ドゥーユーノー脳?

AJ
おうちでリハビリ あらやジャーナル
2014.7 Vol.5
ドゥーユーノー脳?
今 月 は暑 さを吹 っ飛 ばすタイトルからのスタートですが、皆 さんご機 嫌 いかがですか?
脳 の器 質 的 病 変 (脳 細 胞 が死 んだり、異 常 な状 態 になること)が認 知 症 の要 因 の一 つと言 われています。
今 月 は脳 について学 びましょう!
前頭葉は運動機能、意欲、感情、創造力を担ってい
頭頂葉は外界の認識に関わる部位で、手足をは
ます。また老化に伴って最も早く機能低下が起こる
じめとする身体の様々な部位からの感覚情報が
のがこの前頭葉です。
集まる場所です。
側頭葉は言語、記憶、聴覚に関わっている部位
後頭葉は視覚や色彩に関わる部位で、この部分に
で、側頭葉の内側には記憶に関わる部分がありま
障害が起きると、目には見えていても空間認知や文
す。
字の意味が理解できなくなります。
まだまだ奥が深い認知症、これからも共に学んでいきましょう!!
訪問看護ステーション「和」
電話:0192-22-7513
事業所番号 :0360390017
ステーションコード:0390025
FAX:0192-22-7514
住所 〒022―0002 岩手県大船渡市大船渡町字新田 38-1
お気軽にお電話ください! 受付時間 8:30~17:30 あらや訪問リハビリステーション ☎0192-53-1122
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前回は脱水についてでした。2 回目となる今回は、私たちは仕事中に脱水をどう意識しているか紹介させて頂きます。
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初めに
脱水は進行してしまうと、初期症状から無気力など
専門職として、ただ飲水を勧めるだけでは
精神的症状も見られ、ロコモシンドローム・サルコペニア・認
NG ですので!原疾患既往歴の把握。Dr.の
知症・熱中症・鬱・臓器障害と寝たきりに進展する可能性が高
治療方針を理解することも忘れずに行い
い 2 次障害が生じる恐れがあり、リハビリの進行上とっても嫌
ます。水分の in,out の把握が重要
な奴です。順調にいっているようである日突然レベル低下がお
例えば、腎障害・心疾患や末期癌等の方は少し dry
な状態をキープしていることがあるため、水分摂
取量を守る必要があります。
脳梗塞既往者など血液凝固ハイリスクの方には脱
水予防を啓発する必要があります。
こりうることもあります。季節の変わり目の気温の変化が大き
い時期やコタツ等暖房器具を使用している間は注意が必要で
す。
動けない→飲めない→
動けない.
.
.負のループ
を断つようにリハ内容
を考えます。
体内の水分は筋肉に貯蔵されています!
動けない→必要な機能練習の提供
筋力が低下してくる高齢者の方は、水分の枯渇が
早い。また、機能障害や認知面の低下が生じてい
ると、飲水機会自体が減少します。
飲めない→嚥下機能の評価・練習。
姿勢や水分形態のアドバイス
筋肉を動かすので、運動時の代謝は水分を消費する!という事を念
頭に置いて状態確認を行いながらサービスを提供します。
最後に
何と言っても
右図は簡単な検査方法の紹介です。脱水は高齢者や赤ん坊
だけに言えることではありません。学生の若者が体育祭中
に熱中症で倒れたというニュースもあるので、みんなで注
意して元気に夏を過ごしましょう。
H26.7.始動
ブ
レ
ア
作
戦
と
は
…
脳の活性化に焦点を当て、
脳機能の向上・維持を目的とした作戦
内
目
指
す
と
こ
ろ
認知症の予防・進行抑制
笑顔の増加、健康寿命の延長
容
トランプ等を用いてゲーム感覚で楽しみながら、
記憶や計算を中心に評価・介入を実践
対
象
者
ブレア作戦では、全ての方を対象とします。
実施時間の目安は 10~15 分/回で、
課題や難易度は各個人様に合わせて実践します。
身体も脳も健やかに