平成28年度事業計画 - 愛知県社会保険労務士会

第5号議案
平成28年度事業計画案審議に関する件
平成28年度は、前年度から引き続き提唱してきた開かれた会務運営と財務の透明性を旨とし、愛
知県社会保険労務士会(以下「本会」という。)発展のために今何を重点的に行うべきかを考え、
継続性と一貫性にも配慮しつつ、会員目線に立った会務を進める。
社会保険労務士の行う労働社会保険諸法令に基づく書類の作成や提出代行の業務は、国家の社会
保障政策の大きな一角を占める分野であり、これに労働関係紛争の解決におけるADR代理権や先
の第8次社会保険労務士法改正で創設された裁判所の補佐人制度により、司法分野での社会保険労
務士の活躍の場が広がることとなる。また従来からの年金相談や年金手続きの業務、そして、運用
が始まったマイナンバー制度では主に関与先事業所におけるマイナンバーの取扱いに係る関係事
務、または助言指導等、社会保険労務士の取り扱う業務の範囲は年々拡大し、企業経営から国民生
活まで密接に関与するものであり、国民にとって一層身近になると思われる。
私たち社会保険労務士は、今後も更なる業務拡大を図り、社会的使命として事業所や国民との関
与を高めていかなければならない。そのためには、社会保険労務士一人ひとりが労働社会保険諸法
令の専門家として、一層の研鑽と高い職業倫理を常に求める必要がある。
本会では、前年度に引き続き、会員社会保険労務士の能力アップにつながる高度な専門的知識習
得のための研修に力を入れていく。前年度は直面する重要課題や会員の関心が高い題材としてマイ
ナンバー制度と補佐人制度の研修を全体研修として実施した。本年度も前年度同様、重要事項や関
心度が高い、また要望の多いテーマを全体研修として実施していく。
会員への研修では、従来の研修部が実施する本会研修、専門コース研修、随時研修と共に、勤務
部会が実施するフォーラムや研修、電子化推進委員会が実施するフェアやシンポジウム、労働条件
審査検討特別委員会やADR特別委員会の研修、特定社会保険労務士の能力担保となる研修、更に
は医療労務コンサルタントを養成する研修及び修了者へのフォローアップ研修、介護事業の労務管
理に関した研修、成年後見人関係の研修や名城大学大学院への社会保険労務士の受入れ体制の整備
等、会員のニーズに応じ、充実した研修を開催する。
本会事業では、従来から実施してきた事業を「社会貢献事業」として一層の拡充を目指す。
第1に、これから社会に羽ばたく高校、大学等の就業前の学生生徒等の若者に対し、会員社会保
険労務士が講師となり、社会保険や年金のしくみ、給与体系等の労働社会保険教育を行う学校等で
の出前授業である。
第2は、主としてがん患者の就労支援等相談事業である。これは、会員社会保険労務士ががん診
療連携拠点病院内に設置される相談室に相談員として在駐し、社会人ががんにより加療又は療養の
ため事業所を欠勤する場合の事業所への事前告知、入院中や復帰後の就労等の相談に対応する事業
である。これらは主要な事業として恒常的な運営ができるよう目指す。
第3は、労働条件審査検討特別委員会が進めてきた労働条件審査である。国の機関や県、市町村
の地方公共団体等の入札時に応札希望者が自社の労務管理関係について所定の審査を行うことを
入札要件とするものである。まずは入札主体に入札手順の中に労働条件審査のしくみを採用しても
らうことで恒常的な業務の依頼を目指すことと、会員社会保険労務士が審査業務に従事できるよ
う、その養成にも力を入れる。将来の経営労務監査に発展する可能性も見据えて事業を進めていく。
第4は、一般社団法人社労士成年後見センター愛知(以下「後見センター」という。)を本会の
関係団体と位置付け、その運営を援助する。また、社労士会労働紛争解決センター愛知(以下「セ
ンター愛知」という。)は、労働者と事業主との間の個別労働関係紛争の解決を目的とする民間型
ADR機関として引き続き国民の信頼にこたえるよう運営していく。
一方、本会が受託している委託事業も社会のなかで一定の役割を担うものである。年金事務所等
での年金相談窓口等の運営委託業務や街角の年金相談センターの運営も重要な事業である。
以上を踏まえ、本会としては新たに社会貢献事業部を設置し、企画部の出前授業と労働条件審査
検討特別委員会の労働条件審査事業、更には医療労務コンサルタントを養成する研修及びフォロー
アップ研修の運営を当面の主な事業として運営する。
これら事業を通じ社会保険労務士制度が国民に周知され、浸透することで、結果的に社会保険労
務士の業務拡大につながっていくものであるが、本会事業への従事とともに私たち社会保険労務士
はその職責に鑑み、常に倫理、コンプライアンスを重視して日々の業務を遂行しなければならない。
そのために本会では倫理研修の実施や年金相談に従事する相談員への研修と個人情報保護の徹底
も図っていく。
そして、これら本会事業を展開するなかで、広く一般国民にも本会活動が周知されるよう継続的
な広報活動を推進して、社会保険労務士は国民にとって有益な存在であることをPRして社会保険
労務士会の発展につなげていかなければならない。そのため本会としても様々な広報媒体や方法、
手段を駆使して積極的な広報活動が必要である。
また、勤務等部会は、本来は勤務等会員を重視した事業ではあるが、開業会員も参加することで、
勤務等会員と開業会員とが協調し新たな視点から事業活動を行うこととなる。勤務等部会の実施す
る研修は勤務会員の視点に立ちつつも開業会員にとっても有益なものとし、その特色を生かすこと
で勤務等会員の会務への参画意識の推進とともに本会会務の活性化、一体化をも図ることを目指
す。
平成30年には社会保険労務士制度創設50年の節目を迎える。この記念事業の準備のため周年事業
に係る特別委員会を設置した。社会保険労務士制度も50年近い歴史のなかで着実に浸透してはい
る。しかし反面、社会保険労務士が社会に与える責務も一層重要となる。
本年度も、各機関と本会及び支部組織が一体となり、社会保険労務士会の一層の信用と信頼確保
のため、これまで進めてきた事業を一層発展させ、全国社会保険労務士会連合会(以下「連合会」
という。)が推し進める連合会事業にも協力し、社会保険労務士の社会的使命を果たしつつ、社会
的地位の一層の向上を図る。
1.職業倫理の研鑽
社会保険労務士は労働社会保険実務専門家である。それ故に法令遵守と職業倫理に徹した業務
遂行をしなければならない。本会は、連合会主催のもと、全会員が5年に1回毎に受講する倫理
研修により、職業倫理の徹底と社会保険労務士の信用・信頼の維持、向上を図っていく。
2.研修の充実
社会保険労務士の資質向上のための各種の研修を行なう。特に、労働社会保険実務専門家とし
ての自覚とそれを担保する能力を習得するため、従来の本会研修とともに専門コース研修として
業種別労務管理能力を養成する研修、医療労務コンサルタントへのフォローアップ研修等、専門
性を高める研修も行っていく。
また、会員全体に関心が高く、広く社会的に反響のあるテーマを全体研修として計画していく。
更には介護事業労務管理に関する研修等、社会保険労務士業務に直結する研修を充実する。
一方、従来から実施してきた委託事業に従事する会員を対象にした、業務や実務面、個人情報
保護、倫理等を徹底する研修も引き続き実施していく。
3.広報活動の充実
従来からの本会広報活動は継続して行うとともに、今後は社会保険労務士制度をトータルにア
ピールし、広く国民、企業、関係行政機関、関係士業、教育機関等、外部に向けた社会保険労務
士制度の周知と活用を積極的に行っていく。
4.社労士会労働紛争解決センター愛知の充実
民間型ADR機関としてセンター愛知を運営するが、引き続き労働トラブル相談室を開設し、
あっせん手続き等利用促進のため諸手数料を無料とする。また、個別労働関係紛争の解決に向け
たあっせん手続きの実績を積むことと、特定社会保険労務士の能力担保となる研修の充実や会員
のセンター愛知利用促進につながる施策等を検討していく。
5.関係行政機関等との信頼関係の構築
関係行政並びに関係機関とは相互信頼関係に立って協力事業等を実施していく。官署(所)等
協力事業は引き続き会員の協力のもと、国民目線に立って社会の構成員としての役割を果たして
いく。
6.社会貢献事業の拡充
大学、高等学校等の就業前の学生等に対して社会保険制度等を講義する出前授業の一層の展
開、医療機関での患者等への就労支援等の相談事業の拡大による会員社会保険労務士の相談員と
しての配置、地方自治体からの労働条件審査の要請のための導入依頼と応札予定の事業所からの
依頼、また、後見センターでの登録社会保険労務士名簿の家庭裁判所への届出及び指名がされる
よう支援することと、支部事業での各種無料相談を通じて社会保険労務士制度の一層の普及等、
連合会とも連携しつつ、社会保険労務士の業務拡大にむけ、これら事業を社会貢献事業として本
会事業の柱として育てていく。
今後、試行段階を脱し順調な成果を得ている出前授業と労働条件審査の事業は社会貢献事業部
が運営していくこととする。
7.医療労務コンサルタント等の事業展開
平成26年度からスタートした医療労務コンサルタントは、医療分野への社会保険労務士の業務
拡大につながるチャンスとして、引き続き社会貢献事業部の所掌としてコンサルタントを養成す
る研修並びにフォローアップ研修を推し進める。
また、介護業界や保育業界でも社会保険労務士が活躍できるよう連合会とともに、業務拡大と
なる新たな事業展開に力をいれていく。
8.勤務等部会による更なる事業展開
前年度から部として事業を開始した勤務等部会は、本会会員の約4割の勤務・その他会員が今
まで以上に本会会務に積極的に参画できるような事業を進める。勤務等会員のこの部会が行う研
修等への参加により勤務等会員間の情報交換や交流が図られ、かつ、開業(社員)会員とも連動す
ることで、結果的には本会会務の活性化及び一層の充実、発展を図る。
勤務等部会が本会の基本的な組織の一つとして、他の部会と同様に十分に機能するよう更なる
充実を図る。
9.社会保険労務士会館の運営
社会保険労務士会館の運用については、会員利用の促進とともに、㈱あいち社労保険センター
(以下、「社労士センター」という。)と適宜協議し、どのような会館運営が会員の利益になる
かを考え、会員とも智恵を出し合い当初の目的に適うよう進めていくとともに、会館維持、修繕
について最善の方策を検討する。
10.士業関係団体及び労使関係団体との交流
前年度に引き続き、各士業団体及び労使団体等との交流を図る。愛知県弁護士会と日本労働組
合総連合会愛知県連合会(連合愛知)とは毎年定期に交流しており、その他団体とも定期交流の
可能性にむけて協議をしていく。本年度も関係団体との意見交換等を通じ、相互の連携や協働事
業の模索等、相互理解を深め一層の協力関係を構築することに努める。
11.連合会事業への協力
社会保険労務士制度の発展のため「街角の年金相談センター」や連合会を通じての委託事業の
受託、また「社会保険労務士損害賠償責任保険」と「国民年金基金」の加入促進の協力等、連合
会事業に引続き協力していく。
12.その他の事業
その他、個別の事業を行う。
(1)新入会員を対象とした入会オリエンテーション
(2)必要に応じた会館の修繕
(3)電子申請の推進等業務改善となる事業の推進
(4)マイナンバー制度について社会保険労務士会としての取組みの支援
(5)大学院への社会保険労務士受け入れ体制の充実
(6)自治権の獲得等
(7)日本労使関係研究機構(JIRRA)への協力
(8)その他必要に応じた事業
具体的には、各部・各委員会で企画した以下の事業に基づき会務を推進する。
Ⅰ
会
議
1 通常総会
平成28年5月26日(木) 午後1時30分からキャッスルプラザにおいて開催する。
2 理事会
会務に関する諸事項を審議決定するため、定例6回程度開催する。
3 常任理事会
会務執行に関する諸事項を審議決定するため、定例6回程度開催する。
4 正副会長会
役員会議の開催及び付議議案に関すること、並びに役員会議で委任された事項等その他の会
務に係る事項について審議するため、定例12回程度開催する。
5 支部長会
本会と支部との業務連絡、各支部間の調整並びに運営などについて審議するため、定例5回
程度開催する。
6 その他
(1)行政機関等との連絡協議会
関係行政機関との連携を密にするため、東海北陸厚生局、愛知労働局、日本年金機構及び
全国健康保険協会愛知支部等との連絡会議を必要に応じ開催する。
(2)関係団体連絡協議会
愛知県社会保険労務士政治連盟及び一般社団法人社労士成年後見センター愛知、並びに愛
知中央SR経営労務センター、愛知三河SR経営労務センターとの業務提携や情報交換、ま
た社労士センターとの協議会を必要に応じ開催する。
(3)労使団体等との交流
社会保険労務士の業務改善や本会事業において、労使団体等関係各方面の団体(日本労働組
合総連合会愛知県連合会等)との連携の可能性を模索するため、都度、労使団体等との交流を図
って行く。
また、社団法人日本労使関係研究協会(JIRRA)の賛助会員として、当協会の行う個別労働
紛争解決研修事業への連携、協力も図る。
(4)中部地域協議会
中部地域(愛知・静岡・三重・岐阜・福井・石川・富山)7県会の定例会(2回)に参加し、広域的
な業務連絡・情報交換等を行うとともに、研修等主催事業への参加に協力する。
(5)自由業団体との交流
10団体で構成する名古屋自由業団体の定例会(概ね4回)に参加し、多面的な業務連絡・情
報交換等を行い、その事業に参画する。また、愛知県弁護士会とは緊密な意見交換を重ね相
互理解を深める。
(6)個別労働紛争解決制度関係機関連絡協議会
個別労働紛争解決制度を運用している機関・団体 (構成団体は愛知労働局、愛知県産業労働部、
愛知県労働委員会、名古屋地方裁判所、愛知県弁護士会、日本司法支援センター愛知地方事務局(法テ
ラス愛知)、愛知県司法書士会、日本産業カウンセラー協会中部支部)の構成員として連絡協議会に
出席し、情報交換・意見交換等を行う。
(7)その他の関係機関等
ⅰ)日本司法支援センター愛知地方事務所(法テラス愛知)の関係団体として、開催される会
議等に出席し情報交換等を行う。
ⅱ)社労士センターと適宜協議会を開催し、会館運営における諸事項を協議する。
ⅲ)名城大学大学院経営学修士課程への会員の受入れについて、継続した運用を図る。
その他、本会の関係する機関の会議等に必要に応じ出席し、情報交換・意見交換等を行う。
Ⅱ
事
業
1 本会の事業
(1)全体研修
会員の業務に関係する重要事項や関心度が高いテーマを正副会長会が所掌する全体研修
として開催する。
(2)官署(所)等の協力事業
愛知労働局、愛知県及び日本年金機構並びに全国健康保険協会愛知支部等から業務を受託
した場合には、前年度に引続き協力事業として行う。
(3)全国社会保険労務士会連合会関係
ア.平成28年6月30日(木)パレスホテル東京 (東京都)において開催される通常総会に連合
会役員並びに連合会総会代議員が出席する。
イ.社会保険労務士国家試験の事務受託に協力する。
ウ.連合会の研修課程による倫理研修を開催する。
エ.連合会の研修課程による医療労務コンサルタント研修及び修了者に対する本会独自の
カリキュラムによるフォローアップ研修を開催する。
オ.連合会の研修課程による介護労務管理に関する研修を本会の全体研修として開催す
る。その他、全体研修は必要に応じ開催する。
カ.紛争解決手続代理業務試験及びそれに伴う特別研修の事務受託に協力する。
キ.連合会が厚生労働省から受託する各種委託事業を引続き協力する。
ク.労働社会保険諸法令関係事務指定講習の実施に協力する。
ケ.社会保険労務士賠償責任保険制度の周知及び加入勧奨に協力する。
コ.電子申請に係る社会保険労務士電子証明書の取得促進に協力する。
サ.SRP認証(社会保険労務士個人情報保護事務所認証制度)の取得促進に協力する。
シ.その他、連合会が行う諸事業に協力する。
(4)中小企業退職金共済制度
厚生労働省関係事業団である独立行政法人勤労者退職金共済機構の行う中小企業退職金
共済制度の周知及び会員関与顧問先事業所の制度加入に協力する。
2 各部・委員会の事業
(1)総務部
部会を7回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.平成28年度新規入会会員を対象に歓迎式及び懇親会を開催する。
イ.会則・諸規程の見直しを行う。
ウ.会員名簿(ホームページ版)を更新する。
エ.会長褒章の審査を行い、褒章対象者に褒章を行う。
オ.各種会議の開催等会務の運営が円滑に進行するように支援を行う。
カ.IDカードタイプの会員証を作成し、全個人会員に交付する。
キ.他の部会・委員会に属さない事項を担当する。
ク.その他必要に応じた事業を実施する。
(2)財務部
部会を5回程度開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.日々の入出金を経理し、財務状況を管理する。
イ.決算報告書及び新年度予算案を作成する。
ウ.会費未納者の取扱い等を管理し、未収会費の減額に努力する。
エ.会館修繕又は将来にわたる積立金等を検討する。
オ.会費納入における口座引落しの方法への移行を勧奨する。
カ.支部監査について連絡会議を行う。
キ.その他必要に応じた事業を実施する。
(3)研修部
部会を6回程度開催する。そして、主として次に事業を実施する。
ア.会員の資質向上を図るため、次の研修等を行なう。
①本会研修 労働社会保険諸法令の改正事項を中心とした半日研修を2会場で年1回
行う。
②専門コース研修
ⅰ)労務実務
・労務実務研修を毎月1回の計5回を年1回、夜間2時間の研修を行う。
ⅱ)年金
・年金A 毎月1回を計5回、夜間2時間の研修を行う。
・年金B 毎月1回を計5回、夜間2時間の研修を行う。
・年金事例研究 年1回を計5回、夜間2時間の研修を行う。
ⅲ)業務基礎 入会3年未満は無料として3日間、計6回の研修を行う。
③随時研修・・・社会保険労務士の資質の向上につながる研修を行う。
イ.中部地域協議会が行う次の研修に参加協力する。
ⅰ)労務管理研修(平成28年11月頃予定)
ⅱ)東海4県特別研修(東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡県会)共催で平成29年2月頃
予定)
(4)広報部
部会を7回程度開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.会報を5回、定期に発行し、会員に対して情報の周知を図る。
イ.新聞及びラジオを媒体とした制度のPRを行う。
ウ.様々な機会を捉え社会保険労務士の認知度を上げる。
エ.社会保険労務士の認知度・業務内容の周知、関与率向上のためノベルティを作成する。
オ.メッセナゴヤ等の企業展・イベントへの出展を行う。
カ.連合、経営者団体、他士業団体等の各種団体との提携を通じ社会保険労務士制度の社
会的認知を図る。
キ.各種団体のホームページなどへリンク先として登録する等、各種広告媒体の調査研究
を行う。
ク.愛知・岐阜・三重3県合同で広報活動を行う。
(5)企画部
部会を6回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.社会保険労務士の地位向上、知名度向上につながる事業について調査検討し、提言す
る。
イ.会員ニーズを調査検討する為に意見交換会を各支部で実施する。
ウ.病院内における「がん患者の就労支援」を更に促進し、県内全てのがん拠点病院での
実施を目指す。
エ.企業に向けた「がん従業員の就労支援」を実施する。
(6)業務部
部会を5回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.専門業務登録員を登録し、登録員名簿を作成し管理する。
イ.公的機関等外部からの講師派遣の依頼に基づき、専門業務登録員を派遣し、市場対応
に努める。
ウ.総合労務相談室を開設する。
エ.社会保険労務士の日にちなみ制度PRのために各支部で開催する無料相談会への経費
支弁及びPR品等配布物を支援し、無料相談会を更に充実する。
オ.シルバー人材センター等外部市場への講師派遣を積極的に行う。
(7)勤務等部
部会を6回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.分科会、フォーラム等を含めた講演会を8回程度開催する。なお、講演会は全て開業
会員も参加でき全会員を対象に案内する。
イ.支部間の各種情報交流会を実施する。
ウ.大阪府会・東京都会との交流会を実施する。
エ.新入会員も含めた勤務等会員への講習会等への参加を促す。
オ.勤務等会員のレベルアップと開業会員も含めた本会活性化への寄与貢献を目指す。
(8)社会貢献事業部
部会を12回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.平成28年度は労働条件審査検討特別委員会の事業と、企画部の事業としてきた出前授
業、加えて医療労務コンサルタント研修を行う。.
イ.労働条件審査は、①岡崎市以外の地方自治体での実施に向けた導入促進、民間組織へ
の活用も含め働きかけを行う。②労働条件審査ができる能力をもつ会員を育成する研修
を行う。③その他、各機関等への労働条件審査の導入にあたって必要な調査、検討を行
う。
ウ.出前授業は、①主に就労前の学生生徒に対し、受入先学校等に講師として出向き社会
保険、年金、労務等の授業を行う。②未実施校への働きかけ等、新規開拓の調査、検討
を行う。③その他、出前授業について必要な調査、検討を行う。
エ.医療労務コンサルタントを養成する研修及び修了者へのフォローアップ研修を行う。
オ.その他、社会貢献事業として必要な調査、検討を行う。
(9)法務・社会保険労務士業務改革委員会
委員会を6回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施す
る。
ア.社会福祉法で定める監査業務及び第三者評価業務に、社会保険労務士が参画する可能
性について引続き審議し、必要な場合には、こうした監査や第三者評価に特化した新た
な法人設立までを視野に、社労士の新たな業務領域の拡大の先駆けとなる試みを実施す
る。
イ.連合会と歩調を合わせ、内部監査に関する研究に取り組む。
(10)電子化推進委員会
委員会を5回程度、必要に応じ小委員会を開催する。そして、主として次の事業を実施す
る。
ア.ホームページの運用管理を行う。
イ.メルマガ配信を行う。
ウ.電子申請を促進するため、会員サポート等を行う。
エ.電子化による会務の合理化のために必要な調査等を行う。
(11)監察綱紀委員会
委員会を5回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施す
る。
ア.会長の諮問を受け、会長が行おうとする処分に関し、調査及び審議し、その結果を答
申する。
イ.社会保険労務士の職業倫理に対して、倫理観の欠如があった場合に指導、助言を行う。
ウ.社会保険労務士業務に関して、業務侵害行為があった場合、その行為の調査、侵害行
為の差し止めを行う。
エ.社会保険労務士業務に関して、一般国民から非難されるような不適切な行為を行った
社会保険労務士に対して、注意・指導・処分を行う。
オ.監察綱紀委員会で審議すべき事案と単なる苦情を明確に区分し、審議を要する事案に
ついて対処する。
(12)特別委員会
次の特別委員会を開催する。また、必要に応じ設置される特別委員会を随時開催する。
①会館運営特別委員会
委員会を6回程度開催する。そして、主として次の事業を実施する。
ア.社会保険労務士会館の運営における諸課題を検討する。
イ.将来にわたる会館機能の充実に関することを審議検討する。
②ADR運営特別委員会
委員会を5回程度、小委員会を必要に応じ開催する。そして、主として次の事業を実施す
る。
ア.センター愛知の運営等について審議する。
イ.会員に対するセンター愛知の利用促進に係る研修を実施する。
ウ.特定社労士に対する能力担保の研修を実施する。
エ.あっせん人候補者に対する能力担保研修会を実施する。
オ.センター愛知の活用を促すため、引き続きすべての手続き手数料を免除するとともに、
定期の無料相談を実施し、国民に対して各種のPR活動を行う。
3 支部の事業
(1)通常支部会等会議の開催
ア.平成28年度通常支部会の開催状況は下記のとおりである。
支
部
開催日
開会時刻
開 催 場 所
名古屋東
4月19日(火)
午後3時00分
メルパルク名古屋
名古屋西
4月20日(水)
午後3時30分
レセプションハウス名古屋逓信会 館
名古屋中
4月16日(土)
午前10時30分
ローズコートホテル
名古屋南
4月18日(月)
午後3時45分
サイプレスガーデンホテル
名古屋北
4月16日(土)
午後3時45分
ホテルプラザ勝川
三 河 東
4月18日(月)
午後3時30分
ホテルアークリッシュ豊橋
三 河 中
4月18日(月)
午後4時00分
岡崎ニューグランドホテル
三 河 西
4月20日(水)
午後3時00分
衣浦グランドホテル
知
多
4月19日(火)
午後3時00分
住吉福祉文化会館
尾
張
4月20日(水)
午後3時30分
尾張一宮駅前ビル(iビル)
イ.支部事業の運営のため、必要に応じ幹事会等の役員会議を開催する。
(2)その他の事業
ア.知識の涵養を図るための研修を行う。
イ.官署(所)、行政機関等への協力業務を実施する。
ウ.懇親会、研修旅行等を行い、会員間の親睦を図る。
エ.その他、支部事業計画に基づく事業を実施する。