Heart Animal Hospital 犬用・猫用尿中微量アルブミン検査ハート動物病院 Heart Animal Hospital 尿中微量アルブミンとは • 尿中に微量に存在するアルブミンのこと。 • 通常はアルブミンはほとんど尿中に漏出しません。 • しかし、腎臓、主に糸球体に障害がある場合、アルブミンが尿中に漏出します。 • 血液検査で腎機能の異常が認められるのは腎臓の半数∼２／３がダメージを受けてからになります。一般尿検査（尿試験紙など）の蛋白検出下限に及ぶ前に尿中アルブミンを検出することは腎臓その他の障害を早期に発見する上で臨床的意義があると考えられます。 Heart Animal Hospital 次のような場合におすすめです • 外見上元気だが比較的高齢で通常の尿検査では尿蛋白陰性だが腎障害の早期発見のため高感度の検査を行なう場合。 • 通常の尿検査では尿蛋白がはっきりしなかったり一定しない場合。 • 糸球体腎炎の発症を事前にモニターしようとする場合。 Heart Animal Hospital 継続的な検査の必要性 • 尿中微量アルブミンの発現が一過性ではなく持続性であることを確認することは腎障害の存在を疑うファクターとして重要です。 • ２週間以上間隔をあけて３回以上検査を行なうことが大切です。 Heart Animal Hospital 検査に必要なもの • 尿が2mlあれば検査できます。 →採尿器は病院からお渡しできます。 • できるだけ新鮮な尿が望ましいですがすぐにお持ちできない場合は冷蔵保存で２４時間まで検査可能です。 Heart Animal Hospital 要約 • 採尿の時間はほとんど結果に影響ないと考えられていますが経時的に比較する目的で同じ時間に採尿するのが望ましいです。 • 赤色尿の場合は結果が擬陽性になる可能性があるので検査できません。 • 検査は５−１０分ほどで結果が出ます。 • 判定は陰性∼超強陽性まであります。 • 陽性の場合は食事管理・内服薬などで状態が悪化するのを未然に抑えていくことが大事です。 • 詳しくはスタッフまで御質問下さい。 Heart Animal Hospital 最後に・・・ • • • • • • • この検査を受けるメリット）腎機能の早期診断が可能適切な食管理と投薬によりＱＯＬの向上が期待できる低価格＆低侵襲な検査デメリット）採尿に関する諸問題上記以外とくになし