2007.10 37号

平成19年10月18日発行
❑ 塾長たより ❑
ずいぶん冷え込んできました。いかがお過ごしですか。
芸術の秋だから、という訳ではありませんが、今回は、映画の話を少ししてみたいと
思います。
この頃は忙しくて映画館に出かけるということもなくなりましたが、それでも時々
DVD で映画を見ることがあります。考えてみると、自分
のこれまでの人生で、映画は切っても切れない位置を占
めてきました。父親が映画好きだったこともあって、子
供の頃から随分と映画に親しんできました。それも、当
時の世相を反映してか、アメリカ映画が殆どだったよう
に思います。後年、アメリカに留学することになったの
も、映画の影響がありました。あの頃は、一週間に2本
は見ていたのではないかと思います。
日本の映画は殆ど見なかったのですが、あの頃の日本映画は、小津安二郎や溝口健
二、木下恵介、黒澤明など、心に残る名作がありましたね。それに比べると、最近の
例えば「三丁目の夕日」なども、何となく安直に思えて仕方ありません。それより、
中国のチャン・イーモウ監督の「初恋の来た道」や「あの子を探して」の方に強く惹
かれます。台湾のホウ・シャオシェン監督の「非情城市」も良かったですね。それと、
全然ジャンルは違いますが、クリント・イーストウッドの硫黄島二部作、
「父親たちの
星条旗」と「硫黄島からの手紙」。
別に、悲壮趣味がある訳ではないのですが、悲しみや苦しみなどの極限状態に置か
れた人間の姿、それが自分自身では体験しえないものであるから、なお一層心を打た
れるところがあるのかもしれません。
比較的最近のイタリア映画でも、世評の高い「ニュー・シネマ・パラディソ」より
も「イル・ポスティーノ」の方が、私には受け入れやすいものでした。
読書もそうですが、映画も、自分自身のとは全く別の人生を体験できるという大
きな意義があるということでしょうか。
芸術の秋です。夜、2時間くらい自由になる時間ができたらいいなあ、と思いま
す。たまには、そんな時間も必要だと思いませんか。
塾生の皆さんで、この映画が良かった、というのがあれば、ぜひ教えてくださ
い。
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三ツ矢塾
秋のイベント
第5回 世界遺産
熊野古道を歩こう会
恒例の熊野古道散策のご案内です。三ツ矢塾 秋のイベント「第5回 世界遺産 熊野
古道を歩こう会」を下記日程にて開催させて頂きますので、体力に自信のあるあなた、
自然が好きなあなた、是非参加して下さいね♪なお、大変申し訳ございませんが、体調
の悪い方などの参加はご遠慮下さい。
●開 催 日
平成19年10月27日(土)
●集合場所
JR紀勢線 梅ヶ谷駅 (駐車場有り)10:30
電車:行き 10:02 梅ヶ谷駅着
特急南紀 1 号臨時列車
帰り 16:03 紀伊長島発 特急南紀 84 号
16:11 紀伊長島発
普通列車
●服
装
軽装に運動靴及びタオルと着替え
●会
費
1,500 円(お弁当、お茶&語り部さん代を含む)
●準 備 物
飲み物、雨具など
●行
ツヅラト峠 約 4 時間
程
梅ヶ谷駅(WC)10:30→ツヅラト峠登り口 11:45→
展望台(昼食・休憩)12:30→志子奥登山口(WC)15:00→
紀伊長島駅(解散)15:30→梅ヶ谷駅 16:22
●そ の 他
・三ツ矢塾長は公務のため出席できませんので、ご了承下さい。
・語り部さんが同行します(玉津 充さん・西尾 寛明さん)。
●問合せ先
三ツ矢塾統括事務局
TEL
0596−21−0328
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三ツ矢塾
秋の公開講座
秋の公開講座「ITを活用した観光まちづくり」を開催いたします。今回の講座は、
松山市における「ITを活用した観光振興ソリューションの導入事例」を題材にした講
座で、IT活用やまちづくりに興味のある方には、観光まちづくりの取り組みを分かり
やすく理解できる良い機会になると思いますので、皆様ご参加を、よろしくお願い申し
上げます。
■ 開 催 日
平成19年10月28日(日)
13:30∼
■ 場
所
(受付13:00)
伊勢商工会議所5F 大ホール
伊勢市岩渕1−7−17
TEL:0596−25−5151
(駐車場は立体駐車場をご利用下さい)
■ 講演内容
伊勢周辺地域で連携した情報発信
「まちかど案内情報システム」の事例紹介
■ 講
師
○三ツ矢塾 塾長(衆議院議員)
三ツ矢 憲生
○エヌ・ティ・ティ・インフラネット㈱
開発ソリューション部長
愛媛支店
■お問合せ先
小倉
昭司
(松山市構築担当) 古市
浩之
三ツ矢塾統括事務局
TEL 0596−21−0328
出席の返事を平成19年 10 月 23 日までにお出し下さい。なお、欠席の場合、返信は不
返信 FAX 番号 0596-21-1328
要です。
お名前
住 所
TEL
備考
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❑ 名所紹介 ∼湯ノ口温泉∼ ❑
今月は夏の疲れを癒す湯ノ口温泉をご紹介いたします。
湯ノ口温泉は良好な泉質かつ、豊富な湯量を誇る温泉とし
て環境庁より国民保養温泉地の指定を受けています。泉質は、
ナトリウム・カルシウム塩化物高温泉で効能は神経痛、筋肉
痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、
くじき、痔疾、冷え性、疲労回復、慢性婦人病など様々です。
そして何よりも大自然に囲まれての入浴が疲れた体を癒し
ます。内湯はもちろん露天風呂もあり、外の景色を眺めなが
らの入浴は絶品です。湯船にお盆を浮かべて一杯というのは
ダメですが、飲用の温泉がございます。食前に飲むのが好ましいとのことですので、食前
酒の代わりに食前温泉で体の中から健康になれます。
また入浴だけの利用はもちろんのこと、施設内にはコテージやバンガロー、ロッジの宿
泊施設もあり、ゆっくりくつろぎたい方にも最適です。夜は星がきれいなので、星を見な
がらのお風呂というのも良いですね。
こんな素晴しい温泉ですが、唯一の難点は携帯電
話がつながりにくい(つながらない??)ことです。
でも逆に言えば仕事や生活で疲れた体を癒すには
最高の環境といえるかもしれません。近くには瀞峡
や丸山千枚田などの観光地もありますので、今年の
行楽シーズンは湯ノ口温泉へお出かけしてみては
どうですか。
《所在地 問合先》
所在地
TEL
熊野市紀和町湯ノ口10番地
05979−7−1126
営業時間 9:00∼21:00(年中無休)
《参考》
http://www.ztv.ne.jp/irukaspa/yumotosansou/index.html
http://www.city.kumano.mie.jp/
❑ 一言一得 ∼紅葉狩り∼ ❑
秋の長雨が完全に終わるのは、例年10月中旬頃である。今年は秋晴れの日が多くなっ
ている。
北国の高い山で初冠雪がみられ、冬のたよりがやってくる。初冠雪とは、ふもとから見
て山の頂きに、この秋に初めて積雪が認められた日のこと。山頂では観測ができないので、
気象官署では特定の山を決めて観測している。
暖かな平地などは、まだ緑が濃いのに、北国や山地は、冬の訪れで、紅葉が始まってい
る。紅葉を求めて、気の早い人たちは季節の先取りに向かう。
気温は平均して北国へ100キロ行くごとに約1度ほど違う。目的地が現在地より50
0キロ離れていたら、気温は5度低くなるとみてよい。また山岳地は、1,000メート
ル登るごとに気温は6度ほど低くなる。
気温3度の違いは、厚手のシャツ1枚ほどの差があるというから、目的地の気温を割り
出して、衣類の用意が必要だ。
紅葉は気温が6度から7度くらいになると始まる。
これは広葉樹がこの気温になると、低温刺激によって葉の活用を止め、冬支度を始める
からだ。このとき葉の中に残った澱粉や糖分が、酸素の働きによってクリサンテミンとい
う赤い色素に変わり、緑色の葉緑素は、太陽の紫外線で消えていく。また、イチョウなど
は赤い色素を作り出す機能がなく、もともと葉の中にあったカロチノイドという黄色の色
素が、緑色が消えると浮き出してくるために黄葉する。
紅葉も黄葉も気温が低下し、日中太陽があたると美しくなる。秋に咲く花は短日性とい
って、日中の時間が短くなると咲き始める。このため、秋の花の前線は、北から南へ順調
に南下する。
日本の紅葉は世界でも指折りに美しいといわれている。紅
葉狩は、よいコースを探しゆったり秋の行楽を…明日への
活力に。
❑ 統括事務局より ❑
塾生の皆様、こんにちは。
つい最近までの暑さがまるで嘘のようにすっかり秋らしくなってきました。季節の変わり
目ですので体調には十分に気をつけてくださいね。
さて、三ツ矢塾のイベントが盛りだくさんです!ご都合がつきましたら、ぜひとも皆様参
加してくださいね!!
三ツ矢塾統括事務局
〒516-0073
三重県伊勢市吹上 2 丁目 8-23
TEL 0596-21-0328
FAX 0596-21-1328
HP http://www.mitsuya-norio.com/
MAIL [email protected]