熱戦の野球場で投手の交替を告げるアナウンスと共に登場してくるのがリリーフカー！いまやグラウンドのマスコットとして沢山の野球ファンに愛されています。そんなリリーフカーにも TTC の技術が生かされています。今回はそんなリリーフカーの秘密を大点検！連日、横浜ベイスターズの熱戦が繰り広げられ、ファンの大声援がこだまする横浜スタジアム。いまやハマの名所になった横浜スタジアムに今シーズンから新しいマスコットが加わりました。10 年ぶりに、リニューアルされたリリーフカーがそれ！ベイスターズカラーのブルーとホワイトを基調とした新しいリリーフカーは、早くも選手やファンの間で大の人気者に！この新しいリリーフカーを手掛けたのが、何あろうトヨタテクノクラフトの車両開発部だったのです。そこでこのリリーフカーの秘密をファンに成り代わって大点検！これで今度スタジアムに出掛けた時、お隣のファンにちょっと自慢できちゃいますよ！スタジアムのマスコットガールもお気に入り！野球の熱戦が続くなか、投手の交替が告げられると、さあ僕（リリーフカー）の出番です。交替の投手を乗せて颯爽とグラウンドに登場！沢山の拍手に迎えられながら、選手と一緒にマウンドに向かう時は、晴れがましい気分でちょっと照れちゃいます。運転をしているマスコットガールの女性もちょっと緊張気味。でもグラウンドの脇で出番を待っている僕にいつも優しくしてくれます。そして彼女たちも実は僕の大ファンなのです。「とってもカラフルでカッコいい！街でも運転したくなっちゃう」「運転もとってもしやすいし、素敵です」こんなことを言ってくれるので僕もとっても励みになります。それから実は選手たちも僕を気に入ってくれて、控えの投手や、なんとビジターの投手たちまで、時には運転席に座ったりして遊んでくれちゃうんだ！ URL http://www.toyota-ttc.co.jp/history/bguphtml/tokusou/g_s0014_1.html Copyright © TOYOTA TECHNOCRAFT All Rights Reserved. ▲美人揃い !? の横浜スタジアムのマスコットガール。彼女たちも新しいリリーフカーの大ファンなのです。ニューリリーフカーは２台あります！ 10 年ぶりに新しくなった横浜スタジアムのニューリリーフカーは実は 2 台あります。一塁側ホームのベイスターズが使うのが「BayStars」のロゴが入ったクルマ。三塁側ビジターチームは「YOKOHAMA」の文字が大きく入っています。どちらもベイスターズカラーのブルーとホワイトを基調としたとってもおしゃれで可愛いデザイン！ボディだけではなくタイヤのホイールやテールにもベイスターズのシンボル星マークがデザ ▲左がビジター用、右がホームの横浜ベイスターズ用インされています。 ▲ベイスターズのシンボル星マークが随所に散りばめられています。お馴染みの TTC のロゴマークも入っていますよ！ URL http://www.toyota-ttc.co.jp/history/bguphtml/tokusou/g_s0014_1.html Copyright © TOYOTA TECHNOCRAFT All Rights Reserved. リリーフカー誕生秘話 ! 初公開！ベテランデザイナー秘蔵のデッサン！リリーフカーの作成はこんなデザインからはじまった！横浜スタジアムがリリーフカーをリニューアルしたい。2002 年になってこんな要請が TTC に届きました。そこでスタッフがまず手掛けたのがリリーフカーのデザイン。「これまでのリリーフカーイメージを一新し、横浜ベイスターズが身上とする野球同様、スピード感溢れる斬新なデザインを！」こんな要望のもとに、TTC のデザインスタッフのベテラン樋口正久さんが色々なデザインコンテを作成しました。 ▲これが樋口さん秘蔵のリリーフカーのデッサン！気持ちはポルシェスパイダー風！？デザインを担当した樋口正久さんは、現行トヨタ標準救急車や MR-2 スパイダー・初代 MR−2 ラリーカーなど多くのデザインを手がけてきたベテラン。「ベイスターズカラーのブル−とホワイトを基調として、親しみやすさを表現したい」このリリーフカーをデザインするにあたってこう考えました。そして「マスコットカーとして親しみと愛敬があり、しかもスピード感溢れる印象の残るスタイルを大切にしました」とこんなふうに話す樋口さん。気持ちはポルシェ 550A スパイダー風なんだとか !? ▲投手が座る後部シートのデザインもファンに見やすく工夫が施されています。 URL http://www.toyota-ttc.co.jp/history/bguphtml/tokusou/g_s0014_1.html Copyright © TOYOTA TECHNOCRAFT All Rights Reserved. 運転するマスコットガールたちもデザインがお気に入り！ボディのカラーもおしゃれで、スピード感もあって素敵です。リリーフカー誕生秘話！ニューリリーフカーのベースはあの「MR-S」! デザインが決まっていよいよ制作に取りかかります。ベース車両は、若者に人気のトヨタ自動車㈱のスポーツ・スペシャリティーカー「MR-S」。この「MR-S」が TTC の車両開発部に運び込まれて来たのが 2002 年の 2 月下旬、プロ野球の開幕までもう 2 カ月を切っていました。さあここからスタッフの技術の見せ所です。そんな製作スタッフの一人第 1 特装事業室特技グループの林さんは「このクルマの製作にあたって、スタッフの中から『自分がやりたい』と手を上げたものが何人もいました。ベイスターズファンであったり、野球好きであったり、テレビに映るクルマだから･･･なんていいう者もいました（笑）。でも理由はなんであれ、スタッフ一同がみんなやる気で頑張ったおかげで、とってもスムーズに作業が進み、開幕までに余裕を持って完成することができました」 URL http://www.toyota-ttc.co.jp/history/bguphtml/tokusou/g_s0014_1.html Copyright © TOYOTA TECHNOCRAFT All Rights Reserved. こうやってリリーフカーへの改造が進みました ▲リリーフカーというとゴルフ場のカートのようなも ▲選手が乗り降りする左側は、ドアを外しただけのよのを想像しますが、ベース車にトヨタ MR-S を使用しうに見えますが、実はフロントフェンダーの後側を延てあり、それだけにスポーティーなイメージを強調！長。ドアの下側を少し残したものとなっています。しかも選手（投手）がよく見えるように工夫しています。この部分を担当した者はモーターショー等も担当したスゴ腕の作業者で、そこが改造されているとは、まったく気づかないくらいの仕上がりとなっています。その他にも作業者のちょっとしたアイディアや技術がこのクルマには沢山盛り込まれています。こうやってリリーフカーへの改造が進みましたこうして新しいリリーフカーが横浜スタジアムに導入され、早くも人気者になったわけですが、スタジアムに取材に行った日もナイターのカクテル光線に照らし出されながら登場して来たリリーフカーを見たファンが、「あれカッコいいね」「おしゃれだわ」なんてささやきあっていました。そして横浜スタジアムのスタッフである営業担 ▲これで試合もスピードアップ間違いなしです当の大須賀さんも「このスタジアムの雰囲気にぴったり合ったこ ▲皆さんスタジアムに応援にきてください。のリリーフカーに満足しています。これで試合もスピードアップにつながりますし、ファンや選手たちも喜んでくれています」と絶賛してくださいました。 URL http://www.toyota-ttc.co.jp/history/bguphtml/tokusou/g_s0014_1.html Copyright © TOYOTA TECHNOCRAFT All Rights Reserved. ということで今シーズンから横浜スタジアムに登場したリリーフカーをご紹介しましたが、みなさんもぜひ一度 TTC の車両開発部が手掛けたこのリリーフカーに出会いにスタジアムまで足を運んでみてください。お待ちしています。横浜スタジアムのサイト http://www.yokohama-stadium.co.jp/index.html URL http://www.toyota-ttc.co.jp/history/bguphtml/tokusou/g_s0014_1.html Copyright © TOYOTA TECHNOCRAFT All Rights Reserved.