学級歌をつくったよ校報かわかみ NO.4 ５ 3 平成 2７年 10 月 3 0 日東温市立川上小学校ノーサイド教頭片岡章今、ラグビーが注目を集めています。日本チームは、ラグビーＷ杯で２度の優勝経験のある南アフリカ共和国に歴史的勝利を挙げ、一気に注目度が高まりました。勝利した日本チームに関心が集まっており、今後の活躍を期待し、応援を続けたいものです。その中で、わたしは対戦した南アフリカ共和国チームが気になりました。南アフリカ共和国は、アフリカ大陸の一番南に位置し、突端の喜望峰は有名です。金やダイヤモンドなどを多く産出し、アフリカ最大の経済大国でもあります。２０数年前までアパルトヘイト（人種隔離政策）を行っていた国でもありました。人と人を人種で区別する法律がアパルトヘイトです。国際的には、区別ではなく差別であると指摘されていました。当時の南アフリカ共和国は、他の国から何と言われようとも、アパルトヘイトを進めていました。１９９１年、長年の差別解消の国民運動の結果、アパルトヘイトは撤廃されました。撤廃後最初のラグビーＷ杯で南アフリカ共和国は、初優勝をしました。アパルトヘイト時代の南アフリカ共和国では、ラグビーは白人のスポーツとされており、チームに黒人はいませんでした。初優勝したチームには、たった一人ですが、黒人選手がいました。その後、南アフリカ共和国チームには、数名ずつ黒人選手がいるようになり、今年の２０１５年ラグビーＷ杯では、白人・黒人関係なく肩を抱き合って国歌を歌い、スクラムを組み、トライしたときは互いに抱き合って喜んでいる姿がありました。２０数年前までには予想すらできない光景でした。先日、人権・同和教育参観日が行われました。くすのき児童クラブの建設工事に伴って、駐車場が狭くなり、保護者の皆様にご迷惑をおかけしたことと思います。学年ごとに知恵を出し合って授業を組み立て、皆さんに参観していただきました。授業後の学級ＰＴＡでは、運動会のビデオを視聴したり、日頃のお子様の様子について話し合ったりしました。その中で、人権・同和教育の視点に迫るご意見が数多く聞かれました。それだけ、関心が高いことが伺えます。校報「かわかみ」５月号で「木は木に依って直く人は人に依って賢し」という言葉を紹介させていただきました。子どもたちは子どもたちの中で育つ面があります。それだけに、子どもたちの社会にも、人権・同和教育の考えが根底に流れている必要があります。ご家庭でも、お子様の健全育成に向けて、人権・同和教育の考えを説いていただけたらと思います。ラグビーの試合終了は、「ノーサイド」というそうです。戦い終えたら、両軍のサイドが無くなって同じ仲間だという精神からきています。子ども同士が、ぶつかり合うことがあるかもしれません。ご家庭でも、人権・同和教育の考えを説いていただいていると思います。人とぶつかり合わない方法だけでなく、もしぶつかり合った後に平和的に解決する方法や、解決した後にまた仲よくなる方法を説いていただけたらと思います。まさに、「ノーサイド」の精神だと思います。元気いっぱいの３年生。それぞれのクラスで学級歌をつくろうということになりました。一人一人が学級歌の歌詞に込めたい言葉を考え、学級会でその言葉を使った学級歌の歌詞をつくり上げました。各クラスから朝の会や帰りの会で元気いっぱいに歌う声が聞こえてきます。〈子どもたちの感想〉歌をつくっているときは、仲よくけんかなしで作れるようにがんばりました。みんなで歌ってみてリズムに合わないところを直し合って作りました。竹組や梅組にも知らせたいと思う気持ちが強くなりました。完成して、歌ってみると、みんながえ顔になって心がうれしくなりました。３松学級歌をつくると聞いてびっくりしました。でも、みんなで話し合って、「勇気 100％」のメロディーを選びました。３松みんなの勇気が 100％になる歌詞ができました。みんなで 1 回歌って直したり付け足したりしたら３松のいい学級歌ができました。３松クラスの歌を作って楽しかったです。考えるのはとてもむずかしかったです。出来上がって歌ってみたら、変なところがあって、みんなで直しました。そうしたら、ものすごくよくできてうれしかったです。自分たちで歌をつくったらとても楽しかったです。３竹歌をつくる前はぜんぜんだめだと思ったけど、みんなで直しながら歌ってみたらうまく歌えました。３竹の歌は「ＲＰＧ」の曲で、すごく楽しく元気な歌に完成しました。１ぱん・２はん・・・と６つのグループに分かれて協力してつくりました。３竹ぼくは最初「みんなでできるかな？」と思っていました。さいしょの話合いでは発表する人をよく見て話し合い、じゅんちょうに進みました。グループに分かれて歌詞をつくるとき、ちょっとまよいぎみの班もありました。時間のぎりぎりでできたはんがあって、ぼくは「よかったー。」と思いました。「３竹や３松に負けてないぞ。」と思いました。３梅わたしは学級会の時に司会をしました。むずかしいところもあったけど、友だちやふく司会の人と協力して成功したのでうれしかったです。学級歌をつくるときはグループの友だちがどんどんじょうずに言葉を出してくれて、楽しく学級歌をつくることができてよかったです。３梅学年集会で学級歌の紹介をしました３年松組主催の学年集会を開きました。自分たちでつくった学級歌を、自信をもって元気いっぱいに歌い合いました。クラスで協力してつくった自分たちだけの歌を大切に思う気持ちが、クラスの仲間とより仲良くしようと思う団結力につながったようです。歌詞についての思いを紹介したり、クイズやゲームをしたりして３年生みんなで盛り上がりました。秋晴れの空の下、９月２０日（日）に秋季運動会が行われました。「全力で悔いなく挑め川上っ子」をスローガンに、赤組「鳳凰」も白組「白銀龍」も力一杯、競技したり演技したりすることができました。勝負の結果は、赤組「鳳凰」６４２点、白組「白銀龍」７４６点で、みごと白組「白銀龍」が優勝しました。はじめての小学校のうんどうかいできんちょうしました。玉入れのそうれんしゅうは、かったけど、本ばんではまけました。でも、たのしかったです。ダンスは、まちがえずにおどれてよかったです。１年目ひょうは、笑顔体そうをじょうずにすることと「はっぴい夏まつり」を元気におどることでした。目ひょうはまもれました。自分の力が出し切れたのがよかったです。２年個人種目「ひっぱらナイト」では、１年生から３年生まで取れなかった、１位になることができたので、とてもうれしかったです。来年の運動会も最高なものにできるようにがんばります。４年「やる気まんまんらんらんらん」がおもしろかったです。始めはちょっときんちょうしたけど、本気で走って結かは１番でした。ねらっていたので、本当に１位になれたのでよかったです。３年６年白組団長ぼくは、応援のときに、みんなと息を合わせることができ、白銀龍が一つになれた気がしました。小学校最後の運動会は、最高の運動会になりました。やりたかった入場行進のプラカードの係に決まり、みんなに「足を高く上げること」を約束しました。本番でも、足を高く上げてがん張ることができました。５年６年赤組団長ぼくは、団長として声でみんなをまとめ、心を合わせることができました。だから、負けてしまったけれど、悔いのない運動会だったと思います。