ハ
ンドルバー、フットペグ、ウインドシールドは複数の位置で固定できるようになっていて、さまざまなライダーの体
格に柔軟に調整できます。軽量な KTM 1090 ADVENTURE の安定感は、曲がりくねったオフロードにあっても、
まるで家の中にいかのるように平静です。フロント 185mm、リアの 190mm のサスペンショントラベルは、凹凸の
ある路面にも十分に対応できます。
スポーティなキャストアロイホイールを奢られた Metzeler Tourance Next は、フロント 110/80 R 19、リア 150/70
R 17 サイズで、最高のライディングプレジャーを提供します。しかし、こうしたすべての装備やパフォーマンスにも
かかわわらず、KTM 1090 ADVENTURE は非常にコストパフォーマンスの高いモデルといえます。
エンジン: LC8 エンジン:4 ストローク 75°V 型 2 気筒デュアルイグニッション、ケーヒンエンジンマネジメントシス
テム+電子制御フューエルインジェクション、スリッパークラッチ
最高出力:92kW(125hp) @8,500rpm 109Nm 70kW(95hp バージョン) / 35kW(48hp バージョン)
「Euro 4」適合
高強度クロームモリブデン鋼管フレーム
WP 製 43mmφ 倒立型フロントフォーク 185mm トラベル
WP 製ショックアブソーバー 190mm トラベル
Brembo 製 4 ポッドキャリパー+320mmφ フロントダブルディスク、267mmφ リアディスクブレーキ
アルミ製ハンドルバー
多機能ダッシュボード(2LCD ディスプレイ):アナログスタイルタコメーター、調整式シフトライト
KTM ラゲッジシステム専用インテグレーテッドバッゲッジ&ケースキャリア
キルスイッチ付 ABS システム
ライドモードテクノロジー(3 モード)、マルチモードトラクションコントロール(TC)
(オプション)”オフロードパック”:オフロード用スペシャル ABS モード、トラクションコントロール
チューブレストラベルエンデューロタイヤ Metzeler Tourance Next
アルミニウムキャストホイール フロント 19 インチ リア 17 インチ
調整式フットペグ、ハンドルバー、ウインドシールド
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2016 年 11 月 16 日
■MotoGP: KTM RC16
MotoGP。それはアスファルト上で繰り広げられるモーターサイクルスポーツの最高峰です。
ピュアなレーシングマシンによる、テクノロジーと進化の最前線。高額な賞金。とてつもないプレッシャー。
MotoGP はモーターサイクルのための世界最大のショーなのです。
これまでに参戦してきた世界選手権やメジャータイトルで、KTM は着実に勝利を収めてきました。
これは非常にシンプルな事実で、獲得した 260 のワールドタイトルがそれを証明しています。
レースへの挑戦、勝利の追求こそが私たち KTM と KTM モーターサイクルを進化させてきたと言えるでしょう。こ
うした取り組みが、これまでも、そしてこれからも KTM が KTM であり続けるためのキーワード「READY TO
RACE」なのです。KTM はグランプリレーシングの世界における新規参入者ではありません。
トップカテゴリーへの移行は、最も野心的な目標を明確に指し示すことになるでしょう。
2017 年シーズン、私たちは KTM RC16 でステップアップする決心をしたのです。
■さらなるマイルストーンへ
KTM は「READY TO RACE」のブランドです。
これは私たちが共有する基本的価値観です。
私たちは進化するためにレースに挑み続けるのです。
勝利への渇望が私たちを突き動かします。
いかにより速いモーターサイクルを作るか。日々こうしたチャレンジを繰り返し、
近年、KTM は欧州最大のモーターサイクルメーカーになりました。
もちろん、私たちはこれを誇りに思っていますが、今後もさらに前に突き進むの
です。私たちがフルレンジのスポーツバイクメーカーとして認められるためには、
世界最高峰のレースの上位で活躍していなければなりません。
MotoGP は多くのモータースポーツファンが注目しています。
KTM は、今まさにこの舞台に上がるべき時なのです。
私たちはみな、このことを単に歓迎しているばかりでなく、スポーツと技術面で
数多くのスタッフが参画する、過去最大のチャレンジになると認識しています。
皆さんとスターティンググリッドでお会いできる日を心待ちにしています。
KTM GROUP
最高経営責任者
ステファン・ピエラ
【本 件に関 する報 道関係 者のお 問い合 わせ先 】
KTMJAPAN株式会社
Marketing&PR尾股寛昭
〒135-0063 東京都江東区有明 3-5-7TOC 有明イーストタワー9F
TEL:03-3527-8885FAX:03-3527-8890
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以上