超伝導磁気共鳴断層撮像装置 仕 様 書

超伝導磁気共鳴断層撮像装置
仕
様
書
平成28年6月
地方独立行政法人 大阪府立病院機構
大阪府立成人病センター
Ⅰ.概要
1.調達物品及び構成内訳
(調達物品名)
超伝導磁気共鳴断層撮像装置
一式
(構成内訳)
Ⅰ3 テスラ超伝導断層撮像装置 A
一式
1
撮像装置本体ハードウェア・ソフトウェア
一式
2
撮像詳細項目
一式
3
周辺機器・付属品
一式
以上、搬入・据付・配線・調整・接続を含む。
Ⅱ3 テスラ超伝導断層撮像装置 B
一式
1
撮像装置本体ハードウェア・ソフトウェア
一式
2
撮像詳細項目
一式
3
周辺機器・付属品
一式
以上、搬入・据付・配線・調整・接続を含む。
Ⅲ1.5 テスラ超伝導断層撮像装置
一式
1
撮像装置本体ハードウェア・ソフトウェア
一式
2
撮像詳細項目
一式
以上、搬入・据付・配線・調整・接続を含む。
Ⅳ 周辺機器・付属品
2.技術的要件の概要
(1) 本件調達物品に係る性能、機能及び技術等(以下「性能等」という。)の要求要件(以下
「技術的要件」という。
)は以下に示すとおりである。
(2) 以下に示す要求要件は当センターが必要とする最低限の要求要件を示している。
Ⅱ.調達物品に備えるべき要件
(性能、機能に関する要件)
Ⅰ.3 テスラ超伝導断層撮影装置 A
1
撮像装置本体ハードウェア・ソフトウェア
1-1
超電導マグネット、ガントリーシステムは以下の要件を満たすこと。
1-1-1
アクティブシールド方式の磁気シールドを有し、撮像中、外部磁場の変動にもリアルタイム
に作動する補正機能を装置本体に有すること。
1-1-2
被検者毎に自動で作動する磁場均一度向上機能(シミング機能)を有すること。
1-1-3
被検者が入った状態の磁場の均一性を上げ高分解能の機能画像撮像を可能にするため、3ch
の直線状 1st shim 及び 5ch 以上の非直線状のハイオーダーシミング機構を有し、手動によ
るシム電流の調整が可能であること。
1-1-4
磁場均一性を担保するため、マグネット長(カバー、傾斜磁場コイルを含まない)は 180cm
以上であること。
1-1-5
ボア中心部の内径は 60cm 以上であること。
1-1-6
漏洩磁場の 5 ガウスラインは 3.5m×6.0m 以下であること。
1-1-7
被検者の状態を確認するため、モニタリング用カメラとこれを表示するカラーモニターを有
し、エマージェンシーコール機能(被検者ヘルプスイッチ)を有すること。
1-1-8
ワイヤレスでの生体情報同期システム(呼吸、心電、脈波)を有すること。
1-1-9
ガントリー内照明・送風機能を有し、被検者の快適性を確保するための調整がガントリーや
コンソール側から行えること。
1-1-10 撮像時の騒音に対する静音対策を有すること。
1-1-11 液体ヘリウム消費量は、通常使用状態においてゼロボイルオフであること。
1-1-12 緊急時に安全かつ迅速に主磁場を落とすエマージェンシー機能を有すること。
1-2
1-2-1
傾斜磁場システムは以下の要件を満たすこと。
各軸の最大傾斜磁場強度は、80mT/m 以上であり、且つ最大スリューレートは 200mT/m/ms 以
上であること。
1-2-2
デュ−ティーサイクルが 100%であること。
1-2-3
スキャン時に発生する騒音に対する静音化技術が施されていること。
1-3
被検者テーブルは以下の要件を満たすこと。
1-3-1
被験者テーブルは固定式であること。
1-3-2
テーブル最大耐荷重は、垂直水平方向で 250kg 以上であること。
1-3-3
テーブル高は床上 65cm 以下まで下げられる機能を有すること。
1-3-4
コイルのコネクターは寝台に頭尾両側に 4 か所以上装備されており、胸部腹部コイル、フレ
キシブルコイルは任意の場所に接続可能であること。
1-4
送信 RF システムは以下の要件を満たすこと。
1-4-1
RF 出力は最大 43kW 以上であること。
1-4-2
第一次水準管理操作モードにて SAR 制限監視機能を有していること。
1-5
受信 RF システムは以下の要件を満たすこと。
1-5-1
受信 RF 信号が、シールドルーム内又は機械室でデジタル化されること。
1-5-2
RF 受信チャネルは 60 チャンネル以上で、同時受信が可能であること。
1-5-3
6 個以上のフェーズドアレイコイルを同時接続可能であり撮像範囲はソフトウェア制御
可能であること。
1-5-4
熱傷の可能性を防ぐためケーブルレスの構造であり、19 エレメント以上の頭頚部フェーズド
アレイコイルを有すること。
1-5-5
頭部頚部領域に 60 エレメント以上を配置した高感度コイルを有すること。
1-5-6
32 エレメント以上の全脊椎範囲をカバーできる脊椎用フェーズドアレイコイルを有するこ
と。
1-5-7
脊椎コイルと組み合わせて 30 エレメント以上で構成される、体幹部コイルを有すること。
1-5-8
広範囲撮像の際に組み合わせて使用できるように、上記体幹部コイルを追加で 2 式有するこ
と(体幹部コイルは合計 3 式)。尚複数使用することを想定し、1 式のケーブルを含む重量は
2kg 以下であること。
1-5-9
パラレルイメージング法を用いた高速撮像を行う機能を有する、4 エレメント以上のサイズ
の異なる 2 種類以上の矩形型フレキシブルコイルを有すること。
1-5-10 円形型コイルを有すること。
1-5-11 乳房撮像専用に 18 エレメント以上のフェーズドアレイコイルを有すること。
1-5-12 コイルを収納するための専用のカート又はコイル棚を有すること。
1-6
操作コンソールは以下の要件を満たすこと。
1-6-1
オペレーションシステム(OS)は、Windows 方式であること。
1-6-2
撮像の位置決めは、同時に 3 方向(axial, sagittal,coronal)さらに MIP・MPR・composing
の画像を用いて設定ができる機能を有すること。
1-6-3
DICOM Part14 対応対角 19 インチ以上のカラー液晶モニタを有すること。
1-6-4
操作コンソールで最大値投影法(MIP)及び多断面再構成(MPR)を、同時処理及び同時表示
できる機能を有すること。
1-6-5
フリーハンドにて任意の領域設定を行い、
その領域内での MIP 処理を行う機能を有すること。
1-6-6
MIP・マウス連動リアルタイム MIP・最小値投影法(MinIP)・マルチスライスカーブド MPR
及び表面再構成法(SSD)処理を行う機能を有すること。
1-6-7
被検者対話用インターコミュニケーションシステムを有すること。
1-6-8
画像を CD-R 及び DVD-R に DICOM 規格で出力する機能を有すること。
1-6-9
前項に加え、撮像された画像は、DICOM フォーマット以外の汎用フォーマット(JPEG、BitMap、
AVI)でも画像出力できる機能を有すること。
1-7
制御処置システムは以下の要件を満たすこと。
1-7-1
メインコンピュータは、300GB 以上の物理容量を持つ磁気ディスクが搭載され、画像保存枚
数は 512×512 マトリクスにおいて 100,000 画像以上保存できる機能を有すること。
1-7-2
イメージプロセッサーの主記憶容量は 45GB 以上であること。
1-7-3
画像計算速度(1 画像/256×256 マトリクス)は、1 秒間に 20,000 枚以上であること。
1-7-4
画像データは、ネットワークを介して、DICOM Ver.3.0 以上の規格で転送できる機能を有す
ること。
1-7-5
DICOM Ver.3.0 の Query/Retrieve、Print、MWM 及び MPPS に対応していること。
1-7-6
通信の際には当院指定の IP アドレス及び AE タイトルを使用すること。
1-7-7
導入する装置と PACS 側の Conformance statement 情報をそれぞれ確認して、
キャラクターセット・SOP クラス・圧縮方式などの対応表を作成しシステム担当者へ
提出すること。
1-8
基本撮像機能は以下の要件を満たすこと。
1-8-1
撮像視野(FOV)は、最大 50x50x50cm まで設定が可能であり、FOV の隅々まで画像均一性を確
保できること。
1-8-2
最小スライス厚は、2D で 0.1mm 以下・3D で 0.05mm 以下であること。
1-8-3
撮像の位置決めは、同時に同サイズにて 3 方向の画像を用いて設定ができること。
1-8-4
3D グラディエントエコー法において最短繰り返し時間(TR)は 1ms 以下(256 マトリクス)で
あること。
1-8-5
3D グラディエントエコー法において最短エコー時間(TE)は 0.22ms 以下(256 マトリクス)
であること。
1-8-6
撮像目的に合わせて効果的に脂肪抑制撮像が可能なため、FAT SAT、STIR、WaterExcitation
法に加え、DIXON 法、SPAIR 法、SSGR、Q-FAT SAT が可能であること。
1-8-7
保存されている画像を操作コンソールに読み込むだけで、前回の撮像条件を読み込むことが
可能であること。
1-8-8
心電・脈波及び呼吸同期撮像が可能であり、ワイヤレスの同期器具を有すること。
1-8-9
腹部及び心臓領域の撮像時に併用する横隔膜ナビゲーター法は精度向上の為に上下動だけ
でなくフェイズ方向を含めた二次元的な動きを補正する機能と、横隔膜の動きが少ない被検
者に対しては、横隔膜に直行した方向(Phase 方向)のみのナビゲーターエコー法を併用して
撮像が可能であること。
1-8-10 パラレルイメージング法が可能であり、感度マップ取得のためのプレスキャンが不要な技術
を実装していること。
1-8-11 スピンエコー法、高速スピンエコー法(ファースト・リカバリー法含む)、シングルショット高
速スピンエコー法が可能であること。
1-8-12 高速スピンエコー法において、k-space を回転状にサンプリングし、被検者の動きを補正す
る撮像シーケンスを有し、T1、T2、FLAIR、PD にて可能なこと。かつ、パラレルイメージン
グ併用が可能であること。
1-8-13 3D 高速 SE 法において SAR 低減のためエコートレインの中でフリップアングルを変化させな
がら撮像する機能を有すること。本機能においては TE を任意に設定する機能を有し、かつ
T1、T2、PD(プロトン密度)及び FLAIR のコントラストの画像収集を行う機能を有すること。
1-8-14 上記 3D 撮像高速 SE 法において、2 つの IR パルスを印加し、それぞれの TI 設定を独立して
変更することで、任意の 2 つの組織の信号の抑制が可能であること。
1-8-15 グラディエントエコー法、高速グラディエントエコー法、SSFP 法が可能であること。
1-8-16 2D、3D 撮像法にて 3 エコー以上のマルチエコー収集での GRE 法が可能であること。
1-8-17 3D グラディエントエコー法にパラレルイメージング法及び脂肪抑制法を併用した
高分解能造影ダイナミック検査が可能であること。
1-8-18 k-space を分割し、高周波成分のエコーシェアリング法を併用することで空間分解能を維持
したまま、時間分解能を上げる造影 Dynamic 検査が可能であること。
1-8-19 微少出血や静脈性血管腫などにおけるヘモグロビンの磁性の影響を敏感に描出でき、さらに
位相情報による自動マスキング処理を加えることで磁化率効果を強調する機能を有し、画像
収集後に自動で画像処理及び画像表示を行う機能を有すること。
1-8-20 3D T1 グラジェントエコー法の撮像において UltraShortTE を用いた HalfRadial 収集により、
静音撮像が可能でありコイルや部位に制限無く使用できること。
1-8-21 複数回に分け撮像した画像(脊椎や広範囲 MRA など)を、つなぎ目のない長尺画像として再構
成できる機能を有すること(自動再構成機能も有する事)。
1-8-22 頭部検査において造影剤を用いたパーフュージョン撮影が可能であり、造影剤の信号変化曲
線の作成が可能であること。
1-8-23 パーフュージョンのカラー解析(MTT、TTP、Local AIF、CBV、CBF、PBP、CBV)の自動解析が
可能であること。
1-8-24 テーブルステッピング技術と併用して最大実行撮像視野 205cm 以上が可能であること。
1-8-25 複数のプロトコルを組み合わせて広範囲撮像を行う場合の事前設定及び、テーブル移動を含
めた自動プログラム撮像に対応する事。
1-8-26 MRI 画像同士の重ね合わせ処理を行う事が可能である事
2
撮像詳細項目
2-1
EPI 撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-1-1
SE、GRE タイプのエコープラナーイメージング(EPI)を有していること。
2-1-2
シングルショット/マルチショット EPI が可能であること。
2-1-3
EPI 法を用いた拡散強調撮像が可能であり、呼吸同期法の併用も可能であること。
2-1-4
拡散強調画像において b 値の設定は 0 から最大 10,000 まで可能であり、1 回の撮像で
最大 16 種類以上の b 値の設定が可能であること。
2-1-5
リードアウト方向に対しマルチショットに分割し EPI Diffusion での脳幹部や頚部などの
歪みを低減した拡散強調撮像が可能であること。
2-1-6
拡散テンソル撮像を行う機能を有しかつ、最大 250 軸以上の設定を行う機能を有すること。
2-1-7
シングルショット EPI 法を用いた fMRI 検査を行う機能を有し、被検者の体動をリアルタイ
ムに検出し、撮像断面を三次元的に補正を行いながら撮像が可能であり、データ量を圧縮す
るためにモザイクフォーマットが可能であること。
2-1-8
DTI のカラー解析及び FA、RA、VR の解析が可能であること。
2-1-9
トラクトグラフィ解析が可能であること。
2-1-10 ファンクショナル MRI 撮像の解析結果を頭部 3D データとフュージョンして表示出来ること。
2-2
MR アンギオグラフィ撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-2-1
2 次元及び 3 次元のタイムオブフライト(TOF)法、フェイズドコントラスト(PC)法が可能であ
ること。
2-2-2
TOF 法では、MTC 法及び傾斜フリップアングル法による撮像機能を有していること。
2-2-3
3 次元 TOF 法ではマルチスラブ法が可能であること。
2-2-4
PC 法を用いた血流・脳脊髄液などの流速計測が可能であること。
2-2-5
3D ステディステート型の高速グラディエントエコー法にてノンセレクティブ IR パルスを併
用し、体幹部非造影 MRA が可能であること。
2-2-6
3D ファーストスピンエコー法にて、心電同期又は脈波同期を使用して拡張期と収縮期画像の
差分により、動脈と静脈を分離し下肢動脈などの撮像が可能であること。
2-2-7
パラレルイメージングを併用した高速 3DGRE による造影 4DMRA が可能であり、k-space エコー
シェアリング法を用いて時間分解能を上げることが可能であること。
2-2-8
3D ファースト SE 法または GRASE(Gradient and Spine echo)法をベースとした非造影 3D
Perfusion(3D ASL)法を有し、脳の灌流画像の収集が可能であること。
2-2-9
2D ステディステート型の高速グラディエントエコー法にて、心電同期を併用し、1 心拍に 1
断面のデータ収集を行うことで高速に下肢非造影 MRA が可能であること。また、本データ収
集後自動的に広範囲の MIP 画像が作成される機能を有すること。
2-2-10 流速測定のデータに対して ROI 内の流速を計算して数値を表示することが可能であり、また
カラーマップ処理して表示する機能を有すること。
2-3
MR スペクトロスコピー機能は以下の要件を満たすこと。
2-3-1
シングルボクセルのプロトンスペクトロスコピーが可能であること。
2-3-2
2D 及び 3D のケミカルシフトイメージングが可能であること。
2-3-3
プロトン MR スペクトロスコピーデータの解析が可能であり、代謝物質のフィッティング、
代謝物質の比のカラーマップなどの作成が簡便にできること。
2-3-4
乳腺 MRS 撮像において、脂肪および水の信号を抑制し、コリン(Choline)のスペクトルを
明瞭に検出する機能を有すること。
2-4
心臓撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-4-1
心臓撮像時において、バンディングアーチファクトを関心領域から避ける事を可能にする
frequency scout、及び、frequency offset 機能を有すること。
2-4-2
心臓撮像時において、正常時の心拍に合せたウィンドウを設定する事により、そのウィンド
ウから大きく外れてしまった心拍時(不整脈による心拍変動)の撮像・信号を自動的に除去
できる機能を有すること。
2-5
局所選択励起機能は以下の要件を満たすこと。
2-5-1
2 チャンネルの RF と傾斜磁場を組み合わせることにより、選択的に関心領域だけを励起する
ことが可能であること。
2-5-2
関心領域だけを選択励起した高分解能 Diffusion 撮像が可能であること。
2-5-3
バリアブルフリップアングル型 3DTSE によるマルチコントラスト 3D 撮像を可能とする局所
励起法が可能であること。
2-6
特殊撮像及び解析機能は以下の要件を満たすこと。
2-6-1
造影 3D ダイナミック検査において、造影信号曲線及び薬物動態モデル解析による多角的な
質的診断を可能にする解析機能を有すること。
2-6-2
3D T1 造影撮像において、LineScan を利用した Radial サンプリングによる体動に強い撮像
が可能であること。
2-6-3
高周波成分及び低周波成分を別々画像収集し、エコーシェアリングを行うことにより、高い
時間分解能の 3D T1 ダイナミック撮像が可能であること。
2-6-4
T2、T1、T2*マップの作成が可能であること。
2-6-5
関節領域の体内金属によるアーチファクトを低減する為に、2D 及び 3D TSE 法(脂肪抑制法の
併用)において、撮影スライス面内及び撮影スライス方向に対して、信号位置情報の補正(1TR
内で複数のスライスエンコーディングによる)を行うことによってメタルアーチファクトの
低減が可能な撮影法を有すること。
2-6-6
乳房領域の撮像において、ダイナミック撮像時などにおける体動による撮影スライスの位置
ずれを、2 種類の異なった非剛体位置補正アルゴリズム(ガウス波形強調 2 乗位置補正法、
共役勾配法)によって、動きの質によって使い分けする事のできる後処理法を有すること。
Ⅱ.3 テスラ超伝導断層撮影装置 B
1
撮像装置本体ハードウェア・ソフトウェア
1-1
1-1-1
超電導マグネット、ガントリーシステムは以下の要件を満たすこと。
アクティブシールド方式の磁気シールドを有し、撮像中、外部磁場の変動にもリアルタイム
に作動する補正機能を装置本体に有すること。
1-1-2
被検者毎に自動で作動する磁場均一度向上機能(シミング機能)を有すること。
1-1-3
被検者が入った状態の磁場の均一性を上げ高分解能の機能画像撮像を可能にするため、3ch
の直線状 1st shim 及び 5ch 以上の非直線状のハイオーダーシミング機構を有し、手動によ
るシム電流の調整が可能であること。
1-1-4
被検者快適性を担保するため、マグネット長(カバー、傾斜磁場コイルを含まない)は 165cm
以下であること。
1-1-5
ボア中心部の内径は 70cm 以上であること。
1-1-6
漏洩磁場の 5 ガウスラインは 2.6m×4.6m 以下であること。
1-1-7
被検者の状態を確認するため、モニタリング用カメラとこれを表示するカラーモニターを有
し、エマージェンシーコール機能(被検者ヘルプスイッチ)を有すること。
1-1-8
ワイヤレスでの生体情報同期システム(呼吸、心電、脈波)を有すること。
1-1-9
ガントリー内照明・送風機能を有し、被検者の快適性を確保するための調整がガントリーや
コンソール側から行えること。
1-1-10 撮像時の騒音に対する静音対策を有すること。
1-1-11 液体ヘリウム消費量は、通常使用状態においてゼロボイルオフであること。
1-1-12 緊急時に安全かつ迅速に主磁場を落とすエマージェンシー機能を有すること。
1-2
傾斜磁場システムは以下の要件を満たすこと。
1-2-1
各軸の最大傾斜磁場強度は、45mT/m 以上であり、且つ最大スリューレートは 200mT/m/ms 以
上であること。
1-2-2
デュ−ティーサイクルが 100%であること。
1-2-3
スキャン時に発生する騒音に対する静音化技術が施されていること。
1-3
被検者テーブルは以下の要件を満たすこと。
1-3-1
固定式もしくは着脱式であること。
1-3-2
テーブル最大耐荷重は、垂直水平方向で 250kg 以上であること。
1-3-3
テーブル高は床上 56cm 以下まで下げられる機能を有すること。
1-3-4
コイルのコネクターは寝台に頭尾両側に 4 か所以上装備されており、胸部腹部コイル、フレ
キシブルコイルは任意の場所に接続可能であること。
1-4
送信 RF システムは以下の要件を満たすこと。
1-4-1
RF 出力は最大 37kW 以上であること。
1-4-2
第一次水準管理操作モードにて SAR 制限監視機能を有していること。
1-5
受信 RF システムは以下の要件を満たすこと。
1-5-1
受信 RF 信号が、シールドルーム内又は機械室でデジタル化されること。
1-5-2
RF 受信チャネルは 48 チャンネル以上で、同時受信が可能であること。
1-5-3
6 個以上のフェーズドアレイコイルを同時接続可能であり撮像範囲はソフトウェア制御
可能であること。
1-5-4
熱傷の可能性を防ぐためケーブルレスの構造であり、19 エレメント以上の頭頚部フェーズド
アレイコイルを有すること。
1-5-5
脊椎コイルと組み合わせて 30 エレメント以上で構成される、体幹部コイルを有すること。
1-5-6
広範囲撮像の際に組み合わせて使用できるように、上記体幹部コイルを追加で 2 式有するこ
と(体幹部コイルは合計 3 式)。尚複数使用することを想定し、1 式のケーブルを含む重量は
2kg 以下であること。
1-5-7
パラレルイメージング法を用いた高速撮像を行う機能を有する、4 エレメント以上のサイズ
の異なる 2 種類以上の矩形型フレキシブルコイルを有すること。
1-5-8
円形型コイルを有すること。
1-5-9
乳房撮像専用に 18 エレメント以上のフェーズドアレイコイルを有すること。
1-5-10 コイルを収納するための専用のカート又はコイル棚を有すること。
1-5-11 32 エレメント以上の全脊椎範囲をカバーできる脊椎用フェーズドアレイコイルを有するこ
と。
1-6
操作コンソールは以下の要件を満たすこと。
1-6-1
オペレーションシステム(OS)は、Windows 方式であること。
1-6-2
撮像の位置決めは、同時に 3 方向(axial, sagittal,coronal)さらに MIP・MPR・composing
の画像を用いて設定ができる機能を有すること。
1-6-3
DICOM Part14 対応対角 19 インチ以上のカラー液晶モニタを有すること。
1-6-4
操作コンソールで最大値投影法(MIP)及び多断面再構成(MPR)を、同時処理及び同時表示
できる機能を有すること。
1-6-5
フリーハンドにて任意の領域設定を行い、
その領域内での MIP 処理を行う機能を有すること。
1-6-6
MIP・マウス連動リアルタイム MIP・最小値投影法(MinIP)・マルチスライスカーブド MPR
及び表面再構成法(SSD)処理を行う機能を有すること。
1-6-7
被検者対話用インターコミュニケーションシステムを有すること。
1-6-8
画像を CD-R 及び DVD-R に DICOM 規格で出力する機能を有すること。
1-6-9
前項に加え、撮像された画像は、DICOM フォーマット以外の汎用フォーマット(JPEG、BitMap、
AVI)でも画像出力できる機能を有すること。
1-7
制御処置システムは以下の要件を満たすこと。
1-7-1
メインコンピュータは、300GB 以上の物理容量を持つ磁気ディスクが搭載され、画像保存枚
数は 512×512 マトリクスにおいて 80,000 画像以上保存できる機能を有すること。
1-7-2
イメージプロセッサーの主記憶容量は 45GB 以上であること。
1-7-3
画像計算速度(1 画像/256×256 マトリクス)は、1 秒間に 12,000 枚以上であること。
1-7-4
画像データは、ネットワークを介して、DICOM Ver.3.0 以上の規格で転送できる機能を有す
ること。
1-7-5
DICOM Ver.3.0 の Query/Retrieve、Print、MWM 及び MPPS に対応していること。
1-7-6
通信の際には当院指定の IP アドレス及び AE タイトルを使用すること。
1-7-7
導入する装置と PACS 側の Conformance statement 情報をそれぞれ確認して、
キャラクターセット・SOP クラス・圧縮方式などの対応表を作成しシステム担当者へ
提出すること。
1-8
1-8-1
基本撮像機能は以下の要件を満たすこと。
撮像視野(FOV)は、最大 50x50x45cm まで設定が可能であり、FOV の隅々まで画像均一性を確
保するため球状では無く円筒状であること。
1-8-2
最小スライス厚は、2D で 0.1mm 以下・3D で 0.05mm 以下であること。
1-8-3
撮像の位置決めは、同時に同サイズにて 3 方向の画像を用いて設定ができること。
1-8-4
3D グラディエントエコー法において最短繰り返し時間(TR)は 1ms 以下(256 マトリクス)で
あること。
1-8-5
3D グラディエントエコー法において最短エコー時間(TE)は 0.22ms 以下(256 マトリクス)
であること。
1-8-6
撮像目的に合わせて効果的に脂肪抑制撮像が可能なため、FAT SAT、STIR、WaterExcitation
法に加え、DIXON 法、SPAIR 法、SSGR、Q-FAT SAT が可能であること。
1-8-7
保存されている画像を操作コンソールに読み込むだけで、前回の撮像条件を読み込むことが
可能であること。
1-8-8
心電・脈波及び呼吸同期撮像が可能であり、ワイヤレスの同期器具を有すること。
1-8-9
腹部及び心臓領域の撮像時に併用する横隔膜ナビゲーター法は精度向上の為に上下動だけ
でなくフェイズ方向を含めた二次元的な動きを補正する機能と、横隔膜の動きが少ない被検
者に対しては、横隔膜に直行した方向(Phase 方向)のみのナビゲーターエコー法を併用して
撮像が可能であること。
1-8-10 パラレルイメージング法が可能であり、感度マップ取得のためのプレスキャンが不要な技術
を実装していること。
1-8-11 スピンエコー法、高速スピンエコ-法(ファースト・リカバリー法含む)、シングルショット高
速スピンエコー法が可能であること。
1-8-12 高速スピンエコー法において、k-space を回転状にサンプリングし、被検者の動きを補正す
る撮像シーケンスを有し、T1、T2、FLAIR、PD にて可能なこと。かつ、パラレルイメージン
グ併用が可能であること。
1-8-13 3D 高速 SE 法において SAR 低減のためエコートレインの中でフリップアングルを変化させな
がら撮像する機能を有すること。本機能においては TE を任意に設定する機能を有し、かつ
T1、T2、PD(プロトン密度)及び FLAIR のコントラストの画像収集を行う機能を有すること。
1-8-14 上記 3D 撮像高速 SE 法において、2 つの IR パルスを印加し、それぞれの TI 設定を独立して
変更することで、任意の 2 つの組織の信号の抑制が可能であること。
1-8-15 グラディエントエコー法、高速グラディエントエコー法、SSFP 法が可能であること。
1-8-16 2D、3D 撮像法にて 3 エコー以上のマルチエコー収集での GRE 法が可能であること。
1-8-17 3D グラディエントエコー法にパラレルイメージング法及び脂肪抑制法を併用した
高分解能造影ダイナミック検査が可能であること。
1-8-18 k-space を分割し、高周波成分のエコーシェアリング法を併用することで空間分解能を維持
したまま、時間分解能を上げる造影ダイナミック検査が可能であること。
1-8-19 微少出血や静脈性血管腫などにおけるヘモグロビンの磁性の影響を敏感に描出でき、さらに
位相情報による自動マスキング処理を加えることで磁化率効果を強調する機能を有し、画像
収集後に自動で画像処理及び画像表示を行う機能を有すること。
1-8-20 3D T1 グラジェントエコー法の撮像において UltraShortTE を用いた HalfRadial 収集により、
静音撮像が可能でありコイルや部位に制限無く使用できること。
1-8-21 複数回に分け撮像した画像(脊椎や広範囲 MRA など)を、つなぎ目のない長尺画像とし
て再構成できる機能を有すること(自動再構成機能も有する事)。
1-8-22 頭部検査において造影剤を用いたパーフュージョン撮影が可能であり、造影剤の信号変化曲
線の作成が可能であること。
1-8-23 パーフュージョンのカラー解析(MTT、TTP、Local AIF、CBV、CBF、PBP、CBV)の自動解析が
可能であること。
1-8-24 テーブルステッピング技術と併用して最大実行撮像視野 205cm 以上が可能であること。
1-8-25 複数のプロトコルを組み合わせて広範囲撮像を行う場合の事前設定及び、テーブル移動を含
めた自動プログラム撮像に対応する事。
1-8-26 MRI 画像同士の重ね合わせ処理を行う事が可能である事。
2
撮像詳細項目
2-1
EPI 撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-1-1
SE、GRE タイプのエコープラナーイメージング(EPI)を有していること。
2-1-2
シングルショット/マルチショット EPI が可能であること。
2-1-3
EPI 法を用いた拡散強調撮像が可能であり、呼吸同期法の併用も可能であること。
2-1-4
拡散強調画像において b 値の設定は 0 から最大 10,000 まで可能であり、1 回の撮像で
最大 16 種類以上の b 値の設定が可能であること。
2-1-5
リードアウト方向に対しマルチショットに分割し EPI Diffusion での脳幹部や頚部などの
歪みを低減した拡散強調撮像が可能であること。
2-1-6
拡散テンソル撮像を行う機能を有しかつ、最大 250 軸以上の設定を行う機能を有すること。
2-1-7
シングルショット EPI 法を用いた fMRI 検査を行う機能を有し、被検者の体動をリアルタイ
ムに検出し、撮像断面を三次元的に補正を行いながら撮像が可能であり、データ量を圧縮す
るためにモザイクフォーマットが可能であること。
2-1-8
DTI のカラー解析及び FA、RA、VR の解析が可能であること。
2-1-9
トラクトグラフィ解析が可能であること。
2-1-10 ファンクショナル MRI 撮像の解析結果を頭部 3D データとフュージョンして表示出来ること。
2-2
MR アンギオグラフィ撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-2-1
2 次元及び 3 次元のタイムオブフライト(TOF)法、フェイズドコントラスト(PC)法が可能であ
ること。
2-2-2
TOF 法では、MTC 法及び傾斜フリップアングル法による撮像機能を有していること。
2-2-3
3 次元 TOF 法ではマルチスラブ法が可能であること。
2-2-4
PC 法を用いた血流・脳脊髄液などの流速計測が可能であること。
2-2-5
3D ステディステート型の高速グラディエントエコー法にてノンセレクティブ IR パルスを併
用し、体幹部非造影 MRA が可能であること。
2-2-6
3D ファーストスピンエコー法にて、心電同期又は脈波同期を使用して拡張期と収縮期画像の
差分により、動脈と静脈を分離し下肢動脈などの撮像が可能であること。
2-2-7
パラレルイメージングを併用した高速 3DGRE による造影 4DMRA が可能であり、k-space エコー
シェアリング法を用いて時間分解能を上げることが可能であること。
2-2-8
3D ファースト SE 法または GRASE(Gradient and Spine echo)法をベースとした非造影 3D
Perfusion(3D ASL)法を有し、脳の灌流画像の収集が可能であること。
2-2-9
2D ステディステート型の高速グラディエントエコー法にて、心電同期を併用し、1 心拍に 1
断面のデータ収集を行うことで高速に下肢非造影 MRA が可能であること。また、本データ収
集後自動的に広範囲の MIP 画像が作成される機能を有すること。
2-2-10 流速測定のデータに対して ROI 内の流速を計算して数値を表示することが可能であり、また
カラーマップ処理して表示する機能を有すること。
2-3
MR スペクトロスコピー機能は以下の要件を満たすこと。
2-3-1
シングルボクセルのプロトンスペクトロスコピーが可能であること。
2-3-2
2D 及び 3D のケミカルシフトイメージングが可能であること。
2-3-3
プロトン MR スペクトロスコピーデータの解析が可能であり、代謝物質のフィッティング、
代謝物質の比のカラーマップなどの作成が簡便にできること。
2-3-4
乳腺 MRS 撮像において、脂肪および水の信号を抑制し、コリン(Choline)のスペクトルを
明瞭に検出する機能を有すること。
2-4
心臓撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-4-1
心臓撮像時において、バンディングアーチファクトを関心領域から避ける事を可能にする
frequency scout、及び、frequency offset 機能を有すること。
2-4-2
心臓撮像時において、正常時の心拍に合せたウィンドウを設定する事により、そのウィンド
ウから大きく外れてしまった心拍時(不整脈による心拍変動)の撮像・信号を自動的に除去
できる機能を有すること。
2-5
局所選択励起機能は以下の要件を満たすこと。
2-5-1
2 チャンネルの RF と傾斜磁場を組み合わせることにより、選択的に関心領域だけを励起する
ことが可能であること。
2-5-2
関心領域だけを選択励起した高分解能 Diffusion 撮像が可能であること。
2-5-3
バリアブルフリップアングル型 3DTSE によるマルチコントラスト 3D 撮像を可能とする局所
励起法が可能であること。
2-6
特殊撮像及び解析機能は以下の要件を満たすこと。
2-6-1
造影 3D ダイナミック検査において、造影信号曲線及び薬物動態モデル解析による多角的な
質的診断を可能にする解析機能を有すること。
2-6-2
3D T1 造影撮像において、LineScan を利用した Radial サンプリングによる体動に強い撮像
が可能であること。
2-6-3
高周波成分及び低周波成分を別々画像収集し、エコーシェアリングを行うことにより、高い
時間分解能の 3D T1 ダイナミック撮像が可能であること。
2-6-4
T2、T1、T2*マップの作成が可能であること。
2-6-5
関節領域の体内金属によるアーチファクトを低減する為に、2D 及び 3D TSE 法(脂肪抑制法の
併用)において、撮影スライス面内及び撮影スライス方向に対して、信号位置情報の補正(1TR
内で複数のスライスエンコーディングによる)を行うことによってメタルアーチファクトの
低減が可能な撮影法を有すること。
2-6-6
乳房領域の撮像において、ダイナミック撮像時などにおける体動による撮影スライスの位置
ずれを、2 種類の異なった非剛体位置補正アルゴリズム(ガウス波形強調 2 乗位置補正法、
共役勾配法)によって、動きの質によって使い分けする事のできる後処理法を有すること。
Ⅲ.1.5 テスラ超伝導断層撮像装置
1
撮像装置本体ハードウェア・ソフトウェア
1-1
超電導マグネット、ガントリーシステムは以下の要件を満たすこと。
1-1-1
アクティブシールド方式の磁気シールドを有し、撮像中、外部磁場の変動にもリアルタイム
に作動する補正機能を装置本体に有すること。
1-1-2
被検者毎に自動で作動する磁場均一度向上機能(シミング機能)を有すること。
1-1-3
被検者が入った状態の磁場の均一性を上げ高分解能の機能画像撮像を可能にするため、3ch
の直線状 1st shim 及び 5ch 以上の非直線状のハイオーダーシミング機構を有し、手動によ
るシム電流の調整が可能であること。
1-1-4
被検者快適性を担保するため、マグネット長(カバー、傾斜磁場コイルを含まない)は 140cm
以下であること。
1-1-5
ボア中心部の内径は 70cm 以上であること。
1-1-6
漏洩磁場の 5 ガウスラインは 2.5m×4.0m 以下であること。
1-1-7
被検者の状態を確認するため、モニタリング用カメラとこれを表示するカラーモニターを有
し、エマージェンシーコール機能(被検者ヘルプスイッチ)を有すること。
1-1-8
ワイヤレスでの生体情報同期システム(呼吸、心電、脈波)を有すること。
1-1-9
ガントリー内照明・送風機能を有し、被検者の快適性を確保するための調整がガントリーや
コンソール側から行えること。
1-1-10 撮像時の騒音に対する静音対策を有すること。
1-1-11 液体ヘリウム消費量は、通常使用状態においてゼロボイルオフであること。
1-1-12 緊急時に安全かつ迅速に主磁場を落とすエマージェンシー機能を有すること。
1-2
1-2-1
傾斜磁場システムは以下の要件を満たすこと。
各軸の最大傾斜磁場強度は、45mT/m 以上であり、且つ最大スリューレートは 200mT/m/ms 以
上であること。
1-2-2
デュ−ティーサイクルが 100%であること。
1-2-3
スキャン時に発生する騒音に対する静音化技術が施されていること。
1-3
被検者テーブルは以下の要件を満たすこと。
1-3-1
固定式もしくは着脱式であること。
1-3-2
テーブル最大耐荷重は、垂直水平方向で 250kg 以上であること。
1-3-3
テーブル高は床上 56cm 以下まで下げられる機能を有すること。
1-3-4
コイルのコネクターは寝台に頭尾両側に 4 か所以上装備されており、胸部腹部コイル、フレ
キシブルコイルは任意の場所に接続可能であること。
1-4
送信 RF システムは以下の要件を満たすこと。
1-4-1
RF 出力は最大 26kW 以上であること。
1-4-2
第一次水準管理操作モードにて SAR 制限監視機能を有していること。
1-5
受信 RF システムは以下の要件を満たすこと。
1-5-1
受信 RF 信号が、シールドルーム内又は機械室でデジタル化されること。
1-5-2
RF 受信チャネルは 48 チャンネル以上で、同時受信が可能であること。
1-5-3
6 個以上のフェーズドアレイコイルを同時接続可能であり撮像範囲はソフトウェア制御
可能であること。
1-5-4
熱傷の可能性を防ぐためケーブルレスの構造であり、19 エレメント以上の頭頚部フェーズド
アレイコイルを有すること。
1-5-5
脊椎コイルと組み合わせて 30 エレメント以上で構成される、体幹部コイルを有すること。
1-5-6
広範囲撮像の際に組み合わせて使用できるように、上記体幹部コイルを追加で 2 式有するこ
と(体幹部コイルは合計 3 式)。尚複数使用することを想定し、1 式のケーブルを含む重量は
2kg 以下であること。
1-5-7
パラレルイメージング法を用いた高速撮像を行う機能を有する、4 エレメント以上のサイズ
の異なる 2 種類以上の矩形型フレキシブルコイルを有すること。
1-5-8
円形型コイルを有すること。
1-5-9
乳房撮像専用に 18 エレメント以上のフェーズドアレイコイルを有すること。
1-5-10 コイルを収納するための専用のカート又はコイル棚を有すること。
1-5-11 32 エレメント以上の全脊椎範囲をカバーできる脊椎用フェーズドアレイコイルを有するこ
と。
1-6
操作コンソールは以下の要件を満たすこと。
1-6-1
オペレーションシステム(OS)は、Windows 方式であること。
1-6-2
撮像の位置決めは、同時に 3 方向(axial, sagittal,coronal)さらに MIP・MPR・composing
の画像を用いて設定ができる機能を有すること。
1-6-3
DICOM Part14 対応対角 19 インチ以上のカラー液晶モニタを有すること。
1-6-4
操作コンソールで最大値投影法(MIP)及び多断面再構成(MPR)を、同時処理及び同時表示
できる機能を有すること。
1-6-5
フリーハンドにて任意の領域設定を行い、
その領域内での MIP 処理を行う機能を有すること。
1-6-6
MIP・マウス連動リアルタイム MIP・最小値投影法(MinIP)・マルチスライスカーブド MPR
及び表面再構成法(SSD)処理を行う機能を有すること。
1-6-7
被検者対話用インターコミュニケーションシステムを有すること。
1-6-8
画像を CD-R 及び DVD-R に DICOM 規格で出力する機能を有すること。
1-6-9
前項に加え、撮像された画像は、DICOM フォーマット以外の汎用フォーマット(JPEG、BitMap、
AVI)でも画像出力できる機能を有すること。
1-7
制御処置システムは以下の要件を満たすこと。
1-7-1
メインコンピュータは、300GB 以上の物理容量を持つ磁気ディスクが搭載され、画像保存枚
数は 512×512 マトリクスにおいて 80,000 画像以上保存できる機能を有すること。
1-7-2
イメージプロセッサーの主記憶容量は 45GB 以上であること。
1-7-3
画像計算速度(1 画像/256×256 マトリクス)は、1 秒間に 22,000 枚以上であること。
1-7-4
画像データは、ネットワークを介して、DICOM Ver.3.0 以上の規格で転送できる機能を有す
ること。
1-7-5
DICOM Ver.3.0 の Query/Retrieve、Print、MWM 及び MPPS に対応していること。
1-7-6
通信の際には当院指定の IP アドレス及び AE タイトルを使用すること。
1-7-7
導入する装置と PACS 側の Conformance statement 情報をそれぞれ確認して、
キャラクターセット・SOP クラス・圧縮方式などの対応表を作成しシステム担当者へ
提出すること。
1-8
基本撮像機能は以下の要件を満たすこと。
1-8-1
撮像視野(FOV)は、最大 50x50x45cm まで設定が可能であり、FOV の隅々まで画像均一性を確
保するため球状では無く円筒状であること。
1-8-2
最小スライス厚は、2D で 0.1mm 以下・3D で 0.05mm 以下であること。
1-8-3
撮像の位置決めは、同時に同サイズにて 3 方向の画像を用いて設定ができること。
1-8-4
3D グラディエントエコー法において最短繰り返し時間(TR)は 1ms 以下(256 マトリクス)で
あること。
1-8-5
3D グラディエントエコー法において最短エコー時間(TE)は 0.22ms 以下(256 マトリクス)
であること。
1-8-6
撮像目的に合わせて効果的に脂肪抑制撮像が可能なため、FAT SAT、STIR、WaterExcitation
法に加え、DIXON 法、SPAIR 法、SSGR、Q-FAT SAT が可能であること。
1-8-7
保存されている画像を操作コンソールに読み込むだけで、前回の撮像条件を読み込むことが
可能であること。
1-8-8
心電・脈波及び呼吸同期撮像が可能であり、ワイヤレスの同期器具を有すること。
1-8-9
腹部及び心臓領域の撮像時に併用する横隔膜ナビゲーター法は精度向上の為に上下動だけ
でなくフェイズ方向を含めた二次元的な動きを補正する機能と、横隔膜の動きが少ない被検
者に対しては、横隔膜に直行した方向(Phase 方向)のみのナビゲーターエコー法を併用して
撮像が可能であること。
1-8-10 パラレルイメージング法が可能であり、感度マップ取得のためのプレスキャンが不要な技術
を実装していること。
1-8-11 スピンエコー法、高速スピンエコ-法(ファースト・リカバリー法含む)、シングルショット高
速スピンエコー法が可能であること。
1-8-12 高速スピンエコー法において、k-space を回転状にサンプリングし、被検者の動きを補正す
る撮像シーケンスを有し、T1、T2、FLAIR、PD にて可能なこと。かつ、パラレルイメージン
グ併用が可能であること。
1-8-13 3D 高速 SE 法において SAR 低減のためエコートレインの中でフリップアングルを変化させな
がら撮像する機能を有すること。本機能においては TE を任意に設定する機能を有し、かつ
T1、T2、PD(プロトン密度)及び FLAIR のコントラストの画像収集を行う機能を有すること。
1-8-14 上記 3D 撮像高速 SE 法において、2 つの IR パルスを印加し、それぞれの TI 設定を独立して
変更することで、任意の 2 つの組織の信号の抑制が可能であること。
1-8-15 グラディエントエコー法、高速グラディエントエコー法、SSFP 法が可能であること。
1-8-16 2D、3D 撮像法にて 3 エコー以上のマルチエコー収集での GRE 法が可能であること。
1-8-17 3D グラディエントエコー法にパラレルイメージング法及び脂肪抑制法を併用した
高分解能造影ダイナミック検査が可能であること。
1-8-18 k-space を分割し、高周波成分のエコーシェアリング法を併用することで空間分解能を維持
したまま、時間分解能を上げる造影ダイナミック検査が可能であること。
1-8-19 微少出血や静脈性血管腫などにおけるヘモグロビンの磁性の影響を敏感に描出でき、さらに
位相情報による自動マスキング処理を加えることで磁化率効果を強調する機能を有し、画像
収集後に自動で画像処理及び画像表示を行う機能を有すること。
1-8-20 3D T1 グラジェントエコー法の撮像において UltraShortTE を用いた HalfRadial 収集により、
静音撮像が可能でありコイルに制限無く使用できること。
コイルや部位の制限のない静音撮像が可能である事
1-8-21 複数回に分け撮像した画像(脊椎や広範囲 MRA など)を、つなぎ目のない長尺画像として再構
成できる機能を有すること(自動再構成機能も有する事)。
1-8-22 頭部検査において造影剤を用いたパーフュージョン撮影が可能であり、造影剤の信号変化曲
線の作成が可能であること。
1-8-23 パーフュージョンのカラー解析(MTT、TTP、Local AIF、CBV、CBF、PBP、CBV)の自動解析が
可能であること。
1-8-24 テーブルステッピング技術と併用して最大実行撮像視野 205cm 以上が可能であること。
2
撮像詳細項目
2-1
EPI 撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-1-1
SE、GRE タイプのエコープラナーイメージング(EPI)を有していること。
2-1-2
シングルショット/マルチショット EPI が可能であること。
2-1-3
EPI 法を用いた拡散強調撮像が可能であり、呼吸同期法の併用も可能であること。
2-1-4
拡散強調画像において b 値の設定は 0 から最大 10,000 まで可能であり、1 回の撮像で最大 16
種類以上の b 値の設定が可能であること。
2-1-5
リードアウト方向に対しマルチショットに分割し EPI Diffusion での脳幹部や頚部などの
歪みを低減した拡散強調撮像が可能であること。
2-1-6
拡散テンソル撮像を行う機能を有しかつ、最大 250 軸以上の設定を行う機能を有すること。
2-1-7
シングルショット EPI 法を用いた fMRI 検査を行う機能を有し、被検者の体動をリアルタイ
ムに検出し、撮像断面を三次元的に補正を行いながら撮像が可能であり、データ量を圧縮す
るためにモザイクフォーマットが可能であること。
2-1-8
DTI のカラー解析及び FA、RA、VR の解析が可能であること。
2-1-9
トラクトグラフィ解析が可能であること。
2-1-10
2-2
ファンクショナル MRI 撮像の解析結果を頭部 3D データとフュージョンして表示出来ること。
MR アンギオグラフィ撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-2-1
2 次元及び 3 次元のタイムオブフライト(TOF)法、フェイズドコントラスト(PC)法が可能であ
ること。
2-2-2
TOF 法では、MTC 法及び傾斜フリップアングル法による撮像機能を有していること。
2-2-3
3 次元 TOF 法ではマルチスラブ法が可能であること。
2-2-4
PC 法を用いた血流・脳脊髄液などの流速計測が可能であること。
2-2-5
3D ステディステート型の高速グラディエントエコー法にてノンセレクティブ IR パルスを併
用し、体幹部非造影 MRA が可能であること。
2-2-6
3D ファーストスピンエコー法にて、心電同期又は脈波同期を使用して拡張期と収縮期画像の
差分により、動脈と静脈を分離し下肢動脈などの撮像が可能であること。
2-2-7
パラレルイメージングを併用した高速 3DGRE による造影 4DMRA が可能であり、k-space エコー
シェアリング法を用いて時間分解能を上げることが可能であること。
2-2-8
3D ファースト SE 法または GRASE(Gradient and Spine echo)法をベースとした非造影 3D
Perfusion(3D ASL)法を有し、脳の灌流画像の収集が可能であること。
2-2-9
2D ステディステート型の高速グラディエントエコー法にて、心電同期を併用し、1 心拍に 1
断面のデータ収集を行うことで高速に下肢非造影 MRA が可能であること。また、本データ収
集後自動的に広範囲の MIP 画像が作成される機能を有すること。
2-2-10
流速測定のデータに対して ROI 内の流速を計算して数値を表示することが可能であり、ま
たカラーマップ処理して表示する機能を有すること。
2-3
MR スペクトロスコピー機能は以下の要件を満たすこと。
2-3-1
シングルボクセルのプロトンスペクトロスコピーが可能であること。
2-3-2
2D 及び 3D のケミカルシフトイメージングが可能であること。
2-3-3
プロトン MR スペクトロスコピーデータの解析が可能であり、代謝物質のフィッティング、
代謝物質の比のカラーマップなどの作成が簡便にできること。
2-3-4
乳腺 MRS 撮像において、脂肪および水の信号を抑制し、コリン(Choline)のスペクトルを
明瞭に検出する機能を有すること。
2-4
心臓撮像機能は以下の要件を満たすこと。
2-4-1
心臓撮像時において、バンディングアーチファクトを関心領域から避ける事を可能にする
frequency scout、及び、frequency offset 機能を有すること。
2-4-2
心臓撮像時において、正常時の心拍に合せたウィンドウを設定する事により、そのウィンド
ウから大きく外れてしまった心拍時(不整脈による心拍変動)の撮像・信号を自動的に除去
できる機能を有すること。
2-5
特殊撮像及び解析機能は以下の要件を満たすこと。
2-5-1
造影 3D ダイナミック検査において、造影信号曲線及び薬物動態モデル解析による多角的な
質的診断を可能にする解析機能を有すること。
2-5-2
3D T1 造影撮像において、LineScan を利用した Radial サンプリングによる体動に強い撮像
が可能であること。
2-5-3
高周波成分及び低周波成分を別々画像収集し、エコーシェアリングを行うことにより、高い
時間分解能の 3D T1 ダイナミック撮像が可能であること。
2-5-4
T2、T1、T2*マップの作成が可能であること。
2-5-5
関節領域の体内金属によるアーチファクトを低減する為に、2D 及び 3D TSE 法(脂肪抑制法の
併用)において、撮影スライス面内及び撮影スライス方向に対して、信号位置情報の補正(1TR
内で複数のスライスエンコーディングによる)を行うことによってメタルアーチファクトの
低減が可能な撮影法を有すること。
2-5-6
乳房領域の撮像において、ダイナミック撮像時などにおける体動による撮影スライスの位置
ずれを、2 種類の異なった非剛体位置補正アルゴリズム(ガウス波形強調 2 乗位置補正法、
共役勾配法)によって、動きの質によって使い分けする事のできる後処理法を有すること。
Ⅳ
周辺機器・付属品(MR 装置一括)
4-1
ハンディタイプの金属探知機三式を有すること。
4-2
造影剤自動注入器三式を有すること。
4-3
自動注入器の造影剤名・注入量、注入速度、注入圧などの情報を MPPS と FTP にて出力し、
注入波形を検像システムへ送信できること。
4-4
3.0TMRI 対応生体情報モニタ 1 式を有すること。
4-5
3.0T 対応のチューブレス車椅子 2 式を有すること。
4-6
非磁性体点滴レール 3 式を有すること。
4-7
ロールボード 2 式を有すること。
4-8
3.0T 対応のストレッチャー1 式を有すること。
4-9
非磁性体モップを 2 式有すること。
4-10
MRI ファントムを 1 式有すること。
4-11
MRI 性能評価ファントム MHR 型を 1 式有すること。
4-12
JIS-MRI 性能評価用ファントム JMR 型を 1 式有すること。
2.その他
(性能・機能以外に関する要件)
1.設置条件等は、以下の要件を満たすこと。
1-1
機器の配置、レイアウトについては、当センター職員及び PFI 事業者と協議のうえその指示に
よること。
1-2
機器の設置に伴い室内の改修工事等を行う場合は、事前に図面および施工計画書を作成し、当
センター施設担当職員及び PFI 事業者の承認を得ること。また、撮影室内の床や壁は当センタ
ー職員及び PFI 事業者と協議のうえ改修を行うこと。
1-3
当センターが用意した設備(電気設備、空調設備、給排水設備)以外に必要となる設備がある
場合は、当センター職員及び PFI 事業者と協議し、その指示に従い、費用は本調達に含むもの
とする。また、当該機器の配線工事等において必要となる関連機器及び関連用品は本調達に含
むものとする。
なお、当センターが用意する電源は各装置共に三相 380V∼480V110kVA、冷却装置用として三
相 200V30kVA とする。
1-4
電波磁気シールド工事、床シンダーコンクリート工事、ピット工事、冷却装置配管設備工事、
使用中灯及び磁場発生中灯設置工事は、本調達に含むものとする。
1-5
高調波抑制対策が必要となる場合、当センター職員及び PFI 事業者と協議のうえその指示によ
ること。また、高調波抑制対策費用は、本調達に含むものとする。
2
搬入、据付及び調整
2-1
本調達機器の設置に関し、機器の搬入、据付、配管、配線、調整は、本調達に含むものとする。
2-2
配線工事等において防火区間を貫通配線する場合は、貫通個所に適法な処置を施すこと。
2-3
機器の搬入、据付、配管、配線及び調整については、当センターの開設準備スケジュール及び
PFI 事業者の施設整備業務に支障をきたさないよう、当センターの担当者及び PFI 事業者と協議
のうえその指示によること。
2-4
設置工事は、納期、工事期間のスケジュールに従い完了すること。また、工事期間中に機器の
搬入、据付等の作業を行う場合は PFI 事業者と協議し、その指示に従い、それにかかる費用は
本調達に含むものとする。
3.保守体制等は、以下の要件を満たすこと。
3-1
機器納入後 1 年間は、通常使用により故障した場合の無償保証に応じること。
3-2
機器の円滑な運用を実現するための点検、調整および技術的なサポートを行える体制を有する
こと。
4. 職員研修、技術支援
4-1
医師及び技師が操作方法を熟知し、確実に使用が出来るまで受注者が責任を持って研修・技術
支援を行うこと。
4-2
機器の日本語による操作マニュアルを1部以上提供すること。
5. 納入期限
平成 29 年 3 月 26 日
6.
設置場所
大阪市中央区大手前三丁目
地方独立行政法人大阪府立病院機構
7.
7-1
大阪府立成人病センター(平成 29 年3月移転)
3階MR室1
3 テスラ超伝導断層撮像装置 A
3階MR室2
3 テスラ超伝導断層撮像装置 B
3階MR室3
1.5 テスラ超伝導断層撮像装置
その他
入札機器のうち医薬品医療機器等法に基づく製造承認が必要な医療機器に関しては、入札時点
で同法に定められている製造の承認を得ている物品であること。
7-2
装置の運搬、据付調整及び職員研修にかかる諸費用は全て受注者の負担とし、装置の運搬、設
置及び据付調整は所定の位置に納入期限までに速やかに行うこと。
7-3
本入札機器の設置及び更新にあたり、必要となる各種届出書類を作成する支援を行うこと。