児童・青少年育成支援の新たな展開 ~「ニッセイ名作シリーズ」

平成26年4月18日
日本生命保険相互会社
児童・青少年育成支援の新たな展開
~ 「ニッセイ名作シリーズ」公演開始 ~
日本生命保険相互会社(社長:筒井義信)は、子どもたちの豊かな情操を育むことを願い、
公益財団法人ニッセイ文化振興財団主催の「ニッセイ名作劇場」への協賛を通じて、小学校
6年生を対象に、ミュージカル公演への無料招待を行ってきました。この取組は昭和39年に
開始し、これまで50年間の招待児童数は777万人、招待学校数は8万2千校にのぼります。
50周年を機に、この「ニッセイ名作劇場」を発展させ、新たに「ニッセイ名作シリーズ」
をスタートします。
少子高齢化、グローバル化等、環境変化が進むこれからの社会を支える青少年の「創造性」
や「多様な価値観」の醸成に向けて、より幅広い世代を対象に、日本および世界の優れた舞台
芸術に触れる機会を提供してまいります。
アリスのクラシックコンサート(撮影:三枝近志)
1
<「ニッセイ名作シリーズ」の取組概要>
1.
「ニッセイ名作劇場」では小学校6年生のみを対象としていた無料招待公演の対象を、
幼児から高校生まで拡大いたします。
2.
「ニッセイ名作劇場」ではミュージカルを主体としていた芸術ジャンルを、オペラ・
バレエ・クラシック音楽・人形劇・伝統芸能等に拡げてまいります。
3.日生劇場を中心とする無料招待公演を、全国各地に展開いたします。
4.優れた舞台芸術への理解を促すため、学校への「出張授業(※1)」等により学習機会
を能動的に提供するほか、コンテンツのアーカイブ化(※2)により、全国の教育関係
者や舞台芸術に携わる方々への情報提供、海外への発信にも取り組んでまいります。
※1
学校からの要請に応じ、生徒にオペラやバレエ等の解説をするもの
※2
優れた舞台芸術の内容や解説を映像化し、記録・伝達するもの
<「ニッセイ名作シリーズ」の概要>
名称
以下の2つの取組を柱としています。
ニッセイ名作シアター
ニッセイ名作鑑賞教室
対象
幼児~小学生・中学生
中学生・高校生
ジャンル
クラシック音楽・
オペラ・バレエ等
人形劇・バレエ・伝統芸能等
鑑賞単位
学校・ファミリー
学校
料金
無料招待
無料招待
招待者数
1万名/年(※3)
2万名/年(※3)
展開
地方都市で展開。
日生劇場を中心に地方都市でも展開。
学習プログラムとして「出張授業」等
を実施。
※3
平成27年度予定。平成26年度は「ニッセイ名作シアター」に2000名、
「ニッセイ名作鑑賞教室」に3600名を招待予定。
「子どもたちに本物の舞台に触れる機会を」という考えのもと、本格的なオペラ・
バレエ等の芸術性の高い公演を、日本最大規模で子どもたちに提供していくことを
目指します。
なお、従来、「ニッセイ名作劇場」を通じて行ってきた、小学6年生を対象とする児童招待
公演については、劇団四季「こころの劇場」への協賛を通じて支援しております。
2
<「ニッセイ名作シリーズ」当面の予定>
①ニッセイ名作シアター
演目:「アリスのクラシックコンサート『5つの魔法の声』
」
日時:8月10日(日)
会場:多賀城市民会館(宮城県)
アリスの冒険劇を見ながら「歌声のヒミツ」を学べるコンサートを、仙台フィルハーモニー
管弦楽団の生演奏でお届けします。多賀城市内の子どもたちと保護者の方々等1,000名
を招待します。
②ニッセイ名作鑑賞教室
演目:オペラ「アイナダマール」
日時:11月12日(水)~14日(金)
会場:日生劇場(東京都)
20世紀スペインの伝説の詩人ガルシア・ロルカを題材とし、フラメンコ等の民族音楽を
ふんだんに取り入れた作品です(日本初演)。広上淳一氏(指揮)、粟國淳氏(演出)、読売
日本交響楽団(管弦楽)等一流の演奏家による公演に加え、オペラを理解するための事前
学習の場をプロローグ形式にて提供いたします。中学生・高校生3,600名を招待します。
<より快適な芸術空間を目指した日生劇場の改修について>
日生劇場は、昭和38年より長い間、皆様に愛され、様々な舞台芸術を発信してまいりまし
たが、設備の老朽化への対応、さらなる安全性の確保をはじめ、お客様、出演者、制作者に
とってさらに満足度の高い劇場を目指して、平成27年12月より6カ月間休館し、改修工事
を行います。
村野藤吾氏による伝統ある建築物の意匠を継承しながら、椅子座面の張替等で快適さの向上
を図るとともに、オペラ・バレエ等の多様な舞台演出に対応するため、せり(※4)・照明・音響
等の改修を行います。
※4 舞台床の一部をくりぬき昇降させる装置
日生劇場客席(平成25年7月撮影)
以
3
上
H26-136G,広報部