スライド 1

LIVE
NO.76 October.2014
今回のテーマ
感染症を媒介する虫
2014年8月突如として報じられた、69年振りのデング熱発生の報道は皆さんも
既にご存知かと思います。
蚊によって媒介されたウイルスによって発症するデング熱。しかし、この他にも
虫が媒介する感染症は多く、温暖化の進行などの要因で今後このような感染症が
報告されるとして警戒を呼び掛ける動きもあります。
そこで、今回は感染症を媒介する虫とその対策を紹介します。
※なお、「昆虫」の定義に当てはまらないものも存在する為、ここでは「虫」として紹介します。
● 日本国内で感染が報告されている感染症を媒介する虫 ●
・蚊(か)
メスが人体の血液を吸う際にかゆみを生じさせることはよく知られていますが、同時にマラリアやフィラリア、
脳炎、デング熱、ナイル熱等の媒介者となる種類が存在します。
予防対策は、刺されないようにすることが大切で、屋内では網戸、屋外では蚊が嫌う白い長そでや虫よけス
プレー、蚊取り線香などを利用して近づけないこと。そしてボウフラが発生する水たまりができないように心掛
け、見つけ次第駆除する事が大切です(流した先で成長するため流してはいけません)。
・ダニ
国内ではツツガムシ病や日本紅斑熱、最近マダニの媒介で注意喚起されている重症熱性血小板減少症候群
の媒介者として、また感染症ではありませんがアレルギー性疾患のアレルゲンとしても有名です。
特にマダニが媒介する日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群は重症化し死亡例も報告されています。
対策としては森林、山地への侵入を避けかまれないようにすることが第一です。
しかし、ツツガムシやマダニの生息環境が近年の異常気象等で破壊され人間の居住域に流出することが懸
念されており、東日本大震災や平成26年8月豪雨災害でも注意喚起がなされています。
・ノミ
以前はネズミでしたが、最近はペットとして飼われているネコ、イヌからの感染が多くなりました。
代表的なものとして、ネコにひっかかれたり噛まれたりした際に感染する猫ひっかき病や瓜実状虫(サナダム
シ)症があります。また、国内ではすでに根絶状態となってますが、ペストもノミが媒介する感染症です。
対策としてはペットへの定期的な予防薬の処方をしてもらうことが大切です。
・シラミ
主な感染症として発疹チフスなどがありますが、衛生環境が向上したこともあり国内では近年報告はされてい
ません。
むしろ、個別の生活環境が原因となるケジラミやアタマジラミ等の寄生によるシラミ症と、それによって引き起
こされる激しいかゆみを重要視する傾向があります。
予防法は清潔にしておくことが第一ですが、寄生後の対策は専用のくしの使用やシャンプーでの洗髪、剃毛
し生息環境を無くすこともあります。
清潔な環境作りを心がけましょう!
参考サイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/