株式会社サウンドハウス

6 Channel Mini Console
株式会社サウンドハウス
Professional Sound Equipment
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〒286-0044 千葉県成田市不動ケ岡 1958
TEL:0476-22-9333 FAX:0476-22-9334
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はじめに
この度は、PEAVEY 社製の RQ200 ミニ・コンソールをお買い上げ頂き、誠に有り難うございます。
RQ200 ミニ・コンソールの性能をフルに発揮させ、末永くお使い頂く為に、ご使用になる前にこの
取り扱い説明書を必ずお読み下さい。尚、お読みになった後は、保証書と一緒に大切に保管して下さ
い。
ご使用の前に
1.
この取り扱い説明書にしたがって操作して下さい。
2.
水には大変弱いので、雨などがかからないよう充分ご注意下さい。
3.
内部には精密な電子部品が多数実装されています。移動及び輸送時には大きな衝撃が加わらない
ようにして下さい。
4.
本機の設置場所は直射日光の当たる場所やストーブの直前など、高温になりやすい場所を避け、
なるべく通気性の良い場所で御使用下さい。
5.
定格電圧 AC100V,50/60Hz で御使用下さい。
6.
電源コードは機材への挟みこみ等、無理な力が加わらない様御注意下さい。
7.
信号の入出力端子に、許容範囲を越える異常電圧が加わらない様にして下さい。
8.
故障や感電事故を防止すると共に、性能を維持する為にも、ケースを開けて内部に触れたりしな
いでください。修理が必要な時には、販売店、もしくは輸入代理店までお問い合わせ下さい。
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RQ200 の概略
RQ200 は付属の AC アダプターの他に乾電池駆動も可能な機動性とスタジオ・クオリティーの低
雑音設計を両立させており、小規模なライブ又はレコーディングに最適なコンパクト、ミキサーです。
チャンネル
コンソールは 2 モノ＆4 ステレオ入力チャンネルを持ち、ステレオ・チャンネルのマイク入力と併せ
て最大 14 入力のミックス・ダウンが可能です。2 つのモノ入力チャンネルにはディスクリート回路
による低雑音設計のマイク･プリ・アンプが内蔵され、インサート･ジャック付きのライン入力端子や
2 バンド EQ、エフェクト及びモニター・センド回路も内蔵されています。
チャンネル 3∼5 のステレオ・チャンネルには独立したレベル・コントロールを持つマイク入力回路
を持ち、ステレオ入力と同時に使用することが出来ます。
チャンネル 6 のステレオ・ライン入力はカセット・デッキやポータブル CD プレーヤーの接続を考慮
して RCA ピン及び 3.5mm ステレオ･ミニ・ジャックを備えています。
マスター
マスター・セクションには L/R フェーダー、レベル調整付きヘッドホン出力、レベル・メーター、エ
フェクト及びモニター・センド、ファンタム・スイッチ、パワー・インジケーターが付いています。
アウトプット
RQ200 には L/R、モニター･センド、エフェクト･センドの 4 つの出力ジャックがあります。
メイン信号が出力される L/R 出力は 1/4”標準フォン、RCA ピン、3.5mm ミニ・プラグに対応する 3 種
類のジャックを備えており、接続する機器を選びません。
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機能
1.MIC （マイク・インプット）
XLR タイプ、ロー･インピーダンスのバランス入力端子で、マイ
クロフォンやロー・レベルの入力ソースを接続できます。約 17
Ｖ（バッテリー駆動時は 8V）のファンタム電源の供給も可能で
す。ピン配列は 2 番ホットです。
2.MIC GAIN（マイク・ゲイン）
マイク・プリ・アンプのゲインを設定します。
最良の S/N 比を得るためには、基準信号を入力した時に L/R レ
ベル･メーターが 0dB を示す様にゲイン調整します。
3.PAN （パン）
ステレオ･フィールドでのチャンネル・ポジションを調整します
4.HIGH （ハイ･イコライザー）
シェルビング・タイプの高域トーン･コントロールで、10kHz 以
上の信号を最大 15dB までカット／ブーストを行うことが出来
ます。
5.LOW （ロー・イコライザー）
シェルビング・タイプの低域トーン･コントロールで、70Hz 以
下の信号を最大 15dB までカット／ブーストを行うことが出来
ます。
6.MON（モニター・ミックス）
プリ EQ のチャンネル･シグナル･レベルを調整します。
7.EFX （エフェクト・バス）
ポスト EQ のチャンネル･シグナル･レベルを調整します。
8. チャンネル･フェーダー
チャンネル出力レベルを調整します。
適正値は”0”のユニティー･ゲイン位置です。
チャンネル 1~2 の補足説明
9.INSERT （インサート）
1/4 インチステレオ･ジャックで、エフェクター等の周辺機器を
トーン・イコライゼーションの前にインサートすることが出来
ます。TIP がセンド信号、RING がリターン入力になります。
10.LINE IN（ライン・インプット）
1/4”標準フォン・タイプ、ハイ･インピーダンスのアンバランス
入力端子です。ライン･レベル用として 20dB のパッドを介して
マイク入力回路に接続されている為、マイク入力と同時に使用
することは出来ません。
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チャンネル 3~5 の補足説明
11.LEFT/MONO （Ｌ/モノ・インプット）
ライン・レベル信号用のハイ･インピーダンス入力端子です。
LEFT/MONO 側の端子のみに入力した場合は、モノラル信号として両方のチ
ャンネルに送られます。ここに入力された信号はライン･ゲインやパン･コント
ロール、ハイ/ローEQ やフェーダー･コントロールが有効になります。
12.RIGHT（R インプット）
ライン・レベル信号用のハイ･インピーダンス入力端子です。
ここに入力された信号はライン･ゲインやパン･コントロール、ハイ/ローEQ や
フェーダー･コントロールが有効になります。
13.LINE GAIN（ライン・ゲイン）
最良の S/N 比と広いダイナミック･レンジを得る為にライン入力のゲインを調
整します。マイク・ゲインと間違えない様に注意して下さい。
チャンネル 6 の補足説明
14.RIGHT LEFT （RCA ス
テレオ・インプット）
入力回路の構成は 3~5 チャ
ンネルと同等ですが、モノ･
スイッチング機能はありま
せんので、常に独立した L/R
入力となります。
15.L/R （3.5mm ミニ･ステレオ･インプット）
内部で RCA ステレオ･インプットとパラレルで接続されている L/R 入力で、ポータブル CD プレイヤ
ー等で使用するステレオ･ミニプラグに対応しています。
アウトプット
16.MAIN OUT （メイン・アウト）
メイン信号が出力される L/R 出力はバランス／アンバランス対応の 1/4”標準フォン、RCA ピン、3.5mm
ミニ・プラグに対応する 3 種類のジャックを備えており、接続する機器を選びません。
SEND （センド）
17.MONITOR （モニター・センド）
モニター･バスの信号が出力されます。信号レベルはモニター･マスター･コントロールで調整します。
18.EFFECTS （エフェクト･センド）
エフェクト･バスの信号が出力されます。信号レベルはエフェクト･マスター・コントロールで調整し
ます。
ヘッドホン
19. 1/4” ステレオ・ヘッドホン出力
ステレオ･ヘッドホン信号が出力されます。信号レベルはヘッドホン･レベル･コン
トロールで調整します。
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20. 3.5mm ステレオ・ヘッドホン出力
1/4”ヘッドホン・ジャックとパラレルに接続されており、ポータブル･プレー
ヤー等で使用するスモール･タイプのヘッドホンが使用できます。
1/4”ヘッドホン・ジャックを使用しない状態であれば、コンピューター･ベー
スのレコーディングや、パワード・スピーカーに接続することも可能です。
マスター・セクション
21.MASTER LEVEL （マスター･フェーダー）
マスター・レベルを調整します。
ここで調整したミックス･レベルは L/R レベルメーターに表示され、全て
のメイン･アウト端子に反映されます。
適正値は”0”のユニティー･ゲイン位置です。
22.HEAD PHONE （ヘッドホン･レベル）
ヘッドホン出力の信号レベルを調整します。
23.EFFECTS MASTER （エフェクト・マスター）
エフェクト･センド・ジャックに周辺機器が接続されている場合、エフェ
クト信号の出力レベルを調整します。
24.MONITOR MASTER （モニター･マスター）
モニター・センド･ジャックに周辺機器が接続されている場合、モニター･
ミックス信号の出力レベルを調整します。
25.LED メーター
5 セグメントの LED アレイで、メイン L-R 出力レベルを表示します。
基準レベルの 0dB が表示された時に 1/4”ジャックに出力されるレベルは
+0dBu です。赤色のクリップ LED は信号が約 2dB クリップした時点で点
灯し始めます。
電源
26.AC インプット
付属の AC16.5V 1A 外部 AC アダプター出力を接続します。
AC アダプターは 90V∼120V 50/60Hz で使用可能です。
27.POWER （電源スイッチ）
スイッチを押して ON にすると、緑色のパワーLED が点灯します。
28.POWER （パワーLED）
電源を投入すると緑色に点灯します。
29.PHANTOM POWER （ファンタム電源スイッチ）
すべてのチャンネルの XLR 入力コネクターに約 17V DC（AC100V ライン使用時）のファンタム電
源を供給します。その際ファンタム電源の電圧において支障をきたす恐れのあるアンバランスのダイ
ナミック･マイクは接続しない様ご注意下さい。
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一部のワイヤレス･レシーバーにダメージを与えてしまうことも有りますので、レシーバーのマニュ
アルをご確認下さい。
ファンタム電源はライン入力端子には影響しません。
ご注意
RQ200 は 9V アルカリ乾電池（2 個又は 3 個）によるバッテリー駆動も可能です。その時のファンタ
ム電圧は 8V DC（バッテリー2 個）又は 17V（バッテリー3 個）になります。
30. バッテリー駆動
底面のバッテリー･ホルダーの蓋を外し、9V アルカリ乾電池を Mixer の位置に 2 個装着することに
よってバッテリー駆動が可能になります。この時に使用できるファンタム電圧は 8V DC ですが、
*Phantom の位置に 9V アルカリ乾電池を装着する事により、ファンタム電圧を 17V DC にアップす
ることが出来ます。
アプリケーション
1. XLR マイク･インプット端子にマイクやロー･インピーダンス機器を接続し、ライン・インプッ
ト端子には CD プレーヤー、カセット･デッキ等の機器やシンセサイザー等の電子楽器を接続し
ます。
2. L/R メイン出力をメインのパワー・アンプに接続します。
3. モニター出力をモニター用パワー・アンプに接続します。
4. エフェクト・デバイスを使用する場合はエフェクト出力を使用します。
5. エフェクトからの信号を RQ200 に入力する場合はループによるフィードバックに注意して下さ
い。
6. 3 種類の形状の出力端子には同時に同じ信号が出力されますので、使用する機器によって使用す
る端子を選んで下さい。
7. 付属の AC アダプター又はアルカリ乾電池によって電源が供給できる様にします。
8. 不用意なノイズの発生を防ぐ為に全てのゲイン･コントロール･つまみを最小レベルに下げてお
きます。
9. チャンネル･フェーダーを”0”位置に設定してからマスター･フェーダーを”0”位置にします。その
後でゲイン･コントロールを適正位置に調整します。
10. コンピューターでレコーディングやエディットを行う場合は、3.5mm ステレオ・ジャックを使
用してサウンドカードにメイン出力を供給します。同時にスピーカー・モニタリングや、ヘッド
ホンを使用する場合は 3.5mm 又は 1/4”ヘッドホン･ジャックを使用します。
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仕様
入力特性
種類
入力インピー
ダンス
入力レベル（dB）
最小標準最大
入力ゲイン
（dB）
バランス／
アンバランス
コネクター
マイク
チャンネル 1∼6
2K Ω
最大+52
最小+10
-72
-30
-52
-10
-34
+8
バランス
ライン
チャンネル 1∼2
20K Ω
最大+32
最小-10
-52
-10
-32
+10
-14
+30
バランス
XLR
2HOT
1/4”フォン
ステレオ・ライン
チャンネル 3∼5
8K Ω
最大+16
標準 0
-36
-20
-16
0
+2
+18
アンバランス
1/4”フォン
ステレオ・ライン
最大+16
アンバランス
8K Ω
-36
-16
+2
RCA ピン
チャンネル 6
標準 0
-20
0
+18
最小入力レベル（入力感度）は、サブ及びマスター・コントロールのゲインを最大にした時に標準出力を得られる値です。
標準入力レベルは、すべてのコントロールが 0dB 又はロータリー･ボリュームの 50%の位置での値です。
最大入力レベルは、すべてのコントロールが 0dB 又はロータリー･ボリュームの 50%の位置でクリップし始める値です。
出力特性
種類
最小ロード・
インピーダンス
メイン
L／R
600Ω
モニター・センド
600Ω
600Ω
エフェクト・センド
出力レベル（dBu）
標準最大
バランス／
アンバランス
+6
+24
バランス
0
+18
アンバランス
0
+18
アンバランス
0
+18
アンバランス
コネクター
1/4”フォン
1/4”フォン
1/4”フォン
ゲイン
マイク・インプット・ゲイン調整レンジ：
+10dB∼+52dB
マイク・インプット−･メイン・アウト
72dB
マイク・インプット−ﾓﾆﾀｰ/ｴﾌｪｸﾄ･ｾﾝﾄﾞ
75dB
ライン・インプット 1-2−メイン･アウト 66dB
ライン・インプット 3-6−メイン･アウト 83dB
周波数特性
マイク・インプット−メイン・アウト
10Hz∼30kHz +0/-1dB
マイク･インプット−ﾓﾆﾀｰ/ｴﾌｪｸﾄ･ｾﾝﾄﾞ
10Hz∼25kHz +0/-1dB
全高調波歪
マイク−メイン・アウト、標準レベル時
0.01%
9
ハム＆ノイズ
出力
S/N 比
テスト条件
マスター出力
97dB
全フェーダー＝ダウン
82dB
マスター･フェーダー＝ノーマル、
チャンネル・フェーダー＝ダウン
80dB
全チャンネル＝最小
62dB
全チャンネル＝最大
モニター／
102dB
全フェーダー＝ダウン
エフェクト
80dB
マスター･フェーダー＝ノーマル、
チャンネル・フェーダー＝ダウン
76dB
全チャンネル＝最小
58dB
全チャンネル＝最大
コモン･モード・リジェクション・レシオ
60dB（1kHz）
メーター
5 セグメント・ピーク表示（0dB＝アンバランス時 0dBu 、バランス時+6dBu ）
使用電圧
100V~120V AC 50/60Hz 4W（16.5V 1A AC アダプター）
9V アルカリ乾電池（2 個又は 3 個）
寸法、重量
35.2cm(W)×7.6cm(H)×25.4cm(D)、2.5kg
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