中国における短期滞在者を対象とした

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中国における短期滞在者を対象とした
入国ビザの新規定について~2015年1月1日から施行~
新規定施行により、日本人を含む特定の外国人の短期滞在者に対しZビザ(就労ビザ)の取得
を義務付ける等、新たな手続を要求されるケースがございます。
2015年1月1日、短期滞在者を対象とする新たな規定が施行
する際には、
訪問目的や活動内容等が
「商用」
に該当するのか、
また
されました。この新規定は中国に駐在されている皆様の他、短期
は
「新規定」
が適用されるのかを十分ご注意いただき、必要な場合
出張で中国を訪問される皆様への影響も甚大なものであると予想
には該当するビザを取得していただくこととなります。
されます。中国での活動内容により、該当するビザを取得してい
【参考事例】
ない場合、不法就労とみなされる可能性がありますので十分注意
新規定の具体的なイメージとしては、例えば以下のようなケー
が必要です。
スが想定されます。
(なお、実際にビザが必要か否かは、日本にあ
今回は新規定について、御注意いただきたいポイントを解説致
る中国大使館や総領事館等の中国側の見解を個別に確認する必要
します。
があります。
)
(一部、
在中国日本国大使館ホームページより抜粋)
ケース1 1週間中国に渡航して合弁先の企業で技術指導を行
う場合 1.中国の新たな規定
(1)
2014年11月、人力資源社会保障部等は、
「外国人が入境
になることが想定されます。
ケース2 中国で行われるイベントにモデルとして出演するた
して短期業務任務を完成させる場合の関連手続秩序
(試行)
(
」以下
「新規定」
)
を発表し、2015年1月1日より施行されております。
め6日間渡航する場合
(2)
「新規定」
の施行により、中国を訪問して業務を行う場合、
(a)
長期滞在でなくとも
「就労」
にあたるとしてZビザが必要とな
(a)
には、中国内の提携相手先での技術指導や管理を行う場合
ケース3 納入した機器・設備の取付けのために20日間中国に
渡航する場合
た上で、中国の大使館や総領事館でZビザを取得する必要があり
ます。
(b)
には、購買した機器・設備に付随するメンテナンス、維持、
→Mビザが必要になることが想定されます。
ケース4 中国でのボランティア活動に参加するために10日間
や、映画や広告の撮影等が含まれており、この場合は、滞在先の人
力資源社会保証部門で新たに導入された
「短期工作証明」
を取得し
→ケース1同様、
「短期工作証」
を取得した上で、
Zビ
ザが必要になることが想定されます。
るケースや、
(b)
Mビザが必要となるケースが示されており、渡
航目的を慎重に見極めるなどの注意が必要となります。
→事前に
「短期工作証」
を取得した上で、
Zビザが必要
中国に渡航する場合
→Fビザが必要になることが想定されます。
ケース5 取引先との商談のため3日間中国に渡航する場合
→日本の一般旅券所持者であれば従来通り査証免除
措置での渡航が可能であると想定されます。
補修、設置や、中国内で落札したプロジェクトの指導、中国内の支
社・子会社等に派遣されての短期業務を行う場合、
また、
スポーツ
の試合に参加する場合や、無報酬の業務に従事する又は国外機構
が報酬を提供するボランティア活動への参加、あるいは文化部門
が認める非営業目的の公演等が含まれており、内容に応じてMビ
ザまたはFビザの取得が必要とされております。
2.査証免除措置への影響
中国は従来より、
「一般旅券を所持する日本、シンガポール、ブ
ルネイの3ヵ国の国民が、中国へ観光、商用、親族知人訪問あるい
は通過の目的で入国する場合、
滞在日数が入国した日から15日以
内であればビザが免除され、
外国人向けに開放された空港、
港から
入国できる。
」
として、日本人等に対しては査証免除措置を実施し
ています。中国外交部では、
「新規定」
施行後も、査証免除措置に
は変更がない旨の見解を示しておりますが、出張等で中国へ訪問
執筆者紹介
∼グループ総従業員数450名!∼
SATO GROUP
SATO行政書士法人
東京オフィス 副所長 今城 貴愉
SATO GROUPは、
創業35年余の実績と
品質を誇る業界最高水準のアウトソーサー
です。
当法人ではBtoBに特化したサービ
スを提供しており、
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