芸術(音楽Ⅲ)学習指導案

芸術(音楽Ⅲ)学習指導案
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教科・科目名
芸術(音楽Ⅲ)
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題
「携帯電話の着信メロディをつくってみよう」
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題材の目標
材
(1)いろいろな楽器の組み合わせや多様な演奏機器による創作活動を通して,音楽の創作活動
に興味・関心をもたせる。
(関心・意欲・態度)
(2)MIDI を使用し,楽曲にあわせ,様々な音色を用いることにより,表現の工夫をさせる。
(芸術的な感受や表現の工夫)
(3)様々な音楽再生機器を用いることにより,音楽を表現することができる。(創造的な表現
の技能)
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指導計画
(全5時間
時間
本時 4/5)
ねらい・学習活動(☆は IT を活用する場面)
指導上の留意点
☆楽譜作成ソフトを用いて入力し,四部合唱に ・MIDI ファイルをつくる過程を通し
よる校歌の MIDI ファイルをつくる。
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・楽典等の復習もあわせて行う。
て,楽譜作成ソフトの扱い方を覚え
させる。
・簡単な内容の楽典を復習させる。
※楽譜作成ソフトの使用法を理解し,
音楽作成への興味・関心をもったか。
☆前時に引き続き校歌の MIDI ファイルを作成 ・楽譜作成ソフトの使用法を理解しな
する。各旋律の音色を変更し工夫する。
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がら,音色を変更することにより個性
☆作成した MIDI ファイルを携帯電話の着信メ 的な演奏を工夫させる。
ロディ用のファイルへ変換し,送信する。
※音色を工夫した MIDI ファイルを作
成することができたか。
○与えられた和音をもとに,旋律をつくる。ま ・生徒によってはパソコンのほうが,
た,和音を分散和音などに変更し表現の工夫 速やかに創作できる場合があるので,
をする。
その場合は楽譜作成ソフトを最初か
ら使用させる。
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※和音をもとに,旋律をつくることが
でき,伴奏も工夫することができた
か。
☆前時に創作した曲を楽譜作成ソフトに入力 ・楽譜作成ソフトで音を確認させ,よ
し,MIDI ファイルをつくる。その際,音を りよい旋律や効果的な伴奏法・音色を
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確認しながら,旋律・伴奏形・音色等を吟味 模索させる。
していく。
※様々な工夫を凝らし,個性豊かな曲
をつくることができたか。
☆出来上がった作品(MIDI ファイル)をお互 ・作品をつくった際の気持ちや,他の
いに発表しあい,感想を述べ合う。また, 生徒の作品を鑑賞した感想を発表さ
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MIDI ファイルを携帯電話の着信メロディ用 せる。
のファイルへ変換し,送信する。
※個性を生かした創作活動ができた
か振り返らせ,音楽づくりに興味を持
つことができたか。
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本時の実際(4/5)
段
時
階
間
学
習
活
動
導
・本時の目標を知る。
入
創作した曲をもとに MIDI フ
5
指導上の留意点
(●は評価を表す)
備
考
・パソコンの使用法など再度確
認しておく。
ァイルをつくろう
・楽譜作成ソフトを用い,創作し ・いろいろな音符の入力法につ ワークシート
た曲を入力していく。
いて改めて確認していく。
パソコン
展
・逐次ソフトを用いて音確認を
していき,変更も加えながら
練り上げていく。
●個性的な表現を生かした創
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作となっているか。
開
・楽譜作成ソフトを用い,各パー ・様々な楽器の音色に変更する
トにふさわしい音色を探す。
ことが可能なのでじっくりと
考えさせる。
●楽曲の特徴にあった音色の
構成となっているか。
まとめ
6
・本時の活動を振り返り,次回の ・次時の予告をする。
5
予告を聞く。
IT活用の効果
(1)身近な音楽再生機器としての携帯電話の着信メロディを作成することにより,創作活動を
より身近な活動としてとらえさせることができる。
(2)楽器が不得手な生徒でも,簡単に曲の確認をすることができ,様々な音色を試すことがで
きるため,より個性的な表現を生かした創作をめざすことができる。