研 修 報 告 書

平成26年5月26日
研 修 報 告 書
1. 研修名
第11期
施設長
課
長
主
任
報告者
介護力向上講習会(東京)
2. 参加者氏名
3. 日時・場所
平成 26 年5月 22 日~23 日
4. 研修内容
ベルサール半蔵門
「内容」
「感想」「その他」欄は、内容に応じ記入欄の調節をして下さい
・オムツゼロ達成施設紹介
・座学(事例検討資料、認知症ケアについて、認知症アセスメントケアチャート)
・情報交換会
5. 感想
今回の研修で認知症の基礎知識、基本的理解、アセスメントケアチャートを使用してのタイプ別判定
の方法などを学びました。多くの認知症の方は基本ケア(水・メシ・クソ・運動)を実施することで治
すことができると事例をもとに講義が始まりました。多くの事例ではアセスメントを行った結果、水分
不足や運動不足が目立っていましたが、そこのケアをしっかり取り組むことで認知症の症状が消失して
いる例がほとんどでした。また、運動能力が落ちるために認知症になるとも言われていました。そのた
め、パワーリハビリなどは認知症の改善によいとも話されていました。竹内教授は認知症を治すポイン
トの中で「理論的にアプローチすること」を強く述べられていました。要するに理論が成り立っていな
いケアをしても認知症を治すことはできないということでした。また、認知心理学・認知科学で記され
ている認知の定義とは「認知とは置かれている状況を認識、理解、判断する総合的な精神のはたらき」
と記されており、認知症は記憶障害ではなく認知障害であること。これは物忘れなど記憶障害を認知症
と多くのかたが誤解をしているとのことでした。
アセスメントケアチャートではタイプ判定の演習を行い、タイプ別の仕方などを教わりました。しか
し、認知症を治すのにタイプ別ケアだけをするのではなく、ケアする者の姿勢や態度として、利用者と
なじみの関係を築き、職員があまり入れ替わらない「安定した関係」
。利用者と介護者が苦痛共同体であ
るという「共にある」ということ。そして、利用者の人生歴を知り共感をする「行動の了解」。この4つ
の「ケアの4原則」を実施することが大事だと話されていました。
「認知症はケアでしか治せない」この
言葉をしきりに竹内教授が述べていたこと印象的でした。
以上
6 .その他
宿題1
平成26年5月1日現在の全入所者の「入居者状況表」
宿題2
全入所者(認知症者)のアセスメントケアチャートの実施
「課題事例
宿題3
認知症ケア(タイプ判定)」
提出は3例
介護力向上委員会活動報告
7. 添付資料
特になし
陽法事-5
120116