Nero Vision

Nero Vision マニュアル
Nero AG
Nero Vision
著作権および商標情報
Nero Vision マニュアルとその内容のすべては、著作権によって保護されており、Nero AG
が版権を所有しています。無断転載を禁止します。このマニュアルには、国際著作権法の下
で保護されたデータが含まれています。Nero AG の書面による明確な許可なしに、本マニ
ュアルの一部または全部の複製、配布、複写を禁止します。
Nero AG は、保証の範囲を超える一切の請求を拒否します。Nero AG は、Nero Vision マニ
ュアルの内容の正確さに関して、いかなる責務も負わないものとします。Nero Vision マニ
ュアル、および提供するソフトウェアの内容は、事前の予告なしに変更される場合がありま
す。
すべての商標名、商標はそれぞれの所有者に帰属します。
本マニュアルで言及する登録商標は、情報を提供する目的でのみ記載されています。
Copyright © 2008 Nero AG and its licensors. All rights reserved.
SW: 5.0.100.3
Nero Vision
目次
目次
1
はじめに
7
1.1
Nero Vision について
7
1.2
Nero Vision で作業する
7
1.3
このマニュアルについて
11
2
Nero Vision の起動
12
3
ユーザーインターフェース
13
3.1
メインウィンドウ
13
3.2
拡張機能ダイアログボックス
15
3.2.1
チェックボックス
16
3.2.2
選択メニュー
17
4
ディスクプロジェクトの作成
18
4.1
コンテンツ画面
18
4.2
ディスクプロジェクトを作成する
20
5
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
24
5.1
キャプチャ
24
5.2
DV/HDV カメラ、デジタルおよびアナログビデオ
25
5.3
ビデオのキャプチャ画面
25
5.3.1
ビデオデバイスプロパティ
27
5.3.2
オーディオデバイスプロパティウインドウ
28
5.4
TV カードの設定
28
5.5
ビデオをハードディスクドライブにキャプチャ
31
5.6
ディスクに直接キャプチャ
34
5.7
ウェブからのインポート
35
6
ビデオの編集
38
6.1
ムービー画面
38
6.2
ムービーの作成
41
6.2.1
保存グループを作成する
43
6.2.2
ムービー: トランジションを挿入する
44
6.2.3
エフェクトを追加する
45
Nero Vision
目次
6.2.4
テキスト効果を追加する
46
6.2.5
オーディオファイルを挿入する
48
6.2.6
ビデオタイトルをカットする
49
6.3
チャプタの作成画面
51
6.4
チャプタを手動で作成
52
6.5
チャプタを自動的に作成
53
6.6
チャプタの編集
54
6.7
ビデオのエクスポート画面
55
6.8
ビデオをファイルにエクスポート
59
6.9
ビデオをカメラにエクスポート
60
6.10
ビデオをエクスポートして E-mail の添付ファイルとして送付
61
6.11
オーディオをファイルにエクスポート
62
6.12
インターネットにエクスポート
63
7
スライドショー
65
7.1
スライドショー画面
65
7.2
スライドショーの作成
68
7.2.1
スライドショー: トランジションを挿入する
71
7.2.2
スライドショー: 画像を編集する
72
7.2.3
スライドショー: 表示時間を合わせる
74
8
メニュー
77
8.1
レベル
77
8.2
メニューの編集画面
77
8.2.1
テンプレートタブ
79
8.2.2
カスタマイズタブ
80
8.2.3
開始位置を選択ウィンドウ
93
8.2.4
バックグラウンドオーディオを編集ウィンドウ
94
8.2.5
ポスターフレーム選択ウィンドウ
95
8.2.6
影の設定ウィンドウ
95
8.2.7
トランジションウィンドウ
96
8.2.8
テンプレートとして保存ウィンドウ
96
8.3
メニューを作成
97
9
プレビュー
100
9.1
プレビュー画面
100
9.2
プレビューの表示
101
10
ディスクの書き込み
102
10.1
書き込みオプション画面
102
Nero Vision
目次
10.2
ディスクの書き込み
104
10.3
イメージファイルの書き込み
106
10.4
ハードディスクフォルダの書き込み
107
11
ディスクツール
109
11.1
書き換え可能なディスクの消去
109
11.2
ディスク情報の表示
110
11.3
ディスクのファイナライズ
110
12
プロジェクトの管理
111
12.1
プロジェクトの保存
111
12.2
プロジェクトを開く
111
12.3
ディスクイメージを開く
112
12.4
カバーとレーベルの作成
112
13
設定
113
13.1
設定を開く
113
13.2
アプリケーション設定ウィンドウ
113
13.2.1
一般タブ
114
13.2.2
フォルダタブ
115
13.2.3
メッセージタブ
115
14
ビデオオプション
116
14.1
ビデオオプションの表示
116
14.2
(初期設定)ビデオオプションウィンドウ
116
14.2.1
一般タブ
116
14.2.2
<ディスク形式>タブ
117
14.3
Nero Digital™ エンコーダの設定
120
15
技術的な情報
122
15.1
システム要件
122
15.2
対応ディスク形式
123
15.2.1
ディスク形式とディスクの互換性の概要
124
15.2.2
DVD ディスクと編集可能ディスク形式の互換性について
125
15.3
キーの組み合わせ
125
Nero Vision
目次
16
Nero Vision の各バージョン
126
17
用語集
127
18
インデックス
137
19
お問い合わせ
139
Nero Vision
はじめに
1
はじめに
1.1
Nero Vision について
ーNero Vision は非常に使い勝手の良いインターフェースを利用して、ムービーの録画、編
集、書き込み、スライドショーを行うためのソフトウェアです。Nero Vision では、DV ビ
デオカメラやその他の外部ビデオ機器に収録したビデオを PC で再生し、DVD-Video、
DVD-VR/-VFR(ビデオモード)/+VR、ビデオ CD(VCD)、スーパービデオ CD(SVCD)、
miniDVD、HD-BURN、AVCHD や BD-AV に書き込んだり、ハードディスクに保存すること
ができます。この高性能のマルチメディアソフトウェアが提供する多くの機能を使って、思
い出に残るディスクを作成し保管するために各種のオプションが使用できます。はじめてビ
デオの世界に触れるユーザーにとっても、Nero Vision の操作は簡単です。Nero Vision があ
れば、ビデオを素早く、簡単にトリミングし、エフェクトを加え、自動場面検出を使用して
チャプタを作成し、チャプタマークを手動で行い、事前に定義されたメニューテンプレート
からアニメーションのボタンを利用してオリジナルのメニューを作成することができます。
また、オリジナルの背景画像と文字を追加したり、手軽な仮想リモコンを使ってプレビュー
画面から自分の計画を見ることもでき、その他にもさまざまなことができます!
DV ビデオカメラと FireWire® カード、適切なハードウェアを使用すると、オリジナルのビ
デオをカメラからインポートできます。 DirectShow® 互換のビデオキャプチャカードがあ
れば、Nero Vision を使用して、ビデオキャプチャカードから直接ビデオを録画できます。
ビデオのハードウェアを何も持っていない場合でも、PC 上にあるビデオファイルや、イン
ターネットからダウンロードしたビデオファイルを処理できます。
1.2
Nero Vision で作業する
基本的に、ユーザーインターフェースでは[スタート]画面からタスクを選択します。タス
クごとに異なる手順を進んで、タスクを完了します。各手順では、別々のウィンドウが表示
されます。
プロジェクトは、本質的に 4 つの手順から構成されています。
1. タスクを選択する。
メニュー項目の上にマウスポインタを移動して、実行するタスクを選択します。項目の上に
マウスポインタを置くと、その横に説明文がポップアップします。
Nero Vision
7
はじめに
図. 1
起動画面
このマニュアルでは、タスクごとに章を分けて、各タスクの開始から完了までの手順すべて
を説明しています。
Nero Vision で知っておくべき用語の意味は以下の通りです。
用語
意味
休暇中に撮影したビデオなど、ハードディスクに保管される個々のビ
ビデオ
デオファイルのことです。その際、そのビデオが自分で作成したもの
か、インポートしたものかは重要でありません
ビデオタイト
ル
Nero Vision で開いて編集するビデオファイルのことです。編集には、
たとえば、トランジションの作成、シーンのカット、またはサウンド
トラックの生成などが含まれます。
ビデオタイトルの 1 セクションのことであり、チャプタの開始はチャ
プタマークによって設定されます。各ビデオタイトルは、少なくとも 1
章のタイトル
つのチャプタから構成されています。ビデオタイトルのマークが多け
れば多いほど、含まれるチャプタの数も多くなります。
チャプタの利点は、ビデオの再生時に、早送りや巻き戻しをしないで
も個々のチャプタへ直接ジャンプできることです。
通常は編集されている 1 つまたは複数のビデオタイトルから、最終的
ムービー
に編集されたもののことです。ムービーには、たとえば最近の休暇中
に撮影したビデオのクリップ一式があります。
ビデオを開いてから、完成したムービーをエクスポートするまでのプ
ロセスのことです。プロジェクトは、行ったすべての変更とともにプ
プロジェクト ロジェクトファイルに保存し、後で再び開くことができます。プロジ
ェクトファイルには拡張子 *.nvc(Nero Vision Compilation)が付きま
す。
Nero Vision
8
はじめに
データが保存されるデータメディアのことです。追記型ディスクには
CD-R、DVD-R、DVD+R などがあります。これらのディスクはレコー
ディスク
ダーで記録し、プレーヤーで読み込みます。同じタイプのディスクで
記憶容量が異なるものも利用できます。例えば、4.38 GB の DVD-R
と、7.95 GB の DVD-R DL(2 層、データ層が 2 つ)などです。
データをディスク上に編成するための形式です。例えば、DVD-VR デ
ィスク形式は DVD-RW および DVD-RAM ディスクにのみ対応し、こ
れらのディスク以外では使用できません。反対に、ビデオ CD
ディスク形式 (VCD)、スーパービデオ CD(SVCD)、miniDVD、HD-BURN (対
応する場合)は CD-R または CD-RW ディスク形式に書き込むことが
可能です。字幕やマルチサウンドトラックなどの利用可能な技術オプ
ションは、ディスク形式によって決定されます。
2. タスクの完了
目的に達するまで、タスクに応じてさまざまなステップを実行して行きます。ステップごと
に新しい画面となります。今、どのステップにいるのか、どの画面で何を行うのかが分かる
ように、各画面には名前と簡単な説明が表示されています。
各画面にはボタンやアイコン、メニューに関するクイック情報、詳細情報と説明がありま
す。詳しく知りたい場合は、アイテムの上にマウスポインタを数秒間置いたままにしま
す。
図. 2
コンテンツ画面
各画面に関しては、このマニュアルに 1 つの章があり、そこにすべての領域について詳細
に説明されています。
次の画面または前の画面に移るには、ナビゲーションバーの[次へ]または[戻る]ボタ
ンをクリックします。
Nero Vision
9
はじめに
画面では
[元に戻す]ボタンと
[やり直し]ボタンの両方を利用してさまざまな
操作を行うことができます。最後に実行した操作の取り消し、やり直しも、これらのボタ
ンを使うことで簡単に実行できます。結果が気に入らない場合でも、プロジェクト全体を
取り消す必要はありません。 Nero Vision の多くの機能をリスクなくお試しいただけま
す。
3. 書き込み。
書き込みは、プロジェクトの終わりを意味します。書き込みには、書き込みパラメータを指
定して、[書き込み]ボタンをクリックします。作業を行っているプロジェクトのタイプや、
システムに接続されているドライブの種類によって、異なるエントリが数多く選択できます。
図. 3
書き込みオプション画面
4. 書き込みの後
書き込みが終了すると、次に何をするかを決めることができます。たとえば Nero
ShowTime を起動し、プロジェクトを確認したり、Nero CoverDesigner を使ってディスク
のカバーとレーベルを作成することができます。もちろん、プロジェクトの保存や新規プロ
ジェクトの開始もできます。
Nero Vision
10
はじめに
1.3
このマニュアルについて
このマニュアルは、Nero Vision の使用方法を学びたいと思う、すべてのユーザーに向けた
構成になっています。内容はプロセスベースになっており、特定の目的を達成する方法を、
手順ごとに説明してあります。
このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。
記号
意味
必ず守っていただきたい、警告または指示を示します。
補足的な情報や、役立つ情報を示します。
1. 最初に、…
行頭の番号は、必要な操作を示します。番号順に、操作を実行
してください。
Æ
途中結果を示します。
Î
結果を示します。
Nero Vision のプログラムインターフェースに表示される、テ
OK
キストの一部またはボタンを示します。 これらは、太字で表記
されます。
チャプタ
[…]
他章への参照を示します。リンクと同様に動作し、下線付きの
赤色文字で表記されます。
コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表し
ます。
Nero Vision
11
Nero Vision の起動
2
Nero Vision の起動
Nero StartSmart を使用して Nero Vision を起動するには、次の方法を実行します。
1. [Nero StartSmart] アイコンをクリックします。
Æ Nero StartSmart ウィンドウが開きます。
2.
ボタンをクリックします。
Æ Nero アプリケーションのリストが表示されます。
図. 4
Nero StartSmart
3. [アプリケーション]選択リストから、[Nero Vision]を選択します。
Æ [Nero Vision] ウインドウが開きます。
Î Nero StartSmart を使用した Nero Vision の起動は、以上です。
Nero Vision
12
ユーザーインターフェース
3
ユーザーインターフェース
3.1
メインウィンドウ
Nero Vision のユーザーインターフェースは、メインウィンドウと拡張可能な領域から構成
されています。[開始]画面でタスクを選択した後、いくつかのステップを進んでタスクを
完了します。その際、ステップごとに新しい画面が表示されます。
[開始]画面には、コンピュータにインストールされているドライブ、およびコンピュー
タに接続されているデバイスで技術的に実行可能な項目のみが表示されます。
DVD-RW/+RW ドライブを搭載しているコンピュータに DVD-RW または DVD+RW ディ
スクを挿入すると、Nero Vision を使って編集可能な DVD ディスク形式と DVD-VR、
DVD-VFR(ビデオモード)、および DVD+VR などの DVD-Video を作成できます。
DVD-Video と比べてこれらのディスク形式には、内容を後で変更できるという利点があり
ます。 つまり、ムービーを編集したり、新しいパッセージを挿入したり、必要のないシー
ンをカットしたり、ディスクを上書きすることが可能です。その一方で、メニューを個別
に作成することができないという欠点もあります。
DVD-VFR(ビデオモード)および DVD+VR ディスク形式は DVD-Video と互換性があり
、ほとんどすべての市販の DVD プレーヤーで再生可能です。
DVD-RW と DVD-RAM ディスクに使用できるディスク形式 DVD-VR は、適切な VR 互換
のドライブでしか再生できませんが、ディスクへの直接録画に特化した設計になっている
といった利点があります。
ディスクと対応するディスク形式の概要は、「対応ディスク形式」を参照してください。
メインウィンドウでは次のボタンを使用できます。
Nero Vision ヘルプ:オンラインヘルプを開きます。
Nero Vision のホームページ:Nero Vision のウェブページを開きま
す。
ヒント:[ヒント] ウインドウを開きます。各画面を開くと、Nero
Vision の構成に役に立つヒントが表示されます。
キーの定義:割り当てられているキーの組み合わせと、その機能が
表示されます。 [キーの定義] ウィンドウが開きます。
情報:バージョンおよび登録データが表示されます。 [Nero Vision
の情報] ウインドウが開きます。
Nero Vision
13
ユーザーインターフェース
拡張
拡張機能ダイアログボックスが開きます(「拡張機能ダイアログボ
ックス」を参照)。
ビデオのムービーやビデオのサウンドトラックをファイルやカメラ
にエクスポートします。
[ビデオのエクスポート]画面が表示されます。画面内でエクスポ
エクスポート
ート設定を指定して、プロジェクトをエクスポートできます(「ビ
デオのエクスポート画面」を参照)。
このボタンは、プロジェクトに 少なくとも 1 つのビデオを追加し
ている場合にのみ使用できます。
プロジェクトとこれに加えたすべての変更を保存します。[別名で
保存]ダイアログが表示されます。
保存
プロジェクトには拡張子 .nvc(NeroVision Compilation)が付き、
管理ファイルとして保存されます。この機能は、プロジェクトを終
了できないときや、後でまた作業を続けたいときに便利です(「プ
ロジェクトの保存」を参照)。
直前の動作を取り消して前の状態に戻ります。
Nero Vision では、数多くの動作を取り消すことができるため、さ
まざまな変更を加えた後でも、希望する状態に戻すことができま
す。
取り消した直前の動作を元に戻します。
Nero Vision では、すでに取り消した数多くの動作を元に戻すこと
ができるため、さまざまな変更を加えた後でも、オリジナルの状態
に戻すことができます。
前の画面に戻ります。
戻る
加えた変更が失われる場合には、必要に応じて、プロジェクトを保
存するよう指示があります。
次へ
書き込み
終了
次の画面を表示します。
書き込みプロセスを起動します。
このボタンは、[書き込み] 画面にのみ表示されます。
Nero Vision を終了します。
[開始]画面でのみ使用できます。
Nero Vision
14
ユーザーインターフェース
3.2
拡張機能ダイアログボックス
Nero Vision のユーザーインターフェースはメインウィンドウと拡張可能な領域からなりま
す。最初の[開始]画面でタスクを選択した後、さまざまなステップを進んでタスクを完了
します。その際、ステップごとに新しい画面が表示されます。
[拡張]ボタンをクリックすると追加の拡張機能ダイアログボックスが開きます。
ノーマルモードでは、次の画面に移動する際に、拡張機能ダイアログボックスが閉じます。
いわゆる「スティッキーモード」の場合は、もう一度 [拡張] ボタンを押してウィンドウを
閉じるまで、拡張機能ダイアログボックスは表示されたままになります。
拡張エリアに表示されている
アイコンは、現在のモードを表示します。モードを変更す
るには、このアイコンをクリックします。
拡張機能エリアはノーマルモードになっています。
拡張エリアはスティッキーモードになっています。
Nero Vision のユーザーインターフェースでは常に現在の画面に応じて必要となるポップ
アップメニューのみが表示されるので、インターフェースは簡単に使うことができます。
ボタン
拡張機能ダイアログボックスでは、次のボタンを使うことができます。
設定
Nero Vision の設定を開きます(「設定」を参照)。
ビデオの作成時に、初期設定のオプションを編集しま
す。 [初期設定ビデオオプション]ウィンドウを開き
ます(「ビデオオプション」を参照)。
ディスクの種類を選択していない場合、対応するすべ
初期設定ビデオオプション
ての形式について、ビデオオプションが表示されま
す。ディスク形式を選択すると、[一般] タブと、現在
のディスク形式のタブのみが表示されます。
Nero Digital™ 形式では、[Nero Digital™ Encoder
Configuration Nero Digital™ エンコーダの設定]ウ
ィンドウが開きます。
書き換え可能なディスクを消去します。[書き換え可
能なディスクの消去]ウィンドウが開きます(「書き
ディスク消去
換え可能なディスクの消去」を参照)。
消去前には、RW ディスクをレコーダーに入れておく
必要があります。消去方法を設定することもできます
。
Nero Vision
15
ユーザーインターフェース
ディスクタイプ、使用可能な記憶容量、セッション数
、トラックなど挿入したディスクの情報を表示します
。[ディスク情報]ウィンドウが開きます(「ディス
ディスク情報
ク情報の表示」を参照)。
詳細を調べるディスクを挿入し、ディスクの入ってい
るドライブを選択します。
DVD-VR, DVD-VFR(ビデオモード)または DVD+VR
ディスクのファイナライズ
をファイナライズします(「ディスクのファイナライ
ズ」を参照)。[ディスクのファイナライズ]ウィン
ドウが開きます。
Nero CoverDesigner を起動します(「カバーとレー
ベルの作成」を参照)。
Nero CoverDesigner は Nero 8 のプログラムパッケー
ジのアプリケーションで、Nero 8 をインストールする
カバーとレーベルの作成
と自動的にインストールされます。Nero Cover
Designer では書き込んだ DVD や CD のレーベルやブ
ックレットを作成し、印刷することができます。
Nero CoverDesigner のユーザーマニュアルには、プ
ロ級のカバーやラベルを作成する方法が詳しく説明さ
れています。
3.2.1 チェックボックス
拡張機能ダイアログボックスでは、次のチェックボックスを利用できます。
メニューで黒いサムネイルを使用しません。その代
わりに、最初の黒以外のサムネイルを検索して表示
黒いサムネイルを使用しない
します。
この機能は、アプリケーションの速度を低下させる
可能性があります。
[コンテンツ]画面でのみ使用できます。
自動的にチャプタを作成します。作成したチャプタ
チャプタを自動的に作成
は、再生時に個別に選択できます。
[コンテンツ]画面でのみ使用できます。
Nero Vision
16
ユーザーインターフェース
[タイムラインを表示] タブ内の要素を、磁石で引き
寄せるように結合できます。これにより、テキス
タイムラインアイテム同士をく
ト、オーディオ、効果などを同時にスタートさせる
っつける
ことができます。
[ムービー]画面でのみ使用できます。
これにより、DV(Digital Video)内の個々のシーン
タイムコード基準のシーン検出
を、タイムスタンプにより自動的に識別し、それら
を DV ファイルでは使用する
のシーンを結合します。
レコーダーでの再生を有効にします。
この設定がキャプチャされたビデオファイルの再生
キャプチャ機器のオーディオ再
に影響することはありません。
生を有効にする
[ビデオキャプチャ]画面でのみ使用できます。
(DV)キャプチャ中にシーンを
検出する
DV キャプチャ装置からキャプチャしている間に、
自動的にシーンの変更を検索します。
[ビデオキャプチャ]画面でのみ使用できます。
レコーダーのリストに Microsoft® Video for
Microsoft Video for Windows 機
Windows® デバイスを表示します。
器を表示する
[ビデオキャプチャ]画面でのみ使用できます。
スライドショーの長さを BGM の長さに合わせま
す。このチェックボックスを利用できるのは、スラ
スライドショーの時間をオーデ
イドショーに BGM が入っている場合に限られま
ィオの長さに合わせる
す。
[スライドショー]画面でのみ使用できます。
3.2.2 選択メニュー
[タイムラインにエフェクトを追加した場合]の選択メニュー([ムービー]画面でのみ使
用可)では次の項目を使用できます。
次のオブジェクトを移動
エフェクトを挿入すると、次のエフェクトが後ろに下
がります。
新しいエフェクトを挿入すると、そのエフェクトは次
空き容量に合わせる
のエフェクトが開始するまでの空き容量にのみ適用さ
れるよう調整されます。
[ファイルにキャプチャ]の選択メニュー([ファイルにキャプチャ]画面でのみ使用)で
は、インポートされたビデオの保存場所を選択することができます。
Nero Vision
17
ディスクプロジェクトの作成
4
ディスクプロジェクトの作成
4.1
コンテンツ画面
[コンテンツ]画面では、必要に応じてプロジェクトを作成し、編集物のタイトルをアレン
ジすることができます。画面は、追加されたタイトルがリストアップされるコンテンツ領域
と、[どの作業を行いますか?]の選択領域に分けられます
図. 5
コンテンツ画面
[どの作業を行いますか?]の選択リストでは、次の項目を利用できます。
ビデオをキャプチャします。 [ビデオのキャプチャ]画
ビデオキャプチャ
面が表示されます(「ビデオのキャプチャ画面」を参
照)。
ビデオファイルの追加
ムービーの作成
スライドショーの作成
ディスクのインポート
プロジェクト用のビデオファイルを追加します。[ファ
イルを開く]ウィンドウが開きます。
ムービーを作成します。ムービーの作成画面が表示され
ます(「ムービー画面」を参照)。
スライドショーを作成します。スライドショーの作成画
面が表示されます(「スライドショー画面」を参照)。
既存のディスクから要素をインポートします。
Nero Vision
18
ディスクプロジェクトの作成
AVCHD をハードディスク
からインポート
ムービーの編集
AVCHD プロジェクトで保存された(DVD、メモリカー
ド、ハードディスクなどに)ビデオをインポートしま
す。
選択したムービーを編集します。ムービーの作成画面が
表示されます(「ビデオの編集」を参照)。
選択したビデオタイトルにチャプタを生成します。 [チ
チャプタの作成
ャプタの生成...]画面が表示されます(「チャプタの作成
画面」を参照)。
インターネットコミュニティからファイルをインポート
ウェブからインポート
し、インポートしたファイルを新しいタイトルでプロジ
ェクトに追加します(「ウェブからのインポート」を参
照)。
コンテンツ領域には各ビデオタイトルがサムネイルとともに表示されます。ファイル名、ビ
デオの長さ、チャプタ数の情報もあわせて表示されます。
スライドショー用のタイトルを作成できます。作成できる数はディスクタイプによって異
なります。DVD+VR プロジェクトではタイトルを作成できません。
ƒ VCD/SVCD は 98 タイトルまで
ƒ DVD-Video/MiniDVD、HD-Burn、DVD-VFR は 99 タイトルまで
ƒ DVD-VR は 64 タイトルまで
ƒ 編集可能な Blu-ray ディスク(BD-AV) – 200 タイトルまで
スライドショーでは専用のチャプタを作成できません。
次のボタンが使用できます。
選択したメディアタイトルを上に移動します。
選択したメディアタイトルを下に移動します。
選択したメディアタイトルを削除します。
複数のビデオタイトルを結合して 1 つのタイトルを作成します。
選択したメディアタイトルの名前を変更します。[タイトル名の変更]のウ
ィンドウが開きます
ウィンドウの下部にある[合計使用スペース]の容量バーだけでなく、ディスクタイプも変
えることができます。それに応じて提供された空き容量の表示が変わります。使用できる合
計空き容量は編集するプロジェクトによって決まります。
Nero Vision
19
ディスクプロジェクトの作成
使用するディスクの記憶容量が、4.38 GB の DVD ではなく、7.95 GB の DVD-1 または
DVD-9 の場合、画面左下の選択メニューからディスクタイプを選択します。 使用するディ
スクが CD の場合は、CD の容量をメニューの 74 分または 80 分から選択します。
プロジェクトにスライドショーを加えると、コンテンツダイアログボックス下に[追加]選
択メニューが表示されます。次のオプションが使用できます:
無し
オリジナルピクチャ
スライドショーの画像のみを保存します。
画像をオリジナルの形式でも保存します。 オリジナルの画像
は、ディスクの ORIGPICS フォルダに保存されます。
スライドショーの HTML バージョンをディスクに作成しま
す。このスライドショーは、ブラウザを使用してどの PC で
HTML 表示ギャラリー
も表示することができます。 HTML 表示ギャラリーは、ディ
スク上にある INDEX.HTM ファイルを開くことで表示されま
す。
実行ファイルもディスクに作成します。 このファイルは
PC スライドショー
Windows PC で開くことができます。
スライドショー用の実行ファイルは、slideshw.exe という名
前になっています。
4.2
ディスクプロジェクトを作成する
ディスクプロジェクトを作成するには、次の手順を実行します。
1. [開始]画面で[DVD の作成]か[CD の作成]を選択し、希望するディスクタイプ(ビ
デオ CD / スーパービデオ CD / miniDVD / HD-BURN / DVD-Video / AVCHD)を選択します。
レコーダーで編集可能なディスク形式に対応している場合は、[DVD の作成]の下に[編
集可能な DVD]も表示されます。
使用する PC に Blu-ray ディスクが接続されていると、[編集可能な Blu-ray ディスク]オ
プションも表示されます。
使用する PC に HD DVD ドライブが接続されていると、[HD DVD の作成]>[HD DVD
ビデオ]オプションも表示されます。
ディスクを HD DVD-Video 形式で作成するには、Blu-ray/HD DVD Video プラグインが必
要です。Blu-ray/HD DVD Video プラグインはフルバージョンの Nero Vision には含まれて
いません。このプラグインは、www.nero.comから入手することができます。
Nero Vision
20
ディスクプロジェクトの作成
DVD-VR、DVD-VFR(ビデオモード)、DVD+VR の仕様の違いにより、タイトルとムー
ビーを編集する際の相違点があります。ただし、その手順はこの章で説明されるものと基
本的に同じです。
Æ [コンテンツ]画面が表示されます。
2. プロジェクトにビデオをキャプチャするには、次の手順を実行します。
1. [ビデオのキャプチャ]を選択します。
Æ [ビデオのキャプチャ]ウィンドウが開きます。
2. 「ビデオをハードディスクドライブにキャプチャ」で説明した手順を実行します。
3. すでにビデオをキャプチャしている場合、またはハードディスクに保存したビデオに追加す
る場合には、次の手順を実行します。
1. [ビデオファイルの追加] オプションを選択します。
Æ [ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
2. 必要なファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。
Æ 目的のファイルがプロジェクトに追加されます。
4. ディスクに保存されているビデオを追加するには、次の手順を実行します。
1. ドライブにディスクを挿入します。
2. [ディスクのインポート] オプションを選択します。
3. 複数のドライブがインストールされている場合は、ポップアップメニューからディスク
が挿入されているドライブを選択します。
Æ [ディスクからタイトルをインポート]ウィンドウが開きます。
4. 目的のビデオをマークして、[OK]ボタンをクリックします。
Æ ビデオファイルが追加されます。
5. 内部ハードディスクドライブにある AVCHD フォルダ、DVD、または AVCHD カメラのメ
モリカードからタイトルを追加する場合には、次の手順を実行します。
1. [ハードディスクドライブから AVCHD をインポート] オプションを選択します。
Æ [フォルダから AVCHD をインポート] ウィンドウが開きます。
2. 追加するフォルダまたはタイトルをマークして、[OK]をクリックします。
Æ ビデオタイトルがプロジェクトに追加されます。
Nero Vision
21
ディスクプロジェクトの作成
AVCHD カメラは、MPEG-4 形式の転送データに直接映像を圧縮し、そのデータを DVD
やメモリカード、内部ハードディスクドライブに書き込みます。カメラからハードディス
クドライブに転送されるデータはインポートされるのであって、キャプチャにより転送さ
れる訳ではありません。
映像を DVD に録画する AVCHD カメラの場合、使用するコンピュータの DVD ドライブに
カメラの DVD を挿入してインポートします。
映像をハードディスクに録画する AVCHD カメラの場合、AVCHD カメラと使用する PC
をつなぎます。コンピュータの適切なスロットにメモリカードを接続します。
6. インターネットコミュニティからファイルをインポートする場合は、ウェブからのインポー
トのステップを実行します。
7. ムービーやスライドショーを作成するには、次の手順を実行します。
1. [ムービーの作成]または[スライドショーの作成]ボタンをクリックします。
Æ [ムービー]画面または[スライドショー]画面が表示されます。
2. ムービーまたはスライドショーを作成します(「ムービーの作成」または「スライドシ
ョーの作成」を参照)。
3. 満足できる編集になったら、[次へ]ボタンをクリックします。
Æ メディアタイトルがコンテンツダイアログボックスに追加されます。
8. メディアタイトルを編集するには、次の手順を実行します。
1. タイトルを強調反転します。
2. [ムービーの編集]または[スライドショーの編集]を選択します。
Æ [ムービー]画面または[スライドショー]画面が表示されます。
3. ムービーまたはスライドショーを編集します(「ムービーの作成」または「スライドシ
ョーの作成」を参照)。
4. 満足できる編集になったら、[次へ]ボタンをクリックします。
Æ メディアタイトルが更新されます。
9. 選択したディスクタイプを変更するには、画面右下の選択メニューの中から必要なディスク
タイプを選択します。
Æ 画面下部にある、選択したディスクタイプの使用可能な空き容量を示す「容量情報メー
ター」が、自動的に調整されます。
10. すでに複数のタイトルをプロジェクトに付け加えている状態でメディアタイトルを移動する
には、そのメディアタイトルを選択して
ボタンまたは
ボタンをクリックします。
Æ メディアタイトルが目的の場所に移動されます。
11. メディアタイトルの名前を変更するには、次の手順を実行します。
Nero Vision
22
ディスクプロジェクトの作成
1. タイトルを選択して、
ボタンをクリックします。
Æ [タイトル名の変更]ウィンドウが開きます。
2. 入力フィールドに新しい名前を入力して、[OK]ボタンをクリックします。
Æ メディアタイトルの名前が変更されます。
12. メディアタイトルをプロジェクトから削除するには、メディアタイトルを選択して
ボ
タンをクリックします。
Æ メディアタイトルがプロジェクトから削除されます。
13. 複数のビデオタイトルを結合して 1 つのタイトルを作成するには、次の手順を実行します。
1. ビデオタイトルを強調反転します。
2.
ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます。
3. [はい] ボタンをクリックします。
Æ 選択したビデオタイトルが、1 つの新しいタイトルに結合されます。
Î プロジェクトの作成は以上です。これで、プロジェクトにメニューを作成できます。
Nero Vision
23
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
5
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキ
ャプチャ
5.1
キャプチャ
キャプチャとは、DV ビデオカメラや、ビデオキャプチャカードに接続されている外部ビデ
オソースから、ビデオを取得して PC に取り込む方法です。キャプチャデバイス(DV ビデ
オカメラ、ビデオキャプチャカード、TV カードなど)は、キャプチャされるビデオ信号を
送信します。
キャプチャデバイスの対応リストは Nero の Web サイト Supported capture devices を参
照してください。
あとでプロジェクトに使用するために外部キャプチャデバイスから PC にビデオを転送する
場合は、ビデオをハードディスクドライブにキャプチャ での説明に従って作業を進めます。
ディスクを作成し、この特定のプロジェクト用にビデオをキャプチャする場合は、[開始]
画面から適切な[DVD の作成...](または VCD、SVCD、miniDVD、HD-BURN)オプショ
ンを選択し、[コンテンツ]画面から[ビデオキャプチャ]オプションを選択します。この
ようにして、ビデオのキャプチャとプロジェクトの作業を同時に行うことができます。
AVCHD カメラは例外です。AVCHD カメラは、MPEG-4 形式の転送データに直接映像を
圧縮し、そのデータを DVD やメモリカード、内部ハードディスクドライブに書き込みま
す。カメラからハードディスクドライブに転送されるデータはインポートされるのであっ
て、キャプチャにより転送される訳ではありません。
映像を DVD に録画する AVCHD カメラの場合、使用するコンピュータの DVD ドライブに
カメラの DVD を挿入し、[コンテンツ]画面の[ディスクのインポート]機能を使用し
て、映像をプロジェクトに直接インポートします(ディスクプロジェクトの作成を参
照)。
映像をハードディスクドライブに録画する AVCHD カメラの場合、使用する PCに
AVCHD カメラを接続し、[コンテンツ]画面の[ハードディスクドライブからAVCHDを
インポート]機能を使って、映像をプロジェクトに直接インポートします(「ディスクプ
ロジェクトの作成」を参照)。
映像をメモリカードに録画する AVCHD カメラの場合、コンピュータの適切なスロットに
メモリカードを接続して、[コンテンツ]画面の[ハードディスクドライブから AVCHD
をインポート]機能を使って映像をインポートします。
Nero Vision
24
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
5.2
DV/HDV カメラ、デジタルおよびアナログビデオ
キャプチャデバイスには、デジタルカメラ、アナログカメラ、DV-/HDV カメラの 3 種類が
あります。これらのハードウェア要件は、すべて違います。
ƒ
DV/HDV カメラ:DV または HDV カメラの場合、ビデオ信号はデジタル形式で PC に送
信されます。PC に対応するソケットがあり、接続ケーブルがあれば、それだけでビデオ
を PC に転送できます。
ƒ
アナログビデオ:アナログソースからのビデオ信号を PC で使用するには、デジタル形
式に変換する必要があります。アナログキャプチャデバイスの例としては、VHS ビデオ
レコーダー、テレビ、VHS-C、8 ミリビデオ、Hi-8 ビデオなどがあります。デバイス自
体がデジタルビデオ信号を PC に伝送するような DV キャプチャデバイスとは違い、ア
ナログビデオ信号の場合は、ビデオキャプチャカードをインストールする必要がありま
す。ビデオキャプチャカードにより、アナログ信号がデジタル信号に変換されます。
ƒ
デジタルビデオ(ATSC、DVB-T/S/C):ビデオ信号は、デジタルのキャプチャデバイス
から PC にデジタル形式で送信され、転送後は MPEG-2 形式で保存されます。デジタル
デバイスの代表は TV カードです。対応するデバイスが PC に接続されていないと、デ
ジタルビデオは転送できません。
5.3
ビデオのキャプチャ画面
[ビデオのキャプチャ]画面の[キャプチャデバイス]選択メニューに、接続されたすべて
のデバイスが表示されます。
図. 6
Nero Vision
ビデオのキャプチャ画面
25
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
次のフィールドが使用できます。
選択したキャプチャデバイスに基づいたパラメータをすべて最適
化し、キャプチャデバイスで指定した形式でビデオをキャプチャ
元のままキャプチ
ャ
します。
初期設定では、[元のままキャプチャ]オプションボタンが選択
されています。初期設定のままキャプチャすることをお勧めしま
す。
ユーザー定義キャ
プチャ
パラメータの詳細設定を調整します。必要なターゲット形式を選
択することができます。
詳細設定とキャプチャ手順の画面は、左側のプレビュー領域と、情報領域の 2 つの領域に
分かれており、情報領域ではターゲットファイルの最も重要な設定を表示します。
[設定]ボタンをクリックすると、ビデオオプションの詳細設定を調整できるウィンドウが
開きます。
ボタンをクリックすると、[ビデオデバイスプロパティ]ウィンドウが開きます。
ボタンをクリックすると、[オーディオデバイスプロパティ]ウィンドウが開きます。接続
したキャプチャデバイスに設定オプションがある場合は、両ウィンドウで詳細設定を変更で
きます。
プレビューダイアログボックスでは、次のボタンを使用できます。
再生を開始します。
再生を停止します。
キャプチャを開始します。
ビデオを巻き戻します。
ビデオを早送りします。
全画面モードに切り替えます。Esc キーを押すと、ウィンドウモ
ードに戻ります。
タイマーをセットします。録画の開始時間、終了時間、録画時間
を指定することができます。
次のチャンネルに切り替えます。
前のチャンネルに切り替えます。
時:分:秒:百分の 1 秒の形式で、再生されたポジションを表示
します。特定のポジションにジャンプするには、
び
(次へ)およ
(戻る)のボタンをクリックします。
Nero Vision
26
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
5.3.1 ビデオデバイスプロパティ
図. 7
ビデオデバイスプロパティウィンドウ
[ビデオデバイスプロパティ]ウインドウでは、次のタブが使用できます。
フレームレート、色の圧縮処理、出力形式を設定して、適切
な方法でディスクにビデオを書き込むことができるようにし
ます。
フォーマット
アナログのキャプチャデバイスの場合は、[設定]ボタンを
クリックしてデバイスのテストを開始します。ここでは、ビ
デオソース(ビデオ、コンポジット、S-video)を選択できま
す。
General
スライダを使用して、明るさやシャープ、コントラストなど
の値を設定できます。
選択したデバイスで使用可能なすべてのチャンネルが表示さ
れます。 ここでは、録画に必要なチャンネルを選択できま
す。
[Manage TV Channel Groups
TV チャンネルグループの管
理]ボタンをクリックすると、TV ウィザードの最終画面が再
Channels
度表示され、グループの編集、追加および削除と、チャンネ
ルの割り当てができます。TV ウィザード画面には、インスト
ールされているキャプチャデバイスすべてで使用できるチャ
ンネルとグループが表示されます。
[Channel Setting
チャンネル設定]ボタンをクリックする
と、TV ウィザードを使用して、再度 TV カードをステップバ
イステップで設定できます(「TV カードの設定」を参照)。
Nero Vision
27
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
5.3.2 オーディオデバイスプロパティウインドウ
[オーディオデバイスプロパティ]ウインドウでは、次の領域を使用できます。
デバイス設定
必要なオーディオソースを設定します。
必要なオーディオ(CD プレーヤー、ライン、マイク)を設定
オーディオ入力
します。
使用できるオプションを表示するには、
アイコンをクリッ
クします。
5.4
TV カードの設定
PC に TV カードが装備されている場合に、初めて[ビデオのキャプチャ]画面を呼び出す
と、[キャプチャデバイス]ポップアップメニューに、装備されているすべてのデバイスが
表示されます。
デジタルおよびアナログビデオ用にキャプチャデバイスを設定するには、メーカーが指定
する要件を満たした録画カードを装備するか、出荷時に搭載済みの PC を使用する必要が
あります。
Nero Vision では、複数の TV カード、ダブルチューナー付き TV カード、ハイブリッドチ
ューナーカードに対応しています。
TV カードの対応リストは、Nero の Web サイト Supported TV cards を参照してください
。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
使用する PC に TV カードが装備されており、電源が入っていること。
TV ウィザードを使用して TV カードを設定するには、次の手順を実行します。
1. [開始] 画面で [ハードディスクへビデオをキャプチャ] オプションを選択します。
Æ [ビデオのキャプチャ]画面が表示されます。
2. PC に複数のデバイスが接続されている場合は、[キャプチャデバイス]ポップアップリス
トで必要なデバイスを選択します。
3.
ボタンをクリックします。
Æ [ビデオデバイスプロパティ] ウィンドウが開きます。
4. [Channels チャンネル]タブをクリックします。
5. [Channel Setting チャンネル設定]ボタンをクリックします。
Nero Vision
28
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
Æ TV ウィザードの最初の画面である[アナログ TV チャンネルサーチ]が表示されます。
このウィザードで、必要なすべてのエントリを段階を追って設定できます。
図. 8
TV ウィザード – アナログ TV チャンネルサーチ
6. [国・地域の選択]ドロップダウンフィールドから、地域を選択します。
DVB-S TV カードを設定する場合は、[サテライト設定を選択]フィールドで国の代わり
にサテライトを選択します。
DVB-C TV カードを設定する場合は、国の代わりに対応する周波数帯を選択します。
7. [ソースタイプの選択]ドロップダウンリストから、[アンテナ]または[ケーブル]のど
ちらかの信号源を選択します。
[ソースタイプの選択]ドロップダウンリストは、デジタル TV カード(DVB-T、DVB-S
、DVB-C)を設定している場合には使用できません。
8. [検索開始]ボタンをクリックして、検索を開始します。
Æ 検索が開始されます。検索の進行状況と、検出されたチャンネル数についての情報が、
[検索の状況]エリアに表示されます。
9. [次へ] ボタンをクリックします。
Æ TV ウィザードの 2 ページ目の画面[TV チャンネルの編集]が表示されます。ここでは
必要に応じて、チャンネルの順番付け、名前の変更、削除ができます。
10. [上へ]または[下へ]ボタンをクリックします。
Æ 利用可能なチャンネルの順番が変わります。
Nero Vision
29
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
11. 必要のないチャンネルを強調表示して、[削除]ボタンをクリックします。
Æ チャンネルが削除されます。
12. 複数の TV カードのチャンネルをお互いに調整する場合は、次のようになります。
Nero Vision では、異なるチューナーカードで名前が同じ TV チャンネル(「物理」チャン
ネルと呼びます)を、同じ「論理」チャンネルとみなします。つまり、論理チャンネルに
は 1 つ以上の物理チャンネルが含まれることになります。
チャンネルは、チャンネル検索中にそれぞれのカードに対して自動的に調整されます。論
理チャンネルのみを Nero Vision に表示するには、TV ウィザードで次の設定を行います。
1. 目的のチャンネルを強調表示して[名前の変更]ボタンをクリックします。
Æ [チャンネルのリネーム]ウィンドウが開きます。
2. 付けたい名前を[チャンネルのリネーム]テキストフィールドに入力し、[OK]ボタ
ンをクリックします。
Æ チャンネルの名前が変更されます。
13. [次へ] ボタンをクリックします。
Æ TV ウィザードの 3 ページ目の画面に[TV チャンネルグループ管理]が表示されます。
ここでチャンネルを既存のグループに、あるいは目的に応じて作成したグループに分類
することができます。
図. 9
TV ウィザード – TV チャンネルグループ管理
14. [TV チャンネルグループ]タブにある、[追加]ボタンをクリックします。
Æ [グループ追加]ウィンドウが表示されます。
15. [グループ追加]テキストフィールドに、付けたいグループの名前を入力し、[OK]ボタ
ンをクリックします。
Æ グループが作成されます。
Nero Vision
30
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
16. [TV Channels in Groups グループの TV チャンネル]タブをクリックします。
17. [Modify groups グループの修正]ドロップダウンメニューから、編集するグループを選
択します。
18. [視聴可能なチャンネル]エリアで、このグループに割り当てたいチャンネルを強調表示し、
[>>]ボタンをクリックします。
Æ 強調表示にしたチャンネルが、[Modify groups グループの修正]の[名前]エリアに
表示されます。
19. [上へ]または[下へ]ボタンをクリックします。
Æ グループ内のチャンネルの順序が変わります。
20. [完了]ボタンをクリックします。
Æ TV ウィザードが閉じ、[ビデオのキャプチャ]画面が表示されます。
Î これで、TV カードの設定は完了です。
5.5
ビデオをハードディスクドライブにキャプチャ
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
プロセッサを集中的に使用するアプリケーションを実行していないこと。
全画面モードで実行されるアプリケーションが実行中でないこと。
キャプチ処理全体を通して、ワークステーションがブロックされないこと。
ハードディスクドライブに十分な空き容量があること。
ハードディスクドライブにビデオをキャプチャするには、次の手順を実行します。
1. 適切なケーブルを使用して、デジタルまたはアナログデバイスを PC に接続し、電源を入れ
ます。
デジタルおよびアナログビデオ用にキャプチャデバイスを設定するには、メーカーが指定
する要件を満たした録画カードを装備するか、出荷時に搭載済みの PC を使用する必要が
あります。
2. [開始]画面で[ハードディスクへビデオをキャプチャ]オプションを選択します。
Æ [ビデオのキャプチャ]画面とウィンドウが開きます。このウィンドウでは[元のまま
キャプチャ]を選択することを推奨しています。
3. [キャプチャデバイス]ポップアップメニューでキャプチャデバイスを選択します。
Nero Vision
31
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
キャプチャデバイスは、カメラモードか VCR モードになる可能性があります。
カメラモードの場合、ビデオ信号はキャプチャデバイスから PC に絶えず送信されており
、プレビューダイアログボックスで現在のビデオ信号をプレビューすることができます。
DV カメラの場合、ビデオカメラの捉えているものすべてがプレビューダイアログボック
スに表示されます。
テレビカードも、常にビデオ信号が入力されるためカメラモードですが、ビデオ信号の一
時停止、巻き戻し、早送り、再開などはできません。
VCR モードでは、ビデオはすでにテープ(またはその他のメディア)上に存在していま
す。 このビデオをキャプチャするには、テープをビデオデバイスに挿入し、再生する必要
があります。 テープ全体を巻き戻したり、早送りして、特定のシーンを再生することもで
きます。
デジタルビデオカメラは、「カメラ」モードにも「VCR」モードにも設定できます。設定
方法については、メーカーの説明書で確認してください。
アナログビデオカメラは、自動的に VCR モードになります。
キャプチャデバイスが「カメラ」モードか「VCR」モードかにより、いくつかのボタンが
使用できなくなります。
4. ウィンドウの右上部分のオプションフィールドから[元のままキャプチャ]と[ユーザー定
義キャプチャ]を選択します。
[元のままキャプチャ]では、消失する可能性のある変換を行わずにキャプチャデバイス
で指定した形式でビデオを転送します。
初期設定では、[元のままキャプチャ]が選択されています。[元のままキャプチャ]で
キャプチャすることをお勧めします。
5. [ユーザー定義キャプチャ]オプションフィールドが選択されている場合は、次の手順を実
行します。
1. 選択メニューの中から必要な形式を選択します(「ビデオのキャプチャ画面」を参照)。
Æ [詳細]エリアに[プロファイル]選択メニューが表示されます。
2. 必要なプロファイルを選択します(「ビデオのキャプチャ画面」を参照)。
Æ [出力ファイル]の下の[詳細]エリアに、出力ファイル設定が表示されます。
3. 詳細設定を調整するには、[設定]ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます(「(初期設定)ビデオオプションウィンドウ」を参照)。
4. 必要な詳細設定を行って、[OK]ボタンをクリックします(「ビデオオプション」を
参照)。
Æ 出力ファイルの設定が完了します。
Nero Vision
32
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
6. アナログキャプチャデバイスを使用する場合は、キャプチャデバイスで再生を開始します。
デジタルのキャプチャデバイスを VCR モードで使用する場合は、ボタンを使ってテープを
コントロールします。
Æ 現在の画面は、プレビューダイアログボックスで確認できます。
7. キャプチャデバイスからの再生を、プレビューダイアログボックスで確認します。
8. ビデオの設定を変更する場合は、次の手順を実行します。
1.
ボタンをクリックします。
Æ [ビデオデバイスプロパティ]ウインドウが表示されます(「ビデオデバイスプロ
パティ」を参照)。
[キャプチャデバイス]選択リストでデジタルキャプチャデバイスを選択した場合は、[
ビデオデバイスプロパティ]ウィンドウで使用できるタブが[Channels
チャンネル]タ
ブのみになります。
2. 必要な設定を行い、 ボタンをクリックします。
Æ ビデオの設定が完了します。
9. キャプチャに外部オーディオソースを選択する場合は、次の手順を実行します。
1.
ボタンをクリックします。
Æ [オーディオデバイスプロパティ]ウィンドウが開きます(「オーディオデバイス
プロパティウインドウ」を参照)。
2. 必要な設定を行って、
ボタンをクリックします。
Æ オーディオの設定が完了します。
10. My Documents/NeroVision/CapturedVideo 以外のフォルダにビデオファイルを保存する場合
は、次の手順を実行します。
1. [拡張] ボタンをクリックします。
Æ ダイアログボックスが開きます。
2. [ファイルにキャプチャ] 入力フィールドに、パスとファイル名を入力します。
ビデオをキャプチャするにはドライブに大量の空き領域が必要です。ビデオをすべてキャ
プチャする場合は、十分な空き容量があるかどうかを確認してください。ビデオキャプチ
ャカードからビデオをキャプチャする場合、ビデオのファイル形式によっては 1 秒あたり
のハードディスクドライブに 約 3MB~30MB のメモリが必要です。FireWire® カード
(IEEE 1394)経由の DV 録画には、1 秒あたりのハードディスクドライブに 3.6 MB のメ
モリが必要です。
11.
ボタンをクリックします。
Nero Vision
33
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
Æ キャプチャが開始し、現在 Nero Vision でキャプチャ中の画像が表示されます。
12. キャプチャを停止するには、
ボタンをクリックします。
Æ 選択リストが表示されます。このリストには、まだプロジェクトに割り当てられていな
い、キャプチャされたファイルが入っています。
13. 同じソースから別のビデオをキャプチャするには、11 と 12 のステップを繰り返します。
14. キャプチャされたビデオを見る場合は、次の手順を実行します。
1. 選択リストから、見たいビデオを選びます。
2.
ボタンをクリックします。
Æ キャプチャされたファイルが、プレビューダイアログボックスに表示されます。
15. [次へ] ボタンをクリックします。
Æ [次はどうしますか?] メニューの画面が表示されます。
Î これでハードディスクにビデオがキャプチャされ、ビデオを編集することができま
す。
5.6
ディスクに直接キャプチャ
DVD-RW/+RW レコーダーを設置して、DVD-RW や DVD+RW ディスクをセットすれば、
Nero Vision で編集できる DVD-VR、DVD-VFR(ビデオモード)、DVD+VR などの DVD
ディスク形式を作成できます。
DVD-Video と比べて、これらのディスク形式の利点は、内容を後で変更できるということ
です。 つまり、ムービーを編集したり、新しいチャプタを挿入したり、見たくないシーン
をカットしたり、ディスクを上書きしたりできるということです。
ディスク形式 DVD-VFR(ビデオモード)と DVD+VR は DVD-Video と互換性があり、市
販されているほとんどすべての DVD プレーヤーで再生することができます。
DVD-RW と DVD-RAM ディスクで使用できるディスク形式 DVD-VR は、VR と互換性の
あるレコーダーでしか再生できませんが、ディスクに直接記録できる設計になっていると
いう利点があります。
ディスクと対応するディスク形式の概要は、「対応ディスク形式」を参照してください。
Nero Vision Essentials SE では、Blu-ray ディスクまたは DVD-VR に直接ビデオをキャプ
チャすることはできません。
キャプチャデバイスを使用して編集可能な DVD を作成する場合は、必要なデータ(カメラ
での録画など)を直接ディスクに転送できるので、バッファリングが不要になります。
Nero Vision
34
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
デジタルまたはアナログビデオ用のキャプチャデバイスがインストールされ、使用する
PC に接続されていること。
ƒ
ƒ
ƒ
プロセッサ指向のアプリケーションを実行していないこと。
全画面モードで実行されるアプリケーションが実行中でないこと。
キャプチ処理全体を通して、ワークステーションがブロックされないこと。
キャプチャデバイスを使用して、編集可能な DVD を直接作成するには、次の手順を実行し
ます。
1. DVD ドライブに、RW ディスクを挿入します。
2. キャプチャデバイスのスイッチを入れて Nero Vision を起動します(「Nero Vision の起
動」を参照)。
デジタルおよびアナログビデオ用にキャプチャデバイスをインストールするには、メーカ
ーが指定する要件を満たした録画カードを装備するか、出荷時に搭載済みの PC を使用す
る必要があります。
3. [開始]画面の[ディスクに直接キャプチャ]を選択します。
PC に複数のレコーダーが設置されている場合は、選択メニューから書き換え可能なディス
クを挿入したレコーダーを選択します。
Æ [ビデオのキャプチャ]画面が表示されます。
TV カードをまだ設定していない場合は、TV カードの設定 を実行します。
4. ビデオをハードディスクドライブにキャプチャ に記載されている作業を続行します。
Î 以上が、キャプチャデバイスを使用した編集可 DVD の直接作成です。
5.7
ウェブからのインポート
ビデオまたはイメージファイルは、インターネットまたはインターネットコミュニティから
ダウンロードし、タイムライン(編集のコンテンツダイアログボックス)内でタイトルまた
はコンポーネントとしてプロジェクトに追加することができます。
Nero Vision で対応するすべてのキャプチャ形式で、ファイルをインポートすることがで
きます。ダウンロードできるのは 1 回につき 1 ファイルのみです。
Nero Vision
35
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ] 画面が表示されていること。
インターネットからファイルをダウンロードするには、次の手順を実行します。
1. [コンテンツ]ウィンドウの[ウェブからインポート]ボタンをクリックします。
Æ インターネットからインポートまたはエクスポートを初めて実行すると、[My Nero ロ
グイン]ウィンドウが開きます。ここで、My Nero インターネットコミュニティのアク
セスデータを 1 度入力すると、それ以降の Nero Vision を使ったすべてのアクセスに対
してログインしている状態になります。
2. 入力フィールドで、My Nero インターネットコミュニティ用のログイン名とパスワードを入
力します。
3. [アカウント情報を保存]チェックボックスをオンにし、[OK]をクリックします。
4. My Nero コミュニティのユーザーアカウントがない場合、[キャンセル] ボタンをクリックし
ます。
Nero はインポート機能を開始する際に新しい設定ファイルを使用できるかどうかをチェ
ックします。ウィンドウにアップデートの推奨または必要性の有無が表示されます。
Æ [Webからインポート]ウィンドウが表示されます。ウィンドウの左上の選択メニュー
にメディアファイルをダウンロード可能なインターネットコミュニティが表示されます。
その下には、選択したコミュニティのナビゲーションツリーが表示されます。必要に応
じて、コミュニティのアクセス可能なフォルダにアクセスすることができます。ログイ
ンすると、そこから自分専用のビデオにアクセスできます。
5. 選択メニューに表示されている別のコミュニティをダウンロードするには、目的のコミュニ
ティを選択します。
Æ ユーザーデータを入力するウィンドウが表示されます。
6. 入力フィールドで、ログイン名とパスワードを入力し[OK]をクリックします。
後でアクセスするためのアクセスデータを保存するには、[アカウント情報を保存]チェ
ックボックスを選択します。
7. 選択したコミュニティのユーザーアカウントがない場合は、[キャンセル]ボタンをクリッ
クします。
Æ 選択したコミュニティのナビゲーションツリーが表示されます。
8. ウィンドウの右側で必要なメディアファイルを探して強調表示します。
Nero Vision
36
ビデオカメラや他の外部キャプチャデバイスからのビデオキャプチャ
キーワードでコミュニティを検索するには、ウィンドウ右上のテキストボックスに検索語
を入力し、[検索]ボタンをクリックします。検索されたファイルは下にあるエリアにリ
ストアップされます。
たとえば、ビデオをスライドショーにインポートするときに、選択したファイルタイプが
現在のプロジェクトと合わない場合は、それに応じたメッセージが記載されたウィンドウ
が開きます。
9. [ダウンロード]ボタンをクリックします。
Æ インポートが開始され、ファイルが元の形式でダウンロードされます。インポートの進
行状況が、別のウィンドウに表示されます。
Æ [ハードディスクドライブにファイルをコピー]ウィンドウが開きます。
10. ファイルの保存先となるハードディスクドライブ上の目的のフォルダを選択します。
11. [OK] ボタンをクリックします。
Æ ファイルが保存されます。Nero Vision はこのファイルをプロジェクト内の新しいタイ
トルとして一覧表示します。
ファイルを[ムービー]または[スライドショー]の編集画面に直接インポートした場合
は、Nero Vision はファイルをメディアダイアログボックスのリストに入れます。
Î ファイルがインターネットからインポートされました。すぐにプロジェクトで作業
することができます。
Nero Vision
37
ビデオの編集
6
ビデオの編集
6.1
ムービー画面
Nero Vision Essentials SE では、ビデオの編集やオリジナルムービーの作成はできません
。
[ムービー]画面では、必要に応じてメディアファイルをムービーに編集したり、すでに追
加されているビデオのカット、および効果(エフェクト)やトランジションの操作を行うこ
とができます。オリジナルムービーにビデオファイルやイメージファイル、あるいは BGM
用のオーディオファイルを追加することも可能です。
図. 10 ムービー画面
右上のメディアダイアログボックスで、必要なメディアファイルをコンピュータ上で検索し
たり、編集に加えるためのファイルをインポートしたりできます。そのほかに、すべてのト
ランジションおよびビデオとテキストのエフェクトも、グループ内にリストアップされてい
ます。
メディアダイアログボックスでは、次のタブを使用できます。
メディアファイルを表示します。
ビデオ効果を表示します。
テキスト効果を表示します。
トランジションを表示します。
Nero Vision
38
ビデオの編集
メディアダイアログボックスでは、次のボタンを使用できます。
参照: メディアファイルを検索し、オリジナルのメディアファイルに追
加します。[ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
参照してプロジェクトに追加: メディアファイルを検索し、オリジナル
のメディアファイルとムービーに追加します。[ファイルを開く]ウィ
ンドウが開きます。
ビデオキャプチャを開始します。
[ビデオのキャプチャ]画面が表示されます(「ビデオのキャプチャ画
面」を参照)。
インポート:スキャナなど TWAIN 互換の外部デバイスからメディアフ
ァイルを取り込みます。 ウィンドウが開きます。
ソースの選択: TWAIN でのインポートに使用するソースを選択します。
[ソースの選択]ウィンドウが開きます。
インターネットコミュニティからメディアファイルをインポートしま
す。ウィンドウが開きます(「ウェブからのインポート」を参照)。
グループから選択した項目を削除します。
グループからすべての要素を削除します。ウィンドウが開きます。
自動的なチャプタ検出が始まります。[チャプタ検出]ウィンドウが開
きます。
選択したメディアファイルを関連するプログラムで開きます。
このボタンは、選択されたメディアファイルに実行可能なアクションが
割り当てられている場合のみ表示されます。 そうでない場合は、グレー
のボタンが表示されます。
選択した項目をムービーに追加します。
画面下のコンテンツエリアには、編集に追加するすべてのファイルが[ストーリーボード]
タブ
または[タイムライン]タブ
に表示されます。[タイムライ
ン]タブは、ムービーにオーディオファイル、ビデオ、またはテキスト効果を追加すると、
自動的に開きます。
画像は両方のタブ上で、左上隅にアイコン
Nero Vision
が付いて表示されます。
39
ビデオの編集
図. 11 タイムラインタブ
[タイムライン]タブは、次のエリアで構成されています。
テキスト
エフェクト
ビデオトラック
テキスト効果が入ります。
ビデオ効果が入ります。
ビデオタイトルが入ります。
オーディオ 1
最初のトラックにオーディオファイルが入ります。
オーディオ 2
2 番目のトラックにオーディオファイルが入ります。
[タイムライン] タブでは、次のボタンを使用できます。
[タイムライン] タブからズームアウトして、ムービー全体を表示します。
[タイムライン] タブにズームインします。
[タイムライン] タブからズームアウトします。
左上のプレビューダイアログボックスでは、編集したものをテストすることができます。次
のボタンが使用できます。
ムービーの再生を開始します。
ムービーを一時停止します。
再生を停止します。
全画面モードに切り替えます。Esc キーを押すと、ウィンドウモー
ドに戻ります。
ビデオタイトルの表示されている位置でスチールを作成します。
ビデオタイトル用のオーディオコメントを録音します。[オーディ
オ録音設定]ウィンドウが開きます。
Nero Vision
40
ビデオの編集
選択した位置でビデオタイトルを分割します。
タイトルを分割すると、分割された両方のタイトルはそれぞれ独立
した状態になり、左右に分けられたスクロールバー上で追加および
移動することが可能です。オリジナルファイルは変更されません。
このボタンは、選択されたメディアファイルに実行可能なアクショ
ンが割り当てられている場合のみ表示されます。そうでない場合
は、灰色のボタンが表示されます。
ビデオタイトルからシーンをカットします(「ビデオタイトルをカ
ットする」を参照)。
このボタンは、選択されたメディアファイルに実行可能なアクショ
ンが割り当てられている場合のみ表示されます。そうでない場合は
、灰色のボタンが表示されます。
選択した要素のプロパティを編集します。 [プロパティ] ウインドウ
が開きます。
時:分:秒:百分の 1 秒の形式で、再生されたポジションを表示し
ます。特定のポジションにジャンプするには、
(次へ)および
(戻る)ボタンをクリックします。
6.2
ムービーの作成
Nero Vision Essentials SE では、ビデオの編集やオリジナルムービーの作成はできません
。
ムービーを作成するには、次の手順を実行します。
1. [開始] 画面で [ムービーの作成] オプションを選択します。
[ムービーの作成]ボタンは[ムービー]と[スライドショー]の編集画面でも使用でき
ます。
[コンテンツ]画面でプロジェクト用にムービーを作成するには、選択領域から[ムービ
ーの作成]オプションを選択します。
Æ [ムービー]画面が表示されます。
すでにメディアファイルが利用できる場合は、右上のメディアダイアログボックスにメ
ディアファイルが表示されます。
初期設定で表示される項目は「マイメディアファイル」です。
Nero Vision
41
ビデオの編集
2. PC 上のメディアファイルをムービーに追加するには
> [参照]ボタンをクリックしま
す。
Æ [ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
3. 必要なメデイアファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。
Æ ファイルがメディアダイアログボックスに追加されます。
初期設定では、[マイメディアファイル]にファイルが表示されます。ファイル全体をさ
らに見やすくするために、新たに作成したフォルダにファイルをロードすることができま
す(夏季休暇やスキー休暇中に撮影したビデオなど)(「保存グループを作成する」を参
照)。
4. ムービーに追加するファイルを選択し、
Æ
ボタンをクリックします。
[ストーリーボード]タブのコンテンツエリアにメディアファイルが追加さ
れ、サムネイルで表示されます。
5. 編集にファイルをさらに追加する場合は、前のステップを実行します。
Æ 追加したメディアファイルはコンテンツダイアログボックスでムービーの先頭に位置づ
けられ、サムネイルで表示されます。
6. ムービーの最後にファイルを追加する場合は、次の手順を実行します。
1. フィルム枠をクリックして、青い強調表示にします。
2. メディアダイアログボックスでムービーに追加するファイルを選択し、
ボタンを
クリックします。
Æ メディアファイルがコンテンツエリアでムービーの最後に位置づけられ、サムネイ
ルで表示されます。
7. ムービーの特定の位置にファイルを追加するには、次の手順を実行します。
1. ファイルの追加先となるコンテンツエリア内のファイルを選択します。追加したファイ
ルは選択したファイルの前に位置づけられます。
2. メディアダイアログボックス内でムービーに追加したいファイルを選択し、
ボタ
ンをクリックします。
Æ コンテンツエリア内で選択した位置の前にメディアファイルが位置づけられ、サム
ネイルで表示されます。
Nero Vision
42
ビデオの編集
8. コンテンツエリア内の複数のメディアファイルを個別に調整するには、各メディアファイル
を必要な位置にドラッグアンドドロップします。
9. 必要に応じて、個々のメディアファイルにトランジションを挿入します(「ムービー: トラ
ンジションを挿入する」を参照)。
10. 必要なメディアファイルにエフェクトあるいはテキスト効果を追加します(「エフェクトを
追加する」および「テキスト効果を追加する」を参照)。
11. 必要に応じてムービーにオーディオファイルを挿入します(「オーディオファイルを挿入す
る」を参照)。
12.
ボタンをクリックし、プレビューエリアにムービーを表示します。
13. 満足できるムービーになったら、[次へ] ボタンをクリックします。
Æ [コンテンツ] 画面が表示されていること。
Î ムービーが完成しました。プロジェクトにさらにタイトルを追加したり、メニュー
を作成することも可能です。
6.2.1 保存グループを作成する
メディアダイアログボックス内の必要なメディアファイルを、必要に応じて、作成したさま
ざまなフォルダにロードすることができます。たとえばテーマ別のグループに分類すること
ができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[ムービー]画面または[スライドショー]画面が表示されていること。
新規グループを編集するには、次の手順を実行します。
1. 選択メニューのメディアダイアログボックスから、<新規グループの作成> オプションを選
択します。
Æ [エレメントグループの作成]ウィンドウが開きます。
図. 12 エレメントグループの作成ウィンドウ
Nero Vision
43
ビデオの編集
2. 入力フィールドに必要な名前を入力して、[OK]ボタンをクリックします。
Æ 選択メニューに新しいグループが表示され、自動的に開きます。
Î 新たな保存グループが作成されました。これで、メディアファイルをこのグループ
にロードすることができます。
6.2.2 ムービー: トランジションを挿入する
編集物に挿入したビデオタイトルは、トランジションを使用してリンクされます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
目的のビデオタイトルが[ムービー]画面に表示されていること。
トランジションを挿入するには、次の手順を実行します。
1. コンテンツエリアの
[ストーリーボード]タブをクリックします。
2. トランジションを割り当てるメディアエリアを強調表示にします。
3. メディアダイアログボックスの
タブをクリックします。
図. 13 トランジションタブ
4. 選択メニューから、必要なトランジショングループを選択します。
Æ 選択したグループのトランジションタイプとそれらの名前が小さなプレビューに表示さ
れます。
5. 必要なトランジションを強調表示して、
ボタンをクリックします。
Æ コンテンツエリアで、トランジションが選択したメディアファイルの前に追加されます。
Nero Vision
44
ビデオの編集
トランジションのあるメディアファイルは、コンテンツエリア内で、トランジションタイ
プごとにさまざまに色分けされた
アイコンで識別されます。
トランジションのないメディアファイルは、コンテンツエリアに灰色のアイコン
で
表示されます。
Î トランジションが挿入されました。
6.2.3 エフェクトを追加する
編集物に挿入したビデオタイトルにエフェクトを割り当てることができます。選択したエフ
ェクトに応じて、強度や速度などのプロパティをカスタマイズすることができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
目的のビデオタイトルが[ムービー]画面に表示されていること。
メディアファイルにエフェクトを追加するには、次の手順を実行します。
1. コンテンツエリアの[タイムライン]
2. メディアダイアログボックスの
タブをクリックします。
タブをクリックします。
図. 14 ビデオエフェクトタブ
3. ドロップダウンメニューで必要なエフェクトグループを選択し、必要なエフェクトを選択し
ます。
4.
ボタンをクリックします。
Æ エフェクトが、コンテンツエリアの[エフェクト]の領域に追加されます。
Nero Vision
45
ビデオの編集
ビデオエフェクトを含んだメディアファイルには、[ストーリーボード]
に
タブ
アイコンが表示されます。
5. コンテンツエリアでエフェクトを移動するには、青いエフェクトバーを選択し、マウスの左
ボタンを押しながらエフェクトバーを目的の位置まで移動します。
6. エフェクトの長さを変更するには、次の手順を実行します。
1. 青いエフェクトバーの左端を、開始する位置までドラッグします。
2. 青いエフェクトバーの右端を、終了する位置までドラッグします。
Æ 開始と終了の位置を別々にドラッグすると、エフェクトの時間が自動的に調整され
ます。
7. 選択したエフェクトの特定のプロパティをカスタマイズするには、次の手順を実行します。
1. 青いエフェクトバーをダブルクリックします。
Æ 対応するウィンドウが開きます。
2. 必要な設定を行って、
ボタンをクリックします。
Æ エフェクトがカスタマイズされます。
Î これで、メディアファイルへのエフェクトの追加は完了です。
6.2.4 テキスト効果を追加する
編集物に挿入したビデオタイトルにテキスト効果を割り当てることができます。選択したエ
フェクトに応じてさまざまな詳細設定をカスタマイズすることができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
目的のビデオタイトルが[ムービー]画面に表示されていること。
メディアファイルにテキスト効果を追加するには、次の手順を実行します。
1. コンテンツダイアログボックスの
2. メディアダイアログボックスの
Nero Vision
[タイムライン]タブをクリックします。
タブをクリックします。
46
ビデオの編集
図. 15 テキスト効果タブ
3. 目的のテキスト効果を選択して、
ボタンをクリックします。
Æ [プロパティ] ウインドウが開きます。
図. 16 プロパティウインドウ
4. 入力フィールド
に必要な表示時間を入力します。
入力フィールドでは、時:分:秒:百分の 1 秒の形式で時間が表示されます。時間を入力
するには、変更する数字のグループをクリックし、
または
ボタンをクリックしま
す。
5. [テキスト] 入力フィールドに、必要なテキストを入力します。
Nero Vision
47
ビデオの編集
6. 選択したエフェクトに応じてさらに必要な設定があれば、その設定を行います。
7.
ボタンをクリックします。
Æ テキスト効果が、コンテンツエリアの[テキスト]領域に追加されます。
テキスト効果を含んだメディアファイルには、[ストーリーボード]
タブに
アイコンが表示されます。
8. コンテンツエリア内のエフェクトを移動するには、青いエフェクトバーを選択し、マウスの
左ボタンを押しながら移動したい位置までエフェクトバーを移動します。
9. エフェクトの長さを変更するには、次の手順を実行します。
1. 青いエフェクトバーの左端を、開始する位置までドラッグします。
2. 青いエフェクトバーの右端を、終了する位置までドラッグします。
Æ エフェクトの長さは、開始位置と終了位置を別々にドラッグしたときに自動的に調
整されます。
Î これで、メディアファイルへのテキスト効果の追加は完了です。
6.2.5 オーディオファイルを挿入する
2 つのサウンドトラックがある場合は、Nero Vision では複数のオーディオファイルを重ね
ることができます。たとえば、サウンドトラック[オーディオ 1]で音楽を再生しながら、
同時にサウンドトラック[オーディオ 2]ではムービーにコメントを流すことができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[ムービー]画面が表示されていること。
オーディオファイルを挿入するには、次の手順を実行します。
1. コンテンツエリアの[タイムライン]
2. メディアダイアログボックスの
タブをクリックします。
タブをクリックします。
3. 必要なオーディオファイルを強調反転します。
4. マウスの左ボタンを押したまま、オーディオファイルを[オーディオ 1]または[オーディ
オ 2]エリア内の目的の位置までドラッグします。
Nero Vision
48
ビデオの編集
Æ オーディオファイルは、選択したサウンドトラック上の
タイムラインタブに
表示されます。
また、オーディオファイルを強調表示し、
ボタンをクリックしてオーディオファイル
を追加することもできます。
Nero Vision は[オーディオ 1]エリアの[タイムライン]タブのオーディオファイルを位
置マークに追加します。[オーディオ 1]にすでにファイルが存在すると、Nero Vision が
[オーディオ 2]に切り替わります。両方のオーディオトラックが位置マークに存在する
場合、[オーディオ 1]の最後に新しいオーディオファイルが追加されます。
5. コンテンツエリア内のオーディオファイルを移動するには、青いエフェクトバーを選択し、
マウスの左ボタンを押しながら移動したい位置までエフェクトバーを移動します。
6. オーディオファイルをカットするには、次の手順を実行します。
1. 青いエフェクトバーの左端を、開始したい位置までドラッグします。
2. 青いエフェクトバーの右端を、終了する位置までドラッグします。
Æ 開始と終了の位置を別々にドラッグすると、オーディオファイルは自動的に前後が
カットされます。
Î オーディオファイルが挿入されました。
6.2.6 ビデオタイトルをカットする
Nero Vision でビデオタイトルをカットしても、元のビデオファイルは変わりません。その
代わりにクリップデータがプロジェクトに保存されます。
このカット機能を利用して、タイトルの最初または最後で必要な長さを削除するだけでなく、
中央の部分もカットすることができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
目的のビデオタイトルが[ムービー]画面に表示されていること。
Nero Vision
49
ビデオの編集
ビデオタイトルをカットするには、次の手順を実行します。
1. プレビューエリアの
ボタンをクリックします。
Æ 最初にこの機能が呼び出され、ウィンドウが開きます。
2. このウィンドウを表示させたくない場合は、[このメッセージを以後表示しない]チェック
ボックスをオンにします。
Æ プレビューエリアに、必要に応じて調整できる開始マークと終了マークが表示されます。
カットすると、赤い斜線エリアがファイルから削除されます。
3. ビデオの先頭の部分のみをカットするには、右の開始マークを削除したいエリアの始点まで
動かします。
4. ビデオの最後の部分のみを短くカットする場合は、左の終了マークを削除したいセクション
の始点まで動かします。
5. 中央部分を削除する場合は、左の開始マークと右の終了マークをそれぞれカットしたいセク
ションの始点と終点まで動かします。
6.
ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます。
7. [はい] ボタンをクリックします。
Æ 先頭の部分または最後の部分を調整すると、ビデオタイトルがカットされ、希望どおり
の長さに縮められます。
Æ 中央部分を削除した場合は、ビデオタイトルが分割されます。最初のクリップには、カ
ットした始点より前のセグメントが、2 番目のクリップにはカットした終点より後のセ
グメントが含まれます。
Î ビデオタイトルのカットは、以上です。
Nero Vision
50
ビデオの編集
6.3
チャプタの作成画面
チャプタとは、ビデオタイトル内にある複数のセクションのことです。ユーザーは巻き戻し
をしなくても、プレーヤーの[戻る]ボタンや[次へ]ボタンを使用して、チャプタにアク
セスできます。 初期状態では、どのビデオタイトルにもチャプタは 1 つしかありません。
チャプタは手動または自動で追加できます。
拡張機能ダイアログボックスの[チャプタを自動的に作成]チェックボックスを選択すると、
書き込みプロセスの間に自動的にリモコンでクイックナビゲーションへのマークが作成され
ますが、メニュー項目には入りません。[拡張]ボタンをクリックすると、[コンテンツ]
画面でこのチェックボックスを使用できます。
[チャプタの作成]画面では、チャプタを自動的に作成したり、既存のチャプタを手動で追
加または編集したりできます。
画面左のプレビューダイアログボックスの下にあるスライダでは、ビデオタイトルの開始か
ら終了までを表示します。スライダを利用すれば、ビデオタイトル内の特定の位置に移動で
き、その位置にあるビデオ画像がプレビューダイアログボックスに表示されます。
画面右側のチャプタリストには、既存のチャプタがすべてリストアップされています。
図. 17 チャプタの作成画面
それぞれのチャプタは、チャプタマークで分割されています。チャプタマークは 1 つのチ
ャプタの終了と次のチャプタの開始を定義します。各チャプタの開始は、プレビューダイア
ログボックスのスクロールバー上の、チャプタマーク
Nero Vision
で示されます。最初のチャプタの開
51
ビデオの編集
始位置は、そのビデオタイトルの開始位置になるため、最初のチャプタはこの例外になりま
す。
次のボタンが使用できます。
再生を開始します。
再生を停止します。
全画面モードに切り替えます。Esc キーを押すと、ウィンドウモー
ドに戻ります。
チャプタの名前を付け直します。[チャプタのリネーム]ウィンド
ウが開きます。
現在のチャプタマークを削除します。
すべてのチャプタマークを削除します。
自動チャプタ検出が開始されます。[チャプタ検出]ウィンドウが
開きます。
スライダの現在の位置に新しいチャプタマークを挿入します。
時:分:秒:百分の 1 秒の形式で、再生されたポジションを表示し
ます。 特定のポジションにジャンプするには、
(次へ)および
(戻る)ボタンをクリックします。
6.4
チャプタを手動で作成
編集物のビデオタイトル用にチャプタを手動で追加することができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ] 画面が表示されていること。
チャプタの手動作成は、次の手順で行います。
1. [コンテンツ]画面で必要なビデオタイトルを強調表示します。
2. [チャプタの作成]をクリックします。
Æ [チャプタの作成]画面が表示されます。
3. スクロールバー上の新しいチャプタを開始する位置にスライダを移動し、
ボタンをク
リックします。
Æ チャプタが作成され、プレビューダイアログボックスのスクロールバーにチャプタマー
クが入り、チャプタがチャプタリストに追加されます。
Nero Vision
52
ビデオの編集
4. さらにチャプタを追加するには、最後の手順を繰り返します。
5. [次へ] ボタンをクリックします。
Æ [コンテンツ]画面が表示されます。
Î 新たなチャプタが手動で作成されました。
6.5
チャプタを自動的に作成
編集物のビデオタイトル用にチャプタを自動的に作成することができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ] 画面が表示されていること。
チャプタを自動的に作成するには、次の手順を実行します。
1. [コンテンツ]画面で必要なビデオタイトルを強調表示します。
2. [チャプタの作成]をクリックします。
Æ [チャプタの作成] 画面が表示されます。
3.
ボタンをクリックします。
Æ [チャプタ検出]ウィンドウが開きます。
自動チャプタ検出が実行されます。多少の時間がかかることがあります。
これらの設定によって検出されたチャプタ数がウィンドウに表示されます。
図. 18 チャプタ検出ウィンドウ
4. チャプタの最小長を減らしたい場合は、[最小チャプタ長]スライダを左に動かします。チ
ャプタの最小長を増やしたい場合は、[最小チャプタ長]スライダを右に動かします。
Nero Vision
53
ビデオの編集
5. チャプタマークを高感度で検索するには、[感度]スライダを右に動かします。
チャプタマーク検索時に低感度で検索するには、[感度]スライダを左に動かします。
Æ これらの設定によって検出されたチャプタ数がウィンドウに表示されます。
6. 既存のチャプタを保存する場合は、[以前のチャプタマークを保持する] チェックボックスを
有効にします。
7. [生成] ボタンをクリックします。
Æ チャプタが作成され、プレビューダイアログボックスのスクロールバーにチャプタマー
クが入り、チャプタがチャプタリストに追加されます。
8. [次へ] ボタンをクリックします。
Æ [コンテンツ]画面が表示されます。
Î チャプタの自動作成は、以上です。
6.6
チャプタの編集
チャプタの編集や名前の変更、個々のチャプタマークの再配置や削除、さらに既存のチャプ
タマークの削除ができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ] 画面が表示されていること。
チャプタを編集するには、次の手順を実行します。
1. [コンテンツ]画面で必要なビデオタイトルを強調表示します。
2. [チャプタの作成]をクリックします。
Æ [チャプタの作成] 画面が表示されます。
3. 現在のチャプタマークの位置を変えるには、スクロールバーのスライダを必要な位置にドラ
ッグします。
それぞれのチャプタマークは、最大で次のチャプタマークまで、ビデオタイトルの開始か
ら終了までの範囲内で移動することができます。
4. チャプタのタイトルを変更するには、次の手順を実行します。
1. チャプタリスト内のチャプタを強調表示し、
ボタンをクリックします。
Æ [チャプタのリネーム]ウィンドウが開きます。
2. 入力フィールドに新しいチャプタ名を入力して、[OK]ボタンをクリックします。
Nero Vision
54
ビデオの編集
Æ タイトルが変更されます。
5. チャプタを削除するには、次の手順を実行します。
1. チャプタリスト内のそれぞれのチャプタを強調表示し、
ボタンをクリックします。
Æ チャプタが削除されます。
6. すべてのチャプタを削除する場合は、次の手順を実行します。
1.
ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます。
2. [OK] ボタンをクリックします。
Æ チャプタマークがすべて削除されます。
7. [次へ]ボタンをクリックします。
Æ [コンテンツ]画面が表示されます。
Î チャプタの編集は、以上です。
6.7
ビデオのエクスポート画面
Nero Vision Essentials SE では、ハードディスクまたは DV ビデオカメラへのビデオのエ
クスポートはできません。
[ビデオのエクスポート]画面は 3 つのエリアに分かれています。ムービーを再生するた
めのプレビューダイアログボックス、その右側のエクスポートできるものがリストアップさ
れている選択ウィンドウ、そしてその下の形式とプロファイル用の選択メニューです。
出力ファイル用のすべてのデータは[ファイル出力]ウィンドウに表示されます。[参照]
ボタンをクリックして、出力ファイルの保存先を選択することができます。
形式とプロファイル用の選択メニューは各エクスポートオプションで使用できます。[設
定]ボタンをクリックして詳細設定を調整するウィンドウを開きます((初期設定)ビデオ
オプションウィンドウを参照)。
選択したエクスポートテンプレートによって、次の項目が変わります: 出力形式、アスペ
クト比、品質の設定、ビットレート、解像度、エンコードモード、オーディオ品質。
Nero Vision
55
ビデオの編集
図. 19 ビデオのエクスポート画面
選択ウィンドウで次のエクスポートオプションが使用できます。
ビデオをファイルにエクスポート
ムービーをビデオファイルにエクスポートし
ます。
ムービーをカメラ内のテープにエクスポート
ビデオをカメラにエクスポート
します。
カメラが PC に接続され、スイッチが入って
いる場合にのみ使用できます。
ファイルのサイズを調整してムービーを EMai の添付ファイルとしてエクスポートしま
ビデオをエクスポートして E-mail の
添付ファイルとして送付
す。
エクスポートファイルは、初期設定の E-mail
アプリケーションでの新規メールに直接添付
するか、ハードディスクに保存することがで
きます。
Nero Vision
56
ビデオの編集
ビデオのオーディオトラックをオーディオフ
ァイルにエクスポートします。
オーディオをファイルにエクスポート
エクスポートしたオーディオファイルは外部
で編集し(Nero WaveEditor などで)、再び
Nero Vision にインポートすることができます
。
調整したファイルサイズでムービーをインタ
ーネットにエクスポートします。
コミュニティでは、最大 100MB のファイルサ
インターネットにエクスポート
イズであるビデオファイルの最大時間を通常
10 分に制限しています。ムービーが長すぎる
場合はエラーメッセージが表示され、Nero
Vision はその手続きをキャンセルします。
[カメラへエクスポート]エクスポートオプションを選択した場合、Nero Vision は設置さ
れたカメラに対応したすべてのパラメータを自動的に設定します。[形式]と[プロファイ
ル]の選択メニューは使えません。
[カメラへエクスポート]エクスポートオプションは、DV カメラが PC に接続され、ス
イッチが入っている場合に限り使用できます。
[オーディオをファイルにエクスポート]エクスポートオプションを選択した場合は、
WAV 形式が使用できます。
[ビデオをファイルにエクスポート]を選択した場合は、次のエクスポートテンプレートを
使用できます。
形式
プロファイル
AVI
AVI-DV
使用しているオペレーティングシステムに備えられたすべてコー
デックが含まれます。
AVI-DV type 1 および 2。
VCD 互換: すべてのパラメータはビデオオプションであらかじめ
定義されており、フレームレート以外は変更することができませ
MPEG-1
ん。
ユーザー定義: すべてのパラメータは VCD に基づいてあらかじめ
定義されていますが、MPEG-1 の許容範囲内で調整することがで
きます。
Nero Vision
57
ビデオの編集
DVD-Video 互換および SVCD 互換
HDV HD1(720p)、HDV HD2(1440x1080i)、HDTV
(1920x1080i)
HD DVD Video および編集可能な Blu-ray ディスク互換
ユーザー定義: すべてのパラメータは DVD-Video に基づいてあら
かじめ定義されています。
MPEG-2
すべてのプロファイルのパラメータはあらかじめ定義されてお
り、MPEG-2 の許容範囲内で調整することができます。
HD DVD-Video ディスク形式でディスクを作成するには、対応す
る HD DVD ドライブを PC に接続する必要があります。また、
Blu-ray/HD DVD-Video プラグインも必要です。このプラグインは
、フルバージョンの Nero Vision に含まれていません。このプラグ
インは、www.nero.comから入手してください。
Mobile、Portable、iPod、Memory Stick、Standard、Cinema と
Nero Digital;
Nero Digital AVC
HDTV(ハイデフィニション TV)
すべてのプロファイルのパラメータはあらかじめ定義されていま
すが、それぞれのプロファイルの許容範囲内で調整することがで
きます。
AVCHD および HD DVD-Video 互換
AVCHD ディスク形式でディスクを作成するには、対応する DVD
ドライブを PC に接続する必要があります。
AVC
HD DVD-Video ディスク形式でディスクを作成するには、対応す
る HD DVD ドライブを PC に接続する必要があります。また、
Blu-ray/HD DVD-Video プラグインも必要です。このプラグインは
、フルバージョンの Nero Vision に含まれていません。 このプラ
グインは、www.nero.comから入手してください。
[ビデオをエクスポートして E-mail の添付ファイルとして送付]オプションを選択した場
合、MPEG-1 および Nero Digital 形式が使用できます。
作成したファイルの最大サイズを設定する選択メニューもあります。選択メニューからは
[1MB]、[2MB]、[5MB]、[ユーザー定義]を選択できます。
Nero Vision
58
ビデオの編集
6.8
ビデオをファイルにエクスポート
[ビデオのエクスポート]画面では、Nero Vision で作成したムービーをディスクに書き込
むだけでなく、さまざまな方法でムービーをエクスポートすることもできます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ]画面または[ムービー]画面が表示されていること。
ムービーをファイルでハードディスクへエクスポートするには、次の手順を実行します。
1. [エクスポート]ボタンをクリックします。
[次はどうしますか?]の選択メニューから[ムービーのエクスポート]を選択します。
Æ [ビデオのエクスポート]画面が表示されます。
2. 選択ウィンドウで[ビデオをファイルにエクスポート]を選択します。
Æ これに応じて出力形式とプロファイル用の選択メニューが表示されます。
3. 選択メニューの[フォーマット]から必要な形式を選択し、[プロファイル]から必要なプ
ロファイルを選択します。
Æ 選択したエクスポートテンプレートでまず出力形式を、そして再生品質を決定します。
4. エクスポートの設定を変更する場合は、次の手順を実行します。
1. [設定] ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます(「(初期設定)ビデオオプションウィンドウ」を参照)。
2. 必要な変更を行って、[OK]ボタンをクリックします。
5. ビデオをその他のフォルダに保存するか、[出力ファイル]の表示部に表示されたものとは
別の名前で保存する場合は、次の手順を実行します。
1. [参照]ボタンをクリックします。
Æ [ビデオファイルの保存先を選択]ウィンドウが開きます。
2. [ビデオファイルの保存先を選択] メニューから、必要なフォルダを選択します。
3. [ファイル名:]入力フィールドに必要なファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリ
ックします。
6. [エクスポート] ボタンをクリックします。
Æ エクスポートが始まります。エクスポートの進行状況が同じウィンドウに表示されます。
エクスポートが終了すると、すぐにウィンドウが開きます。
Nero Vision
59
ビデオの編集
7. [OK] ボタンをクリックします。
Æ Nero Vision はエクスポートの前に表示されていた画面に自動的に戻ります。
Î ムービーはハードディスクにエクスポートされました。
6.9
ビデオをカメラにエクスポート
[ビデオのエクスポート]画面では、Nero Vision で作成したムービーをディスクに書き込
むだけでなく、さまざまな方法でエクスポートすることもできます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ]画面または[ムービー]画面が表示されていること。
この機能は、カメラが PC に接続され、スイッチが入っている場合に限り使用できます。
カメラは VCR モードになっている必要があります。
ムービーをカメラへエクスポートするには、次の手順を実行します。
1. [エクスポート]ボタンをクリックします。
[次はどうしますか?]の選択メニューの項目から[ムービーのエクスポート]を選択し
ます。
Æ [ビデオのエクスポート]画面が表示されます。
2. 選択ウィンドウで[ビデオをカメラにエクスポート]を選択します。
Æ 形式は接続されたカメラに自動的に調整されます。
3. [エクスポート]ボタンをクリックします。
Æ エクスポートが始まります。エクスポートの進行状況が同じウィンドウに表示されます。
エクスポートが終了すると、すぐにウィンドウが開きます。
4. [OK] ボタンをクリックします。
Æ Nero Vision はエクスポートの前に表示されていた画面に自動的に戻ります。
Î ムービーはカメラにエクスポートされました。
Nero Vision
60
ビデオの編集
6.10 ビデオをエクスポートして E-mail の添付ファイルとして送付
[ビデオのエクスポート]画面では、Nero Vision で作成したムービーをディスクに書き込
むだけでなく、さまざまな方法でエクスポートすることもできます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ]画面または[ムービー]画面が表示されていること。
E-mail 送付によるムービーのエクスポートをするには、次の手順を実行します。
1. [エクスポート]ボタンをクリックします。
Æ [ビデオのエクスポート]画面が表示されます。
2. 選択ウィンドウで[ビデオをエクスポートして E-mail の添付ファイルとして送付]を選択
します。
Æ それに応じた選択メニューが表示されます。
3. 上の選択メニューから必要な形式を選択します。
4. 下の選択メニューから必要な最大ファイルサイズを選択します。
5. エクスポートの設定を変更する場合は、次の手順を実行します。
1. [設定]ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます(「(初期設定)ビデオオプションウィンドウ」を参照)。
2. 必要な変更を行って、[OK]ボタンをクリックします。
6. ビデオをその他のフォルダに保存するか、[出力ファイル]の表示部に表示されたものとは
別の名前で保存する場合は、次の手順を実行します。
1. [参照]ボタンをクリックします。
Æ [ビデオファイルの保存先を選択]ウィンドウが開きます。
2. [場所] 選択メニューから、必要なフォルダを選択します。
3. [ファイル名:]入力フィールドに必要なファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリ
ックします。
7. [エクスポート]ボタンをクリックします。
Æ エクスポートが始まります。エクスポートの進行状況が同じウィンドウに表示されます。
エクスポートが終了すると、すぐにウィンドウが開きます。
8. [OK] ボタンをクリックします。
Æ Nero Vision はエクスポートの前に表示されていた画面に自動的に戻ります。
Î E-mail で送信するムービーがエクスポートされました。
Nero Vision
61
ビデオの編集
6.11 オーディオをファイルにエクスポート
[ビデオのエクスポート]画面では、Nero Vision で作成したムービーをディスクに書き込
むだけでなく、さまざまな方法でエクスポートすることもできます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ]画面または[ムービー]画面が表示されていること。
ムービーのオーディオトラックをエクスポートするには、次の手順を実行します。
1. [エクスポート]ボタンをクリックします。
Æ [ビデオのエクスポート]画面が表示されます。
2. 選択リストで[オーディオをファイルにエクスポート]エクスポートオプションを選択しま
す。
Æ これに応じて出力形式とプロファイル用の選択メニューが表示されます。
3. エクスポートの設定を変更する場合は、次の手順を実行します。
1. [設定]ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます(「(初期設定)ビデオオプションウィンドウ」を参照)。
2. 必要な変更を行って、[OK]ボタンをクリックします。
4. ビデオをその他のフォルダに保存するか、[出力ファイル]の表示部に表示されたものとは
別の名前で保存する場合は、次の手順を実行します。
1. [参照]ボタンをクリックします。
Æ [ビデオファイルの保存先を選択]ウィンドウが開きます。
2. [場所] 選択メニューから、必要なフォルダを選択します。
3. [ファイル名:]入力フィールドに必要なファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリ
ックします。
5. [エクスポート]ボタンをクリックします。
Æ エクスポートが始まります。エクスポートの進行状況が同じウィンドウに表示されます。
エクスポートが終了すると、すぐにウィンドウが開きます。
6. [OK] ボタンをクリックします。
Æ Nero Vision はエクスポートの前に表示されていた画面に自動的に戻ります。
Î ムービーのオーディオトラックがエクスポートされました。エクスポートしたオー
ディオファイルは外部で編集し(Nero WaveEditor などで)、再び Nero Vision にイ
ンポートすることができます。
Nero Vision
62
ビデオの編集
6.12 インターネットにエクスポート
[ビデオのエクスポート]画面では、Nero Vision で作成したムービーをディスクに書き込
むだけでなく、さまざまな方法でエクスポートすることもできます。
コミュニティでは、最大 100MB のファイルサイズであるビデオファイルの最大時間を通
常 10 分に制限しています。ムービーが長すぎる場合はエラーメッセージが表示され、
Nero Vision はその手続きをキャンセルします。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[コンテンツ]画面または[ムービー]画面が表示されていること。
ムービーをインターネットにエクスポートするには、次の手順を実行します。
1. [エクスポート]ボタンをクリックします。
Æ [ビデオのエクスポート]画面が表示されます。
2. 選択ウィンドウで[インターネットにエクスポート]エクスポートオプションを選択し、
[エクスポート]ボタンをクリックします。
Æ ファイルにビデオがエクスポートされます。エクスポートの進捗状況が同じウィンドウ
に表示されます。
Æ エクスポートファイルが作成されると[インターネットにアップロード]ウィンドウが
開き、エクスポートファイルに関するすべての情報を指定することができます。選択し
たコミュニティが右下の選択メニューに表示されます。
Nero はエクスポート機能を開始する際に新しい設定ファイルを使用できるかどうかをチ
ェックします。ウィンドウにアップデートの推奨または必要性の有無が表示されます。
3. 選択メニューに表示されているコミュニティ以外のものをアップロードする場合は、[別の
コミュニティを選択]メニューで目的のコミュニティを選択してください。
Æ 選択したコミュニティの入力フィールドが表示されます。
4. [タイトル]および[説明]入力フィールドにビデオのタイトルと簡単な説明を入力し、さ
らに、選択したコミュニティに応じて他の情報も入力します。
ファイルを My Nero および My Space にアップロードするには、コミュニティの利用規約
に同意する必要があります。ウィンドウの下部にある適切なチェックボックスを選択して
ください。
Æ 必要な項目すべてに情報を入力すると、[アップロード]ボタンが有効になります。
Nero Vision
63
ビデオの編集
5. [アップロード]ボタンをクリックします。
Æ My Nero コミュニティを選択した場合、インターネットから初めてインポートまたはエ
クスポートを実行すると、[My Nero ログイン]ウィンドウが開きます。ここで、My
Nero インターネットコミュニティのアクセスデータを 1 度入力すると、それ以降の
Nero Vision を使ったすべてのアクセスに対してログインしている状態になります。
6. 入力フィールドに、My Nero インターネットコミュニティ用のログイン名とパスワードを入
力します。
7. [アカウント情報を保存]チェックボックスをオンにし、[OK]をクリックします。
Æ 別のコミュニティを選択した場合、それぞれのコミュニティのログインウィンドウが開
きます。
8. 入力フィールドに、ログイン名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
Æ エクスポートが開始されます。 エクスポートの進捗状況が、同じウィンドウに表示され
ます。Nero Vision はエクスポート前に開かれていた画面に自動的に戻ります。
Î ムービーはインターネットにエクスポートされました。
Nero Vision
64
スライドショー
7
スライドショー
7.1
スライドショー画面
[スライドショー]画面では、画像をスライドショーに編集したり、トランジションや
BGM を付けることができます。別のオーディオトラック上の画像に個別にコメントを追加
することができます。
図. 20 スライドショー画面
右上のメディアダイアログボックスで、必要なメディアファイルをコンピュータ上で検索し
たり、編集に加えるためのファイルをインポートしたりできます。さらに、すべてのトラン
ジションはグループ内にリストアップされています。
メディアメニューでは、次のタブを使用できます。
メディアファイルを表示します。
トランジションを表示します。
Nero Vision
65
スライドショー
メディアダイアログボックスでは次のボタンを使用できます。
参照: メディアファイルを検索し、オリジナルのメディアファイルに追加
します。[ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
参照してプロジェクトに追加: メディアファイルを検索し、オリジナルの
メディアファイルとスライドショーに追加します。[ファイルを開く]
ウィンドウが表示されます。
インポート:スキャナなど TWAIN 互換の外部デバイスからメディアファ
イルを取り込みます。ウィンドウが開きます。
ソースの選択: TWAIN でのインポートに使用するソースを選択します。
[ソースの選択]ウィンドウが開きます。
インターネットコミュニティからメディアファイルをインポートしま
す。ウィンドウが開きます。
グループから選択した項目を削除します。
グループからすべての要素を削除します。ウィンドウが開きます。
マークしたメディアファイルを関連するプログラムで開きます。
この要素は、マークしたメディアファイルに実行可能なアクションが割
り当てられている場合のみ表示されます。そうでない場合は、灰色のボ
タンが表示されます。
マークを付けた要素をスライドショーに追加します。
画面下のコンテンツダイアログボックスの
タブには、編集に追加する画像ファ
イルおよびトランジションすべてが表示されます。BGM としてスライドショーに追加する
オーディオファイルは、
タブに表示されます。
コンテンツダイアログボックスでは、次のボタンを使用できます。
スライドショーから強調表示要素を削除します。
グループからすべての要素を削除します。ウィンドウが開きます。
個別のイメージに割り当てられているオーディオコメントを削除しま
す。
コンテキストメニューには、[すべてのコメントを削除]機能も付いて
います。この機能は、スライドショーからすべてのオーディオコメント
を削除することができます。ただし、
タブにあるオーディオ
ファイル(BGM のオーディオファイル)は削除されません。
Nero Vision
66
スライドショー
強調表示した画像を必要なサイズにカットします。 [画像のトリミング]
ポップアップウィンドウが開きます。
強調表示した画像にエフェクトを割り当てます。 使用可能なエフェクト
のコンテキストメニューが開きます。
これらのエフェクトはオリジナルのファイルには保存されず、スライド
ショーにのみ保存されます。
強調表示した画像を左へ 90 度回転します。
強調表示した画像を右へ 90 度回転します。
強調表示した画像を、すべてのエフェクトが付いた状態で保存します。
ウィンドウが開きます。
BGM のオーディオファイルとしてスライドショーに追加したり、コメン
トとして画像に割り当てることのできるオーディオファイルを録音しま
す。また、画像ごとに音声コメントを追加することができます。[オー
ディオ録音設定]が開きます。
画像の表示時間とトランジットの時間を指定します。[初期設定継続時
間]ウィンドウが開きます。
マークした要素のプロパティ(表示時間、ヘッダ、フッタなど)や、保
存しているオーディオファイルの再生時間(オーディオコメント)を編
集します。[プロパティ]ウィンドウが開きます。
左上のプレビューダイアログボックスでは、編集したものをテストすることができます。次
のボタンが使用できます。
スライドショーを開始します。
スライドショーを一時停止します。
スライドショーを終了します。
全画面モードに切り替えます。Esc キーを押すと、ウィンドウモ
ードに戻ります。
時:分:秒:百分の 1 秒の形式で、再生されたポジションを表示
します。特定のポジションにジャンプするには、
び
(次へ)およ
(戻る)ボタンをクリックしてください。
Nero Vision
67
スライドショー
7.2
スライドショーの作成
スライドショーを作成する際に、画像ファイル(*.jpg、*.bmp、*.gif など)はオリジナル
の形式では保存されません。オリジナルの画像形式でも画像を保存する場合は、このセク
ションの最後にある説明に従ってください。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
DVD-Video、Super Video CD、miniDVD、AVCHD、HD-BURN でスライドショーを実行
するには、MPEG-2 がエンコードされた DVD-Video プラグインが必要です。 フルバー
ジョンには、あらかじめプラグインが含まれています。
スライドショーを作成するには、次の手順を実行します。
1. [スタート]画面で[スライドショーの作成...]オプションを選択して、スライドショーを
作成する形式を選択します。
[コンテンツ]画面からプロジェクトのスライドショーを作成する場合は、オプション画
面で[スライドショーの作成...]を選択します。
Æ [スライドショー]画面が表示されます。
すでにメディアファイルが利用できる場合は、右上のメディアダイアログボックスにメ
ディアファイルが表示されます。
初期設定で表示される項目は「マイメディアファイル」です。
2. PC 上のメディアファイル(画像ファイルやオーディオファイル)をスライドショーに追加
する場合は、
ボタン >[参照]をクリックします。
Æ [ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
3. 必要なファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。
Æ ファイルがメディアダイアログボックスに追加されます。
初期設定では、ファイルは[マイメディアファイル]の下に表示されます。ファイル全体を
さらに見やすくするために、ファイルを新しいフォルダ(「誕生日の写真」や「クリスマ
スの写真」など)にロードすることも可能です(「保存グループを作成する」を参照)。
4. スライドショーに追加する画像を選択し、
Nero Vision
ボタンをクリックします。
68
スライドショー
1 つのスライドショーに、最大 2,000 のイメージを追加できます。
Æ コンテンツダイアログボックスの
タブに画像が追加され、サムネイルで表示
されます。
5. コンピレーションに画像を追加したい場合は、前述のステップを再度行ってください。
Æ 追加した画像はコンテンツダイアログボックスでムービーの先頭に位置づけられ、サム
ネイルで表示されます。
6. 画像をスライドショーの特定の位置に追加したい場合は、次の手順を実行します。
1. ファイルの追加先となるコンテンツダイアログボックス内の画像を選択します。追加し
たファイルは選択した画像の前に位置づけられます。
2. メディアダイアログボックス内のムービーに追加したい画像を選択し、
ボタンを
クリックします。
Æ コンテンツダイアログボックス内で選択した位置の前に画像が位置づけられ、サム
ネイルで表示されます。
7. コンテンツダイアログボックス内の複数の画像を個別に調整するには、各画像を必要な位置
にドラッグアンドドロップします。
8. BGM としてスライドショーにオーディオファイルを追加したい場合は、次の手順を実行し
ます。
1. コンテンツダイアログボックスの
タブをクリックします。
2. メディアダイアログボックスで必要なオーディオファイルを選択し、
ボタンをク
リックします。
タブにオーディオファイルが追加されます。
Æ
必要に応じて複数のオーディオファイルを調整するには、各オーディオファイルを必要な
位置にドラッグアンドドロップします。
9. スライドショーの長さを BGM の再生時間に合わせ対場合は、次の手順を実行します。
1. [拡張] ボタンをクリックします。
Æ 拡張機能ダイアログボックスが開きます。
2. [スライドショーの時間をオーディオの長さに合わせる] チェックボックスをオンにしま
す。
Æ スライドショー全体の時間が、挿入したオーディオファイル全体の長さに合わせら
れます。
Nero Vision
69
スライドショー
10. スライドショーの個別の画像にオーディオコメントを追加したい場合は、次の手順を実行し
ます。
1. コンテンツダイアログボックスの
タブをクリックします。
2. コメントを割り当てるコンテンツダイアログボックス内の画像を選択します。
3. メディアダイアログボックスで必要なオーディオファイルを選択し、
ボタンをク
リックします。
Æ オーディオファイルの付いた画像に
タブで
アイコンが追加され、他
の画像と見分けが付くようになります。
コメントを削除するには、コンテンツダイアログボックス内で削除する画像を個別に右ク
リックします。 スライドショーからすべてのコメントを削除する[コメントを削除]オプ
ションや[すべてのコメントを削除]オプションを含むコンテキストメニューが開きます
。
11. 必要に応じて画像の間にフローイングトランジションを追加してください。(「スライドシ
ョー: トランジションを挿入する」を参照)
12. 1 つの画像が表示される時間を変更する場合は、必要な変更を行ってください。(「スライ
ドショー: 表示時間を合わせる」を参照)
[スライドショーの時間をオーディオの長さに合わせる]チェックボックスがすでにオン
になっている場合は、画像の表示時間を変更できません。
13. 画像の設定を個別に変更したい場合は、以下の手順に沿って必要な変更を行ってください
(「スライドショー: 画像を編集する」を参照)。
14.
ボタンをクリックし、プレビューエリアにスライドショーを表示します。
15. 満足できるスライドショーになったら、[次へ] ボタンをクリックします。
Æ [コンテンツ] 画面が開きます (「ディスクプロジェクトの作成」を参照)。
16. また、スライドショー画像を[オリジナル形式]、[PC スライドショー]または[HTML
ブラウザギャラリー]でディスクに保存したい場合は、[追加]選択メニューに必要な項目
を追加してください。
Î スライドショーが作成されました。プロジェクトに新たなタイトルを加えたり、
[メニューの選択]画面でメニューを作成したりできます。
Nero Vision
70
スライドショー
7.2.1 スライドショー: トランジションを挿入する
スライドショーに追加された画像は、トランジションを使用してつなげることができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
トランジションを挿入する編集を[スライドショー]画面に表示させます。
トランジションを挿入するには、次の手順を実行します。
1. コンテンツダイアログボックスの
タブをクリックします。
2. 同じトランジションをすべての画像に設定したい場合は、フィルム枠をクリックして、青い
強調表示にします。 各画像に異なるトランジションを設定する場合は、トランジション効
果を設定する画像を選択してください。
3. メディアダイアログボックスの
タブをクリックします。
図. 21 トランジションタブ
4. 選択メニューから、必要なトランジショングループを選択します。
Æ 選択したグループのトランジションタイプと名前が小さなプレビューに表示されます。
5. 必要なトランジションを強調表示して、
ボタンをクリックします。
Æ フィルム枠を青い強調表示にすると、コンテンツダイアログボックス内のすべての画像
に対してトランジションが追加されます。画像を 1 つ選択した場合には、コンテンツダ
イアログボックスで選択した画像の前にトランジションが追加されます。
Nero Vision
71
スライドショー
コンテンツダイアログボックス内にあるトランジションが追加された画像は、対応するト
ランジションのカラーアイコン
で分類されます。
トランジションのない画像は、コンテンツダイアログボックス内で灰色のアイコン
によって表示されます。
Î これでトランジションが挿入されました。
7.2.2 スライドショー: 画像を編集する
必要に応じてスライドショーの画像を個別に編集することができます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
トランジションを挿入する編集を[スライドショー]画面に表示させます。
画像を個々にカスタマイズするには、次の手順を実行します。
1. コンテンツダイアログボックスに必要な画像を強調表示して、
ボタンをクリックします。
Æ [プロパティ]ウィンドウが開き、[ピクチャプロパティ]エリアと[画像]タブ、
[コメント]タブが表示されます。
[コメント]タブは、選択した画像にオーディオコメントが割り当てられている場合に限
り使用できます。
複数の画像設定を同時に変更したい場合は、
アイコンをクリックします。 画像を強調
表示すると、[プロパティ]ウィンドウは開いたままでその画像の設定が表示されます。
Nero Vision
72
スライドショー
図. 22 プロパティウインドウ
2. [ピクチャプロパティ]エリアの[表示時間]
入力フィールドに表示時間を
入力します。
すべての画像の表示時間(スライド時間)を短くまたは長くする設定を同時に行いたい場
合、各画像を個別に編集する必要はありません。初期設定継続時間オプションのスライド
時間やトランジションの期間に共通指定された値を自由に調整することができます(「ス
ライドショー: 表示時間を合わせる」を参照)。
ただし、すべての既存画像の初期設定時間を後から設定すると、個別に設定した各画像の
表示時間が失われますのでご注意ください。
最初に必要な一般表示時間を指定し、次に各画像のプロパティに追加すると、各時間設定
は失われません。
3. すでにオーディオコメントが画像に割り当てられていて、表示時間にオーディオファイルの
長さを反映させたい場合は、[表示時間をコメントの長さに合わせる]チェックボックスを
オンにします。
このチェックボックスを利用できるのは、画像にオーディオファイルが割り当てられてい
る場合に限られます。
[表示時間をコメントの長さに合わせる]チェックボックスがすでにオンになっている場
合は、画像の表示時間は変更できません。
Nero Vision
73
スライドショー
4. 画像の上部にテキストを表示する場合は、表示するテキストを [ヘッダテキスト] 入力フォ
ールドに入力します。
5. 画像の下部にテキストを表示する場合は、表示するテキストを [フッタテキスト] 入力フォ
ールドに入力します。
6. 入力したテキストを調整する場合は、次の手順を実行してください。
1. 選択メニューから、必要なフォントタイプを選択します。
2. 上の小さな選択メニューからフォントスタイルを、下の小さな選択メニューからフォン
トサイズを選択します。
3. [色] ダイアログボックスで色相環をクリックして、テキストの色と彩度を定義します。
4. [色]ダイアログボックスの右隣にあるスライダを動かして、色の強度を調整します。
7. 画像に割り当てたオーディオファイルを調整する場合は、次の手順を実行します。
1. [コメント]タブをクリックします。
2. オーディオファイルの再生を開始する前に、[コメントの開始時間]
入
力フィールドに画像の表示時間を入力します。
3. [ピクチャプロパティ]エリアの[時間をコメントの長さに合わせる]ボックスをオン
にしている場合、オーディオファイルの再生の終了後、[コメントの終了時間]
に画像の表示時間を入力します。
4. [音量]スライダを動かして、音量を調節します。
8.
ボタンをクリックします。
Æ 設定エリアが表示されます。
Î これで画像のカスタマイズが完了しました。
7.2.3 スライドショー: 表示時間を合わせる
必要に応じて画像の表示時間およびスライドショーのトランジションを調整することができ
ます。[初期設定継続時間]ウィンドウで、編集に追加する画像やトランジションの初期設
定表示時間を指定できます。また、コンテンツダイアログボックスにすでに追加している画
像またはトランジションの時間をこの値に合わせることもできます。
それぞれの画像の表示時間を短く、または長くするには、[プロパティ]ウィンドウで表
示時間を調整します(「スライドショー: 画像を編集する」を参照)。
Nero Vision
74
スライドショー
ただし、すべての既存画像の初期設定時間を後から設定すると、個別に設定した各画像の
表示時間が失われますのでご注意ください。
最初に必要な一般表示時間を指定し、次に各画像のプロパティに追加すると、各時間設定
は失われません。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
対象の編集内容が[スライドショー]画面に表示されていること。
画像またはトランジション、またはその両方の表示時間を調整するには、次の手順を実行し
ます。
1. コンテンツダイアログボックスの
ボタンをクリックします。
Æ [初期設定継続時間]のウィンドウが開きます。
図. 23 初期設定継続時間ウィンドウ
2. 画像の表示時間を調整するには、[画像の表示時間]入力フィールドに必要な時間(秒)を
入力します。
Æ コンテンツダイアログボックスに追加する画像には、選択した時間の値が自動的に設定
されます。
3. 編集にすでに存在するすべての画像に、選択した表示時間を適用するには、[既存の画像に
適用]チェックボックスをオンにします。
Nero Vision
75
スライドショー
Æ スライドショーにすでに追加したすべての画像が、選択した時間の値に自動的に調整さ
れます。
ただし、既存のすべての画像の初期設定時間を後から設定すると、個別に設定した各画像
の表示時間が失われますのでご注意ください。
最初に必要な一般表示時間を指定し、次に各画像のプロパティに追加すると、各時間設定
は失われません。
4. トランジションの表示時間を調整するには、[トランジションの期間]入力フィールドに必
要な時間(秒)を入力します。
Æ コンテンツダイアログボックスに追加するトランジションには、選択した時間の値が自
動的に設定されます。
5. コンピレーションにすでに存在するすべての画像に選択した表示時間を適用するには、[既
存のトランジションに適用]チェックボックスをオンにします。
Æ スライドショーにすでに追加したすべてのトランジションが、選択した時間の値に自動
的に調整されます。
6. コメントを追加していた場合は、次の手順を実行します。
1. [画像の表示時間をコメントに合わせる]チェックボックスをオンにします。
Æ コメント付きの画像すべての表示時間が、各オーディオファイルの長さに調整され
ます。コメントのない画像については、上記で選択した初期設定時間の値は表示さ
れません。
2. コメントを再生する前に画像を表示するには、[コメントの開始時間]入力フィールド
に必要な時間を入力します。
3. コメントの再生時間より長く画像を表示するには、[コメントの終了時間]入力フィー
ルドに必要な時間を入力します。
4. すでに追加したコメント付きの画像すべてに、選択したコメント設定を適用するには、
[既存の画像に適用]チェックボックスをオンにします。
Æ スライドショーにすでに追加したコメント付きの画像すべての表示時間が、各オー
ディオファイルの長さに調整されます。コメントのない画像については、上記で選
択した初期設定時間の値は表示されません。
7. [OK]ボタンをクリックします。
Î これで、画像またはトランジションの表示時間の調整が完了しました。
Nero Vision
76
メニュー
8
メニュー
8.1
レベル
1 つのメニューでは、イントロビデオに加えて最大 2 レベルを使用できます。メインメニュ
ーまたはタイトルメニューは、プロジェクトのすべてのビデオタイトルで構成されています。
各ビデオタイトルは、サムネイルとボタンテキストで構成されるボタンで表されます。ビデ
オタイトルに複数のチャプタがある場合は、各ビデオタイトルにサブメニューが生成されま
す。それぞれのビデオタイトルの各チャプタは、チャプタメニューでボタンによって表され
ます。
変更時にメニューのレベルをメニューごとに調整できます。各メニューのレイアウトは、既
存のメニューテンプレートから選択できます。メニューテンプレートは、見やすいようにそ
れぞれのメニューテンプレートグループにさらに分けられています。
8.2
メニューの編集画面
Nero Vision Essentials SE では、Smart3D および Animated 2D のテンプレートの数が制
限されています。
[拡張編集]機能は使用することができません。
[メニューを編集]画面では、メニューテンプレートを選択してテンプレートを必要に応じ
て調整することも、そのどちらか一方のみを行うこともできます。編集作業は基本機能に制
限されますが、[拡張編集]ではさまざまなカスタマイズオプションを利用できます。
拡張編集モードでは、メニューの個々の形式およびデザインを選択することができます。メ
ニュー上でのオリジナルのグラフィックオブジェクトやテキストの配置や編集、さまざまな
ボタンの修正、消去、新規作成、およびボタン、メニュー、ビデオ間のリンクの作成が可能
です。
Nero Vision
77
メニュー
図. 24 メニューの編集画面
画面左のプレビューおよび編集ウィンドウでは、タイトルとチャプタメニューのメニュー項
目は、選択したテンプレートに応じて表示されます。イントロビデオが選択されている場合
は、プレビューにビデオの静止画が表示されます。
テンプレートの個々の要素を、ここでは直接編集することができます。選択したオブジェク
トはフレームで識別され、たとえばサイズ、回転、移動の調整ができます。
画面右側には[テンプレート]および[カスタマイズ]タブがあります。オブジェクトの変
更は該当のポップアップメニューで行うことができます。
編集ウィンドウ下の容量バーは、プロジェクトが選択したメディアを占有する容量を示しま
す。
編集ウィンドウのナビゲーションバーでは、次のボタンを使用することができます。
最後に選択したテンプレートのレイアウトに空のメニュー
新規メニュー作成
をリンクなしで作成します。
このボタンは[拡張編集]に限り使用できます。Smart3D
テンプレートでは使用できません。
テンプレートからスタイル要素を消去します。
メニューを消去
バックグラウンド以外のすべての要素を消去することがで
きます。
このボタンは[拡張編集]に限り使用できます。
Nero Vision
78
メニュー
変更がすべて完了したテンプレートを保存します。[テン
プレートとして保存]ウィンドウが開きます(「テンプレ
ートとして保存ウィンドウ」を参照)。
テンプレートとして保存
オリジナルのメニューテンプレートを保存する場合は、同
一のテンプレートをベースにしたタイトルとチャプタメニ
ューであっても、別々に指定して保存する必要がありま
す。
Smart3D テンプレートでは使用できません。
[メニュー表示]で選択されたタイトルまたはチャプタメ
ニューの、次または前のページに移動します。
前の/次のメニューページ
タイトルまたはチャプタメニューが複数のページで構成さ
れている場合は、サムネイルは重なって表示されます。
メニューが複数ページある場合は、簡易編集に限り使用で
きます。
[セーフゾーンを表示]オプションが有効になっている場
合、Nero Vision はプレビューウィンドウおよび編集ウィ
ンドウでセーフゾーンの枠を表示/非表示を切り替えます。
表示
[ボタン番号を表示]オプションが有効になっている場合
は、Nero Vision は編集ウィンドウ内の各ボタンに番号を
付けます。このオプションは[拡張編集]に限り使用でき
ます。
テンプレートのグラフィックおよびテキストフィールドを
並べ替えます。マークされた要素は、1 つ後ろ/1 つ前の
レベルまたは一番後ろ/一番前へ移動させることができま
順序
す。
背景画像の位置は常に後方レベル、ボタンはつねに前方レ
ベルです。
このボタンは[拡張編集]に限り使用できます。
8.2.1 テンプレートタブ
Nero Vision Essentials および Nero Vision Essentials SE では、Smart3D および Animated
2D のテンプレートの数が制限されています。
[テンプレート]タブの[Stardard2D]、[Animated2D]、[Smart3D]カテゴリから必
要なテンプレートを選択します。また、[マイメニューテンプレート]カテゴリには自分で
作成したテンプレートを保存できます。
Nero Vision
79
メニュー
次の選択メニューを使用することができます。
メニューを「タイトルとチャプタメニュー」または「タイトルメ
使用するメニュー ニューのみ」のどちらにするかを決めます。メニューを作成しな
いこともできます。
テンプレートを選択するカテゴリを指定します。[マイメニュー
テンプレート]オプションは保存済みのテンプレートを表示しま
す。
[Standard2D]グループのメニューテンプレートを使用して、ご
自分のビデオにグラフィック背景を入れることができます。メニ
ューにはタイトルとチャプタメニューのためのレイアウトが含ま
れています。
カテゴリ
[Animated2D]グループのメニューテンプレートを使用して、ご
自分のビデオにあらかじめ用意された背景アニメーションを、イ
ントロビデオや音声とともに加えることができます。メニューに
は、タイトルとチャプタメニューのためのレイアウトならびにイ
ントロビデオ用の BGM とメニューページが含まれています。
[Smart3D]グループのメニューテンプレートを使用して、ご自
分のビデオに開始アニメーションや 3D メニューを設定することが
できます。メニューテンプレートは、アニメーションのメニュー
トランジションとあらかじめ用意された音声付きのダイナミック
3D シーンに基づいています。
Smart3D メニューを選択した場合は次の点に注意してください。
ƒ
PC には 3D アクセラレーション機能付きのグラフィックカードを搭載する必要が
あります。
ƒ
[拡張編集]機能は使用することができません。
メニュー編集時に問題が起きる場合は、グラフィックカードのドライバが最新版になって
いるかどうかを確認してください。
オリジナルのメニューテンプレートを保存する場合は、同一のテンプレートをベースにし
たタイトルとチャプタメニューであっても、別々に指定して保存する必要があります。
Smart3D メニューでは使用できません。
8.2.2 カスタマイズタブ
[カスタマイズ]タブでは、選択したモードに応じて表示されるポップアップメニューの数
が増減します。メニューのタイトルバーをクリックして、ポップアップメニューを開いたり
閉じたりできます。
Nero Vision
80
メニュー
標準編集モードでは、Nero Vision はコンパクトメニュー表示を使用して自動的に開始され
ます。イントロビデオやタイトル、チャプタメニューごとにサムネイルが表示されます。使
用されていないコンポーネントは灰色で表示されます。タイトルまたはチャプタメニューが
複数のページで構成される場合は、サムネイルが重なって表示されます。
[拡張メニュー表示]の[拡張編集]へ移動するには、[拡張編集]チェックボックスを選
択してください。イントロビデオならびに各メニューの個々のページはサムネイルで表示さ
れます。
[拡張編集]への変更は、メニュー編集について豊富な知識をお持ちの場合のみ行ってく
ださい。
このチェックボックスを選択すると、拡張編集モードに入ることを知らせるウィンドウが
表示されます。
メニューとボタンを結びつけるリンクは、プロジェクトの内容に従って動的に作成されま
せん。したがって、拡張編集モードを開いた後に追加されていないビデオタイトル、メニ
ュー、ボタンの場合は、手動で相互にリンクする必要があります。
Smart3D テンプレートでは、[拡張編集]を使用することができません。
図. 25 メニューを編集画面のカスタマイズタブ
Nero Vision
81
メニュー
次のポップアップメニューを使用することができます。
編集ウィンドウでマークされたメニュー項目ごとに、カスタ
マイズされた領域を表示します。ここで設定の変更ができま
す。
プロパティ
「背景とイントロビデオ用プロパティポップアップメニュ
ー」、「ボタンとグラフィックオブジェクトのプロパテ
ィ」、および「Smart3D メニューのプロパティのポップアッ
プメニュー」を参照してください。
プロジェクトのすべてのタイトルとチャプタを一覧表示しま
す。
コンテンツ
「コンテンツのポップアップメニュー」を参照してくださ
い。
Smart3D メニューでは使用できません。
[拡張編集]を選択しているときのみ使用できます。
[サムネイルボタン]、[ボタンテキスト]ならびに[ナビ
ゲーションボタン]のカテゴリであらかじめ定義されたボタ
ボタン
ンのセットです。
「Smart3D メニューのプロパティのポップアップメニュー」
を参照してください。
Smart3D メニューでは使用できません。
あらかじめ定義されたグラフィックオブジェクトから選択す
ることができます。またカテゴリ[標準オブジェクト]では
空のテキストボックスが用意されています。
グラフィックオブジェ
クト
[マイオブジェクト]のフォルダにはオリジナルのグラフィ
ックファイルをインポートすることができます。
「Smart3D メニューのプロパティのポップアップメニュー」
を参照してください。
Smart3D メニューでは使用できません。
[拡張編集]を選択しているときのみ使用できます。
必要に応じたディスク再生時の設定が用意されています。
ディスクプロジェクト
「ディスクプロジェクトのポップアップメニュー」を参照し
てください。
Nero Vision
82
メニュー
Smart3D メニュー用にテーマに関する複数のオプションが用
意されています。
テンプレート設定
「Smart3D メニューのボタン、ヘッダ、フッタのプロパテ
ィ」を参照してください。
Smart3D メニュー用でのみ使用することができます。
8.2.2.1 背景とイントロビデオ用プロパティポップアップメニュー
編集ウィンドウで背景が有効になっている場合は、[プロパティ]のポップアップメニュー
は[背景]、[バックグラウンドオーディオ]および[反応]のウィンドウに分かれていま
す。
編集ウィンドウに[イントロビデオ]が表示されている場合は、[背景]、[バックグラウ
ンドオーディオ]のウィンドウも画面に表示されています。[拡張編集]モードの場合には
さらに[ショートカット]ウィンドウも表示されます。
[背景]ウィンドウでは次のオプションを使用することができます。
画像またはビデオをテンプレートの背景にインポートする必要があ
るか、または背景を無色にするかを指定します。
背景
選択メニュー
[画像ファイル]または[ビデオファイル]の項目を選択した場合
は、必要なファイルを選択するウィンドウが開きます。その後選択
したファイルのパスが選択ウィンドウに表示されます。
選択した項目によって、詳細設定で表示される選択メニューの数が
増減します。
ポジション
ナビゲーション
バー
オプション
ボタン
色
選択メニュー
選択した画像またはビデオを適切な位置に移動します。 背景画像を
黒い縁取り無しで画面に合わせます。
背景画像または背景ビデオにのみ使用できます。
背景ビデオの詳細設定を定めます。[開始位置を選択]ウィンドウ
が開きます(「開始位置を選択ウィンドウ」を参照)。
背景ビデオにのみ使用できます。
背景色を選択することができます。
背景色にのみ使用することができます。
[バックグラウンドオーディオ]画面では次のオプションを使用することができます。
BGM としてオーディオファイルを設定したり、BGM を無効にした
オーディオ
選択メニュー
りします。
[ユーザー定義]オプションを選択した場合、目的のファイルを選
択するためのパスが表示されます。
Nero Vision
83
メニュー
オプション
ボタン
BGM の詳細設定を定義します。[バックグラウンドオーディオ]
ウィンドウが開きます(「バックグラウンドオーディオを編集ウィ
ンドウ」を参照)。
[反応]画面では、メニューがディスク再生時に入力にどのように反応するか設定すること
ができます。次の選択メニューを使用することができます。
ボタンがマークされて強調表示されたときの色を選択しま
ハイライトカラー
す。
パーセント値で[不透明度]を指定することもできます。
アクティブカラー
ボタンが有効であるときに強調表示する色を選択します。
パーセント値で[不透明度]を指定することもできます。
必要に応じて、タイムアウト後の自動起動に使用するビデオ
タイトルまたはチャプタを設定します。その他、メニューペ
オートランアクション
ージを通して回転させることもできます。
初期設定では自動にはなっていません。[無し]が有効にな
っています。
ディレイ
選択した自動起動が始まった後のタイムアウトの時間を指定
します。
[リンク]ウィンドウでは、次のオプションを使用することができます。
リンク先
選択メニュー
トランジション
選択メニュー
イントロビデオにリンクするメニューのページを設定しま
す。
必要に応じてリンクの際のトランジションを設定します。
[トランジション]ウィンドウが開きます(「トランジショ
オプション
ボタン
ンウィンドウ」を参照)。
選択したトランジションに応じて詳細設定を指定できます。
トランジションの時間も設定できます。初期設定では時間は
1 秒間にセットされています。
8.2.2.2 Smart3D メニューのプロパティのポップアップメニュー
[テンプレート]タブで Smart3D テンプレートを選択し、このテンプレートを背景の編集
エリアで有効にすると、それに合わせてプロパティのポップアップメニューが調整されます。
Smart3D メニューのプロパティのポップアップメニューは、[バックグラウンドオーディ
オ]および[反応]エリアで構成されます。
Nero Vision
84
メニュー
[バックグラウンドオーディオ]画面では次の選択メニューを使用することができます。
BGM としてオーディオファイルを選択します。または BGM を無効にし
ます。
[所定のオーディオ] オプション。このオプションは、適切な音が設定さ
オーディオ
れた Smart3D テンプレートごとに保存されており、初期設定でオンに
なっています。
[ユーザー定義]オプションを選択した場合、目的のオーディオファイ
ルを選択するためのパスが表示されます。
[反応]の領域では次のメニューを選択することができます。
ボタンがマークされた時に強調表示される色を選択します。
ハイライトカラー
[不透明度]で、ハイライトカラーの不透明レベルをパーセ
ントで指定することができます。
選択したメニューボタンを起動時に強調表示するときに、使
アクティブカラー
用できる色を設定します。
パーセント値で[不透明度]を指定することもできます。
8.2.2.3 ボタンとグラフィックオブジェクトのプロパティ
最初に、ボタンまたはグラフィックオブジェクトのポップアップメニューで使用可能な要素
のカテゴリを選択できます。
ボタンでは、[サムネイルボタン]、[テキストボタン]、[ナビゲーションボタン]が使
用できます。グラフィックオブジェクトでは、インポート済みのすべての画像について[標
準オブジェクト]オプションおよび[マイオブジェクト]オプションが使用できます。
ポップアップメニューのプレビューダイアログボックスでは、選択したカテゴリで使用可能
なボタンまたはグラフィックが一覧になっています。[追加]ボタンを使用してメニューテ
ンプレートの表示を編集画面でカスタマイズできます。
グラフィックオブジェクトは[拡張編集]でのみ使用することができます。
[拡張編集]でのみ、それぞれのボタンを選択して組み合わせることができます。テンプ
レートの既存のボタンを調整したり、新たにボタンを追加することもできます。新しく追
加されたボタンは目的のリンクに手動で割り当てる必要があります。
[ナビゲーションボタン]のセットはつねに 3 つのボタン([戻る]、[次へ]と[メイ
ンメニューへ戻る])で構成されています。
Nero Vision
85
メニュー
8.2.2.4 ボタンとグラフィックオブジェクトのプロパティ
編集ウィンドウで 1 つのグラフィックオブジェクトまたは 1 つのボタンが有効である場合、
[プロパティ]のポップアップメニューは、[ショートカット]、[表示]、[変換]なら
びに[フォント]と[テキスト]の領域で構成されます。
[ショートカット]、[フォント]と[テキスト]の領域はボタンでのみ使用することが
できます。
[ショートカット]の領域は、[拡張編集]でのみ使用することができます。
必要項目を編集するには、プレビューウィンドウで有効にしてください。強調表示された領
域は、赤いフレームとサイジングハンドルで識別できます。
[サムネイルボタン]の編集では、フォーカスを設定するために 3 つの方法を用いること
ができます。フォーカスがボタン全体に当たっている場合は、移動や拡大・縮小調節が可能
です。フォーカスがボタンのテキスト要素に当たっている場合は、テキストフィールドの長
さの調節とボタン内の移動が可能です。テキスト要素のテキストに当たっている場合は、入
力を編集することができます。
[ショートカット]ウィンドウでは、次のオプションを使用することができます。
ボタンのリンク先を選択します。
リンク先
プロジェクトに使用できるすべてのターゲット(ビデオタイ
選択メニュー
トル、すべてのチャプタおよびスライドショー)が選択メニ
ューに表示されます
トランジション
選択メニュー
必要に応じてリンクの際のトランジションを選択します。
[トランジション]ウィンドウが開きます(「トランジショ
オプション
ボタン
ンウィンドウ」を参照)。
選択したトランジションに応じて詳細設定を指定できます。
トランジションの時間も設定することができます。初期設定
では 2 秒間に設定されています。
Nero Vision
86
メニュー
ボタンの番号付けを手動で行います。
Nero Vision はテンプレートのすべてのボタンに自動的に番
号を付けます。番号はボタンの編集可能なテキストフィール
ドに表示されません。メニューを編集してボタンの位置を変
ルートメニュー
ボタン番号
更しても、Nero Vision の番号付けは変わりません。たとえ
ばフォントなどのテキストのすべての設定はボタン番号に自
動的に適用されます。Nero Vision では、テンプレートのす
べてのボタンに自動的に番号を付けます。
あるボタンに別の番号 (A) が割り当てられた場合、Nero
Vision は使用されなくなった番号(B) をそれまで番号 (A) を
付けられていたボタンに自動的に与えます。
[表示]ウィンドウでは、次のオプションを使用することができます。
ボタンのサムネイル上に何が表示されるかを選択します。ビ
デオタイトル、ビデオの静止画または画像。
[ビデオファイル]または[画像ファイル]の項目が選択さ
れた場合、[オプション]ボタンをクリックすることで[開
選択メニュー
表示
始位置を選択]または[ポスターフレーム選択]ウィンドウ
が開きます(「開始位置を選択ウィンドウ」または「ポスタ
ーフレーム選択ウィンドウ」を参照)。
[画像ファイル]を選択すると、画像選択用のウィンドウが
自動的に開きます。
フォーカスがボタンに当たっている場合のみ使用することが
できます。
テンプレートに表示されるボタンの番号付けを定義します。
ボタンの番号付けのみ、ボタンのテキストのみ、または番号
とテキスト、という表示方法が可能です。
Nero Vision では、テンプレートのすべてのボタンに自動的
に番号を付けます。番号はボタンの編集可能なテキストフィ
選択メニュー
ールドに表示されません。メニューを編集してボタンの位置
テキストの番号付け
を変更しても、Nero Vision の番号付けは変わりません。た
とえばフォントなどのテキストのすべての設定はボタン番号
に自動的に適用されます。Nero Vision では、テンプレート
のすべてのボタンに自動的に番号を付けます。
フォーカスがボタンに当たっている場合のみ使用することが
できます。
Nero Vision
87
メニュー
選択メニュー
形式
選択メニュー
塗り色
選択メニュー
外枠の色
選択メニュー
線の太さ
番号付けのスタイルを選択します。
フォーカスがボタンに当たっている場合のみ使用することが
できます。
グラフィック要素の塗りつぶしの色を設定します。
あらかじめ用意されたグラフィックオブジェクトにフォーカ
スが当たっている場合のみ使用することができます。
グラフィックオブジェクトの外郭の色を選択します。
あらかじめ用意されたグラフィックオブジェクトにフォーカ
スが当たっている場合のみ使用することができます。
グラフィックオブジェクト外郭線の厚さを指定します。
あらかじめ用意されたグラフィックオブジェクトにフォーカ
スが当たっている場合のみ使用することができます。
チェックボックスが選択されていると、ボタンに影がつきま
影をつける
チェックボックス
す。
オプションボタンをクリックすると、[影の設定]ダイアロ
グボックスが開きます。(「影の設定ウィンドウ」を参照)
ここで影の表示をカスタマイズすることができます。
[変換]エリアでは、次のオプションが使用できます。
入力フィールド
位置 X 軸
入力フィールド
位置 Y 軸
編集ウィンドウのマークされたオブジェクトの水平方向
の位置を指定します。
編集ウィンドウのマークされたオブジェクトの垂直方向
の位置を指定します。
幅をパーセントで指定します。
入力フィールド
ボタンは、Nero Vision の固定アスペクト比でのみ調整で
スケール X 軸
きます。値を調整すると、[スケール Y 軸]が自動調整
されます。
高さをパーセントで指定します。
入力フィールド
ボタンは、Nero Vision の固定アスペクト比でのみ調整で
スケール Y 軸
きます。 値を調整すると、[スケール X 軸]が自動調整
されます。
Nero Vision
88
メニュー
このチェックボックスをオンにすると、グラフィックオ
ブジェクトの[スケール X 軸]と[スケール Y 軸]の値
チェックボックス
固定アスペクト比
(パーセントで示された幅と高さ)は、固定アスペクト
比でのみ調整できます。値を調整すると、その他の値が
自動調整されます。
ボタンは、Nero Vision の固定アスペクト比でのみ調整で
きます。
入力フィールド
不透明度
入力フィールド
回転
ボタンまたはグラフィックオブジェクトの不透明度を指
定します。
マークされた項目を回転させて方向を指定します。
[フォント]の領域では、フォントと文字の大きさを設定することができます。
[テキスト]の領域では、次の選択メニューを使用することができます。
テキストカラー
水平方向
垂直方向
テキストの色を選択します。
テキストを水平方向に並べる方法を指定します。中央、
左または右。
テキストを垂直方向に並べる方法を指定します。上、中
央、または下。
8.2.2.5 Smart3D メニューのボタン、ヘッダ、フッタのプロパティ
[テンプレート]タブで Smart3D テンプレートを選択し、ボタン、ヘッダーまたはフッタ
を編集エリアで有効にすると、それに合わせてプロパティのポップアップメニューが調整さ
れます。
強調表示された領域は編集エリアで赤いフレームで示されます。フォーカスはボタン全体に
当たっています。Smart3D メニューではボタン、ヘッダ、フッタは削除できません。また、
オブジェクトをさらに追加したり、移動したり、サイズ調整することはできません。
ヘッダおよびフッタの位置マークは編集をしやすくするためのもので、編集後のメニュー
には表示されません。ヘッダやフッタを使用しない場合であっても、これらを削除する必
要はありません。
プロパティのポップアップメニューは、[表示]、[フォント]、[テキスト]の領域で構
成されます。
[表示]領域は、ボタンでのみ使用できます。
Nero Vision
89
メニュー
[テキスト]領域でボタンのタイトルを個別に入力したり、ヘッダやフッタに必要なテキス
トを入力したりできます。
[表示]領域では、次のオプションが使用できます。
ビデオタイトル、ビデオまたは画像のスチール写真など、ボ
タンのサムネイルでの表示内容を指定します。
[ビデオファイル]または[画像ファイル]の項目が選択さ
選択メニュー
表示
れた場合、[オプション]ボタンをクリックすることで、[
開始位置を選択]または[ポスターフレーム選択]ウィンド
ウが開きます(「開始位置を選択ウィンドウ」または「ポス
ターフレーム選択ウィンドウ」を参照)。
[画像ファイル]項目を選択すると、必要な画像を選択する
ためのウィンドウが自動的に開きます。
テンプレートに表示されるボタンの番号付けを指定します。
ボタンの番号付けのみ、ボタンのテキストのみ、または番号
とテキストの表示が可能です。
選択メニュー
テキストの番号付け
Nero Vision では、テンプレートのすべてのボタンに自動的
に番号が振り分けられます。これらの番号は、ボタンを編集
可能なテキストフィールドには表示されません。メニューを
編集してボタンの位置を変更した場合でも、番号は変更され
ません。フォントなどすべてのテキスト設定は自動的に適用
されます。
選択メニュー
形式
番号付けのスタイルを定義します。
8.2.2.6 テンプレート設定ポップアップメニュー
Smart3D メニュー用でのみ使用することができます。
[テンプレート設定]ポップアップメニューでは必要に応じてメニュートランジションを設
定したり、選択したメニューテンプレートによっては、さまざまなテーマの中から選択する
ことができます。
次のオプションが使用できます:
標準のトランジション
選択したテンプレートのすべてのトランジションを有効にし
オプションフィールド
ます。
Nero Vision
90
メニュー
[オプション]ボタンを有効にします。
ユーザー定義トランジ
ション
オプションフィールド
[オプション]ボタンをクリックすると[トランジション設
定]のウィンドウが開き、そこに選択したテンプレートのす
べてのトランジションが表示されます。それぞれのトランジ
ションおよびトランジションの BGM の両方、またはそのど
ちらか一方を無効にすることができます。
選択したメニューテンプレートのテーマのバージョンを設定
テーマ
選択メニュー
します。
選択メニューと項目数は選択したテンプレートによって異な
ります。
ウィンドウを開きます。このウィンドウでは、メニューの各
プロパティをテーマに関係なくカスタマイズしたり、テーマ
オプション
ボタン
項目を組み合わせたりできます。
すべての Smart3D メニューで使用できません。
選択メニューと項目数は選択したテンプレートによって異な
ります。
8.2.2.7 ディスクプロジェクトのポップアップメニュー
ディスク/プロジェクトのポップアップメニューは、[ディスク設定]と [プロジェクト設定] の
領域で構成されます。
[プロジェクト設定]領域では、[黒いサムネイルを使用しない]チェックボックスが使用
できます。そのボタンのサムネイルに黒い画像を表示せず、リンクされたビデオタイトルの
先頭のフレームが表示されるようにするには、この項目を有効にします。
「ディスク設定」の領域では次のメニューを選択することができます。
ディスクをプレイヤーに挿入したときに最初に再生するタイ
トルを指定します。
先頭タイトル
[拡張編集]を選択しているときのみ使用できます。簡易編
集の場合は自動的にイントロビデオが再生されるか、または
タイトルメニューが表示されます。
リモコンの[タイトル]ボタンを押すと表示されるメニュー
タイトルメニュー
を指定します。
[拡張編集]を選択しているときのみ使用できます。簡易編
集の場合は自動的にタイトルメニューが表示されます。
Nero Vision
91
メニュー
タイトル再生終了後、改めてメニューが表示されるか(初期
最後のアクション
設定では有効になっている)、または自動的に次のタイトル
が再生されるか(番号順に)のどちらかを指定できます。
8.2.2.8 コンテンツのポップアップメニュー
[拡張編集]を選択しているときのみ使用できます。
Smart3D メニューでは使用できません。
[コンテンツ]のポップアップメニューでは、[コンテンツ]画面で編集したプロジェクト
のすべてのタイトルおよびチャプタが、1 つのナビゲーションツリーにリストアップされて
います。
ドラッグアンドドロップを使って、このリストの各タイトルを目的のボタンと結び付け、リ
ンクのターゲットとして指定できます。
特定のボタンにマークが入らないまま、編集ウィンドウにタイトルが新たにまたは再度ド
ラッグされると、Nero Vision は自動的に標準ボタンを作成し、ビデオにリンクさせま
す。
変更を行う際は、テンプレートのすべてのメニュー項目のリンクが残るように注意してく
ださい!
編集ウィンドウにタイトルが新たにまたは再度ドラッグされると、Nero Vision は自動的
に標準ボタンを作成し、ビデオにリンクさせます。
Nero Vision
92
メニュー
8.2.3 開始位置を選択ウィンドウ
[開始位置を選択]ウィンドウでは、リンクされたビデオの背景または[サムネイルボタ
ン]のサムネイル表示にどのチャプタを表示するか指定することができます。
図 26
開始位置を選択
画面
ナビゲーションバーのスライダは、ビデオの開始位置を表示します。ビデオの再生時間は自
動的にメニューの長さに適合されます。ナビゲーションバーのスライダを動かすことで開始
位置を指定できます。
次のボタンが使用できます。
プレビューダイアログボックスでビデオを再生します。
プレビューを停止します。
Nero Vision
93
メニュー
8.2.4 バックグラウンドオーディオを編集ウィンドウ
[バックグラウンドオーディオを編集]ウィンドウでは、選択したオーディオファイルのど
のチャプタがメニューの BGM として再生されるか指定することができます。
図. 27 バックグラウンドオーディオを編集画面
ナビゲーションバーのスライダは、オーディオファイルの開始位置を表示します。BGM の
再生時間は自動的にメニューの長さに適合されます。ナビゲーションバーのスライダを動か
すことで開始位置を指定できます。
次のボタンが使用できます。
オーディオファイルを再生します。
再生を停止します。
メニューで再生中にオーディオをフェードインまたはフェー
ドアウトします(それぞれ 1 秒間)。
再生時の音量を設定します。
Nero Vision
94
メニュー
8.2.5 ポスターフレーム選択ウィンドウ
[ポスターフレーム選択]ウィンドウでは、リンクされたビデオの画像または[サムネイル
ボタン]のサムネイル表示に、リンクされたビデオのどの画像を使用するか指定できます。
図. 28 ポスターフレーム選択画面
ナビゲーションバーのスライダは、ビデオの画像の位置を表示します。スライダを動かして、
使用する画像を指定できます。
次のボタンが使用できます。
プレビューダイアログボックスでビデオを再生します。
プレビューを停止します。
8.2.6 影の設定ウィンドウ
[影の設定]ウィンドウの上部で影の詳細設定を調整できます。[プレビュー]チェックボ
ックスをオンにすると、ウィンドウの下部にプレビューが表示されます。設定の変更による
影響をすぐにプレビューできます。
次のオプションが使用できます:
光源
選択メニュー
オブジェクトに対する仮想光源の角度を指定します。
Nero Vision
95
メニュー
不透明度
コントローラ
距離
コントローラ
色
選択メニュー
影の透明度をパーセントで指定します。
オブジェクトと影の間の距離をピクセル単位で定義します。
影に使用する色を選択します。
8.2.7 トランジションウィンドウ
メニューの選択ウィンドウ[トランジション選択]ではまず上のメニュー選択から、使用で
きるトランジションのカテゴリを選択することができます。使用できるカテゴリは、[フェ
ードイン/アウト]、[3D]、[ワイプ]および[その他]です。
その下の選択画面には選択したカテゴリのすべてのトランジションが表示されます。
[OK]ボタンからマークしたトランジションをテンプレートに取り入れることができます。
[プロパティ]ウィンドウでは選択したトランジションに応じて詳細設定を指定することが
できます。トランジションの時間も選択することができます。初期設定では、トランジショ
ンの長さは 1 秒間に設定されています。
8.2.8 テンプレートとして保存ウィンドウ
[テンプレートとして保存]ウィンドウでは、次の選択メニューを使用できます。
イントロビデオの名前を表示します。またメニューテンプレ
イントロビデオ
ートにビデオが追加されなかった場合は[ビデオのイントロ
なし]が表示されます。
メニューテンプレートのどのメニューが、タイトルメニュー
メインメニュー
として保存されるか指定します。テンプレートで使用可能な
すべてのメニューは、選択メニューで使用できます。
メニューテンプレートのどのメニューが、チャプタメニュー
チャプタメニュー
として保存されるか指定します。テンプレートで使用可能な
すべてのメニューは、選択メニューで使用できます。
テンプレート名
新しく保存するテンプレートの名前を指定します。
Nero Vision
96
メニュー
テンプレートの保存場所を指定します。
Nero Vision では作成したメニューテンプレートを自動的に
サブカテゴリに追加
[マイメニューテンプレート]フォルダに保存します。テン
プレートをテーマグループに整理したい場合は、既存のグル
ープを選択するか、[新しいサブカテゴリを作成]を選択し
て新しいサブカテゴリを作ります。
新しいカテゴリの名前を指定します。
新しいグループ名
[サブカテゴリに追加]選択メニューの[新しいサブカテゴ
リを作成]を選択した場合のみ使用することができます。
[テンプレートとしてメディアファイルを保存]チェックボックスを選択した場合は、
Nero Vision はテンプレートで使用したメディアファイルを新しいテンプレートとして保存
します
8.3
メニューを作成
Nero Vision Essentials および Nero Vision Essentials SE では、Smart3D および Animated
2D のテンプレートの数が制限されています。
Nero Vision Essentials SE では、[拡張編集]機能は使用できません。
必要要件:
ƒ
[メニュー作成]画面が表示されている。
プロジェクトのメニューを作成するには、次の手順を実行します。
1. [テンプレート]タブの[使用するメニュー]選択メニューで、ディスクに「タイトルとチ
ャプタメニュー」を入れる、「タイトルメニューのみ」を入れる、または「メニューを作成
しない」のいずれかを選択します。
ディスクが複数のチャプタを持つビデオタイトルで構成されている場合(つまり、メニュ
ーにタイトルメニューと(複数の)チャプタメニューがある場合)は、編集する各メニュ
ーに対して、次の手順を繰り返します。
2. [カテゴリ]選択メニューで、メニューテンプレートグループを選択します。
Æ 選択したカテゴリのメニューテンプレートが表示されます。
3. 必要なメニューテンプレートを選択します。
Æ プレビューと編集ウィンドウでは、選択したタイトルまたはチャプタメニューのメニュ
ー項目は、選択したテンプレートに応じて表示されます。
Nero Vision
97
メニュー
4. [カスタマイズ]タブをクリックします。
Æ [カスタマイズ]タブが表示されます。ここでは選択したメニューテンプレートを編集
することができます(「カスタマイズタブ」を参照)。
5. [拡張編集]に移動して変更するには、次の手順を実行します。
[拡張編集]への変更は、メニュー編集について豊富な知識をお持ちの場合のみ行ってく
ださい。
1. [拡張編集]のチェックボックスを選択します。
Æ [拡張編集]への変更について注意を喚起するウィンドウが開きます。
2. [はい] ボタンをクリックします。
Æ 追加機能が表示されます。
6. [メニュー表示]で編集するメニューを強調表示します。
7. 変更するには、次の手順を実行します。
1. 編集するスタイル項目をプレビューと編集ウィンドウで強調表示してください。
Æ [カスタマイズ]タブでは、さらにポップアップメニューが現れたり、消えたりす
ることもあります。
ポップアップメニューのタイトルバーをクリックすると、すべてのダイアログボックスが
表示されます。
2. ポップアップメニューで必要な設定を行ってください(「カスタマイズタブ」を参照)。
Æ すべての変更はプレビューと編集ウィンドウに表示されます。
8. 調整したメニューをメニューテンプレートとして保存するには、次の手順を実行します。
1. [テンプレートとして保存…] ボタンをクリックします。
Æ [テンプレートとして保存]ウィンドウが開きます。
Nero Vision
98
メニュー
図. 29: テンプレートとして保存ウィンドウ
2. [テンプレート名] 入力フィールドに名前を入力します。
3. [サブカテゴリに追加]選択メニューの[新しいサブカテゴリを作成]を選択します。
4. [新しいグループ名]入力フィールドに、新しいテンプレートグループの名前を入力し
て、[OK]ボタンをクリックします。
Æ 調整したメニューがメニューテンプレートとして保存されます。
Î メニューの編集は以上です。プロジェクト全体をプレビューダイアログボックスに
表示することができます。
Nero Vision
99
プレビュー
9
プレビュー
9.1
プレビュー画面
[プレビュー]画面では、実際にディスクを書き込む前に、ディスクを再生してテストする
ことができます。カーソルやリモコンを使用して、互換性のあるプレーヤーでディスクを再
生したときに、ディスクがどのように動作するかをテストできます。メニューでは、すべて
のボタンが普通に使用できるため、終了した作業の内容を閲覧できます。
図. 30 プレビュー画面
仮想リモコンでは次のボタンが使用できます。
マークをメニュー上で上に移動します。
マークをメニュー上で右に移動します。
マークをメニュー上で下に移動します。
マークをメニュー上で左に移動します。
マークを確認し、マークした要素を開始します。
Nero Vision
100
プレビュー
タイトルメニューを表示します。
最後に使用したメニューを表示します。
現在のメディアタイトルを表示します。
再生を停止します。
前のチャプタに戻ります。
次のチャプタに切り替えます。
メニューがアニメーションの要素を含む場合は、[メニューアニメーションプレビュー]ボ
タンも表示されます。このボタンをクリックすると背景のアニメーションが再生されます。
それ以外の場合は、背景のビデオが静止画として表示されます。
9.2
プレビューの表示
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[プレビュー] 画面が表示されていること。
プロジェクトのプレビューを表示するには、次の手順を実行します。
1. 仮想リモコンで行いたい操作のボタンをクリックします。
Æ メニューにアニメーションの要素が含まれている場合は、[メニューアニメーションプレ
ビュー] ボタンが表示されます。
1. [メニューアニメーションプレビュー] ボタンをクリックします。
Æ [メニューアニメーションプレビュー] ウィンドウが開きます。 メニューアニメーシ
ョンが計算されている間、[メニューアニメーションの生成中…] プログレスバーに現
在の状況が表示されます。
2. [閉じる] ボタンをクリックします。
2. 満足できるプレビューになったら、[次へ] ボタンをクリックします。
Æ [書き込みオプション]画面が表示されます(「ディスクの書き込み」を参照)。
Î これでプレビューの表示は完了し、プロジェクトを書き込むことができます。
Nero Vision
101
ディスクの書き込み
10
ディスクの書き込み
10.1 書き込みオプション画面
DVD や CD の書き込みができるレコーダーを持っていない場合でも、イメージレコーダー
を使用してディスクイメージをハードディスクドライブに書き込み、後で使用できるよう
に保存することができます。適切なレコーダーがシステムに接続してあれば、いつでも
Nero Vision、Nero Burning ROM、または Nero Express を使用して、ディスクイメージを
実際のディスクに書き込むことができます。
[書き込みオプション]画面で、プロジェクトをディスクイメージとして、またはハードデ
ィスクのフォルダに書き込むことができます。
編集したプロジェクトとシステムに接続されたレコーダーのタイプに応じて、画面右側にあ
る[書き込みの設定]選択リストでさまざまな設定ができます。
左側の[プロジェクト概要]エリアに、プロジェクトの設定と内容についての情報が表示さ
れます。
図. 31 書き込みオプション画面
プロジェクトについて作業を始めると、プロジェクトファイル(*.nvc)がプロジェクトデ
ータ、つまりファイルのパスとレイアウトの情報を保存します。これによって作業をいつ
でも中断し、後でそのプロジェクトをさらに継続したり、書き込んだりできます。プロジ
ェクトファイルの内容は Nero Vision を使ってのみ開くことができます。保存された編集
ファイルの大きさはディスクイメージと比べてはるかに小さくなります。
Nero Vision
102
ディスクの書き込み
ディスクイメージ(イメージファイル)はプロジェクトデータの精密なイメージであり、
ディスクに書き込まれるものです。完成したイメージは、後で何度でも書き込むことがで
きますが、ハードディスクドライブには、書き込み用の編集ファイルと完全に同じ空き容
量が必要になります。
プロジェクトはディスクやディスクイメージとして書き込む他に、十分な記憶容量があれ
ばハードディスクフォルダに書き込みもできます。ハードディスクフォルダのデータは
Nero ShowTime を使って開き、実際のディスクのように再生することができます。
[書き込みの設定]選択リストでは次の項目が選択できます。
レコーダーを指定します。システムで使えるすべてのレコ
書き込み先...
ーダーが表示されます。
プロジェクトをディスクイメージとして書き込むには、[
イメージレコーダー]を選択します。
ハードディスクフォルダ
に書き込み
ボリューム名
録音設定
[プロジェクトの保存先]ウィンドウが開きます。
プロジェクトをハードディスクに書き込む場合は、パスと
フォルダを指定します。
ダイアログボックスが表示されます。ディスクの名前を指
定します。
ダイアログボックスが表示されます。ここで録音設定を変
更することができます。
[録音設定]のダイアログボックスでは、次のオプションを使用できます。
速度
選択メニュー
チェックボックス
最大速度を決定する
レコーダーに書き込む場合にだけ使用できます。
書き込み前に、使用するレコーダーが、選択された書
き込み速度でセッションの書き込みを実行できるかど
うかを、ソフトウェアが検査します。
このチェックボックスを選択すると、Nero Vision は
チェックボックス
書き込み
速度テストのあと、すぐに書き込みを行います。
イメージファイルへの書き込みの場合は、このチェッ
クボックスは自動的に選択されます。
ブックタイプを設定します。初期設定では、[自動]
ブックタイプ設定
選択メニュー
が選択されています。
選択メニューは対応するドライブを使用している場合
にのみ表示されます。
Nero Vision
103
ディスクの書き込み
このチェックボックスを選択すると、Nero Vision は
最初にハードディスクにディスク構造を一時的に保存
Burn-at-once を使用
せずに、直接ディスクにファイルを書き込みます。
チェックボックス
レコーダーが Burn-at-once に対応していない場合は、
このチェックボックスは自動的に選択されます。
DVD のブックタイプは、DVD プレーヤーが挿入したディスクを識別するのに役に立ちま
す。また、DVD の互換性のレベルを決定します。 特定の DVD ドライブを使用すると、
DVD の書き込み時に Nero でブックタイプの設定を変更できます。
選択メニューは対応するレコーダーにだけ表示されます。
[ブックタイプ設定]選択メニューでは、次の項目を使用できます。
このディスクに最も互換性のあるブックタイプを自動
自動
的に定義します。
DVD-ROM
ブックタイプを DVD-ROM に設定します。
その DVD ディスクに指定されているブックタイプを
物理ディスクタイプ
そのまま使用します。
現在のドライブ設定
ドライブのブックタイプ設定を適用します。
10.2 ディスクの書き込み
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[書き込みオプション] 画面が表示されます。
プロジェクトをディスクに書き込むには、次の手順を実行します。
1. 適切なドライブに、書き込みのできるディスクを挿入します。
2. [書き込み先] オプションから適切なドライブを選択します。
Æ ウィンドウの右下隅に[書き込み]ボタンが表示されます。
3. [ボリューム名] オプションを選択します。
Æ グループボックスが表示されます。
4. 入力フィールドに、ディスクの名前を入力します。
ボリューム名として許可されていない文字は、自動的に、アンダーバー(_)に変換され
ます。
5. [書き込み設定] オプションを選択します。
Nero Vision
104
ディスクの書き込み
Æ [書き込み設定] グループボックスが表示されます。
6. [速度]選択メニューで、ドライブの書き込み速度を選択します。
7. 速度テストを実行する場合は、[転送速度のテスト] ボックスをオンにします。
Æ 書き込み前に、使用するレコーダーが選択された書き込み速度でセッションの書き込み
が可能であるかを、ソフトウェアで検証します。また、書き込むために選択したすべて
のファイルが有効であるかもプログラムで検証します。
8. テストが成功したあと、実際に書き込みプロセスを継続する場合は、[書き込み]チェック
ボックスを選択します。
9. Nero Vision がそのレコーダーで[ブックタイプ設定]を変更でき、ブックタイプの変更を
する場合は、[ブックタイプ]選択メニューで必要な項目を選択します。
10. ディスク構造を一時的にハードディスクドライブに保存しないで、プロジェクトを直接ディ
スクに書き込む場合は、[Burn-at-once を使用] ボックスをオンにします。
11. [書き込み]ボタンをクリックします。
Æ [書き込み]画面が表示されます。
プロジェクトファイルが該当する形式に変換され、そのあとディスクに書き込まれます。
優先度は、どの程度の処理能力を書き込みプロセスに割り当てるかを決定します。通常は
この設定を変更しないでください。
12. 書き込みプロセスの優先度を変更する場合は、[優先度]選択メニューから適切な項目を選
択します。
13. ディスクの書き込みが完了したら、自動的に PC をシャットダウンする場合は、[終了した
らコンピュータの電源を切る] ボックスをオンにします。
Æ 書き込みプロセスが終了するとウィンドウが開きます。
14. 書き込みプロセスのログファイルを保存しない場合は、[いいえ] ボタンをクリックします。
ログファイルを保存する場合は、次の手順を実行します。
1. [はい]ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます。
2. [場所]選択メニューでフォルダを選択します。
3. [ファイル名:]入力フィールドに必要なファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリ
ックします。
Î これでディスクの書き込みが終了し、プロジェクトの再度の書き込みや保存、ある
いは新しいプロジェクトの起動や、カバーやレーベルの作成などができます。
Nero Vision
105
ディスクの書き込み
10.3 イメージファイルの書き込み
DVD や CD を書き込めるドライブがない場合でも、イメージレコーダーを利用してディス
クイメージを書き込み、後で使用するためにハードディスクに保存することができます。
適切なレコーダーをシステムに接続したあと、Nero Vision、Nero Burning ROM あるいは
Nero Express を使用して、いつでもディスクイメージを実際のディスクに書き込むことが
できます。
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[書き込みオプション]画面が表示されている。
プロジェクトをディスクイメージとして書き込むには、次の手順を実行します。
1. [書き込み先]>[イメージレコーダー]を選択します。
Æ ウィンドウの右下隅に[書き込み]ボタンが表示されます。
2. [ボリューム名]を選択します。
Æ グループボックスが表示されます。
3. 入力フィールドに、ディスクの名前を入力します。
ボリューム名として許可されていない文字は自動的にアンダースコア「_」に変換されま
す。
4. [書き込み設定]を選択します。
Æ [書き込み設定]ダイアログボックスが開きます
5. ディスク構造をハードディスクに一時的に保存しないでプロジェクトをディスクに直接書き
込む場合は、[Burn-at-once を使う]チェックボックスを選択します。
6. [書き込み]ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます。
7. [場所]選択メニューでイメージファイルのフォルダを選択します。
8. [ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリックします。
Æ [書き込み]画面が表示されます。
プロジェクトファイルが該当する形式に変換され、ディスクイメージとして書き込まれ
ます。
優先度は、どの程度の処理能力を書き込みプロセスに割り当てるかを決定します。通常は
この設定を変更しないでください。
Nero Vision
106
ディスクの書き込み
9. 書き込みプロセスの優先度を変更する場合は、[優先度]選択メニューで該当する項目を選
択します。
10. 書き込みが成功したあと PC を自動的にシャットダウンする場合は、[終了後コンピュータ
をシャットダウンする]チェックボックスを選択します。
Æ 書き込みプロセスが終了するとウィンドウが開きます。
11. 書き込みプロセスのログファイルを保存しない場合は、[いいえ]ボタンをクリックします。
ログファイルを保存する場合は、次の手順を実行します。
1. [はい]ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます。
2. [場所]選択メニューでフォルダを選択します。
3. [ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリックしま
す。
Î これでディスクイメージの書き込みが終了し、プロジェクトの再度の書き込みや保
存、あるいは新しいプロジェクトの起動や、カバーやレーベルの作成などができま
す。
10.4 ハードディスクフォルダの書き込み
次の要件を必ず満たしてください。
ƒ
[書き込みオプション]画面が表示されている。
プロジェクトをハードディスク上のフォルダとして書き込むには、次の手順を実行します。
1. [ハードディスクフォルダに書き込み] オプションを選択します。
Æ [プロジェクトの場所を選択]ウィンドウが開きます。
2. ディレクトリツリーでファイルを保存するフォルダをクリックし、[OK]ボタンをクリッ
クします。
Æ ウィンドウの右下隅に[書き込み]ボタンが表示されます。
3. [ボリューム名]を選択します。
Æ グループボックスが表示されます。
4. 入力フィールドに、ディスクの名前を入力します。
ボリューム名として許可されていない文字は自動的にアンダースコア「_」に変換されま
す。
Nero Vision
107
ディスクの書き込み
5. [書き込み]ボタンをクリックします。
Æ [書き込み]画面が表示されます。
プロジェクトファイルが対応する形式に変換され、そのあとフォルダとしてハードディ
スクに書き込まれます。
優先度は、どの程度の処理能力をプロセスに割り当てるかを決定します。通常は、この設
定を変更しないでください。
6. 書き込みプロセスの優先度を変更する場合は、[優先度]選択メニューで該当する項目を選
択します。
7. ハードディスクへの書き込みが成功したあと PC を自動的にシャットダウンするには、[終
了後コンピュータをシャットダウンする]チェックボックスを選択します。
Æ 書き込みプロセスが終了するとウィンドウが開きます。
8. 書き込みプロセスのログファイルを保存しない場合は、[いいえ]ボタンをクリックします。
ログファイルを保存するには、次の手順を実行します。
1. [はい]ボタンをクリックします。
Æ ウィンドウが開きます。
2. [場所]選択メニューでフォルダを選択します。
3. [ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリックしま
す。
Î これでハードディスクフォルダの書き込みが終了し、プロジェクトの再度の書き込
みや保存、あるいは新しいプロジェクトの起動や、カバーやレーベルの作成などが
できます。
Nero Vision
108
ディスクツール
11
ディスクツール
11.1 書き換え可能なディスクの消去
RW ディスクを消去するには、次の手順を実行します。
1. [開始]画面で[ディスクツール]>[ディスク消去]を選択します。
[ディスクツール]のオプション([ディスク消去]、[ディスク情報]、[ディスクの
ファイナライズ])はいつでもメインウィンドウの拡張エリアから開始できます。
Æ [書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウが開きます。
2. 上の選択メニューで、ディスクを挿入してあるドライブを選択します。
3. ディスクを素早く消去する場合は、下の選択メニューから [書き換え可能なディスクの高速
消去] を選択します。 ディスクの全データを物理的に消去する場合は、下の選択メニューか
ら [書き換え可能なディスクの完全消去] を選択します。
高速消去のプロシージャでは、ディスクのデータは物理的には消去されません。 単にデー
タをアクセスできないものにするだけです。 このデータは回復することができる点に注意
してください。
4. ディスクを素早く消去する場合は、下の選択メニューから [書き換え可能なディスクの高速
消去] を選択します。 ディスクの全データを物理的に消去する場合は、下の選択メニューか
ら [書き換え可能なディスクの完全消去] を選択します。
RW ディスクの消去には、非常に長い時間がかかる場合があります。
5. [消去] ボタンをクリックします。
Æ 消去プロセスを開始します。
Î 以上が、RW ディスクの消去です。
Nero Vision
109
ディスクツール
11.2 ディスク情報の表示
挿入されているディスクの情報を表示するには、次の手順を実行します。
1. [開始]画面で[ディスクツール]>[ディスク情報]を選択します。
[ディスクツール]のオプション([ディスク消去]、[ディスク情報]、[ディスクの
ファイナライズ])はいつでもメインウィンドウの拡張エリアから開始できます。
Æ [ディスク情報]ウィンドウが開きます。
2. 選択メニューで、ディスクを挿入してあるドライブを選択します。
Î 挿入されたディスクの情報が表示されます。
11.3 ディスクのファイナライズ
Nero Vision Essentials SE では、DVD-VR/-VFR(ビデオモード)/+VR のファイナライズ
はできません。
ビデオの入った DVD-VR/-VFR(ビデオモード)/+VR/+R または DVD+RW ディスクのファ
イナライズを行うには、次の手順を実行します。
1. [開始]画面で[ディスクツール]>[ディスクのファイナライズ]を選択します。
[ディスクツール]のオプション([ディスク消去]、[ディスク情報]、[ディスクの
ファイナライズ])はいつでもメインウィンドウの拡張エリアから開始できます。
Æ [ディスクのファイナライズ]ウィンドウが開きます。
2. ファイナライズするディスクを挿入し、[ドライブを選択:]メニューでディスクの入って
いるドライブを選択します。
3. [更新]ボタンをクリックして、挿入したディスクの情報を表示します。
4. [ディスクに作成するメニュー]選択メニューで、ディスクに新しいメニューを作成するか、
既存のメニューを使うか、あるいはメニューを作成しないかを選択します。
5. [開始]ボタンをクリックします。
Î DVD のファイナライズは、以上です。
Nero Vision
110
プロジェクトの管理
12
プロジェクトの管理
12.1 プロジェクトの保存
プロジェクトの作業を開始してから、作業をいったん中断して、後日にそのプロジェクトの
作業を再開したり、書き込んだりしたい場合があります。
プロジェクトファイル(*.nvc)ではプロジェクトデータ、つまりファイルのパスとレイア
ウトの情報を保存します。プロジェクトファイルの内容は Nero Vision を使ってのみ開くこ
とができます。保存された編集ファイルの大きさはディスクイメージと比べてはるかに小さ
くなります。
ディスクイメージ(イメージファイル)はプロジェクトデータの精密なイメージであり、
ディスクに書き込まれるものです。完成したイメージは、後で何度でも書き込むことがで
きますが、ハードディスクドライブには、書き込み用の編集ファイルと完全に同じ空き容
量が必要になります。
ディスクへの書き込みの他に、プロジェクトはハードディスクフォルダに記録することも
できます(十分な空き容量がある場合)。Nero ShowTime を使用すれば、ハードディス
クフォルダのファイルを開いて実際のディスクのように再生することができます。
プロジェクトを保存するには、次の手順を実行します。
1. [保存] ボタンをクリックします。
Æ [別名で保存]ウィンドウを開きます。
2. [ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力し、[保存]ボタンをクリックします。
Î これでプロジェクトが保存されます。このプロジェクトは、後日開いて作業を続け
たり、書き込むことができます。
12.2 プロジェクトを開く
保存したプロジェクトを開くには、次の手順を実行します。
1. [開始] 画面で [保存したプロジェクトまたはディスクイメージを開く] オプションを選択しま
す。
Æ [ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
2. [ファイルの種類] 選択メニューで、Nero Vision プロジェクト(*.nvc)オプションを選択し
ます。
Nero Vision
111
プロジェクトの管理
3. 必要なビデオプロジェクトのプロジェクトファイルを強調表示にし、[開く]ボタンをクリ
ックします。
Æ [コンテンツ]画面でプロジェクトが開きます。
Î これで既存のプロジェクトが開きます。プロジェクトの編集を継続したり、書き込
むことができます。
12.3 ディスクイメージを開く
ディスクイメージを開くには、次の手順を実行します。
1. [開始] 画面で [保存したプロジェクトまたはディスクイメージを開く] オプションを選択しま
す。
Æ [ファイルを開く]ウィンドウが表示されます。
2. [ファイルの種類] 選択メニューで、Nero イメージファイル(*.nvg)オプションを選択しま
す。
3. 目的のイメージファイルを強調表示して、[開く]ボタンをクリックします。
Æ [書き込みオプション]画面でイメージが開きます。
Î ディスクイメージが開き、書き込みができるようになります。
12.4 カバーとレーベルの作成
Nero Vision から Nero Cover Designer を使って、ディスクプロジェクト用のカバーとレー
ベルを作ることができます。
Nero CoverDesigner は Nero 8 のプログラムパッケージの アプリケーションで、Nero 8
をインストールすると自動的にインストールされます。Nero Cover Designer では、書き
込んだ DVD や CD のカバー、レーベル、ブックレットを作成し、印刷することができま
す。 Nero CoverDesigner のユーザーマニュアルには、プロ級のカバーやレーベルを作成
する方法が詳しく説明されています。
これを実行する手順は、次のとおりです。
1. [拡張] ボタンをクリックします。
Æ 拡張機能ダイアログボックスが開きます。
2. [カバーとレーベルの作成] ボタンをクリックします。
Î Nero CoverDesigner が開きます。
Nero Vision
112
設定
13
設定
13.1 設定を開く
設定を開くには、次の手順を実行します。
1. [拡張] ボタンをクリックします。
Æ 拡張機能ダイアログボックスが開きます。
2. [設定]ボタンをクリックします。
Æ [アプリケーション設定] ウィンドウが開きます。
Î 設定が呼び出され、必要に応じた設定ができるようになります。
13.2 アプリケーション設定ウィンドウ
[アプリケーション設定]ウィンドウには、[一般]タブ、[フォルダ]タブ、[メッセー
ジ]タブがあります。ここでは、Nero Vision を好みに合うよう調整することができます。
図. 32 アプリケーション設定ウィンドウ
Nero Vision
113
設定
13.2.1 一般タブ
[一般]タブは[保存されたメディアファイルの形式]と[オプション]のダイアログボッ
クスに分かれます。
[保存されたメディアファイルの形式]ダイアログボックスには[画像]選択メニューがあ
ります。ここで外部装置やビデオのスナップショットから Nero Vision でメディアファイル
を 保存するときの画像形式を決定できます。初期設定では[Portable Network Graphics]
が選択されています。
[オプション]ウィンドウでは、次のオプションが使用できます。
詳細: マウスポインタをポップアップメニューの上に
移動すると、機能と詳しい説明をクイック情報として
表示します。初期設定ではこのオプションが選択され
[ヒント(ツールティップ)
ています。
要約: マウスポインタをポップアップメニューの上に
の表示]選択メニュー
移動すると、その機能を表示します。
なし: マウスポインタをポップアップメニューの上に
移動しても、何も表示しません。
[コンテンツ]ダイアログボックスに黒いサムネイル
を表示しません。その代わりに、最初の黒以外のサム
[アセットに黒いサムネイルを
ネイルを検索して表示します。
表示しない] チェックボックス この機能は、アプリケーションの速度を低下させる可
能性があります。初期設定ではこのチェックボックス
がオンになっています。
イメージレコーダで対応するすべての形式をアクティ
ブにします。
[イメージレコーダで対応する
すべての形式を有効にする] チ
ェックボックス
ディスク形式の中には、専用のドライブが必要なもの
があります。この設定でイメージレコーダーは、設置
されているドライブが対応している形式だけでなく、
すべてのディスク形式を作成できるようになります。
初期設定ではこのチェックボックスがオンになってい
ます。
Nero Vision
114
設定
13.2.2 フォルダタブ
[選択リスト]ダイアログボックスに次の入力フィールドがあります。
一時ファイルが保存されるフォルダを定義します。
一時ファイル
フォルダは、多量の空き容量のあるドライブに置く必要がありま
す。初期設定では、ログインしているユーザーの Temp フォルダ
を使用します。
インポートされた画像ファイルとビデオスナップショットが保存
保存した画像ファ
イル
されるフォルダを定義します。
初期設定では、ログインしているユーザーの My Pictures フォル
ダを使用します。
インポートしたビデオファイルが保存されるフォルダを定義しま
インポートしたビ
デオファイル
す。
初期設定では、ログインしているユーザーの My Documents にあ
る NeroVision サブフォルダを使用します。
[…]ボタン はそれぞれのファイル用のフォルダが選べるウィンドウを開きます。
13.2.3 メッセージタブ
結果によって Nero Vision は情報メッセージを表示するか続行の前に操作を行うかを確認す
ることができます。
選択リストでどの通知を表示させるか、またどの動作を通知なしにまたは情報を付けて自動
的に実行するかを指定できます。
項目をマウスで右クリックするとコンテキストメニューが開き、次の項目を表示します。
続行
動作を通知なしに続行します。
通知
動作を実行するかどうかを問い合わせます。
選択リストでは、次のボタンを使用できます。
情報メッセージを無効にする
初期値に設定
すべての情報テキストを続行に設定します。
選択オプションのメッセージは表示を継続します。
すべてのメッセージの設定を初期設定に戻します。
Nero Vision
115
ビデオオプション
14
ビデオオプション
14.1 ビデオオプションの表示
ビデオオプションを表示するには、次の手順を実行します。
1. [拡張] ボタンをクリックします。
Æ 拡張機能ダイアログボックスが開きます。
2. [開始] 画面が表示された場合は、[初期設定ビデオオプション] ボタンをクリックします。 別
の画面が表示された場合は、[ビデオオプション] ボタンをクリックします。
Æ [(初期設定)ビデオオプション]ウィンドウが開きます。
Î ビデオオプションが呼び出され、必要に応じた設定ができるようになります。
14.2 (初期設定)ビデオオプションウィンドウ
[(初期設定)ビデオオプション]ウィンドウで今後のプロジェクトに適用するエンコード
方法の設定を変更することができます。
ビデオオプションはいつでも拡張機能ダイアログボックスに呼び出すことができます。こ
のウィンドウは、[ユーザー定義キャプチャ]を選択し、ビデオ録画時のビデオ設定をカ
スタマイズする場合にも表示されます。
Nero Digital™ 形式では、[Nero Digital™ Encoder Configuration
Nero Digital™ エンコ
ーダの設定]ウィンドウが開きます。
ディスク形式をまだ選択していない場合は、対応するすべての形式のタブが表示されます。
ディスク形式を選択すると、[一般]タブとそれぞれの形式が表示されます。
14.2.1 一般タブ
[一般]タブは、[ビデオモード]と[Nero スマートエンコーディング]のダイアログボ
ックスに分かれています。
[ビデオモード]ダイアログボックスでは、カラー伝送システムを指定します。これにより
ビデオが既存の再生装置で表示されることが保証されます。
Nero Vision
116
ビデオオプション
選択メニューには次の項目があります。
PAL(Phase Alternating Line)ビデオモードを選択します。このモードは
PAL
ヨーロッパ、オーストラリア、南アメリカ、およびアフリカとアジアの多
くの国で採用されています。
NTSC(National Television System Committee)ビデオモードを選択しま
NTSC
す。 このモードはアメリカの広域、および東アジアの数カ国で採用されて
います。
選択した国に該当するビデオモードを自動的に設定します。
[国]
ご自分の国で使用されているビデオモードが不明な場合は、国のリストか
らご自分の国を選択します。
[Nero スマートエンコーディング]ダイアログボックスの選択メニューには、次の項目が
あります。
スマートエンコーディングを無効にします。ターゲット形式にすで
無効にする
に互換性のあるビデオとオーディオの素材も、再エンコードされま
す。
ビデオとオーディオの素材を再エンコードするかどうかを自動的に
決定します。Nero Vision は特にこのプロジェクト用にどのくらい空
自動
き容量があるかを調べ、それから互換性のあるどのセグメントを再
エンコードするかを決定します。初期設定ではこの項目が選択され
ています。
スマートエンコーディングを有効にします。ターゲット形式にすで
有効にする
に互換性のあるビデオとオーディオの素材は、再エンコードされま
せん。これにより大きなビデオプロジェクトでは時間を大幅に節約
でき、より速く目的を達成できます。
[Nero スマートエンコーディング]は、AVCHD 互換ソース形式を AVCHD ターゲット形
式にエンコードする場合にのみ AVC コーデックを使用するビデオファイルで使用できま
す。
14.2.2 <ディスク形式>タブ
それぞれのディスク形式のタブでは、プロファイルのアスペクト比に関するビデオオプショ
ンを調整できます。
[ビデオ形式]表示パネルには適用するビデオ形式を表示します。選択肢は灰色で表示され
ています。それぞれのタブは[トランスコード品質]、[アスペクト比]、[オーディオ]
ダイアログボックスに分かれます。
Nero Vision
117
ビデオオプション
[トランスコード品質]ダイアログボックスには次の選択メニューがあります。
自動(ディスクにあわせる):使用可能な記憶容量での、
最高のエンコーディング品質を使用します。 ビットレート
や解像度の設定は使用できません。 初期設定ではこの項目
が選択されています。
高音質、標準再生、標準再生プラス、長時間再生、延長再
画質設定
生、超長時間再生:それぞれ、あらかじめ設定された品質
プロファイルを使用します。 ビットレートや解像度も定義
されています。
カスタム:ユーザー定義の設定を有効にします。 ビットレ
ートや解像度の、手動による設定は、この項目でのみ使用
できます。
この設定は、熟練したユーザーのみが変更してください。
プログレッシブ:プログレッシブまたはフルスクリーンの
プロシージャを使用します。 このプロシージャでは、画像
の構築に実際の完全な画像が使用されます。
インターレース(トップフィールドが先):インターレー
スされたプロシージャを使用します。このプロシージャで
は、画像は 2 分割されたフィールドになり、上部のフィー
サンプルフォーマット
ルドが先に送信されます。
インターレース(ボトムフィールドが先):インターレー
スされたプロシージャを使用します。このプロシージャで
は、画像は 2 分割されたフィールドになり、下部のフィー
ルドが先に送信されます。
自動:そのファイルの、元のサンプル形式でファイルをエ
ンコードします。 初期設定ではこの項目が選択されていま
す。
ビットレートを定義します。 ビットレートはビデオの品質
ビットレート
に影響します。 入力フィールドは、[画質設定] 選択メニュ
ーで [カスタム] を選択した場合のみアクティブになりま
す。
そのディスクタイプに対して使用可能な解像度のリストか
解像度
ら、解像度を選択します。 選択メニューは、[画質設定] 選
択メニューで [カスタム] を選択した場合のみアクティブに
なります。
Nero Vision
118
ビデオオプション
高速エンコード(1 パス):ビデオを高速でエンコードし
ます。 エンコードは速くなりますが、品質は悪くなりま
す。
高画質(2 パス VBR):可変のデータ レートでビデオを
エンコードします。 エンコードに時間がかかりますが、品
エンコードモード
質は良くなります。 VBR とは可変ビット レートのこと
で、ビデオ内にあるピリオドが、それぞれ個別に、適切な
別々のデータレートを使用してエンコードされるというこ
とです。 動きの多いシーンは高いビットレートでエンコー
ドされ、動きの少ないシーンは低いビットレートでエンコ
ードされます。
[アスペクト比]ダイアログボックスには次のオプションフィールドがあります。
4:3
アスペクト比を 4 対 3 に定義します。
16:9
アスペクト比を 16 対 9 に定義します。
出力する素材に基づいて、各タイトルに対してアスペクト比を自
自動
動的に定義します。
初期設定ではこのラジオボタンが選択されています。
[オーディオ]ダイアログボックスではオーディオ形式を指定します。[オーディオ形式]
選択メニューには次の項目があります。
自動
最適なオーディオ形式を自動的に認識します。
オーディオデータを 6 チャンネルサラウンドで Dolby
Dolby Digital (AC-3) 5.1
Digital オーディオ形式にエンコードします(5.1 は全周
波数帯域の 5 チャンネルと 1 つのバスチャンネルを意味
します)。
Dolby Digital (AC-3) 2.0
ステレオ
LPCM
オーディオデータをステレオで Dolby Digital オーディオ
形式にエンコードします。
オーディオを MPEG-1(Layer 2)でエンコードします。こ
の項目は PAL ビデオモードでのみ使用できます。
オーディオデータを LPCM でエンコードします。この項
目は NTSC ビデオモードでのみ使用できます。
Nero Vision
119
ビデオオプション
14.3 Nero Digital™ エンコーダの設定
[Nero Digital™ エンコーダ設定]ウィンドウで、今後の Nero Digital™ プロジェクトに適
用するエンコードの設定を行うことができます。
次の選択メニューを使用することができます。
プロファイルカテゴリを設定します。
プロファイルカテゴリ
プロファイルとカテゴリを選択すると、対応するエ
ントリのみが選択リストに表示されるようになりま
す。
プロファイルを作成します。
プロファイルとカテゴリを選択すると、対応するエ
プロファイル
ントリのみが選択リストに表示されるようになりま
す。
アスペクト比
アスペクト比を設定します。
ピクチャリフレッシュレート
秒ごとの最大画像数を設定します。
ターゲットファイルのサイズを設定します。
ターゲットサイズ
ユーザー定義パラメータを選択している場合は、下
にあるテキストフィールドに必要な値を入力できま
す。
解像度
Nero Digital™ で使用可能な解像度をリストから選択
します。
高速エンコード(1 パス):ビデオを高速でエンコー
ドします。エンコードは速くなりますが、品質は悪
くなります。
高画質(2 パス VBR):可変のデータ レートを使用
して、ビデオを 2 パスでエンコードします。エンコ
コーディング方法
ードに時間がかかりますが、品質は良くなります。
VBR とは可変ビット レートのことで、ビデオ内にあ
るピリオドが、それぞれ個別に、適切な別々のデー
タレートを使用してエンコードされるということで
す。動きの多いシーンは高いビットレートでエンコ
ードされ、動きの少ないシーンは低いビットレート
でエンコードされます。
Nero Vision
120
ビデオオプション
[Nero Digital Audio]ダイアログボックスではオーディオ形式を指定します。次のオプショ
ンフィールドがあります。
ステレオ
5.1 チャンネルサラウン
ド
オーディオを MPEG-1(Layer 2)でエンコードします。
オーディオデータを 6 チャンネルサラウンドで Dolby
Digital オーディオ形式、つまり全周波数帯域の 5 チャンネ
ルと 1 つのバスチャンネルにエンコードします。
Nero Vision
121
技術的な情報
15
技術的な情報
15.1 システム要件
Nero 製品パッケージの一般的なシステム要件の他に、Nero Vision だけに当てはまる要件が
あります。
オプション:
ƒ
ƒ
ƒ
DV キャプチャ用 FireWire®(IEEE 1394)コントローラ
USB キャプチャデバイス(ウェブカム)
標準の BDA ドライバを使用する、アナログまたはデジタルのテレビカード(アナログ、
DVB-T、DVB-S、DVB-C、ATSC)DirectShow® 互換のビデオキャプチャカード
ƒ
ƒ
DirectShow® 互換のビデオキャプチャカード
3D アクセラレーション機能と Smart3D テンプレート用の少なくとも 64 MB のビデオメ
モリ付きグラフィックカード
ƒ
Blu-ray や HD DVD メディア再生のための Blu-ray/HD DVD ビデオプラグイン
WHQL 認定の最新デバイスドライバのインストールを推奨します。WHQL は、Windows
Hardware Quality Labs の略称であり、そのドライバが Microsoft® によって認定され、
Microsoft® Windows® および対応のハードウェアに適合することを表します。
DVD-Video、SVCD、miniDVD または HD-BURN ディスク形式でディスクを作成するに
は、ソースになるビデオファイルが MPEG-2 ビデオ形式にエンコードされている必要があ
ります。この形式でエンコードされていれば、互換性のある DVD プレーヤーで再生でき
ます。
オリジナルのデータが互換性のあるフォーマットで使用できない場合は、DVD-Video プラ
グインを使用してディスクを作成する必要があります。フルバージョンの Nero Vision に
は、初めから DVD-Video プラグインが含まれています。
Nero Vision はさまざまなディスク形式に対応しています。ディスクとディスク形式との
対応状況についての詳細は、 ディスク形式とディスクの互換性の概要 を参照してくださ
い。
DVD ディスクと、「編集可能DVD」のディスク形式との対応状況についての詳細は、
DVD ディスクと編集可能ディスク形式の互換性について を参照してください。
Nero Vision
122
技術的な情報
15.2 対応ディスク形式
Nero Vision はさまざまなディスク形式に対応しています。
Nero Vision はさまざまなディスク形式に対応しています。ディスクとディスク形式との
対応状況についての詳細は、 ディスク形式とディスクの互換性の概要 を参照してくださ
い。
DVD ディスクと、「編集可能DVD」のディスク形式との対応状況についての詳細は、
DVD ディスクと編集可能ディスク形式の互換性について を参照してください。
DVD-Video、DVD+VR/-VFR(ビデオモード)、ACVHD ディスクを書き込むには、対応
している DVD ドライブが PC に接続されている必要があります。 DVD-VR ディスクに書
き込むには、書き換え可能なメディアに対応する DVD ドライブが PC に接続されている
必要があります。VCD/VCD/SVCD/miniDVD/HD-BURN ディスクを書き込むには、対応し
ている CD または DVD レコーダーがシステムに接続されている必要があります。 現在対
応しているドライブを確認するには、www.nero.com を参照してください。
DVD や VCD/SVCD/miniDVD/HD-BURN の書き込みができるレコーダーを持っていない場
合でも、ディスクイメージをハードディスクドライブに書き込み、後で使用できるように
保存することができます。適切なレコーダーが PC に接続してあれば、いつでも Nero
Vision、Nero Burning ROM、または Nero Express を使用して、ディスクイメージを実際
のディスクに書き込むことができます。
HD DVD-Video ディスク形式でディスクを作成するには、対応する HD DVD ドライブを
PC に接続する必要があります。 また、Blu-ray/HD DVD-Video プラグインも必要です。
このプラグインは、フルバージョンの Nero Vision に含まれていません。 このプラグイン
は、www.nero.comから入手してください。
Nero Vision
123
技術的な情報
15.2.1 ディスク形式とディスクの互換性の概要
ディスク形式
対応ディスク
DVD-R、DVD-R DL
DVD-RW
DVD-Video
DVD-RAM
DVD+R、DVD+R DL
DVD+RW
DVD-VR
DVD-VFR
(ビデオモード)
DVD+VR
Video CD(VCD)
DVD-RW
DVD-RAM
DVD-R
DVD-RW
DVD-RAM
DVD+R、DVD+R DL
DVD+RW
CD-R
CD-RW
Super Video CD
CD-R
(SVCD)
CD-RW
miniDVD
HD-BURN
CD-R
CD-RW
CD-R
CD-RW
編集可能な Blu-ray デ
BD-R
ィスク(BD-AV)
BD-RE
DVD-R、DVD-R DL
DVD-RW
AVCHD
DVD-RAM
DVD+R、DVD+R DL
DVD+RW
メモリカード、ハードディスクドライブ
HD DVD ビデオ
HD DVD-R
Nero Vision
124
技術的な情報
15.2.2 DVD ディスクと編集可能ディスク形式の互換性について
ディスク
「編集可能 DVD」対応ディスク形式
DVD-R
DVD-VFR(ビデオモード)
DVD-RW
DVD-VR, DVD-VFR(ビデオモード)
DVD-RAM
DVD-VR, DVD-VFR(ビデオモード)
DVD+R
DVD+VR
DVD+R DL
DVD+VR
DVD+RW
DVD+VR
15.3 キーの組み合わせ
Nero Vision では、コマンドの入力に次に示すキーの組み合わせを利用できます。
一般
F1
ヘルプファイルを表示します。
Ctrl+S
プロジェクトを保存します。
Alt+D
ディスク情報を表示します。
Alt+E
ディスクを消去します。
Alt+F
ディスクをファイナライズします。
Alt+K
ショートカットキーの一覧を示す[キーの定義]ウィンドウを開き
ます。
Alt+P
[アプリケーション設定]ウィンドウを開きます。
Alt+T
それぞれの画面についてのヒントを表示します。
スライドショーやビデオの作成
Del
Ctrl+A
Ctrl+C
Ctrl+X
Ctrl+V
編集で選択したアイテムを消去します(メディアダイアログボック
スやコンテンツダイアログボックス)。
メディアダイアログボックスのすべてのアイテムを選択します。
コンテンツダイアログボックスから選択したアイテムをクリップボ
ードにコピーします。
コンテンツダイアログボックスから選択したアイテムを切り取り、
クリップボードに入れます。
クリップボードのアイテムをコンテンツダイアログボックスの所定
の場所に挿入します。
Nero Vision
125
Nero Vision の各バージョン
16
Nero Vision の各バージョン
Nero Vision では、バージョンによって使用できる機能が異なります。Nero Vision には、フ
ルバージョン製品の他に、機能を制限したバージョンがあります。
次の機能は、Nero Vision Essentials では使用できません。
ƒ
Smart3D および Animated 2D のテンプレートの数が制限されています。
次の機能は、Nero Vision Essentials SE では使用できません。
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
新しいムービーの作成
Blu-ray ディスクまたは編集可能な Blu-ray ディスクの作成(BD-AV)
ムービーの編集
ムービーをファイルにエクスポート
ムービーを DV ビデオカメラにエクスポート
DVD-VR に直接録画
Blu-ray ディスクに直接録画
編集可能な DVD の作成とファイナライズ(DVD-VR/-VFR (ビデオモード)/+VR)
拡張編集でのメニュー編集
Smart3D および Animated 2D のテンプレートの数が制限されています。
DVD-Video、SVCD、miniDVD または HD-BURN ディスク形式でディスクを作成するに
は、ソースになるビデオファイルが MPEG-2 ビデオ形式にエンコードされている必要があ
ります。この形式でエンコードされていれば、互換性のある DVD プレーヤーで再生でき
ます。
オリジナルのデータが互換性のあるフォーマットで使用できない場合は、DVD-Video プラ
グインを使用してディスクを作成する必要があります。プラグインは、Nero Vision
Essentials および Nero Vision Essentials SE には含まれていません。プラグインは、
www.nero.com から入手できます。
HD DVD-Video ディスク形式でディスクを作成するには、対応する HD DVD ドライブを
PC に接続する必要があります。 また、Blu-ray/HD DVD-Video プラグインも必要です。
このプラグインは、フルバージョンの Nero Vision には含まれていません。
www.nero.comから入手してください。
Nero Vision
126
用語集
17
用語集
キャプチャカード
PC に内蔵され、DV/アナログ機器にケーブルで接続されているカード。 このカードを通じ
て、ビデオはデバイスからハードディスクドライブにキャプチャされます。
キャプチャ
ビデオを DV ビデオカメラや DV/アナログキャプチャデバイスから PC に転送する方法。
AVCHD
AVCHD(Advanced Videoコーデック High Definition)は、HD 映像を DVD やメモリカード、
ハードディスクドライブなどに録画するための新しい形式です。この高解像度の形式は、お
もに新しいモデルのカメラで使用されています。ビデオ映像は MPEG-4 AVC/H.264 コーデ
ックで圧縮されています。 オーディオデータは Dolby® Digital(AC3)、場合により、
NTSC および PAL 標準形式、Linear PCM 形式などで保存されます。AVCHD ディスクは
Nero ShowTime または Blu-ray プレイヤーで再生することができます。
AVI
Audio Video Interleave の頭文字。 Microsoft® の標準コンテナ形式です。
BD-AV
編集可能な Blu-ray ディスク(BD-AV) は Blu-ray ディスクの一種で、DV あるいは MPEG2 形式でエンコードされたビデオを録画できます。 ディスク上のデータは編集および変更
可能で、後で他のビデオタイトルを追加することもできます。
Blu-ray ディスクの作成には専用のドライブが必要です。Blu-ray ディスクは青色レーザーで
書き込まれています。 このレーザーの波長は短いため(405nm)、レーザー光線を高い精
度で調整することができます。 これまで以上のデータをディスクに書き込むことが可能で、
必要となるディスク容量も少なくてすみます。
編集可能な Blu-ray ディスクは、Nero ShowTime または Blu-ray プレーヤーを使用して再生
できます。
ビットレート
時間単位のビットで計算されるデータの量。
Nero Vision
127
用語集
バッファアンダーラン
バッファアンダーランは、ドライブ内のバッファに送られるデータの流れが中断した場合に
発生します。 ソフトウェアやハードウェア自体の障害が原因です。 書き込みを行う場合、
データの流れを一定に保つために、ドライブのバッファに連続してデータが送られます。
この流れがなんらかの原因で中断されると、バッファアンダーランが発生し、そのディスク
は使用不能になります。
CD-R
Compact Disc - Recordable(コンパクトディスク - レコーダブル)。 1 回記録用ディスク
です。
CD-RW
Compact Disc - Rewritable(コンパクトディスク - リライタブル)。 複数回書き込みのでき
るディスクです。
コーデック
コンプレッサ/デコンプレッサ。 コーデックとは、ディスクへの書き込みまたは保存用にデ
ータをデジタルでエンコードし、再生用にデコードする方法です。
コンテナ形式
コンテナ形式とは、ビデオとオーディオ用に、複数のデータストリームに複数のファイル形
式が保存されるファイル形式です。 例えば、MP4 コンテナ(つまり拡張子が .mp4 のファ
イル)は、Nero Digital™ を使用してエンコードされたビデオ形式 MPEG-4 AVC のビデオ
ストリームと、Nero Digital™ を使用してエンコードされたオーディオ形式 MEPG-4 HEAAC のオーディオストリームから構成されています。 この形式や、他のコンテナ形式では、
字幕やメニュー、他のサウンドトラックなどの補足的なデータも含むことができます。
デコーディング
デコーディングとは、特定のビデオ形式でエンコードされたビデオを開く、または再生する
ことです。
ディスクアットワンス
ドライブのレーザーを、各トラック間でオン/オフせずに、1 回のセッションですべて書き
込む方法。 この形式は、家庭用や車載用のステレオで再生するオーディオ CD の書き込み
に最適です。
Nero Vision
128
用語集
ディスクイメージ
ハードディスクドライブ上にある個別のファイルで、ディスクの完全なイメージを含みます。
ディスクイメージは、書き込みプロセスの間に問題が発生した場合や、PC にドライブが接
続されていない場合に使用します。 ディスクイメージを作成するには、ハードディスクド
ライブに空き容量が必要です。
DV
Digital Video(デジタルビデオ)の頭文字。 これは、ビデオカメラなどの DV 製品用に、ビ
デオやオーディオデータをバックアップまたは保存するための形式の、包括的な用語です。
また、デジタルカメラで録画されたビデオ(FireWire® を使用することが多い)も表します。
DVD
Digital Versatile Disc(デジタルバーサタイルディスク)の頭文字。 DVD は光ディスクであ
り、CD の後継に当たるメディアです。 CD と同じで、DVD は直径 12cm の丸いプラスチ
ックディスクですが、より多くのデータを保存することができます。 DVD には層が 2 つあ
り、各層に記録できます。 標準サイズは DVD-5 で実際のディスク容量が 4.38GB、両面 2
層の DVD では最大で 18GB 保存できます。 ディスクおよびディスク形式という用語は、包
括的な用語である DVD に混合されることがよくあります。 ディスクは、例えば DVD+RW
(書き換え可能な DVD)のような、物理的なボリュームであり、 マルチメディアコンテン
ツを特定のディスク形式(DVD+VR など)で保存します。 使用可能な機能(字幕など)は、
ディスク形式によって決まります。 使用されるビデオコーデックは、MPEG-2 です。
書き込み可能な DVD ディスクは、次のように分類されます。
データ記憶媒体
DVD
Digital Versatile Disc(デジタル多用途ディスク)。 光記憶媒体の一種。
仕様
-
DVD フォーラムの仕様に適合するディスクを指します。
+
DVD+RW アライアンスの仕様に適合するディスクを指します。
書き換え
R
RW
RAM
Recordable(記録可能)。追記型ディスクを指します。
ReWritable(書き換え可能)。書き換え可能なディスクを指します。
Random Access Memory(ランダムアクセスメモリ)。特別なデータセキュ
リティを使用した書き換え可能ディスク。
データ層
Dual Layer(デュアルレイヤ: - ディスクの場合)および Double Layer(ダ
DL
ブルレイヤ: + ディスクの場合)。片面に 2 層のデータ層があるディスクを
指します。
Nero Vision
129
用語集
したがって、DVD-R DL は 2 層のデータ層がある追記型ディスクであり、ディスク容量は
7.95 GB になります。
DVD-R
DVD は、元々映画とゲーム市場のために設計されました。 しかし今では、データやオリジ
ナルのホームビデオを DVD-R に書き込み、すべての DVD-ROM ドライブで再生することが
できます。 DVD-R には、通常の CD-R/RW よりも非常に多くのデータをディスクに保存で
きるという利点があります。 DVD-R に書き込める回数は 1 回で、ほとんどの DVD-ROM
ドライブや DVD プレーヤーと互換性があります。
DVD-RW
DVD ReWriteable(DVD リライタブル)の頭文字。 DVD フォーラムが規格化した、書き換
え可能ディスク。 DVD-RW は書き換え可能で、DVD-R と同じ機能があります。 ただし、
互換性のある DVD-ROM プレーヤーや DVD プレーヤーの数は多くありません。 互換性の
問題については、メーカーにお問い合わせください。
DVD+RW
DVD ReWriteable(DVD リライタブル)の頭文字。 DVD+RW アライアンスが規格化した、
書き換え可能ディスク。 DVD+RW は、既存の DVD-Video プレーヤーや DVD-ROM ドライ
ブと、完全なノンカートリッジの互換性があります。 多くの PC やエンターテイメントソ
フトウェアアプリケーションで、リアルタイムのビデオ書き込みやランダムなデータの書き
込みを実行できます。
DVD-Video
DVD-Video ディスク形式はビデオデータの圧縮にビデオコーデック MPEG-2 を使用します。
これによって 135 分までのビデオを 4.38 GB の DVD-R/-RW/+R/+RW に入れることができ、
画質も VHS ビデオやビデオ CD よりもはるかに優れています。このディスクはほとんどの
DVD プレーヤで再生でき、ホームビデオを非常に高い画質で保存できます。対応するソフ
トウェアと DVD-ROM ドライブがある場合は PC でも DVD を再生できます。
DVD-DL ディスクでは、ディスクの記憶容量、つまり DVD-Video のスペースが 2 倍になり
ます。
DVD-VFR
DVD-VFR (ビデオモード)は DVD-Video の特別な形式で、DVD-Video にない次の 3 つの
オプションがあります。
ƒ
ƒ
ビデオをディスクにリアルタイムで録画できます(オプション:ディスクに直接録画)。
ディスク上のデータを、後で編集したり、手直しすることができます。
Nero Vision
130
用語集
ƒ
ディスクに利用可能なスペースが残っている場合は、さらに多くのビデオタイトルを追
加できます。
このように DVD-VFR(ビデオモード)はビデオカセットに似ていますが画質ははるかに優
れています。
DVD-VFR(ビデオモード)は DVD-Video を同じようにメニューの作成ができますが、チャ
プタメニューやプレイリストはありません。DVD-VFR はディスクのファイナライズの後
DVD-Video とほぼ互換性があり、大部分の DVD プレーヤーで再生できます。
DVD-VR
DVD-VR(ビデオモード)は DVD-Video の特別な形式で、DVD-Video にない次の 3 つのオ
プションがあります。
ƒ
ƒ
ƒ
ビデオをディスクにリアルタイムで録画できます(オプション:ディスクに直接録画)。
ディスク上のデータを、後で編集したり、手直しすることができます。
ディスクに利用可能なスペースが残っている場合は、さらに多くのビデオタイトルを追
加できます。
このように DVD-VR はビデオカセットに似ていますが画質ははるかに優れています。
DVD-VR は、ディスクへの直接録画に特化した設計になっています。グラフィックメニュ
ーには対応していません。その代わりに、プレイリストを作成できます。また、サウンドト
ラックも変更できません。つまり、既存のトラックを編集したり、追加することができませ
ん。DVD-VR には DVD-Video との互換性がなく、専用の DVD プレーヤーでのみ再生でき
ます。
DVD+VR
DVD+VR(ビデオモード)は DVD-Video の特別な形式で、DVD-Video にない次の 3 つのオ
プションがあります。
ƒ
ƒ
ƒ
ビデオをディスクにリアルタイムで録画できます(オプション:ディスクに直接録画)。
ディスク上のデータを、後で編集したり、手直しすることができます。
ディスクに利用可能なスペースが残っている場合は、さらに多くのビデオタイトルを追
加できます。
このように DVD+VR はビデオカセットに似ていますが画質ははるかに優れています。
DVD+VFR 形式も本質的には DVD-Video と互換性があるので、ディスクを終了化すれば、
大部分の DVD プレーヤーで再生できます。DVD+R DL ディスクの場合、書き込みの記憶容
量は DVD+VR の 2 倍になります。
Nero Vision
131
用語集
エンコーディング
エンコーディングとは、MPEG-2 や Nero Digital™(MPEG-4)など、特定のビデオ形式で
ビデオを生成することです。各ビデオ形式には、適切なエンコーダが必要です。
終了化
終了化では、ディスクに補足的なデータが書き込まれます。これにより、データの書き込み
が終了します。終了化したディスクには、以後、書き込みはできません。 ただし、終了化
された書き換え可能ディスクは例外です。 このディスクは消去することができます。 DVDVFR や DVD+VR などのディスク形式では、終了化されたディスクのみが DVD プレーヤー
で再生できます。
ファームウェア
レコーダーのファームウェアは、ドライブのオペレーティングシステムとして機能します。
ファームウェアには、ドライブが PC からの命令に反応する方法を決定する指示が含まれて
います。 一般に、最近のレコーダーのファームウェアは、他のメーカー製のディスクに対
するサポートを改善するために、アップデートされることがあります。
フレーム
一連の画像の中にある、単一のスチール写真。十分な速度で再生されると、動作に印象を与
えます。
フレームパーセカンド
ビデオタイトルの、1 秒あたりの画像数。
HD-BURN
HD-BURN 形式でディスクを作成するには、それに対応するレコーダーが必要です。HDBURN CD は CD-R や CD-RW と同じで、特別な方法で記録容量を 2 倍にし、DVD-Video
構造で UDF 形式により書き込んだものです。DVD-Video と同様の技術的オプションと画質
を備えており、チャプタやメニューの作成ができ、字幕や複数のサウンドトラックにも対応
しています(実際のデジタルマルチチャンネル音声も)。
HD DVD ビデオ
HD DVD ビデオのディスク形式は、ビデオファイルの圧縮に MPEG-2 および AVC ビデオ
コーデックを使用します。HD DVD ビデオの画像解像度は、最大 1920 x 1080 ピクセルで、
これは従来の DVD ビデオの解像度の約 4 1/2 倍に相当します。HD DVD ビデオの最大再生
Nero Vision
132
用語集
回数は、主に選択したコーデックと使用する画像解像度によって異なります。HD DVD ビ
デオの作成および再生には、適切な HD DVD ドライブが必要です。
TOC(目次)
目次(TOC)はリードインに保存されています。 ここでは、各セッションの内容が管理さ
れています。
インタレースビデオ
この方式では、ビデオを 2 回に分けて表示します。それぞれの部分には走査線が表示され
ます。1 回目では 1 本おきに走査線が表示され、 2 回目で残りの線を表示して、画面全体を
完全に表示します。 この方式は、すべての走査線を同時に表示するプログレッシブスキャ
ン(またはノンインタレーススキャン)より高速です。
JPEG
Joint Photographic Experts Group の頭文字。 画像の圧縮方式を承認する、国際的なグルー
プです。
チャプタマーク
ビデオタイトル内に設定されるマークで、シーンの変更や場所を識別します。 ビデオタイ
トルは様々なチャプタに再分割され、チャプタマークで互いに分離されます。
リードイン
各セッションの先頭部分をリードインといいます。 ここには、ディスクの TOC と、CD に
関する追加情報が保存されています。
リードアウト
セッションの終了部分。 この部分は、ディスクの最後にあります。 ディスクが終了化され
ていない場合は、次のセッションへの参照が個々に保存されます。
MiniDV
DV ビデオカメラで使用するカセットのタイプ。 高品質で知られています。
miniDVD
miniDVD は CD-R や CD-RW と同じで、DVD-Video 構造で UDF 形式により書き込んだも
のです。DVD-Video と同様の技術的オプションと画質を備えており、チャプタやメニュー
の作成ができ、字幕や複数のサウンドトラックにも対応しています(実際のデジタルマルチ
Nero Vision
133
用語集
チャンネル音声も)。この形式は PC で問題なく再生できますが、すべての DVD プレーヤ
で再生できることは保証されていません。
MPEG
Moving Picture Experts Group の頭文字です。 オーディオおよびビデオコーデックの業界標
準を承認するグループです。
MPEG-1
MPEG 圧縮方式ファミリの 1 つ。
MPEG-2
MPEG-1 と MPEG-2 には、ごくわずかの違いしかありません。MPEG-2 の方が、インター
レースの放送基準であるテレビに向いているという点だけが違います。 MPEG-2 は、DVD
のビデオ形式として使用されています。
MPEG-4
MPEG-4 は、ビデオとオーディオの、最も新しい MPEG 標準であり、1999 年に採用されま
した。 MPEG-4 には、MPEG-1 や MPEG-2、その他の基準の機能が数多く結合されていま
す。 Nero Digital™ ビデオと Nero Digital™ オーディオは、この業界基準をベースにしてい
ます。
Nero Digital™
Nero Digital™ は、MPEG-4 と互換性のある、ビデオとオーディオコーデックのセットです。
このコーデックは、完全に MPEG-4 標準と互換性があります。 Nero では、より高い品質
を達成し、字幕などの追加機能を使用可能にするために、このコーディックをさらに発展さ
せました。
NTSC
National Television System Committee の頭文字。アメリカの広域、および東アジアの数カ
国における、ビデオとテレビの標準です。 1 秒あたりのフレーム数は PAL より多く、水平
線は PAL より少なくなっています。
PAL
PAL は Phase Alternating Line のことであり、ヨーロッパの多くの地域と南アメリカ、オー
ストラリアで採用されているビデオとテレビの標準です。 水平線は NTSC より多く、1 秒
あたりのフレーム数は NTSC より少なくなっています。
Nero Vision
134
用語集
リコーディング
リコーディングとは、特定のプロパティ(ビット レート 2500kb/s など)のある既存のビデ
オを、同じビデオ形式で別のプロパティ(ビット レート 1990kb/s など)に変換することで
す。
セッション
CD や DVD などのディスクは、トラックとセッションに分けられます。 セッションは完全
独立のデータエリアであり、書き込みに使用されるプロセスは 1 つです。 セッションはリ
ードイン、1 つ以上のトラック、リードアウトから構成されています。 マルチセッション
ディスクには、複数のセッションを保存できます。
シミュレーション書き込み
コンスタントな書き込みが実行されるかどうかをテストするための、書き込みプロセスのシ
ミュレーション。 手順はディスクへの書き込みと同じです(レーザーライターのスイッチ
がオフにされる点だけが違います)。
SVCD
Super Video CD(SVCD) は Video CD (VCD)に非常によく似ていますが、ビデオ録画にビデ
オコーデック MPEG-2 を使用します。これによりこのディスク形式はビデオファイルをほ
ぼ S-VHS ビデオ相当の画質で保存し、650MB または 700MB の CD に最大 30 分または 40
分の長さのビデオをステレオ音声付きで保存することができます。SVCD は DVD プレーヤ
で再生でき、また CD-R/-RW ディスクを読めるドライブと対応ソフトウェアがあれば PC
でも再生できます。
トラック
ディスク上の連続したセクタを結合するデータユニット。 オーディオ CD では、音楽の一
部がトラックに相当します。 1 つのセッションは、複数のトラックとリ― ドイン、リード
アウトで構成されています。
トラックアットワンス
ドライブのレーザーを、各トラック間でオン/オフする方法。
トランスコーディング
トランスコーディングとは、既存のビデオを、あるビデオ形式から他の形式、例えば Xvid
から MPEG-2 に変換することです。
Nero Vision
135
用語集
UDF
UDF(Universal Disk Format)。DVD、Blu-ray ディスク、HD-DVD に使用されるファイル
システム。
VBR
Variable Bit Rate(可変ビット レート)の頭字語。 通常の、固定ビット レート(CBR)に
よる音声またはビデオデータのバックアップとは対照的に、個々のタイムスロットが、あら
かじめタイムスロットに応じて調節された、異なるビットレートによりエンコードされます。
動作が大量にあるシーンは、静止の多いシーンよりも高いビット レートでバックアップさ
れるため、より多くの記憶容量が必要になり、動作の少ない場面では、多くの記憶容量を必
要としません。 全体的に、ビデオは高品質になります。
VCD
Video Compact Disc の略。Video CD には映画やオーディオ/ビデオデータを MPEG-1 を使
って保存します。ビデオファイルの圧縮にビデオコーデック MPEG-1 を使用することによ
り、VCD はほぼ VHS ビデオ相当の画質で 74 分から 80 分の映画をステレオ音声付きで
650 から 700 MB の CD に保存することができます。Video CD はほとんどの CD-ROM や
DVD プレーヤおよび DVD-ROM ドライブで再生できます。
VHS
ビデオ鑑賞に使用されていた旧式のカセット/テープ形式。
Nero Vision
136
インデックス
18
インデックス
D
ク
DVD+VR..................................................................... 13
クイックインフォ .....................................................114
DVD-VFR ................................................................... 13
DVD-Video プラグイン..................................... 122, 126
シ
DVD-VR...................................................................... 13
システム要件 ............................................................122
キャプチャデバイス ..................................................... 24, 28
N
Nero Digital(TM) encoder configuration.................... 120
システム要件:サウンドカード................................122
Nero Scout.................................................................. 27
ス
Nero Vision
各バージョン.....................................................................126
Nero Vision:Essentials ........................................... 126
スライドショー
BGM.................................................................................... 69
オーディオコメントを追加する ......................................... 70
Nero Vision:Essentials SE ..................................... 126
Nero Vision:Nero Vision について.............................. 7
T
スライドショー:オリジナルの画像 ..........................20
スライドショー:作成する...................................22, 68
タ
TV カード ................................................................... 32
TV カード:TV チャンネルの編集 ............................. 29
TV カード:ソースタイプの選択 ............................... 29
ターゲットグループ ...................................................11
タスク .....................................................................7, 13
TV カード:チャンネルサーチ ................................... 29
チ
V
チャプタ:手動で生成する.........................................52
Videoaufnahme ........................................ 21, 24, 31, 35
チャプタ:編集する ...................................................54
Video-CD .................................................................. 136
チャプタ:自動的に作成する .....................................53
W
デ
WHQL 認定ドライバ ................................................ 122
ディスク:ファイナライズ.........................................16
ディスク:情報を表示する.................................16, 110
お
お問い合わせ ............................................................ 139
カ
ディスク:書き込む .........................................101, 102
ディスク:消去する ...................................................15
ディスクイメージ .............................................102, 111
カバーとレーベル:作成する ............................. 16, 112
ディスクイメージ:開く ..........................................112
キ
ディスク形式 ................................................................9
キャプチャ.................................................................. 24
ディスク形式:互換性の概要 ...................122, 123, 124
キャプチャデバイス ................................................... 24
ディスク情報 ..............................................................16
Nero Vision
137
インデックス
ト
手
トランスコーディング.............................................. 135
手順 ..............................................................................7
バ
拡
バージョン................................................................ 126
拡張機能ダイアログボックス ...............................14, 15
ビ
書
ビデオ:アナログ....................................................... 25
書き換え可能なディスク:消去する ..................15, 109
ビデオ:デジタル....................................................... 25
書き込み .............................................................10, 104
ビデオオプション:表示する ................................... 116
ビデオカメラ .............................................................. 32
機
機能範囲 ...................................................................126
ビデオキャプチャ....................................................... 24
ビデオキャプチャカード ............................................ 24
画
ビデオタイトル:カットする ............................... 41, 49
画面:コンテンツ ...................................................9, 21
ビデオを編集する................................................. 19, 38
画面:チャプタの作成 ................................................52
画面:ビデオのエクスポート .....................................56
プ
画面:ビデオのキャプチャ.........................................28
プロジェクト:保存する .................................... 14, 111
プロジェクト:開く ................................................. 111
画面:プレビュー .....................................................100
画面:書き込みオプション.........................................10
ボ
画面:起動する.............................................................8
ボタン:ムービー画面................................................ 39
表
メ
表記ルール..................................................................11
メニューテンプレート................................................ 97
要
ユ
要件 ..........................................................................122
ユーザーインターフェース......................................... 13
記
リ
リコーディング ........................................................ 135
記号 ............................................................................11
設
互
設定:開く................................................................113
互換性の概要 ............................................ 122, 123, 124
Nero Vision
138
お問い合わせ
19
お問い合わせ
Nero Vision は Nero AG の製品です。
www.nero.com
Nero AG
Im Stöckmädle 13-15
Web:
www.nero.com
76307 Karlsbad
ヘルプ:
http://support.nero.com
Germany
Fax:
+49 724 892 8499
330 N. Brand Blvd., Ste 800
Web:
www.nero.com
Glendale, CA 91203-2335
ヘルプ:
http://support.nero.com
アメリカ
Fax:
(818) 956 7094
E メー
[email protected]
Nero Inc.
ル:
Nero KK
中川中央 1-2-2 ローバーセンター北 8F-B
Web:
www.nero.com
神奈川県横浜市都筑区
ヘルプ
http://support.nero.com
日本 224-0003
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Nero Vision
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