ぽこ・あ・ぽこ通信第95号(2016年1月15日発行

1994 年 10 月 17 日第 3 種郵便物認可(毎月 3 回 5 の日) 2016 年 1 月 15 日 HISK 通巻 764 号
広島県障害者団体定期刊行物協会
代表者 池田正則 福山市引野町南 1 丁目 6 番 11 号
ジョイ・ジョイ・ワーク引野内
第 95 号
【2016 年 1 月15日】
特定非営利活動法人 ぽでーる 多機能型事業所 ぽこ・あ・ぽこ
連絡先:〒737-0154 広島県呉市仁方桟橋通 10-3
Tel:0823-79-5119 Fax:0823-79-5179
E メール:[email protected]
旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願い申し上げます。
昨年、
「ぽこあぽこ」は別府旅行に行きましたの
で、利用者さんの笑顔で今年初めの通信の表紙
を飾らせていただきたいと思います。
年間購読料
1,000 円
ぽこ活動報告
11 月 12 日・13 日
杉乃井ホテルに泊まりました。
プールで遊び、お湯につかり…。
地獄めぐりにサファリ…。
楽しい旅行でした。
10 月 23 日
毎年恒例秋の交流会
他の事業所さんと楽しい時間を過ごしました。
今年は、よさこいを披露しました。
よさこい、ご要望あらばいつでも出張、踊ります。気軽に
声をかけてください。
10 月 31 日
毎年参加しております、ワンステップコンサート。軽く夕食を吉野家で食べ、
知る人ぞ知るハーブ演奏家池田ちずこさんの素敵な音色を楽しみました。
吉野家であこがれの
「ローラ」のポスター
発見!!!
11 月 17 日
カルビー工場見学
就労移行のメンバーと!
メンバーさんの目を釘付けしたのが商品
を梱包している機械や多くのロボット!
「すごい!やってみたいね。
」
「かっこい
い!」と無我夢中で見ていました。帰りの
車の中では。
「楽しかった!」
「やってみた
い!」等の声を聞くことができ、
「仕事」
に対してのモチベーションをますます高
めることができた工場見学だったなと思
います。
報告者:原 佳恵
11 月 26 日
アフターファイブ!!!カラオケではじけました。
12 月 20 日
音楽クラブ 2 年に
1 度の発表会!!!
舞台裏で待機中にこっそり
「エイエイオー!!」
12 月 5 日
ふれあいコンサート参加!!!
本番!今年はいろんな曲のメドレー!さあ次
は何をするのか今から楽しみですね。
毎年恒例ビンゴ大会!!!
みなさん真剣そのものです。
ビンゴ大会の後は忘
年会で 1 年の締めく
くり!!!
家族会になると、
本当にたくさんのロ
ールケーキ、
シホンケーキなどなど毎
回作ってくださる、利用者さんの母。
毎回それを期待し、
デザートを用意し
なくなりました。
次回も期待していま
ーす!!!
12 月 26 日
家族会&忘年会
新メンバー紹介!!!
原田泰志です。長年焼山の本庄作業所に通っていましたが、思い切って近くのぽこ
あぽこに通うことに決めました。
毎日作業を頑張っています。
氷川きよしのファンです。この前コンサートにぽこの職員と行きました。また行き
たいです。
小林真衣です。11月から、一人暮らしをはじめたことを機に、ぽこあぽ
この利用を週に1回はじめました。一人暮らし最高!それまでは家族と暮
らしていました。やっと願いが叶ってうれしいです。
何より自分の時間があるので、やることを全部済ませたら遊んでいます。
いろいろ自分ですることも増えましたがそれはそれで楽しいです。
これからも生活を楽しんでいけたらいいなと思っています(笑)
小林真衣さんは、一人暮らしを夢見る乙女でした。どうしても自分の住んでいる町に住みたい!と
いう強い思いを持たれていました。
いざ現実になるときには、支援を入れる時間も非常に悩みました。ヘルパーを入れることは簡単、
でも自由な時間が減る。しかし、ヘルパーが入らなかったらトイレはどうする?などなど様々な課
題をクリアし、今は居宅介護事業所 3 か所、日中活動事業所 3 か所、短期入所事業所 1 か所が支
援に入っています。
緊急時にはどうする?自治会の行事は?という課題も出てきましたが、1つ1つクリアされて行か
れました。
一人暮らし満喫してくださいねーーー!!!
新?職員紹介!!!
大森輝男です。体調不良で退職しましたが、元気になりました!!12 月 1 日か
ら復帰しています。元気に働ける喜びでいっぱいです。
酒を控えめに、体調管理に気を付け、メンバーさんと一緒に働きたいとおもい
ます。よろしくお願いします。
12 月から生活支援員として働くことになりまし
た青柳由季です。
毎日が初めての体験で楽しいです。いろいろなこ
とを教えてもらい、緊張感を持ち、今後勉強して
いきたいです。
よろしくお願いします。
1.
施設内研修報告
11 月10 日
平岡 健治
枝松 里紗
高畑 祥恵
11 月16 日
職員全員
11 月16 日
職員全員
11 月26 日
中島 満江
難波みづき
島 智 之
髙田 奈美
12 月 1 日
平岡 健治
枝松 里紗
高畑 祥恵
様々な障がいについての理解と支援方法について教えてもらっ
た。過度な支援をせず、本人の自立に向けて支援して行くよう努
めて行く。
利用者さんの行動をよく観察し、特徴を把握し、理解して行く努
力が必要。
ノロウイルスの特徴
・人のみに感染
・熱に強い
・アルコールに強い
・トイレットペーパー30 枚でも通過する感染力あり
・感染力を長期に保持
予防策
・30 秒かけて手洗い(洗い残しをしない) ・消毒
・現在の流行を知る
感想
排泄物、嘔吐の処理は今回学習したことを活かして対応していき
たい。
虐待とは、実施をしようとする職員の主観的な判断ではなく、利
用者、家族、第 3 者が判断する。
「一時的にはやむをえない」という視点に留まっている可能性が
ある。拘束せざるを得ない背景を考え、「自傷、他害をしなくて
もよくなる支援」へ向かうことが必要。
この研修を受けて心が洗われた。当たり前のようにやっているこ
とが、ノーマライゼーションに沿っているのか、虐待になってい
ないかを考える良いきっかけとなった。
人は愚かであることを前提に自分を見つめなおすこと。
支援方法を考えるなかで、今までの支援を振り返り、新しい支援
方法を統一し、なぜ新しい支援方法に変更するのか、常に考え支
援をしていく必要がある。
支援者がこうしたほうが良いと言う思いやポリシーよりも、本人
の思いや生活に合った支援をしていく必要がある。
A さん…本人の為の支援をする。居宅介護でうまく行った支援を
ぽこの日中活動でも取り入れて行く。
B さん…頑張りシールを継続し、シールがたまったらご褒美と言
う支援を続ける。
C さん…本人の好きな活動探し。刺激に対して鈍い人、敏感な人
がいる。本人の欲しい刺激を考え支援する必要がある。感覚統合
の勉強をしてみたらどうか。
社会人としてのマナーや常識について学んだ。自分がきちんとで
きているかを考えるきっかけとなった。
常に職場の代表であるという意識を持ち、丁寧な対応をする。
職場の雰囲気が良いとメンバーさん、家族も安心してぽこを利用
してくれると思うので、明るく元気な挨拶から始めたい。
12 月21 日
職員全員
12 月21 日
職員全員
ボディメカニクスの原則を学んだ。
移乗をする前に大切なことは、声掛け。移動するものは物ではな
い。これから何をするのか、どこに行くのかを説明することも大
事。
対象者がどれだけの能力を持っているかがわかっていると、それ
にあった移乗方法がとれる。
座位を整えることが大事。
自閉症支援についての復習をした。
支援するツールの紹介があった。スケジュールにも、絵で示す、
字で示す、具体物で示すなど本人の理解できることに合わせて一
人ひとり違ったものがあり、成長に合わせてステップアップして
いくこともある。
その後、「ぽこ」の中で今どんな工夫がされているか探した。
いろいろ見てみると、いろいろなセクションで利用者さんはもち
ろん、職員がわかりやすいように工夫していた。
支援を振り返ること、今のまま継続ではなく、良くしていくため
にはどうするべきか振り返りながら考えたいと思った。
施設外研修報告
10 月 26 日
難波みづき
坪川 ゆり
10 月 28 日
島 智之
10 月 13 日
10 月 21 日
10 月 22 日
原 佳恵
障がい者ケアマネジメント
本人の「おもい」を探し、実現して行く。計画相談とは、「障が
いのある人に一人ひとり責任を持って寄り添う人」であり、「サ
ービスの利用を調整する人」ではない。
本人主体を忘れてはいけない。本人の思いに寄り添っているか、
困りごとの視点ではなく、生活の中で培った強みが反映できてい
るか、支援が点でなく線であるかを常に考え支援していく。
研修の要点
・発達障がいの特性を基本とする。
・個別化する。
・アセスメントからはじめる。
・実証された方法を行う。
・自立力が目的である。
・親やチーム間の協働を重視する。
今日学んだ知識、スキルも感情のコントロールができてから生き
てくるもの。
イライラやあせり、心の動きが表に出るようでは、障がいのある
方、その家族、協働するスタッフは安心していられない。
演習が主だったが、その中で感じたことは、支援とはその人の性
格・特性を知っていくことから始まり、特性を生かしていくこと
で手厚い支援になっていくのだということ。
「この利用者さんは、特に問題ない」と思っていても、丁寧にア
セスメントして「できる」「芽生え」「できない」を知って「芽
生え」の部分をたくさん見つけ、それを「出来る」に変えて、そ
の人の生活の質を上げて行きたいと思う。
一人ひとりの記録をとり、次はどんなことをサポートするのか見
つけ出すことが大切だと学んだ。
12 月 5 日
出崎 直美
中島 満江
12 月 15 日
須賀 正宏
難波みづき
12 月 18 日
高畑 祥恵
人権フェスタ予告
ライフステージ、ライフプランを設計するためのステップ、様々
な制度、私的な備えの個別概要を学んだ。
将来の不安は誰しもあるが漠然としている。
ぽこの利用者さんも年齢を重ね、親も不安に思っている方が多い
ので今回の研修が参考になったら良い。
人生何があるかわからないので、しっかりと対策を講じておけば
老後は安心。親亡きあとではない、親は亡くなる前には自分が自
分のことをできなくなる。その前に対策が必要。
とても良い支援をしている、すごいなと単純に思った。ここまで
丁寧で手厚い療育を今の時点でぽこあぽこでできるかどうかと考
えると課題はたくさんあるが、やってみたいと思った。良い支援
のできる放課後児童ディサービスが展開できたら良いと思う。ど
ういう目的で行くのか、どういうサービスを提供するのか現実的
に考えられたら良いと思った。
知的障がいの定義や法は作られていないが、手帳の交付基準は
IQ70 未満の人とされている。全国には推定で 300 万人の知的障
がい者がいるとされているが、中には路上生活をしているホーム
レス障がい者や罪を犯して刑務所に入っている触法障がい者がお
り、そこから抜け出す支援が必要である。
知的障がい者の人たちが帰るところ、頼れる場所を作ることが私
たちの仕事だと思った。障がいのある方々との共生を通して社会
が豊かになっていけたら良いと思った。
毎年恒例!ふるまい餅あります。
ぜひお越しください。
格安バザーあり!!!乞うご期待!
日時:2016 年 2 月 21 日(日)9:00~13:30
場所:仁方まちづくりセンター、仁方小学校
内容:第 1 部 音楽を通して人権について考えよう
第 2 部 人権についてみんなで考えることのできる催し
講師:達磨オルゴールミュージック
右田悦雄・敬之さん親子
(演奏と朗読劇)
演題:「オルゴールシアター」
第 3 部 もちつき大会(もちつき、バザー等)
バザー用品集めています!
ご協力お願いします!!
【順不同・敬称略】
前田優子…正会員継続
広島県障害者団体・呉市赤十字奉仕団・呉市民クリスマス実行委員会
中島隆二・平野幸司…寄付金
銀の汐…お菓子寄贈 中崎…サーバー寄贈 岡本…バザー用品寄贈
岡崎律子・下末かよ子…ボランティア 平山貴典…みかん寄贈
地域の方…柿寄贈・バザー用品寄贈 山根…ケーキ寄贈
山川…大根・なすび寄贈
編集後記
様々な方々に支えられ、新しい年がやってきました。
ぽこあぽこも新しい利用者さん、スタッフも増え、楽しく活動しています。
先日、あかり研修で、ぽこあぽこで支援の工夫をしているところ探しをしました。
各部署で、わかりやすい支援をしていて、3 年目の職員から、
「自分が入った頃よりすごくよくな
った」
、6 年目の職員から、
「格段に支援方法が良くなった」との意見が出て、涙が出そうになった
年末でした。
ミスについても、対策を講じるグループワークが会議ででき、様々なディスカッションをしていま
す。少しずつですが前進しています。
よし、今年も頑張ろう。
(出崎)
ピースアートコン
テストに見事入賞
した、高谷大史!
表彰式に行ってき
ました。
な、なんと直々に
松井市長さんから
表彰状の授与!
タイトルは、
「続け
る」平和への思い
を込めて描いたそ
うです。戦後 70 年
です。
入賞作品です!!!
高谷の作品は 2 月 6 日(土)から 14 日(日)11 時~19 時
合人社ウエンディひと・まちプラザ北棟4Fギャラリーに展示されます。
会場:広島市中区袋町 6-36