動物の病気の予防・治療に尽力し 家族・地域社会に貢献していく Q1 Q3

連載 第19回
動物の病気の予防・治療に尽力し
家族・地域社会に貢献していく
2013年3月、大阪府高槻市にオープンされた、ひだまり動物病院。
院長の北村先生に開業の経緯と開業されてからの感想をお伺いしました。
ひだまり動物病院
院 長:北村 臣一 先生
開業年月:2013年3月
開業場所:大阪府高槻市
診療科目:動物病院
医院URL:http://hidamari-ac.com/
Q1 開業のきっかけは?
小動物の世界で獣医になるということは独立をする
ことが当たり前で、学生のころより周囲の知人たちと
開業について話をしていました。獣医師の資格をとり
小動物病院の勤務医という形で診療に携わってきまし
たが、分院長として病院での診療や後輩獣医師・スタッ
フの教育を経験する中で、理想とする獣医師像を追求
するのに、勤務医としてでは限界を感じていました。
それと同時に次の段階に進みたいという強い意志を持
つようになりました。そこで、自らが思う獣医療を実
現するために開業を決意しました。
Q2 医師になって本当にやりたいと思っていたことは?
「木を見て森を見ず」にならないよう、常にぶれる
ことなく丁寧な獣医療を実践した上で、各症例・家族
に合わせた医療を実践できるよう、しっかりとコミュ
ニケーションをとっていきたいと考えています。高度
な症例の場合には、高度医療を提供できる二次診療施
設との連携を図っていき、可能な限り対応したいと思っ
ています。
また、夜間帯の患者さんには、近隣の夜間の二次診
療施設との連携を図り、夜間の一次診療施設としての
環境を整備していくために、診療時間を23時までとし
ています。症状や時間帯を気にすることなく気軽にペッ
トを連れて行ける病院を築き、地域住民に安心を与え
る病院となることを目指しています。
Q3 日本光電のコンサルタントの価値は?
めに、一人で情報を集めて選定・決定することは時間
的にもなかなか難しいことでした。それらのことをトー
タルでサポートしていただきまして、非常に助かりま
した。開業後も来院患者分析などをしていただき、相
談にのってもらっています。
Q4 実際に開業をされた感想をお願いします。
開業をするまでは、白と黒を基調とするいわゆるカッ
コいい病院をイメージしていましたが、病院の構想か
ら内装・ロゴマークと病院全体のイメージを考えるに
あたり、木の椅子や柱を使った待合室・木の切り株を
使ったホームページなど、来院される患者さんが温か
みを感じ、安心してきてもらう病院にしていこうとい
う考えに変わりました。実際に開業して患者さんから
は非常に好評で、満足のいく病院になっています。
開業する前は分院長として病院を切り盛りしてきま
したが、経営者として最
終責任を負う今の立場と
勤務医では格段の違いが
あります。獣医師の役割
は、動物の病気の予防・
治療に尽力することであ
り、その医療行為を介し
て、家族・地域社会に貢
献していくことと考えて
いますので、これからも
よりよい病院づくりに努
めていきたいと思います。
待合室
学会の展示ブースで日本光電の開業支援を知り、コ
ンサルタントの知久さんをご紹介いただいて大変お世
話になりました。勤務しながら、融資交渉・内装工事
業者選定・医療機器選定・広告宣伝など開業準備のた
ホームページタイトル
ありが とうございました
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