JEAニュース#47

発行日 2015 年 4 月 No.47
J E A ニュース
Japan
Evangelical
Association
心を一つにして福音の信仰のために力を合わせて戦い(ピリピ 1:27)
日本福音同盟 (JEA) 創立総会 (1968 年 ) の出席者一同
戦後 70 年を迎える日本の福音派教会の原点
戦後 70 年を迎える今、福音派教会のあり方が
二つの面から問われている。ひとつは聖書観と福
音理解、もう一つは教会の主なるキリストの主権
性である。前者について言えば、霊感された聖書
目次
1
3.11 震災 支援と宣教 2
ムスリムの隣人を愛す 3
4
流れのほとりで
5
今この国で主の御心を
JEA アップデイト
6
7
8
1947 年、 日 本 基 督
る。後者に関しては、新しいナショナリズムと自
福音伝道のために話し
国中心の歴史修正主義の趨勢の中で、神を畏れキ
リストのことばにのみ立つ教会であることが問わ
れている。
1945 年 8 月 15 日、日本基督教団の幹部は焼
け残った神田錦町の教団事務所でポツダム宣言受
日には、<日本教学>の樹立と日本伝道に邁進す
12 人の教職が戦後の
合いを始めた。蔦田二
雄( イ ム マ ヌ エ ル )、
舟喜麟一(福音伝道教 山口陽一 JEA 神学委員
団)、常葉隆興・松尾 東京基督教大学教授
武(改革派)、松田政 大学院神学研究科委員長
一(同盟基督)、谷口茂寿(兄弟団、後に神の教
会連盟)、長谷川真太郎、P・フォックスウェル
ることを申し合わせている。神学はもはや神学と
(Bible Presbyterian Church)、熊野清樹(バプテ
本基督教団戦時布教指針」は大東亜戦争を<聖戦
送るが、1948 年 5 月 12 日に聖書信仰に立つ協
は言わず日本教学と呼ばれていた。1942 年の「日
>とし、「本教団ハ今次大戦勃発直前ニ成立シタ
健全な教会形成
いた。
教団を離脱した(する)
諾放送を聞き、承詔必謹の祈祷会を開いた。翌々
若者に届く説教
の主権は告白されずに
の規範性と基本教理に対する確信、加えてホーリ
スティックな宣教と教会の成熟が志向されてい
《巻頭言》
性は失われ、キリスト
ルモノニシテ正ニ天業ヲ翼賛シ国家非常時局ヲ克
スト)らである。改革派とバプテストは参加を見
力をめざして日本新教連盟が結成された。
1959 年、福音派の諸団体は宣教百年記念聖書
服センガ為ニ天父ノ召命ヲ蒙リタル」と言う。綱
信仰運動を行ない、「聖書は十全に霊感された無
達成ニ努ムベシ」、実践要目(八)に「日本教学
ることを信じる」と表明して協力関係を築いた。
領の三に「日本基督教ノ確立ヲ図リ本教団ノ使命
ノ研鑽ニ努メ日本基督教ノ樹立ニ邁進スルコト」
を挙げた。これは 1941 年の「日本基督教団教団
規則」第七条「生活綱領」に、「皇国ノ道ニ従ヒ
テ信仰ニ徹シ各其ノ分ヲ尽シテ皇運ヲ扶翼シ奉ル
ベシ」と定めたことの帰結であった。聖書の規範
謬なる神のことばで、信仰と生活の唯一の規範た
その中央実行委員会は、議長 W・マキルエン(改
革派)、副議長車田秋次(ホーリネス)、J・シュワー
ブ(TEAM)であった。ここでは特に「日本宣教
百年記念聖書信仰運動大会宣言」に注目したい。
(▶ P.8 に続く)
http://jeanet.org/
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JEA 援助協力委員会通信
3.11 震災から考える支援と宣教
東日本大震災4周年シンポジウム報告
東日本大震災から 4 年を迎える中、2015 年 2 月 21 日 ( 土 )、
東日本大震災4周年シンポジウム「3.11震災から考える支
援と宣教」(DRCnet 主催、JEA 援助協力委員会・宣教委員会、
JCE6 実行委員会後援 ) がお茶の水クリスチャンセンターで開
催された。発題者は佐々木真輝師 ( 北上聖書バプテスト教会牧
師、3.11 いわて教会ネットワーク事務局長 ) と米内宏明師 ( 国
分寺バプテスト教会牧師、NPO 法人 Sola 代表 ) のお二人。
3 つの境界線をこえて
佐々木師は震災後 4 年間の被災地での活動を振り返り、3 つ
の境界線をこえてきたと語った。第一は地理的な境界線。自分
たちの教会は弱く小さい。津波被害の大きかった岩手沿岸地域
は内陸地域から遠く、自分たちの守備範囲ではないという意識
があった。震災前に沿岸部にあった 8 つの教会とのつながり
もほとんど無かった。しかし震災直後、青森や北海道の牧師た
ちが岩手内陸の自分たちより先に沿岸部で救援活動を始めたの
を見、次々と入る支援の申し出を受ける中で、同じ岩手の自分
たちがやらないでどうすると思わされ、地理的境界線をこえて
定期的な支援活動を始めた。神様は小さく弱い者を用いてくだ
さるという経験をしている。
第二は支援活動と宣教の境
界線。被災して弱い立場になっ
た人々に支援と交換条件のよ
うに伝道すべきではない。支
援物資にトラクトをはさむよ
うなことはしないとを決めた。
しかし、すぐに教勢にプラス
にならない活動を長期的に続
佐々木真輝師
けることの困難さも経験した。
支援活動は牧師の外部奉仕ではなく、教会の働きでなければな
らない。教会は何のために存在するのかという宣教理解を問わ
れた。災害支援の現場で支援と宣教を分ける発想が破綻して
いった。私たちは支援と宣教を分けない。主イエスが人々と共
に歩まれたように、ただキリストの福音に生かされて被災した
人々と一緒に生きることを続けている。その中から信仰を求め
る人々が起こされている。
第三は支援をになう主体としての教会と災害支援団体の境界
線。被災直後は支援団体の働きに助けられ、学ぶことも多かっ
たが、活動を続けていく中で、本来は地域の教会ネットワーク
が支援の主体となっていくべきだと感じるようになった。急病
の時に医者という専門家による対応が必要なように災害直後に
は支援団体の助けが必要だが、ずっと被災者と共にそこにあり
続けるのは地域教会。だから最終的には地域教会に働きがも
どっていくことを見据えた働きをしていくことが重要。
岩手だけでなく日本各地に顧みられない小さな教会が多くあ
る。人口減少が進む日本で福音宣教はこれからどうなっていく
のか。被災地で問われていることは、これから日本全体で問わ
れていくことである。
福音理解と教会理解を問い直す
震災直後から被災地の子どもたちの学習支援を続けている米
内師は、そこで出会う人々の言葉から、自らのあり方を問い直
してきたという。第一の問い直しは、私たちの福音理解を問い
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JEA 総主事 品川謙一
DRCnet 実務委員
直すこと。瓦礫の片付け作業をしていた時、「線香の一本でも
あげていけ」言われた。被災地の一人一人の背後には家族や友
人の死があることを再認識すると同時に、キリスト者として
偶像礼拝を避けつつ、どう
そこに寄り添い誠実に向き
合っていけるのかを考えさ
せられた。
「おかめいなぐ
(お
かまいなく)」という言葉か
らは、助ける側と助けられ
る側の上下関係を勝手につ
くるなよ、という思いを感
じた。十字架は神の寄り添
米内宏明師
いだという表現を聞いたこと
がある。十字架の主イエスの姿から、上からでなく横に寄り添
う者として福音を伝えていくチャレンジを受けている。
第二の問い直しは、私たちの教会の理解を問い直すこと。被
災地の人たちから「教会をつくらないのか?」と問われて、こ
こにどんな教会が相応しいのかを考えさせられた。使徒の働き
15 章の教会会議では、宣教の現場で共に生きる人々と関わる
中で自らを変革し、当時の社会の階級制度を打ち破って一緒に
食卓につくことを目指した教会の姿があった。現代の教会は、
被災地の現場で共に生きる人々と一緒に食卓を囲めるだろう
か。共に食卓を囲むために自らを変える覚悟があるだろうか。
ホームレスへの給食の働きも「助ける」ではなく「共に食卓を
囲む」
ことを目的にしている。
日曜日の礼拝が教会というイメー
ジをリセットして、平日その場で一緒に過ごすことからどんな
「教会」が生まれてくるのかをよく考えたい。
神学校や教会学校での教育の重要性を感じる。既存の価値観
だけから学ぶのでなく、社会の中で値札の貼られていないもの
の価値を見いだし、現場から神学する若者たちを育てたい。パ
ウロのように「見えないもの」に目をとめ、社会の中で教会が
担うべき働きを発見していくことが求められている。
大震災からの 4 年間、災害支援の現場で人々と深く関わり
ながら神学してきたお二人の言葉にはリアリティーがあった。
それは単な
る現場主義
ということ
で は な く、
主イエスご
自身が被災
地の人々の
ただなかで
働き続けて
お ら れ る、
その姿から学び、キリスト者、教会のあり方をもう一度捉え直
していきたい、という真摯な願いからくるリアリティーである
と感じた。支援と宣教は別々のものではなく、イエス・キリス
トのご人格と働きにおいて統合されている。その主の愛のリア
リティーを生き続けるために、あえて既存の教会という土俵の
外で勝負するチャレンジを与えられた。このことは、来年の第
6 回日本伝道会議 (JCE6) のテーマ
「再生への Re-VISION ~福音・
世界・可能性」につながっていくものだと思わされた。
JEA 宣教委員会通信
JEA 宣教シンポジウム ・ 隣人シリーズⅠ
「ムスリムの隣人を愛する」
2015 年 2 月 7 日(土)、お茶の水クリスチャンセンター 8F チャ
ペルにて、JEA 宣教シンポジウム・隣人シリーズⅠ「ムスリムの隣
人を愛する」が開催されました。浜田文夫氏(NPO 法人 「 燈台 」 現
地代表)、青木勝氏(日本ローザンヌ委員会)、品川謙一氏(JEA 総
主事)の 3 名が主題講演を行い、続いてグループ・ディスカッショ
ンを行いましたので、以下報告いたします。
今回は、中東におけるイスラム過激派のニュースの影響もあって
か、牧師献身者のみならず、高校生や主婦などの一般信徒も含めて
多くの方々が参加されました。男性参加者 43 名、女性参加者 36 名、
合計 79 名の参加でしたが、率直に、イスラムについて何も知らな
いでいる現実に、やはり少しでも理解を深めたいという方から、イ
スラムの働きに興味をもち祈り支え続けて来た方々まで、さらには
実際に現場に関わっている方々など、幅広い参加者が集まり、次の
三方の主題講演がありました。
1.主題講演
最初に、浜田文夫氏が、「イスラム社会の土台にあるもの」と題
して、アフガニスタンを例に、民族、言語、宗教などの基本的な特
徴のみならず、歴史的にイスラムの流れを辿り、イスラムが、「神
の正義を実現する」社会運動であり、社会革命であることを指摘さ
れました。つまり、イスラムは、社会性、政治性を重視するのであり、
具体的な生活様式と強い結びつきがあり、単なる個人的、霊的な運
動ではない、ということです。そういう背景の中で、キリスト教信
仰に立つことの困難さを考えさせられました。私たちは、そこに住
む人々、あるいは住めなくなった人々を理解する必要があるのです。
また、イスラム社会で起こっていることが、すべてイスラム社会と
して起こっていることとは限らないという情報選別の目をもつ大切
さも指摘されました。また、アフガニスタンでの国際 NPO 法人 「
燈台 」 の働きを紹介し、リーシュマニア病という現地特有の病気に
ついて触れ、現場の医療的な必要性について、語ってくださいまし
た。
続いて、青木勝氏が「イスラム圏のビジネスネットワーク」と題
して、イスラム社会変革を支える次世代のリーダーシップの構想に
ついて発題をされました。幅広く、総論的に多くのトピックが取り
上げられましたが、一つは天災に対する復旧・復興の努力が、神か
らの罰ではなく、神から与えられた試練として共同体の課題として
受け止めていくイスラムのスタンスが、日本の震災復興の努力と対
比して語られました。また、イスラム金融(イスラムの教義思想に
沿った金融取引)とハラル認証(イスラム法に則って処理された食
品に対する認証)の近年の目覚ましい発展が紹介されました。こう
した情勢と多文化共生社会という現実認識のもと、次世代リーダー
たちがつながり合い、持続可能な開発と宣教を進め、キリストの愛
と希望が現されることを祈りたい、と呼びかけられました。
最後に、品川謙一氏は「日本の教会とムスリムの隣人」と題して、
日本におけるイスラムの歴史と現状、課題について解説してくださ
いました。現在日本政府の統計によれば日本国内のムスリム人口は
約 7 万人、日本人ムスリムは 8 千から 1 万人と推定、イスラミック・
センター・ジャパンの統計によれば、さらに多い、外国人ムスリム
30 万人、日本人ムスリム 10 万人とされています。また、日本で最
初にモスクが建てられたのは、1931 年、名古屋であるそうですが、
実際に日本人ムスリムの歴史は古く、1890 年の山田寅次郎という
新聞記者の入信にさかのぼるとされます。1952 年に日本ムスリム
協会設立。1970 年代にコーランが翻訳され、イスラミック・セン
ター・ジャパンが設立され、日本における布教活動が盛んになった
JEA 宣教委員 福井誠
日本バプテスト教会連合
玉川キリスト教会
歴史が語られました。
また、2011 年 9 月 26 ~ 30 日、韓国ソウル市郊外で開催された
AEA「他宗教の隣人」に関する宣教会議の参加報告に基づき、韓国
では、イスラム化の動きに対する情報と対策をマニュアル化してい
ること、また約 100 年にわたるイスラム宣教の実績をもつドイツの
カルメル・ミッションの働きなどが紹介されました。
2.グループ・ディスカッション
簡単な質疑応答の後、続いて 10 のグループに分かれて、発題に
基づいてディスカッションが行われ、様々なフロアーの感想、疑問
が分かち合われました。以下、そのいくつかを箇条書きで掲載しま
す。
・イスラムのことを何も知らないことがわかった。今後も理解を深
めていきたい。
・インサイダームーブメントやビヨンドクリスチャニティについて、
初めて知った。
・30 days of prayer などの冊子を使って祈ったり、今回紹介され
た本を読んで学んだりしたい。
・イスラム社会のつながりの強さに若者が惹きつけられていくこと
が良く分かった。
・虚しい律法主義の生き方だと、心の救いがないのではないか、と
感じた。
・唯一神という信
仰は同じで、隣
人を愛すること
も分かるが、過
激な人達の行動
を ど う 理 解 し、
接すればよいの
か分からない。
・コーランは何を
教えているのか
中身を知る必要
がある。
・過激な思想の根底には貧困、不満があるのではないか?そのあた
りを学びたい。
・日本とイスラム圏は文化が違うので男女関係の注意が必要。
・イスラム教に改宗する人々が増えていることを聞き驚いた。
・相手の信仰を尊重するということは、自分が試されることでもあ
る。
・キリスト教のしてきたことへの歴史的な反省も必要と思わされた。
・宗教、政治、国家共同体のことを考えさせられた。教会がその在
り方を考え直す時である。
・イスラムと違って、キリスト教会は地域文化に入っていない現実
があるのではないか、と考えさせられた。
・前からこのミニストリーをしているので、多くの人がこの集いに
来てくれてうれしい。
・母国に戻っていくイスラムの人々にケアが必要と思わされた。
イスラムについては、教理体系、実践、ユダヤ教やキリスト教と
の関係、インサイダームーブメントや、既にマニュアル化された宣
教方法など、多くの学ぶべき課題があり、全体として、イスラムに
ついて理解を深めるための導入的なシンポジウムになったと思われ
ます。今後の継続が期待されます。
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JEA 青年委員会通信
若者に届くように聖書を説くこと
N S D セミナー報告
JEA 青年委員 早坂恭
日本福音自由教会協議会
東村山福音自由教会
開催日時:2015 年 2 月 9 日(月)17:00 ~ 19:00
勢い、感性に頼るだけでは行き詰ってしまう」との言葉にはっとさ
2012 年 9 月に開催された第一回日本青年伝道会議(略称:NSD)
働きに向いているのではなく、また年配の方だから若い人に関われ
会場:OCC ビル 8F チャペル
の後、そこで与えられたビジョンや
せられた人も多いのではないでしょうか。若い人が必ずしも青年の
ないのではないのです。先生は、その中で気づかされた真理として
ネットワークを生かしつつ、「青年たち
「聖書と教理の地道な学び」や「人間を知ること」を挙げておられま
がら NSD セミナーを継続的に開催して
みことばによって養われ、みことばによって生きる。そこにリアリ
をキリストへ!」との思いを共有しな
まいりました。今回のテーマは「若者
に届くように聖書を説くこと」。若者
に聖書をそのまま語ってもなかなか届
かないのでは?若者に語るにはおもし
ろおかしく話す技術が必要なのでは?
若い感性がないとダメなのでは?そん
な悩みを抱える牧師、教師は少なくありません。その結果、聖書を
十分に語れていないという悩みを抱えるスタッフもいらっしゃるの
ではないでしょうか。そのような悩みと葛藤を分かち合い、若者に
聖書を語るためにどのような準備や姿勢が必要なのかを一緒に考え
る機会として、今回のセミナーを企画致しました。 講師には、徳
丸町キリスト教会(日本同盟基督教団)牧師の朝岡勝師をお招きし
ました。非常にわかりやすく若者のハートに届く聖書の説き明かし
をされている先生です。さらに、パネラーとして川口竜太郎師(hi-b.
a. スタッフ)、馬場真貴子師(インマヌエル中目黒キリスト教会副牧
師)、そして私、早坂の3人の青年委員が参加させていただきました。
KGK 主事の大嶋重徳主事の司会進行のもと、とても良い雰囲気で講
演がなされました。当初は70名前後の出席者数を予想しておりま
したが、フタを開けてみるとなんと130名もの方が参加され、チャ
ペルがいっぱいになるほどでした。多くの方がこのテーマに大きな
関心をもっていることを改めて意識させられました。中には現役高
校生の姿もあり、様々な世代の人が関心を抱いて参加してくださっ
たことに感謝しています。
朝岡師の講演は、まず自身の振り返りから始まりました。「若さと
した。勢いや感性ではなく、その人自身がみことばと真剣に向き合い、
ティのある言葉が生まれて来ること。また、若い人に届きたいなら
ば、彼らとの信頼関係を築くこと、彼らに関心をもって「彼らの存
在を神様の賜物として受け取る」ことです。聖書の説き明かしとい
う点では、聖書を正しく釈義することの大切さ、みことばを恐れつ
つ受け取り、恐れつつ語るこ
と、聖書全体を意識して語る
ことなどを提示してください
ました。そういう中で何度も
強調されていた点は、最終的
には神様のみわざであること
を覚え、そして「若者を愛す
ること」であるとまとめてく
ださいました。自分という人格に関心をもってくれない方の言葉に
は、あまり説得力がないように思います。しかし逆に、自分をとこ
とん愛してくれる方の言葉ならば、私たち誰もが耳を傾けたいと思
えるのではないでしょうか。この方の言葉なら信じられる。この方
が信じているイエス様ならば素晴らしいお方に違いない。若者たち
が先輩の信仰者たちを見て、そう思えるような関わりを築いていき
たいものです。パネラーの皆さんもそれぞれに実体験を通して気づ
かされたこと、取り組んでいることを個性豊かに証ししてください
ました。聖書のみことばを私たち自身が本気で信じ、そのみことば
に喜びをもって生き抜く姿があり、そこに若者達が心動かされ、み
ことばの真実を見るならば、青年宣教の希望を見出すことができる。
そのような豊かな励ましをいただくセミナーとなりました。
* * * サンデーランチ * * *
★ブルーベリーパウンドケーキ ( アイシングかけ)
・ちょっとおしゃれで、見た目にも素敵なブルベリーケーキで
す。カットすると、中のブルベリーがアクセントです。ティー
タイムに、皆様をウエルカムする心をケーキにのせて。。。
【材料】
パウンドケーキ型
溶かしバター 1/3 カップ、砂糖 3/4 カップ、レモン果汁 大 3、
卵 2 個、小麦粉 1 + 1/ 2 カップ、ベーキングパウダー 小 1、
塩 小 1 弱、牛乳 1/ 2 カップ、レモン皮 大 2、ブルーベリー 1 カッ
プ ( 冷凍又は生 )、* 砕いたクルミ 1/ 2 カップ ( お好みで )
<< アイシング >>
レモン果汁 大 2、溶かしバター 大 1、粉砂糖 1 カップ (1/ 2 ~
1 カップ )
【作り方】
① 大きめのボールに、溶かしバター、砂糖、レモン果汁、卵を
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JEA 女性委員 三橋香代子
日本福音自由教会協議会 越谷福音自由教会
入れよく混ぜる。
② あらかじめ袋に小麦粉、ベーキングパウダー、塩を入れ混ぜ
ておいたものを①のボールに牛乳と交互に少しづつ加えて混
ぜる。
③ レモンの皮、ブルーベリー、クルミ ( お好みで ) を木べらで折
るように混ぜる。この時、混ぜ過ぎるとブルーベリーが潰れ
るので注意。
④ バターを塗ったパウン
ドケーキ型に生地を入
れ、180°に余熱さ
れたオーブンで60~
70分、又は表面がき
つね色になるまで焼
く。楊枝等でケーキを
刺し、生地がついてこ
なければ完成。
JEA 女性委員会通信
No.18
流れのほとりで
JEA 女性委員会担当理事 金本悟
神の教会連盟 練馬神の教会
最近、月日の経つのが早いことと世界中に多くの苦難がある
に助けられながら、自分の「心を育む」ことを学びました。
づいていることと、この地上では多くの祈るべきことがあると
が今の時代にとても大切だと気づかされました。そして、今
そのとき、その方々と共々に「子どもの心」を「育む」こと
ことを覚えています。そして、再臨の主とお会いできる日が近
知ります。生かされている以上、イエス様の良き弟子として、
少しでもイエス様の似姿に近づき、神の国が実現していくた
あれ、セーヌ川の流れのほと
父を昨年天に送りました。母は老人ケアセンターで生活し
りであれ、私たちが流す涙の
ています。二人の娘はそれぞれに家庭を作り、子育てをして
川のほとりであれ、神様の前
います。その姿をみるときに、自分たちの子育てを振り返り
に「イエス様 !」と真剣に祈
ます。子どもたちの子育てを見守り、また、教会附属の保育
園に来ている園児や保護者を見守ると、イエス様がどのよう
な思いで私たち一人ひとりを見ているのだろうかと思います。
ふと気付くと祈っていることがあります。
世の中では「力」とは、「体力」であり「知力」であり「経
済力」であることが多いようです。それぞれに大切な力です。
しかし、それ以上に大切な「共に生きる力」をイエス様は私
るとき、神様は私たちに「経
験」を与えてくれます。この
「経験」をとおして、「共に生
きる」ことのできる共同体を
神様は与えてくださるので
す。
そして、神の国が広がって
たちに与えてくださり、その力を育てるために「信仰・希望・
いくのです。そこには、豊か
愛」を与えてくださったと信じています。
な聖霊の流れがあり、私たちの心を、主イエス・キリストの
私は、八年前に保育園の園長としてとても悲しい悔しい思
され、人に助けてもらうために六年前に学びを始めました。
そして、気づいてみると、教会や保育園や大学や病院の方々
りました。
バビロンの流れのほとりで
めに生かしてくださいと祈ります。
いをしたことがあります。自分の足りなさや罪深さに気づか
年から「子どもの心を育むネットワーク・練馬」がたちあが
心に近づけてくださるのです。
私たちは、そのような大きな流れのほとり ( 詩編 1:1~3) に
植えられていることを、神様に感謝しています。
いのちのパン
女性委員 阿部 惠子
エバンジェリカル コ
・ングリゲーショナル チ
・ ャーチ
相模原グレース チ
・ ャペル
「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそ
れを見いだそう。」
伝道者の書 十一章一節
新年早々、大変うれしいことがありました。九十五才の夫の父が
遂に洗礼を受けたのです。先に救われた家族は長年祈り、福音を伝
えてきましたが受け入れられずにきました。昨年十一月に入院した
父は、夫と語り合う中で信仰決心と受洗の決心に導かれ、十二月に
退院して母の属している八木山聖書バプテスト教会で受洗の恵みに預
かりました。
夫は大学生の時にクリスチャンになりました。その時父方の伯母か
ら祖母がクリスチャンだったこと、伯母や父たちが日曜学校に通って
いたことを聞かされました。祖母は福島県から行儀見習いのため東
京のある家で働き、クリスチャンホームだったのか出入りしているアメ
リカ人の宣教師に導かれてクリスチャンになりました。宣教師は祖母
にアメリカで教育を受けるように勧めましたが、驚いた両親によって
呼び戻されやがて結婚しました。婚家はお寺の檀家総代で教会に通
うことはできず、九人の子供たちだけ日曜学校に送ったそうです。
病室で夫と語り合った父は、母親に行くように言われて教会に通っ
た記憶が呼び覚まされ素直に信仰決心に導かれました。明治時代に
クリスチャンになった祖母、祖母を信仰に導いたクリスチャンたちや
宣教師たち、誰がどのように何をなしたか知る由もありません。し
かし彼らの祈りと働きは主に覚えられ、後の時代に生きる子孫に救
いの実を結ばせてくださいました。主の壮大なご計画の中に生かされ
ていることを覚え、希望をもって共にあかしの人生を歩んでまいりま
しょう。
J
E
A
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JEA 神学委員会通信
牧
師
の
本
棚
9マークス(指標)に基づく
健全な教会形成
マーク・デーバー(ワシントン D.C. キャピトルヒル・バプテス
JEA 神学委員 ドン ・ シェーファー
日本アライアンス ・ ミッション
『教会の長老:イエスのように神の民を牧会する方法』
ト教会主任牧師、「9 マークス・ミニストリーズ」代表 - 9Marks.
ジェレミー・リネー(2014)
org 参照 - )とジョナサン・リーマン(「9マークス」編集長)
リネーは本書で長老に対して簡潔で聖書的な職務内容を示し、
は優れた実践書シリーズを編集している。対象は健全な教会形成
また、どのような人がその職務に就くのにふさわしい人物かを示
を願う人々であり、各シリーズとも比較的短く(120 ページ未満)、
している。さらに、長老とは何か、長老は何をするのかについて
読みやすい。デーバー氏はこれを健全な教会の 9 つの特徴 ( 指標)
触れている。
と呼んでいる。現在、クロスウエイ (Crossway) が出版している書
籍は次の通りである。
『講解説教:今日 ( こんにち )、神の言葉をどのように語るか』
デビッド・ヘルム(2014)
さらに、聖書神学、回心、および弟子訓練を扱った書籍が出版
予定である。それぞれにはよくまとめられた索引がついており、
大いに助けになる。
指導者の養成を願っている牧師にとって、極めて実践的なこれ
説教に関する優れた入門書。初心者・ベテランの別なくすべて
らの書籍は理想的な書籍と言える。この一式は、教会員がより強
の説教者必読の書物である。
い愛を教会に対してもつ助けとなることだろう。
『確かな教義:神の愛と聖のなかで教会はどのように成長するか』
ボビー・ジェイミーソン(2013)
「世界の国々に神の栄光を現すために教会は存在する。それは、
イエス・キリストの福音に目を据え、イエス・キリストを救い主
として信頼し、そして、神ご自身の聖さと一致と愛をもって互い
確かな教義(根拠のあるしっかりした教義)が、教会内部で聖
に愛し合うことによって実践される」と、このシリーズの編者は
さや愛、一致をどのように養い育てるかをよく示している。
指摘している。
『福音書:教会はキリストの素晴らしさをどのように描いているか』
レイ・オートランド(2014)
すべてのクリスチャンの必読書。福音的教理が教会の中で福音
的文化をどのよう養い育てなければならないかをオートランドは
示している。福音こそ教会を定義する中核でなければならない。
『福音伝道:教会全体でイエスについてどのように語るか』
マーク・スタイルズ(2014)
福音伝道がいかにして教会文化の中の重要な部分になるかを示
している。この書物は「熟読し、じっくり考え、実行するにふさ
わしい」書物と D.A.・カーソンは語っている。
『教会員であること:この世はイエスの証人をいかにして知るか』
ジョナサン・リーマン(2012)
教会員とは何かの意味を示した良書。
『教会での戒規:教会はどのようにしてイエスの御名を守るか』
ジョナサン・リーマン(2012)
聖書的実践的側面の両面において、一般的な状況を教会がどの
ように扱うべきかの現実的な事例を数多く収めている。補遺には、
戒規を行う際に牧師がしばしば犯す間違いが記載されている。
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JEA 社会委員会通信
今、この国で聖書と神の御心に従って生きる
第 26 回信教の自由セミナー in 名古屋 報告
JEA 社会委員 柴田智悦
日本同盟基督教団 横浜上野町教会
JEA 社会委員会は、国家の「見張り人」( エゼキエル 3:17)
私たちキリスト者は、解釈によっていかようにでも変更されて
ました。歴史を学び、現状を知り、教会の社会的責任を果たす
神のみ言葉に従ってその立場を堅持すべきです。
の働きの一つとして毎年「信教の自由セミナー」を開催して来
べく警鐘を鳴らしてきましたが、参加者の固定化や高齢化とい
う閉塞状態にあったことは否めません。そこで、新たな活動の
広がりを期待して、2014 年は在日大韓基督教会名古屋教会を
会場に「第 26 回 JEA 信教の自由セミナー」を開催しました。
初めて開催地を東京から名古屋へと移したものの、いざ蓋を開
しまう憲法によって立つのではなく、真の憲法、超憲法である
まず、
日本の社会構造を見る時、
既にその支配は、
情報・メディ
ア統制によって危険な状態にまで進んでいると指摘されまし
た。近・現代史を教えない学校教育によって、日本人は世界か
ら乖離しています。思考停止させるカーナビ型教育から、自ら
考 え、 責 任
をもって意
けてみると参加者は 30 名にすぎませんでしたが、国家が急速
思決定でき
に右傾化に向かっている今、この国に立てられている教会が聞
る地図型教
くべき大切な講演でした。この働きを JEA に属する全ての教
育に変えな
会に浸透させていくために、多くの課題を与えられましたが、
け れ ば、 教
まずはその講演内容を報告させていただきます。
会 も、 伊 勢
講演に先立って星出卓也委員から「憲法が変わると、何が変
神宮参拝旅
わるの?その時、教会は・・・」と題する報告をしていただき
ました。現政権は、衆議院において三分の二議席、参議院でも
行を拒否し
過半数の議席を確保していますから、憲法改正発議ということ
た美濃ミッションの児童を日本社会とともに迫害した愚を、再
草案によれば、それは「一言で言えば『個人のための国家』か
見ますと、体制に迎合したところで教勢が増大したり、福音宣
が現実の問題となりつつあります。自民党が提出している改憲
ら『国家のための個人』へと変わるということ、『国民一人一
人の人権を守るために国が存在する』という国の在り方から、
『国家体制を守るために国民が存在する』という国に変わるこ
と、個人の人権よりも、国家、全体を優先する国に変わること」
なのです。つまり、敗戦以前の「天皇を神とする国家体制」に
戻ることに他なりません。その秩序を維持するために基本的人
権を制限し、国民儀礼を復活させて信教の自由を制限し、政教
分離原則をなし崩しにするでしょう。
また、侵略戦争の反省に立って作られた日本国憲法の最大の
特徴ともいえる憲法九条の「戦争の放棄」を「安全保障」に変
えます。そもそも憲法制定当初、九条は自衛権、正当防衛権す
ら放棄したと理解されていました。ところが、米ソ冷戦の激化
を機に自衛権行使が認められ、それでも政府見解によって集団
的自衛権は「憲法上許されない」とされてきましたが、現政権
は閣議決定によって、いともあっさりと集団的自衛権行使を容
認してしまったのです。さらに、皇国史観を植え付ける教育改
革によって、戦争遂行のための精神的、内面的教化が行われよ
うとしています。しかし、人間は「神のかたち」に創造された
がゆえに尊厳をもつのであり、国家の権威を立てられたのも神
び繰り返すことになるでしょう。次に、キリスト教界の動向を
教が拡大したりしたことはなかったのです。日本基督教団とし
て統合して政府に優遇されたわけではなく、却って弾圧は続き
信仰の妥協に至ったのです。ですから、「真理の証し人である
クリスチャンは、この世にあって明確に違いを示し、福音の素
晴らしさを証明することが大切」です。そして、協力・統合を
呼びかけて来る運動にも警戒すべきだと指摘されました。さら
に石黒師は、迫害・弾圧を受けた方々が被った、私たちの想像
を絶するほどの心の傷を紹介され、私たちが日本のキリスト教
会の過去の妥協・迎合の失敗を学び、今後に活かして行くため、
正しい歴史の事実を継承していかなければならないと、語られ
ました。最後に、私たちが社会に具体的に関わる方法として、
地域の図書館に重要な歴史資料・信仰の証しなどの良書を所蔵
させる運動や、教会が親と連携して聖書教育や指導をし、良い
信仰の立場と証しを次世代に継承していく必要性を訴えられま
した。
なお、2015 年度の信教の自由セミナーは、JEA 青年委員会
との共催で戦後 70 年をおぼえての集会を計画していますので
ご期待ください。
の御心であるということを知っている教会こそ、国家の本来あ
るべき姿を証しすべき存在だと、星出師は力強く語ってくださ
いました。
戦後
イサク師は「この国に遣わされた証し人として、“聖書と主の
日時:2015 年 9 月 19 日 ( 土 )
場所:お茶の水クリスチャンセンター
共催:JEA 青年委員会、JEA 社会委員会
メインの講師としてお迎えした、美濃ミッション代表の石黒
御心に従って生きる” とは」と題して、1930 年代の「美濃ミッ
ション事件」と、その後のキリスト教界、日本社会の動向を検
70 年青年集会(仮称)
証し、
現在の行動と将来の準備について語ってくださいました。
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(▶ P.1 より続き)
< 以下引用 >
聖書、即ち万物の創造者であり、又人類歴史の支配者である
神の誤りなき御言葉によって、我らは茲に日本の国に於ける福
音宣教百年記念に当って、次の宣言をなし、来るべき宣教第二
世紀の為に立てる、我らキリスト者の証しの言葉とする。
一、我らは過去百年間、キリスト者として、個人生活的にも、
亦国民生活的にも、一切の偶像崇拝を廃棄すべき聖書の命令に
国家の特別待遇を受くべきでなく、又かかるものとして国民一
般に強制されてはならないことを、重要なる点として強調する。
以上の三点を貫いて、国家と教会との正しいあり方のために、
我らは一つの聖書信仰によって、協力して信仰のよき戦いを戦
うことを誓う。< 引用終わり >
宣教百年記念聖書信仰運動は継続され、翌 1960 年には日本
応えることに於いて、欠けたところの多かったことを神の前に
プロテスタント聖書信仰同盟(JPC)が成立した。特別委員会
二、我らは聖書によって、国家と教会が、共に神の主権の下
からは 1969 年に新改訳聖書が生み出され、後者は 1967 年以
反省し、痛切なる悔改めを告白する。
に立つ、二種の相異なる正当な秩序であることを認め、政教分
離の原則に基づき、信教自由の基本的人権を保護する現行憲法
として聖書翻訳委員会と伊勢神宮対策委員会が設けられ、前者
降の靖国神社国家護持反対運動につながる。
戦後日本の「福音派」が何であるかを歴史的に考えると、戦
を、その点に関して聖書的と認めて支持する。
争の経験と悔改めという原点を確かめることになる。福音派教
信仰の自由が甚だしく圧迫された過去にかんがみ、今後国家行
会であるという遺産を継承し、キリストの主権の下に超教派的
三、我らは我が国に於いて、右の政教分離の原則が無視され、
事の中に、宗教的要素の混入することのないように監視し、か
かる過誤の排除に積極的に努力する。殊に伊勢神宮は宗教であ
るが故に皇室との密接なる関係、或いは国民の精神的中心、或
いは先祖崇拝の美風、等の如何なる理由又は名目によっても、
会は、日本基督教団の合同から改革派もきよめ派もひとつの教
協力を進め、さらに、キリストのことばにのみ従う教会であろ
うとした。その理念は、1968 年に日本福音同盟(JEA)に結実
したのである。
JEA アップデイト
第 6 回日本伝道会議 (JCE6) ロゴマーク
世界福音同盟 (WEA) の新総主事として
任職されたエフライム ・ テンデロ師
■ JCE6 に向けて力を合わせて準備していきましょう!
来年 9 月 27 日 ( 火 ) ~ 30 日 ( 金 )、神戸で開催される第 6 回日本伝道会議 (JCE6) まで、
いよいよ一年半を切りました。今回の伝道会議は「再生への Re-VISION ~福音・世界・可
能性」をテーマに、打ち上げ花火的な一回限りの集まりではなく、会議前の準備期間から
JCE7(2023 年 ) に向けた宣教ビジョン共有を意識し、会議後に具体的なプロジェクトやネッ
トワークを通して日本宣教を前進させていく触媒となることを目指します。そのための中心
プログラムとなる JCE6 プロジェクトの立ち上げ会議が 1 月、2 月、4 月に開かれ、6 月の
JEA 総会までに全プロジェクトが出揃う予定です。
開催地神戸では、JEA 各専門委員会に対応するアナロギア委員会が立ち上げられ、3 月~
5 月はアナロギア神学委員会主催の KOBE クリスチャンセミナーが、ユース、ミドル、シニ
アの 3 世代向けに展開されています。5 月下旬には援助協力委員会による災害対応セミナー、
9 月~ 11 月には、青年委員会によるユースリーダーズセミナーや青年の集い、女性委員会
による女性大会、宣教委員会による「命と性」に関するパネルディスカッションなどが企画
されています。
■ WEA( 世界福音同盟 ) 新総主事にエフライム・テンデロ師就任
2015 年 3 月から、新しい WEA 総主事としてフィリピンのエフライム・テンデロ師
が就任 ( 任期 5 年 ) されました。テンデロ師はフィリピン福音同盟 (PCEC) ディレクター
として長年奉仕されてきた実績をもち、アジア福音同盟 (AEA)、ローザンヌ世界宣教会
議でも要職を担ってこられた器です。韓国異端問題に関わる昨年の WEA 総会延期を受
け、JEA は WEA 正常化のために AEA と連携してテンデロ師を総主事に推薦しましたの
で、今回の人事を歓迎し、テンデロ師をサポートしていきたいと願っています。WEA
の働きとテンデロ師のためにお祈りください。
(http://www.worldea.org/)
JEA 総務局から
◆いつも JEA の働きのためにお祈りとご協力をありがとうござ
います。2015 年度・第 30 回 JEA 総会は 2015 年 6 月 1 日 ( 月 )
~ 3 日 ( 水 )、静岡県掛川市のヤマハリゾート・つま恋で開
催されます。戦後 70 年の節目に戦後福音派結集の原点を再
心を一つにして福音の信仰のために力を合わせて戦い(ピリピ 1:27)
確認し、2016 年 9 月神戸開催の第 6 回日本伝道会議 (JCE6)
に向けて、宣教協力の輪を拡げていきたいと思います。
JEA ニュース 47 号
発行 ・ 日本福音同盟 (JEA)
◆第 6 回日本伝道会議のホームページが立ち上げられています。 発行者 ・ 中台孝雄
編集者 ・ 品川謙一
(http://jcenet.org)準備のためにお祈りください。これから 7
〒 101-0062 東京都千代田区神田駿河台 2-1OCC 内
TEL : 03-3295-1765
FAX : 03-3295-1933
年の日本宣教の方向を定める会議です。今から参加できるよ
[email protected]
web : http://jeanet.org/
email
:
う日程の確保をお願いします。
日本福音同盟
Page 8
http://jeanet.org/