小手丸ちゃん5250エミュレータ MOTOROLA社版

MC2100/MC3100
/MC55/ES400版
(2013年03月01日更新)
~直接接続方式とゲートウェイを介
した接続方式の両方式に対応~
(C)2013 Copyright Future Information Systems Corp. All Rights Reserved.
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ハンディターミナル用5250エミュレータを
使えば、IBM System-iとの連携運用が簡
単に実現可能となります
●ハンディターミナル用5250エミュレータとは、Telnet5250を使用したIBM
末エミュレータです。
System-i用の端
●ハンディターミナルは無線LANアクセスポイントを経由して 直接System-iへ接続します。
(別途、モバイル環境用に通信機能やメンテナンス管理機能を強化したゲートウェイ接続方式
の製品予定もあります。)
●業務アプリケーションはSystem-i側のみで開発するため、ハンディターミナルとしての開発
スキルは必要ありません。RPGのみで開発可能です。
●業務アプリケーションはSystem-i上にあるため、修正時にハンディ ターミナルのプログラム
を入れ替える必要がありません。
●エミュレータとして画面表示などの仕様統一を図っているため、将来サポートされるハン
ディターミナルへの切替時においても、System-i側の業務アプリケーションの変更は最小限
に抑えることが可能です。
●ハンディターミナル本体のゲートウェイを設定することにより、ルーター(TCP/IP接続対応
ルーター)を超えてSystem-iに接続可能です。
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ハンディターミナル用5250エミュレータの特長
●System-i(AS/400)に直接接続とゲートウェイ・サーバーを介した接続の両方をサポートしてい
ます。(※別途発売予定のゲートウェイを購入していただくことにより、直接接続では難しかった
状況下でのセッション維持を実現することが可能になりました。 また、接続指定先を複数指定す
ることが出来るため、ゲートウェイを利用しない場合でもバックアップホストを指定して使用するこ
とが可能です。)
●ハンディターミナルの仕様に関係なく、エミュレータとして画面表示等を仕様統一しているため、
将来のハンディターミナル切り替え時のSystem-i側の業務アプリケーション変更リスクを最小限
に抑えることが可能です。
●既存の業務アプリケーションに殆ど変更を加えることなく、タッチパネル機能等を利用すること
が可能です。(※System-iのシステムメニュー等でも、ほぼそのまま使用可能です。)
●既存システムからの移行においても、表示位置や表示範囲を行/桁の単位で規定値を変更で
きスムーズな移行を可能としています。
●業務の内容に応じて、画面単位に表示可能領域を変更することが可能です。
●画面サイズ27x132をサポートしているため、印刷時のデータ量の制限が大幅に改善されま
した。
●自動サインオン機能により、設定された内容での自動サインオンやパスワードのみを入力させ
るような使い方が可能です。
●バーコードに含まれるコードの置換が可能です。(これにより、5250では扱えないコードが含
まれたバーコードの読み込みも可能となります。)
●OIA(操作員情報域)の表示が可能です。(併せてタスクバーの表示/非表示の設定も可能で
す。)
●使い慣れたRPGのみで簡単に開発できるので、購入したその日から使用可能です。
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動作環境
●IBM System-i(AS/400)
OS/400 3.6以降
(※TCP/IPにてTelnet5250接続ができること)
●ハンディターミナル
MC2100/MC3100/MC55/ES400
●無線LANアクセスポイント
モトローラ社推奨機器の使用による
動作確認済みアクセスポイントを参照
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システム構成例
(A号機)
(B号機)
ルーターを越えて接続可能です。
複数拠点で本部のSystem-iに接続するような
構成でも使用できます。
多機種混在使用が可能です。
本エミュレーター搭載の機種であれば、
System-i側の仕様は変更することなく混在使
用することが可能です。
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接続先ホスト選択機能
複数ホストの接続運用をされているお客様においては、別プログラムとして提供しているメニュープロ
グラムを利用していただくことにより、起動時に簡単に接続先を選択していただくことが可能となります。
また、エミュレータプログラム本体(EM5250.EXE)のショートカットに、パラメーターとして接続先の情報
を指定していただくことにより接続ホストを選択することも可能です。
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画面表示例
実際のパーソナル・コミュニケーションズの画面
PCのすべての画面情報をハンディに表示します。
(スクロール表示モード時には、十字キーによりスクロールさせればすべての画面が閲覧可能です)
実際には、ハンディの画面サイズに合わせてiSeries側で画面を作成し、描写開始位置を指定して表
示させます。(基本:22文字×11行 基本値とマクロによる画面単位での変更が可能です)
7
自動サインオン機能
実際のパーソナル・コミュニケーションズの画面
自動サインオン設定を利用していただくことにより、自動サインオンを実現する事が可能です。
また、上記画面例のように、位置設定のみで設定文字列に指定が無い場合には、その項目だけを要
求する画面が表示されます。
本画面においてもバーコード入力が可能となっておりますので、より柔軟な運用を行っていただくこと
が可能です。
8
画面クリック機能
実際のパーソナル・コミュニケーションズの画面
クリック選択が可
能となります。
クリックでF3キー押
下となります。
表示形態の設定により、CUI/GUIの切替やクリック機能のON/OFFを行う事が可能です。
クリック機能を使用することで、特別なプログラムを作成しなくとも、タッチパネル機能を用いてメニュー
の選択や表示されているファンクションキーを選択することが可能となります。
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マクロ機能
実際のパーソナル・コミュニケーションズの画面
ハンディの表示画面外にあたる場所にマクロを記述することにより、ハンディ特有の様々な制御が簡単にできます。
上記の画面は、各フィールドとバーコード種別を自動的にマッチングし、全ての入力が満たされたときに自動実行
を行うサンプルとなります。
<設定できる内容>
・バイブレーター、エラー時のビープ音/音声の制御
・バーコードの読み取り制御
・文字サイズ変更
・CUI/GUI表示切換え
・画面の描画位置の指定 など
10
10
印刷出力
実際のパーソナル・コミュニケーションズの画面
印刷の開始識別子を認識すると、その中に入っている印刷伝文を接続されているモバイルプリンター
に出力します。
画面モードとして、24x80と27x132をサポートしておりますので、24x80のみのエミュレーターに比
べると印字データをより多く定義できるため自由度の高い帳票設計が可能となります。
現時点でサポートしているプリンターは、SATO プチラパン(Bluetooth/無線LAN接続)と東芝TECポー
タブルプリンタ(Bluetooth/無線LAN接続)になります。
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キーの割付も自由自在
設定プログラムにて、
キーの割付を行うこ
とができます。
ハンディにキーの割付を自由に設定できます。
操作に必須のファンクションキーをテンキーに割付けて使用可能です。
ハンディはPCよりキーの数が少ないので画面クリック機能を利用して、画面上のファンクションキーの案内を直接クリックす
ることでファンクションキーとして利用することができるようになりました。
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バーコードの規定値設定も自由自在
エミュレーターで使用するバーコードの規定値を設定できます。
あらかじめ扱うバーコードの種類やStart/Stopコード等の付加指定などを定義することが可能となりました。
※従来は機種毎に異なる指定が必要でしたが、同じ操作で設定することが可能となっています。
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バーコード上の5250では扱えないコードも
変換して読込可能
5250では扱う事の出来ない制御コード等を、扱えるコードに置き換えることや読み飛ばす指定を行う事が可能です。
上記の例では、Code128バーコード上に含まれる0x08(BS)を0x00(読み飛ばし)に0x0B(VT)を0x09(TAB)に置き換
えています。
※読替え値に00を指定した場合は、該当のコードが現れた時にはそのコードは読み飛ばしとなります。
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5250設定プログラムのご紹介
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モバイル環境下での使用事例
~ ラベル発行 明細発行もOK! ~
お客様設備
パケット網
インターネット
モバイル
Wifiルーター
Bluetooth接続
VPN
ルーター
基地局
交換機
System-i
(AS/400)
※携帯電話各社と別途契約を取り交わ
す必要があります。
※VPN接続に関しましては、WindowsCE
の機能を参照願います。
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ハンディターミナル5250エミュレータの主な機能
機種
MC2100
MC3100
MC55
ES400
画
面
表
示
Rows=11 半角21文字 全角11文字
(省略時)
Rows=24 半角52文字 全角26文字
Rows指定は、1〜24が可能
固定/スクロール表示の選択が可能
Rows=11 半角21文字 全角11文字
(省略時)
Rows=24 半角52文字 全角26文字
Rows指定は、1〜24が可能
固定/スクロール表示の選択が可能
Rows=11 半角21文字 全角11文字
(省略時)
Rows=24 半角52文字 全角26文字
Rows指定は、1〜24が可能
固定/スクロール表示の選択が可能
Rows=11 半角21文字 全角11文字
(省略時)
Rows=24 半角52文字 全角26文字
Rows指定は、1〜24が可能
固定/スクロール表示の選択が可能
定義
可能
キー
F1~F10、↑、↓、←、→、ESC、
TAB,BKSP,ENT
Ctrl + (F1~F10、↑、↓、←、→、ESC、
TAB,BKSP,ENT)
F1~F10、↑、↓、←、→、ESC、TAB、
BKSP、ENT
Ctrl+(F1~F10、↑、↓、←、→、
TAB,BKSP,ENT)
F1~F10、↑、↓、←、→、ESC、TAB、
BKSP,ENT
Shift+(↑、↓、←、→、TAB、BKSP、」
ENT)
BKSP、‘,’、ENT、‘0’、SYM、TAB、
‘.’
Shift + (BKSP、‘,’、ENT、‘0’、SYM、
TAB、‘.’、‘Q’~‘P’)
外字
Windows Embedded CE 6.0 の
仕様による。
Windows Embedded CE 6.0
Pro/Mobile 6.x の仕様による。
Windows Mobile 6.5 Classic の仕
様による。
Windows Mobile 6.5 Pro の仕様に
よる。
その
他
Bluetooth/タッチパネル
Bluetooth/タッチパネル
Bluetooth/タッチパネル
Bluetooth/タッチパネル
12行表示
15行表示
多い
6行表示
情報量
少ない
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■動作環境
本ソフトウェアを動作させるにあたり以下の環境が必要になります。
System-i(AS/400)
OS/400 3.6 以降(ただしTCP/IP にてTelnet5250 接続ができる必要があります)
IBM 社Personal Communications にて接続タイプが「TCP/IP 接続のTelnet5250」にて動作する環境が目安になります。
ハンディターミナル
MC2100/MC3100/MC55/ES400
無線LANアクセスポイント
モトローラ社より公表されています推奨アクセスポイントをご使用ください。
ラベルプリンタ
Bluetooth通信、もしくは無線LAN接続を使用してラベルプリンタより出力することができます。プリンタセッションを使用せず独自の方法
にて印刷を行います。以下のプリンタおよび接続方法が使用できます。
株式会社サトー プチラパン Bluetooth接続 無線LAN 接続(※)
東芝テック株式会社 B-SP2D/B-EP2DL/B-EP4DL Bluetooth接続 無線LAN接続(※)
富士通フロンテック株式会社 Patio Printer Bluetooth接続(対応予定)
※モデルによりBluetoothや無線LAN接続できないものもあります。
※IBM、System-i、e-server、iSeries、AS/400は米国IBM社の商標または登録商標です。
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■ 制約事項
本ソフトウェアには以下の制限事項がありますのでご注意ください。
.SNA接続には対応していません。
.IBM Personal Communications にあるマクロ相当の機能は存在しません。
.AS/400 にてMSGLOCを使用している場合は誤動作する恐れがあります。
.G属性のフィールドには対応していません。
.動作中に[PW]キーを押した場合の動作は3秒間押された時ではなく、3秒以上押してから離した時に
動作します。
.ラベルプリンタより印刷する場合はプリンタセッションを使用する方法とは異なります。
.プリンタと無線LAN接続を行う場合はインフラストラクチャモードになります。
※IBM、e-server、iSeries、AS/400は米国IBM社の商標または登録商標です。
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