小児の便秘について

2016.8
☆便秘とその原因について
排便回数がおよそ週2回以下で、便が硬く痛みや出血などの排便困難を伴う場合を便秘と言います。
乳児期では、哺乳の量や内容の変化(母乳⇔ミルク)、離乳食の開始などが便秘のきっかけになります。幼児期以降
では、遊びに夢中になったり排便環境の変化により排便を我慢することや、運動不足だったり食物繊維が不足する
など(食)生活習慣が主な原因となります。さらに、便秘が腸の病気やホルモンの病気などの一症状のこともあります
ので、必ず医師の診察を受けましょう。
☆家庭での対処法は?
(1)運動療法:適度の運動は腸の動きを活発にして排便を促します。
(2)排便訓練:
乳児の場合→
①お腹を時計回りにやさしくマッサージしてあげましょう。
②綿棒にオリーブ油などを付けて、肛門を刺激してみましょう。
幼児期以降→
①起床時に冷水を飲むことで腸の動きが活発になり排便につながります。
②毎朝食後に5~10分位トイレに座る習慣をつけましょう。これにより規則的な排便習慣がつき
ます。ただし、排便を長時間強制する事は逆効果です。
(3)食餌療法:
乳児
→
幼児期以降→
①哺乳量不足の場合は適切な量まで増量します。
②水分の補給には、白湯、お茶、りんご果汁などをあげるといいでしょう。
①1日3回規則正しく食べましょう
②乳酸菌の多いヨーグルトなどを食べましょう。
③水分は十分にとりましょう。
④食物繊維の多い食品を1日1回食べさせてみましょう。
・生野菜よりも温野菜にすると多くの食物繊維が摂取できます。上の表以外にもイモ
類、海藻類、穀類、くだものは多くの食物繊維を含んでいます。
食物繊維は腸内細菌を増やしたり、腸の運動を活発にする作用があります。
* お腹が張って激しく痛がる時、肛門が切れて出血する時は早めに受診しましょう。
(資料は小児内科 Vol.41 No.12 から一部引用しました。)
小野寺こども医院