株式会社西武ホールディングス

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㈱西武ホールディングス様 招集(別冊)
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<ご参考>
西 武 鉄 道 株 式 会 社
営業報告書等
株式会社プリンスホテル
営業報告書等
株式会社西武ホールディングス
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(西武鉄道株式会社 営業報告書等)
営
業
報
告
書
( 平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで )
Ⅰ. 営 業 の 概 況
1. 企業集団の営業の経過および成果
当期におけるわが国経済は、企業収益の改善を背景として設備投資が増加する
と共に雇用情勢も改善し、個人消費も耐久消費財の購入単価上昇などにより緩や
かな回復傾向がみられました。しかし、一方で原油価格・素材価格が値上がりし、
商品価格への転嫁が見られるようになり、今後の状況次第では景気回復に悪影響
を及ぼすことが懸念されます。
鉄道業界においては、首都圏では輸送人員の減少に歯止めがかかりましたが、
少子化の進展で輸送人員は中長期的には伸び悩むことが予想され、更なるコスト
構造の改善が求められています。
このような状況下で、当社グループ(当社、当社の子会社および関連会社)は
前連結会計年度に引き続き、各事業部門にわたる積極的な営業展開および資産の
有効活用、収益力の確保に努めてまいりました。また、業務の効率化や財務体質
改善を目的として、西武不動産株式会社など6社の解散、西武エステート株式会
社の当社への吸収合併、西武建設株式会社の子会社化、ならびに幕張プリンスホ
テル、横浜プリンスホテルの売却などを実施いたしました。
これらの活動の結果、当連結会計年度の実績は、前連結会計年度末に子会社化
した伊豆箱根鉄道株式会社の業績が反映されたことも影響し、営業収益で4,346億
7百万円と前年同期に比べ267億1千7百万円の増加(前年同期比6.6%増)、営業
利益は304億7千6百万円と前年同期に比べ59億9千8百万円の増加(前年同期比
24.5%増)となりました。
営業外損益項目では、西武建設株式会社におきまして固定資産の減損損失を計
上したことにより、持分法による投資損失が増加しましたが、経常利益が119億2
千5百万円と前年同期に比べ65億9千5百万円の増加(前年同期比123.7%増)と
なりました。
また、特別損益項目では、幕張プリンスホテル、横浜プリンスホテルの売却や
遊休地の積極的な売却などにより固定資産売却益が増加したものの、当連結会計
年度より固定資産の減損に係る会計基準を適用したことにより642億9千6百万円
の減損損失を計上いたしました。
これらの結果、当連結会計年度では326億9千9百万円の当期純損失(前年同期
は130億6千1百万円の当期純損失)を計上する結果となりました。
次に、各事業についてご報告いたします。
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(1) 運 輸 事 業
鉄道事業では、安全に関しては、運転事故防止のため高田馬場駅の固定式ホ
ーム柵設置などのホーム安全対策、踏切事故防止対策、山手跨線橋改築など設
備の安全対策を進めてまいりました。サービスに関しては、引き続き職員のサ
ービス介助士資格取得を促進すると同時に駅施設のバリアフリー化を積極的に
進めてまいりました。営業に関しては、当社、伊豆箱根鉄道株式会社、近江鉄
道株式会社におきまして、最近の健康志向にあわせ、お客様に年間を通じて沿
線の各地を楽しんでいただけるよう、ウォーキングを主としたイベントを企画
実施いたしました。
また、「インボイスSEIBUドーム」でセ・パ交流戦が行われるなど、旅客輸送
が順調に推移したことや昨年の減少要因だったゴールデンウィークの出足不良
や猛暑の反動増があり、定期外旅客輸送人員は前年同期比0.7%増となり、定期
外収入は前年同期比0.5%増となりました。また、沿線における大規模マンショ
ンの竣工や医療施設の開業により定期旅客輸送人員も前年同期比0.4%増となり、
定期収入も前年同期比0.3%増となりました。費用面では人件費、減価償却費が
減少し、増益となりました。
バス事業では高速バスの新路線の開設や、「愛・地球博」開催による貸切バス
の輸送増加などにより輸送人員は増加いたしましたが、原油価格高騰による燃
料費の増加傾向が続き、減益となりました。
貨物自動車運送事業では、大手荷主企業などによる物流効率化が一層進み、
運賃輸送単価の低減にも歯止めがかからない中で減収となりましたが、費用削
減を進めた結果、増益となりました。
これらの結果、運輸事業の営業収益は2,451億2千万円と前年同期と比べ106
億6千8百万円の増加(前年同期比4.6%増)し、営業利益は209億9百万円と
前年同期と比べ35億3千3百万円の増加(前年同期比20.3%増)となりました。
(2) レジャー・サービス事業
ホテル業では平成17年4月に「東京プリンスホテル パークタワー」が開業
したことにより増収となりました。
ゴルフ場業では来場者数の減少傾向にようやく歯止めがかかりましたが、消
費単価の減少が続き減収となりました。
娯楽・スポーツ業では、セ・パ交流戦開催による「インボイスSEIBUドーム」
の来場人員の増加、夏季の好天による「西武園ゆうえんち」のプール入場人員
などの増加により増収となりました。
旅行業については、海外旅行者数の増加により増収となりました。
これらの結果、レジャー・サービス事業の営業収益は1,234億6千7百万円と
前年同期と比べ145億9千万円増加(前年同期比13.4%増)いたしました。営業
損益は、上記のとおり各分野で増収となりましたが、「東京プリンスホテル パ
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ークタワー」の開業費用が計上されたことが影響し、営業損失は28億1百万円
と前年同期に比べ10億3千4百万円増加いたしました。
(3) 建設事業
平成18年3月に増資の引受けにより、西武建設株式会社を子会社化いたしま
した。これにより同社および同社の子会社、西武造園株式会社など15社が新た
に連結子会社に加わったため、当連結会計年度より新たなセグメントとして建
設事業を設定いたしました。この結果、営業収益は9億4千2百万円、営業損
失は1億5千万円となりました。
(4) 不動産事業
不動産賃貸業では平成18年2月に株式会社プリンスホテルへホテル・ホテル
関連事業を会社分割いたしました。このため、賃貸物件が減少し減収となりま
したが、費用も減少したため増益となりました。
不動産販売業は、国内では都市型一戸建てシリーズ「ハーモニーデイズ保
谷」などのほか「リエラガーデンズ新狭山」などの戸建て分譲を積極的に行い、
また、「ユアコート小手指パークフロント」などのマンション販売も行いました
が、販売戸数が前年同期に比べ減少したため減収となりました。一方海外では、
ハワイ・マウイ島の大規模物件の販売により収益が改善し、増益となりました。
これらの結果、営業収益は634億7千8百万円と前年同期に比べ14億3千2百
万円増加(前年同期比2.3%増)し、営業利益は122億8千9百万円と前年同期
と比べ33億9千9百万円の増加(前年同期比38.2%増)となりました。
(5) その他の事業
引き続き積極的な営業活動をすすめるとともに、経営の効率化を図りました
が、営業収益は15億9千9百万円と前年同期と比べ9億1千6百万円減少(前
年同期比36.4%減)いたしました。しかしながら、営業利益は1億3千2百万
円と前年同期に比べ1億7百万円増加(前年同期比428.5%増)いたしました。
2.
企業集団が対処すべき課題
当社グループといたしましては、株主の皆さまならびにお客さまを始めとした
ステークホルダーからの信頼を獲得するとともに、当社の親会社である株式会社
西武ホールディングス(以下「西武ホールディングス」といいます。)が早期の株
式上場を果たすため、保有する経営資源を有効に活用し、不断の収益力向上を図
ることが最も重要な課題であると考えております。また、当社は西武ホールディ
ングスを中心とした西武グループのあり方として常に向かうべき方向を指し示す
「グループビジョン」に従って、お客さまの「行動」と「感動」を創りだすことを
基本方針として事業活動を展開し、グループ企業価値の極大化に努めます。
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部門別の課題といたしましては、以下のとおりです。
運輸事業におきましては、輸送の安全を最重要課題としてその確保に努めてま
いります。鉄道安全会議を設置し、安全輸送という社会的責任を果たすため、鉄
道安全の基本方針に関わる事項を審議しております。具体的な設備投資といたし
ましては、ATSの更新工事などの安全対策投資を実施いたします。利便性の向上に
つきましては、他の交通事業者と協力、協同することで交通ネットワーク効果を
発現するとともに、シームレス化による乗換え利便性の向上を図ります。具体的
には、地下鉄13号線との相互直通運転に取り組むほか、次年度から導入いたしま
すICカード乗車券により、JR東日本Suicaと共通で、鉄道のみならずバス路線でも
利用できる関東地区相互利用ICカードサービス(PASMO)の提供を開始いたします。
快適性の向上につきましては、人にやさしい鉄道をめざして駅のバリアフリー化
や待合室の設置、バス事業においてはノンステップバスの導入に引き続き取り組
んでまいります。石神井公園駅付近の高架複々線化につきましては、平成19年度
中の事業着手に向けて鋭意努力してまいります。さらに、課題となっております
踏切問題につきましても、安全性の向上に努めるとともに抜本的な対策として立
体交差化の実現に向けて、関係機関との協議を積極的に進めてまいります。
レジャー・サービス事業におきましては、レジャー産業全体を取り巻く状況が
厳しいなかではありますが、『峻別と集中』により、多様化するニーズを的確にと
らえた抜本的な営業形態の見直しを行うことで収益力を高めてまいります。サー
ビス業については、駅ナカビジネスを引き続き展開し、沿線地域における豊かな
生活につながるよう事業を展開いたします。
建設事業におきましては、特に公共建設部門での投資額の減少などにより事業
環境は一段と厳しくなっておりますが、原価管理の徹底、組織の効率化によりコ
スト削減を進めることで収益力を高めるとともに、利益率を重視した受注に努め、
利益を創出できる事業基盤を構築してまいります。また、鉄道関連工事を通じて、
施設面から当社鉄道事業の安全輸送確保に貢献いたします。
不動産事業におきましては、賃貸業については、耐震性の向上などの安全を確
保するほか、施設を計画的に更新するなど、継続的に安定した賃貸収入の確保に
努めます。販売業については、地域の活性化に資するよう良好な住宅の供給を行
うために、他社との提携を進めてまいります。
財務面におきましては、西武グループとして平成20年3月期のネット有利子負
債を1兆円以下に削減するという目標を掲げております。目標達成のために、西
武グループの一員として、設備投資にあたりその効果を十分吟味するなど、キャ
ッシュ・フロー重視の経営を徹底していく所存であります。
株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますよ
うお願い申しあげます。
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3.
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企業集団の設備投資の状況
(1) 当連結会計年度中に完成した主要設備
当連結会計年度における各セグメントの設備投資の主な内容は次のとおりで
あります。
不動産事業
会
社
名
設備投資の内容
取得の時期
西武鉄道㈱
東京プリンスホテル パークタワー
平成17年4月
西武鉄道㈱
エプソン品川アクアスタジアム
平成17年4月
なお、上記の資産については、平成18年2月の株式会社プリンスホテルへの
ホテル・ホテル関連事業分割により同社へ移管されております。
(2) 当連結会計年度末現在実施中又は計画中の主要設備
現在継続中の主要工事は次のとおりであります。
運輸事業
会
社
西武鉄道㈱
4.
名
設備投資の内容
通勤用車両新造
120両
完成予定年月
平成24年3月
企業集団の資金調達の状況
平成17年4月に開業した東京プリンスホテル パークタワーの建設代金等の設
備投資資金は、主として不動産の売却代金および金融機関により調達いたしまし
た。
なお、平成18年3月27日に金融機関からの借入金を株式会社西武ホールディン
グスに免責的に譲渡しております。ただし、日本政策投資銀行からの鉄道事業設
備資金は引き続き当社で調達をしております。同時に、株式会社西武ホールディ
ングスから短期借入金での調達を実施した結果、借入残高は718,393百万円となり
ました。
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5.
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企業集団および当社の営業成績および財産の状況の推移
(1) 企業集団の状況
区
分
第155期
第153期
第154期
第152期
自平成17年4月1日
自平成14年4月1日 自平成15年4月1日 自平成16年4月1日
至平成18年3月31日
至平成15年3月31日 至平成16年3月31日 至平成17年3月31日
(当連結会計年度)
百万円
営業収益
419,871
414,731
407,889
434,607
7,731
7,649
5,329
11,925
1,086
△ 8,505
△13,061
△32,699
2.30
△ 20.62
△ 31.29
△ 77.90
1,181,929
1,136,017
1,160,766
1,056,537
59,162
46,247
28,336
15,826
百万円
経常利益
百万円
当期純利益
または当期
純損失(△)
1株当たり 円
当期純利益
または当期
純損失(△)
百万円
総
資
純
資
産
百万円
(注)
産
第155期(当連結会計年度)は平成18年2月の株式会社プリンスホテルへ
のホテル・ホテル関連事業分割により総資産が大きく減少いたしました。
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(2) 当社の状況
区
分
第155期
第153期
第154期
第152期
自平成17年4月1日
自平成14年4月1日 自平成15年4月1日 自平成16年4月1日
至平成18年3月31日
至平成15年3月31日 至平成16年3月31日 至平成17年3月31日
(当期)
百万円
営業収益
199,303
203,229
202,977
208,698
8,981
12,220
14,219
15,657
3,138
3,217
3,610
△12,267
7.13
7.33
8.33
△ 28.34
974,996
976,577
992,268
838,770
44,601
48,292
49,612
37,035
百万円
経常利益
百万円
当期純利益
または当期
純損失(△)
1株当たり 円
当期純利益
または当期
純損失(△)
百万円
総
資
純
資
産
百万円
(注)
産
第155期(当期)は平成18年2月の株式会社プリンスホテルへのホテル・
ホテル関連事業分割により総資産が大きく減少いたしました。
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Ⅱ. 企業集団および当社の概況(平成18年3月31日現在)
1. 企業集団の主要な事業内容
(1) 運輸事業
鉄道事業、バス事業、タクシー事業、貨物自動車運送事業などを行っており
ます。
① 鉄道事業
営業キロ
(km)
駅数
(駅)
車両数
(両)
池袋∼吾野ほか
179.8
102
1,312
本線ほか2路線
米原∼貴生川ほ
か
59.5
31
60
駿豆線、大雄山線
三島∼修善寺ほ
か
29.4
25
76
268.7
158
1,448
会社名
線 名
西武鉄道㈱
池袋線ほか11路線
近江鉄道㈱
伊豆箱根鉄道㈱
区
間
計
② バス事業
会 社 名
名
称
所
在 地
在籍車両数
(台)
西武バス㈱
練馬営業所ほか13箇所
東京都練馬区ほか
845
近江鉄道㈱
彦根営業所ほか5箇所
滋賀県彦根市ほか
293
伊豆箱根鉄道㈱
熱海営業所ほか3箇所
静岡県熱海市ほか
180
③ タクシー事業
会 社 名
西武ハイヤー㈱
名
称
ひばりヶ丘営業所ほか8箇所
― 8 ―
所
在 地
東京都東久留米市
ほか
在籍車両数
(台)
415
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④ 貨物自動車運送事業
会 社 名
名
称
所
在籍車両数
(台)
在 地
西武運輸㈱
神田営業所ほか315箇所
東京都千代田区ほ
か
3,131
九州西武運輸㈱
東福岡営業所ほか
九州地区事業所23箇所
福岡県古賀市ほか
513
(2) レジャー・サービス事業
国内および海外でホテル業、ゴルフ場業を営むほか、遊園地、野球場、スキ
ー場等の娯楽施設を運営する娯楽・スポーツ業などを行っております。主な施
設は次のとおりであります。
① ホテル業
会 社 名
名
称
所
在
西武鉄道㈱
中国割烹旅館掬水亭
埼玉県所沢市
西武鉄道㈱
西武長瀞ホテル
埼玉県秩父郡長瀞町
近江観光㈱
大津プリンスホテル
滋賀県大津市
伊豆箱根鉄道㈱
下田プリンスホテル
静岡県下田市
地
② ゴルフ場業
会 社 名
名
称
所
在
西武鉄道㈱
久邇カントリークラブ
埼玉県飯能市
西武鉄道㈱
武蔵丘ゴルフコース
埼玉県飯能市
西武鉄道㈱
新武蔵丘ゴルフコース
埼玉県日高市
西武鉄道㈱
おおむらさきゴルフコース
埼玉県比企郡滑川町
西武鉄道㈱
吉井南陽台ゴルフコース
群馬県多野郡吉井町
西武ゴルフ㈱
大原・御宿ゴルフコース
千葉県夷隅郡大原町
近江観光㈱
瀬田ゴルフコース
滋賀県大津市
― 9 ―
地
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③ 娯楽・スポーツ業
会 社 名
名
称
所
在
西武鉄道㈱
西武園ゆうえんち
埼玉県所沢市
西武鉄道㈱
ユネスコ村大恐竜探検館
埼玉県所沢市
西武鉄道㈱
インボイスSEIBUドーム
埼玉県所沢市
西武鉄道㈱
西武園競輪場
埼玉県所沢市
西武鉄道㈱
秩父ミューズパークスポーツの
森
埼玉県秩父市
西武鉄道㈱
豊島園 庭の湯
東京都練馬区
近江鉄道㈱
箱館山スキー場
滋賀県高島市
伊豆箱根鉄道㈱
伊豆・三津シーパラダイス
静岡県沼津市
武蔵野地所㈱
としまえん
東京都練馬区
地
(3) 建設事業
当連結会計年度より新たに設定いたしました。建設・土木・造園業、砂利・
砕石生産販売業などを行っております。
会 社 名
主 要 な 事 業
所
在
西武建設㈱
建設・土木業
埼玉県所沢市ほか
西武建材㈱
砂利・砕石生産販売業
埼玉県所沢市ほか
西武造園㈱
造園業
埼玉県所沢市ほか
― 10 ―
地
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(4) 不動産事業
不動産賃貸業、国内の分譲マンションや一戸建て住宅等の販売、国内および
海外でのリゾート分譲地の販売を営む不動産販売業を行っております。主な賃
貸物件は次のとおりであります。
会 社 名
名
称
所
在
地
西武鉄道㈱
新宿プリンスホテル
東京都新宿区
西武鉄道㈱
川越プリンスホテル
埼玉県川越市
西武鉄道㈱
飯能プリンスホテル
埼玉県飯能市
西武鉄道㈱
六本木プリンスホテル
東京都港区
西武鉄道㈱
箱根くらかけゴルフ場
神奈川県足柄下郡箱根町
西武鉄道㈱
西武新宿ぺぺ
東京都新宿区
西武鉄道㈱
西武本川越ぺぺ
埼玉県川越市
西武鉄道㈱
西武入間ぺぺ
埼玉県入間市
西武鉄道㈱
西武飯能ぺぺ
埼玉県飯能市
西武鉄道㈱
新横浜スクエアビル
神奈川県横浜市港北区
近江鉄道㈱
クレッセ彦根
滋賀県彦根市
伊豆箱根鉄道㈱
沼津ビル
静岡県沼津市
(5) その他の事業
自動車教習所業などを行っております。
会 社 名
㈱南横浜自動車学校
主要な事業
自動車教習所業
― 11 ―
所
在
地
神奈川県横浜市金沢区
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2.
3.
株 式 の 状 況
(1) 会社が発行する株式の総数
(2) 発 行 済 株 式 総 数
(3) 株 主 数
1,155,479,040株
433,304,640株
1名
大株主の状況
株
主
名
株式会社西武ホールディングス
4.
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当社への出資状況
持
当社の大株主への出資状況
株 数 出資比率 持
433,304
千株
100.0
%
株 数 出資比率
5,308 千株
1.5
%
自己株式の取得および保有の状況
(1) 取得株式
普通株式
5,273,558株
取得価額の総額
4,845百万円
(2) 当期末における保有株式
該当ありません。
(注) 平成18年2月1日時点の自己株式数5,308,010株に対し、平成18年2月2日
付で行われた当社と株式会社プリンスホテルとの株式交換および平成18年
2月3日付の株式会社プリンスホテルからの株式移転による株式会社西武
ホールディングスの設立により、結果的に同数の株式会社西武ホールディ
ングス株式が割当てられましたため、当期末における自己株式の保有はあ
りません。
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5.
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企業集団の従業員の状況
事 業 区 分
従
業
員
数
業
14,447名
[2,745名]
レジャー・サービス事業
4,406名
[2,589名]
運
輸
建
事
設
不
動
そ
の
全
産
他
社
合
事
事
の
事
(共
業
1,261名
[15名]
業
497名
[100名]
業
132名
[1名]
通)
432名
[32名]
21,175名
[5,482名]
計
(注) 1.
従業員数は就業人員であり、臨時従業員は[ ]内に年間の平均人員
を外数で記載しております。
2. 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の事業に区分で
きない管理部門に所属しているものであります。
6.
企業結合の状況
(1) 親会社との関係
当社の親会社は、株式会社西武ホールディングスであり、同社は当社の株式
を433,304千株(議決権比率100%)を保有しております。当社は親会社から資
金を借入れております。
また、当社の取締役又は監査役の一部は、親会社の取締役又は監査役を兼任
しております。
― 13 ―
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(2) 重要な子法人等の状況
会
社
名
資
本 金
百万円
当社の議決権比率
100.0
%
主要な事業内容
西武建設株式会社
14,000
建
西武不動産販売株式会社
2,500
100.0
不 動 産 販 売 業
近江観光株式会社
1,000
100.0
ホ テル・ ゴル フ場業
伊豆箱根鉄道株式会社
640
74.0
西武運輸株式会社
509
100.0
近江鉄道株式会社
405
96.3
鉄
西武バス株式会社
100
99.5
一般旅客自動車運送事業
九州西武運輸株式会社
100
100.0
貨 物自動 車運 送事業
鉄
設
道
業
事
業
貨 物自動 車運 送事業
道
事
業
(注) 1.
議決権比率は当社が直接所有しているもののほか、当社の子法人等が
所有している間接所有分も含めて表示しております。
2. 議決権比率は小数点以下第二位を四捨五入して表示しております。
(3) 企業結合の経過
① 京都近江鉄道タクシー株式会社、株式会社むらくも茶寮、近江鉄道ライフ
サービス株式会社の3社は、平成17年10月1日に京都近江鉄道タクシー株
式会社を存続会社とする合併を行い、同日付けで近江鉄道ライフサービス
株式会社に商号変更いたしました。
② 伊豆箱根トラベル株式会社は、平成17年12月13日に清算を結了いたしまし
た。
③ 株式会社竜王ゴルフコースは、平成18年1月25日に清算を結了いたしまし
た。
④ 当社は、平成18年2月1日に当社のホテル・ホテル関連事業を会社分割し、
株式会社プリンスホテルに統合いたしました。
⑤ 当社は、平成18年2月2日に株式会社プリンスホテルとの間で株式交換を
行い、株式会社プリンスホテルの100%子会社となりました。
⑥ 株式会社プリンスホテルは、平成18年2月3日に株式移転を行い、株式会
社西武ホールディングスを設立いたしました。
― 14 ―
〆≠●0
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⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
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当社は、平成18年3月9日に当社の関連会社である西武建設株式会社の第
三者割当増資を引き受け、子会社といたしました。これにより西武建材株
式会社他14社が当社の子会社となり、同社の関連会社である株式会社北九
州プリンスホテル他1社も同時に当社の関連会社となりました。
西武不動産株式会社は、平成18年3月22日に清算を結了いたしました。
当社と西武エステート株式会社は、平成18年3月24日に当社を存続会社と
する合併を行いました。
株式会社プリンスホテルは、平成18年3月27日に当社をはじめとするグル
ープ関連会社の管理事業を株式会社西武ホールディングスに会社分割いた
しました。これにより、当社は株式会社西武ホールディングスの完全子会
社となりました。
株式会社セイキは、平成18年3月28日に清算を結了いたしました。
鈴鹿観光株式会社は、平成18年3月30日に清算を結了いたしました。
当社は、当連結会計年度末に、非連結子会社である東長崎駅整備株式会社
と下井草駅整備株式会社を連結子会社といたしました。
(4) 企業結合の成果
当社の連結対象は、(2) 重要な子法人等の状況に記載した8社を含め連結子
法人等は105社、持分法適用の関連会社は2社であります。
当連結会計年度の営業収益は、4,346億7百万円(前年同期比6.6%増)、当期
純損失は326億9千9百万円(前年同期は130億6千1百万円の当期純損失)で
あります。
7.
主要な借入先の状況
借
入
先
借入先が有する当社の株式
借入金残高
株式会社西武ホールディングス
498,838
日本政策投資銀行
116,448
持 株 数
百万円
433,304
―
千株
出資比率
100.0
%
―
(注) 平成18年3月27日に金融機関からの借入金を株式会社西武ホールディング
スに免責的に譲渡しております。ただし、日本政策投資銀行からの鉄道事
業設備資金は引き続き当社で調達をしております。
― 15 ―
〆≠●0
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㈱西武ホールディングス様 招集(別冊)
8.
2006/06/27 午後 8:13印刷 17/62
取締役および監査役の状況
(代表取締役、株式会社西武ホールディ
取締役会長
平 野 直 樹
ングス代表取締役会長)
(代表取締役、株式会社西武ホールディ
取締役社長
後 藤 高 志
ングス代表取締役社長)
(代表取締役 コンプライアンス室・監
取締役副社長
石 橋 正 男
査部・秘書室担当)
(関連会社担当、西武建設株式会社代表
山 川 征 夫
専務取締役
取締役副社長)
常 務 取 締 役 (鉄道本部長)
髙 須 洋 一
常 務 取 締 役 (広報部・管理部・人事部担当)
松 下
彰
(経理部・資材部・不動産部・資産管理
五代儀 俊 悦
常務取締役
部担当)
取 締 役 (鉄道本部副本部長・車両部長)
遠 山
毅
取 締 役 (経営企画本部長)
白 山
進
取 締 役 (経営企画本部経営政策室長)
田 島 幸 夫
取 締 役 (財務部担当)
高 橋
薫
(沿線営業部・レジャー事業部・システ
取 締 役
生 駒
成
ム構築・連結会計担当)
取 締 役
吉 成 和 彦
(日興プリンシパル・インベストメンツ
取 締 役
城 戸 一 幸
株式会社代表取締役社長)
取 締 役
丸 山 哲 夫
常勤監査役
山 田 憲 二
監 査 役
冨 田 健 一
監 査 役 (税理士)
神 奴 帶 刀
監 査 役 (弁護士)
深 澤
勲
(注) 1. 平成17年5月24日開催の臨時株主総会において、平野直樹および後藤
高志は取締役に就任し、同日開催の取締役会において、平野直樹は代
表取締役会長に、後藤高志は代表取締役社長に就任いたしました。
2. 常務取締役 宇留賀 武、取締役 森 健司は平成17年6月28日をも
って任期満了により退任いたしました。
3. 常務取締役 黛 雅昭、後藤義雄、池田 敦、取締役 小野 誠、岡
本弘道は同日辞任いたしました。
4. 平成17年6月28日開催の定時株主総会において田島幸夫は取締役に就
任いたしました。
5. 同日開催の取締役会において、取締役 髙須洋一、松下 彰、五代儀
俊悦は常務取締役に就任いたしました。
6. 監査役 村田昌弘は平成17年12月21日をもって辞任いたしました。
7. 平成17年12月21日開催の臨時株主総会において、山川征夫、高橋 薫、
生駒 成、吉成和彦、岩間 甫、河井一彦、城戸一幸、丸山哲夫は取
締役に、冨田健一は監査役に就任いたしました。
8. 同日開催の取締役会において、山川征夫は専務取締役に就任いたしま
した。
― 16 ―
〆≠●0
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9.
10.
9.
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取締役 岩間 甫、河井一彦は平成18年1月31日をもって辞任いたしまし
た。
監査役 神奴帶刀、深澤 勲は、旧「株式会社の監査等に関する商法
の特例に関する法律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
会計監査人に支払うべき報酬等の額
(1) 当社および当社の子法人等が会計監査人に支払うべき報酬等の合計額
159百万円
(2) 上記(1)の合計額のうち、公認会計士法第2条第1項の業務(監査証明業務)
の対価として当社および当社の子法人等が会計監査人に支払うべき報酬等の
合計額
137百万円
(3) 上記(2)の合計額のうち、当社が会計監査人に支払うべき会計監査人としての
報酬等の額
52百万円
(注)
当社と会計監査人との間の監査契約において、旧商法特例法に基づく監査
と証券取引法に基づく監査の監査報酬の額を区分しておらず、実質的にも
区分できないため、(3)の金額はこれらの合計額を記載しております。
10. その他会社の状況に関する重要事項
(1) 当社を含む西武グループの再編について
当社、株式会社コクド(以下「コクド」といいます。)および株式会社プリン
スホテル(以下「プリンスホテル」といいます。)を中心とした西武グループで
は、企業価値を極大化し早期の上場を果たすため、各種経営改革案について精
力的に検討を進めてまいりましたが、平成17年11月10日持株会社方式によるグ
ループ再編を行うことで合意いたしました。その主な内容は以下のとおりです。
・安定的な事業基盤を持つ鉄道事業に加え、社会的認知度の高い『プリンス』
ブランドのもと全国的なネットワークを展開するホテル・レジャー事業の潜
在力を引き出し成長源とすることで、企業価値ひいては株主価値の極大化を
図ることを目的とし、これまで当社、コクドおよびプリンスホテルがそれぞ
れ展開していたホテル・レジャー事業をプリンスホテルに集約し、鉄道事業
とあわせ、機動的かつ効率的な運営を行う体制を整備すること。
・グループ経営資源の活用およびグループ総合力の発現のため、グループ全体
を統括する純粋持株会社『株式会社西武ホールディングス』(以下「西武ホー
ルディングス」といいます。)を設立すること。
・既存の経営資源のバリューアップを図るための設備投資資金を調達するにあ
たり、今後の西武グループの事業パートナーにふさわしい、Cerberus Asia
Capital Management,LLCおよび日興プリンシパル・インベストメンツ株式会
社の2社を主な引受先として、約1,600億円の資本増強を実施すること。
― 17 ―
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このグループ再編案は、平成17年12月21日の株主総会で承認をいただいた後、
平成18年1月以降順次実施に移されました。その過程において、西武ホールデ
ィングスが平成18年2月3日にプリンスホテルからの株式移転により設立され、
同年3月27日に会社分割により当社をはじめとするグループ関連会社の管理事
業がプリンスホテルから西武ホールディングスに移転いたしました。この会社
分割により今回の再編はすべて完了となり、西武ホールディングスのもとに当
社およびプリンスホテルが完全子会社としてグループの中核事業を担う新しい
経営管理体制が完成いたしました。
(2) 訴訟の提起について
当社は、当社株主(但し、既に株式を処分した者を含む。)の一部から、当社
株式に関する有価証券報告書の記載問題および上場廃止に関連して損害を被っ
たとして、東京地方裁判所に対し合計12件の損害賠償請求訴訟(請求額合計294
億5千5百万円)の提起を受けており、現在訴訟中であります。
― 18 ―
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貸
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借
対
照
表
(平成18年3月31日現在)
科
目
(資産の部)
流 動 資 産
現 金 ・ 預 金
未
収
運
賃
未
収
金
短 期 貸 付 金
有
価
証
券
親 会 社 株 式
分 譲 土 地 建 物
貯
蔵
品
前
払
費
用
繰 延 税 金 資 産
その他の流動資産
貸 倒 引 当 金
固 定 資 産
鉄道事業固定資産
付帯事業固定資産
各事業関連固定資産
建 設 仮 勘 定
投資その他の資産
投 資 有 価 証 券
子 会 社 株 式
出
資
金
破 産 更 生 債 権
長 期 前 払 費 用
前 払 年 金 費 用
長期繰延税金資産
資
倒 引 当
産
合
額
百万円
金
105,647
37,533
728
7,671
22,160
32
4,877
21,440
1,808
297
7,259
1,859
△ 22
733,122
326,728
123,752
1,622
35,021
245,998
20,902
207,468
67
11
1,118
6,457
9,015
969
△ 13
計
838,770
その他の投資等
貸
金
科
目
(負債の部)
流 動 負 債
短 期 借 入 金
未
払
金
未
払
費
用
未 払 消 費 税 等
未 払 法 人 税 等
預 り 連 絡 運 賃
預
り
金
前
受
運
賃
前
受
金
賞 与 引 当 金
その他の流動負債
固 定 負 債
長 期 借 入 金
退職給付引当金
鉄道・運輸機構長期未払金
その他の固定負債
特別法上の準備金
特定都市鉄道整備準備金
負 債 合 計
(資本の部)
資
本
金
資本剰余金
資 本 準 備
利益剰余金
利 益 準 備
任 意 積 立
別 途 積 立
当期未処理損
株式等評価差額金
資 本 合 計
金
金
金
金
失
負債及び資本合計
― 19 ―
金
額
百万円
573,637
508,072
32,655
1,453
402
156
1,524
6,550
3,530
15,325
2,745
1,220
211,039
107,314
26,151
70,345
7,228
17,058
17,058
801,735
21,665
3,655
3,655
9,558
2,828
11,500
11,500
4,769
2,155
37,035
838,770
〆≠●0
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(注) 1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 有形固定資産の減価償却累計額
450,517百万円
(うち減損損失累計額
3. 事業用固定資産
有形固定資産
9,884百万円)
448,346百万円
土 地
182,263百万円
建 物
83,264百万円
構築物
138,587百万円
車 両
28,444百万円
その他
15,786百万円
無形固定資産
3,756百万円
4. 支配株主に対する短期金銭債権
32百万円
5. 支配株主に対する短期金銭債務
498,971百万円
6. 子会社に対する短期金銭債権
25,396百万円
7. 子会社に対する短期金銭債務
10,273百万円
子会社に対する長期金銭債務
221百万円
8. 担保に供している資産
鉄道事業固定資産
315,270百万円
付帯事業固定資産
9,357百万円
9.
投資有価証券のうち5,134百万円については貸株に供しており、その担保として受け入れた
金額を「預り金」に2,310百万円計上しております。
10. 偶発債務
保証債務額
901,966百万円
11. 特定都市鉄道整備準備金は、特定都市鉄道整備促進特別措置法第8条の規定により計上して
おります。
12. 固定資産の取得原価から直接減額された工事負担金等累計額
73,532百万円
13. 配当制限
商法施行規則第124条第3号に規定する時価を付したことにより増加した純資産額
2,155百万円
― 20 ―
〆≠●0
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損
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益
計
(
科
算
書
平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで
目
金
)
経
常 損 益 の 部
(営 業 損 益 の 部)
鉄
道
事
業
営
業
収
益
営
業
費
営
業
利
益
付
帯
事
業
営
業
収
益
営
業
費
営
業
利
益
全 事 業 営 業 利 益
(営 業 外 損 益 の 部)
営 業 外 収 益
受 取 利 息 及 び 配 当 金
そ の 他 の 収 益
営 業 外 費 用
支
払
利
息
そ の 他 の 費 用
経
常
利
益
特 別 損 益 の 部
特
別
利
益
固 定 資 産 売 却 益
工 事 負 担 金 等 受 入 額
投 資 有 価 証 券 売 却 益
特定都市鉄道整備準備金取崩額
貸 倒 引 当 金 戻 入 額
受
入
補
償
金
特
別
損
失
固 定 資 産 売 却 損
固 定 資 産 除 却 損
工 事 負 担 金 等 圧 縮 損
投 資 有 価 証 券 評 価 損
分 譲 土 地 建 物 評 価 損
減
損
損
失
罰
課
金
支
払
補
償
金
事
業
再
編
損
退職給付会計基準変更時差異一括償却額
税 引 前 当 期 純 損 失
法人税、住民税及び事業税
過 年 度 法 人 税 等
法 人 税 等 調 整 額
当
期
純
損
失
前
期
繰
越
利
益
利 益 準 備 金 取 崩 額
会社分割による未処分利益減少額
当 期 未 処 理 損 失
― 21 ―
額
百万円
100,551
81,731
百万円
18,820
108,147
101,171
6,975
25,796
1,084
1,766
12,539
450
29,570
1,422
4,651
2,843
132
240
8
1,312
1,173
6,717
5,685
39,512
200
203
5,672
8,866
11,334
357
△14,259
2,851
12,989
15,657
38,860
69,352
14,835
△2,567
12,267
4,919
2,587
△10
4,769
〆≠●0
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(注) 1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 営 業 収 益
208,698百万円
3. 営
業
費
182,902百万円
運送営業費及び売上原価
92,909百万円
販売費及び一般管理費
52,702百万円
諸
税
12,645百万円
減 価 償 却 費
24,644百万円
4. 支配株主との取引高 営 業 収 益
1,755百万円
営 業 費
251百万円
営業取引以外の取引高
433百万円
5. 子会社との取引高
営業収益
2,409百万円
営 業 費
12,249百万円
営業取引以外の取引高
19,108百万円
6. 1株当たり当期純損失
28円34銭
7. 減 損 損 失
当社は、当営業年度において以下の資産について減損損失を計上しております。
減損損失
用途
場所
種類
(百万円)
建物及び
ホテル業
3,981
埼玉県
構築物
3件
ゴルフ場業
群馬県
土地、建物
8,862
2件
ほか
及び構築物
娯楽・スポーツ業
土地、建物
埼玉県
5,094
3件
及び構築物
不動産賃貸業
土地、建物
神奈川県
6,366
1件
及び構築物
遊休資産
千葉県
土地、
15,208
19件
ほか
建設仮勘定
当社は、遊休資産については個別物件単位に、事業用固定資産については継続的に収支の把握
を行っている管理会計上の区分を考慮して資産のグルーピングを決定しております。
なお、遊休資産及び事業用資産の回収可能価額は正味売却価額により測定しております。正味
売却価額は、不動産鑑定評価基準に基づく鑑定評価額等をもとに算定しております。
― 22 ―
〆≠●0
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重要な会計方針
1.
有価証券の評価基準及び評価方法
満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
子会社株式及び関連会社株式
移動平均法に基づく原価法
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法に基づく原価法
2.
たな卸資産の評価基準及び評価方法
分譲土地建物
分譲地別総平均法に基づく原価法
貯
蔵
品
移動平均法に基づく原価法
3.
固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産
鉄道事業固定資産及び各事業関連固定資産については定率法、付帯事業固
定資産については定額法を採用しております。
但し、鉄道事業固定資産の構築物のうち、取替資産については取替法の償
却を行うとともに、取得価格の50%に達するまでは定率法を併用しており
ます。
また、平成10年4月1日以降取得の鉄道事業固定資産建物(建物附属設備
を除く)については、定額法を採用しております。
(2) 無形固定資産
定額法を採用しております。但し、ソフトウェア(自社利用分)について
は、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しておりま
す。
4.
引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実
績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘
案し回収不能見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
従業員に支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき計上しておりま
す。
(3) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資
産の見込額に基づき計上しております。
会計基準変更時差異(22,165百万円)については、10年による按分額を営
業費に計上しておりましたが、当期末においてはその未処理額全額(8,866
百万円)を一括償却しており、特別損失に計上しております。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数
― 23 ―
〆≠●0
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(10年)による定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の
年数(15年)による定額法により翌期から費用処理することとしておりま
す。
5.
特別法上の準備金
特定都市鉄道整備準備金は、特定都市鉄道整備促進特別措置法第8条の規定
により計上しております。
6.
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
7.
工事負担金等の処理
鉄道事業における連続立体交差等の高架化工事や踏切道路拡幅工事等を行う
に当たり、地方公共団体等より工事費の一部として工事負担金等を受けてお
ります。
これらの工事負担金等は、工事完成時に当該工事負担金等を取得した固定資
産の取得原価から直接減額して計上しております。
なお、損益計算書においては、工事負担金等受入額を特別利益に計上すると
ともに、固定資産の取得原価から直接減額した額を工事負担金等圧縮損とし
て特別損失に計上しております。
(会計方針の変更)
1. 減損会計
当期より、固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準
の設定に関する意見書」(企業会計審議会平成14年8月9日))及び「固定資
産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号 平成15
年10月31日)を適用しております。これにより、税引前当期純損失が39,512
百万円増加しております。なお、減損損失累計額については、減価償却累計
額に含めて表示しております。
2.
退職給付引当金
退職給付会計基準の導入に係る会計基準変更時差異は、従来10年による按分
額を費用処理しておりましたが、当期末において、未処理額全額を一括費用
処理する方法に変更しております。
この変更は、グループ再編により株式会社西武ホールディングスが発足し、
当社が同社の子会社となったことに伴い、会計基準変更時差異を同社グルー
プの会計方針に統一して一括償却することが、財務体質の健全化に資するも
のと判断したことにより行ったものであります。
これにより、税引前当期純損失は8,866百万円増加しております。
― 24 ―
〆≠●0
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利
科
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益
処
目
分
案
金
額
円
当
別
期
途
未
積
処
立
理
金
取
損
崩
失
4,769,898,253
額
9,200,000,000
計
4,430,101,747
これを次のとおり処分いたします。
配
当
金
( 1 株 に つ き 5 円 )
2,166,523,200
次
2,263,578,547
期
繰
越
利
益
― 25 ―
〆≠●0
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会計監査人の監査報告書謄本
独立監査人の監査報告書
平成18年5月25日
西武鉄道株式会社
取 締 役 会 御中
中央青山監査法人
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
公認会計士 佐 藤 元 宏 ㊞
公認会計士 藤 井 靜 雄 ㊞
公認会計士 菅 田 裕 之 ㊞
当監査法人は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第2条第1項の規定に基づ
き、西武鉄道株式会社の平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第155期営業年度の計算書類、すな
わち、貸借対照表、損益計算書、営業報告書(会計に関する部分に限る。)及び利益処分案並びに附属明細
書(会計に関する部分に限る。)について監査を行った。なお、営業報告書及び附属明細書について監査の
対象とした会計に関する部分は、営業報告書及び附属明細書に記載されている事項のうち会計帳簿の記録
に基づく記載部分である。この計算書類及び附属明細書の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は
独立の立場から計算書類及び附属明細書に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査
の基準は、当監査法人に計算書類及び附属明細書に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得
ることを求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並
びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての計算書類及び附属明細書の表示を検討する
ことを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断してい
る。なお、この監査は、当監査法人が必要と認めて実施した子会社に対する監査手続を含んでいる。
ただし、会社は第154期営業年度から、初めて当監査法人の監査を受けることとなったので、営業報告書
に記載されている事項のうち第153期営業年度以前の各営業年度に係るものは、当監査法人の監査を受けて
いない計算書類等に基づき記載されている。
監査の結果、当監査法人の意見は次のとおりである。
(1) 貸借対照表及び損益計算書は、法令及び定款に従い会社の財産及び損益の状況を正しく示しているも
のと認める。
(2) 会計方針の変更に関する意見は次のとおりである。
① 会計方針の変更に記載されているとおり、会社は当営業年度より「固定資産の減損に係る会計基
準」及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」を適用しているが、この変更は、同会計基準
及び同適用指針が当営業年度より適用されることになったことに伴うものであり、相当と認める。
② 会計方針の変更に記載されているとおり、会社は退職給付会計基準の導入に係る会計基準変更時差
異について、従来10年による按分額を費用処理していたが、当営業年度末において、未処理額全額を
一括費用処理する方法に変更している。この変更は、グループ再編により株式会社西武ホールディン
グスが発足し、当社が同社の子会社となったことに伴い、会計基準変更時差異を同社グループの会計
方針に統一して一括償却することが、財務体質の健全化に資するものと判断したことにより行ったも
のであり、相当と認める。
(3) 営業報告書(第154期営業年度以降の各年度の会計に関する部分に限る。)は、法令及び定款に従い会
社の状況を正しく示しているものと認める。
(4) 利益処分案は、法令及び定款に適合しているものと認める。
(5) 附属明細書(会計に関する部分に限る。)について、旧商法の規定により指摘すべき事項はない。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
― 26 ―
〆≠●0
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監査役会の監査報告書謄本
監
査
報
告
書
当監査役会は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第155期営業年度の取締役の職務の
執行に関して各監査役から監査の方法および結果の報告を受け、協議の上、本監査報告書を作成し、
以下のとおり報告いたします。
1.
監査役の監査の方法の概要
各監査役は、監査役会が定めた監査の方針、業務の分担等に従い、取締役会その他重要な会議に
出席するほか、取締役等からその職務の執行状況を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧し、本社およ
び主要な事業所において業務および財産の状況を調査し、必要に応じて子会社に対し営業の報告を
求めました。また、会計監査人から報告および説明を受け、計算書類および附属明細書につき検討
を加えました。
取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行った無償の利益供与、子会社また
は株主との通例的でない取引ならびに自己株式の取得および処分等に関しては、上記の監査の方法
のほか、必要に応じて取締役等に対し報告を求め、詳細に調査いたしました。
2. 監査の結果
(1) 会計監査人中央青山監査法人の監査の方法および結果は相当であると認めます。
(2) 営業報告書は、法令および定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認めます。
(3) 利益処分に関する議案は、会社財産の状況その他の事情に照らし指摘すべき事項は認められま
せん。
(4) 附属明細書は、記載すべき事項を正しく示しており、指摘すべき事項は認められません。
(5) 取締役の職務遂行に関する不正の行為または法令もしくは定款に違反する重大な事実は認めら
れません。
また、取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行った無償の利益供与、子
会社または株主との通例的でない取引ならびに自己株式の取得および処分等についても取締役の
義務違反は認められません。
なお、過年度における証券取引法違反事件につきましては、平成17年10月27日、東京地方裁判所
において、当社および元取締役1名に対して有罪判決が言い渡され、その後、刑が確定いたしまし
た。監査役会といたしましては、今後とも再発防止対策推進について厳正な監査を継続してまいり
ます。
平成18年5月30日
西武鉄道株式会社
常勤監査役
監査役
監査役
監査役
(注)
監査役会
山
田
冨
田
神
奴
深
澤
憲
健
帶
二
一
刀
勲
㊞
㊞
㊞
㊞
監査役神奴帶刀および同深澤勲は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」
第18条第1項に定める社外監査役であります。
― 27 ―
〆≠●0
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連 結 貸 借 対 照 表
(平成18年3月31日現在)
科
目
金
額
百万円
(資産の部)
流 動 資 産
239,507
現 金 及 び 預 金
77,588
受取手形及び売掛金
64,345
券
5,812
分 譲 土 地 建 物
49,738
た な
資 産
10,034
繰 延 税 金 資 産
9,460
有
価
証
卸
そ
の
他
22,868
貸 倒
引
当 金
△340
817,030
固 定 資 産
有 形 固 定 資 産
728,184
建物及び構築物
292,989
機械装置及び運搬具
54,348
地
340,474
建 設 仮 勘 定
34,484
土
他
5,887
無 形 固 定 資 産
4,701
投資その他の資産
84,143
投 資 有 価 証 券
31,704
長 期 貸 付 金
760
繰 延 税 金 資 産
35,397
そ
他
23,083
貸 倒 引 当 金
△6,801
そ
資
の
の
産
合
計
1,056,537
科
目
(負債の部)
流 動 負 債
支払手形及び買掛金
短 期 借 入 金
未 払 法 人 税 等
前
受
金
賞 与 引 当 金
そ
の
他
固 定 負 債
長 期 借 入 金
繰 延 税 金 負 債
再評価に係る繰延税金負債
退職給付引当金
鉄道・運輸機構長期未払金
そ
の
他
特別法上の準備金
特定都市鉄道整備準備金
負 債 合 計
(少数株主持分)
少数株主持分
(資本の部)
資
本
金
資本剰余金
利益剰余金
土地再評価差額金
株式等評価差額金
為替換算調整勘定
資 本 合 計
負債、少数株主持分
及 び 資 本 合 計
― 28 ―
金
額
百万円
731,437
54,270
598,733
2,184
27,057
5,609
43,582
289,895
119,659
14,716
19,684
51,935
70,345
13,554
17,058
17,058
1,038,391
2,319
21,665
2,587
△37,445
18,859
3,808
6,351
15,826
1,056,537
〆≠●0
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(注) 1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 有形固定資産の減価償却累計額
638,850百万円
3. 土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号及び平成11年3月31日公布法
律第24号)に基づき、事業用の土地の再評価を行い、土地再評価差額金を資本の部に計上し
ております。
・再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31
日公布政令第119号)第2条第3号に定める固定資
産税評価額に基づき合理的な調整を行い算出してお
ります。
・再評価を行った年月日
平成12年3月31日
・再評価を行った土地の当連結会計年度末における時価と再評価後の帳簿価額との差額
17,758百万円
4. 担保に供している資産
434,536百万円
5. 偶発債務
保証債務額
903,057百万円
6. 特定都市鉄道整備準備金は、特定都市鉄道整備促進特別措置法第8条の規定により計上して
おります。
7. 鉄道事業に係る固定資産の取得原価から直接減額された工事負担金等累計額
81,208百万円
― 29 ―
〆≠●0
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連 結 損 益 計 算 書
( 平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで )
科
目
金
経
常 損 益 の 部
(営 業 損 益 の 部)
営
業
収
益
運輸業等営業費及び売上原価
販売費及び一般管理費
営
業
利
益
(営 業 外 損 益 の 部)
営 業 外 収 益
受
取
利
息
受
取
配
当
金
バス路線運行維持費補助金
そ
の
他
営 業 外 費 用
支
払
利
息
持分法による投資損失
そ
の
他
経
常
利
益
特 別 損 益 の 部
特
別
利
益
固 定 資 産 売 却 益
工 事 負 担 金 等 受 入 額
補 助 金 受 入 益
貸 倒 引 当 金 戻 入 額
投 資 有 価 証 券 売 却 益
受
入
補
償
金
連 結 調 整 勘 定 償 却 額
特定都市鉄道整備準備金取崩額
特
別
損
失
固 定 資 産 売 却 損
固 定 資 産 除 却 損
工 事 負 担 金 等 圧 縮 損
固 定 資 産 圧 縮 損
投 資 有 価 証 券 評 価 損
投 資 有 価 証 券 売 却 損
分 譲 土 地 建 物 評 価 損
減
損
損
失
特
別
退
職
金
過 年 度 損 益 修 正 損
罰
課
金
支
払
補
償
金
事
業
再
編
損
事
業
撤
退
損
退職給付会計基準変更時差異一括償却額
税金等調整前当期純損失
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
少
数
株
主
損
失
当
期
純
損
失
― 30 ―
額
百万円
百万円
434,607
388,394
15,736
340
461
822
2,502
14,225
7,474
979
33,112
1,635
123
73
2,515
610
421
2,843
324
1,680
1,173
144
4
1
5,980
64,296
102
1,227
200
203
5,672
350
16,753
14,159
△22,665
404,131
30,476
4,127
22,679
11,925
41,336
98,116
44,855
△8,506
3,649
32,699
〆≠●0
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(注) 1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 1株当たり当期純損失
77円90銭
3. 減損損失
当社グループは、当連結会計年度において、次のとおり減損損失を計上いたしました。
用
途
場
所
種
類
減損損失
(百万円)
鉄道事業
1件
滋賀県
土地
3,737
バス事業
4件
滋賀県他
土地、
無形固定資産他
1,134
その他の運輸事業
1件
神奈川県
建物及び構築物他
95
ホテル業
11件
滋賀県他
土地、
建物及び構築物他
19,056
ゴルフ場業
2件
群馬県他
土地、
建物及び構築物
8,862
娯楽・スポーツ業
9件
埼玉県他
土地、
建物及び構築物他
6,851
建設事業
1件
静岡県
土地
不動産賃貸業
1件
神奈川県
土地、
建物及び構築物
不動産販売業
5件
新潟県他
建物及び構築物他
189
その他の事業
3件
静岡県他
土地、
建物及び構築物他
194
遊休資産
32件
千葉県他
土地、
建設仮勘定他
321
6,201
17,653
当社グループは、遊休資産については個別物件単位に、事業用資産については継続的に収
支の把握を行っている管理会計上の区分を考慮して資産のグルーピングを決定しております。
なお、遊休資産及び事業用資産の回収可能価額は正味売却価額により測定しております。
正味売却価額は、不動産鑑定評価基準に基づく鑑定評価額等をもとに算定しております。
― 31 ―
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連結計算書類作成のための基本となる重要な事項
1.
連結の範囲に関する事項
連結子法人等の数
105社
主な連結子法人等の名称は、「営業報告書 Ⅱ.企業集団および当社の概況
6.企業結合の状況」に記載のとおりであります。
2.
持分法の適用に関する事項
(1) 持分法適用の関連会社の数
2社
㈱池袋ショッピングパーク、㈱北九州プリンスホテル
(2) 持分法を適用していない関連会社の数 2社
㈱交通新報社、三協組合
当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等から
みて、持分法の対象から除いても連結計算書類に及ぼす影響が軽微であり、
かつ全体として重要性がないため持分法の適用範囲から除外しております。
3.
連結子法人等の事業年度等に関する事項
連結子法人等のうち、ロケラニリゾートコーポレーションほか26社の決算日
は12月31日または1月31日であります。連結計算書類の作成に当たってはそ
れぞれの決算日現在の計算書類を使用し、連結決算日との間に生じた重要な
取引については、連結上必要な調整を行っております。
なお、横浜緑地㈱の決算日は8月31日であり、連結決算日現在で実施した仮
決算に基づく計算書類を使用しております。
4.
会計処理基準に関する事項
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原価は移動平均法によ
り算定)
時価のないもの
移動平均法に基づく原価法
(2) たな卸資産の評価基準及び評価方法
分譲土地建物
分譲地別総平均法に基づく原価法
たな卸資産
主として移動平均法に基づく原価法
(3) 固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
運輸事業の減価償却の方法
主として定率法を採用しております。但し、平成10年4月1日以降取
得の建物(建物附属設備を除く)については、定額法を採用しており
ます。
付帯事業の減価償却の方法
主として定額法を採用しております。
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② 無形固定資産
定額法を採用しております。但し、ソフトウェア(自社利用分)につい
ては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用してお
ります。
(4) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒
実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性
を勘案し回収不能見込額を計上しております。
② 賞与引当金
従業員に支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき計上しており
ます。
③ 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債
務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。
会計基準変更時差異(44,270百万円)については、10年による按分額を
費用処理しておりましたが、当連結会計年度末においては、その未処理
額全額(16,753百万円)を一括償却しており、特別損失に計上しており
ます。
過去勤務債務は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年
数 (主として10年)による定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定
の年数(主として15年)による定額法により翌連結会計年度から費用処
理することとしております。
(5) 特別法上の準備金
特定都市鉄道整備準備金は、特定都市鉄道整備促進特別措置法第8条の
規定により計上しております。
(6) 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(7) 工事負担金等の処理
鉄道事業における諸施設の工事等を行うに当たり、当社及び連結子法人
等2社は地方公共団体等より工事費の一部として工事負担金等を受けて
おります。
これらの工事負担金等は、工事完成時に当該工事負担金等を取得した固
定資産の取得原価から直接減額して計上しております。
なお、連結損益計算書においては、工事負担金等受入額を特別利益に計
上するとともに、固定資産の取得原価から直接減額した額を工事負担金
等圧縮損として特別損失に計上しております。
(8) 連結子法人等の資産及び負債の評価の方法
全面時価評価法によっております。
(9) 連結調整勘定の償却方法及び期間
当連結会計年度末に発生した連結調整勘定については、金額的に重要性
が乏しいことから、一括償却しております。
― 33 ―
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(会計方針の変更)
1.
減損会計
当連結会計年度より、固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係
る会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会 平成14年8月9日))及
び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6
号 平成15年10月31日)を適用しております。これにより税金等調整前当期純
損失は、64,296百万円増加しております。
2. 退職給付引当金
退職給付会計基準の導入に係る会計基準変更時差異は、従来10年による按分
額を費用処理しておりましたが、当連結会計年度末において、未処理額全額
を一括費用処理する方法に変更しております。
この変更は、グループ再編により株式会社西武ホールディングスが発足し、
当社が同社の子会社となったことに伴い、会計基準変更時差異を同社グルー
プの会計方針に統一して一括償却することが、財務体質の健全化に資するも
のと判断したことにより行ったものであります。
これにより税金等調整前当期純損失は、16,753百万円増加しております。
3.
乗合バス運行維持費補助金
従来、バス事業における乗合バス運行維持費補助金について、主として特別
利益の「補助金受入益」に計上しておりましたが、当連結会計年度より営業
収益及び営業外収益に計上する方法に変更いたしました。
この変更は、自治体等との運行協定や契約に基づく補助金については営業路
線の増加が見込まれるため、またバス路線維持の補助金は、今後も経常的に
発生することが見込まれるため、それぞれ営業収益及び営業外収益に計上す
ることといたしました。
この結果、従来の方法に比べ、当連結会計年度の営業利益は607百万円、経常
利益は1,404百万円それぞれ増加しております。
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連結計算書類に係る会計監査人の監査報告書謄本
独立監査人の監査報告書
平成18年5月25日
西武鉄道株式会社
取 締 役 会 御中
中央青山監査法人
指 定 社 員
業務執行社員 公認会計士 佐 藤 元 宏 ㊞
指 定 社 員
業務執行社員 公認会計士 藤 井 靜 雄 ㊞
指 定 社 員
業務執行社員 公認会計士 菅 田 裕 之 ㊞
当監査法人は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第19条の2第3項の規定に基
づき、西武鉄道株式会社の平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第155期営業年度の連結計算書
類、すなわち、連結貸借対照表及び連結損益計算書について監査を行った。この連結計算書類の作成責任
は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結計算書類に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査
の基準は、当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求
めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者
によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結計算書類の表示を検討することを含んでいる。当
監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。なお、この監査
は、当監査法人が必要と認めて実施した子会社に対する監査手続を含んでいる。
監査の結果、当監査法人の意見は次のとおりである。
(1) 連結計算書類は、法令及び定款に従い西武鉄道株式会社及びその連結子法人等から成る企業集団の財
産及び損益の状態を正しく示しているものと認める。
(2) 会計方針の変更に関する意見は次のとおりである。
① 会計方針の変更に記載されているとおり、会社は当営業年度より「固定資産の減損に係る会計基
準」及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」を適用しているが、この変更は、同会計基準
及び同適用指針が当営業年度より適用されることになったことに伴うものであり、相当と認める。
② 会計方針の変更に記載されているとおり、会社は退職給付会計基準の導入に係る会計基準変更時差
異について、従来10年による按分額を費用処理していたが、当営業年度末において、未処理額全額を
一括費用処理する方法に変更している。この変更は、グループ再編により株式会社西武ホールディン
グスが発足し、当社が同社の子会社となったことに伴い、会計基準変更時差異を同社グループの会計
方針に統一して一括償却することが、財務体質の健全化に資するものと判断したことにより行ったも
のであり、相当と認める。
③ 会計方針の変更に記載されているとおり、会社は従来、バス事業における乗合バス運行維持費補助
金について、主として特別利益の「補助金受入益」に計上していたが、当営業年度より営業収益及び
営業外収益に計上する方法に変更した。この変更は、自治体等との運行協定や契約に基づく補助金は
営業路線の増加が見込まれるため、また、バス路線維持の補助金は経常的に発生することが見込まれ
るため、それぞれ営業収益及び営業外収益に計上することとしたためであり、相当と認める。
会社と当監査法人または業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
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連結計算書類に係る監査役会の監査報告書謄本
連結計算書類に係る監査報告書
当監査役会は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第155期営業年度の連結計算書類
(連結貸借対照表および連結損益計算書)に関して各監査役から監査の方法および結果の報告を受
け、協議の上、本監査報告書を作成し、以下のとおり報告いたします。
1.
監査役の監査の方法の概要
各監査役は、監査役会が定めた監査の方針、業務の分担等に従い、連結計算書類について取締役
等および会計監査人から報告および説明を受け、監査いたしました。
2.
監査の結果
会計監査人中央青山監査法人の監査の方法および結果は相当であると認めます。
平成18年5月30日
西武鉄道株式会社
(注)
監査役会
常勤監査役
山
田
憲
二 ㊞
監査役
冨
田
健
一 ㊞
監査役
神
奴
帶
刀 ㊞
監査役
深
澤
勲 ㊞
監査役神奴帶刀および同深澤勲は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」
第18条第1項に定める社外監査役であります。
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(株式会社プリンスホテル 営業報告書等)
営
業
報
告
書
( 平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで )
Ⅰ. 営 業 の 概 況
1. 営業の経過および成果
当期において西武グループは、グループ全体の経営戦略を担う株式会社西武ホ
ールディングス(以下「西武ホールディングス」といいます。)を設立し、その下
に鉄道・沿線事業、ホテル・レジャー事業をそれぞれを担う事業会社を置くグル
ープ再編を実施いたしました。
このグループ再編により、当社はこれまで西武グループ各社に分散していたホ
テル・ホテル関連事業等を、レジャー・サービス事業会社として一元化するため、
平成18年2月1日、株式会社コクド(以下「コクド」といいます。)と当社におき
まして、当社を存続会社とする合併を行いました。更に、同日において、吸収分
割の方法により西武鉄道株式会社(以下「西武鉄道」といいます。)からホテル・
ホテル関連事業等を承継いたしました。
このような再編をすすめ、全国に展開する施設網を活用して、お客様のニーズ
を適切に反映した各種施策を実施してまいりました。その結果、営業収益はコク
ド及び西武鉄道のホテル・ホテル関連事業等が加わったことから1,232億12百万円
となりました。
一方、費用面におきましてはコクド及び西武鉄道のホテル・ホテル関連事業等
が加わり1,220億16百万円となりました。
これに退職給付会計基準変更時差異一括償却額及び減損損失などを計上した結
果、当期純損失は109億2百万円となりました。
次に、各事業についてご報告いたします。
(1) レジャー・サービス事業
今期の経済状況においては、永らく続いた景気停滞による、個人・法人利用
の低迷期から緩やかに脱却しつつあり、回復基調となりましたが、レジャー・
サービス事業においてはこの景気回復の実感が現れていない面もあり、厳しい
状況が続きました。特にホテルを取り巻く環境も、都心部における高級外資系
ホテルの開業や、既存ホテルの改装などが続き、より高い競争力が求められる
状況となっております。
当社におきましても新規大型施設の開業や新サービスの提供など、多様化す
るニーズに合せた事業を展開するとともに、各事業所におきましても各種企画
商品・イベントの実施やスポーツイベントの開催など、より多くのお客さまに
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ご利用いただくよう販売強化に努めてまいりました。
ホテル事業では、新規施設として、平成17年4月に東京都港区芝公園にプリ
ンスホテルのフラッグシップホテルとなる「東京プリンスホテル パークタワ
ー」を開業いたしました。同じく平成17年4月、品川プリンスホテル内には水
族館とエンターテインメント施設が一体化した「エプソン 品川アクアスタジ
アム」を開業いたしました。映画館など既存の施設に加え、「遊べるシティホテ
ル」として、さらにエンターテインメント性の高いホテルとして生まれ変わり
ました。
以上のように新規大型施設の開業や新しいサービスの実施により新規顧客の
開拓に努め更には合併によりリゾートホテルの売上も加わった結果、ホテル事
業の営業収益は1,160億23百万円となりました。
また、コクドとの合併により事業所が大幅に増加したことから、ゴルフ事業
の営業収益は9億36百万円となりました。更にスキー事業は合併効果に加え、
今シーズンよりスキー事業の総称を「西武スノーリゾート」から「プリンスス
ノーリゾート」に変更し、スキー場・ホテルをプリンスブランドに統一するこ
とにより、プリンスブランドの認知度向上とホテル・スキー場一帯となったエ
リアイメージの浸透をはかりました。志賀高原焼額山スキー場でのFISワールド
カップ大会開催等の効果もあった一方で、例年にない異常気象による大雪の被
害に見舞われ、営業収益は39億14百万円という結果になりました。
(2) 不動産事業
不動産販売業では、軽井沢千ヶ滝別荘地において定期借地権方式などを活用
した土地販売、また高級輸入住宅を用いた建売別荘販売を行いました。このほ
か箱根リゾート開発の旗手として現在もなお自社商品を供給し続ける箱根地区
の別荘地販売等を行いました。
不動産賃貸業では、「品川プリンス・レジデンス」、「赤坂プリンス・レジデン
ス」において高所得者をターゲットとする賃貸事業を行いました。この結果、
不動産事業部門の営業収益は3億80百万円となりました。
※なお当社は当期において合併等による大幅な事業再編を行っているため、各
事業の前年対比(金額及び比率)につきましては、記載を省略しております。
2.
対処すべき課題
前期において、当社(合併会社であるコクド)は証券取引法違反により企業と
して社会からの信頼を損ねる結果となりました。株主の皆さまを始め、多大なご
迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申しあげます。
当社といたしましては、強力なコンプライアンス体制での法令遵守を徹底し、
確実な内部統制システムの構築を実現することにより、社会からの信頼を回復す
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ることが最も重要な課題であると考えております。
グループ再編を経て誕生した新生プリンスホテルとして今後は、知名度の高い
「プリンス」ブランドと、全国的なホテル・レジャー施設のネットワークを活かし
た営業施策を展開するとともに、施設のリニューアルを推進することで、保有す
る経営資源の潜在的成長力を引き出し、ホテルブランドのバリューアップと収益
力の向上を図ることで企業価値の極大化を図ってまいります。
3.
設備投資の状況
当期中に完成または取得した重要な設備及び現在継続中の重要な工事はござい
ません。
なお、平成18年2月のグループ再編において、コクド及び西武鉄道から受け入
れた主要な資産は次のとおりです。
建物
1,555億57百万円
構築物
120億86百万円
機械装置
85億81百万円
車両運搬具
9億67百万円
工具器具備品
56億94百万円
土地
4,531億91百万円
また、当期中に売却した重要な固定資産はございません。
なお、減損会計基準の適用に伴い、建物31億64百万円等を減損処理しています。
4.
資金調達の状況
従来、当社は金融機関から独自に借入を行っておりましたが、グループ再編に
伴い、外部からの資金調達は親会社である西武ホールディングスが一括して行う
ことになりました。
これにより、当期末における借入金3,836億7百万円は、すべて西武ホールディ
ングスからの借入となっております。
また、この西武ホールディングスへ譲渡した借入及び金利スワップ契約や借入
金に付随する一切の債務を限度として債務保証を行っております。
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5.
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営業成績および財産の状況の推移
(単位:百万円)
区
分
第48期
平成14年度
第49期
平成15年度
第50期
平成16年度
第51期
平成17年度
106,366
106,208
104,710
123,212
営業収益
経常利益
(△ 損 失)
当期純利益
(△純損失)
1株当たり
当期純利益
(△純損失)
△
620
△
1,210
△
390
△ 1,416
41
△ 1,242
△
5,410
△ 10,902
83銭
△ 24円85銭
△ 104円2銭
70,147
754,821
973
152,109
総
資
産
75,835
76,985
純
資
産
4,568
3,398
(注) 1.
2.
3.
4.
5.
△
△
1円96銭
1株当たり当期純利益は期中平均発行済株式総数により算出しており
ます。
当社は、平成18年2月1日にコクドを合併したことにより、当期の営
業収益、総資産、純資産ともに増加しております。
当期において有価証券の評価方法を変更したことに伴い、総資産が
1,984百万円、純資産が1,177百万円増加しております。
当期より「固定資産の減損に係る会計基準」および「固定資産の減損
に係る適用指針」を適用しております。
当期において退職給付会計における会計基準変更時差異の費用処理の
方法を変更したことに伴い当期純損失が4,588百万円増加しておりま
す。
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Ⅱ. 会 社 の 概 況(平成18年3月31日現在)
1. 主要な事業内容および事業所
(1) レジャー・サービス事業
ホテル、ゴルフ場、スキー場、遊園地等の経営を行っております。
区
分
事
北
海
道
青
森
県
岩
手
県
秋
田
県
新
潟
県
長
野
県
栃
木
県
業
所
札幌プリンスホテル、札幌北広島プリンスホテル、札幌北広
島プリンスゴルフ場、真駒内スキー場、新富良野プリンスホ
テル、富良野プリンスホテル、富良野スキー場、新富良野プ
リンスホテルピクニックガーデン、富良野ゴルフコース、深
川スキー場、上士幌ゴルフ場、糠平温泉スキー場、津別スキ
ー場、女満別ゴルフコース、釧路プリンスホテル、屈斜路プ
リンスホテル、ニセコ東山プリンスホテル 新館、ニセコ東山
プリンスホテル 本館、ニセコ東山スキー場、ニセコゴルフコ
ース、ニセコ東山プリンスホテルゴルフ場、函館大沼プリン
スホテル、函館七飯スキー場、北海道カントリークラブ大沼
コース、函館大沼プリンスゴルフコース
鯵ヶ沢プリンスホテル、鯵ヶ沢スキー場、鯵ヶ沢高原ゴルフ
場、津軽高原ゴルフ場
雫石プリンスホテル、雫石スキー場、雫石ゴルフ場、金ヶ崎
ゴルフコース、岩手沼宮内カントリークラブ
十和田プリンスホテル、森吉スキー場、森吉ヒュッテ、阿仁
スキー場、田沢湖プリンスホテル
苗場プリンスホテル、苗場スキー場、苗場プリンスホテルゴ
ルフコース、かぐらスキー場、湯沢 中里スキー場、湯沢 中
里パー3コース、六日町 八海山スキー場、妙高杉ノ原スキー
場、燕温泉スキー場、妙高温泉室内プール
軽井沢プリンスホテル、軽井沢ランドリー工場、軽井沢ベー
カー工場、軽井沢・プリンスショッピングプラザ、軽井沢プ
リンスボウル、軽井沢プリンスホテルスキー場、軽井沢プリ
ンスホテルゴルフコース、晴山ゴルフ場、軽井沢スケートセ
ンター、軽井沢千ヶ滝温泉ホテル、軽井沢72ゴルフ、軽井沢
給油所、野尻湖プリンスホテル、軽井沢 浅間プリンスホテ
ル、軽井沢 浅間ゴルフコース、志賀高原プリンスホテル、志
賀高原 焼額山スキー場、湯田中渋温泉 ごりん高原スキー場
日光プリンスホテル
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区
分
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事
業
所
水上高原プリンスホテル、水上高原ゴルフ場、水上高原スキ
ー場、万座プリンスホテル、万座高原ホテル、嬬恋プリンス
ホテル、嬬恋高原ゴルフ場、万座温泉スキー場、表万座スキ
ー場、鬼押出し園、群馬三原給油所、鬼押ハイウェー、万座
ハイウェー
東京プリンスホテルパークタワー、東京プリンスホテル、赤
坂プリンスホテル、六本木プリンスホテル、高輪プリンスホ
テル、高輪プリンスホテルさくらタワー、新高輪プリンスホ
テル、品川プリンスホテル、新宿プリンスホテル、サンシャ
インシティプリンスホテル
群
馬
県
東
京
都
埼
玉
県
川越プリンスホテル、飯能プリンスホテル
千
葉
県
幕張プリンスホテル
神 奈 川 県
横浜プリンスホテル、新横浜プリンスホテル、新横浜プリン
スホテルスケートセンター、新横浜プリンスホテルショッピ
ングプラザ プリンスペペ、箱根プリンスホテル、箱根園、
箱根プリンスホテル レイクサイドアネックス、龍宮殿、会席
料理・旅館 芙蓉亭、箱根湯の花温泉ホテル、箱根湯の花ゴル
フ場、箱根園ゴルフ場、箱根くらかけゴルフ場、ホテル大箱
根、大箱根カントリークラブ、中国料理 錦、箱根ピクニック
ガーデン、大磯プリンスホテル、大磯ゴルフコース、大磯ロ
ングビーチ、大磯プリンスホテル別館 滄浪閣、鎌倉プリンス
ホテル、七里ヶ浜ゴルフ場、杉田ゴルフ場、新杉田ボウル
静
岡
県
三養荘、川奈ホテル、川奈ホテルゴルフコース
愛
知
県
蒲郡プリンスホテル
京
都
府
京都宝ヶ池プリンスホテル
広
島
県
広島プリンスホテル
熊
本
県
阿蘇プリンスホテル、阿蘇プリンスホテルゴルフ場
宮
崎
県
生駒高原 宮崎小林ゴルフコース、生駒高原 宮崎小林ゴルフ
コースコテージ、宮崎日向ゴルフコース、日南串間ゴルフコ
ース
鹿 児 島 県
鹿児島 鹿屋ゴルフコース
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(2) 不動産事業
別荘地等の販売、その他不動産の賃貸を行っております。
不動産販売業
1. 軽井沢千ヶ滝別荘地 東
区・・・緑ヶ丘、萩ヶ丘
山 の 手 区・・・松ヶ丘
中
区・・・歌鳥の里
西
区・・・こぶしヶ丘、第2B、宮の森、ひ
ぐらしの里、芹ヶ沢、せせらぎの
里、からまつの森、新からまつの
森
2. 箱根別荘地
駒ケ岳地区、強羅地区、富士見台地区、大芝台地
区、湖尻地区、仙石原地区
不動産賃貸業
1. 品川プリンス・レジデンス(261戸)
2. 赤坂プリンス・レジデンス (23戸)
2.
株 式 の 状 況
(1) 会社が発行する株式の総数
(2) 発 行 済 株 式 の 総 数
(3) 株 主 数
(4) 大株主の状況
株
主
名
株式会社西武ホールディングス
78,412,815,600株
34,212,482,000株
1名
当社への出資状況
持
当社の大株主への出資状況
株 数 議決権比率 持
34,212,482
千株
100.0
%
株 数 議決権比率
― 千株
―
%
※発行済株式総数の推移
(単位:株)
増減理由
平成17年3月31日
平成18年2月1日
平成18年2月1日
平成18年2月2日
増減株数
発行済株式総数
前期末残高
―
52,006,640
コクドとの合併
19,551,197,260 19,603,203,900
吸収分割による西
武鉄道からのホテ
6,720,267,926 26,323,471,826
ル及び関連事業の
承継
西武鉄道の株式交
換による完全子会 7,889,010,174 34,212,482,000
社化
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3.
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従業員の状況
事 業 区 分
従
業
員
数
9,542名
[3,794名]
レジャー・サービス事業
不
動
産
事
合
業
12名
9,554名
[3,794名]
計
※従業員数は就業人員数であり、臨時従業員は[
で記載しております。
4.
]内に年間の平均人員を外数
企業結合の状況
(1) 親会社との関係
当社の親会社は、西武ホールディングスで、同社は当社の株式を34,212,482
千株(議決権比率100%)保有しております。
(2) 重要な子会社の状況
会
社
名
株式会社西武ライオンズ
西武商事株式会社
株式会社プリンスホテル西日本
株式会社横浜八景島
西
武
カ
ナ
ダ
西 武 ア ラ ス カ
資
本 金
100
百万円
300
百万円
100
百万円
820
百万円
33
百万C$
2
百万米$
出資比率
主要な事業内容
100.0
%
プ ロ 野 球 の 興 行
100.0
%
卸 売 業 ・ 小 売 業
100.0
%
ホ テ ル の 経 営
83.9
%
遊
100.0
%
ホ テ ル の 経 営
100.0
%
観
園
光
地
事
事
業
業
(3) 企業結合の経過
① 当社は、平成18年2月1日にコクドを吸収合併し、当社に統合いたしまし
た。
② 当社は、平成18年2月1日に西武鉄道のホテル・ホテル関連事業の分割を
受け、当社に統合いたしました。
③ 当社は、平成18年2月2日に西武鉄道との間で株式交換を行い、西武鉄道
を100%子会社といたしました。
④ 当社は、平成18年2月3日に株式移転を行い、西武ホールディングスを設
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⑤
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立いたしました。
当社は、平成18年3月27日に西武鉄道以下グループ関連会社の管理事業を
西武ホールディングスに分割いたしました。
(4) 企業結合の成果
重要な子会社の状況に記載した6社を含め子会社は11社であります。
当期の営業収益は27,414百万円、経常利益は176百万円、当期純損失は1,179
百万円となりました。また、株式会社プリンスフーズは平成17年12月20日の臨
時株主総会において決算期を9月から3月に変更したため平成17年10月から平
成18年3月の金額、株式会社西武ライオンズは平成18年2月27日の臨時株主総
会において決算期を11月から3月に変更したため平成17年12月から平成18年3
月の金額となっております。
5.
主要な借入先
借
入
先
株式会社西武ホールディングス
(注)
借
入
383,607
借入先が有する当社の株式
額
百万円
持株数
議決権比率
34,212,482千株
100.0
%
当社は西武ホールディングスへ譲渡した借入金及びスワップ契約や借入金
に付随する一切の債務を限度として債務保証を行っております。
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6.
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取締役および監査役の状況
会社における地位
担当又は主な職業
代表取締役会長
代表取締役社長 西武ホールディングス専務取締役
事業推進・海外事業推進・事業企画担
代表取締役副社長
当
不動産事業・建設企画・施設管理担当
専 務 取 締 役
西武ホールディングス専務取締役
専 務 取 締 役 箱根・湘南・川奈担当
常 務 取 締 役 秘書・監査・管理・人事担当
営業推進・営業担当、営業推進部長兼
常 務 取 締 役
営業部長
常 務 取 締 役 経営企画・情報システム担当
常 務 取 締 役 経営企画・経理・財務担当
取
締
役 コンプライアンス担当、管理部長
経営企画部長兼経理部長
取
締
役
西武ホールディングス取締役
取
締
役 新潟・水上・日光地区総支配人
取
締
役 購買部長
施設管理<事業再構築>担当兼施設管理
取
締
役
部長
取
締
役 長野・群馬地区総支配人
東京プリンスホテル・東京プリンスホ
取
締
役
テルパークタワー総料理長
取
締
役 事業推進第2部長
経営企画<開発プロジェクト>担当
取
締
役
西武ホールディングス取締役
取
締
役 西武ホールディングス代表取締役会長
取
締
役 西武ホールディングス代表取締役社長
日興プリンシパル・インベストメンツ
取
締
役
株式会社代表取締役社長
日興プリンシパル・インベストメンツ
取
締
役
株式会社取締役
常 勤 監 査 役 西武ホールディングス監査役
常 勤 監 査 役
監
査
役 弁護士
新創監査法人代表社員 公認会計士
監
査
役
西武ホールディングス監査役
(注)
氏
大 野
渡 辺
名 備考
俊 幸
幸 弘
安
東
謙
水
村
一
優
小 林
小山内
信
幹
次
雄
泉
水
良
太
寺
松
横
西
下
田
利
定
夫
彰
之
小
林
正
則
佐
有
野
山
安志貢
光 男
藤
田
道
彦
赤
坂
茂
好
川
崎
順
二
赤
坂
正
昭
吉
成
和
彦
平
後
野
藤
直
高
樹
志
城
戸
一
幸
吉
田
大
助
清
玉
辻
水
井
本
浩
年
孝
二
男 ※
迫
本
栄
二 ※
※は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第18条
第1項に定める社外監査役であります。
― 46 ―
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2. 当期中の役員の異動の状況については下記のとおりであります。
平成17年4月30日辞任
平成17年6月28日辞任
平成17年6月29日退任
平成17年6月29日辞任
平成17年6月29日就任
平成17年11月29日就任
平成18年2月1日就任
7.
取締役 宮澤威雄
取締役 玉井浩二
代表取締役社長 山口弘毅、代表取締役専務 元
井敏文、同 田辺勤、常務取締役 粟津薫、同
山口秋弘、同 小野宏嗣、同 中山和利、同 中
井昭南、同 山宮公彦、取締役 河野正光、同
酒井敬、同 松下学、同 石浜一洋、顧問取締役
島津貴子
常勤監査役 清水敬、監査役 西村克久
代表取締役社長 大野俊幸、常務取締役 渡辺幸
弘、取締役 赤坂正昭、同 安東謙一、同 小山
内幹雄、常勤監査役 玉井浩二、監査役 清水孝
代表取締役常務 渡辺幸弘
代表取締役会長 大野俊幸、代表取締役社長 渡
辺幸弘、代表取締役副社長 安東謙一、専務取締
役 水村優、同 小林信次、常務取締役 小山内
幹雄、同 泉水良太、同 寺西利夫、同 松下
彰、取締役 横田定之、同 小林正則、同 佐野
安志貢、同 藤田道彦、同 赤坂茂好、同 吉成
和彦、同 平野直樹、同 後藤高志、同 城戸一
幸、同 吉田大助、常勤監査役 清水孝、監査役
迫本栄二
その他会社の状況に関する重要事項
当社は、現在、西武ホールディングス株主(元西武鉄道株主但し、既に株式を
処分した者を含む。)の一部から、大量保有報告書等の記載問題および不法行為に
関連して損害を被ったとして、東京地方裁判所に対し合計13件の損害賠償請求訴
訟の提起をうけており訴訟中であります。
― 47 ―
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貸
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借
対
照
表
(平成18年3月31日現在)
科
目
(資産の部)
流 動 資 産
現 金 及 び 預 金
売
掛
金
販売用土地建物
貯
蔵
品
短 期 貸 付 金
前
払
費
用
未
収
金
その他の流動資産
貸 倒 引 当 金
固 定 資 産
有 形 固 定 資 産
建
物
構
築
物
機 械 装 置
車 両 運 搬 具
工 具 器 具 備 品
土
地
建 設 仮 勘 定
無 形 固 定 資 産
ソ フ ト ウ ェ ア
電 話 加 入 権
水道施設利用権
そ
の
他
投資その他の資産
投 資 有 価 証 券
子 会 社 株 式
長 期 貸 付 金
敷金及び保証金
長 期 前 払 費 用
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
資
(注)
産
合
計
金
額
百万円
46,958
22,328
14,076
5,658
1,591
1,162
530
732
1,514
△634
707,863
652,010
164,224
12,260
11,482
1,016
7,962
454,884
178
1,018
572
233
148
64
54,833
44,100
6,717
2,042
1,660
519
83
△290
754,821
科
目
(負債の部)
流 動 負 債
買
掛
金
短 期 借 入 金
未
払
金
未 払 法 人 税 等
未
払
費
用
前
受
金
預
り
金
事業所閉鎖損失引当金
その他の流動負債
固 定 負 債
長 期 預 り 金
退職給付引当金
繰 延 税 金 負 債
債務保証損失引当金
その他の固定負債
負
債
合
計
金
額
百万円
410,881
14,797
383,607
3,891
562
733
723
6,208
194
162
191,830
6,883
10,583
165,409
8,721
231
602,712
(資本の部)
資
本
金
資本剰余金
資 本 準 備 金
その他資本剰余金
資本金及び資本準備金減少差益
利益剰余金
利 益 準 備 金
当期未処理損失
株式等評価差額金
資 本 合 計
3,600
161,910
161,541
369
369
△16,286
26
16,312
2,885
152,109
負債及び資本合計
754,821
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
― 48 ―
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貸借対照表の注記
(1)親会社に対する債権債務
短期金銭債権
658百万円
短期金銭債務
384,641百万円
(2)子会社に対する債権債務
短期金銭債権
1,299百万円
長期金銭債権
2,042百万円
短期金銭債務
303百万円
(3)有形固定資産の減価償却累計額
31,869百万円
(4)重要なリース資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、リース契約により使用している重要な固定資産とし
て、自動車及び電子計算機並びにその周辺機器があります。
(5)有形固定資産より直接減額している圧縮記帳額
2百万円
(6)担保に供している資産
販売用土地建物
5,658百万円
建物
159,961百万円
構築物
12,104百万円
土地
434,470百万円
(注) 当該担保資産については、西武ホールディングスの債務の担保として提供しているも
のであります。
(7)投資有価証券のうち 6,055 百万円については貸株に供しており、その担保として受け入れた金
額を「預り金」に 3,219 百万円計上しております。
(8)セールアンドリースバック取引
当社は大磯プリンスホテル及び大磯ロングビーチについてセールアンドリースバック取引を
実施しております。当該不動産の譲渡取引は買戻予約権を保有しているため、金融取引とし
て会計処理をしております。
①セールアンドリースバック取引の対象としている資産
土地
11,854百万円
建物
1,090百万円
構築物
34百万円
計
12,980百万円
②セールアンドリースバックにより調達した資金
長期預り金
5,129百万円
(9)偶発債務
保証債務
1,092,521百万円
経営指導念書による保証
21,000百万円
(10)商法施行規則第124条第3号に規定する純資産額 2,885百万円
(11)資本の欠損金額
15,943百万円
― 49 ―
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損
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益
計
算
書
( 平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで )
科
目
金
経 常 損 益 の 部
(営 業 損 益 の 部)
営
業
収
益
売
上
高
営
業
費
用
給 料 手 当 他 人 件 費
材
料
費
婚
礼
宴
会
費
修
繕
費
水
道
光
熱
費
広
告
宣
伝
費
清 掃 ・ 洗 濯 費
借地借家料・リース料
減
価
償
却
費
そ
の
他
営
業
利
益
(営業外損益の部)
営 業 外 収 益
受 取 利 息 及 び 配 当 金
そ
の
他
営 業 外 費 用
支
払
利
息
そ
の
他
経
常
損
失
特 別 損 益 の 部
特
別
利
益
固 定 資 産 売 却 益
金利スワップ評価損戻入益
そ
の
他
特
別
損
失
子 会 社 株 式 評 価 損
固 定 資 産 売 却 損
固 定 資 産 除 却 損
減
損
損
失
事業所閉鎖損失引当金繰入
退職給付会計基準変更時差異一括償却額
そ
の
他
税 引 前 当 期 純 損 失
法人税・住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
当
期
純
損
失
前 期 繰 越 損 失
当 期 未 処 理 損 失
(注)
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
― 50 ―
額
百万円
百万円
123,212
38,563
12,123
3,391
4,616
7,432
2,204
7,262
17,420
3,100
25,902
128
966
3,056
649
5
856
19
99
1
1,950
3,342
194
4,588
1
63
125
122,016
1,195
1,095
3,706
1,416
881
10,179
10,713
188
10,902
5,410
16,312
〆≠●0
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損益計算書の注記
(1)親会社との取引高
営業取引以外の取引高
181百万円
(2)子会社との取引高
売上高
64百万円
仕入高
1,888百万円
営業取引以外の取引高
72百万円
(3)1株当たり当期純損失
1円96銭
(4)減損損失
当社の資産グルーピングは、事業所(ホテル)を基本単位として区分しております。当期に
おいて、釧路プリンスホテルについては、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスであ
るため、当該資産グループに属する建物等対象資産の帳簿価額を回収可能額まで減額してお
ります。また、期末日において閉鎖した新横浜プリンスホテルボウリングセンターに係る資
産についても、売却見込額まで減損しております。当該減少額の合計額を減損損失 (3,342
百万円)として特別損失に計上しました。
また、当該資産の回収可能価額は使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローを
3.5%で割り引いて算定しております。
― 51 ―
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重要な会計方針
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
① 子会社株式………………………移動平均法による原価法
② その他有価証券
ア 時価のあるもの……………期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部資本直入法により処理し、売
却原価は移動平均法により算定)
イ 時価のないもの……………移動平均法による原価法
(2) デリバティブ………………………時価法
(3) たな卸資産の評価基準及び評価方法
① 販売用土地建物…………………個別法による原価法
② 貯蔵品……………………………最終仕入原価法
(4) 固定資産の減価償却の方法
有形固定資産:定額法
なお、主な耐用年数は以下のとおりです。
建物
2∼54年
構築物
2∼58年
機械装置
2∼20年
車両運搬具
2∼8年
工具器具備品 2∼25年
無形固定資産:定額法
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利
用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。
長期前払費用:効果の及ぶ期間にわたり均等償却
(5) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率によ
り、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回
収不能見込額を計上しております。
② 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資
産の見込額に基づき計上しております。
過去勤務債務は、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一
定年数(10年)による按分額を費用処理しております。
数理計算上の差異は、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内
の一定の年数(10年)による定額法により翌期から費用処理しております。
③ 債務保証損失引当金
子会社等に対する債務保証に関して生じる損失に備えて、被保証先の財政
状態等を勘案し損失負担見込額を計上したもので、商法施行規則第43条に
規定する引当金であります。
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④ 事業所閉鎖損失引当金
事業所の閉鎖に伴う損失に備えて、当期末における閉鎖事業所に係る撤退
費用の見込額に基づき計上したもので、商法施行規則第43条に規定する引
当金であります。
(6) リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナン
ス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処
理によっております。
(7) ヘッジ会計の処理
① ヘッジ会計の方法
金利スワップについて、特例処理の要件を満たしている場合については特
例処理を採用しております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
変動金利長期借入金に対しての利息を対象として金利スワップ取引を利用
しております。
③ ヘッジ方針
金利変動リスクを回避するために、特例処理におけるヘッジ会計の要件を
満たす範囲内でヘッジを行っており、投機的な取引は行わない方針であり
ます。
④ ヘッジ有効性の評価方法
金利スワップの特例処理については、有効性の評価を省略しております。
(8) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
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会計方針の変更
(1) 有価証券の評価方法
その他有価証券のうち時価のあるものについては期末日前1ヶ月の市場価
格等の平均に基づく時価法を採用しておりましたが、当期より期末日の市
場価格等に基づく時価法に変更しております。
この変更は、グループ再編により西武ホールディングスを設立し当社が同
社の連結子会社となったことに伴い、その他有価証券の評価方法を同社グ
ループの会計方針に統一するために行ったものであります。
この変更に伴い、投資有価証券は1,984百万円、繰延税金負債は807百万円、
その他株式等評価差額金は1,177百万円それぞれ増加しております。
なお、当期の損益に与える影響はございません。
(2) 減損会計の適用
当期より、固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基
準の設定に関する意見書」(企業会計審議会 平成14年8月9日))および
「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6
号 平成15年10月31日)を適用しております。これにより、税引前当期純損
失が3,342百万円増加しております。
なお、減損損失累計額については、当該資産の金額から直接控除しており
ます。
(3) 退職給付会計における会計基準変更時差異の費用処理方法の変更
退職給付会計に係る会計基準変更時差異は、従来10年による按分額を費用
処理しておりましたが、当期において、未処理額を一括費用処理する方法
に変更しております。
この変更は、グループ再編により西武ホールディングスを設立し当社が同
社の連結子会社となったことに伴い、同社の会計処理方針に統一すること
が、財務体質の健全化に資するものと判断したことにより行ったものであ
ります。
この変更に伴い、会計基準変更時差異の一括償却額4,588百万円は、「退職
給付会計基準変更時差異一括償却額」として特別損失に計上しております。
これにより、税引前当期純損失が4,588百万円増加しております。
(4) 営業費用の表示方法の変更
営業費用については、前期まで、事業所で発生する費用をすべて売上原価、
それ以外の経費を販売費及び一般管理費として表示しておりましたが、当期
より当社の主たる事業であるホテル業の収益及び費用の性質等を鑑み、費目
に応じた適切な科目により表示することに変更しております。
これは、西武グループの再編の結果、同グループ内のホテル業が当社に集約
されたことを機に我が国のホテル・旅館業の開示実務との整合性を確保する
ため、またホテル業における収益及び費用の対応関係を鑑み行ったものであ
ります。
なお、前期と同一の区分で表示した場合の当期の「売上原価」は113,736百万
円、「販売費及び一般管理費」は8,280百万円であります。
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会計監査人の監査報告書謄本
独立監査人の監査報告書
平成18年5月26日
株式会社プリンスホテル
取 締 役 会 御中
新日本監査法人
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
指 定 社 員
業務執行社員
公認会計士 恩 田
勲 ㊞
公認会計士 中 川
豪 ㊞
公認会計士 那 須 伸 裕 ㊞
当監査法人は、「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第2条第1項の規定に基づき、
株式会社プリンスホテルの平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第51期営業年度の計算書類、す
なわち、貸借対照表、損益計算書、営業報告書(会計に関する部分に限る。)及び損失処理案並びに附属明
細書(会計に関する部分に限る。)について監査を行った。なお、営業報告書及び附属明細書について監査
の対象とした会計に関する部分は、営業報告書及び附属明細書に記載されている事項のうち会社及び子会
社の会計帳簿の記録に基づく記載部分である。この計算書類及び附属明細書の作成責任は経営者にあり、
当監査法人の責任は独立の立場から計算書類及び附属明細書に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査
の基準は、当監査法人に計算書類及び附属明細書に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得
ることを求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並
びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての計算書類及び附属明細書の表示を検討する
ことを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断してい
る。なお、この監査は、当監査法人が必要と認めて実施した子会社に対する監査手続を含んでいる。
ただし、当監査法人は当営業年度から会計監査人に選任されたので、営業報告書に記載されている過去
3年間以上の営業成績及び財産の状況の推移並びにこれについての説明のうち第48期、第49期及び第50期
営業年度の営業成績及び財産の状況は、前任会計監査人による監査を受けた計算書類に基づき記載されて
いる。
監査の結果、当監査法人の意見は次のとおりである。
(1) 貸借対照表及び損益計算書は、法令及び定款に従い会社の財産及び損益の状況を正しく示しているも
のと認める。
「重要な会計方針[会計方針の変更]」に記載のとおり、会社は当事業年度に固定資産の減損に係る会計
基準及び同適用指針を適用している。この変更は、同基準が、平成18年3月31日に終了する事業年度よ
り原則適用となったことによるものであり、相当と認める。
「重要な会計方針[会計方針の変更]」に記載のとおり、会社は有価証券の評価方法の変更を行った。こ
の変更は、親会社の会計方針に統一するために行ったものであり、相当と認める。
「重要な会計方針[会計方針の変更]」に記載のとおり、会社は退職給付会計基準変更時差異の費用処理
方法の変更を行った。この変更は、親会社の会計方針に統一するために行ったものであり、相当と認め
る。
(2) 営業報告書(第51期営業年度の会計に関する部分に限る。)は、法令及び定款に従い会社の状況を正し
く示しているものと認める。
(3) 損失処理案は、法令及び定款に適合しているものと認める。
(4) 附属明細書(会計に関する部分に限る。)について、商法の規定により指摘すべき事項はない。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
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監査役会の監査報告書謄本
監
査
報
告
書
当監査役会は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第51期営業年度の取締役の職務の執
行に関して各監査役から監査の方法及び結果の報告を受け、協議の上、本監査報告書を作成し、以下
のとおり報告いたします。
1.
監査役の監査の方法の概要
各監査役は、監査役会が定めた監査の方針、業務の分担等に従い、取締役会その他重要な会議に
出席するほか、取締役等からその職務の執行状況を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び
主要な事業所において業務及び財産の状況を調査し、必要に応じて子会社に対し営業の報告を求め
ました。また、会計監査人から報告及び説明を受け、計算書類及び附属明細書につき検討を加えま
した。
取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行った無償の利益供与、子会社又は
株主との通例的でない取引並びに自己株式の取得及び処分等に関しては、上記の監査の方法のほ
か、必要に応じて取締役等に対し報告を求め、詳細に調査いたしました。
2. 監査の結果
(1) 会計監査人 新日本監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。
(2) 営業報告書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認めます。
(3) 損失処理に関する議案は、会社財産の状況その他の事情に照らし指摘すべき事項は認められま
せん。
(4) 附属明細書は、記載すべき事項を正しく示しており、指摘すべき事項は認められません。
(5) 取締役の職務遂行に関する不正の行為又は法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められ
ません。
なお、取締役の競業取引、取締役と会社間の利益相反取引、会社が行った無償の利益供与、子
会社又は株主との通例的でない取引並びに自己株式の取得及び処分等についても取締役の義務違
反は認められません。
平成18年5月30日
株式会社プリンスホテル
常勤監査役
清
常勤監査役
玉
監査役
辻
監査役
迫
(注)
監査役会
水
井
浩
本
年
本
栄
孝
二
男
二
㊞
㊞
㊞
㊞
監査役辻本年男及び監査役迫本栄二は、旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法
律」第18条第1項に定める社外監査役であります。
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株式会社プリンスホテル事業概況
本資料は、株式会社コクドおよび株式会社プリンスホテルの損益の状況をわかりやすくご覧
いただけることを目的として作成いたしました。株主の皆さまにおかれましては、上記主旨
をご理解のうえ、ご高覧賜りたいと存じます。
なお、この事業概況は、監査法人の監査対象外の任意作成資料となっております。
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営業の概況
当社は今般のグループ再編において、これまで西武グループ各社に分散していたホ
テル・ホテル関連事業等を、レジャー・サービス事業会社として一元化するため、平
成18年2月1日、株式会社コクドと当社におきまして、当社を存続会社とする合併を
行いました。更に、同日において、吸収分割の方法により西武鉄道株式会社からホテ
ル・ホテル関連事業等を承継いたしました。
このような再編をすすめ、全国に展開する施設網を活用して、お客様のニーズを適
切に反映した各種施策を実施してまいりました。以下、各事業ごとに株式会社コクド
と株式会社プリンスホテルの合算した数値にてご説明いたします。
(ホテル)
ホテル事業では、新規施設として、平成17年4月に東京都港区芝公園にプリンスホ
テルのフラッグシップホテルとなる「東京プリンスホテル パークタワー」を開業い
たしました。同じく平成17年4月、品川プリンスホテル内には水族館とエンターテイ
ンメント施設が一体化した「エプソン 品川アクアスタジアム」を開業いたしました。
映画館など既存の施設に加え、「遊べるシティホテル」として、さらにエンターテイン
メント性の高いホテルとして生まれ変わりました。
以上のように新規大型施設の開業や新しいサービスの実施により新規顧客の開拓に
努め更には合併によりリゾートホテルの売上も加わった結果、ホテル事業の営業収益
は1,536億円となりました。
(ゴルフ場)
ゴルフ事業は株式会社コクドとの合併により事業所が大幅に増加したことから、営
業収益は111億円という結果になりました。
(スキー場)
スキー事業は合併効果に加え、今シーズンよりスキー事業の総称を「西武スノーリ
ゾート」から「プリンススノーリゾート」に変更し、スキー場・ホテルをプリンスブ
ランドに統一することにより、プリンスブランドの認知度向上とホテル・スキー場一
帯となったエリアイメージの浸透をはかりました。志賀高原焼額山スキー場でのFISワ
ールドカップ大会開催等の効果もあった一方で、例年にない異常気象による大雪の被
害に見舞われ、営業収益は85億円という結果になりました。
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(その他)
その他の事業として、不動産販売業では、軽井沢千ヶ滝別荘地において定期借地権
方式などを活用した土地販売、また高級輸入住宅を用いた建売別荘販売を行いました。
このほか箱根リゾート開発の旗手として現在もなお自社商品を供給し続ける箱根地区
の別荘地販売等を行いました。
不動産賃貸業では、「品川プリンス・レジデンス」、「赤坂プリンス・レジデンス」に
おいて高所得者をターゲットとする賃貸事業を行いました。この結果、営業収益は147
億円となりました。
その結果、営業収益は1,880億円となりましたが、エプソン品川アクアスタジアムの
開業経費、改装経費、退職給付会計に係る数理計算上の差異の一括償却などの影響も
あり、営業損失は172億円となりました。
営業外の項目では、支払利息が92億円計上されたことにより、経常損失が261億円と
なりました。
また、東京都渋谷区(原宿)の旧本社用地などの売却により、固定資産売却益が272
億円計上されましたが、退職給付会計に係る会計基準変更時差異の未処理額の一括償
却、釧路プリンスホテルの減損損失、子会社等の有価証券評価損などの特別損失を計
上した影響により当期純損失が372億円となりました。
純資産については、今回のグループ再編の中で外部からの増資等もあり平成18年3
月31日現在で1,521億円になりました。
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平成17年度
科
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単純合算損益計算書、純資産、総資産
目
コクド
プリンスホテル
単位:百万円
単純合算
事業区分
営業収益
営
業
収
益
64,833
123,212
188,045
ホ テ ル 業
153,625
営
業
費
用
83,267
122,016
205,283
ゴルフ場業
11,128
営
業
損
益
△ 18,434
1,195
△ 17,239
スキー場業
益
1,375
1,095
2,470
営
業
外
営
業
外
収
用
7,671
経
常
損
益
△ 24,730
3,706
11,377
1,416
△ 26,146
特
別
利
益
特
別
損
失
28,263
881
29,144
29,813
10,179
39,992
税 引 前 当 期 純 損 益
△ 26,281
△ 10,713
△ 36,994
法人税、住民税および事業税
86
法 人 税 等 調 整 額
0
当
期
純
費
損
益
△
63
△
△
他
営業収益計
8,514
14,778
188,045
125
△ 26,367
△ 10,902
△ 37,269
資
産
96,831
152,109
152,109
総
資
産
475,527
754,821
754,821
科
の
149
125
純
平成16年度
そ
単純合算損益計算書、純資産、総資産
目
コクド
プリンスホテル
単位:百万円
単純合算
事業区分
営業収益
営
業
収
益
84,051
104,710
188,761
ホ テ ル 業
152,031
営
業
費
用
94,720
104,811
199,532
ゴルフ場業
11,741
営
業
損
益
△ 10,669
101
△ 10,770
スキー場業
収
益
2,442
780
3,222
費
営
業
外
営
業
外
△
用
6,402
経
常
損
益
△ 14,629
特
別
利
益
4,074
1,432
5,507
特
別
損
失
16,056
5,225
21,281
税 引 前 当 期 純 損 益
△ 26,611
4,183
△ 30,794
法人税、住民税および事業税
18
243
261
法 人 税 等 調 整 額
0
△983
△983
当
期
純
損
△
△
1,070
7,472
390
△ 15,020
益
△ 26,630
△
5,410
△ 32,040
純
資
産
△ 16,015
△
973
△ 16,989
総
資
産
364,863
70,147
435,010
※1
そ
の
他
営業収益計
9,011
15,978
188,761
合算数値は2社単純合算した数値を記載いたしました。ただし株式会社コクドの「純資産」「総資産」につい
ては、平成18年1月31日時点の数値になるため単純合算には含めておりません。
※2 平成17年度の株式会社コクドについては、平成17年4月1日から平成18年1月31日の数値になります。
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㈱西武ホールディングス様 招集(別冊)
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