デパートトイレの適正器具数算定について - TOTO:COM-ET

デパートトイレの適正器具数算定について
■はじめに
デパートトイレの適正器具数は、空気調和衛生工学会の器具算定方法(待ち行列理論)
を基に算出します。
step1 利用人員を算出する
<女性大便器>
8
12
6
10
器具数(
個)
空気調和衛生工学会の建築用途別算定法に基づき 人員算定を行います
空気調和衛生工学会の建築用途別算定法に基づき、人員算定を行います。
<男性大便器>
器具数(
個)
利用人員
適 器具数
適正器具数
4
2
デパートの利用人員=売り場面積(㎡)×0.3(人員密度)
6
0
100
200
300
400
※SHASE-S206-2009の技術要項に基づく算出法 ※「0.3」は通常月の休日を想定
500
600
700
800
900
2
<男性小便器>
レベル3 ・・・下限値:最低限度の器具数
男性小便器
男性洗面器
女性大便器
女性洗面器
レベル1
待ち時間が10秒以上であることの確率が5%以下
レベル2
待ち時間が60秒以上であることの確率が5%以下
レベル3
ベ
待ち時間が
待ち時間が120秒以上であることの確率が5%以
秒 上 ある と 確率が
レベル1
待ち時間が0秒以上であることの確率が1%以下
レベル2
待ち時間が10秒以上であることの確率が1%以下
レベル3
待ち時間が30秒以上であることの確率が1%以下
レベル1
待ち時間が0秒以上であることの確率が1%以下
レベル2
待ち時間が10秒以上であることの確率が1%以下
レベル3
待ち時間が20秒以上であることの確率が1%以下
レベル1
待ち時間が10秒以上であることの確率が1%以下
レベル2
待ち時間が40秒以上であることの確率が1%以下
レベル3
待ち時間が90秒以上であることの確率が1%以下
レベル1
待ち時間が0秒以上であることの確率が1%以下
レベル2
待ち時間が10秒以上であることの確率が1%以下
レベル3
待ち時間が30秒以上であることの確率が1%以下
300
400
300
400
500
600
人員(人)
700
800
900
1000
700
800
900
1000
8
2
0
100
200
300
400
500
600
人員(人)
700
800
900
1000
6
4
2
<男性洗面器>
8
器具数(
個)
レベル1 ・・・上限値:ゆとりのある器具数 レベル2 ・・・平均値:標準的な器具数
200
<女性洗面器>
4
サービスレベル
サービスレベルとは、待ち時間に対する利用者の意識、評価などから3段階のレベル
を設定したものです。
100
6
器具数(
個)
・男性の利用人員・・・2,000×0.3×0.4=240人
・女性の利用人員・・・2 000×0 3×0 6=360人
・女性の利用人員・・・2,000×0.3×0.6=360人
器具数(
個)
<利用人員の算出例・・・売り場面積が2,000㎡で男女比が4:6の場合>
0
8
SHASE-S206-2009の技術要項では、男性4:女性6とガイドされています
男性大便器
4
1000
人員(人)
step2 男女比を設定する
8
0
100
200
500
600
6
人員(人)
4
レベル1
2
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
レベル2
レベル3
1000
人員(人)
算定結果
●利用人員
●必要器具数
執務面積(㎡)
人員密度
×
0.3
利用人員
=
男性
男性比率
×
レベル2
レベル3
レベル1
レベル2
レベル3
大便器
●男性の利用人員
利用人員
レベル1
小便器
男性利用人員
洗面器
=
●女性の利用人員
利用人員
女性比率
×
大便器
女性利用人員
=
女性
洗面器
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