ともに育ちともに働き支えあう今と未来のために

ともに育ちともに働き支えあう今と未来のために
ともtomo通信 第6号(2014.12.3)
岩田 とも子メールアドレス [email protected]
⑥ だれもが安心して暮らせる。だれもが安心
して子どもを育てられる。
子どもの貧困率は今や6人に1人となりました。子どもの学習費1年間で小学校で約
10万円。中学校では20万円ほどになります。(給食費や教材費部活動費など)憲法
26条には義務教育の無償「義務教育は、これを無償とする」と書いてあります、現在
義務教育において無償なものは公立小中学校の授業料と小中学校の教科書だけ
です。その他の教育費は就学援助費や生活保護費で援助ができます。しかし、この
℡096-362-8300
家庭の高校受験のための支援をしているワーカーズコープなどです。こんな情報を
得られないところにこそ援助は必要なのだと思います。いろいろなところとの連携。そ
れをコーディネートする人も必要です。学校では先生方の超多忙状態の中でのス
クールソーシャルワーカーの存在はとても大きく子どもたちの実態を知る手だてとなっ
ています。しかし、そういう大事な場にいる人が非正規で雇われ、自分自身の暮らし
を支えることすら大変という不合理があります。そのことを許してはなりません。
だれもが安心して暮らせ安心して子どもを育てられる仕組み作りは急務です。
制度自体を知らないという人は少なくありません。給食費未納問題もよく聞きますが、
全国で1%の小中学生が未納なのです。国民健康保険料の未納は10.1%なので、
やはり、こどものためという親の思いがあり、未払いの家庭は少ないのでしょう。市町村
の財政力とも関係があります。援助率が高いと給食費未納の割合は低くなります。
援助があることをすべての家庭に周知をすることでセイフティネットは広がります。経済
状況で教育機会が不平等になることは見逃せません。
NPOやボランティアで教育機会の不平等をなくすために活動されている方もおられま
す。ホームレス支援から教育の大切さに気づき就労支援にとりくむ大学生、生活保護
とも子のおすすめ⑥
今回は映画の感想を・・・「スノーピアサー」
少し前の映画ですが氷河期になってしまった地球でずっと
走り続ける列車。一番前は権力者。最後尾には貧しい人々
という階級があり、あまりの差別と戦います。自分たちの
リーダーと思っていた老人が実は権力者と手を組み列車内
の統制を仕組んでいたとは・・・かんこく、フランス、ア
メリカの合作映画です。