泉佐野市 第 5期 介護 保険 事業 計画 及 び 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画

がいようばん
概要版
い ず み さ の し
泉佐野市
だい
き
か い ご ほ け ん じぎょうけいかくおよ
第5期介護保険事業計画及び
こ う れ い し ゃ ほ け ん ふ く し けいかく
高齢者保健福祉計画
~
いずみさの すこやか・はつらつプラン
へ い せ い
ね ん
が つ
平成24年3月
お お さ か ふ
い ず み さ の し
大阪府 泉佐野市
~
けいかく さ く て い
し ゅ し
計画策定の趣旨
第1次ベビーブーム世代(団塊の世代)が高齢人口に加わる平成 27 年(2015 年)には、世界でも例をみない
「超高齢社会」の到来が確実視されている中、本市においても、すべての高齢者が生きがいに満ちた生活を続け
ることができるよう社会全体で支える体制づくりに引き続き取り組む必要があります。
そこで、誰もがその個性に応じて主体的に暮らすことのできる「明るく活力ある高齢社会」を創造するため、
また高齢者に関わる施策を総合的・計画的に推進するため、
「泉佐野市第5期介護保険事業計画及び高齢者保健
福祉計画」
(以下「本計画」という。
)を策定しました。
けいかく
い
ち
計画の位置づけ
本計画は、すべての高齢者を視野に入れ、介護保険給付の対象サービスはもちろん、介護保険給付の
対象外となる高齢者保健福祉サービスやその他の関連施策を計画の対象としています。
けいかく
き かん
計画の期間
本計画は、平成 24 年度を初年度とし、平成 26 年度を目標とする3年が1期となる計画です。
平成18
19
20
21
22
23
24
25
26年度
第3期計画
(平成18~20年度)
見直し
第4期計画
(平成21~23年度)
見直し
けいかく
第5期計画
(平成24~26年度)
き ほん り ね ん
計画の基本理念
そんげん
も
ひと
く
「尊厳を持ってその人らしく暮らせる、
とも
ささ
あ
共に支え合う すこやか・はつらつ いずみさの」
21 世紀の本格的な超高齢社会においては、誰もが自分の生きかたを自分で決め、個人として尊重され
ることが重要となります。そして、明るく豊かで活力に満ち、すこやかにはつらつと暮らせることは、
市民すべての願いであります。
本市ではこのような望ましい超高齢社会を実現するために、市民・事業者・行政がそれぞれの役割を
分担し、協働しながら活動し続けることに努めます。
2
けいかく
きほんてき し て ん
計画の基本的視点
(1)個人の状況に応じた配慮
高齢者の人権尊重を基本に、高齢者一人ひとりの多様な状況に応じ、必要な情報やサービスを提供し
ます。
(2)介護サービスの適切な普及と質の向上
高齢者のニーズを的確に把握し、高齢者が安心して必要なサービスを利用できるよう、介護サービス
の適切な普及と質の向上をめざします。
(3)地域包括ケア体制の推進
高齢者が住み慣れた地域社会で安心して生きがいのある生活を送るために、介護、医療、住まい等の
総合的な体制(地域包括ケア体制)の推進に努めます。
(4)社会参加や生きがいづくりの推進
高齢者の豊富な知識や経験を活かして積極的に社会に参加することができるよう、地域活動の活性化
と社会活動に参加する機会の拡充に努めます。
にちじょう せいかつけんいき
せってい
日常生活圏域の設定
本計画では、高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるよう、市内を日常生活圏域に分け、その圏
域ごとに地域密着型サービスのサービス量を見込むこととされています。日常生活圏域の設定に当たっ
ては、地理的条件や住民の生活形態、また、地域づくり活動の単位などの地域特性をふまえて設定しま
した。
本市では、第4期計画と同様に小学校区を基礎的単位としつつ中学校区を日常生活圏域として設定し
ています。
■市内の5つの日常生活圏域
3
へいせい
ねん
む
しょうらいぞう
せってい
平成26年に向けた将来像の設定
■人口の将来推計
本計画期間である平成 24 年から平成 26 年の人口推計をみると、人口は微増しています。一方、年齢
階層別にみると、40 歳未満人口は減尐し、40~64 歳人口は微増しています。それに対して 65 歳以上の
高齢者人口では 11.73%の伸びとなる見込みです。
推計値
(人)
150,000
100,000
22.7
22.0
21.2
103,420
103,239
102,459
(%)
23.4
25.0
103,579
21,735
22,674
23,468
24,284
34,326
34,577
34,747
34,762
46,398
45,988
45,205
44,533
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
20.0
15.0
50,000
10.0
0
5.0
40歳未満
40~64歳
65歳以上
高齢化率
資料:実績値は平成 23 年9月末人口(外国人を含む)、推計値は、総合計画人口推計を補正し算出
■要介護認定者数の将来推計
要介護認定者数の推計をみると、平成 26 年には 5,448 人になる見込みです。高齢化の進展に伴い、
要介護認定者も増加していくことが予想されます。
推計値
(人)
6,000
5,000
4,000
5,249
5,448
4,942
5,056
565
578
597
636
663
806
755
786
816
1,363
1,315
1,365
1,416
658
783
811
841
688
706
314
732
265
684
305
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
604
628
690
3,000
2,000
1,000
0
要支援1
要支援2
要介護1
要介護2
要介護3
325
要介護4
要介護5
資料:平成 23 年は 10 月実績値、平成 24 年~平成 26 年は推計値
4
こ ん ご
と
く
じゅうてん か だ い
今後の取り組むべき重点課題
1.高齢者の人権尊重
6.認知症高齢者施策の推進
○高齢者虐待防止のための取り組みの推進
○認知症地域支援推進員の設置
○認知症等高齢者への支援
○認知症サポーターの養成
2.総合的な介護予防の推進
○認知症高齢者についての早期発見・早期対応のための取り組み
○総合的な介護予防システムづくりの推進
○認知症の介護予防教室の開催
○地域包括支援センターの機能強化
○日常生活自立支援事業、成年後見制度の利用支援・啓発
○地域支援事業の効果的な実施
○認知症に関する意識啓発活動
○予防給付の円滑な実施
○地域密着型サービスの推進
○健康づくりと生活習慣病予防対策の推進
○泉佐野徘徊 SOS ネットワーク事業の推進
○医療と介護の連携強化
7.健康づくりの推進
3.介護サービスの質的向上
○健康づくり推進のための啓発活動
○継続的な研修の実施
○健康づくりの場の充実
○介護サービスの評価
○地域における健康づくり活動の支援
○介護サービスの質の向上、利用者からの苦情・相
8.地域包括ケア体制の推進
談対応の充実
○地域包括ケア体制の推進
○介護サービスに関する情報提供
○地域住民による自主活動の促進
○事業者連絡会の活用
○小地域ネットワーク活動の推進と地域福祉セーフティネ
4.在宅における自立支援
ットづくり
○地域密着型サービスの推進
○住民による自主的な取り組みやNPO法人等との連携
○家族介護者への支援
9.高齢者の積極的な社会参加
○在宅生活を支えるケアマネジャーへの側面的支援
○自主的グループの活動支援
○自立支援に向けての介護保険、高齢者福祉、保健
○高齢者の雇用機会の拡大
など各部門の相互連携
○高齢者ボランティアの参加促進
○引きこもり防止に向けての対策
○世代間交流の促進
○地域包括支援センターの充実
○介護支援サポーター事業の導入
○地域の見守りネットワークの充実
10.安心して暮らせるまちづくりの推進
5.介護サービスの円滑な提供
○バリアフリー法や大阪府福祉のまちづくり条例
○利用者に対するわかりやすいサービス情報の提
に基づくバリアフリーのまちづくり
供(広報・啓発活動の充実)
○市営住宅におけるバリアフリー化
○相談活動の充実
○ユニバーサルデザインに配慮した生活環境の整備
○事業者連絡会の充実
○行政内関連分野及び民間事業者との連携
○近隣自治体とのサービス利用上の調整と連携
○災害時における要支援・要介護者へのサポート
○介護給付適正化に向けた取り組み
5
ち い き し え ん じぎょう
地域支援事業
(1)介護予防事業
(3)任意事業
●二次予防事業
●介護給付等費用適正化事業
●一次予防事業
●家族介護支援事業
(2)包括的支援事業
●その他事業
●介護予防ケアマネジメント業務
(4)介護支援サポーター事業
●総合相談支援業務・権利擁護業務
●包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
こうれいしゃ ほ け ん ふ く し
高齢者保健福祉サービス
(1)高齢者のための福祉サービスの充実
(3)健康づくりと生活習慣病予防
●街かどデイハウス支援事業
対策の推進
●緊急通報装置設置事業
●健康手帳の交付
(2)施設福祉サービス
●健康診査等
●養護老人ホーム
●健康教育・健康相談・訪問指
●軽費老人ホーム
導など
●生活支援ハウス(高齢者生活福祉センター)
い
生きがいづくり
(1)生きがいサービス
(2)文化活動・就労・その他の生きがい活動
●泉佐野市長生会連合会及び各町長生会
●生涯学習
●シルバー人材センター
活動の支援事業
●老人福祉農園
●老人福祉施設
●ひとり暮らしの高齢者交流会
●高齢者祝賀事業
こうれいしゃ
そんげん
はいりょ
すいしん
高齢者の尊厳に配慮したケアの推進
(1)高齢者虐待の防止
(2)身体拘束廃止に向けた取り組み
(3)認知症高齢者への支援
●認知症高齢者のための体制整備
●居住環境に配慮したグループホーム等の整備
●意識啓発活動の充実
●権利擁護のための取り組み
●認知症高齢者とその家族等への地域支援
6
じょうほうていきょう
こうほう
そうだんじぎょう
情 報 提 供 ・広報・相談事業
(1)相談・苦情処理体制の充実
●総合的な相談支援体制づくり
●地域包括支援センターによる相談体制の充実
●苦情処理体制づくり
●利用者保護の推進
(2)広報などの情報提供
●市民に対する広報・周知
じゅうたく
かんきょう
住 宅 ・ 環 境 ・まちづくり
(1)住宅・生活環境の整備
(3)地域福祉の推進
(2)地域関係団体との連携
(4)災害時を視野に入れたセーフティネッ
●社会福祉協議会との連携
トの構築
●民生委員・児童委員との連携
(5)高齢者をとりまく関係者の連携
●地区福祉委員会との連携
●高齢者施策関連課との連携
●ボランティア団体などとの連携・支援
●関係機関・団体等の連携
●介護当事者団体等への支援
●医療機関との連携
だい
き
か い ご ほけんりょう
第5期の介護保険料
第1段階 第2段階 第3段階
第4段階
(特例)
第5段階
第6段階
第7段階
第8段階
本人課税で
合計所得金
額が 190 万
円未満の者
本人課税で
合計所得金
額が 190 万
円以上 380
万円未満の
者
本人課税で
合計所得金
額が 380 万
円以上 570
万円未満の
者
本人課税で
合計所得金
額が 570 万
円以上の者
1.25
基準額×
1.50
基準額×
1.75
基準額×
2.00
生活保護受
給者・老齢
福祉年金受
給者の世帯
非課税者
世帯非課税
で課税年金
収入額+合
計所得金額
が 80 万円
以下の者
世帯非課税
で第2段階
以外の者
世帯課税の
本人非課税
者で、課税
年金収入+
合計所得金
額が 80 万
円以下の者
基準額×
基準額×
基準額×
基準額×
0.5
0.5
0.75
0.90
年
額
33,468 円
33,468 円
50,202 円
60,243 円
66,936 円
83,670 円
100,404 円
117,138 円
133,872 円
月
額
2,789 円
2,789 円
4,184 円
5,020 円
5,578 円
6,973 円
8,367 円
9,762 円
11,156 円
区
分
世帯課税の
本人非課税
者 で 左 記
(特例)以
外の方
基準額
7
基準額×
そうだんまどぐち
相談窓口
ち い き ほうかつ し え ん
地域包括支援センター
地域包括支援センターは、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で可能な限り暮らせるようにするため、
介護、保健、医療、福祉など必要なサービスを継続的に提供する機関です。
介護サービスや成年後見制度の利用、高齢者虐待や保健予防の相談など、さまざまな相談に専門職員
が応じています。お気軽にご相談ください。
地域の身近な相談窓口
●泉ヶ丘園在宅介護支援センター
土丸 531
●在宅介護支援センター ホライズン
TEL:072-467-2160
下瓦屋 221-1
●在宅介護支援センター「和(やわらぎ)
」
TEL:072-460-2020
●犬鳴山荘在宅介護支援センター
りんくう往来南 5-17 TEL:072-464-4800
土丸 388
TEL:072-468-0661
●ラポート在宅介護支援センター
長滝 3672
TEL:072-490-2030
こうれい か い ご か
高齢介護課
介護保険制度の運営や高齢者福祉の事業を行っています。各種事業やこの概要版に関するご質問・ご
相談があればご連絡ください。
TEL:072-463-1212(代表)
・介護認定について ・介護保険料について
・介護保険給付について ・高齢者福祉について など
サービス事業者に関する情報提供や高齢者虐待について
の通報窓口も行っています。
泉佐野市
発行:大阪府 泉佐野市
第5期介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画
〒598-8550
〔概要版〕
大阪府泉佐野市市場東 1-295-3
TEL:072-463-1212
平成24年3月
8
FAX:072-463-8600