ラファエル・ゲーラ ピアニスト Rafael Guerra - Piano

ごあいさつ
勝浦市長 猿田 寿男
この度は、世界的ヴァイオリニストの黒沼ユリ子さん、ピアニス
トのラファエル・ゲーラさん、ヴァイオリニストの井口朝子さん、
ヴィオリストの植村理一さんを勝浦市芸術文化交流センター
「キュステ」にお迎えし、「ニューイヤーコンサート 黒沼ユリ子
ヴァイオリンリサイタルin勝浦」を開催できることをたいへん
嬉しく思います。
黒沼さんは当勝浦市の隣町であります御宿町に昨年5月に居を構
え、それまで住んでいたメキシコ合衆国より、「神の声が響いて」
「大海原を」渡って祖国に帰ってきたと伺いました。また、祖国
のために、「自分にできることを、できる所で、できるだけ、で
きるうちに」して行きたいとも…
今回のコンサートをきっかけとして、黒沼さんの素晴らしい音楽
を できるだけ 多くの機会にキュステで奏でていただければと
思っております。
黒沼ユリ子 ヴァイオリニスト Yuriko Kuronuma
- Violin -
1951年笹塚小学校5年生で学生音楽コンクール全国第1位と文部
大臣賞受賞。恵泉女学園中等部を経て桐朋学園高校音楽部に入学した
1956年に日本音楽コンクール第 1 位と特賞受賞。翌年ロイブナー
指揮のNHK交響楽団とデビュー。1958年渡欧。
1960年プラハ現代音楽演奏コンクール第 1 位。1962年プラハ
音楽芸術アカデミーを栄誉賞つき首席で卒業。「プラハの春」国際音楽
祭でヨーロッパ・デビュー。1971年シカゴ交響楽団とアメリカ・
デビュー。以来、国際的なソリストとして世界各地(40カ国を越す)
で著名な指揮者やオーケストラと共演し、活発な演奏活動を行う。
1979年廣瀬量平のヴァイオリン協奏曲の日本初演、1981年カー
ネギーホールでアメリカ初演。
1980年メキシコ市に弦楽器のための「アカデミア・ユリコ・クロヌ
マ」を開校。音楽を通じて日本とメキシコの友好関係を深めながら、
両国の青少年への弦楽器教育に情熱を傾け、アドリアン・ユストゥスを
はじめ多くの優れた演奏家を世に送り出す。
2007年弦楽合奏団 ソリスタス・メヒコ・ハポン を結成。東京で
の「メキシコ音楽祭2010」にも出演して好評を博す。
2005年メキシコの「セルバンテス国際芸術祭」においてメキシコ
人によるオペラ「夕鶴」の日本語でのメキシコ初演に引き続き2008
年秋には同作品を日本でも上演。完璧な日本語と本格的な歌唱と演技に
よる初の外国人による上演の音楽監督をつとめ、メキシコの声楽界の実
力を日本に披露、絶賛される。
チェコスロバキアから「演奏芸術家賞」「スメタナ・メダル」を受賞。
メキシコからは、外務大臣より「トラテロルコの鷲賞」大統領より「ア
ステカの鷲勲章」ほか「音楽・演劇評論家賞」「モーツアルト・メダル」
を受賞。
日本では、「旭日小綬章」「外務大臣表彰」「国際交流基金奨励賞」「児童
福祉文化奨励賞」「大同生命地域研究特別賞」「国際ソロプチミスト千嘉
代子賞」などを受賞。著書に「メキシコからの手紙」「メキシコの輝き」
「ドヴォルジャーク」他数冊があり、3枚のLPが「レコード・アカデ
ミー賞」受賞。最新のCDには「メキシコ・ヴァイオリン名曲集」が
ある。
勝浦のみなさまへ
黒沼 ユリ子
私は昨年の春から御宿町で暮らし、千葉県民の仲間入りをさせて
頂いておりますが、それは2008年にメキシコの優れた歌手陣
による団伊玖磨のオペラ「夕鶴」を千葉県民文化会館で披露し、
それが日本で初めて「外国人歌手たちが原語の日本語で日本のオ
ペラを歌う」という歴史的公演となったからなのです。「村の子
供たち」の児童合唱には千葉とメキシコの子供たちが合流して練
習を重ね、オーケストラは「千葉県少年少女オーケストラ」が見
事に共演して下さってのことでした。このように幸運な交流と連
帯で千葉と私がつながり、今回勝浦のニューイヤーコンサートに
まで発展したので、こんなに嬉しいことはありません。今後も植
村理一さん、井口朝子さんをはじめ、勝浦の方々と一緒に「音楽
を弾く・聴く愉しみ」を分かち合いながら、房総の美しさをます
ます輝かしいものにするためのお手伝いが、少しでもできました
ら幸いです。
ラファエル・ゲーラ ピアニスト Rafael Guerra
- Piano -
メキシコの北部シナロア州に生まれ、幼小よりピアノ
に親しむ。メキシコ市でホルヘ・フェデリコ・オソリ
オに師事、その後アメリカに留学。ニューヨークの
マンハッタン音楽院でアルカディ・アロノフに師事し
学位を取得。オハイオ州立シンシナティ大学の修士課
程に進み、ピアノをウィリアム・ブラック、室内楽を
ジェームス・トッコ、サンドラ・リバースに師事する。
ニューオリンズ・ピアノコンクール第 1 位、サンアン
トニオ・ピアノコンクールにて委嘱作品最優秀賞受賞。メキシコ、アメ
リカを中心にオーケストラとの共演、独奏者および室内楽ピアニストと
しても活躍したが、1997 年より活動の拠点を日本に移し、リサイタル
や、日本の代表的なヴァイオリニストたちとの二重奏で高く評価され、
クライネス・コンツェルト・ハウス室内楽シリーズへも連続出演など幅
広く、多方面での意欲的な演奏活動が注目されている。
井口朝子 ヴァイオリニスト Tomoko Iguchi
-ViolinViola -
7歳の時にメキシコにて黒沼ユリ子氏よりバイオリ
ンの手ほどきを受ける。帰国後、石井志都子氏に学ぶ。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園音楽学部を卒業。
1993年に渡米し、マイアミ・ビーチのニューワー
ルド・シンフォニーを経て、現在カンザスシティー
シンフォニーに在籍。グランドティータン音楽祭の
メンバー。実家のある千葉市にて音楽の楽しさを人々
に分かち合うことを楽しみとしている。
植村 理一 ヴィオリスト Riichi Uemura
- Viola -
ニューヨーク州生まれ、千葉大学教育学部附属小
学校、同中学校卒業、東京芸術大学音楽学部附属
音楽高等学校卒業、同大学在学中 Gee 国際奨学金
コンクール優勝。シンシナティ州立大学大学首席
卒業。オハイオ音楽連盟コンクール優勝。Europe
でウィーンフィル、ベルリンフィルの首席奏者と
度々室内楽を演奏、現在東京芸術大学講師。
■公共交通機関をご利用の場合 (東京駅から特急利用で約1時間30分)
○JR(外房線)勝浦駅から徒歩約20分
国道297号を海方向に約200メートル先「墨名」交差点を左折、
約400メートル先「勝浦市役所入り口」交差点を右折、約400メートル先左側
■車をご利用の場合
○国道128号・国道297号「墨名」交差点を御宿町方向に約400メートル直進、
「勝浦市役所入り口」交差点を右折、約400メートル先左側、勝浦市役所の東側に隣設
※専用駐車場(無料):247台 (障がい者用:3台)
公演によっては大変混雑する場合がありますので、なるべく乗り合いでお越しください。
隣接する勝浦市役所の駐車場もご利用いただけます。
〒299-5231 千葉県勝浦市沢倉523番地1
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