アラバマ大学バーミングハム交換留学生 高倉梨沙さん(経済学部経済

アラバマ大学バーミングハム交換留学生 高倉梨沙さん(経済学部経済学科国際コース4年)
2015 年 9 月 2 日
約 13 時間のフライトを終え、寝不足ながらも足早にアラバマ州バーミンガム空港へ到着し
ました。アメリカへ滞在して約 1 週間たちましたが、広大なキャンパスそして言語の壁と向
き合いながら日々奮闘しています。現在は学生寮に滞在しており、アラバマ大学バーミンガ
ム校(以下 UAB と省略)の英文学を専攻しているアメリカ人と供に暮らしています。キャ
ンパスには約4つの寮があり、選択は自由でしたが、敢えて個室がない部屋(シェアルーム)
を選択しました。そのため、英語漬けの環境に生活をする形となりました。授業で学習する
英語に加えて、ネイティブと日々会話を続けることで英語を話す苦手意識の解消を今月の目
標としています。英語を誤って話すこと、正しいアクセントや発音を気にしすぎること、再
度聞き取ることを恐れることにとらわれすぎてしまうと、当然のことですが失敗を恐れず言
語を習得することが、上達への近道だと感じます。英語でうまく表現出来ず、定型文で会話
をしてしまう自分に恥ずかしさを感じますが、上記の意識を踏まえた上で、留学生活を過ご
していきたいと思います。
初めに、アラバマ州と言われてすぐに位置を把握する人は、ごくわずかだと思います。ア
ラバマ州は、別名深南部(Deep south)と呼ばれています。皆さんが想像する、ニューヨーク
やカリフォルニアとはまったく異なります。まず、多様な人種から成るアメリカは白人、黒
人、ヒスパニック、アジア系と様々な人種構造となっています。アラバマ州は約6割以上の
黒人から成り、南部独特の雰囲気を味わうことが可能です。私は空港に到着した間もなく、
入国審査での係員のアクセントが非常に強く、聞き取りに苦労したことを思い出します。し
かし、Southern Hospitality と呼ばれるほど、困ったときには協力してくれる国民性だと感
じます。出発前は、南部訛りの英語を不安に思っていましたが、南部は北部に比べると非常
にゆっくりとした速さで会話をしています。更に、日本人留学生は圧倒的に他の州に比べて
少なく、私が知る限り3人ほどしか UAB に在籍しておりません。日本人同士で固まってし
まう問題は心配無用です。また、UAB では日本語を学習している学生が約 70 人程、今年度
は履修しており、日本に興味を持つ学生と出会えるため、友人の輪も広がります。
今週、本格的に授業が開始し、日々課題に追われる生活が続きます。今学期は、経営学の
講義を1つ、留学生用の英語クラス3つと IELTS 対策の講義を履修しています。これ程、多
くの講義を日本で履修した経験はありませんが、幸いクラスまでの距離は徒歩 5 分程で到着
するため、十分な睡眠時刻の確保が可能で安堵しております。また、留学生用の英語クラス
では主に中東からきた学生が多く、聞き慣れないアクセントに初めは驚きましたが、現在は
慣れてきました。世界各国からのアクセントを同時に聞き取る機会があり貴重な経験である
と感じます。正規科目は、Introduction to business という講義を現在履修しております。現
在の受講回数は2回程しか受講していませんが、日本とアメリカでの講義の形式はまったく
異なると感じました。講義は、教授が一方的に進める形ではなく、必ず生徒と一体化して進
めています。様々な意見が飛び交う中で、発言をしない生徒は講義を欠席していると受け止
められてしまいます。また、アメリカの大学では、1学年を終了した時点でも、専攻科目を
変更が可能なことに驚嘆しました。実際、ルームメイトも英文学から経営学に変更をしよう
か現在検討しているようです。
アメリカに到着してまもなく、体調を崩し微熱と咳に悩まされましたが、十分な休憩が確
保でき体調は万全です。留学生活は始まったばかりですが、悔いのないよう日々勉学に努力
致します。
大学のキャンパス内でのイベントでハンバーガーを頂きました。
バーミンガム空港に到着後
温かく歓迎してくれました。