労山 福岡県連盟通信 - 福岡県勤労者山岳連盟

県連通信
労山 福岡県連盟通信
№441
2015年2月号
九重 法華院温泉
2015年1月
甲斐駒ヶ岳 (福岡想山会)
目
主張
次
頁
県連総会に向けて
2
新年の抱負
2~3
ネパール トレッキング ゴーキョ・ピーク
4~5
登山学校
野北ラウンド 感想文
6
海外委員会お知らせ 冬山山行計画
県連盟だより
7
第72回清掃ハイク集計
8
福岡県勤労者山岳連盟
1
ェニッ
鹿川 氷瀑フ
クス
主張
福岡県連盟 総会にむけて
理事長 徳永武彦
登山する人はある意味すごいと思います。
登る理由づけはどうであろうと、目的、目標を
持ち、自分の意思で引力に逆らって重い身体を
引き上げ、何時間もある時は何日も黙々と歩き
続けます。吹雪の日も、雨風で吹き飛ばされそ
うな日でも必死に自然と対峙し、決して抗うこ
となく、自分を何度も何度も見つめ直し、自分
の最大公約数を見つけ、その山をそのコースを
登っていく、その姿は大胆でかつ謙虚である。
こんなスポーツが他にあるだろうか。人間
の生理に最も対応した、もっとも人間らしい理
にかなったスポーツだと思われます。それに
たずさわる会員には心から敬意を表したい。
現実、文明と引き換えに本来の人間能力が一
つづつ捨てられてきました。厳しい自然に対
応する事で、本来の人間能力を発見し、登山の
素晴らしさを見いだし、それが長年のバック
ボーンに成り得るのだと思います。マネーで
どうにでもなる今の世の中とどこか違う世界
を見る、気づく、登山者が一人でも二人でも増
え続けてくれるものと願ってやみません。
もうご存知のとおり総会の役割は、県連盟最
高の決議機関であり、この一年を総括し、来期
への期待と希望に一歩一歩進んでいくため創
意工夫を論じ合う場であります。 最近の登山
人口は、健康指向、レジャー指向、ファッション
指向で中高年者のみならず、若者にも浸透して
きております。
それと共に基本的な知識、技術がおろそかに
なり、即席的、総花的効果が主眼となる状況も
あります。 現会員は60歳以上が大半でこの間
蓄積された知識技術を生かして若者を育てる
ことに大きくシフトを替えることが、大きな課
題となってきていると思います。
この総会を機に各会の力をもう一歩外へ向
けてみよう、声を掛けてみようではありません
か。さらに、事故をなくすためには各会員の一
人ひとりに見合った知識技術、創意工夫、企画
力が求められています。 一人一人の危険予知
認識を高めるためにはどうしたらよいのか、総
会での活発な議論を期待いたします。
総会日時 2015年3月8日(日)10:00~16:00
場所 筑紫野市生涯学習センター又は農民会
館(予定)
新年の抱負
あだると山の会 会長 山口光良
イキングから北アルプスまでを目指します。
事故ゼロを目指して
新春のお慶びを申し上げますとともに、本
年の平穏をお祈り申し上げます。
当会は今年も「ゆっくり、楽しく、安全に」
をモットーに事故のない登山を目指します。
そのために各会員の体力、技術、知識向上の
た め の 教 育 を 継 続、強 化 す る と と も に、無
理、無謀な登山を防ぐチェック機能が正常に
働くよう尽力したいと考えています。
また、会員一人一人が過去の栄光に惑わさ
れることなく、自分自身の年齢、体力を自覚
し、自分に見合った山行に参加するようアド
バイスすることも必要だと考えています。
会として平均年齢を下げるための努力は続
けますが、定年後の入会が常態化した現状を
受 け 入 れ、対 処 す る こ と も 必 要 で す。し か
し、全 体 と し て 山 行 の 質 を 低 下 さ せ ず、
「ゆっくり、楽しく、安全に」今まで通りハ
田川かたつむり山の会 副会長 酒見忠行
安全で・安くて・楽しい登山」モットーに
新春のお慶びを申し上げます。県連の方々
には登山技術・運営に関しご指導頂き感謝致
します。昨年は海外登山(台湾:七星山)や九
州・中国山域を主流としたシーズン山行の他、
園児サポート登山・会員外との交流登山・更
には筍堀、ぶどう狩など趣向を凝らした活動を
実施致しました。また事故防止の一環として
山行規約の全面的に見直し改正致しました。
組織的には会員拡大にも取り組み、新入会員
も斬増でき、また月例会後の懇親会は好評で会
員同志の絆を更に深めることもできました。
今年の抱負は「安全で・安くて・楽しい登
山」をモットーとし、特に中高年の多い我が会
は“自らの判断力や技術力を過信せずハイリ
2
ノ戸から久住山に登る予定です。その後に法
華院温泉において記念碑の建立式典を行いま
す。翌日は宝 満山( 未定)に登 る予定でい ま
す。平日ではありますが、参加してみようと思
われる方は改めてご案内をしますの、是非ご参
加ください。
とにかく、「ひつじ年」だから「頑張らん
といかんメエー」
スクへの挑戦を避け、会員のニーズに合わせ安
全第一の登山”を心に刻み、事故ZeRoの山行運
営を図ってまいります。
今年の例会山行としては富士登山や古希記
念登山(海外・黄山)などを計画しておりま
す。また更なる会員拡大・自然保護・遭難事
故防止・平和運動等にも取組んでまいります
が、我が会の念願でもありました“英彦山のバ
イオトイレ施設”も5月に完成しましたこと
は地元の会としては大変な朗報であり、今後そ
の維持管理協力団体として会員一同協力して
まいりたいと思っております。
マップ山の会
新しい年が明けました。昨年も政治経済、社
会現象、自然災害、振り返れば速いテンポでい
ろいろなことが起きています。もろに関係あ
ることから運の良しあしで決まってしまうこ
とまでありました。しかしこれらの中から人
間は大切なもの、素晴らしいものを見つけてい
くのではないでしょうか?何が起こるかわか
らないこの時代だからこそ自分を大事に、仲間
を大事に、精一杯今生きている時間を大切にし
ましょう。「マップ山の会」は50周年記念山
行を2本だてで現在進行中です。
ひとつは門司和布刈神社から鹿児島の開聞
岳まで九州分水嶺を歩くということです。こ
れは登山道ばかりでなく藪漕ぎあり道路歩き
ありで、みんなでつなぎながら歩いています。
いまひとつは東北の火山を登り山の仲間た
ちに答えようと青森、山形、秋田、岩手、宮城、福
島の山を歩いています。その中で被災地の仲
間にふれあう機会を得たり、動物のお世話の一
端をする機会を得たり、貴重な体験をすること
も出来ました。どちらも今年の夏ごろに達成
する事でしょう。
今年も困難の多い年になるかもしれませ
ん。それでも前進しましょう、一歩でも前に。
みどる山の会・会長 中村 博美
現在の「みどる山の会」の到達点は会
①会員数160~170名を維持し、その内リー
ダー資格者が120名程いる。
②全員が専門委員会に所属し、何らかの形で会
運営に協力している。
③過去33年間幸いなことに重大事故はゼロ。
又ここ5年間で基金申請事故は1件。
もちろん課題もあります。
① 山行アクセスの柱であった貸切バスの料金
大幅値上げへの対応。
② 高齢化に伴う体力、反射能力、判断力、協調
性などの低下によるトラブル。慢性疾患をも
つ会員の山行危機管理の問題
良き山に良き友有り。今年の目標、取組みは
① 事故ゼロ研修の継続、充実。
② データベース班の立ち上げ。
③高齢者登山諸問題の学習と対応策の実践。
各会の皆様、今年もよろしくお願いします。
RKAC山の会
開原躬代子
織田冬彦
福岡労山
今年はひつじ年です。だからというわけで
はありませんが、「ちゃんとやらんといかんメ
エー」と思っています。
RKACは今年、20周年を迎えます。6月21日
(日)にハイネスホテル久留米に於いて「20周
年記念式典」を予定しています。記念式典で
は、宮城県連から赤間会長をはじめとして石巻
労山会員の皆さんに参加してもらい、記念講演
として「東北震災の状況と現在」(仮題)につ
いて話をしてもらいます。宮城県連及び石巻
労山とは東北震災直後の遠征から、都合4度の
交流を重ねてきています。昨年9月にはRKAC18
名が石巻に出向き、交流登山(金華山・水沼山)
及び交流会を開催しました、この時には県連荒
木会長にも参加していただきました。お忙し
いところありがとうございました。
また6月22(月)~23日(火)には福岡県連と
宮城県連及び山の図書館の交流登山として牧
会長
吉永龍一
新年明けましておめでとうございます。今
年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨年は自前の登山学校を立ち上げ初年度と
しては上手く行ったと思っています、これも
県連のハイキングステップアップ講座や近隣
の山の会の適切なアドバイスのお陰だと感謝
申し上げます。今年もまた継続して行きたい
と 考 え てい ま すが「山 は登 っ て 下る こ とに
よって想い出になる、山に登りっぱなしは遭
難である。」を肝に銘じ下山を大切に慎重に
出来る会でありたいと願ってます。
チーム・アース 松山
ハイキング・クライミングの魅力を多くの
皆さんに伝えながら、楽しく安全な登山に努
めていきます。一人でも多くの仲間をむかえ
るように頑張っていきます。
3
ネパールヒマラヤ
ゴーキョピーク(5360m)
2014年12月1日~21日
ンバ氷河
ゴジュ
ゴーキョ
ピーク
RKACの会創立20周年の記念山行の一つと
してネパールのエベレスト街道、ゴーキョピー
ク(5360m)トレッキングを計画しました。20
日間の予定ともなれば、やはり現役で働いてい
る人にはなかなか取れない休暇日数となりま
す。いや、働いていない人にもむつかしい日数
と見えて、参加は弓削田、江崎の2名となりま
した。そして海外委員会の田上さんに協力を
依頼し、まずはビザ申請書の書き方、入出国
カードの書き方の練習から始まりました。
ネパール側の受け入れはボチ‐ボチトレッ
ク。代表のティカさんは2004年、全国連盟隊
がK2峰(8611m)に登った時の優秀なサーダー
で、その後会社を立ち上げたとのことでした。
今回の案内役のサーダーとしてアゴムさんと
アシスさんの2名です。二人とも日本語が話せ
て長い日数の中にも楽しいトレッキングとな
りました。
日程は、乾季のハイシーズン(10月~11月)も
過ぎた12月で、トレッキング客も少なくゲス
トハウスも閉めているところもあり、静かな街
道歩きとなりました。
チョ・ラ
5360m
ゴーキョ
6440m
チョラツェ
タウツェ
6440m
ルザ
ドーレ
ポーツ
タンガ
ポルチェ
パンボチェ
タンボチェ
シャンボチェ
3450m
ナムチェ
バザール
タムセル
12月1日、午前中に福岡空港からキャセイ
航空で香港へ、香港で乗継、カトマンズに着い
たのは夜も22時過ぎになりました。
2日はボチボチトレックの事務所でトレッ
キングの打ち合わせとその後はカトマンズの
市内観光です。
トレッキングは3日、カトマンズから飛行機
でルクラまで飛んで、それからがトレッキング
の始まりです。ルクラで2名のポーターさん
を雇い、総勢8名のパーティとなりました。2
名のサーダーは自分の荷物は自分で背負い、私
たち4名分の荷物を2人分づつ2名のポーター
さんが担ぎます。
3日 パクデン2610m、4日 ナムチェバザー
ル3440m、5日 ナムチェバ
ザールで高度順応、 6日
ポーツタンガ3680m、7日 ル
ザ4360m、8日ゴーキョ4790
mと進みました。
9日がゴーキョピーク
パクディン
ルクラ
5360mの登頂日で、朝6時にヘッドランプを
つけて登山開始。ルートの周辺にはネパール
のライチョウの姿が数羽見えます。そして9
時ごろにはゴーキョピークの頂上に立つこと
が出来ました。
山頂からは、足元のゴジュンバ氷河の向こう
の山の奥にエベレスト8848m、その右にロー
ツェ8516m、マカルー8463mと8000m峰が3
つも見えました。
また山頂にはタルチョ(ネパール仏教の経
文が刷り込まれた5色の旗)がたくさんたな
4
15日朝、モンジョから飛行場のあるルクラ
にむけ歩き出すと、頭上をヘリが頻繁に飛び交
います。通常1~2回なのがこの日は午前中だ
けでも10回くらい。サーダーのアゴムさんに
聞くと、ナムチェの雪は10cmくらいだったが
上のゴーキョの積雪量は腰くらいまでだろう
とのこと。ナムチェよりも上部に居たトレッ
キング客が、突然の大雪で身動きとれずに救助
のヘリを要請したのかな、とのことでした。
16日、ルクラも未明から雪、飛ばないと思っ
ていた飛行機が昼ごろには飛んで、この日に私
たちもカトマンズに戻ることが出来ました。
エベレスト、ローツェ、マカルー(奥)の
8000mの巨峰群がそびえる
びいており、そして小さな祠。タルチョをよけ
て覗き込むとブッダ像が安置されています。
私たちは「山の会20周年」の小さな会旗を持
参していたので、ここで記念撮影しました。
この日は他にゴーキョピークに登るパー
ティもなく、ネパールの冬の青い空と雪煙たな
びくエベレストとローツェを自分の目で自分
の心の中にしまいこむことが出来ました。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
ゆっくりと時間を楽しんだ後、下山開始、昼
ごろにはゴーキョのゲストハウスに戻り、その
後、ゴジュンバ氷河を横断してタンガングのゲ
ストハウスへ。ここから私たちは往路を戻り、
ルザ、ポーツタンガと歩いて12日ナムチェバ
ザールに着きました。
ナムチェバザールで2日を過ごし、14日朝、
起きてみるとナムチェの町は雪で真っ白、もう
12 月 も 半 ば 、 ネ パ ー ル の 山 も 冬 の 始 ま り で
す。朝の出発予定を昼からに変更、モンジョの
へと下りました。
そして予備日が残っていたので、ヒマラヤが
見える2000m越えの観光地、ナガルコットに
1泊してここからミニトレッキングで世界遺
産に登録された古い寺院のあるチャングナラ
ヤンまで歩きました。
今回、私は上りのナムチェの2泊目から最上
部のゴーキョまで、弓削田さんは下りのゴー
キョからナムチェまで高度障害で食欲がなく、
風邪とよく似た症状で苦しみましたが何とか
登ることが出来ました。 (RKAC 江崎眞陽)
野北ラウンド 第9回実技感想
登山学校グループH
2014年12月7日(日)
また、厚手の手袋をつけてのロープワーク
やアイゼンの着脱が難しかったので、こちら
も次回までに習得したいと思います。
抜粋
星と焚火/上田哲也
野北の講習私は逆走だったのですが、今回
も反省点が目立つものとなってしまいまし
た。フィックスの張り方やラッペル等個々
の技術は出来ていたと思うのですが、チーム
内での意思疎通がとれていなかったため非
常に難儀しました。特に最後の登攀からそ
のままエスケープルートに上がり込む場面
では、ビレイヤーに声が届かずロープの反応
だけを頼りに通じているだろうという思い
込みで行動してしまいました。これは非常
に危険なことですし、あそこでは沢で教えた
技術を使って声が届くところまで下りるべ
きだったと講師から指摘され、習ったものが
生かせていないことを痛感しました。今回
山 中 講 師 が 持 っ て こ ら れて い た 笛 が 有 効
だったので、笛を準備し事前に声が届かない
場合等の打ち合わせをして臨むことと、習っ
たものを自在に操れるよう日々励むことが
大事だと思いました。
星と焚火/江崎浩
野北の講習、アイゼンを使用してのクライ
ミングや岩場のラッペルはこれが初めての
事でしたので、なかなか思うように上手くい
きませんでした。またアイゼンの着脱も手
袋をつけて行うのは素手で行うのとは勝手
が違い、時間がかかってしまったのも反省点
です。
アイゼンのザックへの収納方法と厚手の手
袋を着けて着脱、出来る限り練習を行って今
後の冬山の講習には臨みたいと思います。
今回の講習は、パーティ内でのコミュニ
ケーションはよく取れていたと思いますし、
講習前に注意喚起もあったことから見守り
スイッチもしっかりと入れて安全には十分
な配慮ができていたと思っています。ここ
ではどのようにロープを使うのか、その判断
に時間を要する場面がありましたが、方針が
決まった後の行動は遅滞なく出来たと感じ
(6 ページに続く)
5
必要性とその為の装備の工夫など開校日の装
備説明以来再度講義頂きましたので、準備と
練習して次回以降に備えたいと思います。
(5 ページから続く)
ることができた。
チーム・アース/毛利美貴
逆走チームは、いきなり満潮の海に阻まれ撤
退となりましたが、場所を変えての午後から
の実習でしたが、得る事は多かったと思いま
す。
①班としての判断が遅い。
②前後の班との意志疎通が図られていない。
③次の行動が読めていないので、準備時間の
ロスが生じる。
④分厚い手袋を付けてのトレーニングだった
ので、ザイルワーク、アイゼン、わかんの着脱
に手間取り時間がかかる。
実習前の木下講師の装備説明は、初めて見る
ものばかりで勉強になりました。
冬登山に向けて、課題満載でした。
あだると山の会/中里静
今回は受講生の技量不足という事で、当初予
定の根子岳縦走から野北海岸ラウンドに
変更になった。AM:7:30、2月の蒜山を想定し
た装備一式をザックに詰めて集合する。
出発前にザックの重量測定があり大幅に重
量オーバー、不必要な物がありそうだ。自分
では最低限要る物だけのつもりだが、見直し
が必要。講師から、雪山での防寒対策、道具等
の説明がありとても参考になった。揃える物
がまだまだありそう。海岸に降りて、まずワ
カン、スノーシューを装着しての歩行訓練、そ
の後アイゼン装着での岩場登攀、懸垂下降の
連続であっという間に時間が過ぎた。今回受
講生2名、講師1名の3名1組のパーティー
で行動した。講師から指摘を受けながらも、
ある程度納得のいくロープワークが出来たと
思う。反省点 ①行動中自分の世界に入ってし
まい、パートナーのバックアップ等を忘れが
ちになった ②ザックの重量の見直し(不必要
な物の再確認) ③アイゼンが途中で外れた。
装着の確認を徹底する。
みどる山の会/山﨑 好
今回は少人数の班構成で班内での意志の疎
通が取りやすかったと思います。自分の良
かった点は懸垂下降が上手くできたところ。
いつもは手元と足元を見て降りていました
が「着地点を見ながらやると良い」と教えら
れ、その通りにしたらバランスも取りやすく
やり易かったです。改善したい点はロープの
出し入れに迷うところ。全部の長さを出すの
か何メートルか部分的に出すのかを判断する
のに迷いました。メンバー同士で話し合って
決めた点は良かった。
福岡労山/阿部哲之助
クライミングでの各種ギアの装着やロープ
ワークに不安を抱えての講習でしたが、講師
とベテランの受講生がリーダーとなり3人で
のチーム編成であったため、質問点や適切な
操作方法等について丁寧に教えて頂き、大変
充実した講習となりました。
反省点としては、雪山装備のグローブを付け
たままでの着脱に時間がかかりすぎたこと
と、装備品のザックへの取付方法・ジャケッ
トのファスナーの開閉等、手間取らない様に
ひと工夫検討する必要性を感じました。 蒜
山雪山講習までには、スノーシューやクラン
ポンの着脱をスピーディーにできるように事
前訓練して臨みたいと思います。
RKAC/有永晃
野北講習に関して、自分がリーダーでした。
下り急坂では、フィックスを張りながら下り
ましたが、不安定な場所でのザイル不足を防
ぐ為に早めに安全な場所でフィックス終了し
2本ザイルを出しました。結果1本のザイルで
下りられた所を2本出してしまい時間ロスに
つながったし、声での確認が波の音で出来て
いなかったと感じます。初めて登山学校での
途中撤退を判断したが、撤退に関して思う事
が有り、書物を読み勉強し次に繋げようと思
います。
福岡労山/高野朗
野北の実践講習は、アップダウンがありまし
たが、全体的には自分なりに安全第一を考え
ながらスムーズに処理ができたと思います。
ただ、まだ先の読みが浅く、もう少し場面に
あった対処ができるよう、また、意思疎通の方
法では波の音でかけ声が消されてしまうこと
は、想定していなかったので、事前に決めてお
けばよかったと思いました。
クライミング、懸垂下降、トラバース等いろ
いろなシチュエーションでのロープワーク、
ビレイ等勉強になりました。
(以下略)
久留米山の会/田中淳也
次の行動がイメージできていない。また、下
手に動いてしまって危険に繋がりかけたとこ
ろ、その他いろいろとあらためて指導頂き、
身の引き締まる実技講習でした。なんとなく
わかったつもりでいました。改善し向上に努
めます。ザックの重量が15kg越したので帰っ
てから確認してみたところ、3台持ちの携帯と
かその他余計な物ありました。シュラフだけ
でも結構違いますね。14kgに収まるように工
夫します。実技前に雪山ですばやく行動する
6
海外委員会
お知らせ
① 海外登山報告集会
2月20日(金曜日)
ラリーグラス2F会議室
福岡市中央区大名2-2-46
℡092-712-8909
午後6時~7時30分
② 県連創立50周年記念登山 説明会
「Mt.マッキンリー(6194m アラスカ)」
2月25日(水曜日) 県連事務所
午後7時30分~
マッキンリー
南峰
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マッキンリー登山計画の概要
日程:2015年5月20日、日本出発
6月21日帰国(予定)
(この期間が登頂率が高いので設定しました)
参加資格:協調性があり冬山経験がある人、で
きるなら5㎞を30分以内で走りきれ
る人が望ましい。
アラスカ
マッキンリー
※催行決定ですので、BC(4200m)まででも
行きたい人も是非参加してください。
2014年度
冬山 山行計画一覧
山域
期 間
山名・コース
北アル 12/30~1/3 五竜~唐松岳
プス 12/30~1/3 五竜~唐松岳
宿泊
人
テント
CL
木下育美
田中政隆
東天狗~横岳
八ヶ岳 12/30~1/4 中山尾根~地蔵尾根他
12/28~1/1 赤岳西壁主稜・阿弥陀岳北稜
あしび
溝尾幸一
テント
山下きよし
想山会・山嶺
テント BCC-ef・福岡労山 大塚三紀夫
4
テント
12/27~31
12/28~1/3
恵那山、甲武信ヶ岳、天城山
12/28~31 甲斐駒ヶ岳
南アル
12/28~1/2 鳳凰三山縦走
プス
12/31~1/3 鳳凰三山
12/27~31
伯耆
1/10~12
大山
1/9~11
小屋
3
岡村博康
3
テント
福岡想山会
ピナクル
福岡想山会
平田真介
稲富茂雄
石松和恵
5
マップ
テント BCC-ef 福岡労山
福岡労山
12/1~20
7
3
福岡労山
(ツアー)
2
4
徳永武彦
北山肇
岡村博康
3
PMT RKAC
田上和弘
4
小倉労山
森寺保夫
1
福岡油山会
立花健吾
1
テント
ネパール・ゴ―キョピーク
インドネシア・ シバヤッ山
海外 12/2~22
Camp4・5クライミング
1/27~2/10 ベネズエラ・ギアナ高地ロライマ山
3
3
小屋
小屋
伯耆大山
伯耆大山
伯耆大山
会名
星と焚火
ピナクル
1
2
県
連
盟
だ
よ
り
第72回 ふるさとの山県民清掃ハイク取組み状況
実施日
山域 山岳会名
福智山 田川
福岡県勤労者山岳連盟
2014年(平成26年)10月12日
参加人員
ゴミ数量
山域 山岳会名
会員
会員
計 可燃 不燃 計
外
6 10 16
0
0
0 高良山 みどる
参加人員
ゴミ数量
会員
会員
計 可燃 不燃 計
外
82 35 117 70 80 150
福智山 喜楽
7
0
7
3
0
3 長岩山 久留米
19
0
19
4
6
10
福智山 小倉
4
0
4
2
1
3 発心山 RKAC
18
0
18
12
30
42
福智山 マップ
8
0
8
2
1
3 釈迦御前 山嶺
6
1
7
1
0
1
1
0
1
0
0
0 清水山 大川山人会
8
1
9
7
15
22
26
4
30
4
4
8
52 14
66
10
6
16
久留米地区計
133
福智山 門司
福智山 あしび
豊前AP
北九州地区計
灘山 くさぼけ
37 170
9
2
11
12
7
19
大牟田
5
1
6
金山 想山会
25
2
27
7
6
13
フェニックス
3
0
3
油山 福岡労山
15
0
15
1
1
2
0
2
若杉山 ピナクル
29
1
30
21
17
39
チームアース
2
0
2
三郡山 あだると
45
0
45
13
10
23
大牟田HC
43
1
44
2
57
2 小岱山 星と焚火
油山 油山会
22
0
22
4
3
8
大牟田地区計
55
宝満山 ムーヴ
3
4
7
1
1
2
福岡県合計
399
油山 すばる
6
0
6
11
6
17
油山 BCC-ef
1
5
6
2
宝満山 奥岳
0
0
0
0
砥上山 タートル
4
0
4
2
159 14 173
74
福岡地区計
94 131 225
6
21 27
6
21
27
67 466 183 210 394
[一口メモ]
3 ・北九地区
・福岡地区 タートル--登山口付近にペットボトル・
0
0
農薬袋等があった。 油山---冷蔵庫が廃棄されてい
るため行政に連絡して処分 すばる---10/4日実施
0
2
・久留米地区 みどる---10/20日実施
52 126
1
編 集 後 記
☆今年の抱負について、原稿のお願いが遅れ不
徹底があったことをお詫びいたします。また
それにもかかわらず、さっそくご寄稿いただい
た各会の皆さまに感謝申し上げます。
☆ 節 目 の 時 に 会の 意 思 表示 に 接 す る と き 、頑
張っている人たちの姿を目にして、元気を受け
ることが度々あります。そんなところに「県
連盟」の価値も感じます。
☆いろいろな意思の伝達が、メールや文書に依
存する中で、何よりも大事なものは生の声。語
り合う機会が計画的に設けられる機関の健全
性を確認する機会になる。
☆県連盟総会が今年もやってくる。理事長の呼
びかけ、「創意工夫を語り合う」との機会に。
8
労山福岡県連盟通信
441号
発行日 2015年2月1日
発行所 福岡県勤労者山岳連盟
〒812-0013
福岡市博多区博多駅東2-8-22
第一よしみビル705号
℡ 092(409)2810
Fax 092(409)2812
発行者 徳永武彦
E-mail:[email protected]
ホームページ http://www.fwaf.jp/