GX Print Server ユーザーズガイド

GX Print Server ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
GX Print Server
for the Versant 80 Press
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
はじめに
このたびは GX Print Server をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
Print Server は、PostScript を使用して、高品質のカラープリントを実現するためのプリントサーバーです。
本書は、Microsoft Windows 7 とご使用の OS 環境の基本的な知識や操作方法、および Print Server の基本的な操
作を習得されていることを前提に、Print Server の設定や操作方法などを記載しています。
Print Server の性能を十分に発揮させ、効果的にご利用いただくために、Print Server をご使用になる前に本書を必
ずお読みのうえ、正しくご利用ください。なお、弊社の保証範囲は、本製品の標準構成とそのオプション商品に限り
ます。
本書は、読み終わったあとも必ず保管してください。Print Server をご使用中に、操作でわからないことや不具合が
出たときに読み直してご活用いただけます。
プリンター本体の操作用 UI の操作(機械管理者モードへのログイン、認証設定、IP アドレスなどのプリンター情報
の表示)、消耗品の交換、補給などについては、ご使用のプリンターに付属のマニュアル(『Versant 80 Press ユー
ザーズガイド』)をお読みください。
商標については、『ライセンスについて』を参照してください。
ご注意
①本書の内容の一部または全部を無断で複製・転載・改編することはおやめください。
②本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
③本書に、ご不明な点、誤り、記載もれ、乱丁、落丁などがありましたら弊社までご連絡ください。
Microsoft Corporation の許可を得て画面写真を使用しています。
2
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
Contents
はじめに .................................................................................................................. 2
Contents................................................................................................................. 3
本書の表記 ............................................................................................................... 5
1
ジョブプロパティの概要.......................................................... 6
1.1
1.2
2
基本項目 .............................................................................. 11
2.1
2.2
2.3
3
14
16
17
22
用紙................................................................................................................
用紙詳細.........................................................................................................
原稿................................................................................................................
挿入................................................................................................................
特殊ページ .....................................................................................................
24
28
29
30
31
レイアウト ........................................................................... 35
5.1
5.2
6
処理オプション ..............................................................................................
セキュリティ..................................................................................................
警告 /検出 ......................................................................................................
ジョブ情報 .....................................................................................................
用紙 .................................................................................... 24
4.1
4.2
4.3
4.4
4.5
5
簡易設定......................................................................................................... 11
お気に入り ..................................................................................................... 12
現在の設定 ..................................................................................................... 13
設定 .................................................................................... 14
3.1
3.2
3.3
3.4
4
ジョブテンプレート ......................................................................................... 6
ジョブプロパティ画面 ...................................................................................... 9
面付け ............................................................................................................ 35
面付け済みページの加工................................................................................. 37
フォーム /ページ番号 ............................................................ 38
6.1
6.2
6.3
6.4
ページ番号 .....................................................................................................
フォーム.........................................................................................................
ウォーターマーク ...........................................................................................
メモ /カラーパッチ.........................................................................................
38
39
40
41
Contents
3
7
カラー ................................................................................. 42
7.1
7.2
7.3
8
画質 .................................................................................... 53
8.1
8.2
8.3
9
CMS .............................................................................................................. 43
カラー調整 ..................................................................................................... 49
2 色印刷シミュレーション .............................................................................. 50
基本................................................................................................................ 53
プリンター ..................................................................................................... 55
アドバンス ..................................................................................................... 56
出力 .................................................................................... 60
9.1
9.2
9.3
9.4
基本................................................................................................................
排出................................................................................................................
フィニッシング ..............................................................................................
プリント位置 / 倍率.........................................................................................
60
61
62
64
10 ジョブプロパティ機能一覧...................................................... 65
10.1 各ダイアログボックスのジョブプロパティ ...................................................... 65
10.2 各ジョブ形式のジョブプロパティ.................................................................... 69
11 注意制限事項......................................................................... 73
4
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
本書の表記
本文中では、説明する内容によって、次のマークを使用しています。
補足 補足事項を記載しています。
参照 参照先を記載しています。
本文中では、次の記号を使用しています。
「 」
フォルダー、ファイル、アプリケーション、機能などの名称や入力文字などです。また、本書内に
ある参照先です。
『 』
参照するマニュアルです。
[ ]
コンピューターのメニュー、コマンド、画面(ウィンドウやダイアログボックス)とそれらに表示
されるタブ、ボタン、メニュー、項目などの名称です。
→
メニュー、フォルダーの選択順序です。[XXX]→[XXX](フォルダーの場合は、「XXX」→
「XXX」)のように記載しています。
>
ジョブプロパティ、およびテンプレートの表示順序です。
[XXX]>[XXX]のように記載しています。
テンプレートについては、『サーバー設定編』を参照してください。
〈 〉
キーボードのキーです。
フォルダーを表します。
ファイルを表します。
用紙の向き
用紙をセットする向きには、たて置きとよこ置きがあります。
たて置き(A4 の場合、「A4L」で表示)
短辺:長さ(よこ)、長辺:幅(たて)
よこ置き(A4 の場合、「A4」で表示)
長辺:長さ(よこ)、短辺:幅(たて)
プリンター正面
プリンター正面
長さ
(よこ)
送り方向
幅︵ た て ︶
幅︵ た て ︶
送り方向
長さ
(よこ)
本文中では、次の文章表現を使用しています。
•「XXX」は任意の文字、「*」は任意の数字です。
• OS がMac OS Classic(9.*)とMac OS X のクライアントコンピューターを「Macintoshクライアント」、OS
が Microsoft Windows のクライアントコンピューターを「Windows クライアント」、クライアントコンピュー
ターを「クライアントPC」と記載しています。
• 特に注釈がない限り、シアンは「C」、マゼンタは「M」、イエローは「Y」、ブラックは「K」、レッドは「R」、グ
リーンは「G」、ブルーは「B」と記載しています。
本書では、Microsoft Windows 7 の画面で説明しています。ご使用の OS によっては、メニューや項目などの名称
が異なることがあります。
本書では、一部を除いてデフォルトの画面で説明しています。説明のために、デフォルトでない画面を使用している
場合は、補足で明記しています。
本書に記載されている画面や Print Server のイラストは一例です。ご使用の機種やソフトウェア、OS のバージョン
によって異なることがあります。
本書の内容は、本書の制作時点のものです。本書に記載されている画面やイラスト、お問い合わせ先の窓口、Web
サイトのアドレスなどは、将来予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
参照 • Print Station の各部の名称、基本的な操作については、『基本操作編』の「2 Print Server とメインウィンド
ウの操作」を参照してください。
• わからない用語があったときは、『サーバー設定編』の「8 用語集」を参考にしてください。
本書の表記
5
1
ジョブプロパティの概要
ジョブテンプレートの作成方法、ジョブプロパティ画面の表示方法について説明します。
1.1 ジョブテンプレート......................................................................................... 6
1.2 ジョブプロパティ画面 ..................................................................................... 9
1.1 ジョブテンプレート
ジョブテンプレートを作成すると、カスタマイズしたジョブプロパティの設定をジョブに適用できます。
補足 管理者でログインしている場合だけ、操作が可能です。
ジョブテンプレートは、次のジョブ、または項目に適用されます。
• PDF/TIFF/JPEG/EPS ファイル
• プリンタードライバーを使用しないで作成した PostScriptファイル
• 特別なプリンタードライバー(特別なPPDやシステムなど)からプリントする場合で、
機能の設定が省略された項目
• クライアントPCから送信されたジョブで、「優先設定オン」の項目
ショートカットエリアから[入力ゲートウェイ]→[ジョブテンプレート]を選択します。
z
(新規作成)
新しいジョブテンプレートを追加します。
z
(編集)
選択したジョブテンプレートを、新規作成の場合と同様に編集します。
z
(削除)
選択したジョブテンプレートを削除します。
デフォルトで設定されているテンプレートは削除できません。
z
(コピー)
選択したジョブテンプレートを複製します。
z
(保存)
指定した場所に、選択したジョブテンプレートを保存します。
z
(読み込み)
ジョブテンプレートを読み込みます。
z
(リストの更新)
リストが最新の状態に更新されます。
6
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
ジョブテンプレートの新規作成
Step 1. (新規作成)をクリックします。
2. 必要に応じて、[テンプレート名]を編集し、[コメント]を入力します。
3.[ジョブプロパティの編集]をクリックします。
4. ジョブプロパティの各項目を設定し、[OK]をクリックします。
参照 各項目については、それぞれのジョブプロパティの説明を参照してください。
1. ジョブプロパティの概要
7
z
(優先設定オン)、 (優先設定オフ)
設定項目グループごとに表示されます。チェックを付けると、クライアント PC からの設定が無効に
なり、ジョブテンプレートの設定が適用されます。
補足 •「優先設定オン」にした項目の設定は、次の項目よりも優先されます。
- プリンタードライバー、DropUtility、および WebManager からのプリント
- DropUtility の[ファイル中の設定またはサーバーの設定を使う]
- Print Station の[ジョブ管理]→[ジョブ読み込み]、および WebManager の[アップ
ロード]で読み込んだ、ジョブプロパティの設定を含む PostScript ファイル
• チェックを付けると、ほかのジョブプロパティとの組み合わせによって、設定はできても、
プリント指示をするとエラーメッセージが表示され、プリントができないことがあります。
• プリンタードライバーの[給紙方法]→[自動選択]でプリントした場合、[用紙]タブの
[用紙]の設定が有効になります。
•[用紙]固有の注意事項は、次のとおりです。
-[出力用紙サイズ]が[原稿サイズと同じ]以外の場合は、プリンタードライバーのジョ
ブプロパティで選択した用紙サイズは無効になり、設定した用紙サイズで RIP 処理されま
す。
-[出力用紙サイズ]は、ジョブプロパティの[出力用紙サイズ]で、[原稿サイズと同じ]
が選択されているときだけ適用されます。
-[ページの拡大 /縮小]、および[ページ画像を用紙の中心に合わせる]は、
[出力用紙サイ
ズ]が[原稿サイズと同じ]以外のときだけ有効です。
5.
論理プリンターにテンプレートを割り当てます。
参照 論理プリンターについては、『サーバー設定編』の「3 論理プリンターの設定」を参照してく
ださい。
6.[OK]をクリックします。
8
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
1.2 ジョブプロパティ画面
ジョブリストのジョブを選択し、次のいずれかの操作をすると、
[ジョブプロパティ]ダイアログボックスが表示さ
れます。
•
(プロパティ)をクリックする
• ダブルクリックする
• 右クリックして表示されるメニュー(右クリックメニュー)で、[プロパティ]を選択する
補足 • 複数のジョブを選択する場合は、〈Ctrl〉キー、または〈Shift〉キーを使用します。
• ダイアログボックスが開くと、[簡易設定]タブが表示されます。
• 処理中リストのジョブに対しては、設定内容の表示だけで編集はできません。
• ユーザーでログインしている場合、セキュリティプリントが設定されているジョブを操作するためには、パス
ワードの入力が必要です。
①ヘッダー情報
ID
クライアントPC から送信されたジョブID と、テキストボックスにファイル名が表示されます。
所有者
ジョブを送信した所有者名が表示されます。
ページ数
入力ドキュメントの総ページ数が表示されます。
原稿サイズ
入力ドキュメントの先頭ページの原稿サイズが表示されます。
②メッセージエリア
ダイアログボックスについての情報がある場合に、メッセージが表示されます。
右側のインフォメーションアイコンをクリックすると、メッセージの表示 /非表示が切り替わります。
③ジョブプロパティ編集エリア
各タブをクリックし、ジョブプロパティを編集します。
1. ジョブプロパティの概要
9
④処理ボタン
処理開始
編集したジョブの処理が、
[設定]>[処理オプション]>[出力先の設定]に従って、開始されます。
テンプレートとして保存
現在のジョブプロパティの設定がテンプレートとして保存されます。表示されるダイアログボックスで、テンプ
レート名を入力し、
[OK]をクリックします。
テンプレートを使用
表示される[テンプレートの選択]ダイアログボックスでテンプレートを選択し、
[OK]をクリックすると、設
定されているテンプレートを読み込みます。
適用
ダイアログボックスを閉じずに設定内容を保存します。
リセット
ジョブプロパティを、最後に保存した内容に戻します。
キャンセル
設定内容を破棄し、ダイアログボックスを閉じます。
„ ジョブの一括編集
ジョブを複数選択した場合は、設定項目グループごとに、一括編集アイコンが表示されます。
チェックを付けると、複数のジョブに対して一括で編集できます。
:一括編集オン
:一括編集オフ
„ ビルドジョブのジョブプロパティ
選択したジョブがビルドジョブの場合は、ビルドジョブの設定を使用するか、個々のジョブの設定を使用するか選択
可能な項目に、共通設定アイコンが表示されます。共通設定をオンにすると、個々のジョブの設定は無視され、ビル
ドジョブで設定したジョブプロパティが使用されます。
:共通設定オン
:共通設定オフ
10
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
2
基本項目
ジョブプロパティの基本的な設定項目について説明します。
2.1 簡易設定 ...................................................................................................... 11
2.2 お気に入り ................................................................................................... 12
2.3 現在の設定 ................................................................................................... 13
2.1 簡易設定
よく使う設定項目が表示されます。
左側のメニューをクリックすると、該当メニューの設定項目が表示されます。
各設定項目の▼をクリックすると、設定の詳細が非表示になり、X をクリックすると、再度表示されます。
各項目については、それぞれのジョブプロパティの説明を参照してください。
RIPの種類 ......................................................................................................................................14
出力用紙サイズ ...............................................................................................................................25
出力ページ範囲 ...............................................................................................................................25
部数................................................................................................................................................60
両面................................................................................................................................................60
カラーモード ..................................................................................................................................42
レイアウト(面付け設定)................................................................................................................35
原稿の向き......................................................................................................................................29
用紙トレイ(給紙方法)...................................................................................................................24
排出................................................................................................................................................61
フィニッシング ...............................................................................................................................62
2. 基本項目
11
2.2 お気に入り
よく使う項目を登録すると、登録した項目がこのタブに表示されます。
補足 クライアント PC ごとに登録できます。
お気に入り項目の登録
Step 1.[お気に入り]タブ画面で、[設定]ボタンをクリックします。
2. (追加)、または (削除)をクリックして、お気に入りに登録する項目を追加、削除し
ます。
補足
(上へ)、 (下へ)をクリックして、表示中の設定の順番を入れ替えることもできます。
3.[OK]をクリックします。
12
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
2.3 現在の設定
ジョブプロパティの現在の設定が表示されます。
z 詳細
項目を選択して[詳細]をクリックすると、項目の設定ダイアログボックスが表示されます。設定を変更し、
[閉じる]をクリックします。
補足 項目をダブルクリックしても表示できます。
例:
[RIP の種類]ダイアログボックス
一覧に表示される内容は、ジョブプロパティの種類によって異なります。
z 変更
通常のジョブプロパティ、およびビルドジョブのジョブプロパティのときに表示されます。
設定を変更した項目に、チェックマークが付きます。
z 変更対象
複数のジョブを選択してジョブプロパティを開いたときに表示されます。
一括編集の対象となる項目に、チェックマークが付きます。
z 優先設定
ジョブテンプレートのジョブプロパティのときに表示されます。
「優先設定オン」の項目に、チェックマークが付きます。
z 共通設定
ビルドジョブのジョブプロパティのときに表示されます。
「共通設定オン」の項目に、チェックマークが付きます。
2. 基本項目
13
3
設定
[処理オプション]、
[セキュリティ]
、[警告/ 検出]および[ジョブ情報]の設定を行います。
3.1
3.2
3.3
3.4
処理オプション ............................................................................................
セキュリティ................................................................................................
警告 / 検出 ....................................................................................................
ジョブ情報 ...................................................................................................
14
16
17
22
3.1 処理オプション
„ RIP の種類
補足 CPSI と APPE のジョブの複数編集はできません。
参照 • CPSI と APPEについては、『基本操作編』の「1 Print Serverの機能紹介」を参照してくだ
さい。
• プリントに関する制限については、「RIP に関する制限事項」(P.74)を参照してください。
z CPSI(Configurable PostScript Interpreter)
CPSI を使用してRIP 処理します。
z APPE(Adobe PDF Print Engine)
APPE を使用してRIP 処理します。PDF のジョブに対してだけ設定できます。
補足 ファイルタイプが PDF と PDF 以外のジョブとを複数選択している場合、PDF と JDF のジョブ
だけが CPSI から APPE に変換されます。
14
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
„ 出力先の設定
z 受信後に保留
ジョブを受信したあと、プリントせずに保留します。
補足 ジョブテンプレートにだけ表示されます。
z RIP データ作成後に保留
ジョブを受信したあと、RIP データを作成してから保留します。
z プリント
ジョブを保留せずにプリントします。
z リソース登録
ジョブをリソースとしてPrint Server に登録します。登録するリソースを選択します。
補足 認証ジョブは、登録はできません。
名前
リソースの登録名を48バイト以内で入力します。
登録済みリソースを上書きする
チェックを付けると、登録済みのリソースが上書きされます。
„ 受信完了後に RIP 処理を開始する
チェックを付けると、ジョブの受信が完了した後に、RIP 処理が開始されます。
補足 Print Station のジョブプロパティでは、表示されません。
„ 連続プリントを優先する
チェックを付けると、すべてのラスターデータを生成したあとに、プリントが開始されます。プリント開始の速
さよりも、間欠なしでプリントすることが優先されます。
„ RIP 完了後にプリントを開始する
チェックを付けると、すべての中間データ生成が完了したあとに、プリントが開始されます。チェックを外す
と、RIP 処理しながら、同時にプリントも開始されます。
„ プリント完了後にジョブを保持する
チェックを付けると、プリントが完了したあともジョブを削除せずに保持します。
z RIP データを保持する
チェックを付けると、プリントが完了したあとも RIP データを保持します。
„ ジョブ削除を許可する
チェックを付けると、Print Station でのジョブの削除を許可します。
„ メール情報をプリントする(E-mailプリントのみ)
チェックを付けると、メールのヘッダー情報がプリントされます。
„ ファイル内の指定を優先する
チェックを付けると、VIPP や FreeFlow などのアプリケーションからの出力時に、ジョブプロパティの設定よ
りも、PostScript ファイルで指定した設定を優先します。チェックを外すと、ジョブプロパティの設定を優先
します。
次の設定が対象になります。
• 片面 / 両面
• 天地指定
• オフセット指示
• 折り指定
• パンチ指定
• ホチキス指定
• 用紙種類
• 用紙色
• 坪量
補足 [レイアウト]>[面付け]>[面付け設定]が[使用しない]のときに設定できます。
3. 設定
15
3.2 セキュリティ
„ セキュリティプリントする
ファイルにパスワードを設定し、Print Station や WebManager での第三者によるジョブの操作を制限できま
す。機密性の高いファイルをプリントするときに設定します。
セキュリティプリントを設定したファイルは、ユーザーでログインしている場合、Print Station で選択しても
プレビュー表示されません。
チェックを付けると、ファイルにパスワードによる保護がかかります。
ユーザー、またはオペレーターでログインしているときは、セキュリティプリントを設定したファイルの操作を
しようとすると、
[パスワードの確認]ダイアログボックスが表示され、ファイルに設定されているパスワード
を入力する必要があります。
z パスワード
パスワードを入力します。入力できる文字列は、半角英数字5 ∼31バイトです。
„ リソースのパスワード
リソース(フォーム、ウォーターマーク)に設定されているパスワードを入力します。入力できるパスワード
は、半角英数字 5 ∼ 31 バイトです。リソースにパスワードが設定されていない場合は無視され、パスワードが
一致しない場合は、ジョブがエラーになります。
16
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
„ ジョブ終了をメールで通知する
チェックを付けると、ジョブが終了、またはエラーが発生した場合に、設定したアドレスにメールで通知されま
す。
z メールアドレス
メールアドレスを 128 バイト以内で入力します。半角スペース、またはセミコロン「;」で区切ると、複数のア
ドレスを入力できます。
„ 認証管理する
チェックを付けると、ジョブが認証管理されます。
認証管理されているジョブは、プリンター本体、または Print Stationで認証したときにだけ操作できます。
補足 • プリンター本体に認証設定がされている場合、常にチェックを付ける必要があります。デ
フォルトでチェックが付くようにするには、ジョブテンプレートを使用する、プリンタード
ライバーの初期設定を変更する、または DropUtility で設定を保存してください。
• チェックを付けてクライアント PC からプリントすると、[設定]>[処理オプション]の
[出力先の設定]の設定にかかわらず、ジョブはプリントされずに Print Server に保留され
ます。
•[設定]>[処理オプション]の[出力先の設定]でリソース登録されているジョブは、認
証管理できません。
• チェックを付けてプリントした場合、[処理オプション]>[プリント完了後にジョブを保
持する]>[RIP データを保持する]のチェックが外れていても、RIP データは保持されます。
参照 認証管理の詳細については、『基本操作編』の「3.6 認証プリント」を参照してください。
z User ID
半角英数字32バイト以内で入力します。
DropUtility とプリンタードライバーでは、入力方法を選択します。
z パスワード
パスワードを設定する場合は、半角英数字 4∼12 バイトで入力します。
z Account ID
必要に応じて、Account IDを半角英数字 32 バイト以内で入力します。Account ID は、プリンター本体での集
計管理に使用されます。
3.3 警告 / 検出
画像警告機能
画像警告機能とは、ファイル内に警告するように設定した要素が含まれている場合に、対象のオブジェクトが警告表
示され、プリントされる機能です。
この機能を使うと、プリント時にトラブルとなる危険性のあるオブジェクトが検出、警告され、プリント時に確認で
きます。
RGB 画像警告
RGB 画像警告は、RGB 画像や CIE画像をプリント時に検出して、プリント時のトラブルを防止するための機能です。
RGB 画像データは、印刷用分版出力時に、K版で出力されることがあります。このため、コンポジットプリンターへ
のプリントではカラーでプリントされても、オフセット印刷などのための分版出力では白黒でプリントされることが
あります。
印刷データとして不適当な RGB、および CIE画像が警告色でプリントされます。
3. 設定
17
RGB イメージや RGB オブジェクトなどのRGB画像はマゼンタで、CIE 画像はシアンの警告色でプリントされます。
RGB画像
CIE画像
通常プリント
警告オンでプリント
補足 • RGB 画像警告は、[カラー]>[2 色印刷シミュレーション]で設定をしている場合、コンポジットプリント
時は、2 色印刷シミュレーションの設定にかかわらず、有効になります。
分版プリント時は、2 色印刷シミュレーションで警告色の色版が設定されている場合にだけ、有効になります。
•[カラー]>[カラーモード]が[グレースケール]の場合は、RGB 画像警告機能は無効になります。
• RGB 画像警告機能は、コンポジットプリントのジョブに対して有効です。アプリケーションから分版プリン
トしている場合は、アプリケーションが RGB や CIE 画像を K だけの画像などにしてプリントするので、イメー
ジセッターなどへ分版出力している場合と同様のプリントになります。
• RGB 画像警告機能が有効の場合は、[カラー]>[CMS]>[RGB]>[RGB 画像に色補正を行う]の設定
は無効になります。
• CIE 画像とは、CIE 色空間で色が記述されている画像のことです。たとえば、Photoshop でポストスクリプト
カラーマネージメント機能を有効にすると、RGB 画像は自動的に CIE 画像に変換されます。また CMYK 画像
は、カラープロファイルを埋め込んだ形で CIE 画像に変換されます。
• RGB 画像警告が有効になるアプリケーションには、次のものが登録されています。
- Illustrator、InDesign、PageMaker、QuarkXPress
特色警告
特色が使用されている部分が警告色でプリントされます。データ再利用時などに意図せず特色を使用してしまった場
合でも、事前に検出でき、オフセット印刷時に CMYK版以外の版が生成されることを防ぎます。
警告色
通常プリント
警告オンでプリント
補足 • 特色警告は、[カラー]>[2 色印刷シミュレーション]の設定にかかわらず、有効になります。
•[カラー]>[2 色印刷シミュレーション]が設定されているときに次のジョブプロパティを設定すると、特
色警告は無効になります。
• 分版合成 /In-RIP セパレーションに対して、[カラー]>[カラーモード]が[グレースケール]の場合
• 分版プリントされているジョブに対して、[画質]>[アドバンス]>[色分版の合成]が[しない]の場合
• コンポジットプリントされているジョブに対して、[画質]>[アドバンス]>[色分版の合成]が[コンポ
ジット分解]の場合
18
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
インキ総量警告
警告色
通常プリント
警告オンでプリント
ファイル内に、設定した数値以上のインキ総量を持つオブジェクトが存在する場合、そのオブジェクトは警告色でプ
リントされます。
補足 • インキ総量警告は、
[カラー]>[2 色印刷シミュレーション]が有効の場合、2 色印刷シミュレーションの設
定にかかわらず、無効になります。
• 分版合成 /In-RIP セパレーションでは、全面(すべてのオブジェクト)に対して適用されます。ただし、
[カ
ラー]>[カラーモード]が[グレースケール]の場合は無効です。
ヘアライン警告
警告幅よりも細い線が抽出、消去、または警告色でプリントされます。オフセット印刷で消えてしまったり、かすれ
てしまったりする可能性のある線を検出できます。検出する線幅は、[警告幅]で設定します。
1.0 pt
0.5 pt
0.3 pt
0.1 pt
0.08 pt
通常プリント
警告オン
(警告色)
警告オン
(消去)
警告オン
(抽出)
補足 • APPE ジョブでは、設定できません。
• ヘアライン警告機能は、線に有効であり、イメージや図形には無効です。例えば、線ではなく四角オブジェク
トを作って塗りにしたものは、警告されません。
•[カラー]>[2 色印刷シミュレーション]が有効の場合、
- コンポジットプリント時は、2 色印刷シミュレーションの設定にかかわらず、ヘアライン警告は有効になり
ます。
- 分版プリント時は、2 色印刷シミュレーションで警告色の色版が設定されている場合にだけ、ヘアライン警
告は有効になります。
• 下地がある場合のヘアライン警告の消去
警告されるオブジェクトの下地に別のオブジェクトが存在する場合は、ヘアラインオブジェクトを消去したう
えで、下地のノックアウト(下地への白い線の描画)も行わないようにしています。これは、下地に対する細
い白抜きはつぶれてしまい再現されないという現象をシミュレーションするものです。
• ヘアライン警告機能は、コンポジットプリントだけではなく、分版合成プリントでも有効です。
3. 設定
19
オーバープリント警告
モニターや通常のプリントで確認が困難なオーバープリントや、トラッピングが設定されているオブジェクトを抽
出、または警告色でプリントして確認できます。
通常プリント
警告オンでプリント
(警告色)
コンポジット再現プリント
警告オンでプリント
(抽出)
補足 • オーバープリント警告は、アプリケーションからコンポジットプリントを設定した版にだけ有効です。
• 分版合成 /In-RIPセパレーションでは、オーバープリントやトラッピングが設定どおりにプリントされるため、
オーバープリント警告機能は無効になります。
• 白オブジェクト(C=0,M=0,Y=0,K=0)にオーバープリント、トラッピング(スプレッド)が設定されている
ときは、オーバープリント警告は無効になります。
• オーバープリント警告は、
[カラー]>[2 色印刷シミュレーション]の設定にかかわらず、有効になります。
• グレースケールモードでは、オーバープリント警告は使用できません。
ジョブプロパティの設定
„ RGB 画像警告を有効にする
チェックを付けると、RGB 画像警告されます。
„ 特色警告を有効にする
チェックを付けると、特色警告されます。
„ インキ総量警告を有効にする
チェックを付けると、インキ総量警告されます。
z 警告総量
警告するインキの総量を入力します。入力した総量の値以上の部分が警告色でプリントされます。
20
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
„ ヘアライン警告
補足 APPE ジョブでは、設定できません。
z
警告しない
ヘアライン警告されません。
z
警告色でプリントする
細線が警告のための色と太さでプリントされます。
Illustrator や InDesign などで作成できる幅のない直線「fill」は、警告のための色と鎖線パターンでプリントさ
れます。
補足 デフォルト値は、次の通りです。
- フルカラー:M100%、3 pt 幅
- グレースケール:K60%、20 pt 幅
z
ヘアラインを削除する
細線が消去されてプリントされます。
z
ヘアラインのみ抽出する
ファイルから細線だけが抜き出されてプリントされます。細線がない場合は、白紙でプリントされます。
z 警告幅
警告する線の幅を入力します。入力した幅の値以下の部分が警告色でプリントされます。
„ オーバープリント警告
z
警告しない
オーバープリント警告されません。
z
警告色でプリントする
オーバープリントが使用されている部分が警告色でプリントされます。
補足 デフォルト値は、次の通りです。
- フルカラー:C30%、M70%、Y30%
- グレースケール:K70%
z
オーバープリント部のみ抽出する
ファイルがオーバープリント指定している部分だけを抜き出して、プリントされます。設定している部分がない
場合は、白紙でプリントされます。
補足 白いオーバープリントオブジェクトは、そのままの色では抽出したことがわからないので、
K20%で抽出描画するようになっています。
„ QR コードを検出する
チェックを付けると、QRコードの総数が印字されます。(QRコード自体の解析は行われません)
補足 オプションの RIP アクセラレーターボードが装着されているときにだけ、設定できます。
z 検出レベル
QRコード検出時の 2値化処理に使用する、しきい値を入力します。
次のように、検出された数と色が印字されます。
- 検出数が 0 個のとき:
「QR コードチェック済み」
- 検出数が 1 個以上のとき:
「*個のQR コードが検出されました(グレー *個、反転*個、カラー *個:CM)」
3. 設定
21
3.4 ジョブ情報
„ タグ
ジョブに設定するタグ名を選択します。
登録済みのタグを、最大8 つまで選択できます。
„ バナーシートをプリントする
チェックを付けると、ジョブの最後に、[出力テキスト]に入力した文字列が印字されたバナーシートがプリン
トされます。
z 出力テキスト
印字する文字列を入力します。入力できる文字数は、512 バイト以内(Mac OS Classicでは、255バイト以内
で改行はできません)です。
„ コメント
ジョブに関する追加情報を255バイト以内で入力します。(改行はできません)
Windows のファイル名に使用できない文字「\ / ? : * " > < ¦」は使用できません。
コメントは、プリント履歴に記録されます。
„ 詳細情報
次の情報が表示されます。
z ユーザー名
プリンタードライバーなどで入力したユーザー名が表示されます。
補足 • プリンタードライバーでは、ジョブのオーナー名を 31 バイト以内で入力します。Windows
のファイル名に使用できない文字「\ / ? : * " > < ¦」は使用できません。
• 入力したオーナー名は、ジョブの所有者として表示され、プリント履歴にも記録されます。
z アカウント
プリンタードライバーなどで入力したアカウントが表示されます。
補足 • プリンタードライバーでは、アカウント情報を 31 バイト以内で入力します。
Windows のファイル名に使用できない文字「\ / ? : * " > < ¦」は使用できません。
• 入力した情報はプリント履歴に記録されます。
z ファイル名
ファイル名が表示されます。
22
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
z 原稿サイズ
データの用紙サイズが表示されます。
RIP 処理をした場合は、元の用紙サイズと最後のイメージサイズが「もとの用紙サイズ→最後にRIP 処理したと
きのイメージサイズ」で表示されます。
用紙サイズが設定されていない場合は、
「不明」と表示されます。
z ページ数
ファイルのページ数が表示されます。
z 所有者
ジョブを送信した所有者名が表示されます。所有者は、クライアント PCごとに異なります。
Macintosh
Macintosh クライアントの所有者名が表示されます。
Windows
Windows クライアントへのログイン名が表示されます。
ホットフォルダー
ファイルからユーザー名を取得できる PostScript ファイルの場合は、ユーザー名が表示されます。それ以外の
場合は「不明」と表示されます。
Lpr
ファイルからユーザー名を取得できる PostScript ファイルの場合は、そのユーザー名が表示されます。それ以
外の場合は、
「lpr ユーザー」と表示されます。
DropUtility
Macintosh クライアントの所有者名、またはWindowsクライアントへのログイン名が表示されます。
WebManager
アップロードプリントの場合は、WebManager のログイン名が表示されます。WebManager にログインして
いない場合は「Webユーザー」と表示されます。
ジョブの読み込み
ファイルからユーザー名を取得できる PostScript ファイルの場合は、そのユーザー名が表示されます。それ以
外の場合はログイン名が表示されます。
z ファイルの種類
ファイルのフォーマットが表示されます。次のファイルの種類があります。
• PostScript
• PDF
• EPS
• TIFF
• JPEG
• PPML
• ビルドジョブ(BJ)
• 不明
• JDF
• VPC
z 受信日時
Print Server がファイルを受信した日時が表示されます。
z 出力日時
ファイルをプリントした日時が表示されます。
z ファイルサイズ
ファイルサイズが表示されます。
z アプリケーション
ファイルを作成したアプリケーションが表示されます。アプリケーションによっては、プリンタードライバーの
名称などが表示されることがあります。
z 受信論理プリンター
ジョブの受信プロトコルが表示されます。
z テンプレート
使用しているジョブテンプレート名が表示されます。
z JDF ジョブ情報
JDFファイルのときにだけ、表示されます。クリックすると、JDF のジョブ情報が表示されます。
3. 設定
23
4
用紙
用紙や原稿、特殊ページの設定情報が表示されます。
4.1
4.2
4.3
4.4
4.5
用紙 .............................................................................................................
用紙詳細 ......................................................................................................
原稿 .............................................................................................................
挿入 .............................................................................................................
特殊ページ ...................................................................................................
24
28
29
30
31
4.1 用紙
„ 給紙方法
プリントする用紙がセットされている用紙トレイを選択します。
z 自動選択
[用紙]>[用紙詳細]>[用紙トレイの自動選択]で設定されている項目の設定が一致する用紙トレイから給
紙されます。
補足 • 項目の設定が一致する用紙トレイが手差しトレイだけの場合、手差しトレイからプリントさ
れます。
• 手差しトレイ以外に項目の設定が一致する用紙トレイがある場合、手差しトレイ以外からプ
リントされ、その用紙トレイの用紙が切れても、手差しトレイには自動で切り替わりません。
z 用紙トレイ*
選択した用紙トレイから給紙されます。ただし、選択した用紙トレイの用紙が切れたときは、
[用紙トレイの自
動選択]で設定されている項目の設定が一致する用紙がセットされている、ほかの用紙トレイからの給紙に自動
的に切り替わります。
24
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
補足 • 用紙トレイの自動切り替えは、プリンター本体の操作用 UI の[仕様設定 / 登録]>[用紙 /
トレイの設定]の設定により、異なります。
- 選択されるトレイの順序は、[用紙トレイの優先順位]で設定します。また、手差しトレ
イ(5)は、自動切り替えの対象外です。
- 切り替え動作は、[自動トレイ動作制御]で設定します。
•[自動選択]を選択した場合の注意事項は、次のとおりです。
- 選択した用紙サイズのトレイが装着されていない、またはセットされていないとき、用紙
サイズが代用されない場合は、RIP 処理を中止しエラージョブとして処理されます。
-[出力用紙サイズ]で[原稿サイズと同じ]が選択されているときは、ジョブテンプレー
トの設定が適用されます。
• 用紙トレイの情報が取得できなかった場合(プリント中にトレイを開閉し、そのあとにプリ
ントを再開した、など)は、前回プリント時の用紙サイズでプリントされます。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択したときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされている
トレイから給紙されます。
„ 出力用紙サイズ
出力する用紙サイズを選択します。
補足 A2L、B3L、26 18、または 26 19 を選択した場合は、1 ページ分のイメージが、それぞれ
A3、B4、13 18、または 13 19 の用紙 2 枚に分割されてプリントされます。
参照 用紙サイズ管理については、『サーバー設定編』の「5.4 プリンターリソース」を参照してく
ださい。
z 幅、長さ
[カスタムサイズ]を選択したときは、用紙サイズを入力します。
補足 プリンターで使用可能な範囲のサイズを入力してください。
z 用紙サイズに対するページ画像の調整
ページ画像の拡大/ 縮小
プリントするときに用紙サイズに合わせて拡大するか、縮小するかを選択します。
補足 ファイルを縮小してプリントすると、ファイルの余白部分にあるデータが正しくプリントさ
れないことがあります。
ページ画像を用紙の中心に合わせる
チェックを付けると、イメージが用紙の中央に合わせてプリントされます。
補足 グラフィックファイル以外のファイルタイプでは、[ページ画像の拡大 / 縮小]を[拡大縮小
する]、または[縮小のみ]にすると、無効になります。
„ 出力ページ範囲
プリントする物理ページ(
「出力ページ」と表示される、面付けジョブの面付け後のページ)の範囲を選択します。
設定されている帳合を守ったまま、プリントされます。
補足 • 論理ページ(「原稿ページ」と表示される、面付けジョブを構成する個々のページ)の範囲
は、[原稿]>[原稿ページ範囲]で選択します。
• 先頭ページを含まない設定をしたジョブは、
[用紙]>[特殊ページ]で合紙を追加し、
[位
置]に[先頭]を選択しても、先頭に合紙は挿入されません。
•[レコード分割]で[しない]以外が選択され、
[プリントするレコードを指定する]にチェッ
クが付いているジョブでは、設定できません。
[ページを指定]を選択したときは、ページ範囲を入力します。
例)2面付けの両面プリント(4P が1 枚のジョブ)で、
「2,3,6」を入力すると、
- 1 枚目… おもて面白紙、うら面に3、4P
- 2 枚目… おもて面に5、6P、うら面白紙
- 3 枚目… おもて面白紙、うら面に11、12P
4. 用紙
25
„ レコード分割
ジョブに対して原稿ページをレコード単位ごと分割して処理します。
z
しない
レコード分割をしません。
z
指定ページ数で分割する
入力されたページ数ごとに区切り、レコードで分割します。
総ページ数に対して、入力されたページ数で割り切れない場合は、最後の端数ページが 1 つのレコードとして扱
われます。
総ページ数に対して、入力されたページ数が同数以上の場合は、レコード分割されません。
z
入力ファイルから区切り情報を取得する
PPML ジョブと差し込みプリントが設定された(
[フォーム / ページ番号]>[フォーム]>[フォームを使用
する]にチェックが付いている)ジョブにだけ有効で、その他のジョブで設定した場合は、エラージョブになり
ます。
PPML ジョブの場合、PPML内部のレコード区切り情報を自動的に抽出して排出されます。
差し込みプリントが設定されたジョブの場合、
[フォーム/ページ番号]>[フォーム]で設定されているフォー
ムのページ数ごとに分割して排出されます。
レコード区切り情報が抽出できなかった場合は、ジョブはエラーになり、エラーリストに移動します。
z ページ数
[指定ページ数で分割する]を選択したときは、1レコードのページ数を入力します。
補足 [レコード分割]で[入力ファイルから区切り情報を取得する]を選択したときは、取得した
ページ数が表示されます。
z プリントするレコードを指定する
チェックを付けると、出力するレコード範囲を指定できます。
補足 [原稿]>[原稿ページ範囲]で[全ページ]以外が選択されている、または[出力ページ範
囲]で[全ページ]以外が選択されているジョブでは、設定できません。
レコード番号
レコード番号を入力します。
レコードの区切りはカンマ「,」で、連続したレコードはハイフン「-」で入力します。
「-5」は「1∼ 5レコード
まで」
、「5-」は「5レコード以降」です。
26
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
用紙のカスタム設定
補足 手差しトレイで厚紙やコート紙などを使用する場合は、[用紙種類]、
[用紙坪量]、
[用紙色]の設定が正しいこ
とを、必ず確認してください。正しく設定されていない場合、定着不良や汚れが発生する可能性があります。
„ 用紙サイズ
用紙サイズを選択します。
z 幅、長さ
[カスタムサイズ]を選択したときは、用紙サイズを入力します。
„ 用紙種類
使用する用紙の種類を選択します。
z 名前
[カスタム]を選択したときは、用紙名を63バイト以内で入力します。
z 1 組の枚数
[1 組の用紙(普通紙)]、[1 組の用紙(エンボス紙)]、[インデックス紙(普通紙)]、または[インデックス紙
(エンボス紙)]を選択したときは、1組の枚数を入力します。
„ 用紙色
用紙の色を選択します。
„ 用紙坪量
用紙の坪量を選択します。
[用紙種類]が[OHP フィルム]
、[フィルム]以外のときに設定できます。
„ コート
用紙のコートの種類を選択します。
[用紙種類]が[普通紙]、
[エンボス紙]
、
[再生紙]
、
[ラベル]
、
[はがき]
、
[布地転写紙]のときに設定できます。
„ パンチ穴
用紙のパンチ穴数を選択します。
[用紙種類]が[普通紙]、
[エンボス紙]
、
[再生紙]、
[ラベル]
、
[タック紙]
、
[布地転写紙]のときに設定できます。
補足 オプション装置のフィニッシャーを装着している場合にだけ、パンチができます。
„ プレプリント紙
チェックを付けると、プリント済みの用紙として設定されます。
[用紙種類]が[普通紙]、
[エンボス紙]、
[再生紙]のときに設定できます。
4. 用紙
27
4.2 用紙詳細
„ 用紙トレイの自動選択
[用紙]>[給紙方法]が[自動選択]の場合、ここで設定されている項目と設定が一致する用紙トレイから給
紙されます。
z 編集
クリックすると、用紙の設定ができます。
使用する用紙の種類、色、坪量を選択します。
補足 あらかじめ、プリンター本体の操作用 UI でユーザー用紙の設定をしている場合は、[用紙種
類]で、設定したユーザー用紙を選択してください。
28
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
4.3 原稿
„ 原稿ページ範囲
プリントする論理ページ(「原稿ページ」と表示される、面付けジョブを構成する個々のページ)の範囲を選択
します。
設定されている帳合は無視されて、プリントされます。
[ページを指定]を選択したときは、ページ範囲を入力します。
例)両面プリントで、
「2,3,6」を入力すると、
- 1 枚目… おもて面に2P、うら面に 3P
- 2 枚目… おもて面に6P、うら面白紙
補足 • 物理ページ(「出力ページ」と表示される、面付けジョブの面付け後のページ)の範囲は、
[用紙]>[出力ページ範囲]で選択します。
•[用紙]>[レコード分割]で[しない]以外が選択され、
[プリントするレコードを指定す
る]にチェックが付いているジョブでは、設定できません。
„ 原稿の向き
プリントするときの原稿の向きを選択します。
補足 PostScriptの設定と異なる場合、ここでの設定が優先されます。
4. 用紙
29
4.4 挿入
„ ジョブの先頭に挿入、ジョブの最後に挿入
チェックを付けると、ジョブの先頭、または最後に用紙が挿入されます。
z 給紙方法
挿入用の用紙トレイを選択します。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択したときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされている
トレイから給紙されます。
„ 指定単位(部 /レコード)ごとに挿入
チェックを付けると、用紙が挿入されてプリントされます。
補足 [出力]>[排出]で[ソートする(1 部ごと)]のチェックが外れている場合は、[セットご
とに挿入]になります。
z 単位(部 /レコード)
ジョブを複数プリントするときに、用紙を挿入するタイミングを入力します。
[出力]>[排出]で[ソートする(1 部ごと)
]にチェックを付けると、設定した部数がプリントされるごとに
用紙が挿入されます。チェックを外すと、ページの切り替わりで用紙が挿入されます。
z 位置
用紙を挿入する位置を選択します。ジョブの[前]
、または[後]を選択します。
z 給紙方法
挿入用の用紙トレイを選択します。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択したときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされている
トレイから給紙されます。
30
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
4.5 特殊ページ
z
(おもて表紙の追加)
おもて表紙を追加します。
z
(うら表紙の追加)
うら表紙を追加します。
z
(合紙の追加)
合紙を追加します。
z
(例外の追加)
例外ページを追加します。
z
(編集)
選択した特殊ページを、追加の場合と同様に編集します。
z
(削除)
選択した特殊ページを削除します。
z
(すべて削除)
追加した特殊ページをすべて削除します。
4. 用紙
31
おもて表紙をつける
(おもて表紙の追加)をクリックします。
z おもて表紙へのプリント
プリントしない
表紙用の用紙には、ジョブがプリントされません。
内側にプリントする
表紙用の用紙のおもて面には何もプリントされず、うら面にジョブの最初のページがプリントされます。
外側にプリントする
表紙用の用紙のおもて面にジョブの最初のページがプリントされ、うら面には何もプリントされません。
両面にプリントする
表紙用の用紙の両面にジョブの最初の2ページがプリントされます。
z 給紙方法
おもて表紙用の用紙に使用する用紙トレイを選択します。
補足 • オプション装置のフィニッシャー D4 を装着している場合にだけ、インターポーザーから給
紙できます。
•[手差し]を選択したときは、用紙サイズはジョブの先頭ページの指定を使用します。
[ジョブ設定を使用]を選択すると、ジョブに設定されているトレイが使用されます。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択したときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされている
トレイから給紙されます。
うら表紙をつける
(うら表紙の追加)をクリックします。
z うら表紙へのプリント
プリントしない
うら表紙用の用紙には、ジョブがプリントされません。
内側にプリントする
うら表紙用の用紙のおもて面にジョブの最後のページがプリントされ、うら面には何もプリントされません。
外側にプリントする
うら表紙用の用紙のおもて面には何もプリントされず、うら面にジョブの最後のページがプリントされます。
32
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
両面にプリントする
うら表紙用の用紙の両面にジョブの最後の2ページがプリントされます。
z 給紙方法
うら表紙用の用紙に使用する用紙トレイを選択します。
補足 オプション装置のフィニッシャー D4 を装着している場合にだけ、インターポーザーから給紙
できます。
[ジョブ設定を使用]を選択すると、ジョブに設定されているトレイが使用されます。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択したときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされている
トレイから給紙されます。
合紙
(合紙の追加)をクリックします。
z 位置
合紙を挿入する位置を選択します。
z 指定ページ
[指定ページの後]を選択したときは、合紙を挿入するページを入力します。
z 枚数
合紙を挿入する枚数を入力します。入力範囲は、1∼ 9,999です。
z 給紙方法
合紙用の用紙に使用する用紙トレイを選択します。
補足 オプション装置のフィニッシャー D4 を装着している場合にだけ、インターポーザーから給紙
できます。
[ジョブ設定を使用]を選択すると、ジョブに設定されているトレイが使用されます。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択してたときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされてい
るトレイから給紙されます。
4. 用紙
33
例外ページ
(例外の追加)をクリックします。
z ページ範囲
例外ページとして扱うページを入力します。
ページの区切りはカンマ「,」で、連続したページはハイフン「-」で入力します。
「-5」は「1∼ 5ページまで」、
「5-」は「5 ページ以降」です。
z 給紙方法
例外ページ用の用紙に使用する用紙トレイを選択します。
補足 オプション装置のフィニッシャー D4 を装着している場合にだけ、インターポーザーから給紙
できます。
[ジョブ設定を使用]を選択すると、ジョブに設定されているトレイが使用されます。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択してたときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされてい
るトレイから給紙されます。
z 両面プリント
片面/ 両面と、両面のときのとじ位置を選択します。
[ジョブ設定を使用]を選択するとジョブの設定が使用されます。
z プリント位置の調整
プリント位置の基準を選択します。
[ジョブ設定を使用]を選択すると、ジョブの設定が使用されます。
おもて面、うら面
[用紙基準]、または[原稿基準]を選択したときは、おもて面とうら面のプリント位置を入力します。
補足 •[幅方向]と[長さ方向]で入力した値は、プレビューに反映されないことがあります。
• 横向き原稿の場合、おもて面の移動方向が、異なる結果になることがあります。
34
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
5
レイアウト
面付け、および面付け済みページの加工ができます。
5.1 面付け.......................................................................................................... 35
5.2 面付け済みページの加工 ............................................................................... 37
5.1 面付け
面付け設定
面付けの方法を選択します。
補足 •[簡易設定]タブでは、
[カスタム]は選択できません。
[カスタム]に設定されたジョブは、
[その他]が選択
された状態で表示されます。
•[使用しない]以外の設定は、特殊ページの設定をしていない場合に設定できます。
„[テンプレートを使用]、[カスタム]のとき
z テンプレート名
[テンプレートを使用]を選択したときは、
[設定]をクリックして、割り当てる面付けテンプレートを選択します。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、面付けの設定をします。
参照 面付けテンプレート、および面付けの設定については、『サーバー設定編』の「5.1 面付けテ
ンプレート管理」を参照してください。
z 自動で両面を判断する
チェックを付けると、
[出力]>[基本]>[両面]の設定は無効になり、面付けテンプレートの設定が優先されます。
チェックを外すと、面付けテンプレートの設定は無効になり、
[出力]>[基本]>[両面]の設定が優先されます。
5. レイアウト
35
„[まとめて 1枚]のとき
z 配置するページ数
配置するページ数を選択します。
z 印字方向
印字方向を選択します。
„[小冊子]のとき
z とじ方
とじ方を選択します。小冊子の状態にしたときに、ページを開く方向を選択します。
右とじ/ 上とじ
縦向き原稿の場合は右側をとじるように、横向き原稿の場合は上側をとじるようにプリントされます。
左とじ/ 下とじ
縦向き原稿の場合は左側をとじるように、横向き原稿の場合は下側をとじるようにプリントされます。
z 分冊
分冊にせずに用紙をすべて重ねて小冊子にするか、分冊にして小冊子にするかを選択します。
[自動分冊]は、1 冊の枚数が均等になるように複数の小冊子が作成されます。
分冊枚数
[枚数指定]を選択したときは、枚数を入力します。入力された枚数で複数の小冊子が作成されます。
たとえば、原稿が10ページで[分冊枚数]が 4の場合、それぞれ4、4、2枚の小冊子に分けてプリントされます。
z 中とじしろ幅
二つ折りにした場合の折り部分のとじしろ幅を入力します。
z 表紙用トレイ
表紙用(1枚目)の用紙に使用する用紙トレイを選択します。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、項目を設定します。
参照 カスタム用紙については、「用紙のカスタム設定」(P.27)を参照してください。
[ストック]を選択したときは、[設定]をクリックして、ジョブに割り当てるストックを選択します。
補足 [ストック]を選択したときは、ストックで設定した項目が一致する用紙がセットされている
トレイから給紙されます。
36
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
5.2 面付け済みページの加工
[面付け]>[面付け設定]が[使用しない]以外のときに設定します。
„ 面付け済みページにフォームを使用する
チェックを付けると、面付け済みのページにフォームを使用してプリントされます。
参照 フォームの設定については、「6.2 フォーム」(P.39)を参照してください。
„ 面付け済みページのページ番号
面付け済みのページに印字する、ページ番号の設定をします。
参照 ページ番号の設定については、「6.1 ページ番号」(P.38)を参照してください。
„ 面付け済みページにウォーターマークをつける
チェックを付けると、面付け済みのページにウォーターマークを挿入してプリントされます。
参照 ウォーターマークの設定については、「6.3 ウォーターマーク」(P.40)を参照してください。
5. レイアウト
37
6
フォーム / ページ番号
ページ番号、フォーム、ウォーターマーク、およびメモ / カラーパッチの設定が表示されます。
6.1
6.2
6.3
6.4
ページ番号 ...................................................................................................
フォーム ......................................................................................................
ウォーターマーク .........................................................................................
メモ / カラーパッチ.......................................................................................
38
39
40
41
6.1 ページ番号
„ ページ番号
ページに印字する、ページ番号の設定をします。
[テンプレートを使用]を選択したときは、
[設定]をクリックして、割り当てるページ番号テンプレートを選択
します。
[カスタム]を選択したときは、[設定]をクリックして、ページ番号の設定をします。
参照 ページ番号テンプレート、およびページ番号の設定については、『サーバー設定編』の
「5.3 フォーム / ページ番号の管理」を参照してください。
38
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
6.2 フォーム
„ フォームを使用する
チェックを付けると、フォームを使用してプリントされます。
z リソース名
[選択]をクリックして、割り当てるフォームテンプレートを選択します。
『サーバー設定編』の「5.3 フォーム /ページ番号の管理」
参照 フォームテンプレートについては、
を参照してください。
z ジョブのバックグラウンドを消去する
チェックを付けると、フォームの上に重ねるファイルを Microsoft PowerPointなどのアプリケーションで作成
した場合に、白色の背景が下地のイメージを塗りつぶすことを防ぎます。
補足 プリントできないエラージョブはグレーで表示され、フォームとして使用できません。
z 順序
フォームとデータを重ねる順序を選択します。
z 回転角
フォームの回転角度を選択します。
[最背面]を選択すると、フォームの上にデータが配置され、
[最前面]を選択すると、データの上にフォームが
配置されます。
„ フォームの位置調整
フォームを配置する位置を入力します。
z ジョブにあわせて拡大 /縮小する
チェックを付けると、フォームの大きさがジョブに合わせて拡大/縮小されます。
6. フォーム / ページ番号
39
6.3 ウォーターマーク
„ ウォーターマークをつける
チェックを付けると、ウォーターマークを挿入してプリントされます。
z リソース名
[選択]をクリックして、割り当てるウォーターマークテンプレートを選択します。
参照 ウォーターマークテンプレートについては、『サーバー設定編』の「5.3 フォーム / ページ番
号の管理」を参照してください。
z 位置
ウォーターマークを挿入する位置を選択します。
z 順序
ウォーターマークを重ねる順序を選択します。
[最背面]を選択すると、ウォーターマークの上にデータが配置され、[最前面]を選択すると、データの上に
ウォーターマークが配置されます。
40
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
6.4 メモ / カラーパッチ
ジョブにカラーパッチやコメントなどを重ねてプリントします。
参照 カラーパッチとメモについては、『サーバー設定編』の「5.2 メモ /カラーパッチ」を参照してください。
„ カラーパッチをつける
チェックを付けると、カラーパッチがプリントされます。
[選択]をクリックして、カラーパッチを選択します。
„ ジョブプロパティメモをつける
チェックを付けると、ジョブプロパティメモがプリントされます。
[選択]をクリックして、ジョブプロパティメモを選択します。
„ ユーザー定義メモをつける
チェックを付けると、ユーザー定義メモがプリントされます。
[選択]をクリックして、ユーザー定義メモを選択します。
„ コメントをつける
チェックを付けると、入力した文字列が印字されます。入力できる文字数は、最大 64バイトです。
„ フォント
ジョブプロパティメモ、ユーザー定義メモ、コメントに使用するフォントの設定をします。
z フォント名
フォント名を、標準フォントから選択します。
z フォントサイズ
フォントサイズを設定します。
z 文字色
文字色を選択します。
補足 [カラー]>[カラーモード]が[グレースケール]のときは、グレースケールで印字されます。
„ 印字位置
原稿の向きに対しての印字位置を選択します。
6. フォーム / ページ番号
41
7
カラー
色の調整に関する情報が表示されます。
7.1 CMS............................................................................................................ 43
7.2 カラー調整 ................................................................................................... 49
7.3 2色印刷シミュレーション ............................................................................ 50
参照 CMS(Color Management System)については、『カラー調整編』の「1 CMS(カラーマ
ネージメントシステム)」を参照してください。
„ カラーモード
カラーモードを選択します。
補足 • ファイルのイメージがグレースケールの場合は、[フルカラー]でもグレースケールで再現
されますが、[グレースケール]のほうが速く処理されます。
• 原稿がグレースケールのファイルをプリントする場合、
[フルカラー]を選択して、
[CMS]
>[CMYK]、
[RGB]、
[RGB(写真)]などで色補正してプリントすると、カラーでプリン
トされることがあります。
42
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
7.1 CMS
[CMYK]タブ
参照 デバイスリンクプロファイル、入力プロファイルについては、『カラー調整編』の「1.5 デバイスリンクプロ
ファイル」を参照してください。
„ CMYK 画像に色補正を行う
チェックを付けると、CMYKカラースペースのオブジェクトに対して色補正を行います。
z デバイスリンクプロファイル
[選択]をクリックして、プロファイルを選択します。
z 入力プロファイル
[選択]をクリックして、プロファイルを選択します。
z プロファイルを高速に作成する
[入力プロファイル]を選択したときにチェックを付けると、プロファイルが高速で作成されます。チェックを
外したときよりも画質が劣化することがあります。
„ CMYK ソースの埋め込みを優先する
チェックを付けると、CMYK カラースペースのオブジェクトに対して、受け取った PostScript データ内に ICC
プロファイルが埋め込まれている場合に、そのICCプロファイルを使用して色補正が行われます。
ICC プロファイルが埋め込まれていない場合は、設定されているプロファイルを使用して色補正が行われます。
z CMYK 出力インテント
[出力]>[出力プロファイル]で設定したプロファイルで使用する、変換モードを選択します。
z
パーセプチャル
カラー画像の全体的なバランスをとりながら処理されます。
z
サチュレーション
カラー画像の色相や彩度のバランスをとりながら再現できるように処理されます。
z
相対カラリメトリック
再現できる色域は色を一致させ、異なる色域のためにプリンターで再現できない色については、もっとも近い色
に再現できるように処理されます。
z
絶対カラリメトリック
入力データの白と用紙の白の調整を行いません。特定色の正確な再現に優れていますが、適用するプロファイル
によっては、白いデータ部分でも色が付いてプリントされることがあります。
7. カラー
43
[RGB]タブ
参照 RGB 入力プロファイルについては、『カラー調整編』の「1.2 RGB 入力プロファイル」を参照してください。
„ RGB 画像に色補正を行う
チェックを付けると、RGB カラースペースのオブジェクトに対して色補正を行います。
z 入力プロファイル
色補正に適用するプロファイルを選択します。
[ユーザープロファイル]を選択したときは、[選択]をクリックして、プロファイルを選択します。
[sRGB]を選択したときは、
[RGB(写真)
]タブで、写真画質を設定します。
RGBガンマ補正
[Apple RGB]、または[ユーザープロファイル]を選択したときは、モニターの表示にプリントの色を近づけ
るため、モニターの明るさの状態を選択します。
RGB、または CIE RGB カラースペースのオブジェクトに対してガンマ調整されます。
RGB ホワイトポイント
[Apple RGB]を選択したときは、モニターの表示色とプリントの色を近づけるため、モニターのホワイトポイ
ントを選択します。
z
やや黄色い(D50 Proofing)
赤の色調やモニターの皮膚の色が実際の色より黄色に近すぎたり、青が紫に近すぎたり、または緑色が黄色に近
すぎたりして見える場合に選択します。
z
ふつう(D65)
ホワイトポイントを標準に設定します。
z
やや青い(9300)
赤の色調やモニターの皮膚の色が実際の色よりマゼンタに近すぎたり、空色などの青がシアンに近すぎたり、ま
たは緑色が濃すぎたりして見える場合に選択します。
„ RGB ソースの埋め込みを優先する
チェックを付けると、RGB カラースペースのオブジェクトに対して、受け取った PDL データ内に ICC プロファ
イルが埋め込まれている場合に、そのICCプロファイルを使用して色補正が行われます。
ICC プロファイルが埋め込まれていない場合は、設定されているプロファイルを使用して色補正が行われます。
„ RGB 出力インテント
[出力]>[出力プロファイル]で設定したプロファイルで使用する、変換モードを選択します。
z
パーセプチャル
カラー画像の全体的なバランスをとりながら処理されます。
44
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
z
サチュレーション
カラー画像の色相や彩度のバランスをとりながら再現できるように処理されます。
z
相対カラリメトリック
再現できる色域は色を一致させ、異なる色域のためにプリンターで再現できない色については、もっとも近い色
に再現できるように処理されます。
z
絶対カラリメトリック
入力データの白と用紙の白の調整を行いません。特定色の正確な再現に優れていますが、適用するプロファイル
によっては、白いデータ部分でも色が付いてプリントされることがあります。
[RGB(写真)]タブ
[RGB]>[RGB 画像に色補正を行う]>[入力プロファイル]で、[sRGB]を選択したときに設定します。
„ 写真画質を自動補正する
チェックを付けると、プリントするページ内の写真画像が設定した特性に応じて自動で補正されます。
z 写真の種類
z
標準
写真画像が明度やコントラスト、および彩度に応じて自動で補正されます。
z
人物
標準よりも明るめに補正されます。暗めに撮影された写真画像を明るく補正する場合に適しています。
z
風景
標準よりも鮮やかさを重視して補正されます。
z
現場写真
標準よりもコントラストを重視した補正を行います。画像内にある文字を強調してプリントする場合に適してい
ます。
z
屋内写真
標準よりも、蛍光灯などの屋内環境光に起因する色の偏りの補正が重視されます。
蛍光灯下で撮影され、強い色かぶりが発生しているような写真でも、好適な状態に補正することができます。
z 質感補正
z
しない
質感補正を行いません。
z
ディティール重視
商品小物などのエッジやディティールのくっきり感、制裁感を強調した補正を行います。
z
シズル感重視
食べ物などの瑞々しさ、シズル感、コントラストを強調した補正を行います。
7. カラー
45
z
バランス重視
絵柄を選ばない、くっきり感やコントラストのバランスを重視した補正を行います。
質感補正強度
[しない]以外を選択したときは、補正レベルを選択します。
z 分割画像を合成する
オフィスアプリケーションのファイルでは、ファイル内の1つの画像が分割されて、データが送信されることが
あります。この場合、チェックが付いていると、分割された画像が合成されて(1 つの画像として)、写真画質
の自動補正が行われます。
ただし、2 つの重なっている画像も、1 つの画像として扱われるため、個々の画像に最適な補正が行われないこ
とがあります。この場合、チェックを外します。
補足 APPE ジョブでは、設定できません。
z 自動でホワイトバランスを調整する
チェックを外すと、ホワイトバランスによる補正が強すぎて、写真の色調が変わりすぎることを防ぎます。
z 人肌補正する
チェックを付けると、写真の中に人肌の部分が多い場合に、人肌部分を重視した補正に切り替わります。
チェックを外すと、全体の色調を重視した補正になります。
z 空色補正する
チェックを付けると、空色部分を重視した補正に切り替わります。
z 明度
写真の明度を選択します。
z コントラスト
写真のコントラストを選択します。
z 彩度
写真の彩度を選択します。
[特色]タブ
参照 測色ファイル、または ICC プロファイルについては、
『カラー調整編』の「1.4 出力プロファイル / 特色補正プロ
ファイル」を参照してください。
46
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
„ 特色補正を行う
チェックを付けると、アプリケーションで使用している特色インキとプリントの色に近づけます。
チェックを外すと、アプリケーションに内蔵されているカラーの値でプリントされます。
特色がPrint Server に登録されていない場合は、
「特色未登録エラー」が発生します。対応している特色は、DIC、
TOYO、PANTONEです。
補足 • 特色補正は、分版ジョブには影響しません。分版合成プリントで特色版が含まれる場合は、
[画質]>[アドバンス]で[色分版の合成]を[自動]にしてください。特色版の分版合
成が行われるとともに、特色補正と同様の色補正処理が行われます。
• PhotoshopのダブルトーンのEPSファイルをQuarkXPressなどのアプリケーションのレイ
アウトに配置すると、QuarkXPress からのコンポジットプリントでは CIE カラーでプリン
トされるので、特色補正は適用されません。QuarkXPress から分版プリントを行うと、特
色版でプリントされるので、分版合成プリントの特色版合成機能によって、特色補正が適用
されます。
• PostScript ファイルで 100 ページ目以降、または PDF ファイルで 5,000 ページ目以降で使
用されている新規の特色は、特色補正されずに代替色でプリントされます。
z 特色補正プロファイル
特色を補正するプロファイルを選択します。
z
標準プロファイルを使用
標準のプロファイルが使用されます。
z
出力プロファイルを使用
[出力]>[出力プロファイル]で設定したプロファイルを使用します。
z
プロファイルを指定
[選択]をクリックして、プロファイルを選択します。
z 特色補正インテント
[特色補正プロファイル]で設定したプロファイルで使用する、変換モードを選択します。
z
パーセプチャル
カラー画像の全体的なバランスをとりながら処理されます。
z
サチュレーション
カラー画像の色相や彩度のバランスをとりながら再現できるように処理されます。
z
相対カラリメトリック
再現できる色域は色を一致させ、異なる色域のためにプリンターで再現できない色については、もっとも近い色
に再現できるように処理されます。
z
絶対カラリメトリック
入力データの白と用紙の白の調整を行いません。特定色の正確な再現に優れていますが、適用するプロファイル
によっては、白いデータ部分でも色が付いてプリントされることがあります。
„ 特色に CMYK 色調整を適用する
チェックを付けると、特色に[カラー調整]>[明るさ調整]
、[ユーザー調整カーブ]が適用されます。
7. カラー
47
[出力]タブ
参照 測色ファイル、または ICC プロファイルについては、
『カラー調整編』の「1.4 出力プロファイル / 特色補正プロ
ファイル」を参照してください。
„ 出力プロファイル設定
z 標準プロファイルを使用する
チェックを付けると、標準プロファイルが使用されます。
z プロファイル名
[選択]をクリックして、プロファイルを選択します。
„ プロファイル簡易設定
クリックすると、カラー調整フローが表示され、フローから各プロファイルを選択できます。
『カラー調整編』の「1 CMS(カラーマネージメントシス
参照 プロファイルの各項目については、
テム)」を参照してください。
48
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
7.2 カラー調整
参照 ユーザー調整カーブ、濃度調整カーブについては、
『カラー調整編』の「2.1 ユーザー調整カーブ」、および「2.2
濃度調整」を参照してください。
„ 画像
z ユーザー調整カーブ
チェックを付けると、プリントするときに、画像に対してユーザー調整カーブが使用されます。
[選択]をクリックして、ユーザー調整カーブを選択します。
z 濃度調整
チェックを付けると、プリントするときに、画像に対して濃度調整カーブが使用されます。
[選択]をクリックして、濃度調整カーブを選択します。
„ 文字
z 画像の設定を文字に適用する
チェックを付けると、画像と文字で[ユーザー調整カーブ]
、[濃度調整]が同じ設定になります。
z ユーザー調整カーブ
チェックを付けると、プリントするときに、文字に対してユーザー調整カーブが使用されます。
[選択]をクリックして、ユーザー調整カーブを選択します。
z 濃度調整
チェックを付けると、プリントするとき、文字に対して濃度調整カーブが使用されます。
[選択]をクリックして、濃度調整カーブを選択します。
„ 明るさ
出力画像全体の明るさを選択します。
7. カラー
49
7.3 2 色印刷シミュレーション
使用する色版(C、M、Y、K、特色)の入力と置き換える特色名、または CMYK色を入力します。
この機能を使うと、チラシなどのような特色を使用した 2色印刷を再現できます。(特色以外も入力できます)
データ
(C+M)
確認プリント
データで使用されている色(C+M)のま
まの確認プリントに、特色チップを添付す
るため、
出来上がりのイメージを想像する
必要がありました。
従来の方法
確認プリント
2色印刷シミュレーション
出来 上がりのイメージを( 色 確 認用の
データを作成しないで)確認できます。
●使用する特色が変更されても、確認
のために、データを新たに作成する
必要がありません。
●色合いをプリントして確認できるた
め、印刷したときのイメージの違いに
よるクレームを低減できます。
ジョブプロパティの設定
„ 2 色印刷シミュレーションを有効にする
チェックを付けると、有効になります。
設定方法
置き替え元となる色にチェックを付けたあと、置き替える色を指定します。
指定は、[編集]をクリックする、またはテキストで入力します。
チェックを付けても、テキストボックスが空欄の場合は、設定した色版がそのままの色でプリントされます。
„ テキストでの入力
特色名は、Illustrator などのアプリケーションで使用する名称と同じです。また、CMYK 色を入力する場合は、
「 =」に続けて、色とパーセント数値を入力します。
50
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
„ 編集
z CMYK
[カラースペース]で[CMYK]を選択したときは、置き替える色を、それぞれの %で入力します。
[カラースペース]で[特色]を選択したときは、[選択]をクリックして、置き替える特色名を指定します。
z 特色
置換元
[選択]をクリックして、置き替え元となる特色名を指定します。
置換先
[カラースペース]で[CMYK]を選択したときは、置き替える色を、それぞれの %で入力します。
[カラースペース]で[特色]を選択したときは、[選択]をクリックして、置き替える特色名を指定します。
リストに追加
[置換元]と[置換先]の設定がリストに追加されます。
„ 入力例
CMYK+特色 2色(DIC 1 とDIC 10)が使用されているファイルに対して、次の設定でプリントできます。
z 例1
特色版全部をプリントしない
•[C版を使用する]、
[M版を使用する]、
[Y 版を使用する]
、
[K版を使用する]にチェックを付けて、テキスト
ボックスは空欄にする
•[特色版を使用する]のチェックを外す
7. カラー
51
z 例2
特色版はDIC 1だけプリントし、DIC 10 はプリントしない
•[C版を使用する]、
[M版を使用する]、
[Y 版を使用する]
、
[K版を使用する]にチェックを付けて、テキスト
ボックスは空欄にする
•[特色版を使用する]にチェックを付けて、「DIC 1=DIC 1,DIC 10==C0M0Y0K0」を指定する
z 例3
C 版と M 版はプリント、Y 版はプリントしない、K 版を TOYO 1000 に置き換え、DIC 1 を C80%/M40%に置
き換え、DIC 10はプリントしない
•[C版を使用する]、
[M版を使用する]にチェックを付けて、テキストボックスは空欄にする
•[Y 版を使用する]のチェックを外す
•[K版を使用する]にチェックを付けて、「TOYO 1000」を指定する
•[特色版を使用する]にチェックを付けて、「DIC 1==C80M40,DIC 10==C0M0Y0K0」を指定する
補足 • CMYK のうち、チェックが外れている色のオブジェクトをプリントしようとしても、そ
のオブジェクトはプリントされませんが、プリントされる色部分にはそのオブジェクトの
ノックアウト効果による白い影ができます。
•[設定]>[警告 /検出]>[ヘアライン警告]が[ヘアラインのみ抽出する]、または[オー
バープリント警告]が[オーバープリント部のみ抽出する]のとき、抽出すべきオブジェク
トの色のチェックが外れている場合は、そのオブジェクトの抽出結果はプリントされませ
ん。
• 分版ジョブに対して、
[画質]>[アドバンス]>[色分版の合成]が[しない]の場合は、
K だけのプリントになります。このときに、2 色印刷シミュレーションを実行した場合は、
K がプリントされない設定になっていると、白紙がプリントされます。
52
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
8
画質
画質の設定が表示されます。
8.1 基本 ............................................................................................................. 53
8.2 プリンター ................................................................................................... 55
8.3 アドバンス ................................................................................................... 56
8.1 基本
„ プリンターモード
RIP 処理、およびプリント時の解像度(dpi)を選択します。
解像度を高くすると、RIP の処理に時間がかかります。
z
連続階調(高品質)
1,200 dpi/8 bit でRIP 処理、プリントされます。
補足 オプションの RIP アクセラレーターボードが装着されている場合は、1,200 dpi/10 bit で RIP
処理、プリントされます。
z
連続階調(標準)
600 dpi/8 bitで RIP 処理、プリントされます。
補足 •[プリンター]>[画像品質]の設定によって、画像に対する処理が異なります。
• オプションの RIP アクセラレーターボードが装着されている場合は、1,200 dpi/10 bit で
RIP 処理、プリントされます。
8. 画質
53
z
スクリーン(標準)
カラーイメージにスクリーン処理をして、2 値(600 dpi/1 bit)で RIP 処理、プリントされます。使用するス
クリーン方式は、
[スクリーンの設定]で設定します。
データの大部分が彩度の強い色を使ったカラー原稿などでは、スクリーン処理によってプリント結果が良くなる
ことがあります。
補足 • ユーザー調整カーブの設定は無効になります。
• RGB や CMYK の色補正を行っても正しい色味でプリントできません。RGB や CMYK の色補
正のプロファイルは、連続階調用です。
『サーバー設定編』の「4.6 ジョブ設定」を参照してください。
参照 スクリーンの設定については、
„ コンポジットオーバープリントを有効にする
チェックが付いているときは、アプリケーションで設定した「オーバープリント」指定(「ノセ」指定)を有効
にしてプリントされます。チェックを外すと、アプリケーションのオーバープリント指定を無効にしてプリント
されます。
分版のオーバープリントとは異なり、DeviceCMYKの図形や文字に有効で、DeviceRGB、CIE カラー、および
ICCBased カラーオブジェクトに対しては無効です。
補足 •[設定]>[警告 / 検出]>[オーバープリント警告]が[警告しない]以外のとき、また
は[カラー]が[グレースケール]のときは、無効になります。
• CIEBasedCMYK、および ICCCMYK カラーオブジェクトに対しては、
[カラー]>[CMS]
[CMYK]>[CMYK ソースの埋め込みを優先する]のチェックが外れている場合には、
DeviceCMYK オブジェクトとして扱われ、アプリケーションの指定と[コンポジットオー
バープリントを有効にする]に従って処理されます。
• CPSI ジョブで、PDF ファイルを処理する場合、PDF でのオーバープリントが有効になって
いれば、チェックを外しても、オーバープリントされます。
z 白オブジェクトは常にノックアウトする
チェックを付けると、オーバープリント指定のある白色のオブジェクトだけがノックアウトされます。
„ K のオーバープリントを有効にする
チェックを付けると、アプリケーションのオーバープリント指定にかかわらず、Kがオーバープリントされます。
z しきい値
オーバープリントの対象にする Kの値を、%で指定します。
補足 この機能は、フォントや線などに有効であり、イメージには無効です。
„ シャープネス
シャープネス調整の強度を選択します。
補足 オプションの RIP アクセラレーターボードが装着されているときにだけ、設定できます。
„ 画像
参照 キャリブレーションファイルについては、『カラー調整編』の「3 キャリブレーション」を参
照してください。
z 原稿タイプ
画像の出力スクリーン線数を選択します。
z キャリブレーション
画像用のキャリブレーションファイルを選択します。
z
自動選択
キャリブレーション管理画面の[キャリブレーション]タブで、トレイに割り当てられているキャリブレーショ
ンファイルが使用されます。
z
標準
キャリブレーションの標準ファイルが使用されます。
z
ファイル指定
[選択]をクリックして、キャリブレーションファイルを選択します。
54
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
„ 文字
参照 キャリブレーションファイルについては、『カラー調整編』の「3 キャリブレーション」を参
照してください。
z 画像の設定を文字に適用する
チェックを付けると、画像と文字で[原稿タイプ]
、[キャリブレーション]が同じ設定になります。
z 原稿タイプ
文字の出力スクリーン線数を選択します。
z キャリブレーション
文字用のキャリブレーションファイルを選択します。
z
自動選択
キャリブレーション管理画面の[キャリブレーション]タブで、トレイに割り当てられているキャリブレーショ
ンファイルが使用されます。
z
標準
キャリブレーションの標準ファイルが使用されます。
z
ファイル指定
[選択]をクリックして、キャリブレーションファイルを選択します。
8.2 プリンター
„ トナー総量調整
シャドー部のトナー量を選択します。
補足 オプションの RIP アクセラレーターボードが装着されているときにだけ、設定できます。
„ 白抜き文字の強調
チェックを付けると、白抜き文字のエッジのトナー量を調節して、白抜き部分への流れ込みが少なくなります。
K100%の文字や線画の太りを抑えることができます。
チェックを付けたときは、白抜き文字の強調レベルを選択します。
„ Image Enhancement を有効にする
チェックを付けると、K100%の文字や図形のエッジが滑らかにプリントされます。
8. 画質
55
„ Edge Enhancement を有効にする
チェックを付けると、エッジ部をスムーズにしてプリントされます。
„ 画像品質
画像の解像度が、次の値に制限されてRIP 処理されます。
[標準]のとき:600 dpi以下
[高品質]のとき:1,200 dpi以下
補足 画像の解像度が制限値以上の場合は、解像度を落とす処理を行うため、1 ピクセル線などが消
えてしまうことがあります。
8.3 アドバンス
色分版の合成
各色に分版されたデータが合成してプリントされます。
PageMaker、Illustrator、FreeHand、QuarkXPress、またはInDesignなどのレイアウトアプリケーションで提供
されている色分版機能は、フィルム出力するイメージセッター用です。それぞれのページは 1枚以上(通常 4枚)の
グレースケールのページに変換されて出力されます。色分版の合成機能を持たないプリンターでこのページをプリン
トすると、オリジナルの 1ページごとに、使われている色数と同じ枚数がグレースケールでプリントされます。
色分版の合成機能を使うと、各色に分版されたこれらのページを1 枚のカラーページに合成、またはそのままプリン
トできます。この機能で作成した色校正は、フィルムから作成した色校正の代わりになります。オーバープリントを
再現できるので、トラッピングの結果も確認できます。
また、この機能を使用して、コンポジット出力形式で作成されたデータを、各版に分解することもできます。
C版
M版
特色版
ABCのデザイン文字に
オーバープリント指定
Y版
特色版
K版
特色版
風船に特色使用
分版出力
分版データをPrint Serverに保持し
ておくことで、いつでも合成プリント
をすばやく行えます。
分版データもすばやく再プリントで
きます。
分版合成プリント
コンポジットオーバープリント
NEW OPENの文字に
オーバープリント指定
56
プリント時に
「コンポジットオーバープリント」
機能を使うと、
コンポジットオーバープリントを高速で再現できます。
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
ジョブプロパティの設定
„ RGB 黒を K に置換する
チェックを付けると、RGB 黒がブラック 100%に置き換えてプリントされます。RGB モードで作られた CMYK
混色の黒を純粋な黒トナー(C=M=Y=0%、K=100%)に置き換えてプリントされるため、ぼやけて見える
CMYK混色の黒を Kだけのはっきりとした黒にできます。
補足 この機能は、フォントや線などに有効であり、イメージには無効です。
„ RGB グレーを K に置換する
チェックを付けると、RGB グレーが K 単色のグレーに置き換えてプリントされます。RGB モードで作られた
CMYK混色のグレーを純粋な黒トナー(C=M=Y=0%、K= *%)に置き換えてプリントするので、ぼやけて見
えるCMYK 混色のグレーをKだけのはっきりとしたグレーにできます。
補足 • この機能は、フォントや線などに有効であり、イメージには無効です。
• チェックを付け、
[カラー]>[CMS]>[RGB]>[RGB 画像に色補正を行う]にチェッ
クを付けてプリントすると、次のようになります。
- RGB グレーファイルは白黒でプリントされます。
- 色補正プロファイル(ICC プロファイルなど)を含んだグレースケールのファイルは、カ
ラーでプリントされることがあります。
8. 画質
57
„ 色分版の合成
各色の版を合成するスタイルを選択します。
アプリケーションの出力形式と組み合わせによって、次のようにプリントされます。
色分版の合成
アプリケーションの
出力形式
自動
しない
コンポジット分解
* アプリケーション
スタイル
コンポジット出力
CMYK+ 特色のフルカ CMYK+ 特色のフルカ • CMYK の 4 版に分解さ • CMYK+ 特色のフルカ
ラ ー で プ リ ン ト さ れ ラ ー で プ リ ン ト さ れ れ、それぞれが K 版で ラーでプリントされま
す。
ます。
ます。
プリントされます。
• プリントの順序は、C、
Y、M、K です。
• 特色はエミュレーショ
ンされます。
分版出力
CMYKの4版と特色版 • CMYK の 4 版と特色 • CMYK の 4 版と特色版 • 4 ページごとに合成し
が 合 成 さ れ て プ リ ン 版が、それぞれ K 版 が、それぞれ K 版でプ てプリントされます。
トされます。
で プ リ ン ト さ れ ま リントされます。
(ページ数が4の倍数
す。
• プリントの順序はアプ でない場合にはエラー
• プリントの順序はア リケーションの設定に になります)
プリケーションの設 従います。
• 特色エミュレーション
定に従います。
はされません。
In-RIP出力
CMYKの4版と特色版 CMYK の 4 版と特色版 • CMYK の 4 版に分解さ CMYKの4版と特色版が
が 合 成 さ れ て プ リ ン が 合 成 さ れ て プ リ ン れ、それぞれが K 版で 合 成 され て プ リ ン ト さ
トされます。
トされます。
プリントされます。
れます。
• プリントの順序は、C、
Y、M、K です。
• 特色はエミュレーショ
ンされます。
*[自動]
、[しない]、
[コンポジット分版]以外の、アプリケーションの出力形式を総称しています。
補足 •[カラー]>[カラーモード]が[フルカラー]の場合にだけ有効です。[グレースケール]
の場合は、ここでの設定にかかわらず、[しない]の動作をします。
• 原稿が PDF、EPS、TIFF、または JPEG のときは、コンポジット出力形式のデータとして処
理されます。
„ 特色の透過指定
分版プリント時に、特色インキの透明度を選択すると、特色と重なった部分のカラーマッチング精度を向上させ
ます。
„ カラー置換する
チェックを付けると、ジョブ内の特定の RGB 値とCMYK 値を、特定のCMYK、または特色に変換できます。
[選択]をクリックして、設定ファイルを選択します。
補足 [カラー]>[カラーモード]が[グレースケール]の場合は無効です。
参照 カラー置換設定ファイルについては、『カラー調整編』の「4.1 カラー置換」を参照してくだ
さい。
„ トラッピング処理
トラッピングとは、印刷時の版ずれを最小限に抑えるために、色と色をわずかに重なり合わせる方法です。
補足 • トラッピング処理は、製版時のトラッピングをシミュレーションする機能ではありません。
プリントの図形や文字の重なり部分に白い隙間が目立つ場合に、プリントの見栄えを向上さ
せるための機能です。
•[カラー]>[カラーモード]が[グレースケール]の場合と分版合成ジョブに対しては無
効です。
• 差込プリントのフォームとデータの重なり合いへのトラッピング処理は行われません。
•[フォーム /ページ番号]>[メモ / カラーパッチ]>[ユーザー定義メモを付ける]にチェッ
クを付けたときは、[しない]を選択してください。
参照 トラッピング設定ファイルについては、『カラー調整編』の「4.2 トラッピング設定ファイル
管理」を参照してください。
58
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
z しない
トラッピング処理されません。
z する
アプリケーションにトラッピング機能がない場合でも、文字や図形に対してトラッピング処理されます。
[設定]をクリックして、設定ファイルを選択します。
トラッピングを設定すると、処理に時間がかかることがあります。
設定ファイルを使用する
選択した設定ファイルが使用されます。
アプリケーション設定を優先する
アプリケーションのトラッピング設定が優先され、アプリケーションの設定がない場合には、設定ファイルが使
用されます。
z アプリケーション設定に従う
設定ファイルの選択は無効になり、アプリケーションのトラッピング設定が使用されます。
„ 細線調整
データに含まれる細線の線幅と間隔の調整方法を選択します。
„ EPS(JPEG 圧縮)のカラー出力をする
チェックを付けると、EPS(JPEG 圧縮)ファイルがカラーでプリントされます。
補足 APPE ジョブでは設定できません。
8. 画質
59
9
出力
プリントに関する設定が表示されます。
9.1
9.2
9.3
9.4
基本 .............................................................................................................
排出 .............................................................................................................
フィニッシング ............................................................................................
プリント位置 / 倍率.......................................................................................
60
61
62
64
9.1 基本
„ 部数
プリントする部数を入力します。
„ 両面
両面プリントの方法を選択します。
補足 [画質]>[アドバンス]>[色分版の合成]が[コンポジット分解]のときは設定できません。
z
しない
両面プリントされません。
z
長辺とじ
用紙の長辺を軸に、おもて面とうら面にプリントされます。
縦向き原稿の場合は、おもて面とうら面が同じ方向を上にして両面にプリントされ、横向き原稿の場合は、うら
面のプリントイメージが180 回転されます。
[長辺とじ]に変更した場合、
補足 [プリント位置 /倍率の調整]の設定をした RIP 済みのジョブを、
再度 RIP 処理されます。
60
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
z
短辺とじ
用紙の短辺を軸に、おもて面とうら面にプリントされます。
縦向き原稿の場合は、うら面のプリントイメージが 180 回転され、横向き原稿の場合は、おもて面とうら面が
同じ方向を上にして両面にプリントされます。
„ 最終ページからプリントする
チェックを付けると、最後のページからプリントされます。
„ 画像を 180 度回転する
チェックを付けると、イメージが180 回転します。
„ 画像を左右反転(鏡像)する
チェックを付けると、イメージが左右方向に鏡像化されます。
9.2 排出
„ ソートする(一部ごと)
チェックを付けると、複数ページのファイルを複数部数プリントするときに、部単位でまとめてプリントされま
す。
„ オフセット排出
用紙をずらして排出する方法を選択します。
z
しない
オフセット排出をしません。
z
部(レコード)数ごとにずらす
指定した部数ごとにずらして排出されます。レコード分割を設定している場合は、指定したレコード数ごとにず
らして排出されます。
z
ジョブごとにずらす
ジョブ単位でずらして排出されます。
z オフセットする部(レコード)数
[部(レコード)数ごとにずらす]を選択した場合、ずらして排出する部数(レコード数)の単位を入力します。
9. 出力
61
„ 排出面
排出するときのプリント面の向きを選択します。
[排出面]の設定は無効になります。
補足 [基本]>[両面]が[長辺とじ]、または[短辺とじ]の場合、
z
おもて面排出
プリント面を上にして排出されます。
z
うら面排出
プリント面を下にして排出されます。
„ 排出先
プリントされた用紙の排出先を選択します。
補足 •[自動選択]を選択したとき、排出可能なトレイが複数ある場合は、プリンター本体に近い
装置の排出トレイに排出されます。
• 未装着トレイの場合、 が排出トレイ名の左側に表示されます。
9.3 フィニッシング
„ ホチキス
ホチキスどめする位置を選択します。
• しない
• 左上 1ヵ所
• 右上 1ヵ所
• 左下 1ヵ所
• 右下 1ヵ所
• 上 2ヵ所
• 下 2ヵ所
• 左 2ヵ所
• 右 2ヵ所
• 中とじ
• 中とじ(内側に印字)
• 中とじ(外側に印字)
• 中央上 1ヵ所
• 中央下 1ヵ所
• 中央左 1ヵ所
• 中央右 1ヵ所
• 上 4ヵ所
• 下 4ヵ所
• 左 4ヵ所
• 右 4ヵ所
補足 •[簡易設定]タブで選択できる項目は、[しない]、[左 2ヵ所]、[左上 1ヵ所]、[上 2ヵ所]、
[右上 1ヵ所]、[右 2 カ所]、および[中とじ]です。それ以外に設定されたジョブは、[そ
の他]が選択されて表示されます。
• オプション装置のフィニッシャーを装着している場合にだけ、ホチキスどめができます。
また、フィニッシャーの種類によって、選択できない項目があります。
•[中とじ(内側に印字)]、または[中とじ(外側に印字)]を選択したときは、
[排出]>[排
出面]は設定できません。
62
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
„ パンチ
パンチする位置を選択します。
補足 •[簡易設定]タブで選択できる項目は、[しない]、[左 2 穴]、[右 2 穴]、[上 2 穴]、および
[下 2 穴]です。それ以外に設定されたジョブは、[その他]が選択されて表示されます。
• オプション装置のフィニッシャーを装着している場合にだけ、パンチができます。
„ 紙折り
紙折りの設定を選択します。
• しない
• 二つ折り
• 二つ折り(内側に印字)
• 二つ折り(外側に印字)
• 内三折り(内側に印字)
• 内三折り(外側に印字)
• 外三折り(内側に印字)
• 外三折り(外側に印字)
• Z 折り(右とじ / 下とじ)
• Z 折り(左とじ / 上とじ)
[しない]、
[二つ折り(内側に印字)]、
[二つ折り(外
補足 •[簡易設定]タブで選択できる項目は、
側に印字)]、[内三折り(内側に印字)]、[内三折り(外側に印字)]、[外三折り(内側に印
字)]、および[外三折り(外側に印字)]です。それ以外に設定されたジョブは、[その他]
が選択されて表示されます。
• オプション装置の中とじフィニッシャー、紙折りユニットが装着されている場合にだけ、紙
折りができます。
また、フィニッシャーの種類により、選択できない項目があります。
•[しない]、または[二つ折り]以外の項目を選択すると、[排出]>[排出面]と、[基本]
>[最終ページからプリントする]は設定できません。
z 紙折り枚数
[二つ折り]、
[二つ折り(内側に印字)
]、または[二つ折り(外側に印字)]を選択したときは、紙折りの枚数を
入力します。
補足 ジョブの総ページ数、[部数]、および[ソートする(一部ごと)]の設定によって、入力した
枚数で紙折りがされないことがあります。
„ 断裁する
チェックを付けると、断裁(製本した冊子の背と反対側の端面をカットしてそろえる)されます。
補足 • オプション装置の中とじフィニッシャー D4 とトリマー / スクエアフォールドが装着されて
いる場合にだけ、断裁を行います。
•[ホチキス]が[中とじ]、[中とじ(内側に印字)]、[中とじ(外側に印字)]の場合、また
は[紙折り]が[二つ折り]、
[二つ折り(内側に印字)]、
[二つ折り(外側に印字)]の場合
にチェックを付けることができます。
z 仕上がりサイズを指定する
断裁後の仕上がりサイズを指定します。
z 裁ち落とし幅を指定する
裁ち落としの幅を指定します。
„ 中とじ角背仕上げ
チェックを付けると、角背仕上げ(製本するときに、二つに折った冊子の背のふくらみをつぶす仕上げ方)され
ます。
補足 • オプション装置の中とじフィニッシャー D4 とトリマー / スクエアフォールドが装着されて
いる場合にだけ、中とじ角背仕上げを行います。
•[ホチキス]が[中とじ]、[中とじ(内側に印字)]、[中とじ(外側に印字)]の場合、また
は[紙折り]が[二つ折り]、
[二つ折り(内側に印字)]、
[二つ折り(外側に印字)]の場合
にチェックを付けることができます。
z 背のつぶし強度
冊子の背のつぶし強度(作成するときにかける圧力)を選択します。
9. 出力
63
9.4 プリント位置 / 倍率
„ プリント位置 /倍率の調整
z プリント位置 / 倍率の調整を行う
チェックを付けると、プリント位置/倍率を調整できます。
プリント位置の調整
調整をする場合の基準を選択します。
z
用紙の排出方向を基準とする
原稿の向きにかかわらず用紙の排出方向が基準になります。
z
原稿画像の方向を基準とする
原稿の左上を基準として、用紙の排出方向にかかわらず同じ位置に移動します。
おもて面、うら面
おもて面とうら面のプリント位置を入力します。
64
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
10
ジョブプロパティ機能一覧
各ダイアログボックスから設定できるジョブプロパティと、各ジョブ形式が対応しているジョ
ブプロパティについて説明します。
10.1 各ダイアログボックスのジョブプロパティ.................................................. 65
10.2 各ジョブ形式のジョブプロパティ ............................................................... 69
10.1 各ダイアログボックスのジョブプロパティ
次のダイアログボックスで設定できるジョブプロパティについて説明します。
• WebManager の[ジョブと履歴]タブのジョブ編集と、[アップロード]タブ
• DropUtility 設定画面
• プリンタードライバーの[基本]タブ>[ジョブプロパティ]
• PDF プリンタードライバーの[基本]タブ>[ジョブプロパティ]
„ 表の見方
Web:WebManager
DU:DropUtility
PD:プリンタードライバー
PDF:PDFプリンタードライバー
○:設定できる
−:設定できない
*:備考にコメントあり
設定
処理オプション
ジョブプロパティ
Web
DU
PD
PDF
RIP の種類
―
○
○
○
出力先の設定
○*
○
○
○
受信完了後に RIP 処理を開始する
―
○
○
○
連続プリントを優先する
―
○
○
○
RIP 完了後にプリントを開始する
―
○
○
○
プリント完了後にジョブを保持する
○
○
○
○
ジョブ削除を許可する
―
○
○
○
メール情報をプリントする(E-mail プリントのみ)
―
○
○
○
ファイル内の指定を優先する
―
○
○
○
備考
[リソース登録]はなし
10. ジョブプロパティ機能一覧
65
セキュリティ
ジョブプロパティ
Web
DU
PD
PDF
セキュリティプリントする
―
○
○
○
リソースのパスワード
○
○
○
○
ジョブ終了をメールで通知する
―
○
○
○
認証管理する
○
○
○
○
備考
補足 Windows クライアントのプリンタードライバー(PDF プリンタードライバーを含む)からは、認証設定を行
えません。Windows クライアントで認証プリントする場合、
[デバイスとプリンター]で、プリンタードライ
バーのプロパティ機能を使用してください。
警告 / 検出
ジョブプロパティ
すべての項目
Web
DU
PD
PDF
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
―
○
○
○
備考
ジョブ情報
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
補足 DropUtility、プリンタードライバー、PDF プリンタードライバーでは、[ユーザー名]、[アカウント]を 31 バ
イト以内で入力できます。
用紙
用紙
ジョブプロパティ
Web
DU
PD
PDF
備考
給紙方法
○
○*
○*
○ * [カスタム]はなし
出力用紙サイズ
○
○
○
○
出力ページ範囲
―
○
○
○
レコード分割
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
○
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
原稿ページ範囲
―
○
○
○
原稿の向き
○
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
―
―
―
―
用紙詳細
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
原稿
ジョブプロパティ
備考
挿入
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
特殊ページ
ジョブプロパティ
すべての項目
66
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
備考
レイアウト
面付け
ジョブプロパティ
すべての項目
Web
DU
PD
PDF
―
○
○
○
備考
補足 [面付け設定]の[カスタム]は、選択できません。
面付け済みページの加工
ジョブプロパティ
Web
DU
PD
PDF
備考
面付け済みページにフォームを使用する
―
○
○
○
面付け済みページのページ番号
―
○*
○*
○ * [カスタム]はなし
面付け済みページにウォーターマークをつける
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
―
○*
○*
Web
DU
PD
PDF
○
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
○
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
カラーモード
○
○
○
○
その他の項目
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
―
○
○
○
フォーム / ページ番号
ページ番号
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
○ * [カスタム]はなし
フォーム
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
ウォーターマーク
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
メモ / カラーパッチ
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
カラー
ジョブプロパティ
備考
画質
ジョブプロパティ
すべての項目
備考
10. ジョブプロパティ機能一覧
67
出力
基本
ジョブプロパティ
Web
DU
PD
PDF
部数
○
○
○
○
両面
○
○
○
○
最終ページからプリントする
―
○
○
○
画像を 180度回転する
―
○
○
○
画像を左右反転(鏡像)する
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
○
○
○
○
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
ホチキス
○
○
○
○
パンチ
○
○
○
○
紙折り
―
○
○
○
断裁する
―
○
○
○
中とじ角背仕上げ
―
○
○
○
Web
DU
PD
PDF
―
○
○
○
備考
排出
ジョブプロパティ
[排出面]以外
排出面
備考
フィニッシング
ジョブプロパティ
備考
プリント位置 / 倍率
ジョブプロパティ
すべての項目
68
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
備考
10.2 各ジョブ形式のジョブプロパティ
通常のジョブ、一括編集、ジョブテンプレート、優先設定、ビルドジョブで設定できるジョブプロパティについて説
明します。
参照 各ダイアログボックスによる設定については、
「10.1 各ダイアログボックスのジョブプロパティ」
(P.65)を参
照してください。
„ 表の見方
通常:通常のジョブ
一括:一括編集
TM:ジョブテンプレート
BJ:ビルドジョブ
○:設定できる
−:設定できない
*:備考にコメントあり
z BJ(ビルドジョブ)
◎:共通設定の選択が可能
○:常に最初に選択されたジョブの設定を使用
●:常に個々のジョブの設定を使用
■:共通設定、個々のジョブの設定の両方が設定可能
―:設定できない
参照 ビルドジョブの[共通設定]については、「ビルドジョブのジョブプロパティ」(P.10)を参
照してください。
設定
処理オプション
ジョブプロパティ
通常
一括
RIP の種類
○
出力先の設定
受信完了後に RIP 処理を開始する
TM
BJ
通常
優先
通常 面付け
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
ー
ー
○
○
ー
ー
連続プリントを優先する
○
○
○
○
○
○
RIP 完了後にプリントを開始する
○
○
○
○
○
○
プリント完了後にジョブを保持する
○
○
○
○
○
○
ジョブ削除を許可する
○
○
○
○
○
○
メール情報をプリントする(E-mail プリントのみ)
○
○
○
○
○
○
ファイル内の指定を優先する
○*
○*
○*
○*
○*
ー
備考
[面付け設定]が[使用しな
い]のときに設定可能
セキュリティ
ジョブプロパティ
通常
一括
セキュリティプリントする
○
リソースのパスワード
○
ジョブ終了をメールで通知する
認証管理する
TM
BJ
通常
優先
通常 面付け
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
備考
10. ジョブプロパティ機能一覧
69
警告 / 検出
ジョブプロパティ
通常
一括
○
○
通常
一括
タグ
○
バナーシートをプリントする
コメント
すべての項目
TM
BJ
通常
優先
○
○
通常 面付け
◎
備考
○
ジョブ情報
ジョブプロパティ
TM
BJ
通常
優先
通常 面付け
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
■
■
通常
一括
給紙方法
○
出力用紙サイズ
出力ページ範囲
レコード分割
備考
用紙
用紙
ジョブプロパティ
TM
BJ
通常
優先
通常 面付け
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
ー*
ー*
通常
一括
○
○
通常
一括
原稿ページ範囲
○
原稿の向き
備考
常に[しない]
用紙詳細
ジョブプロパティ
すべての項目
TM
BJ
通常
優先
○
○
通常 面付け
◎
備考
○
原稿
ジョブプロパティ
TM
BJ
通常
優先
通常 面付け
○
○
○
●
●
○
○
○
○
◎
ー*
通常
一括
○
○
通常
一括
おもて表紙をつける
○
うら表紙をつける
備考
常に[自動判別]
挿入
ジョブプロパティ
すべての項目
TM
BJ
通常
優先
○
○
通常 面付け
○
備考
○
特殊ページ
ジョブプロパティ
TM
BJ
通常
優先
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
合紙
○
○
ー
ー
ー
ー
例外ページ
○
○
ー
ー
ー
ー
70
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
通常 面付け
備考
レイアウト
面付け
ジョブプロパティ
すべての項目
通常
一括
○
○
TM
BJ
通常
優先
○
○
通常 面付け
○
備考
○
補足 通常ジョブ以外では、[面付け設定]の[カスタム]は、選択できません。
面付け済みページの加工
ジョブプロパティ
すべての項目
通常
一括
○
○
TM
BJ
通常
優先
○
○
通常 面付け
○
備考
○
補足 通常ジョブ以外では、[面付け済みページのページ番号]の[カスタム]は、選択できません。
フォーム / ページ番号
ジョブプロパティ
すべての項目
通常
一括
○
○
TM
BJ
通常
優先
○
○
通常 面付け
○
備考
○
補足 通常ジョブ以外では、[ページ番号]の[カスタム]は、選択できません。
カラー
ジョブプロパティ
通常
一括
[CMS]>[特色]>[特色に CMYK 色調整
を適用する]以外
○
特色に CMYK 色調整を適用する
TM
BJ
通常
優先
通常 面付け
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
通常
一括
備考
画質
基本
ジョブプロパティ
TM
通常
BJ
優先
通常 面付け
プリンターモード
○
○
○
○
○
○
コンポジットオーバープリントを有効にする
○
○
○
○
◎
○
K のオーバープリントを有効にする
○
○
○
○
◎
○
シャープネス
○
○
○
○
◎
○
画像
○
○
○
○
○
○
文字
○
○
○
○
○
○
備考
10. ジョブプロパティ機能一覧
71
プリンター
ジョブプロパティ
通常
一括
○
○
ジョブプロパティ
通常
一括
[色分版の合成]、
[EPS(JPEG 圧縮)のカラー
出力をする]以外
○
トナー総量調整
[トナー総量調整]以外
TM
BJ
通常
優先
通常 面付け
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
備考
アドバンス
TM
BJ
通常
優先
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
ー*
ジョブプロパティ
通常
一括
[基本]>[両面]、
[画像を 180度回転する]、
[画像を左右反転(鏡像)する]以外
○
○
色分版の合成
通常 面付け
備考
常に[しない]
EPS(JPEG 圧縮)のカラー出力をする
出力
両面
TM
通常
優先
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
画像を 180度回転する
画像を左右反転(鏡像)する
72
BJ
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
通常 面付け
備考
11
注意制限事項
注意制限事項について説明します。
PDF プリンタードライバーに関する制限事項
用紙に関する注意
• たて置きとよこ置きの用紙が混在している場合、よこ置きの用紙は、たて置きの用紙サイズでプリントされま
す。
• よこ置きの用紙でプリントする場合は、[用紙]>[用紙]>[出力用紙サイズ]で、よこ置き用紙を選択し
てください。
大量ページのデータをプリントする場合
大量ページ(1,000 ページ以上)のデータのプリントができないことがあります。この場合、次の操作で解決す
ることがあります。
- クライアント PC のメモリー使用サイズを4,096 MB以上に設定してください。
- Windows の[スタート]→[デバイスとプリンター]から PDF プリンタードライバーを選択し、
[プリン
ターのプロパティ]→[詳細設定]タブを選択して、
[印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷
処理を高速に行う]の[全ページ分のデータをスプールしてから、印刷データをプリンタに送る]を選択し
てください。
- 1 つのファイルを1,000ページ以下にしてください。
OS、アプリケーションのバージョンによる制限事項
• PDF プリンタードライバーは、プリントプレビューの再現性を向上させるものであり、再現性を保証するも
のではありません。特に OS のバージョンとアプリケーションのバージョンの組み合わせによっては、正しく
再現できない場合があります。
• プリントできない場合、OS やアプリケーションを最新版にバージョンアップすることをお勧めします。
DocuWorks7.2.2 のエラー例
- 半透明アノテーションの設定が正しく再現できない。
ただし、DocuWorksに同梱されている PDF Creatorをインストールすると、プリントできます。
各アプリケーション固有の制限事項
z Photoshop
Photoshop で、プリンタードライバーの設定を初期設定から変更してプリント操作を行い、設定を保存しない
で終了した場合も、次に同じファイルを開いたときは、設定が変更されたままの状態になる場合があります。そ
の場合は、プリンタードライバーで、
[標準に戻す]をクリックしてください。
その他
ジョブプロパティの設定にかかわらず、色空間は RGB になります。また、オーバープリントの設定なども無効
になります。
11. 注意制限事項
73
RIP に関する制限事項
共通の制限事項
• PDF ファイルのプリント領域は、PDF で指定されている CropBox の内側の領域になります。CropBox が指
定されていない場合は、MediaBox の内側の領域となります。
• 回転が設定された PDF ファイルでは、PDF で指定されている MediaBox と CropBox に負の値が含まれる場
合、Rotate が0 でないと、正しい位置にプリントされないことがあります。
• ICC プロファイルを使ってホスト上でカラーマネジメントをするときは、ジョブプロパティの[カラー]>
[CMS]>[CMYK]>[CMYK 画像に色補正を行う](または[RGB]>[RGB 画像に色補正を行う])
のチェックを外してください。
• PostScript、または PDFファイルを出力するとき、ページ数が多い、または多数のイメージを含んでいると、
デコンポーザーが使用する作業領域が不足してエラーが発生することがあります。エラーが発生したときは、
PostScript、またはPDF ファイルを分割して出力してください。
• 毎ページ異なるフォームを使用して作成されたようなジョブは、プリント時に作業領域が不足してエラーにな
ることがあります。
• PDF ファイルへの埋め込みがサポートされていない TrueType フォントを使用してプリントした場合、この
フォントを指定した文字が正しく印字されないことがあります。使用しているフォントが PDF への埋め込み
をサポートしているかどうかについては、フォントの提供元にお問い合わせください。
CPSIジョブの制限事項
• ファイル内に使用されている特色数が多いときは、プリントに時間がかかることがあります。
(処理できる特色数は最大 100 です。
)
• イメージの透明効果の処理には、非常に多くの作業領域を使用するため、作業領域が不足して、デコンポーズ
エラーが発生することがあります。デコンポーズエラーが発生した場合は、透明領域を減らすか、または最適
化による透明の分割統合を検討してください。
• オブジェクトに透明指定されているファイル、プロファイルが埋め込まれているファイルをプリントすると、
色の差が生じることがあります。
• 透明指定されているオブジェクトが正常にプリントされないときは、PDF で保存し、APPEジョブでプリント
してください。
• ジョブプロパティの[画質]>[アドバンス]>[トラッピングの自動処理]が[設定ファイルを使用]の場
合、トラッピング設定ファイルの[トラップ設定]タブにある[画像間でトラップ]にチェックを付けている
と、正常にプリントされないことがあります。
•「グリーン」、
「ブルー」、
「レッド」、
「赤」、
「青」、
「緑」、
「レジストレーションカラー」は特色として認識され
ないため、プリフライト時に特色として検出されません。
• 直接ファイルを参照する PostScript データは、ファイルの参照でエラーとなり、正常にプリントできない場
合があります。
• PDFのプリント時、ジョブプロパティの[カラー]>[CMS]>[CMYK]>[CMYKソースの埋め込みを
優先する]
(または[RGB]>[RGB ソースの埋め込みを優先する]
)にチェックが付いている場合、CMYK
(または RGB)埋め込みプロファイルに対して、[CMYK 出力インテント]
(または[RGB 出力インテント])
の指定は反映されません。
• PDF で、Reference XObject を使用して埋め込まれた PDF ファイルや、別の PDF ファイルを参照するよう
に指定しても、代理データがプリントされます。
APPE ジョブの制限事項
• ファイル内に使用されている特色数が多いときは、プリントに時間がかかることがあります。
(処理できる特色数は最大 27 です。
)
• グラデーションにトーンジャンプが発生するときは、ジョブプロパティの[画質]>[基本]>[コンポジッ
トオーバープリントを有効にする]にチェックを付けると、問題が解消します。
• PDFがカスタム用紙サイズのとき、CPSI ジョブとは、イメージの向きが異なるプリント結果になる場合があ
ります。
• グラデーションにトーンジャンプが発生した場合は、ジョブプロパティの[画質]>[基本]>[コンポジッ
トオーバープリントを有効にする]にチェックを付けてください。
• ジョブプロパティの[画質]>[基本]>[コンポジットオーバープリントを有効にする]にチェックが付い
ているとき、
[白のオブジェクトは常にノックアウトする]は、カラースペースが DeviceCMYKの白オブジェ
クトだけに適用されます。
• ジョブプロパティの[画質]>[アドバンス]>[RGB 黒をK に置換する]
、または[RGBグレーを K に置換
する]にチェックを付け、オーバープリント指定された RGB オブジェクトが K に置き換えられた場合、その
オブジェクトはオーバープリントされます。
• CMYK 全色の値を持つオブジェクトがオーバープリント指定されている場合、正常にオーバープリント警告
されないことがあります。
74
ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
z 透明効果を使用した PDF ジョブ
• イメージの透明効果の処理には、非常に多くの作業領域を使用するため、作業領域が不足して、デコンポーズ
エラーが発生することがあります。デコンポーズエラーが発生した場合は、透明領域を減らすか、または最適
化による透明の分割統合を検討してください。
• PDFで指定しているブレンディングカラースペースが、DeviceCMYK 以外の場合でも、DeviceCMYKとして
ブレンディング処理を行うため、プリント結果が異なって見えることがあります。
JDF に関する制限事項
• JDF を利用してプリントしたジョブは、アプリケーションで用紙サイズを定型サイズで指定しても、ジョブプ
ロパティの[用紙]>[用紙]>[出力用紙サイズ]は、
[カスタムサイズ]で表示されます。
• XMFから送信されたジョブ履歴の[コメント]には、常に「ジョブ詳細」が表示されます。
• JDF ジョブのジョブプロパティでは、
[画質]>[アドバンス]>[RGB 黒を K に置換する]、および[RGB
グレーをKに置換する]を設定しても、無効になります。
• 面付け時、JDF ジョブでは、面付けテンプレートの[用紙]>[出力ページサイズ]よりも、ジョブプロパ
ティの[用紙]>[用紙]>[出力用紙サイズ]が優先されます。
面付けテンプレートの[出力ページサイズ]で選択した用紙サイズでプリントするときは、ジョブテンプレー
トの[出力用紙サイズ]で[原稿サイズと同じ]を選択し、「優先設定オン」にしてください。
その他の制限事項
Machintosh クライアントのプリンタードライバーでは、オプションのRIP アクセラレーターボードが装着され
ているときだけ有効になる項目が、装着されていないときにも表示されます。これらの項目を設定してもジョブ
には適用されません。
11. 注意制限事項
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保守・操作・修理のお問い合わせは
この商品の保守・操作・修理(内容・期間・費用など)のお問い合わせは、カストマーコンタクト
センター、または販売店にご連絡ください。
● カストマーコンタクトセンターの電話番号は、プリンター本体に貼付のカードやシールに書かれています。
● ご連絡の際は、カードやシールに書かれている「機種名」
、および「機械番号」をお知らせください。
● 本機を廃却する場合は、弊社販売店、またはカストマーエンジニアにご連絡ください。
ご意見やご相談の受付窓口:お客様相談センター
フリーダイヤル 0120-27-4100
フリーダイヤル受付時間:土、日、祝日、および弊社指定休業日を除く 9 時∼ 12 時、13 時∼ 17 時
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つながらない場合があります。
お話の内容を正確に把握するため、また後に対応状況を確認するため、通話を録音させていただくことがあ
ります。
公式サイトアドレス:http://www.fujixerox.co.jp
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GX Print Server ユーザーズガイド - ジョブプロパティ編
著作者
― 富士ゼロックス株式会社
発行者
― 富士ゼロックス株式会社
発行年月 ―2014 年 12 月
第3版
ME7245J1-1