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学校建築の歴史的変遷と最近のトレンド

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建築設計Ⅳ「小学校」関連レクチャー
2015.4.15
学校建築の歴史的変遷と最近のトレンド
千葉大学大学院工学研究科
建築・都市科学専攻
柳澤 要
学校建築の歴史的変遷
1949
鉄筋コンクート造モデルプラン
西戸山小学校(1950)
1954
鉄骨造モデルプラン
宮前小学校(1955)
・両面採光、ワークスペース設置
・低学年・高学年棟の分離、低学年専用の校庭の確保
管理
体育館
高学年教室
低学年教室
宮前小学校
1960~
施設デザインの新たな動き
量の確保から質の充実へ
標準設計から多様なデザインへ
研究成果に基づく計画・デザインへ(大学の研究室の実践)
<この時期の優れた事例>
城南小学校(1965):クラスター型、屋外空間との対応
三沢市立第5中学校 (1965):教科教室型、イギリス型
一般
体育館
中学年教室
図書
低学年教室
特別教室
体育館
理科
特別
高学年教室
城南小学校
三沢市立第5中学校
1970年代
オープンプランスクールの登場
1972
加藤学園初等学校(静岡)
日本初のオープンプランスクール
私立学校ーアメリカのオープンプランスクールの影響
特別教室
特別教室
メディアセンター
教室
多目的スペース
教室
教室
教室
ルーフテラス
教室ユニット詳細図
1978
緒川小学校 (愛知)
日本初の公立のオープンプランスクールの1つ
日本型のオープンプラン・教育カリキュラムを開発
低学年と高学年棟分離、各棟ごとに共有オープンスペース
中高学年教室棟
特別教室棟
体育館
低学年教室棟
管理棟
1984∼
さまざまなオープンプランスクール普及
文部省助成により多目的スペースを持った学校の普及
廊下拡張型ー教室とオープンスペース(廊下)は分離
学年ごとのオープンスペース設置型
複数学年ごとのオープンスペース設置型ー低学年・高学年
体育館
教室
WS
多目的
スペース
特別教室
WS
教室
写真はSDSシリーズ「学校」新日本法規出版(上)より引用
横浜市立本町小学校 1984
設計:内井昭蔵建築設計事務所
所在地:横浜、日本
オープンプランスクール以外の新潮流
住宅的な脱施設的デザイン、独立教室棟、屋内外の連携
小学校棟
中学校棟
デッキ
講堂
特別教室棟
講義スペース
ワークスペース
管理諸室
食堂
小学校教室詳細
育英学院サレジオ小・中学校 1993
設計:藤木隆男建築研究所
所在地:東京、日本
「多様な空間が集まる小宇宙」
宮代町立笠原小学校 1982
設計:象設計集団
所在地:埼玉県宮代町
児童数:1-6th 720 名
!
関東平野の農家を参考に、芝生、築山、池、樹
木のある中庭と、それを囲い込むように配置さ
れた瓦屋根の教室群、そして周囲の裏庭には屋
敷林が立つという構成をとり、各教室が1つの
「すまい」と考えられて計画されている。半屋
外の廊下、木製建具、多様な場、さまざまな建
築的仕掛けにあふれ、空間的に変化に富んでい
る。
写真はSDSシリーズ「学校」新日本法規出版より引用
小屋手すり
特別観覧席
写真はSDSシリーズ「学校」新日本法規出版より引用
海外の学校建築
イギリスの学校建築
「インフォーマル教育への改革モデル」
Eveline Lowe Primary School 1965 所在地:London, UK
児童数:K-5th 355 名
!
1963年のイギリス中央審議会の答申として示されたPlowden
Report: Children and Primary(子どもたちのための学校)が提唱
するインフォーマルエデュケーション(informal education)のモ
デルプロジェクト。固定的な教室を解体し、アルコーブ、さま
ざまなコーナーが連続的に広がり、個人やグループを主体にし
た学習が行われる。内外が連続し、平屋建で子どものスケール
に合った住宅のような建物である。
図書コーナー
廊下
ランチスペース
「インフォーマル教育モデルの洗練」
Guillemont Junior School 1976 所在地:Hampshire, UK
児童数:3-5th 384 名
!
Eveline Lowe Primary Schoolの10年後にイギリス文部科学省のモデルプロジェ
クトとしてつくられた学校。緑豊かな郊外に建てられた高学年対応の小学校。
ここでも固定的な教室は解体され、一般教科学習のスペース、観察・実験な
どを行うスペース、ホームベースとなるスペースなどが連続的に広がってい
る。全体的に年齢によってゆるやかにゾーン分けがなされ、また中庭を各所
に配置することで内外が連続している。
「森に展開する有機的な木造校舎」
Woodlea Primary School 1991 設計:Churcher, Nev and Daniels, Sally
所在地:Hampshire, UK
児童数:K-5th 207 名
!
多目的ホール、図書館、管理諸室、特別教室などの校舎中央部
分から高学年と低学年のそれぞれ2つの教室ウィングが伸びて
いる。教室ウィングには教室、コモンスペース、小部屋などが
有機的にそしてオープンにつながっている。また教室は開口部
を広く取り、屋外の森への眺望を十分に確保している。
低学年:5∼6歳クラスルーム
高学年:9∼10歳のクラスルーム
屋外の小屋
図書室
体育館
「コンパクトにまとまったユニークな校舎」
Glastonbury Thorn First School 1993 所在地:Milton Keynes, UK
児童数:K-2th 350 名
!
ロンドン郊外のニュータウンに建つ低学年を対象とした小学校。
幅5メートル長さ47メートルの大空間が一般的な学習ゾーンとなっ
ており、ここに小さなクラスベース、メディアセンター、実習ス
ペースなどが取り付く構成となっている。学年・クラスのまとま
りはあるが、学校全体が1つの家族のようにまとまっている。
ホームベース
実習スペース
一般学習スペース
アメリカの学校建築
中学年ウィング
高学年ウィング
食堂
幼稚園
体育館
管理諸室
「学年ウィングと周辺環境との調和」 Crow Island Elementary School 1940
設計:Perkins & Will + Eero Saarinen
所在地:Winnetka, IL, USA
!
アメリカ学校建築の転換点となった記念碑的学校。学年によるクラスのまとま
低学年ウィング
り である学年ウィング、外部への直接出入り、子供のスケールに合ったデザイ
ン、近隣住宅とのスケール的調和などを考慮。
読書コーナー
一般学習スペース
読書
床座
コーナー スペース
前庭
作業スペース
作業スペース
一般学習スペース
廊下
教室
体育館
多目的室
管理諸室
教室
幼稚園
講堂
特別教室
教室
「森に佇む多角形の教室」
教室
Heathcote Elementary School 1952
設計:Perkins & Will
所在地:Scarsdale, NY, USA
!
学年によるクラスのまとまり ー学年ウィング
外部の自然の積極的取り込みー広い開口部
5角形の教室とコモンスペース
子供のスケールに合ったデザイン
廊下
COMMON SPACE
コモンスペース
コモンスペース
教室
教室
エントランスホール
管理諸室
体育館
音楽室
「クラスター型のオープンスクール」
Mt. Healthy Elementary School 1972
高学年クラスター
設計:Hardy Holzman Pfeiffer Associates
所在地:Columbus, IN, USA
!
中学年クラスター
3つのグループ構成
(PRIMARY / UPPER PRIMARY / INTERMEDIATE CLUSTER)
各クラスターは6つのクラススペースから構成異なる天井
・床レベルーオープンな中にも適度な領域性
低学年クラスター
幼稚園
クラススペース
コモンスペース
展示コーナー
教師コーナー
コンピュータ
コーナー
コモンスペース
実習スペース
クラススペース
「ハウスでまとまるクラスタープラン」
Oak View Middle School 1996
設計:ATS&R
所在地:Andover, Minnesota, USA
各教室は学年ごとに「ハウス」と呼ばれるクラスター
でまとまり、その中にコモンスペース、科学室、教師
コーナー、便所などが入る。また地域住民の利用を考
慮して、アカデミックゾーン、コミュニティゾーンに
明快に分かれている。
FTLA (Flexible Team Learning Area)
「ハウス内のさまざまな教室」
Black Hawk Middle School 1994
設計:Wold Architects and Engineers
所在地:Eagan, Minnesota, USA
生徒数: 6-8th 1200名
「EDUCATIONAL FACILITIES」より引用
学年ごとの「ハウス」の中に、実習用のフレキシブルクラスルーム、
オープンクラスルームとクローズドクラルーム、コンピュータコー
ナー、会議室などタイプの異なった6つの教室といくつかの学習コー
ナーから成る。
これからの学校建築の課題と実践
これからの学校計画のためのキーワード
教育の国際化・情報化
!
教育の一貫性への対応
!
地域コミュニティとの連携・複合化
!
環境への配慮・エコスクール
!
ユーザー参加・スクールマネジメント
教育の国際化・多様化・情報化に対応した
新しい学校モデル
『国際バカロレア(International Baccalaureate)』とは?
!
・1970年代からはじまり、国際バカロレア機関はスイスのジュネーブに本
部を置き、欧米諸国を中心とした大学入学資格として認められている。
・日本では1979年に認定、395校の大学が入学資格としている。認定校は世
界142カ国、3,470校、日本24校(インターナショナルスクール18校)ー2012.6時点
PYP(3-12 歳)
MYP(11-16 歳)
PYP(Primary Year Programme):初等過程プログラム
3歳から12歳を対象とした過程。1997年創設。
MYP(Middle Year Programme):中等過程プログラム
11歳から16歳を対象。1992年創設。
DP(Diploma Programme):ディプロマプログラム
中等教育の最終2学年の生徒に共通カリキュラムを設定し、統一試験により国際バカロ
DP(16-19 歳)
レアの資格取得が出来るプログラム。資格取得者は世界の多くの国々の大学で大学入学
資格と同等の資格を有すると認められる。
→国際バカロレア認定校を5年間で200校(←INS中心24校)に増やす方針(文科省)
国際バカロレアの学習者像
探究する人/Inquirers
知識のある人/Knowledgeable
考える人/Thinkers
コミュニケーションができる人/Communicators
信念のある人/Principled
心を開く人/Open-minded
思いやりのある人/Caring
挑戦する人/Risk-takers
バランスのとれた人/Balanced
振り返りができる人/Reflective
図書館でグループワーク
グループごとにPBL学習に取り組む
合同授業での発表
個別の調べ学習
図書館での本の読み聞かせ
講演や発表に利用されるホール
図書館内の発表用スペース
演劇や発表用のブラックボックスシアター
ぐんま国際アカデミー (群馬県太田市)
計画指導:千葉大学柳澤研究室+首都大学東京上野研究室 設計:CAt+CAn
・英語と日本語のイマージョン教育を行う新しい学校モデル。
CAn作成
幕張インターナショナルスクール (千葉県千葉市)
基本構想・計画指導:千葉大学柳澤研究室 設計:CAt+CAn
新建築社撮影
・日本初の1条認定校としてのインターナショナルスクール
CAn作成
沖縄アミークス・インターナショナルスクール (沖縄県うるま市)
計画指導:千葉大学柳澤研究室 設計:CAt+CAn
CAn作成
・幼稚園・小学校・中学校で構成、それぞれユニット化しゆるやかに連携。
・英語イマージョン教育とインターナショナルスクールの融合。
CAn作成
St.Mary’s International School
Jukseong Elementary School
Tokyo, Japan
Busan, Korea
「ICTを駆使し個別学習をベース
においた知のキャンパス」
High Tech High School 2000
設計:Christopher Gerber
所在地:San Diego, California 児童数:9-12th 400名
3つの高等学校、2つの中学校、1つの小学
校から構成。技術・科学教育に焦点をあて、
インターンや外部講師など地元企業と協力し
て教育を進めている。校舎内はProject Based
Learning(課題探求型学習)に合った学習ス
ペースで構成されている。無線LANにより教室
やワークステーション、ラボ、他発表の場と
なるコモンスペースなどが、ガラスにより視覚
的に連続。
「ICTを駆使した未来の教室」
Meadsland Primary School 2003
設計:Future Systems
所在地:Richmond, Surrey, UK
英国が進めている「未来の教室プロジェクト」の1つ。屋外テラスも含めて教
室全体が無線LANでつながれ、教室内部のインタラクティブホワイトボードな
どにより、児童はどこでも学習・発表を行うことができる。
「ICT技術を運ぶモバイル・クラスルーム」
設計:Mark Langston
所在地:Camden, UK
英国が進めている「未来の教室プロジェクト」の1つ。トレーラー
により運搬が可能なモバイルクラスルームにより最先端のICT
技術を学校に提供。高速ブロードバンドによる学習教材、インタ
ラクティブホワイトボード、バーチャルリアリティツールやイメー
ジプロジェクター、ビデオ会議による遠隔授業、博物館や図書館
などとリンクしたバーチャルラーニングコミュニティ形成など。
Gollifer langston architects�より提供
教育の一貫性に対応した
新しい学校モデル
『6−3』から『4−3ー2』へ
現行
小中一貫教育
○学級担任性・・・1∼4年生(基礎・基本の定着を図る学習)
→ 読み・書き・計算の習得
!
○教科担任性・・・5∼9年生(個性・能力の伸長を図る学習)
→ 基礎・基本を徹底し学力の定着と能力を引き出す習熟度別学習
の充実(5∼7年生)
→ 自学自習を重視(8∼9年生)→教科教室型も効果的 「段階的に変化する
教室空間」
府中学園 2008
設計:日本設計
所在地:府中市、広島、日本
「段階的に変化する教室空間」
川崎市立はるひ野小・中学校 2008
設計:豊建築設計事務所
所在地:川崎市、神奈川、日本
「小学生と中学生の交流とスペース」
川崎市立はるひ野小・中学校 2008
設計:豊建築設計事務所
所在地:川崎市、神奈川、日本
「小学生と中学生の交流とスペース」
「児童・生徒の交流とスペース」
富山市立芝園小・中学校 2008
品川区立日野学園 2006
設計:シーラカンスK&H
設計:類設計
所在地:富山市、富山、日本
所在地:品川区、東京、日本
「生活拠点となるコモンスペース」(左)
「生徒のプロフィール紹介モニター」(右)
Ballstabergsskolan
設計: SAR/MSA 所在地:Stockholm, Sweden
「通路に展開するさまざまな生活スペース」
Strandskolan
設計: Brigitta Holm
所在地:Stockholm, Sweden
「小中学校の職員室と恊働・交流」
品川区立日野学園 2006
設計:類設計
所在地:品川区、東京、日本
「各学年の教師コーナー」
富山市立芝園小・中学校 2008
設計:シーラカンスK&H
所在地:富山市、富山、日本
「開放的で快適な教師ラウンジ」
Torstorp skole 1986
設計:Nohr&Sigsgaard
所在地:Torstropvej, Denmark
「屋外テラスもある教師ラウンジ」 「個人スペースと交流スペース」
The British School 1997
Maple Grove Senior High School 1990
設計:Kraaijvanger Architects
所在地:Den Haag, The Netherlands
設計:ATS&R
所在地:Maple Grove, Minnesota, USA
浦安市立明海南小学校・明海中学校 (千葉県浦安市)
計画指導:千葉大学柳澤研究室 設計:INA新建築研究所
INA新建築研究所撮影
・市内初の小学校と中学校の併設校で、そのモデルとなりうる計画
小学校ゾーン
共用ゾーン
中学校ゾーン
1階平面図
INA新建築研究所作成
・校舎は小学校、中学校と共用ゾーンの3つから構成。
・共用ゾーンには管理諸室、地域開放用の図書室、多目的スペース、家庭科室、音
楽室などを配置。
INA新建築研究所作成
・小学校の普通教室は学年ごとにユニットにまとめられる。 ・各ユニットには、教室以外に実習対応の教室、ラウンジ、ワークスペース、教師
ステーション、図書コーナー、デンなど多様な学習・生活の場を設置。
drawing by INA
・児童・生徒の交流・学習・生活の場ともなるラーニングストリートの設置。
沼津市立静浦小中一貫学校 (静岡県沼津市)
計画指導:千葉大学柳澤研究室 設計:久米設計
・県内・市内初の小中一貫教育校で、そのモデルとなりうる計画
図書・共用
普通教室ゾーン
ゾーン
管理ゾーン
2階平面図
久米設計作成
・校舎は図書・共用ゾーンを中心に教室や管理諸室が取り巻く構成。
・昇降口は中央に位置し、校舎中央の吹抜けでフロア間の連続性を確保。
図書・共用ゾーン
特別教室
普通教室ゾーン
ゾーン
4階平面図
図書・共用ゾーン
特別教室
普通教室ゾーン
ゾーン
3階平面図
・校舎は図書・共用ゾーンを中心に教室や特別教室が取り巻く構成。
・図書・共用ゾーンは吹抜けやテラスにより連続性を確保。
久米設計作成
吹抜け
図書館
テラス
地域社会との連携・複合化を目指した
コミュニティ・スクールのモデル
「地域に表出する学校の活動」
「地域に表出するカフェテリア」
富山市立芝園小・中学校 2008
川崎市立はるひ野小・中学校 2008
設計:シーラカンスK&H
設計:豊建築設計事務所
所在地:富山市、富山、日本
所在地:川崎市、神奈川、日本
「コミュニティ施設と複合した学校」
志木市立志木小学校・いろは遊学館・いろは遊学図書館
設計:石本建築事務所
所在地:東京、日本
・地域防災拠点(地域防災センター、屋内運動場や会議室など活用)
・管理システム(管理運営委員会、常駐警備員、防犯カメラ等)
・エコスクール(風力発電、ビオトープ、蓄熱式空調、雨水利用等)
・ユニバーサルデザイン(バリアフリー、生涯学習施設、管理区画)
「学校と地域施設の複合化」
京都御池中学校・複合施設 2006
設計:類設計・竹中工務店
所在地:京都、日本
京都御池中学校ホームページより引用
伊勢崎市立北小学校 (群馬県伊勢崎市)
設計指導:千葉大学柳澤研究室 設計:INA新建築研究所
INA新建築研究所作成
・地域に開かれたコミュニティスクールのモデルを目指す。
・学校敷地全体を学校ゾーンとコミュニティゾーンに分ける。
INA新建築研究所撮影
学校ゾーン
コミュニティゾーン
学校ゾーン
コミュニティゾーン
駐車場
特殊支援通級
プール
理科室
グラウンド
3rd
管理
4th
体育館
5th
2nd
会議室
メディア
図工
家庭科
音楽
ギャラリー
広場
1st
低学年遊び場
ルーフテラス
6th
鐘楼
1F
2F
INA新建築研究所作成
・学年ごとのユニット化と専用の中庭。教師コーナーは校庭監視。
・プロムナード軸に地域開放ゾーン、管理・共用ゾーン、普通教室ゾーン。
コモンスペース
「中央にアトリウムを持つ楕円形学校」 Torpparinmaki School 1999 設計:Seppo Hakli Architects
所在地:Helsinki, Finland
児童数:1-9th 410 名
!
この学校はユースクラブ、成人センターとの複合施設で、特徴的
な楕円形の建物の中央にアゴラと呼ばれる巨大なアトリウムを持
つ。このアゴラでは集会やランチ他さまざまなイベントが行われ
る。教室はガラス張りで、アゴラへの視覚的関係を保っている。
教室の壁はガラスで通路、アトリウムと視覚的関係を持つ。
家庭的なシステムキッチンを設けた家庭科調理室
アトリウムを持つ多目的スペース
環境に配慮した
エコ・スクールのモデル
「屋上に設置されたビオトープと自然発電装置」
戸田市立 原小学校
所在地:戸田市、埼玉
「屋上緑化とソーラーパネル」
志木市立志木小学校
所在地:志木市、埼玉
ルーバーやライトシェルフによる日射遮
や昼光利用
ビオトープ
「環境省エコ改修モデル校」
荒川区立第七峡田小学校
所在地:荒川区、東京
屋上緑化とソーラーパネル
P&T Consultants Pte Ltdより引用
「自然環境を取り込んだ都市部のメガ・スクール」
United World College of South East Asia East Campus
設計: P&T Consultants
所在地:Singapore
児童数:4∼18歳、2540人(定員)
!
2つのキャンパスに5000人以上が通う巨大なインターナショナル
スクール。 EastCampusは幼稚園・小学校・中学校・高等学校から
成り立ち、幼児と小学校の生徒の年齢に応じた専用のプレイグラ
ウンドが設置されている。EastCampusは最高の環境デザイン賞で
あるBCAのGreenmark Platinum賞を受賞。
「屋上庭園が連続し風が通り抜ける校舎」
Admiral Load Nelson School 1997
設計: Hampshire County Architects 所在地:Portsmouth, Hampshire, UK
「周囲の自然環境を内部に取り込む校舎」
Cherry Crest Elementary School 2013
設計: NAC Architecture
所在地: Seattle, WA, USA
「森の中に点在するエコロジカルな校舎」
Odenwaldshule
所在地:Ober-Hambach, Germany
東海村立白方小学校 (
城県東海村)
設計指導:千葉大学柳澤研究室 設計:INA新建築研究所
INA新建築研究所
作成
・学年ごとの教室ユニット独立化と低層化(平屋)によるまとまり。
・中庭などの多様な外部空間による外部と内部の連携。
・屋上庭園による室内環境向上と周囲への視覚的効果。
・日照や通風を効果的に取り込む屋根形状やパーゴラ。
西南学院小学校 (福岡県福岡市)
設計指導:千葉大学柳澤研究室 設計:鹿島デザイン
・中央の吹抜けによる校舎全体の一体感と環境のコントロール。
・多様な素材・デザインを利用した豊かな学校環境の創出。
・低・中・高の子どもの成長や学習スタ
イルに合わせた教室環境のデザイン。
・アトリウムと空間的に連続したランチ
スペース・メディアセンター・チャペル。
・効果的に連携利用できるように配置・
デザインされた特別教室。
ユーザー参加の学校づくりや
スクールマネジメント
稲敷市立新利根小学校 (
城県稲敷市)
計画指導・ワークショップ企画:千葉大学柳澤研究室 設計:山下設計
山下設計作成
・新校舎建設に際して大人ワークショップ(学校関係者、地域住民代表など)。
・統廃合に際してそれぞれの学校の子どもたちとワークショップ(低・中・高)。
高学年教室
屋上テラス
屋上テラス
ラウンジ
小人数
低学年教室
中学年教室
音楽室
家庭科室
多目的室
屋内運動場
図書・メディアセンター
図工室
理科室
PC室
中庭
管理諸室
山下設計作成
東海村立照沼小学校 (
城県東海村)
計画指導: 千葉大学柳澤研究室 設計:横須賀満夫建築設計事務所
横須賀満夫建築設計事務所作成
・1学年1クラスの小規模校。 地域と学校の密接な関係を促進する空間。
・教室はコミュニティテラスを囲む平屋建。図書室・多目的室にもすぐにアクセス。
低学年教室
中庭
高学年教室
図書・メディアセンター
屋上テラス
屋内運動場
1F
管理諸室
特別教室
2F
横須賀満夫建築設計事務所作成
照沼小学校 基本方針(案)
< 教 育 >
−ひとりひとりの個性を伸ばし創造力を生み出す学習環境づくり−
・学校の中心となるメディアセンター
…グループワークスペース、小教室、PCコーナーなど
・多様な教育形態に対応する教室ユニット
…図書室、教室内外の図書・PCセンター、視聴覚室など
・他の機能/スペースと連携しあう特別教室
…理科室と図工室の連携、
ランチルームと音楽室・家庭科室の連携
・さまざまな状況で活用できる屋内外体育スペース
・学年間交流/学習を促す空間構成
…地域利用を考慮し充実した体育館、雨天時も利用できる屋外スペースなど
…各教室間のアクセスしやすさ/まとまり、視認性の高い空間構成、
ワークスペースを介したつながりなど
< 生 活 >
−家庭的でゆとりある空間づくり−
・生活の場としてゆとりある教室ユニット
…休憩・談話スペース、隠れ家的な小空間(デン)など
・憩いの場となる豊かな外部空間
…中庭、テラス、学級庭園、ビオトープ、芝生の広場、半屋外スペース、学校花壇など
・学校内外の様々なコミュニケーションスペース
…学校全体で集えるランチルーム、点在する談話スペースなど
・パーソナルスペースとなる空間
…カウンセリングのための相談室、
アルコーブ、デンなど
・使いやすく維持管理しやすい学校
< 地 域 >
…充実した収納、清掃しやすい材料
−地域にひらき、地域に溶け込む学校づくり−
・学校内の地域交流の場の創出
…イベントスペース、ギャラリー空間など
・地域利用を踏まえたゾーニング計画
…学習空間と地域解放エリアの分離など
・地域のアイデンティティとなるデザイン
…周囲に溶け込む外観、低層のボリュームなど
・田植えや餅つきなどの行事と関連したサポートスペース
< 自 然 >
…エントランス広場など
−自然にふれあい、ぬくもりを感じられる学校づくり−
・木材・自然素材を内外に多用した温もりを感じる学校
…ウッドデッキ、木材の内装・外装材の活用など
・自然環境を活用したエコ・スクール
…自然採光・通風の活用、
自然エネルギーの活用など
…ビオトープ、学級庭園、飼育小屋など
・やさしいこころを育む環境学習の場の創出
・既存の自然環境の保存
・四季のうつろいを感じ、
自然と共生できる学校
< 安 全 >
…カエデ・
イチョウの大樹など
…敷地内の豊かな自然環境、水辺空間の創出、
鳥を呼ぶ果樹園など
−子どもたちや地域・職員が安心して過ごせる学校づくり−
・防犯性を高めた学校
…管理諸室から見渡せる構内・グラウンド、オープンな環境による死角の除去など
・地域防災拠点としての学校機能の確保
・様々な人の利用を考慮した学校計画
…耐震性能を確保し、防災拠点の機能・設備を持った校舎・体育館など
…ユニバーサルデザイン、わかりやすいサイン計画など
・安全性を高めた学校
…危険箇所の除去、歩車分離、安全な手すり、安心して通学できる環境づくり
< 文 化 >
−伝統を引き継ぎ、照沼らしさを伸ばしていける学校づくり−
・自主的に文化を学ぶ姿勢を育む環境づくり
・記憶を残し未来に引き継ぐ学校づくり
・地域に学び、地域と交流できる学校づくり
・クオリティの高い本物志向の学校づくり
…読書、調べ学習環境の整備など
…カエデ・イチョウの大樹、オリンピックの支柱など
…地域交流の場となるイベントスペース、施設の開放など
…家具や什器、備品の質の確保、豊かな外部環境など
2008/10/31 千葉大学柳澤研究室
野々市市立野々市小学校 (石川県野々市市)
計画指導: 千葉大学柳澤研究室 設計:日総建
・既存校舎を解体しながら同じ場所に新校舎を建設。
・テラスやワークスペース、デンやクワイエットスペースなどの多様な空間。
・既存校舎を解体しながら同じ場所に新校舎を建設。
・テラスやワークスペース、デンやクワイエットスペースなどの多様な空間。
「この⽊木(学校)にはたくさんの実(活動・アクティビティ)がなり
ます」
POE調査(学校開校後の利用実態調査)
・調査概要:開校から3年間、施設の利用実態を調査
・調査目的:施設の利用実態を明らかにして課題を抽出、施設へ反映
新たな施設計画に応用するための指針を得る
・調査期間:各1週間(5日間の終日調査)
・調査内容:
1.行動観察調査:児童の学習・行動の展開をプロット
2.家具・掲示物レイアウト調査:家具と掲示物のレイアウトを記録
3.事前アンケート・ヒアリング:利用状況・感想・評価
4.児童ワークショップ:学校に対する意識・思いを探る
<1年>生活
場所:CR・WS
<6年>国語
場所:CR・多目的教室・WS
3か所を利用しグループに分かれ、議論
先生は見て回る
グループに分かれクイズの
作成、発表練習
<3年>国語
場所:WS
WSにある友達の作品を観察
し、良いところをまとめる
・制作・作業 ・発表
・「少人数授業」「議論・話し合い」が多く見られた。
・議論・話し合い ・講義・説教
・ 特に低学年では、多くの種類の活動が見られた。
・観察・鑑賞 ・準備
・「議論・話し合い」は全学年で見られた唯一の活動。
・自習 ・少人数授業
・ゲーム
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