平成23年第3回美浦村議会定例会 会議録

平成23年美浦村告示第102号
平成23年第3回美浦村議会定例会を次のとおり招集する。
平成23年9月6日
美浦村長
記
1.期
日
平成23年9月15日
2.場
所
美浦村議会議場
- 27 -
中
島
栄
平成23年美浦村議会第3回定例会会期日程
日
次
月
日
曜
日
議
事
内
○本会議
容
(開会)
・議案上程
1
9月 15 日
木
・提案理由の説明
・一部議案質疑、討論、採決
・決算審査特別委員会の設置
○各常任委員会(総務、経済建設、厚生文教)
2
9月 16 日
金
3
9月 17 日
土
○議案調査
4
9月 18 日
日
○議案調査
5
9月 19 日
月
○議案調査
6
9月 20 日
火
7
9月 21 日
水
議案調査
○本会議
・一般質問
○決算審査特別委員会
○本会議
8
9月 22 日
木
・議案質疑、討論、採決
・委員長報告、討論、採決
(閉会)
- 28 -
平成23年第3回
美浦村議会定例会会議録
平成23年9月15日
第1号
開会
議案
会議録署名議員の指名
会期決定の件
議案第1号
監査委員の選任について
(議案上程・提案理由の説明・質疑・討論・採決)
議案第2号
監査委員の選任について
議案第3号
工事請負変更契約の締結について
(議案一括上程・提案理由の説明)
議案第4号
美浦村税条例の一部を改正する条例
議案第5号
美浦村災害弔慰金の支給等に関する条例
議案第6号
美浦村災害見舞金等支給条例
議案第7号
平成23年度美浦村一般会計補正予算(第6号)
議案第8号
平成23年度美浦村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第9号
平成23年度美浦村農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)
議案第10号
平成23年度美浦村公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第11号
平成23年度美浦村介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第12号
平成23年度美浦村水道事業会計補正予算(第1号)
議案第13号
平成22年度美浦村一般会計決算認定の件
(議案一括上程・提案理由の説明・監査報告・質疑省略・付託)
議案第14号
平成22年度美浦村国民健康保険特別会計決算認定の件
議案第15号
平成22年度美浦村老人保健特別会計決算認定の件
議案第16号
平成22年度美浦村農業集落排水事業特別会計決算認定の件
議案第17号
平成22年度美浦村公共下水道事業特別会計決算認定の件
議案第18号
平成22年度美浦村介護保険特別会計決算認定の件
議案第19号
平成22年度美浦村後期高齢者医療特別会計決算認定の件
議案第20号
平成22年度美浦村水道事業会計決算認定の件
1.出席議員
1番
塚
本
光
司
君
2番
岡
沢
3番
飯
田
洋
司
君
4番
椎
名
- 29 -
利
清
君
夫
君
5番
山
崎
幸
子
君
6番
富
7番
山
本
一
惠
君
8番
林
9番
下
村
宏
君
10番
坂
11番
羽
成
夫
君
12番
小
13番
石
川
修
君
14番
沼
邦
田
隆
雄
君
昌
子
君
本
一
夫
君
泉
輝
忠
君
光
芳
君
1.欠席議員
な
し
1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者
村
教
育
総
務
部
長
中
島
栄
君
長
門
脇
厚
司
君
長
小
泉
菊
男
君
保
健
福
祉
部
長
大
橋
幸
雄
君
経
済
建
設
部
長
沼
崎
武
男
君
教 育 次 長 兼 生 涯 学 習 課 長
岡
田
守
君
総
長
増
尾
嘉
一
君
長
増
尾
正
己
君
長
石
橋
喜
和
君
長
浅
野
勝
夫
君
長
北
出
記
木
鉛
企
務
画
税
学
課
財
務
校
政
課
課
教
育
課
1.本会議に職務のため出席した者
議
会
事
書
務
局
攻
昌
夫
午前10時00分開会
○議長(石川
修君)
皆さん、おはようございます。
第3回定例会のご参集、大変ご苦労さまでございます。
ただいまの出席議員は 14 名でございます。
これより、平成 23 年第3回美浦村議会定例会を開会いたします。
本日の会議を開きます。
本日の議事日程については、お手元に配付のとおりといたします。
○議長(石川
修君)
それでは、議事に入ります前に、村長のごあいさつをいただきた
いと思います。
- 30 -
村長。
○村長(中島
栄君)
皆さん、改めましておはようございます。
23 年 度 の第 3回 美 浦村 議会 定 例会 にご 参 集を いた だ きま して 、 あり がと う ござ いま す 。
もうことしも9月に入りまして、8月よりはいくらか暑さも和らいできたというふうに思
っておりますが、まだ、日中も過ごしやすくなって秋の盛りを迎え、山海の幸も食味を堪
能できる、よき季節になってきたかと思っております。
本日は 23 年度の第3回村議会定例会にご多忙中の中、ご参集いただきまして、大変ご
苦労さまでございます。
先週6日の議会臨時会の開催には、議長・副議長を初め、各常任委員長、一部事務組合
議員の選出がスムーズに可決されましたこと、お祝いを申し上げます。
また、先日の 10 日に行われました美浦中学校の体育祭に議員全員の出席を賜り、競技
をする生徒たちに激励の声援をいただき、保護者の皆様、学校関係者の方々も心強いご支
援に感謝されたことと思います。
村行事は、毎年9月から 11 月に多くの予定が組まれてございます。今月 19 日には敬老
会、24 日に各小学校の運動会、10 月1日に幼稚園の運動会、9日には村の村民体育祭、
23 日に縄文ムラまつり、11 月3日には産業文化祭が開催されるなど、秋に行われる村関
係の行事がたくさん入っております。美浦村の将来を担う子どもたちの活動や、村民との
ふれあいの場に、地域の代表者として、ぜひとも参列を賜りますことをお願い申し上げま
す。
本定例会においては、監査委員の選任が2件のほか、変更契約の締結が1件、税条例の
一部を改正する条例が1件、美浦村の災害弔慰金・見舞金支給に関する条例が2件、平成
23 年 度 一般 会 計 補正予 算 が 1件、 特 別 会計補 正 予 算が5 件 、 水道事 業 会 計補正 予 算 が 1
件、そして、平成 22 年度美浦村一般会計決算認定の件が1件、同じく国民健康保険特別
会計決算認定の件が1件、老人保健特別会計決算認定の件が1件、農業集落排水事業特別
会計決算認定の件が1件、公共下水道事業特別会計決算認定の件が1件、介護保険特別会
計決算認定の件が1件、後期高齢者医療特別会計決算認定の件が1件と、水道事業会計決
算認定の件が1件の 20 議案であります。
各議案については、後ほど提案理由の説明を申し上げます。
議員各位には慎重なる審議をお願い申し上げ、冒頭でのごあいさつといたします。大変
ご苦労さまです。
○議長(石川
修君)
村長のあいさつが済んだところで、直ちに議事に入ります。
○議長(石川
修君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第 120 条の規定により、次の3名を指名いたします。
4番
椎
名
利
夫
君
- 31 -
5番
山
崎
幸
子
君
6番
富
田
隆
雄
君
以上、3名を指名いたしました。
○議長(石川
修君)
日程第2、会期決定の件を議題にいたします。
お諮りをいたします。
本定例会の会期は、本日から 22 日までの8日間としたいが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から 22 日までの8日間と決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第3、議案第1号、監査委員の選任についてを議題といたし
ます。
議案の朗読をいたさせます。
事務局。
〔議案朗読〕
○議長(石川
修君)
提案者の説明を求めます。
栄君)
それでは、議案第1号、監査委員の選任についてご説明申し上げ
村長。
○村長(中島
ます。議案書の1ページをお開きいただきたいと思います。
本村監査委員の選任についてでございますが、平成 19 年9月より、識見を有する者の
中から選任される監査委員としてご尽力いただきました、本日出ておいでになっておりま
す沼田英敏監査委員が、9月 24 日をもちまして任期満了となります。
沼田監査委員にはこれまで、本村行財政運営の監査はもとより財政健全化の監査に関し
まして、公正・厳正に任務を全うされており、今後におきましても引き続き監査委員を続
けていただきたいと考えておりましたが、本人より、体調不良との理由により勇退したい
旨の申し出がありましたことから、後任として荒木昭雄氏を、識見を有する者の中から選
任される監査委員として選任することに議会の同意をお願い申し上げたく、提案するもの
でございます。
前任の沼田氏には、改めまして、そのご労苦に対しまして敬意と感謝の意を表する次第
であります。
それでは、ここで荒木氏の経歴をご紹介させていただきます。
荒木氏は、美浦村根火にお住まいで、昭和 14 年 11 月 28 日生まれの 71 歳であります。
昭和 33 年に県立土浦第一高等学校を卒業後、昭和 37 年に日本獣医畜産大学を卒業され、
同年4月に茨城県に入庁され、江戸崎家畜保健衛生所に勤務されました。その後、平成7
- 32 -
年に農林水産部畜産課長、平成9年に農林水産部技官兼畜産課長を歴任され、平成 10 年
3月に茨城県を退職されました。
茨城県を退職後も、財団法人茨城県農林振興公社常務理事、株式会社茨城県中央食肉公
社取締役副社長、財団法人茨城県畜産協会専務理事を歴任され、平成 16 年7月から株式
会社茨城県中央食肉公社常勤監査役に就任され、平成 21 年6月に退任されるまでその職
を務められました。また、平成 18 年4月からは、本村の統計調査員として活躍いただい
ております。
以上の経験から申しまして、経歴・識見ともに本村監査委員にふさわしい方であり、豊
かな経験を生かされまして監査委員の任務を全うしていただけるものと確信しているとこ
ろでございます。
議会におかれましてもよろしくご審議をいただき、ご同意をいただきたく提案申し上げ
るところでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(石川
修君)
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決をいたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり同意することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第4、議案第2号、監査委員の選任についてを議題といたし
ます。
議案の朗読をいたさせます。
事務局。
〔議案朗読〕
○議長(石川
修君)
提案者の説明を求めます。
栄君)
続きまして、議案第2号、監査委員の選任について、ご説明申し
村長。
○村長(中島
上げます。
次のページをお開きいただきたいと思います。
- 33 -
本村監査委員の選任についてでございますが、議会議員の中から選任される監査委員に
つきまして、議会の同意を求めるという議案でございます。
ご承知のように、議員の中から選任されておりました前任の監査委員、萩田正義氏につ
きましては、先般の村議会議員の改選に伴い勇退され、8月 31 日をもちまして議会議員
及び監査委員の職が任期満了となっているところでございます。これまで萩田氏には、村
の監査委員として1期4年にわたり、本村の健全財政並びに行財政運営のために熱心に、
また公正な監査にご尽力を賜り、改めましてそのご労苦に対しまして敬意と感謝の意を表
する次第であります。
今回の議案は、新たに議会議員の中から選任される監査委員として、下村宏議員を選任
いたしたく、議会の同意をお願い申し上げるものであります。ここで、下村氏の経歴をご
紹介させていただきます。
下村氏は、美浦村土浦にお住まいで、昭和 27 年2月6日生まれの 59 歳であります。昭
和 45 年に県立江戸崎高等学校を卒業後、同年4月に美浦村安中農業協同組合に就職され、
その後、昭和 62 年からは稲敷農業協同組合に勤務し、平成 19 年2月に退職されておりま
す。
19 年 8月 に 美 浦村議 会 議 員に初 当 選 され、 議 員 活動に 励 ま れる中 、 議 会推薦 の 本 村 農
業委員としましても4年間ご尽力をいただき、このたびの村議会議員選挙において2期目
の当選を果たされました。また、平成 21 年4月より稲敷農業協同組合の監事に就任され、
平成 22 年4月からは、代表監事として、その職を務められております。
以上の経歴から申しまして、下村氏は本村監査委員としてふさわしい方であり、本村行
財政運営を通して、村政全般にわたり優れた見識と豊かな経験を生かされまして、その任
務を全うしていただけるものと確信しているところであります。
議会におかれましてもよろしくご審議をいただき、ご同意をいただきたく提案を申し上
げるところでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(石川
修君)
ここで、地方自治法第 117 条の規定により、下村
求めます。
〔下村
○議長(石川
修君)
宏議員退場〕
質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
- 34 -
宏君の退場を
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
ここで、下村
宏君の除斥を解き、入場を許します。
〔下村
○議長(石川
修君)
宏議員入場〕
日程第5、議案第3号、工事請負変更契約の締結についてから、
日程第 14、議案第 12 号、平成 23 年度美浦村水道事業会計補正予算(第1号)まで、以
上 10 件を一括議題といたします。
議案の朗読をいたさせます。
事務局。
〔議案朗読〕
○議長(石川
修君)
事務局、大変ご苦労さまでございました。
提案者の説明を求めます。
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、議案第3号、工事請負変更契約の締結についてから、
ご説明を申し上げます。
本議案は、平成 22 年度繰越事業、美浦村立木原小学校耐震補強及び改修工事の入札公
告による当初予定価格が、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する
条例の第2条に基づき、議会の議決を求めるものであることから、同事業の変更契約に関
しても、議会の議決を求めるものであります。
木 原 小学校 の 耐 震補強 及 び 改修工 事 に かかわ る 一 般競争 入 札 につき ま し ては、 2 月 10
にちに公告いたしまして、単独2社・2社JVが4社の合計6社により、3月4日に実施
をいたしました。入札の結果、松浦・細谷特定建設工事共同企業体が2億 1,420 万円で落
札し、3月議会におきましてご承認をいただき、本工事を着工して進めているところであ
ります。
今回の工事請負契約の変更といたしまして、追加工事による契約金額の増額になってお
ります。主な変更内容としましては、校舎外壁ひび割れ補修工事でございます。これは3
月の東日本大震災による外壁面のひび割れの補修工事が増加したものであります。外壁塗
装にアスベストが含まれているため、除去処分等の費用も含まれております。
次に、耐震工事に伴う高架水槽の撤去及び受水槽の新設に伴う工事の際、給水管が漏水
していることがわかり、調査の結果、校舎から体育館までの敷設管が老朽化による腐食の
ための漏水であることが判明し、新しく給水管を敷設するための工事であります。
見積入札額総額で 955 万 5,000 円
消費税込みでございます
してお願いするものであります。
- 35 -
の増額を変更契約と
以上、ご審議いただきまして、現契約者との変更契約につきまして、ご承認のほどよろ
しくお願いいたします。
続きまして、議案第4号
美浦村税条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げ
ます。
本条例につきましては、現下の厳しい経済状況及び雇用状況に対応して、税制の整備を
図るための地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令等の一部を改正する政令及
び地方税法施行規則の一部を改正する省令が平成 23 年6月 30 日に公布されたことに伴い、
美浦村税条例の改正が生じたため、提案したものでございます。なお、当該条例改正に関
する新旧対照条文につきましては、お手元に配付のとおりとなっております。
それでは、順次ご説明申し上げます。
議案書の4ページをお開きいただきたいと思います。
まず、第1条の条例第 26 条につきましては、村民税の納税管理人にかかわる不申告の
罰則の見直しを行ったものでございます。
次 に 、 34 条 の 7につ き ま しては 、 寄 附金税 額 控 除の対 象 の 拡充及 び 適 用下限 額 の 引 き
下げに伴う文言の整理と控除額の計算方法の記載を簡略化したものでございます。
次に、36 条の2につきましては、村民税の申告について、条例第 34 条の7の改正に伴
う引用条項の整理及び寄附金控除を受ける場合の申告書提出義務規定の追加を行い、第6
項追加による項の繰り下げを行ったものでございます。
次に、第 36 条の3につきましては、文言の整理を行ったものでございます。
次に、第 36 条の4につきましては、文言の整理及び第 36 条の2の改正に伴う引用条項
の変更と罰則の見直しを行ったものでございます。
次に、第 53 条の 10 につきましては、退職所得申告書の不提出に関する罰則の見直しを
行ったものでございます。
次に、第 61 条につきましては、地方税法第 349 条の3第7項の追加による条項繰り上
げに伴う引用条項の変更を行ったものでございます。
次に、第 65 条、第 75 条、第 88 条につきましては、固定資産税及び軽自動車税にかか
わる不申告の罰則の見直しを行ったものでございます。
次に、第 100 条の2につきましては、たばこ税にかかわる申告に関する罰則の条文の追
加、第 133 条で、特別土地保有税の納税管理人に係る不申告の罰則の見直しを行ったもの
でございます。
次に、第 139 条の2及び3につきましては、特別土地保有税にかかわる不申告の罰則条
文を追加し、第 139 条の2が追加されたことによる条項の繰り下げを行ったものでござい
ます。
次に、附則第7条の4につきましては、寄附金税額控除における特例控除の計算方法は、
法附則第5条の5第2項に定めるところによるとし、記載を簡略化したものでございます。
- 36 -
次に、附則第8条につきましては、肉用牛の売却による事務所得にかかわる村民税課税
の特例の適用期限を延長し、適用要件の記載を簡略化したものでございます。
次に、附則第 10 条の2につきましては、高齢者の居住の安定確保に関する法律の改正
に伴う引用条項の変更を行ったものであります。
次に、附則第 16 条の3から附則第 20 条4につきましては、条例第 34 条の7及び附則
第7条の4の改正に伴い、それぞれに文言の整理を行ったものでございます。
続きまして、第2条の改正でございますが、これは美浦村税条例の一部を改正する条例
の附則を改正するものでございまして、附則第2条第6項、第 13 項及び第 18 項の個人住
民税に関する経過措置の規定を適用する場合の特例適用期限の延長を行ったものでござい
ます。
次の第3条につきましては、美浦村税条例の一部を改正する条例の附則を改正するもの
でございまして、非課税口座内上場株式等の譲渡にかかわる所得計算の特例の施行日の延
長と村民税に関する経過措置の延長を行ったものでございます。
次に、改正条例附則につきましてご説明申し上げます。第1条第1号から第3号につき
ましては、施行期日をそれぞれに定めたものでございます。
次に、第2条第1項につきましては、寄附金に適用する経過措置として、平成 23 年1
月1日以後に支出するものとしたものでございます。
次に、第2条第2項につきましては、条例施行日から平成 23 年 12 月 31 日までの間に
おける寄附金税額控除の改正規定の読みかえの整理を行ったものでございます。
次に、第2条3項につきましては、新条例の適用年度を平成 24 年度分以降について適
用するとしたものでございます。
次に、第2条4項につきましては、平成 24 年1月1日から平成 24 年3月 31 日までの
間における村民税の申告の改正規定の読みかえの整理を行ったものでございます。
次に、第2条5項につきましては、肉用牛の売却による事務所得にかかわる村民税課税
の特例を経過措置として、平成 25 年度以降の年度分について適用するものとしたもので
ございます。
次に、第3条第1項につきましては、固定資産税の経過措置として、平成 23 年度以降
の年度分に適用するものとしたものでございます。
次に、第3条2項につきましては、高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部を改正
する法律の施行日以後に新築された賃貸住宅について課すべき平成 24 年度の年度につい
て適用するとしたものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
続きまして、議案第5号、美浦村災害弔意金の支給等に関する条例についてご説明いた
します。
この条例は、災害弔慰金の支給等に関する法律及び同法施行令の規定に基づき制定する
- 37 -
もので、本来、昭和 48 年法律制定を受けて条例を整備しておくべきところを、今回の東
日本大震災の発生により条例が未制定であることがわかり、今回制定するものであります。
また今般、国において、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律が公布
され、災害弔慰金が受給できる遺族の範囲が拡大されておりますので、今回の条例制定に
当たっては、国の改正内容を反映したものとなっております。
なお、本条例の施行日は交付の日からですが、東日本大震災が発生した日、平成 23 年
3月 11 日から遡及適用するものでございます。
続きまして、議案第6号、美浦村災害見舞金等支給条例についてご説明いたします。
この条例は、災害復旧支援の一環として、村民が災害を受けたときに被災者又は葬祭を
行う者に対して、災害見舞金又は弔慰金を支給し、村民の生活安定と福祉の増進を図るこ
とを目的としております。
見 舞 金の額 及 び 受給対 象 に ついて で す が、死 亡 又 は死亡 と 推 定され た と き、10 万 円 。
負傷した場合において全治1か月以上の入院加療を要するものに2万円、住家の全焼又は
全壊に 10 万円、住家の半焼又は半壊で5万円、非住家の全・半焼又は全・半壊に1万円、
住家の床上浸水に5万円、住家の床下浸水に1万円となっております。
この条例は、各自治体が独自で制定するもので、自治体ごとで内容等は多少異なってお
ります。本村の特徴としては、受給対象に住家の床下浸水及び非住家の全・半壊を対象に
したことで、これらについては、茨城県の見舞金制度の中でも規定されていないことから、
独自性の強いものとなっております。
なお、本条例の施行日は、公布の日からでありますが、東日本大震災に伴う本村の被害
状況にかんがみ、東日本大震災が発生した3月 11 日から遡及適用するものであります。
続きまして、
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
はい。
○議長(石川
修君)
説明の途中ではございますけれども、暫時休憩といたします。
再開は、11 時 10 分にします。休憩です。
午前11時00分休憩
午前11時10分開議
○議長(石川
修君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
栄君)
続きまして、議案第7号、平成 23 年度美浦村一般会計補正予算
村長。
○村長(中島
につきまして、ご説明申し上げます。17 ページをお開きいただきたいと思います。
今回の補正予算は、県の補助事業により財源が確保できたもの、震災による災害救助費、
災害対策費及び緊急性を要する事業にかかわる補正が主なものとなっております。また、
- 38 -
各項目の職員給与関係経費では、4月の人事異動及び職員の育児休暇取得等による職員給
与費の調整を行うための補正をしております。これらの職員給与費の補正につきましては、
47 ペ ー ジ以 降 の 給与費 明 細 書を後 ほ ど ごらん い た だくこ と と し、詳 細 な 説明は 省 略 さ せ
ていただきたいと存じます。
それでは、第 1 条の歳入歳出予算の補正の額でございますが、歳入歳出予算の総額にそ
れ ぞ れ 8,064 万 3,000 円 を 追 加 い た し ま し て 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 を 55 億 3,676 万
5,000 円とするものでございます。
第 2 条の債 務 負 担行為 の 補 正では 、 21 ペー ジ 第 2表の と お り、本 年 9 月以降 に 契 約 す
るもので、契約期間が次年度以降になるものにつきまして、追加設定をお願いしておりま
す。
第 3 条の地 方 債 の補正 で は 、 21 ペ ー ジ第3 表 の とおり 、 非 常用発 電 設 備等整 備 事 業 債
の追加及び臨時財政対策債の限度額の変更をお願いしております。
それでは、特に補正額の大きなもの、重要と思われるものにつきまして、補正予算事項
別 明 細 書に基 づ き ご説明 申 し 上げま す 。 最初に 、 歳 出予算 か ら 申し上 げ ま す。26 ペ ー ジ
をお開きいただきたいと思います。26 ページです。
まず、議会費でございますが、議会運営費では、議員辞職者1名及び美浦村議会議員定
数条例改正による議員定数減に伴う議員報酬 279 万 3,000 円、議員共済会負担金 307 万
9,000 円のそれぞれ減額補正をいたしております。
続いて、総務費について申し上げます。
28 ページをお開きいただきたいと思います。
総務管理費の企画費では、企画事務費で、興津地区に対して交付する自治総合センター
コミュニティ助成金 250 万円を新規に計上いたしております。この助成金は、興津地区の
地域コミュニティの活性化を目的として助成するもので、財団法人自治総合センターから
の助成金を財源としております。
続いて、民生費について申し上げます。
31 ページをお開きいただきたいと思います。
社会福祉費の社会福祉総務費では、社会福祉事務費で村遺族会に対して交付する補助金
50 万円の増額補正をお願いしております。この増額補正は、昭和 28 年当時、木原村がさ
きの大戦による戦没者を追悼するために建立した慰霊碑等が東日本大震災により被害を受
けており、この修復につきましては、これまで管理を行っている村遺族会が行い、村遺族
会に対して補助金を交付するためのものであります。
次の国民健康保険特別会計繰出金で、職員給与分として人事異動等による職員給の調整
として 221 万 7,000 円の減額補正をいたしております。また、その他分として、前年度繰
出金の不足分及び今年度の歳入不足分 6,021 万 4,000 円を新規に計上いたしております。
次に、新規事業といたしまして、地域支え合い体制づくり事業費を計上させていただき
- 39 -
ました。この事業は、補助率 10 分の 10 の県の地域支え合い体制づくり事業費補助金を活
用して、本年の 10 月1日から施行される茨城身障者等用駐車場利用証制度のための経費
を計上させていただきました。
この制度は、歩行が困難な障害者、高齢者、難病患者及び妊産婦の方がショッピングセ
ンターや公共施設などの障害者等用の駐車場を利用しやすい環境を整備するため、真に必
要としている方に利用者証を交付するものであります。今回の補正予算では、利用者証及
び周知のためのチラシの印刷製本費 33 万 8,000 円、対象者への制度の案内のための郵便
料6万 6,000 円を計上いたしております。
次に、老人福祉費では、介護保険特別会計繰出金で人事異動等による職員給の調整とし
て、518 万 5,000 円の減額補正をいたしております。
次に、障害者福祉費では、障害者自立支援臨時特例交付金特別対策事業費で、法改正に
伴う障害者自立支援システム改修業務委託料 126 万円を新規に計上いたしております。こ
の法改正に伴う経費につきましては、補助率 10 分の 10 の県の障害者自立支援臨時特例交
付金特別対策事業費補助金が交付されます。
次に、児童福祉費の児童福祉総務費では、保育所入所事務費で、県の制度により同一世
帯から2人以上保育所等に同時入所する場合に補助金を交付しておりますが、この制度に
変更があり、「いばらき 3 人っこ家庭応援事業補助金」が廃止となり、新たに「すこやか
保育応援事業補助金」となりましたので、予算の組みかえ及び対象者の見込みがつきまし
たので、「いばらき 3 人っこ家庭応援事業補助金」で 36 万円の減額、「すこやか保育応
援事業補助金」で 25 万 2,000 円を新規に計上いたしております。なお、この補助金につ
きましては、補助率2分の1の県の「すこやか保育応援事業補助金」が交付されます。
次に、新規事業といたしまして、「地域子育て創生事業費」を計上させていただきまし
た。この事業は、補助率 10 分の 10 の県の「安心子ども支援事業費補助金」を活用して、
地域における子育て力を育み、コミュニティの活性化等を図ることを目的とし、子育て情
報の発信の強化、子育て相談会等実施のための経費の計上を行っております。
具体的な経費は、事業協力者謝礼で、子育て相談会相談員謝礼及び子育て情報発信強化
協力者謝礼として 19 万 8,000 円、消耗品費 22 万 4,000 円、通信情報料では、インターネ
ット接続通信情報料5万円、子育て相談会委託料9万円、備品購入費の機械器具費でパソ
コン及びプリンター購入費 30 万円となっております。
次のページをお開きいただきたいと思います。
災害救助費では、大震災による国の被害認定方針の一部変更に伴い、再判定等のための
住家被害認定調査委託料 20 万円の増額補正をお願いしております。
次に、応急仮設住宅借上料として 702 万円を新規に計上いたしております。この借上料
につきましては、災害救助法に基づき、被災県の要請を受けた市町村が、応急仮設住宅と
して民間賃貸借住宅の借り上げを行った場合、災害救助法の補助対象となるもので、今回
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の補正で計上いたしております。
この借上料の対象となるものは、災害救助法の適用を受けた市町村の住民の方で、現在、
村内の民間賃貸住宅に入居し避難している方の借上料及び、今後村内の民間賃貸住宅に入
居し避難する方の借上料であります。
したがいまして、現在、光と風の丘公園ロッジハウスを避難所として避難している方が、
村内の民間賃貸住宅に入居する場合の借上料も対象となります。なお、借上期間につきま
しては 2 年間となりますが、今後の東京電力福島第一原子力発電所事故の収束状況等によ
り、変更となる可能性もございます。
次に、今議会の第6号で上程しています美浦村災害見舞金等支給条例に基づく災害見舞
金としまして、150 万円を新規に計上いたしております。
続いて、衛生費について申し上げます。
36 ページをお開きいただきたいと思います。
環境衛生費の公害対策費では、新規事業として放射能濃度等測定のための放射能汚染対
策費を計上いたしております。
東京電力福島第一原子力発電所事故により、放射性ヨウ素・放射性セシウム等の放射能
汚染が懸念されております。このような状況の中、本村では6月の議会定例会の追加補正
予算により、放射線量測定器を増大し、村内の小中学校初め公共施設での放射線量の測定
を行い、村のホームページで測定結果の公表を行っております。
今回の補正予算では、放射能汚染に対する不安解消のため、食品等の放射能濃度の測定
を行い、また、高感度の放射線量測定器を購入することとし、備品購入費で放射能測定器
購入費 545 万円、より正確に放射能精度を測定するために検体を攪拌するための攪拌器購
入費2万円を計上いたしております。
なお、放射能濃度測定器の納入までには4カ月程度かかる見込みです。それまでの間、
放射能濃度の測定は委託により行うため、放射能測定委託料 20 万円を計上いたしており
ます。
続いて、農水産業費について申し上げます。
次のページをお開きいただきたいと思います。
農業費の農地費では、土地改良振興事業費で県営土地改良事業として行う、蔵後余郷入
経営体育成基盤整備事業実施のための経営体育成等促進計画書作成業務委託料 314 万円を
新規に計上いたしております。蔵後余郷入経営体育成基盤整備事業につきましては、昨年
度から現地調査等を行っております。本工事につきましては、平成 25 年度から平成 29 年
度までの期間で行う計画となっておりますが、本工事着工前に経営体育成等促進計画書作
成が必要となっております。
次 の 農業集 落 排 水事業 特 別 会計繰 出 金 で、人 事 異 動等に よ る 職員給 の 調 整とし て 、 135
万 1,000 円と増額補正をお願いしております。
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続いて、土木費について申し上げます。
次のページをお開きいただきたいと思います。
道路橋梁費の道路新設改良費では、歳出予算の補正はありませんが、県の安心・安全な
生活道路整備、市町村補助事業補助金 443 万円の交付決定を受けましたので、今回の補正
で歳入の追加を行うとともに、財源の充当を行っております。
次に、都市計画費の公共下水道費では、公共下水道事業特別会計繰出金で、人事異動等
による職員給の調整分及び工事関係者経費の精算分としまして、839 万 9,000 円の増額補
正をお願いしております。
続いて、消防費について申し上げます。
次のページをごらんいただきたいと思います。
消防費の非常備消防費では、消防団運営費で本年度5月に亡くなりました故糸賀消防団
長の退職報償金 85 万 9,000 円の増額補正をお願いしております。故糸賀団長につきまし
て は 、 33 年 の 長 きにわ た り 本村消 防 団 の発展 に 寄 与され 、 本 年4月 に 消 防団長 に 就 任 し
ていただき、ますますの活躍を期待していた矢先の急逝でございました。改めまして故人
のご冥福をお祈り申し上げます。
次に、災害対策費では、災害対策事業費で美浦村地域防災計画に小中学校の4校が避難
所として指定されておりますが、大規模災害の停電時に避難所で使用する非常用発電機の
燃料費としまして、公用車燃料代2万 9,000 円を新規に計上いたしております。
次に、防災ガイド及び防災マップにつきましては、平成 19 年に作製し、全戸に配布を
行っておりますが、今回の大震災により一部見直しを行い、改訂したものを全戸に配布す
ることとし、印刷製本費 49 万 7,000 円を新規に計上いたしております。
次に、避難所で使用する非常用発電機4台の購入費 75 万 6,000 円、非常用投光機4機
の購入費 126 万円を新規に計上いたしております。
次に、補助率 10 分の 10 である県の自主防災組織活動育成事業費補助金を活用して交付
する自動防災組織結成費補助金 45 万円を新規に計上いたしております。これは、災害時
に被害の軽減を図るために自主防災組織の活動が大変重要となってきており、自主防災組
織を結成する地区に対して5万円の補助金を交付するもので、9地区分を計上いたしてお
ります。
続いて、教育費について申し上げます。
次のページをお開きいただきたいと思います。
教育総務費の事務局費では、学校図書室運営事業費で、一般職非常勤職員報酬費及び臨
時職員を雇用し、学校図書の整理等を行っておりますが、勤務日数をふやしたことにより、
一般職非常勤職員報酬 20 万円、一般事務補助員賃金 20 万 5,000 円、費用弁償で 5,000 円
のそれぞれの増額補正をお願いいたしております。なお、一般事務補助員賃金につきまし
ては、緊急雇用創出事業補助金の補助対象となっております。
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次に、小学校費の教育振興費では、ふるさと雇用再生特別交付金事業補助金を活用した
事 業 の I C T 支 援 員 活 用 共 同 教 育 事 業 費 で 、 学 校 I C T 支 援 員 研 修 業 務 委 託 料 226 万
4,000 円の増額補正をお願いしております。この増額補正につきましては、当初、年度末
に教職員のスキルチェックを実施予定でありましたが、サポート内容を充実させるため中
間にもスキルチェックを実施し、このスキルチェックの結果を踏まえ、ICT支援員及び
教職員の研修を実施することで、次年度のICT支援員の活用及び教職員への指導方法を
検討することとしたため、スキルチェックのコンテンツ代、チェック作業代、チェック後
の研修費用等の委託料が発生したためであります。
次のページをお開き願いたいと思います。
中学校費の教育振興費では、ただいま申し上げました小学校費の教育振興費と同様の増
額 補 正 といた し ま して、 学 校 ICT 支 援 員事業 費 の 学校I C T 支援員 研 修 業務委 託 料 75
万 5,000 円の増額補正をお願いしております。
44 ページをお開きいただきたいと思います。
社会教育費の図書費では、緊急雇用創出事業補助金を活用した事業といたしまして、図
書室図書整備事業費を新規に計上いたしております。この事業は、中央公民館図書室の図
書整理及び書庫資料等の整理を行い、利用者に迅速に資料提供できる体制を構築するため
の臨時職員雇用費用としまして、一般事務補助員賃金 50 万円を計上いたしております。
次に、保健体育費の光と風の丘公園管理費で、他県から避難者をロッジハウスで受け入
れているため、上下水道料に不足が見込まれますので、上下水道使用料 28 万円の増額補
正をお願いいたしております。
次に、学校給食費では、大谷小給食施設管理費で、給食室の給湯器については再三不具
合による修繕をしながら使用してまいりましたが、このたび修理不納となりましたので、
給湯器交換工事費 196 万 5,000 円の計上をいたしております。
次のページをお開きください。
次に、学校給食施設管理費で、清掃委託料 61 万 1,000 円の増額補正をお願いいたして
おります。この増額補正につきましては、毎年給食室の空中浮遊菌の検査を行っておりま
すが、ことしの結果では菌類が多く検出されたため、文科省の学校給食衛生管理基準に基
づき、速やかな改善措置を図ることとし、これまで年に1回行っていました小中学校各給
食室のカビ取り清掃につきまして、学期ごとに行うこととし、回数を年3回とするもので
あります。
続いて、災害復旧費について申し上げます。
公共公用施設災害復旧費の公共施設災害復旧費では、東日本大震災により被害を受け、
陥没した美浦村中央公民館駐車場の一部舗装改修を行うための施設等修繕料 18 万 9,000
円の増額補正をお願いしております。
次に、漁港災害復旧費では、東日本大震災により被害を受けた大山舟溜防波堤の修繕工
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事を行う霞ケ浦漁業協同組合安中支部に対する補助金 72 万 8,000 円を新規に計上いたし
ております。この補助金は、修繕工事費 109 万 2,000 円に対して、3分の2の補助金を交
付するものであります。
続きまして、歳入予算についてご説明申し上げます。
前に戻りまして、23 ページをお開きいただきたいと思います。
まず、地方特例交付金及び地方交付税でございますが、先般 23 年度の普通交付税算定
作業が終了したことによりまして収入額が確定いたしましたので、それぞれの費目で補正
を行っております。
地方特例交付金では、児童手当及び子ども手当特例交付金で 585 万 2,000 円、減額補て
ん特例交付金で 173 万 2,000 円のそれぞれの減額補正をいたしております。
地方交付税では、本年度の普通交付税が5億 4,774 万円交付されることが決定となりま
したので、当初予算計上額3億 2,000 万円との差額分2億 2,774 万円の増額補正をいたし
ております。
次に、県支出金について申し上げます。
民生費県補助金の社会福祉費補助金から児童福祉費補助金につきまして、歳出の民生費
で ご 説 明 い た し ま し た 補 正 に 伴 う も の で 、 地 域 支 え 合 い 体 制 づ く り 事 業 費 補 助 金 40 万
4,000 円、障害者自立支援臨時特例交付金特別対策事業費補助金 126 万円及び、安心子ど
も支援事業費補助金 86 万 2,000 円につきましては、それぞれ 10 分の 10 の補助率で交付
されるものであります。
また、いばらき 3 人っこ家庭応援事業補助金につきましては、歳出の民生費でご説明い
た し ま したが 、 制 度の変 更 に より全 額 減 額とな り 、 18 万 円 の 減額補 正 。 すこや か 保 育 応
援事業補助金では、歳出額 25 万 2,000 円に対し、補助率2分の1の 12 万 6,000 円の計上
を行っております。
次の災害救助費補助金につきましては、村民に対する災害救助費の補助金としまして、
本年度支出見込み分に対する災害救助費繰替支弁費交付金6万円、また、平成 22 年度支
出済み分に対する過年度分の災害救助費繰替支弁費交付金 32 万 3,000 円の交付決定を受
けましたので、今回の補助、補正予算で計上いたしております。
次の土木費県補助金では、当初予算で計上済みの村道 104 号線の茂呂地区から宮地地区
の歩道整備事業費 3,100 万円につきまして、安心・安全な生活道路整備市町村補助事業補
助金の対象となり、443 万円の補助金交付決定を受けましたので、今回の補正予算で計上
いたしております。この補助金は、通学路などの日常生活に密接した道路の安全性の確保
と利便性の向上を図ることを目的とした村道の新設・改良事業に対して交付されるもので
あります。
次の教育費県補助金では、それぞれの歳出の教育費でご説明いたしました緊急雇用対策
関連事業に対して補助率 10 分の 10 で交付されます緊急雇用創出事業補助金及びふるさと
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雇用再生特別交付金事業補助金につきまして増額補正、及び新規の計上をいたしておりま
す。
次のページをお開きいただきたいと思います。
消防費県補助金では、自主防災組織活動育成事業費補助金 45 万円を新規に計上いたし
ております。この補助金は、歳出の消防費でご説明いたしました自主防災組織結成費補助
金 45 万円に対して、補助率 10 分の 10 の補助金が交付されますので、同額を計上いたし
ております。
次に、繰入金の特別会計繰入金では、前年度精算繰入金として、国民健康保険特別会計
繰入金で 202 万 5,000 円、農業集落排水事業特別会計繰入金で 17 万円のそれぞれ増額補
正をいたしております。
続いて、基金繰入金では、普通交付税及び前年度繰越金繰入額が当初予算額を上回った
こと等により、歳入予算の剰余分を、当初予算において多額の繰り入れを余儀なくされて
いた減債基金及び財政調整基金に戻し入れることといたしまして、減債基金繰入金では1
億円を減額補正して全額戻し入れを行い、財政調整基金繰入金では2億 3,825 万 2,000 円
を減額することといたしまして、9月補正後の繰入予算額を1億 4,406 万 5,000 円といた
しております。
次に、繰越金では、平成 22 年度の一般会計歳入歳出決算額が確定となり、前年度繰越
金が1億 9,924 万 1,000 円となりましたので、当初予算計上額との差額 9,924 万 1,000 円
を増額補正いたしております。
次に、諸収入について申し上げます。
消防団員退職報償金につきましては、歳出の消防費で申し上げました退職消防団員に対
する報償金として 85 万 9,000 円の増額補正をいたしております。
次の自治総合センターコミュニティ助成金では、歳出の総務費で申し上げました興津地
区に対して交付する自治総合センターコミュニティ助成金と同額の 250 万円を新規に計上
いたしております。
最後に、村債について申し上げます。
次のページをお開きいただきたいと思います。
消防債の防災施設整備事業債として、6月議会定例会の補正予算で計上いたしました非
常用発電設備等整備費 2,227 万円の財源とするもので、起債充当率 75%の 1,670 万円を
起債することとし、増額補正をお願いいたしております。
次の臨時財政対策債では、平成 23 年度の地方交付税額の確定によりまして、特例債で
ある臨時財政対策債発行可能額も確定しましたので、6,578 万 5,000 円の増額補正をお願
いいたしております。
以上、ご審議のほどよろしくお願いをいたします。
続きまして、議案第8号、平成 23 年度美浦村国民健康保険特別会計補正予算について、
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ご説明を申し上げます。
55 ページをお開きいただきたいと思います。
今 回 の 補 正 予 算 に つ き ま し て は 、 歳 入 歳 出 予 算 の 総 額 に 歳 入 歳 出 そ れ ぞ れ 3,516 万
7,000 円を追加し、補正後の予算総額を 19 億 3,168 万 1,000 円とするものであります。
補正予算の内容につきましては、事項別明細書により歳出よりご説明いたします。
62 ページをお開きいただきたいと思います。62 ページです。
第 1 款、総務費の第1項、総務管理費につきましては、職員給与関係経費で人事異動に
よる予算調整で、224 万円の減額補正をするものでございます。
第2項徴税費につきましては、国への報告物資料作成にかかわる電算処理委託料2万
3,000 円の増額補正をお願いするものでございます。
次の第2款保険給付費、第1項療養諸費の一般被保険者療養給付費では、国庫支出金で
今回補正する国民健康保険災害臨時特例補助金を歳出財源として充てるための財源繰りか
えと、退職被保険者等療養給付費で、8月までに支出した額により推計したところ、当初
積算した額よりも多く見込まれるため、2,500 万円の増額補正をお願いするものでござい
ます。
次の第2項高額療養費につきましても、退職被保険者等高額療養給付費で4月から8月
までに支出した額をもとに見直したところ、不足する見込みとなったため、1,000 万円の
増額補正をお願いするものでございます。
次 の 第8款 保 健 事業費 の 特 定健康 診 査 等事業 費 に つきま し て 、 12 月 に 実施す る 高 齢 者
健診の受診を勧奨するため、未受検者への個別通知の封筒印刷費と郵便料で 18 万 2,000
円の補正をお願いするものでございます。
次の第 11 款、諸支出金の第1項償還金及び還付加算金につきましては、平成 22 年度の
歳入で、国庫支出金の高齢者医療制度円滑運営事業費補助金の精算確定によりまして、17
万 7,000 円の返還となるための増額補正をお願いするものでございます。
同じ 11 款諸支出金、第2項繰出金につきましては、前年度、歳入で一般会計から繰り
入れた額のうち、職員給与費等繰入金及び出産育児一時金分の歳出額確定に伴い、精算戻
入金として返還する繰出金 202 万 5,000 円の増額補正をお願いするものでございます。
続 き まして 、 60 ペー ジ に 戻って い た だきた い と 思いま す 。 歳入関 係 に ついて ご 説 明 申
し上げます。60 ページでございます。
第1款国民健康保険税につきましては、8月の本算定で年税額が決定したため、それぞ
れの節において当初予算額との差額を補正し、合計 1,257 万 1,000 円の減額補正をするも
のでございます。
第3款国庫支出金の第2項国庫補助金につきましては、70 歳から 74 歳までの患者負担
割合の引き上げ凍結にかかわる高齢者受給者証再交付の費用の補助金として、高齢者医療
制度円滑運営事業費補助金と3月 11 日の震災により被災した国保被保険者の診療費一部
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負 担 金 の減免 に よ る損失 補 て んとし て 国 民健康 保 険 災害臨 時 特 例補助 金 で 、合わ せ て 10
万 1,000 円の補正をするものでございます。
次のページの第9款繰入金の第1項、他会計繰入金につきましては、目一般会計繰入金
の第2節職員給与費等繰入金で、歳出で補正する総務管理費の減額と徴税費の増額を合わ
せて、財源となっている一般会計繰入金を 221 万 7,000 円減額補正するものでございます。
第5節一般会計繰入金では、歳出の退職被保険者等療養給付費分 2,500 万円、退職被保
険者等高額療養費分 1,000 万円につきまして、当初積算した額よりも本年4月から8月支
払 い 分 が 約 2 倍 に 伸 び て い る こ と か ら 、 予 算 額 に 不 足 が 生 じ る お そ れ が あ り 、 当 面 、 12
月支出分までを支払い可能とするため、前年度年間支払額程度に補正額を予算計上したも
のであります。
9月支払い分からの医療費の動向を精査し、さらに伸びる場合には 12 月・3月に補正
が必要となることが考えられます。そのため、支払準備基金からの繰入金を増額補正して
おりますが、基金を全額取り崩してもまだ不足であり、また、国民健康保険税年税額の決
定、前年度繰越金の確定によって、合わせて約 4,400 万円の減額となることから、これら
を補うため、6,021 万 4,000 円を一般会計から繰入金として補正するものでございます。
次の第2項基金繰入金につきましては、支払準備基金積立金より、基金繰入金として
1,999 万円の補正をお願いするものでございます。
第 10 款、繰越金につきましては、平成 22 年度の繰越額が決定しましたので、第1目療
養給付費交付金繰越金で 1,172 万 5,000 円の減額、第2目その他繰越金で 1,972 万 8,000
円の減額、合わせて 3,145 万 3,000 円の減額補正をするものでございます。
第 11 款諸収入につきましては、東日本大震災の震災支援金として、国保連合会より 22
年度決算の繰越超過見込額の一部が保険者へ配付されることとなり、110 万 3,000 円の補
正をするものでございます。
以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
続きまして、議案第9号、平成 23 年度美浦村農業集落排水事業特別会計補正予算につ
いて、ご説明申し上げます。
73 ページをお開きいただきたいと思います。73 ページです。
今回の補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ 2,789 万円を増額いたしまして、歳
入歳出それぞれ2億 4,065 万 9,000 円としております。
内 容 に つ きま し て は 、77 ペ ー ジを お 開 き 願い た い と 思い ま す 。 歳出 の 方 か ら説 明 を 申
し上げます。77 ページでございます。
ま ず 、 総 務 費 の 一 般 管 理 費 に つ き ま し て は 、 4 月 の 人 事 異 動 に よ り 、 給 料 で 82 万
8,000 円、職員手当等で総額 18 万 7,000 円、共済費で負担率変更があり、33 万 6,000 円
の増額補正をそれぞれ計上してございます。
次に、積立金で 2,470 万 8,000 円を計上してございます。これにつきましては、使用料
- 47 -
の前年度精算等によるもので、農業集落排水事業基金として積み立てるものでございます。
次に、公課費で 166 万 1,000 円を計上してございます。これにつきましては、前年度の
消費税確定による納付金でございます。
次に、諸支出金の繰出金につきましては、一般会計繰出金で 17 万円の増額を計上して
ございます。これにつきましては、前年度一般会計繰入金の精算により、残金を一般会計
へ繰り出すものでございます。
続 きま し て、 歳入 に つい て申 し 上げ ます 。 76 ペー ジ に戻 って い ただ きた い と思 いま す 。
ま ず 、 繰 入 金 の 一 般 会 計 繰 入 金 に つ き ま し て は 、 人 件 費 の 増 額 補 正 分 と し て 、 135 万
1,000 円の増額補正を計上してございます。
次に繰越金で、前年度の精算による繰越金 2,653 万 9,000 円を計上してございます。
以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。
続きまして、議案第 10 号、平成 23 年度美浦村公共下水道事業特別会計補正予算につい
てご説明申し上げます。
87 ページをお開き願います。
今回の補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ 1,793 万 7,000 円を増額いたしまし
て、歳入歳出それぞれ 12 億 7,063 万 7,000 円といたしております。内容につきましては
91 ページをお開きいただきたいと思います。歳出の方から説明申し上げます。
まず、総務費の一般管理費につきましては、職員給与関係経費の中で職員手当等で総額
46 万 7,000 円、共済費では負担率変更に伴い、18 万 8,000 円の増額補正をそれぞれ計上
してございます。
次に、積立金で 1,728 万 2,000 円を計上してございます。これにつきましては、使用料
の前年度精算によるもので、公共下水道事業基金として積み立てるものであります。
続きまして、歳入について説明申し上げます。
90 ページをお開きいただきたい。90 ページでございます。
まず、繰入金の一般会計繰入金につきましては、職員給与関係経費の増額補正分及び工
事関係経費の精算に伴う一般会計繰入金として、総額 839 万 9,000 円の増額補正を計上し
てございます。
次に繰越金で、前年度の精算による繰越金 953 万 8,000 円を計上してございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
続きまして、議案第 11 号、平成 23 年度美浦村介護保険特別会計補正予算についてご説
明申し上げます。
今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ 21 万 7,000 円を減額いたしまして、予
算総額を 8 億 6,240 万 3,000 円とするものでございます。
それでは、保険事業勘定の歳出の方から主なものについてご説明申し上げます。
109 ページを開いてください。
- 48 -
まず、歳出の総務費、総務管理費の職員給与関係経費として、一般会計と同様に、4月
の人事異動に伴い、計 541 万円を減額計上いたしております。
次の保険給付費ですが、東日本大震災におきまして、住宅に甚大な被害を受けた被災介
護保険利用者に対する介護保険法第 50 条、または 60 条の規定に基づく利用者負担の免除
うち、震災特別法第 89 条第1項の規定に基づく給与費の免除分として 55 万円を計上して
おります。
次に、支払基金交付金及び介護給付費県負担金の精算によります過年度精算分としまし
て、介護給付費準備基金に 321 万 2,000 円を計上しております。
次に、地域支援事業、介護予防事業費、二次予防対象者施策把握事業におきまして、介
護予防チェックリスト配布数変更に伴う委託料の変更分としまして、8万円を増額し、ま
た、二次予防対象者、通所型介護予防事業の利用者数見直しにより、8万円を減額計上し
ております。
地域包括支援センター費では、職員給与関係経費として、共済費 22 万 5,000 円を計上
し、補正しております。
次に、諸支出金の償還金ですが、平成 22 年度分の国給付費等返還分として 36 万 7,000
円 、 地 域支援 事 業 にかか わ る 社会保 険 診 療報酬 支 払 基金か ら の 交付金 の 返 還金と し て 20
万 1,000 円、県給付費等返還金として 17 万 5,000 円の合計 34 万 3,000 円を計上いたして
おります。
また、災害臨時特例費ですが、激甚災特別法第 90 条から 92 条までの規定により、本村
に 転 入 さ れ た 方 の 施 設 入 居 等 に か か わ る 食 費 ・ 居 住 費 等 の 減 免 措 置 費 用 と し ま し て 、 46
万 3,000 円を計上しております。
続きまして、保健事業勘定の歳入についてご説明申し上げます。
107 ページをお開きいただきたいと思います。107 ページです。
最初に保険料ですが、東日本大震災におきまして住宅に甚大な被害を受けた方に対しま
す保険料の減額分といたしまして、特別徴収で 17 万 6,000 円、普通徴収で3万円をそれ
ぞれ減額しております。
次に、国庫支出金ですが、今回の災害におきます国の臨時特例補助金としまして、保険
料の減免分 20 万 6,000 円、利用者負担の免除措置分 55 万円、食費・居住費の減免 46 万
3,000 円の計 121 万 9,000 円を計上しております。
次に支払基金交付金県支出金ですが、過年度分介護給付費交付金分としてそれぞれ 318
万 5,000 円、2万 7,000 円の計 321 万 2,000 円を計上しております。
次に、繰入金の一般会計繰入金ですが、総務費の職員給与関係費、介護保険事務費及び
地域包括支援センター費の職員給与関係費分として 518 万 5,000 円を減額計上しておりま
す。
次に繰越金ですが、74 万 3,000 円を計上し、前年度国庫支出金等返還金に充当してお
- 49 -
ります。
以上、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
続きまして、最後、議案第 12 号、平成 23 年度美浦村水道事業会計補正予算について、
ご説明申し上げます。121 ページを開いていただきたいと思います。
本補正予算では、収益的収入及び支出について補正を行っております。水道事業費用の
営業費用について 32 万 4,000 円の補正をしております。これは、市町村共済組合への負
担率の変更に伴う職員給与費の増額補正となっております。
事項別明細書につきましては、131 ページを開いていただきたいと思います。131 ペー
ジです。
水道事業費用の営業費用として、配水及び給水費の法定福利費で 13 万 5,000 円、総係
費の法定福利費で 18 万 9,000 円をそれぞれ増額するものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(石川
修君)
村長、ご苦労さまでございました。
以上で、提案理由の説明は終わりました。
ここで、昼食のため休憩といたします。再開を午後1時といたします。
午前11時48分休憩
午後
○議長(石川
修君)
1時00分開議
それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第 15、議案第 13 号、平成 22 年度美浦村一般会計決算認定の件から、日程第 22、
議案第 20 号、平成 22 年度美浦村水道事業会計決算認定の件まで、以上8件を一括議題と
いたします。
議案の朗読をいたさせます。
事務局。
〔議案朗読〕
○議長(石川
修君)
提案者の説明を求めます。
栄君)
それでは、平成 22 年度美浦村一般会計及び特別会計、水道事業
村長。
○村長(中島
会計決算認定並びに健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、議案第 13 号から
第 20 号までの提案理由を説明申し上げます。
説明に先立ちまして、本日大変お忙しいところを決算審査報告のためにご出席をいただ
いております沼田監査委員にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
先般の決算審査では、地方自治における公正と効率の確保を図るため、財務に関する事
務の執行や公営企業など経営にかかわる事業の管理が、関係法令や村条例に基づき適正に
行われているか、審査を実施していただきました。この席をお借りいたしまして、沼田監
- 50 -
査委員、萩田監査委員の日ごろのご尽力に対しまして改めて感謝を申し上げたいと存じま
す。
さて、議案第 13 号から議案第 20 号は、平成 22 年度の美浦村一般会計、国民健康保険
特別会計、老人保健特別会計、農業集落排水事業特別会計、公共下水道事業特別会計、介
護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計及び水道事業会計の歳入歳出決算の認定にかか
わる案件でございます。
いずれの議案も、地方自治法第 233 条第1項の規定により会計管理者から提出があった
もので、同条第2項の規定により、本村監査委員の審査を得て、同条第3項の規定により
審査意見書を添えて、議会の認定をお願いすべく本日提案いたした次第でございます。
なお、歳入歳出決算内容及び主要施策の効果につきましては、別冊の平成 22 年度美浦
村歳入歳出決算書及び事業報告書をごらんいただくこととし、詳細の説明は省略させてい
ただきたいと存じます。ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
また、引き続きまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び同
法第 22 条第1項の規定により、平成 22 年度決算にかかわる健全化判断比率及び資金不足
比率につきましても、先般監査委員の審査をいただきましたので、審査意見書を添えてご
報告いたします。
別添資料となっております「健全化判断比率の報告について及び資金不足比率の報告に
ついて」をごらんいただきたいと思います。
各比率について申し上げますと、最初に健全化判断比率でございますが、実質赤字比率
及び連結実質赤字比率については、それぞれ黒字でございますので、赤字比率は出ており
ません。また、実質公債費比率は 9.3%、将来負担比率は 59.4%となっており、いずれの
比率も、早期健全化基準を下回っております。
次に、資金不足比率でございますが、水道事業会計、公共下水道事業特別会計及び農業
集落排水事業特別会計のいずれも、収支決算は黒字でございまして、資金不足比率は出て
いないところでございます。
以上、健全化判断比率及び資金不足比率につきましてご報告申し上げました。よろしく
お願いをいたします。
○議長(石川
修君)
以上で、提案理由の説明は終わりました。
引き続き、監査委員より、監査結果の報告を求めます。
監査委員、沼田英敏君。
○監査委員(沼田英敏君)
監査委員の沼田でございます。ちょっと声がかすれまして聞
き取りにくいところがあるかもしれません。ご容赦をいただきたいと思います。
平成 22 年度美浦村一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の決算審査結果を、監査
委員を代表いたしまして私から報告をさせていただきます。
まず執行期日でございますが、平成 23 年8月1日・2日の2日間、萩田委員とともに、
- 51 -
関係職員に説明を求めながら実施いたしました。
その際、審査に付されました一般会計並びに国民健康保険、老人保健、農業集落排水事
業、公共下水道事業、介護保険、後期高齢者医療、それぞれの各特別会計及び水道事業会
計の歳入歳出にかかわる証書類は、法令規定に違反することなく、かつその計算を、帳簿
並びに証書類と照合確認した結果、誤りのないものと認めまして、審査意見書のとおり正
当なものと認めます。
そこで、審査意見書に基づきまして、例年同様、審査報告をさせていただきますが、こ
れまでとは少し形を変えまして報告させていただこうと存じます。
既に毎日のようにテレビや新聞で報道されておりますので、皆様ご承知のごとくであり
ますが、米国の深刻な景気の停滞、あるいはヨーロッパの財政危機、新興国の経済成長の
鈍化、そして日本では、3月 11 日の東日本大震災を契機としたさらなる景気の悪化等々、
過去には経験してこなかった形の経済状況に現在遭遇しております。
こうした中で、美浦村の財政状況もますます厳しさを増しており、基本となる村税の収
入は、前年度に比べて 3.4%、1億円でございますが、減少し、そのことによる財源不足
分を地方交付税、前年度比で 74.3%増の2億 1,700 万、それと臨時財政対策債、これも
前年度比 77.4%増の2億 2,900 万、それによって補うという状況となっておりまして、
前年度審査意見書でも申し上げましたとおり、この傾向は今後とも続くものと言わざるを
得ません。
こうした状況下で基本収入となる村税は、前年度を若干上回る徴収率を達成しておりま
すものの、調定額自体が下がっているということもありまして、今後さらなる徴収の強化
が必要と思われます。
また歳出面では、医療費等を中心に今後とも社会保障費が増大する傾向にありますので、
監査委員就任以来、毎年申し上げておりますように、行財政改革によって進展してきた歳
費削減のさらなる削減努力に加え、即効性のある効果は難しいにしても、住民も一体とな
った村おこしにつながるといったような事業の構築など、具体的な歳入増加策、それをぜ
ひ着実に進めていただくよう要望するものであります。
私は、平成 19 年9月に監査委員に指名していただきまして、この9月末をもって任期
4年を務めさせていただきました。この間、報告は細かな数値をもとにしてやってまいり
ましたけれども、任期満了となります本年は、細かな数値は決算審査意見書でご確認を願
うことといたしまして、財政運営全般を通して見える幾つかの課題の中から、3点ほどの
意見を申し上げて4年間の締めくくりとさせていただきたいと思います。
申し上げる課題は、3点であります。
1.予実算管理の精度向上と予算の効果的配分
2.財政基盤の確立
3.飽くなき行財政改革
- 52 -
まず一つ目でありますが、予実算管理の精度向上に対する取り組みの問題であります。
この件は、審査意見書の中で繰越欠損処理の妥当性について、また、歳出実算での不用額
の発生の問題について触れておりますが、このうち、繰越欠損処理自体に関しましては、
財政の健全化のために法で定められた範囲内で処理を行っているものでありまして、何ら
問題はございませんが、中に 10 年以上も徴収不能となっている村税の欠損処理が見られ
るといったことや、何らかの事情があるにせよ、処理が遅過ぎると思えるもの、また、即
時消滅の欠損処理ができるものが、21 年度には該当があったにもかかわらず、22 年度に
まとめて 500 万円強の処理が行われているといったことなど、今後とも一層の適切な処理
を心がけていただく必要があります。
次に、不用額の発生の問題ですが、昨年も指摘したところですが、部門によっては大幅
に改善されたところがある一方で、補正予算を請求したにもかかわらず、年度末にはその
額と同等の不用額を発生させているといった部門もあり、制度上の予算流用の可否も問題
もあって一概にこれが不適切とばかりは言えませんが、予実算管理の改善を意識していた
だく必要のある問題であると考えます。
これらの問題は、効率的な予算の配分とともに、今後ますます厳しくなる財政運営にと
って必要不可欠な要改善項目であり、かつて不交付の自治体として評価の高かった美浦村
の財政も、全国のほとんどの自治体と同様に、歳入難にもかかわらず社会保障費が年々増
大して財政難に陥るといった状況を加速させております。そうした困難な財政運営には、
厳しい予実算の管理が求められるということを十分認識していただくよう、お願いするも
のであります。
次に、二つ目の課題ですが、言うまでもなく財政基盤の確立であります。
この問題は、大きくは世界の、そして日本の景気、もっと身近なところで申し上げれば、
村内の企業の好不調、そういったこと、外部の影響を大きく受ける面があり、自力のみで
一朝一夕に解決する問題ではもちろんありませんけれども、そうであればなお一層、時間
がかかる前提で基盤の強化につながる施策を着実に実行していかなねばならないと思いま
す。
そして、時間がかかる問題であるからこそ、早い着手と地道な実行とによって施策を推
進していただくことが望まれるわけです。企業の誘致など、進めておられる施策もあるよ
うですけれども、村民の知恵もフルに活用して、行政が中心となった、村を挙げての施策
が見つかり推進されればと願うところであります。
次に、3番目の課題ですが、行財政改革のさらなる推進であります。最初の課題でも申
し上げましたけれども、世界あるいは日本の経済の状況からしますと、美浦村に限らず日
本全体が歳入不足に陥ることは間違いありません。国や地方自治体は、ますます徹底した
行財政改革によって無駄を省くことが求められます。
4年前の中島村政の発足以来、人事機構の改革と合理化、あるいはコンピューターシス
- 53 -
テムの更新による大幅な経費削減等々、着実に改革を進めてこられましたけれども、今後
は、さらに思い切った改革を強力に進めることが必要になると思われます。
さらに一方で、住民の高齢化、あるいは教育の拡充に伴って、社会保障費は増加の一途
をたどらざるを得ません。また、住民に対するサービス体制も強化しなければなりません。
こうした状況下での行財政改革でありますから、相当の覚悟をもって挑戦しなければなら
ないこととなるでありましょう。
先般の村会議員選挙で住民の支持を得て議員となられた方々のほとんどすべての方々が、
「住みよい美浦村を」、「社会福祉のさらなる充実を」、そして「教育の拡充を」と訴え
ておられましたけれども、その実現のためにも、2項目で申し上げた財政基盤の強化とと
もに、行財政改革にも総力を挙げて取り組んでいただきたいと存じます。
以上、勝手なことまで申し上げましたけれども、これで報告を終わらせていただきたい
と思います。
終わりに当たりまして、4年間、大過なく務めさせていただきましたことに厚く御礼申し
上げますとともに、これからの美浦村のますますの発展を心から祈念いたしまして、結び
とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(石川
修君)
村長並びに沼田監査委員には、提案者の説明、また詳細にわたっ
ての監査報告、大変ご苦労さまでございました。
お諮りをいたします。
ただいま議題となっております決算についての質疑は、決算審査特別委員会において行
うこととし、質疑を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、質疑を省略することに決定いたしました。
お諮りをいたします。
議案第 13 号、平成 22 年度美浦村一般会計決算認定の件から、議案第 20 号、平成 22 年
度美浦村水道事業会計決算認定の件まで、以上8件について、議員全員をもって構成する
決算審査特別委員会を設置し、付託の上、審査することにしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認め、さよう決定をいたしました。
これより、決算審査特別委員会を開催し、正・副委員長を互選願います。
ここで、暫時休憩をいたします。再開は1時 40 分といたします。
控室の方へお集まりください。
午後1時30分休憩
- 54 -
午後1時42分開議
○議長(石川
修君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
休憩中に、決算審査特別委員会の正・副委員長が決まりましたので、議長から報告をい
たします。
委員長に、下村
宏君、副委員長に、羽成邦夫君。
以上でございます。
以上で、本日の日程はすべて終了をいたしました。
本日は、これにて散会といたします。ご苦労さまでございました。
午後1時42分散会
- 55 -
平成23年第3回
美浦村議会定例会会議録
平成23年9月20日
第2号
開議
議案
一般質問
1.出席議員
1番
塚
本
光
司
君
2番
岡
沢
3番
飯
田
洋
司
君
4番
椎
名
5番
山
崎
幸
子
君
6番
富
田
7番
山
本
一
惠
君
8番
林
9番
下
村
宏
君
10番
坂
11番
羽
成
夫
君
12番
小
13番
石
川
修
君
14番
沼
邦
清
君
利
夫
君
隆
雄
君
昌
子
君
本
一
夫
君
泉
輝
忠
君
光
芳
君
1.欠席議員
な
し
1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者
村
教
育
総
務
部
長
中
島
栄
君
長
門
脇
厚
司
君
長
小
泉
菊
男
君
保
健
福
祉
部
長
大
橋
幸
雄
君
経
済
建
設
部
長
沼
崎
武
男
君
教 育 次 長 兼 生 涯 学 習 課 長
岡
田
守
君
総
長
増
尾
嘉
一
君
務
課
企
画
財
政
課
長
増
尾
正
己
君
都
市
建
設
課
長
池
延
政
夫
君
長
仲
内
秀
夫
君
経
済
課
福
祉
介
護
課
長
松
葉
博
昭
君
生
活
環
境
課
長
坂
本
敏
夫
君
学
校
教
育
課
長
浅
野
勝
夫
君
美
浦
幼
稚
園
長
小
泉
俊
子
君
- 57 -
1.本会議に職務のため出席した者
議
会
事
務
局
書
長
北
出
記
木
村
攻
弘
子
午前10時02分開議
○議長(石川
修君)
おはようございます。ただいまの出席議員は 14 名です。
ただいまから、平成 23 年第3回美浦村議会定例会を再開いたします。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付しました日程表のとおりといたします。
直ちに議事に入ります。
○議長(石川
修君)
日程第1、通告のありました一般質問を行います。
通告順に従い、発言を許します。
最初に、下村
下村
宏君の一般質問を許します。
宏君。
○9番(下村
宏君)
皆さん、おはようございます。
9番議員の下村でございます。選挙後初めての一般質問をトップで行わせていただきま
す。傍聴の皆様には、大変ご苦労さまです。それでは、議長より質問の許可が出ておりま
すので、一般質問通告書に基づいて質問をしていきます。
内容は、美浦村活性化対策の方策と進捗状況についてであります。このことについては、
同僚議員を初め私からも数度にわたり一般質問等が行われており、大変重要な案件である
と考えております。
今年3月の定例議会においては、地域活性化対策検討委員会の設置が決定をしました。
そこで話題となった検討委員の選任についてですが、充て職的な人選を避けて委員会で活
発な討議をするような方になっていただくよう、要望等が出されましたが、今回活性化対
策の検討委員になった方はだれなのか。
実は、この質問通告によって、ただいま名簿をいただき、委員 25 名、執行部9名、計
34 人 の 名簿 確 認 をさせ て い ただき ま し たが、 本 当 に実務 を 理 解して 活 性 化の道 筋 を つ け
るためには、もう少し踏み込んだ人選が必要ではないかと感じました。そこで、選任され
た委員による委員会の開催及び出席状況と審議の内容についてお伺いをしたいというふう
に思います。
また、開園間近にあると聞いております日帰り型の市民農園 50 区画の管理運営と企業
誘致等の進捗状況をお伺いしたいというふうに思います。
さらに、何度となく質疑が繰り返されたクラインガルテンと「道の駅」物産館について、
- 58 -
その後、どのように検討をされてきたのか、本当につくる考えがあるのか、お尋ねをした
いというふうに思います。
同じように、安中地区の活性化を推進する方策の一つとして、常々村長が公言をしてき
た村営住宅の建設についてですが、これについては、去年マスコミ等で若者定住促進住宅
の成功事例として取り上げられている長野県下條村の状況を勉強してきたと聞いておりま
す。そこで、この村営住宅をいつまでに建設実現をさせるのか、村長の見解を伺いたいと
思います。
以上について、村長及び担当部長より明快な答弁をお願いし、1回目の質問を終わりま
す。よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
総務部長。
○総務部長(小泉菊男君)
皆さん、どうもおはようございます。
それでは、下村議員ご質問の美浦村活性化対策の進捗状況についてご説明をいたします。
初めに、今年度設置いたしました美浦村地域活性化対策検討委員会の委員選出と検討内容
についてご説明いたします。
委員さんにつきましては、お手元に今お配りしましたけども、名簿のとおりでございま
す。構成員としまして、村議会を代表して議長初め3名の議員さんにお願いしております。
それから住民の代表としまして、村区長会の副会長さんや地域にかかわる各組織の代表者
としまして 20 名の方にお願いしております。
そして、学識経験者としまして、まちづくりに精通している方を2名、合わせて 25 名
の皆様に、美浦村地域活性化対策検討委員会委員さんとして委嘱をさせていただきました。
また、村執行部からは村長初め 10 名の職員が参加し、合わせて 35 名の構成員となってお
ります。
7月6日に第1回目の会議を開催し、委員会の設置要綱の制定、委員長・副委員長を選
出しております。
協議事項につきましては、現在村が計画・検討している地域活性化の対策であります週
末ファーマーの推進「日帰り型農園」の整備についてと、物産館「道の駅」の建設計画に
ついて、それから少子化対策の一環である安中地域の村営住宅の整備についてと、減少化
対策としまして、定住を促すための条件整備の推進と優遇措置についての4事案について、
村から提案させていただきました。また、委員さんからの観点で、新たな活性化事業のご
提案を求め、委員の皆様からご意見をいただいたところでございます。
また、各委員の皆様には、この4事案を含めた活性化対策について一度持ち帰りをいた
だきまして、各事案を推進することに対するご意見やその事案に対する考え方をワークシ
ートにまとめていただきまして提出していただくことになっております。
第2回目の会議につきましては、委員さんより集計したご意見等についてご検討してい
ただき、委員会としての方向性を取りまとめ、事業実施に向けて計画していきたいと考え
- 59 -
ているところでございます。なお、2回目の会議は 10 月の下旬を予定しております。
次にご質問の、現在進めております安中地域の企業誘致の進捗状況についてご説明いた
します。
ある企業のA社から、美浦村でフルーツ野菜の施設を整備し、施設園芸を展開したいと
いうお話をいただいております。A社の計画は、安中地域の端山地区にある遊休地を事業
用地として予定しております。面積につきましては、約 2.7 ヘクタールの敷地に約2ヘク
タールの温室を整備し、パプリカの水耕栽培を行うものでございます。
村は、これまで企業A社と数回にわたり、農事法人の設立・許認可等の手続等について
打ち合わせを行ってきております。村としましては、土地の有効活用、そして地元雇用等
を考慮し、地域活性化を図る観点から、企業誘致として取り組んでいるところでございま
す。
A社におかれましては、この 10 月に開かれます経営会議、そして取締役会において事
業の実施が決定する運びになるということでございます。村としましては、A社の事業実
施が正式に決定され次第、打ち合わせを行ってきた手順に従いまして、地元説明会を含め
た立地関係手続等に着手する予定でございます。
現在のところこのような状況下であることから、企業名等につきましては、今回、公表
を控えさせていただきたいと思います。A社の事業実施が確定することになりましたら、
改めまして議会の皆様にご報告をさせていただきます。企業誘致として手続等を行ってい
きたいと考えております。
続きまして、ご質問の村営住宅整備につきましては、少子化及び転入減・転出増等によ
る人口減少の対応策の一つとして考えております。また、安中小学校の児童数の減少を抑
えるための対策としても、考えているところでございます。人口の減少は村民生活の活力
の低下にもつながりますので、地域の在立基盤にかかわる深刻な問題としてとらえており
ます。
この村営住宅整備につきましては、先ほどご説明させていただきました地域活性化対策
検討委員会の中でもご提案をさせていただき、ご検討をいただいているところでございま
す。建設の是非を含め、施設の規模や建設時期などにつきましては、委員会の意見を受け、
検討していきたいと考えております。
次に、物産館「道の駅」、クラインガルテンの整備についてでございますが、こちらに
つきましても、村営住宅整備の事案同様に、地域活性化対策検討委員会の中でご提案をさ
せていただきまして、建設についてご検討いただいているところでございます。
その中で、物産館「道の駅」の建設計画につきましては、国道 125 号バイパス沿線の建
設を示しましてご検討いただいているところでございます。また、クラインガルテンの建
設につきましては、週末ファーマー日帰り型農園利用者の動向を見ながら検討していく予
定でございます。
- 60 -
それから農園の整備につきましては、現在馬見山地域の村有地を農地改良を行い、整備
を行っているところでございます。開園に向けた整備計画につきましては、担当である建
設経済部から説明させていただきます。
いずれの事案も、幅広い多くのご意見をいただき、参考にしたいことから、地域活性化
対策検討委員会のご協力をいただきまして、効果的な地域活性化施策を図れるよう努めて
まいりたいと考えております。
以上が、地域活性化対策として村が進めている施策と企業誘致に関する進捗状況でござ
います。よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
経済建設部長。
○経済建設部長(沼崎武男君)
それでは、下村議員のご質問にお答えをいたします。
現在美浦村では、馬見山の村有地に日帰り型農園 50 区画の整備を進めております。江
戸崎地方衛生土木の協力を得まして、本年7月から造成を始め、8月半ばにほぼ造成を完
了しているところでございます。その後、茨城県稲敷農業改良普及センターで土壌の検査
を行っておりまして、その結果を踏まえて、区画の一部に肥料を施し、そばをまき、そし
て農園として貸し出すに適正な土づくりを今現在行っているところでございます。
貸し出しをする際には、利用規程を、仮称でございますけれども、作成をするとともに、
平成 24 年4月を目途に貸し出しを開始する予定でございます。また、日帰り型農園の適
正な管理に努めますとともに、今後2∼3年の利用状況を勘案しながら、さらなる取り組
みを検討してまいります。
村営住宅建設につきましては、少子化対策として検討しているところでございますが、
調整区域での開発許可に対する立地基準がないため、さらなる検討をするところでござい
ます。美浦村活性化検討委員会の審議等を踏まえながら進めてまいりたいと思います。
物産館の予定につきましては、国道 125 号線バイパス沿線に物産館を中心とした商業施
設・物販店の整備を予定してございます。これにつきましては許可基準等が定められてお
りますが、規模の制約もあるところであり、美浦村活性化検討委員会の協議並びに検討を
お願いしておるところでございます。また、その内容等々を集約をいたしまして、協議を
進めてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○議長(石川
修君)
下村
宏君。
○9番(下村
宏君)
それぞれ答弁ありがとうございます。
この中で検討委員会の出席人数をひとつ確認したかったんですが、全員出席したのかど
うかを、また後でお願いをいたします。
それとあと、村長に、実は見解をお願いしたいというようなことで、再質問の中でお答
えできれば結構だと思いますけども、本当に村営住宅が建設実現に向けて、例えば建設委
員会で何ともうまく進まないというような方向も考えられると思います。
- 61 -
しかし、せっかく皆さんが行って見てきた下條村の方は、本当に村の活性化ができてい
ると聞いておりますので、その辺のところはやはり事務局の方が検討委員会をリードする
必要もあるのかなというふうに思います。ぜひ、その辺はお願いしたいというふうに思い
ます。
それとあと、選任された活性化検討委員会でのでき得る限りの活性化対策を練ることは
当然でありますけども、ともに執行部はしっかりとした提言をしていくことが重要だと私
は思います。その辺も含めてお願いをしたい。
それと、日帰り型の市民農園 50 区画、年明け、4月から開始ができるというようなこ
とを今聞きまして、何度もこの件については話をしてきたところでありますので、私とし
ては安心をしたのかなというふうに思います。
それと、クラインガルテン、それと「道の駅」物産館、具体的なやはり計画を早急に立
てないと、隣近所の市町村でもそういうものを進めてくるというふうに考えられますので、
もう実際行動に移しているところもあるので、そういうものをぜひ積極的に提案をしてい
ただいて、議会の方にもお諮りをしてほしいなというふうに思います。
それら、今申し上げましたように活性化委員会の出席人数、また、これは 10 月下旬に
予定をするというようなことでありますけども、同様に、そのときは何人が出て、どうい
うふうな検討をしたのかというようなものをやはり後で教えていただきたいなというふう
に思います。
以上の件について再答弁、すみませんがお願いをいたします。以上です。
○議長(石川
修君)
総務部長。
○総務部長(小泉菊男君)
村長答弁の前に、今の出席の委員さんは全部で 28 名。34 名
のうち 28 名が出席してございます。そのうち委員さんの方が、25 名のうち 18 名の委員
さんが出席しているということでございます。
よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
改めましておはようございます。
定例議会、再開日、議員の皆さん、大変ご苦労さまでございます。
一般質問の下村議員の今いろいろと、週末ファーマーから道の駅、企業誘致も含めまし
て、それぞれ総務部長、経済建設部長の方から、いろんな経緯は答弁をさせていただきま
した。
私の方から、できるだけ具体的に、村営住宅について、少子化対策、過疎化対策の部分
も含めて、下村議員の方からの再質問だと思います。
今 、 活性化 検 討 委員会 を 立 ち上げ た 中 で、28 名 が この 前 出 席しま し た よと。 実 際 、 執
行部の一部も加わって 35 名で組織はされておりますけども、いろんな選ぶ視点が、どの
辺をということを言われますと、やっぱりその辺も、今、名簿がお手元にあるかと思いま
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すけども、一応選ばしていただいたのがお手元の名簿になっておりますけども、そういう
中で、いろんな、村の事業的なものがこういう検討委員会の中で議題として取り上げられ、
いろんな意見がそこに反映されるということが一つの事業に大きく、大きく影響を及ぼす
ことができるんではないのかなというふうに思っております。
そういう意味でも、前回の集まりから今度は 10 月下旬というふうになりますけども、
それぞれの委員さんが持ち帰って検討をしながら、第2回目にいろんな質問も、あわせて
要望も出されるものというふうに思っております。
私の方から下村議員がおっしゃった長野県の下條村を見てきて、村営住宅のあり方が地
域の活性化にもつながっていますよということなので、美浦もおくればせながらですけど
も、小学校単位、三つございますけども、議員もご承知のように、大谷小学校の地区はう
まく世代交代ができて、小学校の子どもの数も村内三つの中では今のところ減っていない。
あと5年ぐらいだと、多分 80 人ぐらい、今の状況よりふえるだろうというふうな予測が
出ております。
一方、木原地区は、ある程度、人数的なものが頭打ちになってきて、まだ2クラスで構
成されておりますけども、その辺がいずれ1クラスになるんではないかというふうなこと
も危惧されておるところでございます。
安中小学校については、今、約、1学年が 20 名前後で推移しているということで、こ
れ が も っと先 に い きます と 、 10 名 前 後 になっ て く ると複 式 学 級も行 わ な ければ な ら な い
のかなということは危惧されるところでもございます。
そういうところで、できればこの活性化対策の中で、安中小学校地区に村営住宅、それ
もある程度限定的な部分で子どもたちを受け入れられるような、そういう村営住宅を建設
すれば、小学校の子どもの増員に役立つというふうに私は思っております。そういう意味
では、先ほど企業が安中小学校の近くに一つ来るというお話もさせていただきました。多
分雇用もある程度進むのではないのかなというふうに思っております。
また、この一般質問ではお話が出ませんでしたけども、前回、全員協議会の中で違う事
業者も村に問い合わせがありますよというお話をさせていただきました。また、この施設
園芸の会社みたいに具体的なところまで村の方に要請がありませんので、正式なる発表は
なかなかできない。この施設園芸については、もう 10 月の初旬である程度決定がされよ
うというところまで来ておりますので、これは話をしても順調に進むのではないのかなと
いうふうに思っておりますのでお話をしました。
そういう中で、村営住宅は、私はぜひ安中地区の学区内に、下條村が一つのいい実績を
残しているということもありますので、美浦村も検討委員会の早目の結論を得て、実施に
移していきたいというふうには考えております。
活性化検討委員会の中でも、少し遅れるようであれば、執行部の方から、議員が言われ
たような下條村のそういう条件も踏まえて、説明をしながら早目の実施をできるような方
- 63 -
向性で進めていきたいというふうに思っております。
そ の ほか日 帰 り 農園と か ク ライン ガ ル テンに つ い ては、 日 帰 り農園 が あ る程度 、 50 区
画なんですが、それが半数以上できてきた、埋まってきた段階で、来年のちょうど1年後
の今ごろになると、4月以降にそういう契約で借りる人がふえてくれば、半年・一年でど
のように埋まるかわかりませんけども、その状況によってクラインガルテンは早目に進め
られるか、その利用状況に応じて、これも活性化検討委員会の中で協議をしながら進めて
いきたいというふうに思っております。
○議長(石川
修君)
下村
宏君。
○9番(下村
宏君)
それぞれの対応について今、再質問させていただきましたが、本
当に村民のためにする事業は、積極的に議会も応援をしていきます。できない理由を考え
る前に、できる方法を見つけ出すことから仕事に入って、特に村長が公言したことは、村
民との公約でもあります。できることが当然だと私も思います。そういうふうに理解をし
ております。失敗は恐れないで、これらの案件についてしっかりと進めていっていただき
たいと思います。
それぞれの事業については、今後、進捗状況を含め検証をしていきたいと私も思います。
これからの執行部、村長のやる気を期待をして、私の一般質問はこれで終わります。
ありがとうございました。
○議長(石川
修君)
以上で、下村
宏君の一般質問を終了いたします。
次に、山本一惠君の一般質問を許します。
山本一惠君。
○7番(山本一惠君)
それでは、通告に従いまして、2点質問いたします。
まず1点目、防災対策、放射能対策についてお伺いいたします。東日本大震災発生から
6カ月、復旧・復興の本格的な進展が求められております。前回の9月議会で質問いたし
ました放射能対策についての進捗状況をお伺いいたします。
今最も大切なのは、放射線に対してやみくもに恐れるのではなく、「正しく怖がる」こ
とです。そのための知識や情報を提供するのが行政の役割だと思います。放射線に対して
の普及啓発、除染作業、また、前回同僚議員が質問いたしました学校給食等の食材や地元
農産物の安全確保のための施策、及び災害等の緊急時における住民に対しての周知方法に
ついて、改善策が出されたかお伺いいたします。
次に、2点目の配食サービス事業についてお伺いいたします。
この事業に関しては、何回か議会質問させていただいておりますが、「美浦村第4期高
齢者福祉計画・介護保険事業計画」、平成 21 年度から平成 23 年度版ですが、その中に今
後の取り組みとして、「高齢者の状況に応じたきめ細やかなサービスを提供できるよう、
サービスの有料化や民間事業者への業務委託等を検討」するとありました。この事業は、
高齢者の生活支援のため、訪問による食事の提供による食生活の改善による健康保持と安
- 64 -
否確認を行うことが目的で、必要性は高いと言えます。
本村では、対象者はひとり暮らしの高齢者のみですが、近隣の自治体では、高齢者世帯
も対象になっている、また、回数も月2回です。週単位あるいは毎日という自治体も今出
ております。事業の拡充に向け、利用者の一部負担などの検討はされているのか。
また、事業名ですが、近隣の自治体では、「配食」という名称から「給食サービス」、
「食事サービス」という名称を多く使われているようですが、今後の課題としてどのよう
にされるか検討していただきたいと思います。
以上、2点について明解な答弁をお願いし、1回目の質問を終わります。
○議長(石川
修君)
総務部長。
○総務部長(小泉菊男君)
それでは、ご質問の1点目の防災無線の設置及び緊急時にお
ける周知の徹底についてお答えいたします。防災無線の整備につきましては、前回6月定
例議会におきまして一般質問いただき、繰り返しになる点もありますが、再度お答えいた
します。
市町村防災行政無線は、一般的に同報系と移動系無線がございます。同報系無線とは、
住民の皆さんに速やかにお知らせしたい情報、広くお知らせしたい情報を放送する設備と
しまして整備するものでございます。野外スピーカー等(設置される簡易無線機など)か
ら放送内容が流れるシステムでございます。
一方、移動系無線とは、電話等の通信手段が途絶した場合に、防災担当者間の情報伝達
手段を確保する目的で設置されるシステムでございます。
次に、県内自治体の整備状況でございますが、同報系無線につきましては、過去に津
波・水害などの大災害のあった地域や原子力発電所などの原子力関連施設近辺では、ほと
んどの市町村に整備されている状況です。
放送内容は、主に大規模災害発生時の避難勧告・避難命令などの告知であり、津波等の
被害が想定される市町村については、非常に有効であると考えております。
続いて、近隣で同報系無線を設置している市町村の状況を見てみますと、稲敷市・牛久
市・龍ケ崎市がございます。今回の東日本震災において、これらの自治体でどのように防
災無線が活用されていたかを検証してみますと、水道の断水、給水活動、計画停電、節水
についてなど、避難勧告や避難命令といった緊急的内容ではなく、主としてお知らせ的な
内容であったとのことでございました。
確かに同報系無線は、電話等がつながりにくい災害初期の段階、あるいは避難勧告や避
難命令といった緊急的内容での情報伝達手段として効果的な方法であることには間違いは
ありませんが、実態としましては、そのような使い方ではなく、主としてお知らせ的な内
容で使われたようでございます。
また、使い方の問題とはまた別に、耳の不自由な高齢者等から、声が聞き取れないとの
苦情も多数あったようでございます。また、平常時においては、騒音問題でのトラブルも
- 65 -
多く、乳幼児を持つ家庭や夜間勤務で日中睡眠をとっている住民等から、多数苦情が寄せ
られているとのことでございます。このように、既に整備済みの市町村にあっても、その
活用に関してはさまざまな問題点を抱えているようでございます。
さて、本村における防災無線の今後の整備の考え方でございますが、さきに述べました
ように、既に防災無線整備済みの自治体の抱える諸問題、また、トレセン周辺での大音量
での放送による馬に与える影響、あるいは仮に美浦村で防災無線を設置した場合、3億か
ら5億円程度必要であるという高額な費用に対する費用対効果など、さまざまな視点から
の検討が必要と考えられます。
いずれにしましても、災害時に村民の皆様にいち早く正確な情報を伝えなければならな
いということは、今回の震災の大きな教訓の一つであります。どのような方法、手段、設
備が美浦村にふさわしいものなのか検討してまいりたいと考えております。
次に、6月の議会以降の検討の進捗状況でございますが、さきに説明しましたように、
莫大な経費がかかること、使用済みの市町村についても運用上でさまざまな問題点がある
ことから、拙速に結論を出すものではないと考えております。
美浦村にはどのような施設を整備することが最適であるかコンサルに依頼するか、また、
検討委員会を設置し、専門家・村民の皆様の考えをお聞きするか等、いろいろな視点から
十分な検討、協議を行う必要があると考えております。村の整備方針を定めるには、いま
しばらくの期間をいただきたいと思います。
しかしながら、こうした検討を進める一方で、災害はいつ襲ってくるかわかりません。
すぐに対応できることは時間をかけず、直ちに対策を講じなければなりません。その一つ
としまして、エリアメールの活用による災害地域情報の提供がございます。
エリアメールとは、NTTドコモの地域速報サービスで、気象庁が配信する緊急地震速
報や国・地方公共団体が配信する災害・避難情報を、回線混雑等の影響を受けずに受信で
きるものです。これに加えて村からの避難勧告等の発令、河川の警戒情報、土砂災害警戒
災害情報等の情報を独自に提供することが可能になります。しかも送受信ともに、通信料
や情報料は無料で利用できるということでございます。
村としては、早急にこのシステムを導入を図りたいと考えております。ソフトバンク、
auについても来年には同様のサービスを開始するとのことでございますので、携帯3社
がこのサービスを開始する平成 24 年には、ほとんどの村民がエリアメールにより災害時
の緊急情報を受信できる体制が整うものと考えております。
このように、情報通信の分野は日進月歩で技術革新が進んでいます。こうした技術革新
による新たなサービスも考慮に入れながら、繰り返しになりますが、既存の制度・仕組み
にとらわれることなく、どのような方法・手段・設備が美浦村の緊急情報伝達にふさわし
いものなのか検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思いま
す。よろしくお願いします。
- 66 -
○議長(石川
修君)
○教育次長(岡田
教育次長。
守君)
おはようございます。
ただいま山本議員のご質問でございます。学校給食等の食材、また、地元農産品の安全
確保についてお答えを申し上げます。
まず、学校給食で使用をしております食材につきましては、大部分が学校給食会からの
調達になってございます。学校給食会では、加工品及び冷凍食品が主なものとなってござ
いまして、食材の産地につきましても、加工業者が産地に確認しながらの対応となってご
ざいます。また、野菜に関しましては、村内業者が市場を通しましての納品となってござ
いまして、原子力災害対策特別措置法に基づきまして、食品衛生法の暫定規制値をオーバ
ーした農産品につきましては出荷をしないようにと指示されているため、市場には流通を
していないといったことで考えてございます。
地場産の野菜につきましては、JAを通しての納品となってございます。村内の野菜に
つきましては、JAで産地別に出荷前の野菜につきまして独自に検査をいたしております
ジャガイモ、またタマネギ、キュウリなどを中心といたしまして、納品をしているといっ
た状況でございます。
今後、今回の補正予算でお願いをいたしております食品の検査機器が導入をされれば、
地場産野菜を検査する体制をつくりまして、検査をしていく方向で考えてございます。ま
た、検査機器等が導入されるまでは、今回補正をお願いしております委託料で検査機関に
委託し、対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
経済建設部長。
○経済建設部長(沼崎武男君)
それでは、山本議員のご質問にお答えをいたします。
震災後の防災対策、放射能対策の検討及び進捗状況ということでございますが、現在、
本村独自の放射線に関する基本的な考え方の取りまとめ、それから運用するための対策方
針案の策定に向けて、生活環境課で検討中でございます。
今般の東京電力福島第一原子力発電所事故によりまして、放射性物質が関東地方にも飛
散した結果、本村においても平常時より放射線が高い状況となってございまして、当該事
故はいまだに収束の見通しが立たず、飛散した放射性物質の影響が長期化することが懸念
されております。
本村といたしましては、これまで各部署において国や県等の情報収集に努めるとともに、
村独自の放射線の測定や、広報・ホームページ等による情報提供を行ってきてございます。
しかしながら、放射線については、対応分野が広範囲に及ぶことや対応期間の長期化が予
想されるとともに、放射線等の情報が錯綜するなどから、村民の皆様方には不安が生じて
いることと思います。
このようなことから、村といたしましては、村民の皆様の不安が軽減されますように、
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状況等を把握し適正な情報発信に努めるとともに、全庁的に連携し、情報の共有化を行い、
対応してまいりたいと考えております。当面は、国の明確な安全基準等が示されるまでの
間、暫定措置を基本として対応してまいります。
一つ目には、学校給食等の食材の地元農産品の安全確保の観点から、学校給食について
は、国や都道府県が実施した検査等によりまして安全性が確保された農産物を使用するこ
とはもちろん、食材の検査ができるよう検査体制を構築し、村のホームページ等で公表す
るなど、積極的な情報提供を行ってまいります。
農産物につきましては、県内主要農産物について、県で測定をして、また公表をしてご
ざいます。
他方、米につきましては、農林水産省が定めた国の放射性物質の仕組みに基づきまして、
村内を2ブロックに分け、予備検査・本調査いずれにおいても放射性物質は検出されず、
本村の米の安全性が確認をされているところでございます。
水産物につきましては、県において霞ケ浦の水産物の放射性物質の検査を随時行い、公
表をしております。
今後、食品の放射性測定器導入に当たり、独自検査の体制構築を図りますとともに、引
き続き、県等と連携して測定を行い、随時公表してまいります。
二つ目には、除染作業における今の国の方針等についてでございます。
小中学校及び幼稚園等において児童生徒等が受ける放射線量につきましては、文部科学
省が、福島県内の小中学校の活動において児童生徒等が受ける放射線量について、当面、
年間 1.0 ミリシーベルトの目標を目指すという方針が示されてきており、校庭等の空間放
射線量についても、1時間当たり 1.0 マイクロシーベルト以上となった場合は、土の削り
取りを行い、放射線量の低減を図るということになっております。
その後、平成 23 年8月 26 日付の「福島県内の学校の校舎放射線等の線量低減につい
て」ということによりまして、今後の考え方が示されております。これによりまして、夏
季休業等終了後の学校における児童生徒が受ける線量につきましては、原則、年間 1.0 ミ
リシーベルト以下とし、校庭・園庭等の空間線量につきましては、児童生徒等の行動パタ
ーンを考慮し、毎時 1.0 マイクロシーベルト未満を目安とすることとなっております。
村といたしましては、現在、空間放射線量測定器を全小学校及び役場に配備をいたしま
して、定期的に放射線量の計測を実施しているところでございます。さらには、国から示
されている内容に基づき、空間線量の基準、測定内容及び対策について、放射線に関する
方針の策定を速やかに進めてまいります。
現在の検査結果につきましては、福島県内の小中学校活動における児童生徒等が受ける
放射線量について、「当面 1.0 マイクロシーベルトを目指す」という方針よりさらに低い
数値となってございますが、教育関係施設において任意に実施、それから実施予定となっ
ている除染作業の内容について、ご説明を申し上げます。
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それでは、村内小学校等の現在の除染作業状況についてご説明をさせていただきます。
村内各小学校におきましては、8月 27 日にPTAの奉仕作業の中で、一部表土をはぐ
作業を実施してきております。はいだ表土につきましては、土のう袋に入れてブルーシー
トで包み、学校の敷地内の隅に保管をしている状況でございます。
それでは、各施設ごとでございます。
木原小学校では、学校敷地西側、遊具周り、それから樹木の下等の放射線の高いところ
を中心に、一部表土を取り、除草作業を実施しております。
大谷小学校では、学校敷地の東側、遊具周り、樹木の下等の放射線量が高いと思われる
ところを中心に一部表土を取り、雨どい等の目詰まりを改修し、除草作業を実施しており
ます。
また、安中小学校では、これまた遊具周り、樹木の下等の放射線の高いところと高いと
思われるところを中心に、一部表土を削り取り、除草作業を実施しております。
美浦中学校では、除草作業や放射線量の高いところを、職員で表土を削り取りを実施し
ております。
続きまして、9月 15 日の全員協議会における説明後に実施、それから、または結果の
出た内容についてご説明を申し上げます。
各小学校において、運動会前、9 月 14 日から 9 月 16 日に保護者の協力を得ながら、再
度グラウンド整備を兼ね、表土の削り取りを実施しております。
幼稚園では、幼稚園において運動会前、9月 16 日に保護者の協力を得ながら、グラウ
ンド整備を兼ね、表土の削り取りを実施しております。
保育所においても、9 月 17 日にグラウンド整備を兼ね、表土の削り取りを実施をいた
しました。
児童館につきましては、木原城山児童館については 9 月 12 日、大谷時計台児童館につ
いては、9 月 13 日に職員により、園庭の表土の削り取り作業を実施しておるところでご
ざいます。
また、光と風の丘公園においては、村民体育祭前のグラウンド整備を兼ねて、H鋼を敷
き、その上に覆土する予定となっております。
最後に、放射線に対しての普及啓発についてご説明を申し上げます。放射線普及の啓発
につきましては、事故発生以来、テレビ・新聞等で基礎的な知識については、おおむね理
解をしていただいているということで思っておりますが、これまでも各部署において国や
県等の情報収集に努め、広報誌やホームページ等で啓発を行っておりまして、今後も村民
の皆様に不安がかぶらないような軽減された、安心して暮らしていただけるよう、引き続
き啓発活動等を行ってまいります。
また、来るべき 10 月 15 日には、美浦村中央公民館において県と村との共催によりまし
て、放射線の健康への影響、題しまして「放射能講演会」を実施を計画しておりますので、
- 69 -
参加についてもよろしくお願いをしたいと思います。
以上でございます。
○議長(石川
修君)
保健福祉部長。
○保健福祉部長(大橋幸雄君)
ご質問の配食サービス事業につきまして、お答えを申し
上げます。
まず、この事業につきまして申し上げますと、村社会福祉協議会が、ひとり暮らし高齢
者配食サービスとして、茨城県の共同募金会でございますけども、そこからの地域福祉活
動に対する配分金を原資に実施している事業でございます。
ご承知のように、調理また配食のボランティアのご協力を得て、そして調理した弁当を
届けるというようなことによって、食生活の改善、それから健康増進を図って、あわせて
安否の確認を行うことを目的としております。
この配食につきましては、毎月2回、ボランティアの方、それと民生委員の皆さんのご
協力によりまして配達をしてきております。
それと、この事業につきましては、県共同募金会からの事業費配分金の中から、材料費
として毎年 75 万円前後の予算によりまして運営をしてきております。無料で配食してき
ておりますけれども、県内では、筑西市、つくばみらい市、本村などが、この形態をとっ
ております。
この配食対象者の申請につきましては、地区民生委員の皆さんにお願いをしまして、生
活の環境状況等々の検討を加えながら、必要に応じてこのサービスを決定し、実施してい
るというようなことでございます。
ただ、ひとり暮らしの方の中には、ほぼ自立されているケース、それから配食サービス
をお断りされる方もおるようですので、できるだけ自立できる方、それから親族等の援助
がある方につきましては、食の自立への努力をしていただいているというのが状況でござ
います。そして、社協と民生委員さんが連携し、状況を見ながら判断して進めているとい
うように聞いております。
ご質問の、日中独居の世帯の対象拡大、また配食回数の拡充でございますけども、まず、
日中独居世帯の配食につきましては、どうしても量的なもの、そして、午前の調理箱詰め、
午後遅くの配達というような状況になっておりますので、家族が朝早く出かけ、夜遅くに
帰ってくる家庭で、なおかつ家族の支援がなく食の改善が進まないというような方につき
ましては、その対応を図ってきておりますけども、朝晩の家族の支援がある方につきまし
ては、サービスの対象となっていないのが現状となっております。
そのほか介護認定されている方、それと介護予防対象の方につきましては、デイサービ
スセンターで週1、2回の会食形式による昼食サービス、それとホームヘルパーによる食
材の買い出しや調理代行など、若干の利用者負担はございますけども、在宅高齢者の食に
関する支援等を行ってきております。
- 70 -
また、配食回数をふやすことにつきましては、先ほど申し上げましたように、調理・配
達ともに、ボランティアの方々や民生委員のご協力によってこのサービスは成り立ってお
りますので、人材確保の面、また配分金の中で行っている事業というようなことから、財
源の確保等に若干の課題等もありますので、現在の形態での配食回数の拡大はもう難しい
というように聞いております。
もともとこの配食サービスにつきましては、食生活の改善、それから見守り・安否確認
等を目的とするものでございまして、サービス拡大というよりは、むしろ食材の調達や調
理、後片付け等の一環した食行動に課題のある方、あるいは調理技術や栄養知識が乏しい
ために食の自立に課題がある方等を対象にしながら、このサービスを通して食生活初め生
活全般に対する自立意欲の喚起、それから勇気づけ等の支援をしていくことが必要ではな
いかというふうに考えております。
いずれにいたしましても、事業主体が村社協でございますので、今後も地域ボランティ
アや民生委員などの身近な方々によるぬくもりのある支援事業、また見守り事業としての
役割が発揮できるように、村社協と検討していきたいというふうに考えております。
それと、事業名の見直しでございますけども、先ほど申されましたように、幾つかの市
町村では、配食サービスから、食事サービス等々に名称を変えて実施しているところもあ
るようでございますけども、この件につきましても村社協と検討していきたいと思います
のでよろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
○7番(山本一惠君)
山本一惠君。
細かな説明、ありがとうございました。
まず、順番にちょっと、また再度質問したいと思います。
防災行政無線、これは確かにお金がかかって、美浦村は特殊な地域ということで伺って、
前回もそういうお話を伺いました。ただ、それから半年たって、ほかの方法があればとい
うことで質問いたしました。一応、戸別受信システムは結構経費がかかるという前回のお
話でもありましたので、ぜひともメールでのあれを、一日でも早くやっていただきたいと
思います。
確かに防災行政無線は聞き取りにくいとか、あと広報車も何を言っているんだかわから
ないという話は結構ありました。そういうところで、きめ細かに1人1人に同じような情
報が一斉にできるような方法をとっていただきたいと思います。
あと、学校給食等の食材、本当に父兄の方は不安に思って、中には給食をとらないでお
弁当という父兄もいらっしゃるようですけども、そのような不安が一日も早く取れていた
だいて、こういうふうに食材を検査して安全ですよということを保護者の方にもきっちり
とお知らせいただければ、不安も取り除かれるのでないのかなという思いがします。
今、検査の機械を買っていただくということで、この前、補正予算をとりました。結構
お金がかかるんですけども、皆様の安全ということで、いち早くそれを購入を、4カ月か
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かるということですけど、一日も早い購入で、安心して検査ができて、安心して食が提供
できるようにしていただきたいと思います。
また、除染作業ですけども、先ほど始まる前に資料をいただきました。これも私、小学
校とか幼稚園、保育所とか行きましたけども、それぞれの課でやっておりまして、なかな
か情報が一本化していないので、それぞれでやっているということで、先ほどの情報の共
有ではないですけども、やはり住民の方がお問い合わせしたときに、この場所ならすべて
がわかるよという、そういう機能があるとよいのではないのかなと思いました。
先ほどいただいた表ですけども、作業前と作業後が高いところがあるんですね。作業し
て後、後が何か数値がが高いところが幾つかあるんですけども、それは何かあるんでしょ
うか。
例えば木原小学校の地表が、作業前より作業後が高いんです。それから安中小学校も1
カ所西側が高い。あと、大谷児童館が雨どいと、木原児童館が駐車場内が、作業した後の
方が倍くらい高いんですね。それは、作業して何かそういう原因があったのかなという、
その辺のちょっと検証をお願いしたいと思います。
それで、保育所とか幼稚園は、1センチ取ると結構数値がかなり低くなっております。
小学校は何センチ削ったのか、ちょっとここに表示されていないんですけども、実際は何
センチ取ったんでしょうか。あと、保護者の方のご協力で本当に大変な思いをして、この
ときは結構暑かったですよね。このときやっていただいて、本当にご苦労してかいていた
だいて、低くならない。ちょっと低くならない。どうなのかなと思いました。
隣の阿見では、実は土のう袋、今は敷地の中の隅に土のう袋を置いて、ブルーシートを
かけている状態だと思います。その先が今のところどこに行くかわからないということで
すよね。阿見なんかは、建設業界の協力で穴を掘って埋めるという、今後していくという
話がありました。
その先は、まだ国の方の、県もまだ決まっていないので、今のところ敷地内という話な
んですけども、基本的には敷地の中というのは、やはりいずれにしても不安の材料ですの
で、その辺を、今後はどういうふうになるのかというのも、国・県、そういうところにき
っちり村の方からも要望していただきたいと思います。その辺の話もしっかりしていただ
きたいと思います。
本当にこの地表をかくというのは、これは1度かいたから解決するという問題ではない
ので、やはり数値が高くなったら、その都度また削っていただくというふうにしたくなる
と思うんですけども、どんどん土のう袋がたまっていく。その土のう袋は、これから台風
とかいろんな雨とかそういうのでまた、漏れることはないという話はありましたけども、
その辺の心配もありますので、その辺のこれからの対応策、削った後の土のう袋の対応策
もあわせてお聞きしたいと思います。
あと、放射能に対する普及啓発ですけども、講演会をしていただけるということで、や
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っと。していただけるとありがたいと思います。ただ、こういうことは、公民館で1回で
というのはなかなか難しいんですけども、講演会を聞けない方にはぜひ資料として配布し
ていただきたいなと思います。聞けない方には、こういう話でしたと話の内容の資料を、
行政区の回覧というか配布、戸別配布でもいいですので、ぜひそういう手続もやっていた
だきたいなという要望です。
あと、配食サービスの件ですけども、非常にこれは、社協ですのでなかなかこちらの方
の、役場の福祉という関係ではちょっと離れている場所、本当にちょっとここだけ、この
前、老人福祉センター、あそこでやっているということですけども、非常に離れたところ
に1カ所ポツンと何か、これだけが向こうに行っているのかという思いがしました。本当
にこれから、こういうのはどんどん普及させて利用させていただかなきゃいけないなとい
う事業だと思います。
先ほど昼間一人になるという話もありましたけど、高齢者世帯、この方たちも結構、ほ
かの市町村で高齢者世帯にも配食サービスがあります。その辺はどうなのか、お伺いした
いと思います。先ほどの答弁には、高齢者世帯には配食するというサービスの内容がちょ
っと抜けていたので、事業対象としてそれはどうなのかということを、お話を伺いたいと
思います。
あとは費用の一部負担ですけども、本当に無料が一番いいんですけども、なかなか事業
を拡大、もしする場合のいろんな食材とかあります。非課税世帯とか本当にそういうとこ
ろには無料でいいんですけども、そうでないところには 100 円、大体ほとんどが 200 円、
300 円引く自治体があります。本当にその所得に応じた負担、そういうのもちょっと考え
て、事業をもうちょっと拡大していただきたい、回数。
それから、これは一つの会社じゃないですけども、立ち上げて、雇用にもなるし、一つ
のそういう活性化にもなるんではないかなという、そういう思いがするものですから、そ
の辺をちょっと今後、すぐではないと思いますけども、そういうこともちょっと考えてい
ただきたいなと思いますので、その点のことをよろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
○教育次長(岡田
教育次長。
守君)
山本議員のただいまの小学校の除染作業、また幼稚園の除染
作業の放射線量が、処理後の方が上がってしまったといった内容についてご説明をさせて
いただきます。
まずは、ここで大谷小学校で実施した作業前の 1.280 といったところの数字があると思
います。それを作業後に 0.131 という形でここが数値が下がったといったところで、作業
前は、耕起をしたために、もともとは 0.7 という数値だったわけですけど、それが 1.280
に上がったといったところで、これにつきましては、ここが周辺で吹きだまりになってご
ざいまして、もともとの地表の部分が表に出たといった数字なのかなと考えてございます。
そ う い う こ と で 、 先 ほ ど の 木 原 小 学 校 の 地 表 の 部 分 に つ き ま し て も 、 0.2228 が 0.258
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と い う 形 で 上 が っ て ご ざ い ま す 。 ま た 、 安 中 小 学 校 の 西 側 に つ き ま し て も 、 0.330 が
0.338 という形で除染後に数値が上がっているといったところでございますけども、これ
につきましては、そういう形で吹きだまりの部分が結構かかったのかなといったところで
考えてございます。この地点につきましては、再度除染作業を行うといったところで対処
をしたいと考えてございます。
また、幼稚園の表土は1センチを削っているという話をお聞きしてございます。それで、
土のう袋が 230 袋の搬出というようなことでは話を聞いてございます。その土のう袋につ
きましては、今、子どもたちが近づかないような、グラウンドの例えば隅であるとかそう
いうところに仮置きという形で置かせていただいているわけですけども、今後につきまし
ては、その処理をどういう方法が一番適切なのか、どういう方法が一番安全なのかといっ
たところを、今後協議をいたしまして、確認をして対処をしていきたいなといったところ
で考えてございます。
以上でございます。
○議長(石川
修君)
経済建設部長。
○経済建設部長(沼崎武男君)
山本議員のご質問、再質問についてお答えをいたします。
削り取りました土につきましては、一時的な保管方法として、ブルーシートで包んで保
管しているわけでございますが、今後につきましては、県等の方針を踏まえながら、全県
ベースでの対応、対策等に歩調を合わせて、本村でも処分方法について取り組んでまいり
たいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
保健福祉部長。
○保健福祉部長(大橋幸雄君)
配食サービスで高齢者世帯はどうなっているのかという
ことでございますけども、高齢者世帯につきましては、現在の要綱では対象になってござ
いません。
ただ、基本的に先ほど申し上げましたように、食材調達、調理、そして後片付け等がで
きない、一環した食行動ができないような方、それから調理技術や栄養知識が乏しいとい
うようなことで食の自立のできない方というようなことで、一般的にひとり暮らしの高齢
者が多いというようなことでの要綱の策定というようなことでございます。これにつきま
しては、改めて社協の方と検討をさせていただきたいというように思います。
それから、利用料を取って事業拡大してはどうかというようなことでございますけども、
これにつきましてもやはり先ほど申し上げましたように、見守り、それから安否確認とい
うのが一方では大きな目的になってございまして、それにはやっぱり地域のボランティア、
それから民生委員などの身近な方々の温かい支援事業というようなことが必要だろうとい
うように思っています。
そういった意味では、今の形態の中ではボランティアの人材の確保の面、それから先ほ
ど申し上げましたように配分金の問題等もございますので、なかなか事業拡大というよう
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なことには直接的には結びつかないのかなというように考えています。いずれにしても、
この部分につきましても社協の方と検討をしていきたいというふうに考えています。よろ
しくお願いします。
○議長(石川
修君)
村長の答弁をもらいますか。
○7番(山本一惠君)
講演会に参加できなかった方に資料配布を。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
おれじゃないです。部長だ。
○総務部長(小泉菊男君)
○議長(石川
やってください。
修君)
答弁を早くしてください。
栄君)
どうも部長さん遠慮していて、私にやれということで。
村長。
○村長(中島
今、答弁漏れというのは、講演会に出られない方に周知をどのようにするかということ
が漏れてますよということなので、これの講演会は出られない方、できるだけどういう内
容を、講演会の中で話が出たかということを文書にしておいて、欲しい方は、村の中に1
人1人全部配るというわけにはいきませんけども、そういう配布方法、各地区の区長さん
あてに回すか、もしくは今それぞれ公的な場所の測定をしたものを、ホームページ上だけ
ではなく公的なところに置いておいて配らせてもらっているというようなこともあります
ので、その辺のところまではやらさせてもらおうかなというふうに思っております。
以上でよろしいですか。
○7番(山本一惠君)
全体的に……。
○議長(石川
山本一惠君。
修君)
○7番(山本一惠君)
いろんな部署の方に、すみません。
ここの最後に村長に。全体的なんですけど、この村の安心・安全の防災、今後どうする
かということをお話いただきたいと思います。
それから、放射能に対してのことなんですけども、龍ケ崎では災害対策本部を開催して、
あと放射線対策本部というのが設置されて、情報の共有化ということを今、図っているそ
うです。何でも対策本部をつくればいいというものではないんですけども、それに匹敵す
るような何かそういう情報共有化、ホームページでもいいですけども、何かそういう一つ
の情報がその課でわかるような、今では総務ですか、そういうところでわかるような方法
をとっていただきたいという思いがします。
配食サービスに関しては、今後社協と話し合うということですので、それをしっかりと、
また定期的に聞きたいと思いますのでよろしくお願いします。
最後に村長から、全体のお話をお願いいたします。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、全体的なというふうな話を今、山本議員の方からあり
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ましたけども、実際、この防災無線、それから放射線についても、3月 11 日の東日本大
震災が起きた時点でいろんな問題が出てきたわけなんですけども、これについては、美浦
村 34.03 平方キロ、陸地の部分なんですけどね。その中、面積が茨城県の自治体の中でも
そう大きい方じゃございません。
そういう意味で、防災無線の部分、エリアメールという話を先ほど部長の方から出させ
ていただきました。これについては、来年度、ソフトバンクそしてauも含めて参入する
ということでございますので、ぜひ、ドコモもありますから、この三つともエリアメール
が発信できるようなものが決定されれば、いち早く村は取り入れていきたい。
防災無線は同報系の部分も含めて、戸別の部分も含めて、それぞれ、全部これが一番い
いよという部分のものもないような、今使われている自治体からもいろんな聞き取りをし
たところではですね。
ですから、エリアメールで、いろんな危機情報が得られない部分は、今回の3月のとき
にも民生委員さん、そしてあと消防団のいろんな広報活動で災害の部分をカバーしていた
だきました。それは、面積的にも小さい、そして、ある程度統率された組織がきちんとで
きているから、美浦の中ではこの前の災害のときにある程度、よその自治体よりは早く対
応ができたのかなというふうには思っております。
常日ごろからこういう災害が頻繁に起きているのであれば、この災害対策本部ももっと
機能ができたのかもしれません。でも、美浦村では2時 46 分に地震が起きてから、ちょ
うど 3時 、 14 分後 に は災 害対 策 本部 を立 ち 上げ た経 緯 がご ざい ま す。 そう い う意 味で も 、
総務部を筆頭部として、村職員 169 名それぞれが対応ができたのが今回の一つの、これか
らのまた災害が起きるやつの、一つの教訓として生かされるのかなというふうには思って
おります。
そういうところから、ぜひいろんなもの、学校の除染も1センチとか、場所によって濃
度が違うという部分は、それぞれ計測してわかっておりますけども、できるだけ数値を発
表させていただいて、その数値によってそれぞれの関係の方が安全なのかどうなのかとい
う部分は、その数値をもってそれぞれが判断をできるようなふうにしていきたい。
言葉だけで、「安全です」とか「安心です」という言葉では、だれも基準がないので心
配だという声は、この被爆した時点で村の方に寄せられてございます。当時はまだ、はか
る機械もなかったので、国・県から来る通達の部分で村はお知らせをしていかざるを得な
い部分がありましたけども、実際、測定した数値がそれぞれで判断基準を決めるというふ
うにも、私の方も見ておりますので、今回講演会をやるについても、以前は、「講演会を
やっただけで解決にならない。もういち早くやってください」というお話があったんです
が、実際は、「今回の放射線の問題で講演会をやりますよ。早目にやるような形をとりま
すよ」と言ったら、「講演会だけでは安心できません。できるだけ測定した数値を出して
ください」というのがありましたので、ちょっと遅くはなりましたけども、10 月 15 日に
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一応公民館の方でやるということでございます。そういうことも踏まえまして、いろんな
講演会で話があったことも含めて、啓発啓蒙には努めていきたいというふうに思っており
ます。
できるだけ、セシウム 137 は 30 年で半減しかしないというふうなことでございますか
ら、なるべく地域のいろんなところに影響を及ぼさないような処理の仕方を国の方も指針
を出してくれると思いますけども、村の方もそれにのっとって安全な処理の仕方をしてい
きたいというふうに思っております。
それから配食につきましては、きのうも議員各位 14 名の方全員が敬老会に出席をいた
だきまして、本当にありがとうございます。美浦村も、きのうは 300 名ほど 75 歳以上の
方 が 、 各 地 域 か ら 限 定 300 名 の 中 で 出 席 し て い た だ き ま し た け ど も 、 65 歳 以 上 が も う
3,000 人から超えているというところで、なかなかこの配食サービスも社会福祉協議会で
行っておりますけども、議員おっしゃるように、どこまでできるかは、村がやれと言って
もできない部分、社協の方で考えて、また、それを手伝ってくれている食改の人たちのい
ろんな意見も聞きながら、果たして、すべて支援をするだけじゃなくて自立も促しながら
やっていくのが一つのサービスの一端なのかなというふうに考えておりますので、その辺
も踏まえて、ぜひ山本議員の意見を参考にしていただいて、いろいろと検討をさせていた
だきたいというふうに思います。
○議長(石川
修君)
以上で山本一惠君の一般質問を終了いたします。
ここで、暫時休憩といたします。11 時 35 分再開といたします。
午前11時27分休憩
午前11時36分開議
○議長(石川
次に、岡沢
岡沢
修君)
それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
清君の一般質問を許します。
清君。
○2番(岡沢
清君)
2番議員の岡沢
清でございます。初めてのことでございますの
で緊張もしておりますし、ぎこちないところもあるかもしれませんので、なるべく手短に
行わせていただきます。質問通告書に沿って2点質問いたします。
まずは、住宅リフォーム助成制度の導入についてです。住宅リフォーム助成制度という
のは、美浦村であれば、村内に家を持つ方が村内の業者に住宅のリフォームの施工をお願
いすれば、その工事金額の 10%、あるいは 20%を村が助成するという制度です。この制
度によって地域経済の活性化、業者の育成にもつながるといわれています。
全国商工団体連合会の調査によりますと、2000 年 10 月段階で同助成制度を導入してい
るのは、全国で 175 団体です。同じく同団体が調査したことしの4月1日現在は、全国で
330 の自治体が住宅リフォーム助成制度を導入しています。これは、この数字が示すとお
- 77 -
り、倍にふえているわけです。倍にふえているということは、この制度が文字どおり地域
経済の活性化につながり、あるいは地域経済活性化の起爆剤になっていることを示します。
ここで、1月9日付の茨城新聞の記事を紹介します。「下妻市リフォーム補助好評
来
年度も継続」というタイトルです。読み上げますが、「下妻市内の経済活性化をねらった
市の新規事業、住宅リフォーム資金補助が好評だ。市内業者に住宅改修などを依頼した場
合、最高 10 万円の補助が得られる。同市は、本年度 300 万円の予算を充てた。受け付け
開 始 か ら数日 で 申 請枠が ほ ぼ いっぱ い と なり、 補 助 金申請 工 事 費の総 額 は 、予算 額 の 20
倍以上となる 7,000 万円に達した」ということです。
そして、この制度を利用した業者の声として、「『この機会に工事に踏み切るお客様も
いた。今、地元の業者は疲弊している。この事業は地元経済活性化の起爆剤になる』と述
べている。」ということです。
また、「この補助金申請を利用した市内の男性も、『天井や壁を解体してみると、当初
考えていなかった工事が必要だとわかった。工事費の上積み分を補助金で賄うことができ、
助かった』と喜ぶ。」と書いてあります。この記事の最後には、「下妻市長の稲葉氏が、
『予想以上の反響に驚いたが、需要を掘り起こすことに寄与できた。下妻を活性化させる
重要施策の一つ』と手ごたえを話している。」と書かれています。
さて、この住宅リフォーム助成制度の導入については、私の先輩議員である畠山元議員
が、さきの3月議会・6月議会で2度質問しています。そのときの議事録によれば、村長
からの答弁は、「市内の業者の育成、地域経済の活性化につながるということであれば、
村内の業者と検討して、どのような枠組みでやっていくのか、その返答をもとに進めてい
きたい」、村長自身も検討委員会の中でそのような方向で進むことを望むとおっしゃって
おります。
6月の定例会でも同じように答弁がされているわけですが、一つは美浦村の建設業者、
この中で稲敷地区建築組合連合会に参加している7社、七つの業者があるとお答えになっ
ています。
そして、村としては、やる方向ではあるが、さきの東日本大震災により、一部損壊・半
壊も含め 735 件の被害が出ている。仮に 1 件につき 10 万円の補助であるとすれば、7,350
万円にもなってしまうということをおっしゃっておられます。また、村内7業者だけでそ
の 735 件をリフォームするといっても、一体どれだけかかるのか、現実的でないような試
算だとそういった趣旨のことを述べておられます。
答弁の最後として、進めることで検討してはいるが、東日本大震災の 735 件の家屋被害、
そして、地震保険その他のこと等を検討して決めていきたい、そういった趣旨のことを述
べておられます。3カ月たった今、どのように検討され、今現在でどのような段階にある
のかお聞きしたいと思います。
2点目に、小中学校、幼稚園などの校庭の表土の除去についてお尋ねします。
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質問通告書を提出した段階では、まだ、各小学校において表土の除去作業が行われてい
なかったことはわかっておりませんでしたが、本日、役場執行部から「各小中学校運動会
の前の表土の汚染」ということで資料が提出されております。また、私の前の同僚議員の
質問でも詳しく述べられていますが、なぜ、小中学校や幼稚園、保育所での表土の除去作
業が急がれるかといいますと、大人と違って、子どもは細胞の活動が活発であること、体
の内部器官も大人より小さいから放射能を吸収した影響が多いということ、加えて年齢的
なもので大人よりも子どもの方が長く放射能を吸着していく期間があるということ、そう
いったことから幼稚園、小学校、中学校、そして児童館、保育所での早急な対策が求めら
れているということです。
そのことで、村独自の対策ということもあろうかと思いますが、もう一度、今現在どう
いった手順で対策を行っているのか。あるいは、きょう示されたこの結果について、重な
ることがあるかと思いますが、さらにもう一度詳しくお聞きしたいと思います。
以上、1回目の質問とさせていただきます。
○議長(石川
修君)
経済建設部長。
○経済建設部長(沼崎武男君)
それでは、岡沢議員のご質問にお答えをいたします。ま
ず私の方からは、岡沢議員ご質問の住宅リフォーム助成につきましての現況について、ご
説明をさせていただきます。
平成 23 年度、茨城県内では住宅リフォーム助成を実施している市町村は、古河市、結
城市、板東市、北茨城市、下妻市、境町、城里町、常陸大宮市、筑西市、大洗町、かすみ
がうら市の 11 市町村となってございます。
各市町村が行っております住宅リフォームの助成につきましては、地域経済対策の一環
といたしまして、市町村内の商工業の振興及び住民の消費促進を図ることを目的として実
施しておりまして、各市町村において、内容につきましては細部の設定をされているよう
でございまして、おのおの異なる条件を設定しているのが現状でございます。
まず、申請者への条件といたしまして、市町村において居住し、なおかつ自己所有の住
宅に3年以上居住していること、それから公債権の滞納がないこと、また、過去に助成制
度を利用していないこと等々が条件となってきております。
住宅リフォームの工事が対象となる施工業者、工事基準額、助成率、助成限度額をそれ
ぞれ設定をしております。
施工業者につきましては各市町村とも、当該市町村内の業者であること、工事基準額に
ついては、基準額がないところから最高 20 万円以上まで、助成率につきましては5%か
ら 10%。助成限度額につきましては、5万円から 10 万円を各市町村の規定により設定を
しております。ただし、現在、東日本大震災によりまして、当該助成を中止しているとこ
ろが2町村ある状況となっております。
受け付けにつきましては、当該担当窓口において随時受け付けが多く見られまして、古
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河市並びに筑西市につきましては、申し込み期間を定め、申請件数が多い場合には、抽選
で対応しているという状況だそうでございます。
平成 23 年度茨城県内で住宅リフォームの助成を実施している市町村につきましては、
住宅リフォーム条例を設置している市町村は、今のところございません。実施している各
市町村の状況については、以上でございます。
引き続きまして、学校などの放射線の低減策につきましてでございますが、放射能汚染
の低減策につきましては、先ほど山本議員の一般質問でもご質問があり、回答をいたして
おりまして重複するところがありますのでご、理解をいただきたいと思います。
各小中学校、幼稚園等において、児童生徒が受ける放射線量につきましては、文部科学
省が、福島県内の小中学校活動において児童生徒等が受ける放射線量についての当面、年
間 1.0 ミリシーベルトを目指すという方針を示しておるのは、ご承知のとおりでございま
す。校庭等の空間放射線量についても、1時間当たり 1.0 マイクロシーベルト以上になっ
た場合には、土の削り取りを行い、放射線量の低減を図るという状況となっております。
その後、平成 23 年8月 26 日付の福島県内の学校の校舎・校庭等の放射線量低減により、
今後の考え方が示されてきております。これも先ほど申し上げましたけれども、これによ
りまして、夏季休業等の終了後、学校における児童生徒が受ける線量につきましては、原
則、年間1ミリシーベルト以下ということ、それから校庭・園庭等の空間線量につきまし
ては、児童生徒等の行動パターン等を考慮いたしまして、毎時 1.0 マイクロシーベルト未
満を目安とするということになってございます。
以上が、国の考え方ということになっております。
村といたしましては、先ほども申し上げましたけれども、今後、関係各課との協議を経
まして、実態を踏まえた放射線量に関する方針の策定を速やかに進めてまいるという状況
でございますので、よろしくお願いいたします。
○2番(岡沢
清君)
この間の検討結果は全然お答えになっていないですね。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、岡沢議員の住宅リフォーム検討結果ということ、今、
質問の中で、全国 175 から 330 に住宅リフォームがふえましたよと。全体的に見ますと、
今、合併が促進されて 1,727 の、区は除いて、市町村がございます。そういう中で、約5
倍ちょっと下回るかなと。1,727 の中の 330 ということでございます。
茨城県の中では 11 ということで、実際6月の時点では 735 件、一部損壊、または半壊
も含めてありましたよと。でも、それから8月いっぱいぐらいまでには、もう 900 を過ぎ
まして、多分今でも受け付けをやっております。もう 1,000 件近い数に上ってきているの
かなというふうに思っております。
そ う いうと こ ろ でこの 助 成 の仕方 、 今 、報告 が あ りまし た け ども、 5 % から 10% 、 金
額も 10 万円で切るのか 20 万円で切るのかという部分もありますけども、これについては、
- 80 -
今、稲敷の建築業界の、建築の中では美浦から7社というふうな質問がありましたけども、
そちらの方と詰めていて、ぜひ建築の方に加盟している美浦村の業者も、ぜひ村で取り組
んでほしいという要請はあります。
ただ、3月以降、この件数、もう 1,000 件近い、一部損壊まで入れて上がってきている
ということで、その辺のところは6月もお話は、畠山元議員にもお話はしたんですけども、
11 あ る 茨城 県 の 自治体 の 中 でも二 つ ほ ど、震 災 が 起きて か ら この制 度 を 見直す と い う こ
とで、震災じゃないものに関してというふうな見分け方、どこを基点に震災で改修するの
か、それとも違う、震災によらない改築なのかという部分はなかなか判断がつかないと、
私は今のところ思っております。
そういう意味では、これは震災のためのリフォームだけじゃなくて、先ほども言いまし
たように震災については、損保会社の地震保険に入っていたり、農協の保険に入っていた
りと、いろいろ保険の部分で適用される方々もあると思います。
これは純粋に、議員おっしゃるように地元の業者の、要するに活性化、起爆剤になる部
分だよという話をされましたので、その辺を考えると、基準的なもの、業者と話を詰めて
いかなければならないんですが、その辺のところを震災も加味してやるということになる
と、莫大な費用になるであろうというふうには思っております。
そういうところもありますので、せっかく 11 市町がこの条例を、リフォーム制度をつ
くっておるんですが、適用されない自治体も出てくるということになりますと、これから
入っていく美浦村としては、その辺も考えて調整をしながら進めていくということを、6
月のときにも多分そういうふうなお話をしたかというふうに思います。
ぜひ、地元業者の活性化も含めて、村は検討はしていくつもりでいますけども、この震
災に対する損壊部分、半壊部分をどのようにとらえるかというのは、今、先進的にやって
いる 330 の自治体の中でどんな取り組みをしているか、また茨城県の中の 11 自治体で取
り組んでいる部分もよくその制度の中身を見ながら、村としてはどこに一番いい制度を導
入できるかを、さらに検討して、できれば早い時期にやりたいという気持ちは、6月の答
弁のときと変わってはおりません。
○議長(石川
修君)
岡沢
清君。
○2番(岡沢
清君)
今、住宅リフォーム助成制度について、村長から答弁をいただき
ました。私の質問は、6月議会で検討しますと言って3カ月たったわけですから、この3
カ月の間にどういった検討をされて、今現在どういう段階に来ているのですかという質問
なんですけれども、稲敷の建築組合連合会に7社が入るとか、地震による被災家屋が 735
から、今は 900 ぐらいにふえたということですけれども、その観点から、地震保険の観点
はあるし、そういったことも含めていろいろ検討したいということも、6月におっしゃっ
ていることなんです。
金額も、被災家屋が 735 件あるから、仮に1件につき 10 万円補助するとなれば、7,000
- 81 -
万円近くの多額の費用を要するということも、6月議会にはおっしゃっているんです。で
すから、その後どういったことを検討しているのかと質問したのに対しては、何らその3
カ月間進展がなかったと言わざるを得ません。
また、金額がかかるから難しいというのであれば、先ほどの計算でいうと、1件 10 万
円の補助だと、7,000 万円の村の予算ということになります。しかし、先ほど下妻市の例
で示しましたけれども、当初予算の 300 万円に対して、総工事費は 7,000 万、20 倍近く
にはね上がっているんです。ですから、これを率直に当てはめれば、7,000 万の予算に対
して 20 倍といえば、14 億です。
それだけ村内でお金が回り、そして、村長は稲敷の建築組合連合会と、申しわけありま
せん、言葉はちょっと適切ではないかもしれませんが、美浦村の中にあるいわゆる業者は、
稲敷に加盟している7社だけではなくて、大工屋さん、建具屋さん、ふすま屋さん、サッ
シ屋さん、そういったのを入れたら、どれだけ中小の業者が今、不況の中で困っているか
ということなんです。
別にその7社にだけ仕事を与えるのではなく、不況で仕事がなくて困っている人たちに
仕事を与え、そして、村内の経済の活性化を図ろうということですから、じゃ先ほど、古
河市では、受け付けで申請して、もう定員になった場合は抽選という方法もとられている
わけですから、そういったことも検討できるわけです。
また、ほかの市町村では、1年間の事業ではなくて、1年半とかあるいは5年間という
長い期間をもって事業をやっているわけですから、仮に 700 件、800 件の申請があったと
しても、そういう長い期間をもって考えればよろしいのではないかと思います。そういっ
た観点から、もうひとつ踏み込んだ検討をしていただきたいと思います。前向きに検討し
てもらうのは大変うれしいんですけれども、検討しているだけではなくて、一歩踏み出し
ていただかなくてはならないと思います。
次に、校庭の表土の除去作業についてですけれども、まず、きょう、これまでの除染の
結果ということで資料が提出されていますが、これを見ると、文部科学省の通達どおり5
点方式、つまり四隅と真ん中ではかって、その平均値を参考値として出している学校もあ
れば、2カ所だけはかっている、そしてその数値を提出しているところもあれば、4カ所
というところもあります。
文部科学省の通達でさえ5点方式というわけですから、まずは、測定の仕方を統一しな
ければ、明解なデータというのは得られないかと思うんです。はかる人の主観ではかって
いたのでは、データというものは信頼性が生まれません。
そして、この中に疑問になることがあるんですけども、「大抵はスコップやレーキなど
を使って表土の除去を行った」と記されているんですが、木原小学校、1枚目の木原小学
校ですけれども、それから、次の次の安中小学校ですけれども、「鎖用機器」、「表土を
取り除く」となっています。
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私なりの解釈なんですけれども、鎖を引っ張って表土の除去というのができるんでしょ
うか。平らな物で、角スコップやレーキやそういうような物で表土の除去をすれば、確か
に均一に表土は除去できますけれども、鎖を引っ張って表土を除去するという方法は、一
度掘り起こした土をまた元に残してしていくような作業だと思うんです。この作業はちょ
っと納得がいかないんですけれども、その辺に関してお答えいただきたいと思います。
また、何で、文部科学省でさえ5点方式ではかるようにと通達を出しているのにかかわ
らず、このように測定箇所によって変化があるのかお聞きしたいと思います。
その測定の仕方に関してなんですけども、資料でお配りしていますのでごらんになって
いただきたいんですけども、これは茨城県立の土浦養護学校で8月6日に測定作業を行っ
た結果です。
測 定 者は、 茨 城 県高等 学 校 教職員 組 合 です。 ざ っ と数え た と ころ、 40 カ 所測 定 さ れ て
います。地表です。②の中で地表1メートルというのもありますけど、ほとんどが地表で
はかったデータです。これによると、一番右上の方の「全体の経過と特異圏」とある中で、
敷地全体は 0.30 マイクロシーベルト前後ということです。
しかし、屋内運動場、当該の、渡り廊下の雨どい下は、最高値で 6.55 とあります。
次 に 、 舗装 面 、 土 の集 ま っ た とこ ろ に 、 1.00 マ イ クロ シ ー ベ ルト 以 上 の 高い 数 値 の 場
所があるということです。
そして、さらに4番目として、教室前テラスの下の芝生際が「0.7 以上のところ多数」
とあります。この資料の真ん中の左側あたりを見ていただきますと、ここは校庭になって
いるんですけども、平らなところです。この数値を見ると、大抵が 0.3 マイクロシーベル
ト前後となっています。つまり同じ校庭の敷地内でも、雨どいの下や側溝などにかなり高
いところもあれば、校庭の運動場のように、大体平均して 0.3 マイクロシーベルトという
ことになっています。
これは何を意味しているのかというと、放射能の除染、校内の表土の除染を行うには、
ただグラウンド一面をやるとかそういったことではなくて、事前に綿密に測定をして、じ
ゃ、高いところからやっていく。高いところを先に徹底的にやっていくということで、校
内の放射線量を最大限低く抑える、最大の効果を上げて除染活動をするための測定が必要
だということを意味しています。
村執行部の提出した除染作業の放射線量でも、先ほど測定箇所はさまざまだと言いまし
たけれども、2枚目ですけども、9月 13 日実施の大谷児童館並びに木原児童館、これは
ほかの小中学校に比べて、データとしては数値が高くなっています。これはどうしてなの
かというと、ほかの測定が5点方式でやっているのに、この大谷児童館と木原児童館とい
うのは、あらかじめ高いであろうというところを測定して、そして、その数値を得た上で
除染作業を行って除染しているから、これだけ下がっているということなんです。
どうしてこのようなことが必要かと言われますと、役場執行部も国や県との情報伝達、
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あるいは情報収集を行い、村独自のマニュアルといいますか方針を作成しているとおっし
ゃいましたけれども、私もきょうの朝の茨城新聞を見たんですけれども、茨城県の生活環
境部、原子力安全対策課で、県の「幼稚園や保育園における放射線量低減化対策に係る手
引き」というのを出しています。8月 29 日付で。もしかしてごらんになっているかもし
れませんが。
そこには、5点方式を測定のビジョンとしながらも、高いと思われるところ、雨どいや
側溝、土だまり、岩を測定しなければならない、除染の前に。そして、測定した上で、高
いところを把握した上で除染するということが言われています。
また、使用する道具については、角スコップやレーキなど平なものというのが薦められ
ています。その面でも私は、鎖で除染活動をやったということがどうなのかなと。それが
どうしてもお聞きしたい点なんですけれども。
以上、長くなりましたけれども、その点でお答えをお願いします。
○議長(石川
修君)
岡沢
清君の一般質問の途中ではございますけれども、ここで昼
食のため休憩といたします。再開は1時といたします。
午後零時09分休憩
午後1時00分開議
○議長(石川
岡沢
修君)
それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
清君の一般質問の途中でございましたので、岡沢
清君の答弁を求めますけれど
も、その前に、執行部の方より提出がございました資料について間違いがございますので、
保健福祉部長の方から、報告というか訂正の答弁をお願いしたいと思います。
保健福祉部長。
○保健福祉部長(大橋幸雄君)
先ほどの議員の皆様のお手元に、除染作業の放射線量に
ついての資料が配付になっておろうかと思いますけれども、うちの方の所管のまず児童館
でございますけども、大谷児童館の雨どいのところがミスプリがございました。おわびし
て訂正申し上げます。
「0.115」が「1.115」でございます。
それから、木原児童館の一番右側の駐車場内と。この駐車場内につきましては、すべて
舗装になってございます。その作業後の 0.519 というのは、除去した土のうを置いたとこ
ろを測定したということで、高い数値となっております。申しわけありませんでした。
○議長(石川
修君)
それでは、岡沢
清君の一般質問の答弁を求めます。
経済建設部長。
○経済建設部長(沼崎武男君)
それでは、岡沢議員のご質問にお答えしたいと思います。
住宅リフォームの村としての取り組みの状況でございますけれども、今、都市建設課に
おいて各市町村の手法、それぞれ負担率、負担率というか工事基準額や補助率、それから
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限度額等、設定が統一されておる状況ではございませんので、美浦村として、どういった
基準額で、どの程度の助成をするべきか等々についても検討を重ねているところでござい
ます。
したがいまして、年度途中でございますから何とも言えませんけれども、来年度の年度
の予算の段階で、そういった部分が組み込めればというふうに考えておりますので、ご理
解をいただきたいと思います。
○議長(石川
修君)
○教育次長(岡田
教育次長。
守君)
それでは、岡沢議員のまず5点の測定、5ポイントの測定が
なされていないといったところのご説明でございます。
この 5 点測定につきましては、本村では7月 11 日、新たに測定器を購入して、各小学
校に1台ずつ配置になったといった時点で、7月 11 日より測定を開始をしております。
それで、ここの部分でお手元の資料に各、非常に、その5点測定が載っていない値が出
ているといったところのご指摘でございますけども、これにつきましては、実際1回目の
表土除去に続いて、2回目の除去したところのその部分的なところだけを測定をしたとい
ったところの数値がここに載っけてございまして、そういうことでご了承いただきたいと
思います。
それと、あと鎖を引っ張っても除去にはつながらないんじゃないかといったご指摘でご
ざいましたけども、これにつきましては、学校で「鎖」と言っているものは、網状になっ
たレーキでございまして、それを車で引っ張って、表土とあとは上の砂、表土の砂の方を
引いて、それを最終的に土のうに入れて、それを別なところに重ねておくといったような
状況でやったものですから、その鎖というものは、一般的に学校で言っている鎖というも
のをここで誤表記してしまったといったところで、そういうことでご理解を賜りたいと思
います。よろしくお願いいたします。
それで、7月 11 日からの測定に関しまして、詳しい内容につきましては、教育長の方
が答弁を申し上げますのでよろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
○教育長(門脇厚司君)
教育長。
今、私が美浦村の教育委員会の総責任者という立場にあります
ので、この問題について、基本的にどういうような考え方に基づきながら、どういうふう
に対応してきたかということについて説明しておいた方がよろしかろうということで答弁
をさせていただきます。
先ほど来の岡沢議員の質問の仕方を聞いていますと、どうも我々がいい加減なことをし
てきているんじゃないかとそういう何か疑いがありながらの質問かなというふうに思って
いましたので、その疑いもできるだけ晴らしておきたいというようなこともあって、ここ
に登壇いたしました。
ここに持ってきたのは、私個人が持って、これまでの、これまでのというのは、3月
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11 日 以 降、 正 確 にきち ん と した測 定 を し始め た の は5月 以 降 であり ま す けども 、 5 月 以
降さまざまな形で入手した資料、また、ここにはすべて我々の責任で測定をした結果、あ
るいは県が測定した結果だとかいうようなさまざまなデータを全部、手元に持っておりま
す。それをもとにしながら、5月以降の対応の仕方についてご説明しておきたいと思いま
す。
まず、5月の段階で県から1台の測定器をいただきましたので、それに基づいて、毎日、
その測定器をもらった以降、毎日、保育所、幼稚園、三つの小学校、中学校、それから養
護学校も含めて測定をしてきております。一週間毎日、今申し上げたところを測定してき
ております。その結果を、1週間の結果を見ながら、ぶれがないというようなことを確認
した上で、これは、毎日毎日これだけのところを職員が交代で測定していた大変さを私は
見ていましたので、とにかく、じゃ、これだけぶれがないというようなことが確認できた
ので、週1回にしましょう、というようなことで5月以降は、ずっと週1回、今申し上げ
たところを測定してきております。
先ほど岡田次長からも話がありましたけども、7月 11 日以降、どういうような測定を
してきたかということの説明がありましたけども、その前に私の手元の資料では、4月6
日付で学校等における放射線量の測定に対する打ち合わせということを、全部の関係、保
育所から中学校まで各関係者にしていただいて、ここの手元にある、こういう資料、これ
には5点法という、この図示までしながら、また測定器の測定の、こういうふうに測定す
るんですよとこういうような説明書も、資料として配付しながら、こういう形できちんと
測定しましょう。
週2回、月曜日は木原小学校、どこどこどこ、というようなローテーションを決めて、
これもローテーション表がきちんとありますけれども、週2回ずつこれをやりましょう。
その結果は、環境放射線測定記録簿というものも事務局でこういうふうにつくって、これ
に、ぶれのないような形で、どこもこの様式に従いながら報告してくださいというような
ことで、ずっと報告してきた結果は、ご承知のとおりメールで配信をしておりますし、そ
の学校ごとでは、学校ごとの結果を校内にきちっと提示するというようなことを続けて、
今日まで来ております。
さらに言えば、プールの水はどうなっているのかというようなこともありましたので、
これも大谷小学校を一つのサンプルにしながら、3回、過去にたまっていた水がどうなっ
ているかということを、プールの水をさらう前に1回、さらった直後に、水を入れかえた
直後に1回やっていますし、夏休み前にもう1回やっている。3回やっております。
また、通学路についても測定してくださいというような要望がありましたので、その通
学路についても、夏休み、三つの小学校でありますけれども、大谷小学校については、通
学路 25 カ所、木原小学校についても同じく 25 カ所、安中小学校については 19 カ所の測
定をしております。
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その結果は、その中の5カ所のみ 0.4 以上ということで、これは通学路についてはほぼ
安全だろうというような判断を下しております。
通学路は当然、ある1カ所に長時間滞留するということじゃなくて、ある1カ所を通過
するのは2∼3分ぐらいの、長くとも2∼3分ぐらいで通過していますので、そういうよ
うな観点もあって、通学路については安全だろうというようなことで今日まで来ておりま
す。
基本的な、とりあえず、まだ村のきちんとした、文章化した方針は決まっておりません
けども、教育委員会サイドでこんなような、次のような考え方で対応してきていることも
追加して説明しておきたいと思います。
まず基本的には、今、世界どこを探しても、これこれこういうような形の対応をしたら
100% 安 全で あ る という よ う な基準 と か マニュ ア ル とか方 針 と いうの は 、 これは ど こ に も
ございません。
○議長(石川
修君)
○教育長(門脇厚司君)
○議長(石川
修君)
教育長に申し上げます。
はい。長くなりました。
質問には制限時間がございますので、簡潔な答弁をお願いいたし
ます。
○教育長(門脇厚司君)
わかりました。
また、この問題は長期化するということ。だけども、我が子を持っているお母さん方・
お父さん方が心配されるということは当然だということで、我々としては最大限、村が今
できる限りの最大限の範囲で誠実に対応してきているということも申し上げておきたいと
思います。もっともっといろいろ説明したいんですけれども。
ということで我々がこれまでやってきた測定の仕方、データで、またデータについては、
これは一切、一切隠すなと。全部我々が入手したデータについては、すべて公表するとい
うことを原則としながら対応してきているということで、我々の誠意と、やってきたこと
の正確さというか、いい加減なことをしながらここまでやってきたものではないんだとい
うこともご理解いただきたい。その上で父兄の協力を得ながら、できるだけ安心感を高め
るために除染作業もやってきているというようなことを理解していただきたい。その基礎
になるところは、かなりきちんとやってきたということを前提にしながらの除染作業であ
るということもご理解いただきたいと思います。
ちょっと長くなりましたけど、ご理解のほどよろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
岡沢
清君。
○2番(岡沢
清君)
まず、住宅リフォーム助成制度についてですけども、経済建設部
長から、年度の途中であるので、今、さまざまな件で検討していると。それで、来年の4
月を視野に入れてという言葉がありましたので、今言われたような検討内容をつぶさに検
討、なるべく早く検討していただいて、来年の4月に予算化できるようにしていただきた
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いと強く要望して、住宅リフォームについては質問をこれで終わりとします。
また、学校の表土の除去に関してですけれども、私はいい加減だと言っているつもりは
何もありません。ただ、村長も教育長も答弁されたように、この放射能汚染問題は、いつ
になったら収束するのかまるっきりわかりません。どうしたら 100%安全な対策をとれる
のかということも、まるっきり雲をつかむような話です。じゃあ何をすればいいのか。今
できる最大限のことを最速でやるべきです。じゃ、最大限のことで最速というと、どうい
うことなのか。
私が示しましたけれども、県の生活環境部原子力安全対策課の取りまとめた「保育園・
幼稚園等における放射線量低減化対策に係る手引き」、ことしの8月 25 日でまとめられ
ています。これを見ていただければ、よく、除染前の測定、除染後の測定、また除染して
も低減が、余り下がっていないところはもう一度やり直すとかいうこともあるわけですか
ら、そういったことを踏まえて、村内で小学校・中学校で除染活動をやるに関しては、せ
っかく父兄の皆さん、教職員の皆さん、暑い中、汗をかいてやってくれているわけですか
ら、やはり効果のある作業をやってほしい、そういう趣旨で言っております。
なお、つけ加えておりますけれども、先ほど答弁の中で、除染の基準となるのは毎時1
マイクロシーベルトということで答弁いただいていますけれども、これはどういう根拠で
出てきたかというと、児童の健康への安全という観点はまるっきりないんです。なぜこう
いった1マイクロシーベルトが出てきたかというと、これは福島なんです。
私は、8 月 12 日に文部省の担当官と会って直接確かめたんですが、福島の小中学校で
実験的に除染をやった。1センチ、2センチ、3センチ、5センチと、最初はかなりのレ
ベルで低減したんですけれども、5センチ掘っても7センチ掘っても、1マイクロシーベ
ルト以下には下がらなかったから、どこでやってもそれ以下には下がらないだろうという
前提のもとに全国に通達を出して、1マイクロシーベルトとなっているわけです。
ですから、1マイクロシーベルト以下だったら、この健康に影響はないという根拠はま
るっきりないんです。ですから、私が言っているのは、最大限のことをやらなければなら
ないんじゃないかと。
それから、学校の校舎や校庭における利用に関する判断で、暫定的に 3.85 マイクロシ
ーベルトという基準も出されていますが、これは大人も子どもも関係ないんです。実際確
か め た ん です が 。 実 際に は 子 ど もの 方 が 放 射能 に よ る 影響 を 受 け やす い の に 、こ の 3.85
マイクロシーベルトというのは、大人と子どもの区別が何らないと。
そういったことを、「子どもに対する健康被害という観点で検討はするべきじゃない
か」と言ったら、「今後の検討課題だ」と言うんです。つまり何ら検討されていないんで
す。ですから、子どもの放射能の影響を最小限に抑えるめには、最大限のことはやってい
ただきたいということです。
福島原発事故の収束の道筋は、まだまるっきり立っていません。商業用原発で事故によ
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る大量の死者が出たのは、1986 年のチェルノブイリ原発です。25 年5カ月がたっていま
すが、いまだに収束していないんです。原発周囲 30 キロ以内にはいまだに立ち入り禁止
です。チェルノブイリ原発の北東部 300 キロ地点では、100 カ所にわたるホットスポット
といわれる高濃度の汚染地域がいまだに存在しているんです。25 年たっても。
ですから、25 年たって、あるいは 30 年たって、今ここにいる我々が子どもたちに何か
しようということはできないんです。ですから、今、最大限のことをやっていただきたい。
これは、いたずらに騒ぐことでも、不安をあおることでも何でもないと思います。
以上、私の質問とさせていただきます。
○議長(石川
修君)
答弁はよろしいですか。
○2番(岡沢
清君)
校庭の除染に関してだけ、答弁お願いします。
○議長(石川
修君)
岡沢
清君に申し上げます。質問の時間は既に超過してございま
すけれども、明解な答弁を得るために特に許します。
教育長。
教育長、簡潔にお願いします。
○教育長(門脇厚司君)
はい。今の岡沢議員の、前提とか、今何をすべきかということ
については、全く私の考え方と同じであるというふうにお聞きしました。聞きました。と
いう方向で今後もきちんと対応していきたいと思います。
○議長(石川
次に、林
林
修君)
以上で、岡沢
清君の一般質問を終了いたします。
昌子君の一般質問を許します。
昌子君。
○8番(林
昌子君)
それでは、通告に従いまして、防災対策と村長1期目実績につい
て質問をさせていただきます。
まず1点目、防災対策における罹災証明発行家庭への対応について質問をいたします。
このたびの震災における本村の被害状況は、皆様ご承知のとおり、全壊・半壊・一部損
壊件数が 902 件と、本村始まって以来の大被害を受けました。今現在、8月1日現在の美
浦村の世帯数は 6,808 世帯です。そのうちの 902 件ということは、7、8世帯のうちの1
件はこの被害に遭っているという大きな問題となっております。
3月 11 日の地震が起き、災害対策本部をいち早く立ち上げ、先ほど村長の方からもご
説明がありましたけれども、村内全域の被害状況を把握することに全力を注いでくださっ
たことに敬意を表するものであります。
また、ひとり住まいの高齢者の方に3万円のお見舞金を支給。そして、罹災証明書発行
窓口を早期に設置し、届けられた被害場所の写真撮影、罹災証明書発行までをスムーズに
滞りなく行っていただきましたこと、職員の皆様の不眠不休の対応に感謝を申し上げます。
し か しなが ら 、 修繕費 に つ いては 、 一 部損壊 家 庭 でも屋 根 が わら修 繕 だ けでも 最 低 50
万円から 100 万円以上かかっております。しかし、かわらだけでなく、屋内外の壁のずれ
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によるひび割れ、塀や墓の崩壊、土地の陥没、家電製品の故障と、総額ははかり知れず、
修理したくても費用がなく、まだ手がつけられないでいる家庭が多い状況です。
美浦村公明党といたしましても、村長選挙にて村民の指示を得まして、中島村政2期目
スタートされたすぐ後に、震災に対する要望書を提出させていただきました。先ほどの山
本議員が質問した内容しかりですが、お見舞金のことも要望し、その場で近隣の状況を見
て対応するとのお返事でした。
しかしながら、近隣のほとんどの自治体が一部損壊家庭に1万円のお見舞金が支給され
ておりますが、本村は実施されておりません。この震災より半年が過ぎてなお、罹災証明
書の申請があると伺いました。今後の美浦村の対応に対する期待度のあらわれではないか
と推察されます。今定例会に、美浦村災害見舞金等支給条例の案件が出されておりますが、
そういう意味で、お見舞金というのではなく、修繕に対する助成が必要であると考えます
が、村長の見解をお尋ねいたします。
これは、当初の予定でこのように言う予定でございましたが、先ほどの岡沢議員の住宅
リフォームの制度と重なる内容になってくるかと思います。それを受けまして、先ほどの
答弁では来年度予算ということでございましたが、できれば今年度予算の補正で組むこと
ができないかどうか、その件をあわせてお尋ねをさせていただきます。
次に2点目、村長1期目実績における行財政改革と福祉サービスについて質問をいたし
ます。
村 長 の1期 目 の 公約に 、 行 財政改 革 の 一環と し て 村長給 与 の 20% 削 減 がうた わ れ 、 時
限立法において、平成 19 年5月 15 日から平成 23 年5月 14 日までの期限つきの時限立法
で実現をされました。これは、多くの村民に理解され、支持されたと評価するものであり
ます。しかしながら、2期目の公約にはうたわれておりません。
村長選挙にて村長を支持された方々の中には、20%削減を評価し、2期目もそのままで
あると評価し投票された方が多くいらっしゃいました。今定例会にて村長の給料の増額補
正がされておりますが、これは時限立法が解かれ、書類上必要な手続的なものなのか、ま
た、実際のところ、今後はどのようにお考えなのか、村長の見解をお尋ねいたします。
また、さらに福祉サービスの向上として、子育てから介護まで安心生活の推進の一つと
して、デマンド交通、いわゆる「やまゆりタクシー」の運行開始をされ、議会としても強
く要望してまいりましたので、第一歩としてスタートできたことは評価するものでありま
す。
村長選挙用チラシに、この件に関し、うたわれている文言を紹介させていただきます。
「今後、運行可能範囲の拡大を推進していく」とありました。どのように拡大を考えられ
ているのか、具体的に村長の構想をお伺いいたしたいと存じます。
その構想の中に、地元業者の利用向上と、利用者の利便性の向上のため、現在のさくら
観光1社だけではなく、地元のタクシー会社との連携は考えられないものか、重ねてお尋
- 90 -
ねをいたします。
明解なる答弁をご期待申し上げ、第1回目の終わらせていただきます。
○議長(石川
修君)
総務部長。
○総務部長(小泉菊男君)
林議員質問の被災家屋の修理費助成制度について、お答えさ
せていただきます。
最初に、本村の罹災証明の発行状況でございますが、8月末現在で、非住宅の全壊が1
戸、大規模半壊が住宅7戸、非住宅が1戸、半壊住宅が 11 戸、非住宅5戸、一部損壊住
宅が 784 戸、非住宅 93 戸、合計で 902 戸となっております。
一部破損の 877 戸の被害の状況を見ますと、屋根がわらや壁が落ちた被害の大きなもの
から、壁のクロスが裂けたりよじれたりと、比較的被害の小さなものまでさまざまでござ
います。
次に、これら被災世帯の国の支援制度及び全国的な規模での義援金制度についてご説明
いたします。
国の支援制度としましては、阪神淡路大震災を受けて平成 10 年5月に成立した「被災
者生活再建支援法」がございます。自然災害により居住する住まいが全壊するなど生活基
盤に著しい被害を受けた世帯に、支援金を支給する制度でございます。
本 村 の被災 世 帯 につき ま し ても、 こ の 制度に 基 づ き、被 害 の 程度に よ り 、 60 万 円 か ら
360 万円程度の支援金が支給されております。また、全壊・半壊の世帯につきましては、
日本赤十字社等に寄せられた全国からの義援金が、1世帯当たり 60 万円弱支給されてお
ります。このように被害の大きかった被災者に対しては国の制度が整っておりますが、比
較的小規模の被害に対しては、国としての助成制度は整っていないのが現状であります。
林議員の質問は、これら国の制度の対象とならない一部損壊の判定となった家屋の修繕
について、村が助成すべきとのご指摘であろうかと思います。そこで、茨城県内でこれら
の被災家屋の修繕に対する助成制度を行っている自治体を調べてみますと、9月4日現在、
北茨城市、高萩市、常陸太田市、日立市、大洗町、鉾田市、土浦市、常総市の8市町で、
比較的被害の大きかった県北地方の市が中心であり、助成制度を実施している自治体は少
数にとどまっております。
また助成金の上限額は、常陸太田市が 20 万円、鉾田市が5万円、その他の自治体は 10
万円となっており、予算総額は少ないところで 5,000 万円、多いところで 5 億 8,000 万円
を計上しております。被災家屋の修理費につきましては、地震保険・共済等で被害の補償
がされている世帯もあること、雑損控除等税制上の措置もあること、また、仮に助成制度
を創設した場合、多額の財源が必要となります。さらに、補助対象が個人財産のため、公
益性の問題、過去の自然災害被災者との平等性の問題等が予想されます。
仮に村単独で制度を創設する場合、すべての被災者を対象とするか、あるいは福祉施策
として経済的・社会的弱者を対象にするかなどの制度設計上の問題等、多くの課題・問題
- 91 -
点が挙げられます。
こうしたことから、本村としては、国に対して一部破損等の被災者についても支援を行
うよう、支援制度の創設を強く要請してまいりたい。また、村単独での助成制度の実施に
ついては、隣接自治体の動向、県内の自治体の対応等も見きわめながら、慎重に検討して
まいりたいと考えております。
以上、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、林議員の質問にお答えしたいと思います。
今、防災対策の一部助成、被災に遭われた方については、総務部長の方が、近隣でやっ
ている部分と、先ほど岡沢議員の中でも出てきましたけども、早急に1万円ずつやった自
治体が、稲敷市とか龍ケ崎市、河内町でやりました。
美浦では、まず被災された独居老人のところには、建設業者の協力を得て、早目に雨漏
りがしないような対策をやったりとか、そういうブルーシートの配布とか、そういうこと
をやってまいりました。それで美浦の中では、そういう災害の部分で弔慰金とか見舞金が
制度がなかったものを、今回条例を、制度をつくって、やろうというようなことで対応を
今しているところでございます。
被害状況によって、各市町村それぞれが金額が変わってくると思います。今言ったよう
に、5億以上もかかるような部分も出てくるというところもございますし、今、部長の答
弁がありましたように、村としてもその辺は慎重に考えていきたいということは、私も同
じに考えてございます。
それから、私の行財政改革1期目の実績ということを議員の方からお話があります。私、
1期目は五つの公約を掲げさせていただきました。
「 行 財政改 革 」 、当然 そ の 中には 私 の 給与 20% 削減 、 そ れから 財 政 基盤の 確 立 とか 経
費の見直し、そういうものも入れさせていただきました。二つ目が「教育・子育て環境の
充実」と、三つ目に「生涯学習と福祉サービスの向上」、四つ目が「農水産・商工業の活
性化と振興」、五つ目に「村民一体による協働のまちづくり」と、この五つを掲げさせて、
4年間やってまいりました。
これについては、私が掲げたから評価をするというのは、2期目の選挙戦のとき「何も
やっていないじゃないか」というような声も言われたことがあります。しかし、今、福祉
の部分でデマンドタクシーも始まりまして、もう、ことしが4年目に入りますか。
そういうことで、やっている、やっていないは、村民が1万 7,347 人かな、村内におり
ます。多分、二つの大きな目で村の行方、議員も同じだと思いますけども、私も同じ目線
で見られているんだなというふうに思っております。そういう意味では、評価は私がすべ
きではなく、村民がそれをするんだろうというふうに思っております。そういう意味でも
私が「これをやった、あれをやった」と言うことではなく、村民の目線でそれを感じ取っ
- 92 -
ていただくというのが私の実績なのかなというふうに思っております。
それから、このデマンド「やまゆりタクシー」なんですけども、これの要するに運行範
囲の拡大というのは、実は美浦のこのやまゆりタクシー、デマンドタクシーというのは、
自治体の中を運行するということなので、美浦村が行っている、今、阿見町の医大まで行
っているのは、異例なんですね。通常できないんです。
ですけども、美浦の事情として、住民が暮らす生活の中でどうしても医者にかかる部分
が、 阿見 の 医大 にか か る方が 40%近 くが 利 用す ると い うこ とを 陸 運事 務所 に お願 いを し 、
申請をしていた経緯があります。しかし、阿見のタクシー業者が、「阿見町に入ってもら
ってはだめです」で、なかなか許可が出なかったんです。
それで、急遽受け入れてくれる、うちの方の住民を受け入れてくれる、診てくれる医大
の方で、美浦村さんがこんなに利用をしてくれているのに、美浦村から安い料金で来れな
いのは、これはタクシー業者の意見だけでとめられては困る、ということで、今の院長で
はなく、前の松崎院長でしたっけか、その方とお話をしたらば、阿見町に入っている二つ
のタクシー業者、医大の構内に入っています。
当然、美浦村の方も前は使っていたというふうに思いますけども、美浦村のデマンドが
行くと、タクシーの売り上げが下がるということがあって、民間を圧迫するよということ
で反対をされてきました。しかし、医大の方から美浦村から入るものについては、病院も
許可をしたいので、タクシー業者の方もお願いをしたいというふうな院長の指示で許可が
得られた。ですから、自治体をまたいでデマンドをやっているのは、多分美浦村だけだと
思います。
その後、ことしで4年目を迎えますけども、利用者からは、もっと範囲を広げてお願い
をしたいというふうに要望がございます。確かに利用者もふえてきていますし、議員おっ
しゃるように、これは5年という一つの区切りで、今の事業者さくら観光さんが3社の入
札の中で行っているわけなんですけども、議員おっしゃるような「タクシーならば、どこ
でも使える」という部分も踏まえれば、これからは検討する余地はたくさんある、その方
が利用者の利便性がもっと高まるのではないかな。阿見町のタクシーも踏まえて、同じ条
件でできれば、阿見町の中も行けるかもしれない。
阿見町で今、暫定的に公共交通の部分をデマンドに切りかえてやっています。阿見町で
も土浦市まで乗り入れたいんですが、できない。実際、荒川沖駅のところまで送りたいん
ですが、荒川沖駅は土浦市ということで駅まで乗り入れができない、ということで暗礁に
乗り上げています。そういう意味で、自治体を乗り越えたこういうデマンド交通が確立さ
れれば、ある程度低料金で利用者の足というふうになっていくのかなというふうには思っ
ております。
これについては、福祉介護課の方で阿見町の方と詰めるという話なんですが、阿見町は
まだ試運転段階。市場調査含めて、そこまで、まだ正式に運行まで至っていないというこ
- 93 -
とがありますので、美浦村とのいろんな協議のところでもまた、なされていないというの
が。
美浦村からは投げかけてはおります。実際、美浦村から出ていた高速バスも打ち切られ
てしまうというような、それは利用者の減が響いてきているということがありますけども、
どうしてもここに住む人の生活の足となるようなものが確立されれば、いろんな面で過疎
化に進まなくてもいいのかなというふうには思っております。
ですから、タクシーの参入は、私は大いにありきだというふうに思っております。それ
には阿見町のタクシー会社も含めて同じ条件の中で、できれば土浦まで入れてもらうと、
一緒に料金は多少変わってくると思いますけども、その辺、これからの協議の中で拡大解
釈するわけではございませんが、そういうふうになっていただくことが、住民の足として
いいのかなと。
そ れ で、途 中 漏 れまし た け ども、 2 期 目の 20% 削減 し な かった こ と につい て 、 何に 、
どのようにお考えなのかということを言われていると思いますので、これにつきましては、
私もいろいろと歩きまして、「削減した金はどういうところに使っているんですか」、
「どこに反映されているんですか」という声を言われました。
しかし、これに使っているという明解な答弁は出せないんですね。限定して、これにだ
け使うということはできません。そういうことで自分としては、教育と福祉と環境、ここ
が一番私としては張りつけるのにいいのかなと。そういうものに使うような形をとってい
きたい。
県の環境課の方からも、霞ケ浦の浄化問題、いつになっても進まない。ですから、村も
お金を出して、下水道・農業集落の排水を接続するように、村独自でもお金を出してくだ
さいというような話も来ております。
しかし、これについては、意識がどこにあるのか。加入する人の意識だと私は思います。
ですから、その辺も踏まえて、霞ケ浦の今の環境、霞ケ浦をよくすることイコール美浦村
も霞ケ浦を、32.54 平方キロメートル、霞ケ浦が今度美浦村になりましたので、よくなる
ことにはいろんな面で協力をしていきたいというふうに思っております。
○議長(石川
○8番(林
修君)
昌子君)
林
昌子君。
ご丁寧に答弁いただいたんですが、ちょっと時間も限られており
ますので再質問させていただきますが、修繕費の方に関しては、国支援制度を強く要望し
ていくということと、国内の事情・動向をよく見ながら慎重にやっていくという答弁なん
ですけれども、それでは全然先が見えないんですね。
もう半年たっていますし、いろいろ防災倉庫の設置をしたりとか、いろんな防災関係の
ことに大分補正を組みながら予算を割いていただいているのは重々承知しておりますけれ
ども、先日、村長もおっしゃっていましたけども、直下型地震がある可能性があるという
中に美浦村も入っているんですよね。
- 94 -
例えば平成 17 年7月に中央防災会議がありまして、首都直下型地震対策専門調査会報
告において、茨城県南部地域におけるマグニチュード7級の地震が発生した場合に、著し
い被害を生じるおそれがある地域として、南部の利根町からさかのぼって、ひたちなか市
に及ぶ 32 市町村が挙げられているということ、これもご存じだと思うんですけれども、
その中に美浦村が入っているわけなんですよね。
ですので、今回の震災を一つの教訓としながら、この次、震災があったときに万全の体
制を組むための方策を今やらなければ、いつやるんでしょうか。これを来年再来年と申し
送りして、だんだん痛みがうすらいできて、そのときになってどこまで真剣に、こういう
ことになったときにはどうしたらいいかという危機管理を持った方策を考えていけるのか
どうかということを考えると、今、痛みを感じているときだからこそ組める内容があると
思うんです。
で す ので、 実 質 、今、 美 浦 村のひ と り 住まい も 県 のデー タ で 見ると 、 44 市町 村 中 5 位
という、すごく多くの方がひとり住まいでおります。そういう方が、例えば自宅にいない
ときに震災があったときに、自分の家のことが全然かまえないですし、また、何かあった
ときに助けに行くこともできない。そういうような状況が今の美浦村です。
そういう中で、経済的に厳しい。現実、美浦村も財政力指数も下がりまして、今、平成
22 年度の財政力指数も、美浦は 0.907、隣の阿見町は 0.927 と、東海村 1.69。本当にあ
れだけ阿見には借金があると言っていた時代がありましたが、今は阿見に負けております。
こういう財政のときに、何に重点的にお金を使うかということを今危機管理をもって、
庁内挙げてこの防災対策に、これだけ何人もの同僚議員が質問しているわけです。もう3
月、6月、9月と。その中で、その答弁が「来年度」とか、また、「前向きに答弁」とか
そういうような答弁では、もう議員も納得できない状況にきているんです。ですので、何
とか近隣を見ながら、近隣も動いていますので。その財政の厳しいところをどこから持っ
ていくかとか、そこに知恵を働かせるのが執行部の知恵の出しどころだと思うんです。
ですので、今必要なときに必要なところに手厚くしていく、そういう知恵者の集まりだ
と私は思っておりますので、どうか職員全員で力を合わせて、職員自体も、自分のうちが
被災をされても災害対策本部に詰めて村民のために動いてくださった方々の集まりじゃな
いですか。ですので、その痛みは十分職員も知っていることですので、その痛みを知って
いるときだからこそ組める、今回のこういう予算化ができるのではないかというふうに私
は期待をするわけなんです。
ですので、来年度予算と言わずに、今年度予算の中で少しでも補正を組みながら、少し
でも多くの方々が、美浦村でこういう被災に遭ったけれども、こういうふうに助かった、
こういうふうにやってくれた、全額補助と言っているわけじゃないんですよね。ですので、
国に強く要望していく、プラス美浦村独自で何とか何%かでも補助していけるような制度
を確立していく。
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本当に今の美浦村の職員は、いろんなものに問題意識を持って改革しようという動きが、
私は感じられます。そういう若い力を無駄にすることなく、皆様の、重鎮の方々で何とか
その声を吸い上げていただいて、1人でも多くの住民が、「美浦村にもう住めない、移る
しかない」と言われる人を何人出すのか。それよりも、ここにいて不便だけれども、でも、
これだけ手厚く自分たちのことを、金額ではなくして心で返してくれる、またそういう方
策で返してくれる、そういうところに美浦村のよさがあるんじゃないですか。
「小さいけれどもきらっと光る」じゃないですけれども、小さいからこそできる方策だ
と思います。これは人数が大きくなったらできないですよね。それで美浦村住民は、「美
浦村がいい」と言って美浦村にいるわけですから、その「いい」と言った人たちが、本当
に「いい」と言ってよかったと言えるためにも、今、中島村政2期目に、スタートして、
どういう方策を。
住民が先ほど、自分のやっていることがわからないと。わからないのはアピール不足だ
と思います。それは議員の私たちも同じです。村長だけを責めるのではなくして、私たち
もみんな一所懸命やってはいるんですけれど、なかなか住民にわかってもらえない。それ
はやっぱり、わかってもらうまで言い続ける大切さを、私たちは今回の選挙でもしっかり
と勉強させていただきました。
ですので、村長も一緒に、住民にアピールすること。意外と個人情報があるのでなかな
か難しいと思いますが、でも、この修繕費の助成制度は、美浦村独自で何とか立ち上げて
いただけないかどうか、再度質問をさせていただきます。
あ と 、給料 20% カッ ト に ついて 、 「 評価す る の は村民 で あ る」と い う のは私 も 同 じ で
す 。 そ ういう 質 問 ではな く し て、今 回 20%カ ッ ト するの か し ないの か 、 そのこ と を お 尋
ねしたつもりでおりますので、その点の答弁をお願いしたいと思います。
やまゆりタクシーについては、拡大をすると村長が言ったのが、どこまで拡大すること
を考えていらっしゃるのかということで質問いたしましたが、今現在の答弁では阿見町の
ことしか入っていませんね。ですので、それはそれで必要でありますし、ありがたいこと
です。
今回、バスの路線も高速道路も廃止になり、路線バスも本数が減り、龍ケ崎方面も路線
がなくなり、いろんな意味で利便性が欠けてきております。その中で、阿見町とタイアッ
プをしながら荒川沖まで入れる。それは美浦の住民にとってもとても必要なことであると
思います。
それはそれで、今やられていることを再度強く要望いたしますが、今の美浦村の住民に
伺いますと、稲敷方面にも大分病院ができております。商業地もあります。そういう意味
で、阿見町に行けて、何で稲敷に行けないのか、というところがあります。
あとは龍ケ崎方面の路線バスが厳しくなったことで、龍ケ崎の済生会病院とか、龍ケ崎
の病院に通っているんだけれども龍ケ崎まで行けないとか、そういう意味での地域、阿見
- 96 -
町方面だけでなく、稲敷方面、龍ケ崎方面、これは広域で考えていかないと実現できない
のは重々承知しております。
ということで、前回このやまゆりタクシーを実現するときに、検討委員会がつくられま
したよね。「美浦村地域公共交通会議」から「美浦村交通弱者対策推進協議会」になり、
また、「地域公共交通会議」ということで名前も変わりながらやっておりますが、現在も
それは進行中でしょうか、その部分もお尋ねいたします。
また、先ほど言ったエリアも稲敷・龍ケ崎方面、広域のことを考えるのに、その協議会
を立ち上げていらっしゃるのであれば、その部分の協議がされているのかどうかというこ
とをお尋ねいたします。
あとは、今現在のやまゆりタクシーにおいては予約制であります。当日、急な用事のと
きに対応できないということ。あとは、先日、不審者対策として、一つは時間がどうして
も予約も3時までですし、実際に運行するのも5時まで。でも、実際に中学生、高校生、
私立に行かれている子とかいろんな方が、「夜7時ぐらいにあると、本当に助かる」とい
うお声も聞いております。
現実この間、興津地域において不審者が出ました。それも、自転車に乗っていても遭っ
た不審者です。家族の方が一所懸命頑張って、おじいちゃんが車で運転して送っていたけ
ど、そのおじいちゃんも運転することが厳しくなった。改めてまた自転車になったら、今
度は車に追いかけられた。そういう意味で、お父さんお母さんがお仕事をされているお宅
は、子どもを迎えに行きたくても行けない。そうなったときに、安全な形で帰ってこれな
い。そういう面もありますので、夜7時8時に、地元の方に「外に出ていてください」と
いうことは、とても見守り隊としては無理な話です。そういう意味で、こういうデマンド
タクシーも利用できないものかどうかということもあわせて、私は構想の中に入れていた
だきたいなと思うので、その点。
今3点、わかりましたでしょうか。やまゆりタクシー。地域交通会議が現在もあるのか
どうだか。エリアを検討していただけているかどうか。また、そういう時間の延長、あと
予約制、当日もできないか。そういう制度もあわせて検討していただけないかどうかとい
うことを再度質問させていただきます。
○議長(石川
修君)
保健福祉部長。
○保健福祉部長(大橋幸雄君)
このやまゆり事業の拡大につきましては、先ほど村長が
申し上げましたように、大変状況が厳しゅうございます。
改めて申し上げますと、新たな事業拡大を検討する場合には、先ほど議員申されました
村の地域公共交通会議で合意されまして、そして国の運輸支局に申請、登録といった過程
を踏まないと、運行拡大にはつながらないわけでございます。
交通会議のメンバーには、路線バスの業者、それからタクシー業者等が入ってございま
して、その協力や理解がないと難しいといった現実がございます。言いかえれば、バス・
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タクシー等交通機関のみでは、住民に対する十分な輸送サービスの確保が困難だと。そう
いった場合に、これらの交通機関を補完する手段というようなことで認められる制度にな
ってございます。
事実、各市町村においては、タクシー業者間のエリアが存在しているというようなこと
で大変難しいところがありまして、やはり基本的にはデマンド事業と業者のバランスをと
っていくというのは必要だというふうなことになろうかと思います。
これまでどういう検討をしてきたのかとかいうことでございますけども、これにつきま
しては、平成 20 年1月なんですけども、稲敷市では、江戸崎運行、スーパー「エコス」
と、それから阿見町では、しのづか医院、ホーマックというようなことで、茨城県運輸支
局に打診した経過があるんですけども、これにつきましては、現在タクシー業者が大変利
益が落ちているというようなこと、それから、村外のスーパーマーケットに行く場合は、
ショッピングセンターへ行く場合は、地元商業者の合意が必要と。それから、基本的にバ
ス路線がない場所、路線ですね。そういったこと。それから、現実的には江戸崎運行につ
きましてはJRバスが走っているというような区域で埋め合わせをしてくださいというよ
うな指導がございまして、実質こう、実現になってございません。
ですから、今後もそういった意味で、先ほど阿見町等の話がございました。阿見町は試
行期間というようなことで、アプローチはしているんですけども、なかなか具体的な連携
協議に入っていないということでございますので、それも含めまして、稲敷市とも若干運
行形態は違うようでございますけども、さらにアプローチしていければというように思い
ます。
ただ、先ほど申し上げましたように、原則的には交通機関を補完する手段というような
ことでございますので、その部分でなかなかクリアできない部分もございます。ですから、
そういった、今後具体的な検討に入ります前には、やはり運輸支局との事前の相談といい
ますかそういったものも必要だと思いますので、今後も引き続き、運行、景気拡大に向け
て前進できるように検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
総務部長。
○総務部長(小泉菊男君)
林議員の質問の防災対策関係でございますけども、議員も先
ほど、経済的に厳しいという話をされていましたけども、これは当然、世界経済も今厳し
いわけですから、日本もその中で、そういう中で厳しくなっていると。当然美浦村だけが
景気がいいというわけにはなかなか難しいと思います。そういう中で、直下型の地震も想
定されるんですよというような話でございますけども、やはり備えるものは備えるべきで
あるということは当然であるというふうに私も思います。
そういうことで、まず、お金で交付金とか助成金ということも考えられなくはないわけ
ですけれども、先ほど私が説明しましたけども、茨城県の中で8市町のところで助成とか
を行っていますよという話をしました。
- 98 -
あと交付金関係ですね。要するに今回の震災で見舞金を交付したという市町村、大部の
方という、否定するわけじゃないんですけども、実際には茨城県内では6市町村だと思う
んですよね、見舞金を交付したのは。
その中に、この近隣が多かったと。稲敷、河内、あと龍ケ崎ということで、茨城県全県
下 で は 6市町 と い うこと で す ので、 44 市 町村 の 中 での6 市 町 ですの で 、 それだ け は ま ず
ご理解をいただきたいなと私も思います。
それで、今の防災対策ですけども、やはり備えるものは備えるということで、美浦村と
しても、補正予算でもお願いしましたけども、防災用の備蓄、そういうことでコンテナの
配置もさせていただきまして、役場の庁舎の裏側にコンテナを配置しました。その中に、
中身等も今、徐々に入れていこうということで、まず備えをすると。
あとは、大きな問題として、停電の問題が予想されますけども、その停電に備えまして
自家発電機、そちらを今回、補正の方で6月にお願いしまして、それでシステムの構築を
図るということで、窓口業務を停電のときに停止をさせないというような、これは大事な
ことだと思うんですね。
そういうことで、そういう防災の対策の方をまず重点的にやらせていただいて、先ほど
の一部損壊を含めた損壊者の補修については慎重に検討させていただきたいということで
ございましたけども、そこらもよく踏まえていただきながら、もう少し動向を見ながら検
討していきたいというふうに考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、林議員の再質問に対して、今、保健福祉部長と総務部
長の方からそれぞれ答弁があったと思いますけども、そのところについては村だけでどう
にもならない部分もあります。相手の自治体の部分もありますので。
ただ、美浦村だけのことじゃなくて、よその自治体でもこういう公共交通は大変な部分
があります。ですので、いずれ広域的な部分に発展するような、美浦村も努力をして相手
に投げかけて、民間業者の圧迫という部分を取り払えるような、業者も同じ参入ができる
ような形はやっていくべきであろうというふうに思っております。
それから、時間外は多分5時で終わらないと、民間業者の営業にかなり差しさわりがあ
るだろうということで、これについては8時半・5時で終わりというのがどこのデマンド
も同じようになっていると思います。その辺の時間の延長は、陸運事務所の判断も大きく
あろうと思いますけども、なるべく民間を圧迫しないようにというのがそこにあるのかな
というふうに思います。
それから、民間の個人の部分、被災された方は本当に大変だと思いますけども、一番重
要なのは、村民のいろんな個人情報も持っている役所が被災したときに、これは大変なこ
とになってしまいますので、住民の履歴をいろいろと預かっておるシステム、これが大き
な災害があっても機能するようなものには、行政として一番早く取り組まなければならな
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いのかな。今回、非常用発電か何かこう。部長の方からは防災倉庫、そして非常食も含め
て整備をしているところです、ということなんですけども、一番肝心なのは、住民のいろ
んな履歴を持つシステム部分をどうやって、この辺は津波は大丈夫だと思いますけども、
大きな地震で倒壊すれば、サーバーも壊れてしまうということになると、もっと大変にな
ってしまうので、それが一番先にやらざるを得ないのかなというふうに思っております。
それは今、企画財政課の方とも詰めて、なるべく早くシステム自体を、サーバー自体を
保護できるような、地震が来ても大丈夫のようなものに、村としてはつくりかえていかざ
るを得ないのかなというふうに思っております。
それから、私の部分については先ほども言いましたけども、これにつきましては、東北
の方で、東日本大震災、美浦村だけじゃなくて、違うところに震災に対する義援金等も寄
せられてきている方もたくさんおります。美浦村にというところは、少し意識が皆さん少
ないのかなというふうに思っております。まだ、多分 100 万ちょっとしか来ていないのか
なというふうに思いますけども、東日本の部分には多分、もう 500 万を超えているのかな
というふうには思いますけども、これは社協の方で扱っております。
そういう意味で、私も個人情報的なことがありますので、先輩議員と言った方がいいの
かな、議員をやめられてから、美浦村に毎年寄附をなされている方がおります。それは名
目上、何に使ってくれというようなことも踏まえて、毎年毎年寄附という形でやってくだ
さっている先輩議員もおります。そういうことも踏まえて私は、できれば先ほども言った
ように、教育・福祉・環境の中で生かされるようなもの、私はそこに使っていくようなと
ころに張りつけていきたいというふうに考えております。
○8番(林
昌子君)
すみません、聞いていない、違うんですけど。
村長の報酬を。
○村長(中島
栄君)
それは、議員がおっしゃったように4年間の時限ということで、
議員がおっしゃったような措置で今流れております。
○議長(石川
修君)
林
昌子君に申し上げます。質問の時間が間もなく 50 分になり
ますけれども、明解な答弁を得るため、特に許します。
林
昌子君。
○8番(林
昌子君)
ありがとうございます。それでは手短に。
一つ、やまゆりタクシーの件ですけれども、それは、さくらとの契約が5年で切れます。
ですので、あと1年間の間で、そういう業務拡張とかタクシー関連とか、そういうものを
もろもろ何とかこの1年間で押し進めていただければということを強く要望して終わりま
す。
村 長の 20% カッ ト は理 解が で きま せん 。 行財 政改 革 の目 玉と し て1 期目 を 行い まし て 、
私 は 別 に 20% カ ットし な く ていい ん じ ゃない か と いうこ と を 、当初 4 年 前の6 月 に 申 し
述べさせていただきました。そのときの村長の答弁が、村内最高額をいただいて、もう一
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回。
「 別 にこの 20% カッ ト し たから 低 い という ふ う には思 っ て いない 」 と 。また 、 「 低 く
し た か ら 仕 事 は し な い と そ う い う 意 味 で は ご ざ い ま せ ん し 、 20% 削 減 し た か ら 、 仕 事 も
20%削減するなどということは私は公言はしていません」と。また、「議員各位におかれ
ても、定数削減、そして給与の削減もやってきたことでございますので」ということを、
当時、牛久市の市長さんの例を通して、牛久市の市長も仕事していないかというとそうで
はない。きちっと行革をしているというような答弁の最後の締めくくりに、「私は、給与
の高さ、少なさで仕事を判断するつもりはございませんので、十分にこの中でやっていけ
るという自信がございますので、お気遣いをいただきましてまことにありがとうございま
した」という答弁をいただきましたので、私はこの趣旨を、行革の一環として、村長が村
長でいる間、ずっと通すものかと期待をしておりました。私が心配したのに対しても、ち
ゃんとそれでやっていけるんだと村長は言いました。
これだけ防災関係、また、今後も耐震関係、またエアコン関係、いろんなものが、支出
がもう目に見えております。こうやって税収が減り、使用目的がふえている中で、この
20%削減をしないということに私は理解ができません。その部分を何とか削減、今からで
も削減はできるものだと思います。さかのぼって削減はいくらでもできると思います。そ
こら辺を今現在の村長としてどのようにお考えかお尋ねしたいし、納得ができなければ、
全協に切りかえてやっていただいて結構です。よろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、再質問にお答えしたいと思います。
それにつきましては、先ほども申しておりますように、削減をしたから仕事をしないと
か、削減をしなかったから仕事をやるしかないということではなく、ただ、それについて
明解にどこにそれを張りつけるかということを考えると、先ほども言いましたように、議
員の先輩の方も、使うところを意図してそういう形をとっている議員さんもおりましたの
で、私も、自分の中でやるのには自分で目指す教育と福祉と環境について重点的にやりた
いということを、先ほども申しましたけども、それを一つの柱としてやっていくことを皆
さんの前に答弁としてお答えをいたします。
○8番(林
○議長(石川
昌子君)
修君)
しないということですね。削減しないということ。
ここで暫時休憩といたします。
再開は2時 25 分といたします。
午後2時13分休憩
午後2時26分開議
○議長(石川
林
修君)
それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
昌子君に申し上げます。質問の回数は既に3回を超えてございますけれども、明解
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な答弁を得るために特に許します。
林
昌子君。
○8番(林
昌子君)
議長、どうもありがとうございます。それでは、先ほど時間がな
いということで早口でしゃべってしまいましたけれども、申しわけございません。
私 は 、では 、 こ の4年 間 、 結局 20% 削減 を し ないと い う 前提で 今 、 村長は 説 明 され た
と思いますが、するのかしないのかをまず答えていただいて、その先に、その4年間で今
後の寄附行為とか、そういうものを話されるのが筋ではないかなというふうに思うわけで
あります。
それで、その4年間蓄積をして、それを寄附していく、退職後に寄附していくというお
考えというのは、重々すばらしいお考えだとは思いますけれども、今、財政難であるこの
ときに、そういう寄附の仕方というよりも、今せっかく部長制を敷いたのですから、部長
さん方と協議をしながら、例えばそういう寄附行為をする気持ちがあるのであれば、その
20%分削減をして、それを有効利用するのに、どこの部署に使ったらいいのかというもの
は、きちっと執行部と協議をしながら決めていけば、住民にちゃんと説明ができるのでは
ないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
今、執行部の方と協議をしてという部分を言われました。これに
つきましては、ある程度、いろんな方が今回の震災前から、「こういうものに使ってくだ
さい」、それから、ふるさと応援基金とかという部分でも毎年浄財を送ってくれている方
がおります。それで、私も4年間やってきまして、どこにその成果が出ているのかといっ
たときに、今、議員がおっしゃったように執行部とよく相談をして、という部分ではやっ
てこなかったのは事実です。これは私の減額の分だからこれで使うんだよという部分は確
かになかったです。議員おっしゃるようなそういう使い道というのは、今までどこにも出
てこなかったのかなというふうに思います。そういうことは一つ参考にさせていただきた
い。
そういう意味でも、今回の4年間、時限で決めて、再度私が2期目に入ったときに、相
談をされたときに、今までの目に見えないものを、私は目に見える部分で村の方に、こう
いうものをやっていきたいというふうなことを提案をしたらば、それについては、今おっ
しゃったような部分までは、踏み込んだところにいっていませんので、いろんな事例を出
して寄附をしてくれた方がおりますので、そういう人たちと意を同じくするようなところ
に、寄附とか基金とかでくれている方がおれば、私も同調して同じ気持ちの中で使った方
が、よく、より、に見えて住民のために、そして環境のためになるであろうというふうに
思ったから、その点で時限の部分を外してでも、じゃ、そのようにいきましょうという形
をとらさせていただいたわけでございます。
ぜひ今言われたように、執行部で、その中でこうこうこういうふうな部分ができるんだ
- 102 -
よというものがあれば、それは寄附行為として、とらわれない部分があれば、そちらの部
分を考えないわけではなかったんですが、今ここで言われた時点では、そうじゃない部分
で考えておりましたので、その辺は最初申し上げたような形で、私の中の決断をさせてい
ただいたわけでございます。
○議長(石川
修君)
以上で、林
昌子君の一般質問を終了いたします。
次に、飯田洋司君の一般質問を許します。
飯田洋司君。
○3番(飯田洋司君)
よろしくお願いします。一般質問通告書について、4点ほど質問
させていただきます。
企業誘致について。
企業誘致を促進し、雇用を拡大する等の対策をとることで、若者の定着を図り、少子化
対策、人口流出対策につながると思いますが、どのようなビジョンをもって進めるのかお
伺いします。
次に、幼稚園の入園について。
現在、幼稚園は抽選入園となっておりますが、希望者全員を受け入れることはできない
のか。また、入園できなかった幼児の対応はどのようにしているのかお伺いします。
第3に、村道の立ち木及び大山スロープの環境整備について。
道路敷に繁茂している立木が大きくなり、交通障害になっている箇所が見受けられます。
村内を巡視し、早急なる対策が必要になるかと思われますが、村長の見解をお伺いします。
また、大山スロープにはトイレがないため、付近の雑木林での排泄物の処理が問題とな
っておりますが、どのような対策をとられるのか、これもお伺いしたいと思います。
最後に、財政運営に係る無駄を削減し、投資効果が上がるものや活性化対策、少子化対
策、企業誘致対策などへの配分、そして、豊かな美浦村を実現することが重要かと思いま
すが、村長の見解をお伺いします。よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
総務部長。
○総務部長(小泉菊男君)
それでは、飯田議員質問の4点のうちの2点ですね。まず企
業誘致について、あと行財政改革ということで、その2点を私の方からご説明をさせてい
ただきます。
まず、1点目の少子化対策、人口流出対策につながる企業誘致の進め方についてご説明
をいたします。
近年、美浦村では少子化による自然減と、転入減・転出増による社会減がともに著しく、
平成 16 年3月の1万 8,601 人をピークに、ことし9月には1万 7,347 人と、人口の減少
が進行しています。人口の減少は、村民生活の活力の低下を招くばかりでなく、地域経済
や財政にも大きな影響を及ぼし、村の在立基盤にかかわる深刻な問題であります。
このため、村としましては、定住促進の施策を講じることにより、人口の流出・減少を
- 103 -
抑制することが重要であると考えております。村は現在、少子化対策・定住化対策の一つ
の方法としまして、村営住宅の整備や定住を促進するための条件整備について検討してい
るところであります。ことし7月には美浦村地域活性化検討委員会を設置しまして、この
問題について検討委員会のご意見を伺っております。議員ご指摘の企業誘致により雇用が
拡大し、若者の定着が図られ、少子化対策・人口流出対策につながるのではないかという
ことにつきましても、重要な施策の一つとして考えております。
企業の新規立地や増設等は、地域経済の活性化と雇用の場が生まれます。定住条件の一
つに、住まいの確保・働く場の確保があることから、村内在住の若者、また村外従業員等
の方々に村内への定住化を促すことがあると思われます。このことから、積極的な企業誘
致を展開し、新規立地企業に対する支援や既存企業の増設等の支援を行い、企業が立地し
やすい対策を講ずることが必要と考えております。
企業誘致によって得られる地域経済の波及効果としては、地域経済の活性化、雇用機会
の確保・拡大、税収の増加などが具体的なものとして掲げられますが、近年、景気減速、
円高等により設備投資抑制の働きが広がり、それがいまだに収束しない上、東京電力福島
第一原子力発電所事故に伴う風評被害も少なからず影響を受け、企業誘致の促進が厳しい
状況にあるのが実情であります。
現在は、木原地区の工業専用地域の空きスペース約4ヘクタールへの誘致と、茨城県指
定により、市街化調整区域でも5ヘクタール未満の面積であれば立地が可能となる技術先
端型業種企業の誘致を目指しているところであります。
また、土地利用に対し都市計画上の制限があることから、昨年度から都市計画マスター
プランの策定に取り組んできました。今年度に策定が完了する予定であることから、今後
は、策定した都市計画マスタープランをもとに効果的な企業誘致を促進し、産業の活性化
と雇用機会の確保を図ってまいりたいと考えております。
な お 、 21 年 4 月より 、 本 村に立 地 し た企業 に 対 する固 定 資 産税の 課 税 免除適 用 期 間 を
3年間延長するとともに、課税免除期間を3年間から5年間に優遇措置を拡大し、企業誘
致を進めているところでございます。
企業誘致のほかにも、定住を促進するための条件整備としまして、子どもを育てやすい
保育や教育環境の整備、村民と行政の協働による魅力あるまちづくりの推進、消費生活や
道路交通など利便性の向上、村のイメージアップの推進などが考えられますが、魅力ある
豊かな暮らしを創出できるように、これらの施策を展開することにより、人口の流出・減
少を抑制し、定住化を促進してまいりたいと考えております。
以上が、少子化対策・人口流出対策につながる企業誘致の進め方についてでございます。
よろしくお願いしたいと思います。
それから、もう1点の行財政改革についてご説明をいたします。
行財政改革につきましては、平成 16 年3月に行政改革大綱を見直し、「第2次美浦村
- 104 -
行政改革大綱」を策定しました。この大綱は、「住民サービス改革」、「地方分権改革」、
「機構改革」、「財政改革」、「公共性の推進」を五つの柱として策定しております。
この大綱に基づきまして、実施計画及び行政改革推進プランを策定し、財源の確保、経
費の抑制、事務事業の見直し、定員管理、給与の適正化等の緊急的課題となる行財政改革
及び機構改革については早急に対処することとし、その他、住民サービス改革、地方分権
改革、公共性の推進についても、順次、目標期間の中で着実に達成してまいりました。今
後は、平成 22 年度に行った行政改革推進プランの進捗状況の確認をもとに、平成 23 年度
中に「第3次美浦村行政改革大綱」を制定することとなっております。
また、投資効果のあるものや活性化対策、少子化対策、企業誘致対策などへの予算配分
につきましては、議員のご指摘と同様に、豊かな美浦村を実現するためには必要なことで
あると思っております。
村では、地域活性化や少子化の対策とした施策をいろいろ展開しておりますが、新たに
日帰り型農園の整備や物産館「道の駅」の整備、村営住宅の整備、定住を促すための条件
整備などについて、現在推進しているところでございます。また、企業誘致では木原地区
の工業専用地域の空きスペースへの誘致と、茨城県指定により、市街化調整区域でも立地
が可能となる技術先端型業種企業の誘致を目指しております。
予算配分につきましては、健全な財政運営が前提となりますが、村にとりまして必要と
思われる対策事業に、可能な限り取り組んでまいりたいと考えております。
以上が行財政改革についてでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
○教育長(門脇厚司君)
教育長。
飯田議員の二つ目のご質問に対して、私の方から回答いたした
いと思います。
現在、美浦幼稚園は抽選制度をとっておりますけれども、なぜそういうことにしたかと
いうことについてでございます。
美浦幼稚園が3歳児を受け入れることにしたのは、平成 20 年度からでございます。こ
の 20 年度は 40 名を募集。二クラス 40 名ということで開始をいたしました。その年は応
募者数が 53 名ということで、抽選を行っております。このときは、一クラスが 20 名とい
うようなことで保育を行っておりました。
21 年度は、前年度 58 名の応募があったということで、一クラスをふやして 60 名を募
集定員にいたしました。ところが、60 名募集したところ 71 名の応募者があって、これの
と き は 、補助 員 を 新しく 採 用 すると い う ような こ と を条件 に し ながら 、 71 名全 員 を 入 園
させるというような措置をとっております。その結果、一クラス 24 名というような結果
になっております。
同じように 22 年度も 60 名ということで公募いたしましたけども、このときは応募者が
47 名ということで、これは 60 名を下回っておりましたので、全員入園ということで問題
- 105 -
なかったんですね。このときは、一クラスが大体 15 名ぐらいで保育教育ができたという
ことでございます。
23 年度も同じように、三クラス 60 名ということで公募いたしましたけども、募集いた
しましたけれども、このときは 69 名の応募がございました。ちょうどそのとき、私が教
育 長 に 就 任 し た ば か り で あ り ま し た け ど も 、 こ れ ま で の 保 育 経 験 を 通 し て 考 え る と 、 15
名のときは非常にやりやすいというか、1人1人の子どもに目が通るような自信を持って
保 育 が できた 。 そ れに対 し て 、 71 名 を 受け入 れ た ときは 、 補 助員は つ け ました け ど も 、
「一クラス 24 名というのは大変なことでした」というような、これまでの過去の保育経
験をとおしながら、ぜひ、また抽選してほしいというような要請がございました。そのと
きは、保護者の方から嘆願書、四十数名だったと思いますけども、「全員入れてくれ」と
いうような嘆願書がございました。
そういうものを、私の基本的な考え方を、このときは 69 名の保護者に、全員に集まっ
てもらって、こういうような考え方で村の幼稚園の教育、あるいは幼保一体化を踏まえた
教育をやりますということで、30 分。全員が出席しましたけど、30 分かけて考え方を説
明をいたしました。
やはりここでは教育の質を高めるということが、教育立村を目指す美浦村としては、と
らな いと い けな いこ と だと いう こ とで 、30 分説 明し て 、私 の説 明 に納 得い か なか った ら 、
1人でも納得いかない方がいたら抽選はやめますというようなことまで申し上げましたけ
れども、1人として理解できないというような保護者はいなかったものですから、それじ
ゃ 、 抽 選いた し ま すよと い う ことで 抽 選 をして 、 60 名と い う ふうな 形 で 進んで き て お り
ます。
それで、文科省が示している幼稚園の設置基準によれば、幼稚園は一クラス 35 名まで
はいいという。これは私に言わせれば、全く信じがたい。3歳児を1人の先生が 35 名ま
で受け持ってもいいんだ、そんなことは信じがたい数字だというふうに基本的に考えてお
ります。
例えば、幼児教育としては社会的に質の高い教育をやっているということで評判のイタ
リアのレッジョ・エミリア市の場合は、既に 60 年以上前から、終戦直後から、第2次世
界大戦の終わった直後から、1人の先生が見る幼児の限度は 10 名であるというようなこ
とでずうっとこれまで進めてきている。教育立村を目指す美浦村としては、文科省の示し
ている 35 名以下というところじゃなくて、あくまでもできるだけ、限りなくレッジョ・
エミリアに近い形の保育をすべきだと、教育をすべきだというふうに考えて、そのような
説明をさせていただいたわけです。
それで、不幸にして抽選に外れた保護者に関しては、一つは、例えば白帆幼稚園との保
育料の差額は申請をすれば村が補てんしますよというような約束もいたしました。もう一
つは、村にあるもう一つの私立幼稚園に、白帆幼稚園がありますけれども、村の責任で教
- 106 -
育の質を高めるというようなことで、できるだけアドバイスしながら、美浦幼稚園に入っ
た子どもも、白帆幼稚園に入ることになった保護者に対しても、「保育料の面でも、教育
の質の面でも、格差が出ないような措置をとります」というような約束をして、納得して
もらって、そのような形で配慮してきております。ご理解いただければと思います。
○議長(石川
修君)
経済建設部長。
○経済建設部長(沼崎武男君)
それでは、私の方から飯田議員の一般質問にご答弁を申
し上げます。
近年、道路・歩道に民有地に立ち木の枝が張り出して、車両や通行者の運行・通行に支
障を来している場所がございます。村としては、その都度、所有者に連絡をし、対応をお
願いしている状況でございます。
本来、所有者の管理ということになるはずでございますが、それでも緊急の場合に対応
しなければならない危険な箇所につきましては、枯れ枝、折れ枝、竹林、それから雑草の
除去について、所有者の承諾を得て、村で対応している状況でございます。
今後は、定期的に村道のパトロール等を実施して危険箇所の解消を図るとともに、広報
において、所有者への管理啓発をお願いしていきたいというふうに思っています。
2点目の大山スロープの件でございますが、こちらにトイレはないわけでございますが、
今までは議会等で説明させていただきましたとおり、現在、国土交通省で整備中の水防拠
点約 2.2 ヘクタールのうち、資材置き場以外の1ヘクタールについて、公園にするという
計画がございます。国土交通省側としては、村と国土交通省で管理協定を結んで、駐車場
を含む公園の管理費用については、その駐車場を利用する人たちの駐車料金で運営する案
というのが示されてきておるところでございます。
しかしながら、村としては、管理協定を締結する際には、トイレの設置を条件だという
ことで今、交渉をしているところでございます。しかしながら、こちらもまだ、合意に達
していない状況でございます。今後は、国土交通省ともトイレ整備について粘り強く交渉、
または要請をしてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○議長(石川
修君)
○3番(飯田洋司君)
飯田洋司君。
時間も限られていますので、総務部長が申されたとおり、企業誘
致に関して、マスタープランを今年中につくるという形で伺っていますけども、それと同
時に今、「活性化」の方もやっていますけども、特別な縛りがなければ、企業誘致に特化
したプロジェクトチームなんかもつくってもよろしいんじゃないかなとは思いますけども、
今の答弁で、すごく努力して頑張っているなと思いますので、質問はこれで終わりにしま
す。
○議長(石川
修君)
○3番(飯田洋司君)
終わりですか。
うん。
- 107 -
○議長(石川
修君)
幼稚園とか村道スロープとか行財政改革については、もう質問よ
○3番(飯田洋司君)
それも、今の教育長、幼稚園のことを聞きましたけども、かなり
ろしいですか。
の部分で父兄の気持ちをくみ、また、村の税金を使いながらも、差額補てんという形で父
兄の皆さん、それと幼児のことを聞きまして、自分では随分納得しております。よって、
一応私の方の質問は大体ご理解できましたので、質問は、以上で終わりにします。
○議長(石川
修君)
以上で、飯田洋司君の一般質問を終了します。
以上で、通告のありました一般質問は、すべて終了いたしました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これで散会いたします。ご苦労さまでした。
午後2時53分散会
- 108 -
平成23年第3回
美浦村議会定例会会議録
平成23年9月22日
第3号
開議
議案
(質疑・討論・採決)
議案第3号
工事請負変更契約の締結について
議案第4号
美浦村税条例の一部を改正する条例
議案第5号
美浦村災害弔慰金の支給等に関する条例
議案第6号
美浦村災害見舞金等支給条例
議案第7号
平成23年度美浦村一般会計補正予算(第6号)
議案第8号
平成23年度美浦村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第9号
平成23年度美浦村農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)
議案第10号
平成23年度美浦村公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第11号
平成23年度美浦村介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第12号
平成23年度美浦村水道事業会計補正予算(第1号)
(一括上程・委員長報告・討論・採決)
議案第13号
平成22年度美浦村一般会計決算認定の件
議案第14号
平成22年度美浦村国民健康保険特別会計決算認定の件
議案第15号
平成22年度美浦村老人保健特別会計決算認定の件
議案第16号
平成22年度美浦村農業集落排水事業特別会計決算認定の件
議案第17号
平成22年度美浦村公共下水道事業特別会計決算認定の件
議案第18号
平成22年度美浦村介護保険特別会計決算認定の件
議案第19号
平成22年度美浦村後期高齢者医療特別会計決算認定の件
議案第20号
平成22年度美浦村水道事業会計決算認定の件
閉会中の所管事務調査について
1.出席議員
1番
塚
本
光
司
君
2番
岡
沢
3番
飯
田
洋
司
君
4番
椎
名
5番
山
崎
幸
子
君
6番
富
田
7番
山
本
一
惠
君
8番
林
9番
下
村
宏
君
10番
坂
11番
羽
成
夫
君
12番
小
13番
石
川
修
君
14番
沼
邦
- 109 -
清
君
利
夫
君
隆
雄
君
昌
子
君
本
一
夫
君
泉
輝
忠
君
光
芳
君
1.欠席議員
な
し
1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者
村
教
育
総
務
部
長
中
島
栄
君
長
門
脇
厚
司
君
長
小
泉
菊
男
君
保
健
福
祉
部
長
大
橋
幸
雄
君
経
済
建
設
部
長
沼
崎
武
男
君
教 育 次 長 兼 生 涯 学 習 課 長
岡
田
守
君
総
長
増
尾
嘉
一
君
長
増
尾
正
己
君
長
石
橋
喜
和
君
企
務
画
税
課
財
務
政
課
課
国
保
年
金
課
長
桑
野
正
美
君
上
下
水
道
課
長
青
野
道
生
君
学
校
教
育
課
長
浅
野
勝
夫
君
長
北
出
記
木
村
1.本会議に職務のため出席した者
議
会
事
務
局
書
攻
弘
子
午前10時00分開議
○議長(石川
修君)
おはようございます。
ただいまの出席議員は 14 名です。
ただいまから、平成 23 年第3回美浦村議会定例会を再開いたします。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付しました日程表のとおりといたします。
直ちに議事に入ります。
○議長(石川
修君)
日程第1、議案第3号、工事請負変更契約の締結についてを議題
といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
- 110 -
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第2、議案第4号、美浦村税条例の一部を改正する条例を議
題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決をいたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第3、議案第5号、美浦村災害弔慰金の支給等に関する条例
を議題といたします。
質疑のある方はどうぞ。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
- 111 -
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第4、議案第6号、美浦村災害見舞金等支給条例を議題とい
たします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
林
昌子君。
○8番(林
昌子君)
一般質問においては、私は見舞金についてというよりも、修繕費
関係の方で質問をさせていただいたわけでありますけれども、先日、この見舞金に対して
の、ページ 16 ですね、このように額の明記がされておりますけれども、これの全壊とか
半焼とかありますけれども、そういう部分での判定基準が、どのような基準があるのか教
えていただきたいと思います。
あと、現実、私は一部損壊の方に力を入れておりますけれども、一部損壊の判定にして
も、外壁だけ写真を撮られた部署と、あと、中のクロスの被害があっても、それは値しな
いよと、その写真を撮りにいった方の、その方の見る基準によっても、写真を撮られるう
ちと撮られないうちが現実ございました。
というので、やっぱり判定基準は大事かなと思いますので、ここでお尋ねをさせていた
だきます。
○議長(石川
修君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
林議員のご質問にお答え申し上げます。
まず、1点目の判定基準の方なんですけれども、災害見舞金の判定基準でございますけ
れども、条例の下に規則を設けておりまして、規則の中で関係機関と協議の上、村長がそ
の判定基準に従ってその被害の認定をするということで、条例には書いてございませんけ
れども、規則の方でその判定の仕方についてうたっております。
それから、罹災証明の件なんですけれども、罹災証明もこれは国の基準に従って、村の
方で、基本的には村の職員が行って判定をすると。それに不服のある方については、専門
の設計士の方に言って一次判定、それでも不服のある方については、二次判定という段取
りで判定をしております。
それで、被害の状況なんですけれども、写真を撮りに行った者によって外部しか見なか
ったとか。あと、内部のクロスの割れであるとかよじれであるとかそういうものについて
は確認をしなかったということは、確かにあるかと思います。
それで、基本的には、外見の状況で判断をいたします。それで、外見の判断で、例えば
かわらが落ちているお宅であるとか、基礎にひびが入っているお宅であるとか、あとは、
- 112 -
基礎、壁、そういう亀裂が入っている方については、当然中のクロス等も被害が出ている
と思います。そういうことで、現在 900 件近くの罹災証明を発行しておりますけれども、
当初、申請があった時点でスムーズに罹災証明を発行していく中では、外見上、屋根のか
わらが落ちていれば、当然、中の被害も想定されるわけで、そういうものについては、も
う外から見せていただいて判定をしたということでございます。
それで、そのことによって一部損壊であるとか半壊、そこの判断というのは間違いはな
いと思います。半壊に至る被害というのは、かなり、例えば傾き、大きくそのお宅が傾い
ているとかそういうことでないと、なかなか国の基準では半壊ということに至りませんの
で、そういう中で外部しか見なかったから判定が間違っているということは、これはない
と思います。
そういうことで確かに、判定職員、当初、震災が起こった当時は一斉に申請がありまし
たので、それを手分けして職員が行ったということで、基本的には外部からの目視、それ
から、それを写真に撮るということで判定をさせていただきました。
ただ、そういった判定の中でも、一部損壊ということについて、やっぱり判定がちょっ
と自分としては不服なので、もう一度見てくださいという方もおられましたので、そうい
う方については、きちっと一級建築士の方をお願いして、職員も同行して再度判定にその
お宅に伺ったというようなことで、現在もそういうことでの処理をしております。
一次判定でも不服な方もおりまして、二次判定ということになっているお宅もあります
けれども、そういうことで、きちっと判定は行ってきたと思っておりますし、当初その外
部しか見なかった判定によって、判定が間違っていると、繰り返しになってしまいました
けれども、そういうこともないというように認識をしております。
以上でございます。
○議長(石川
○8番(林
修君)
昌子君)
林
昌子君。
罹災証明書に絡みながらもご説明いただきまして、理解をしたわ
けですけれども、一次不服、二次不服があるところにも対応していただいていることを伺
いまして、そこは安心をいたしました。
ただ、これは全焼・半焼、全壊・半壊に関しては、大きな痛手ですので、外見を見て判
断できるので、この経過措置の中で結局3月 11 日から三月(みつき)を経過するまでの
届け出、ということもあるんですけれども、本来、これだけ大きければ、こういう期間を
定めるのも必要なのかもしれないんですが、これは必要なのでしょうか。ちょっと私は、
そう定めると認識したものですから、そこの部分のご説明をお願いしたいのと、あと、外
見の目視で大体わかるというんですが、全壊・半壊、全焼・半焼に関して。
やっぱり中も見たりとか、ボーリングというんですか、こういった傾斜の度合い、何度
傾斜しているとか、そういうところでもやっぱり違ってくるのかなと、その半壊の基準と
いうんですか。そういうところは細かく判定基準というものが出ているのでしょうか、そ
こをお尋ねさせていただきます。
- 113 -
○議長(石川
修君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
まず、災害見舞金条例の方の件なんですけども、附則のとこ
ろで、3月 11 日からこの条例をさかのぼって遡及させるということで、これについては、
東日本大震災の大きな震災、そういうことがあった中で、住宅が全壊・半壊した方がおら
れるということで、条例を制定していく中で、そこまで条例をさかのぼって制度適用させ
るという意味で遡及いたしました。
それで、しかも3カ月以内としたのは、震災によるものなのかどうなのかということも、
ちょっとそういうことも心配しましたので、期間として一応3カ月以内ということを区切
らせていただきました。
あともう1件、半壊とそれから一部損壊の判定基準、方法なんですけども、まず目視を
して、このお宅は完全にもう、半壊というのはかなりひどい状況でないと半壊にはならな
いというのが国の基準でございます。そうした中で職員は、900 件近いそういう判定を行
っておりますので、目視の段階で、このうちはちょっと半壊に近いのかなというようなお
宅については、四隅の柱に重りをぶら下げて、柱と下の方のその重りの幅が何センチある
かというような基準がありますので、そういうことまでやって傾きを、国の基準に従って
判定をしておりまして、半壊に該当するようなお宅を一部損壊ということで軽く見てしま
って、その方に、いろいろな制度の中でのお見舞金とかそういうものが漏れがないように
ということは、担当課としても十分注意をして、半壊に相当するもの、基準に該当するも
のであれば、そういう間違いが起こらないようにということでは十分に注意をして行って
おります。
ただ、国の方の基準の方が、液状化の問題で若干緩和されたとはいえ、なかなか半壊に
なるというのは厳しくて、「これは本当にひどいね」というお宅でないと、なかなか実際
問題、判定として、結果として見ますと、半壊にならないというようなのが現状でござい
ます。
以上でございます。
○議長(石川
○8番(林
修君)
昌子君)
林
昌子君。
経過措置の附則の部分では、3月 11 日から、さかのぼるからと
いうことでした。これは一度設定すれば、今後の震災においても生きる条例ですので、こ
こも3カ月、確かに半壊ぐらいになればいいんですけれども、今言われた判定基準に、例
えば傾斜の角度の部分はご説明いただきましたけれども、その壊れ方の損傷の基準という
んですか、そういうものが今のところ目視ということですので、その一部損壊と半壊の区
分けというんですか区切り目というんですか、そういうものを考えたときに、例えば、当
家の方が、これぐらいだったら一部損壊で届け出しなくても済むのかなという方がいても、
見る方によっては半壊じゃないかなという、そういう一般の方の認識度の違いによって、
届け出する、届け出しないということも出てくるかと思いますので、きちんとした判定基
準を提示していただけたらありがたいのかなと思いますので、その点はいかがでしょうか。
- 114 -
○議長(石川
修君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
お答え申し上げます。
3カ月ということで区切った理由は、第5条のところでちょっと読んでいただけますと、
原則的には3カ月間の中で届け出をしていただくということなんですけども、第5条の最
後の行になりますけども、「ただし、特別の事情がある場合は、この限りではない」とい
うようなことになっておりますので、仮に3カ月たった以降、そういう届け出があったに
しても、村長が特別な事情があるという判断の中では、これはもう3カ月がたったのでだ
めですよということには決してならないかと思います。
それから、判定基準の方なんですけども、地震による半壊とか全壊とかいうその判断は
国の基準に準ずることになります。それから、火災でありますとかそういうことについて
は、消防署の上位の関係機関と村長が協議をして、村長が認定するということで規則の方
で定めておりますので、そういう形で決めていくことになろうかと思います。
あと水害については、当然、床上であれば、これは通常見てわかりますから、床上まで
水が行ったか、あとは床下まで水が行ったかということはわかりますので、そうした中で
判断をしていきたいということで思っております。
○議長(石川
修君)
林
昌子君に申し上げます。
既に3回が経過してございますけれども、特別に許します。
林
昌子君。
○8番(林
昌子君)
議長、ありがとうございます。もう3回で終わりかなと思いまし
たけれども。
その国の基準というものを先ほどから伺いましたけれども、一般の方はその基準がわか
りませんので、一般の方にも、この条例が制定された後、ある程度の基準がわかるもの、
そういうものの情報提供というんですか、そういうものはしていただけないのかどうか。
そうしないと、一般の方も届け出をする・しないで、結局その「特別な事情のある場合
は、この限りではない」というところの人がふえることを、なるべく減らしたいんだと思
いますので、できれば、そういう判定基準というのが、こういう条例が美浦村で制定をさ
れて、こういうところまで心配りをして皆様の安全を守りますよという、見舞金が出ます
よというアピールにもつながると思いますので、どうかそういう情報提供の部分について、
どのようにお考えかお尋ねをいたします。
○議長(石川
修君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
お答えいたします。当然のことながら、議員おっしゃります
ように、条例を制定しましたならば、その条例の内容がなるべく住民の方にわかるような
ことで広報をしてまいりたいと思います。
基準についても、国の基準なのでなかなか難しいところもあるんですけども、できるだ
けわかりやすいような形で広報紙、それからホームページ等で広報をしてまいりたいと考
えます。
- 115 -
以上でございます。
○議長(石川
修君)
そのほか質疑のある方はどうぞ。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日 程 第 5 、 議 案 第 7 号 、 平 成 23 年 度 美 浦 村 一 般 会 計 補 正 予 算
(第6号)を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
岡沢
清君。
○2番(岡沢
清君)
2番議員の岡沢
清です。
議案書の 41 ページの教育振興費の中のICT支援員活用協働教育事業として業務委託
料、学校ICT支援員研修業務委託料で 226 万 4,000 円、さらに次の 42 ページの下の方
でも、やはり学校ICT支援員事業費として、業務委託料 75 万 5,000 円が補正予算とし
て計上されています。
これは、常任委員会での説明では、このICT教育事業の中で、先生方のスキルアップ
をチェックするためのテストといいますかそういったものが、年1回予定されていたもの
が、半期に1度行うことになったということで補正予算が組まれたというように説明され
たと私は理解しているんですが、このICT教育プログラム、当初年1回のスキルチェッ
クというふうに予定していたものが、半期に1度になったという説明で、なぜそういうふ
うになっているのかちょっと理解しがたい点がありますので、それをお聞きしたいのと、
このICT教育プログラムそのものが、私の理解では、先生方に対する支援、研修支援と
いう形で行われ、なおかつ教育の現場でもそういった事業が進行しているという理解だっ
たのですが、そういった理解で正しいのかどうか。
それと、このICT教育プログラムというものが現在進行形なわけですけれども、将来
にわたっても年2回のスキルチェックを行うとか、あるいは教育プログラムそのものが、
- 116 -
この教育振興、プログラムの進行によって、将来、改訂あるいは改編、あるいはいわゆる
バージョンアップとかは考えられているのか、そういうこの教育プログラムの今後の構成
についてお聞きしたいと思います。
以上です。
○議長(石川
修君)
○教育次長(岡田
教育次長。
守君)
おはようございます。
それでは、岡沢議員の質問にお答えを申し上げます。
まず、議会開催前に教育長の方から、新しい美浦村教育プランにつきまして若干ご説明
をさせていただきました。この教育プランの中で、変化する社会教育対応プロジェクトと
して情報教育の部分も、推進の方もうたってございます。情報活用能力の育成の推進、情
報教育推進と活用といったところですね、各学校の教育用のコンピューターの方に、その
後の活用について検討、推進をしてまいりました。
学校現場を取り巻くICTの環境につきましては、大きく様変わりをしている状況でご
ざいます。高度情報化社会の中で、多種多様なシステムが複雑なネットワークを介在して
形成している場合が多くなってきているといった状況でございます。
これらを解消するための取り組みといたしまして、昨年度、教育系のシステムの利活用
推進、教職員の業務効率化を図ることによって、そこから生み出された時間、それにつき
まして、児童生徒1人1人に向ける先生方の教育の本質、それを高めることを目的といた
しまして、このICT事業というものに取り組んでございます。
要するに、ICT化を図ることによって、先生方が今まで教育以外に割かれていた部分
につきまして、それを効率化をすると。そういったことによって、生徒たちと触れ合う、
児童生徒と触れ合う時間を長くするというようなことを目的としているといったことでご
ざいます。
その中で、また、児童生徒たちへのICTを活用した部分のスキルアップ、そういう部
分も図っていくといったことが当然挙げられるわけでございます。それにつきましては、
先ほどご質問がございましたけども、今年度1年間という形ではなく、5年間継続の事業
として進めていくといったところで考えてございます。
そ の 中 に は 、 ま ず 、 コ ン テ ン ツ 代 と い っ た と こ ろ で 、 Office の 基 本 の ア ッ プ と いうも
の を 学 校 ごと に 、 そ のコ ン テ ン ツの 中 に 、 Office の 基 本 3 本 パ ック と 、 あ とは そ の 応 用
パックというもの、また、スキルチェッカーといったところの要するに教材ですよね、そ
ういうものをその中に含んでいるといった内容となってございます。
これにつきましては、当初は、年度の終わりにそのスキルチェックを行って、それを次
年度に生かそうといったところがあったわけですけども、今回のふるさと雇用の県の事業
を申請をいたしまして、それを前倒しして 10 月からというような形で、それを前倒した
中でスキルチェックを行って、なるべくスキルチェックの中で早いうちにそれを今後の教
育の方に生かしていきたいといったところで、その前に前倒しで1回行うと。それでまた
- 117 -
年度末にもう1回行わせていただく、というようなことで考えているといったことでござ
います。
これは、年度途中のやつはもう今回でなくなりますけども、年度末のスキルチェックに
つきましては、5年間行っていくといったところで考えております。それは先生方と、あ
とはICT支援員、この両者につきまして、スキルチェック、または、あとは座学ですね、
講習。または、あと個人で、自宅に帰ってパソコンからそれを取り込んで独自でパソコン
の中で研修ができるといったソフトがございます。そのソフトが今言ったスキルチェッカ
ーという部分なわけですけども、そういう形で独自で勉強していただくこともできるとい
ったそういうソフトも、今回購入させていただくといった内容となってございます。
以上でございます。
○議長(石川
修君)
岡沢
清君。
○2番(岡沢
清君)
ただいまの説明を聞きまして、確かに常任委員会で私の質問に答
えていただいた部分と重なる部分がありまして、私の認識不足で重ねてお手数をおかけし
たということになって、おわびしたいと思います。
それで、ただいまのお答えの中で、先生方の研修というかスキルアップに向けての努力
と、それから児童の教育の場での実施ということに関しては、それは別ですよというお答
えはなかったわけで、やはり私の認識どおり、先生方はスキルアップに努めながら、教育
の場では既にICT教育プログラムというのは並行しているのかなという、私の認識……
その、もしこの認識で間違っていたら正直にお叱りいただきたいと思うんですけども。
仮に今現在、導入して半年たっていることで、スキルアップを重ねながら教育の場で実
施しているということですと、私の考えですと、まず先生方が、こういったICTの教育
の場で実践に先立って、ある程度のスキルアップをした段階で、ここからゴーサインを出
して教育の場にこの実践等を持ち込もうというところが、本来は多いのではないのかと思
います。
スキルアップのテストを前倒しして行うということですけれども、まだそれは行われて
いないわけであって、このテストを行った段階で先生方がどれだけ習熟度を高められたか、
それをもとに判定して、やはり実践に生かしていった方がいいのではないかなと私個人は
感じるんですが、その件についてだけお答えをお願いします。
○議長(石川
修君)
○教育長(門脇厚司君)
教育長。
岡沢議員のご質問にお答えしたいと思います。
常任委員会は、17 日でしたか。
〔「16 日です」と呼ぶ者あり〕
○教育長(門脇厚司君)
16 日ですか。16 日、私、日本教師教育学会の大会が福井大学
であって、どうしても発表しないといけない事情があって欠席させてもらいました。
そのときにどういうような、この常任委員会でやりとりされたか承知しておりませんけ
れども、私なりの教育長としての認識をちょっと説明をさせていただきたいと思います。
- 118 -
議員がおっしゃるとおり、先生方のスキルアップが完了した段階でその機器を導入する
というのは、これは一般的に考えれば筋ですね。
ところが、幸か不幸か、村では総務省の予算で小学校三つに1校 5,000 万円という、全
部で1億 5,000 万の金をかけて、国の予算で、電子黒板だとか児童が使う全員にタブレッ
トを渡すとかというようなものが一気に、物が最初に導入されたというような事情があっ
て、教育長としては、議員がおっしゃるような手順を踏みたかったんですけれども、せっ
かくそれだけのお金を国がつけてくれるというようなことのメリットは、やっぱり考えな
いといけないというように考え直して今取り組んでいる最中でございます。
今月 30 日にまた、この件で日本教育新聞が取材に来たいというようなことですので、
そのときは、きちんと記者に説明をして、それをいい記事にしてもらって、全先生方にそ
の記事を読んでもらって、村ではこういうような方針で進めますということを理解しても
らうチャンスにしたいと思っておりますけども、それを多少前倒ししながらお話するよう
なことになりますけれども。
とにかく今、富士通だとかベネッセだとかの協力を得ながら、先生方のやっぱりとりあ
えずスキルアップをしないといけないということで、今、富士通とかベネッセとかの強力
を得ながらスキルアップを進めておりますけども、肝心要なものは、児童生徒の学力、学
力も基礎・基本の学力を高めるとか、あるいは、今、文科省が言っている思考力だとか判
断力だとか表現力だとかというような力をつける。さらにまた進めば、何が問題なのか、
それをみずからの頭で発見するとか、こういうような問題については、こういうような形
で解決できるんじゃないかという問題解決能力だとか、一般的には、PISA型の学力と
今、言われていますけども、こういうさまざまなレベルがあるわけですね。
どういうようなメカニズムを、どういうような使い方をすれば、基礎学力を高めること
に貢献できる。思考力を高めたり判断力を高めるためには、こういうような使い方をする
ことができるというようなノウハウが、総務省だとか文科省が進めていますけども、これ
は今のところほとんどそういう、こういうことをやりなさい、やりなさいとは言っていま
すけども、どうすればいいかということのノウハウは、残念ながら、ないわけです。
私は今、一方では社会力、機械に頼らずに、人と人のつながりを大事にしながら、人間
形成をしながら、かつ、ICTのメリットも生かすようなことを美浦村で独自に開発して
いくというようなことを考えております。ですから、どこにもノウハウがないとしたら、
美浦が頑張ってやっていきますよ、そのことをどんどん全国にも発信していきたいという
ふうに考えています。
そ の 手 順 とし て 、 先 ほど の ご 指 摘が あ っ た とこ ろ に 触 れて い け ば 、42 ペ ー ジの 部 分 の
75 万 云 々の と こ ろは、 こ れ は富士 通 ・ ベネッ セ に お願い し て いる部 分 で す。要 す る に 機
械そのものを操作するところでサポートしてもらうというようなところでの予算。
もう一つの 41 ページのところの二百何十万のところは、いずれは村独自にこの事業を
進めていかないといけないというふうに考えておりますので、いつまでも富士通・ベネッ
- 119 -
セに頼るわけにいかないだろうと。
そのために、いずれは独立するときのその指導を村独自に養成するというようなことも
必要だろうと。同時にやっていかないといけないだろうということで、こういうような予
算を計上しているというふうにご理解いただければありがたいと思います。
よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
岡沢
清君。
○2番(岡沢
清君)
大変簡潔でわかりやすい、そして私が尋ねた範囲内の、やはり学
校教育による実践ということに関してご説明いただいたと思います。
当初予算でも、ICT事業導入のことに触れられていましたけども、その当初予算の説
明書よりも、今回の答弁でさらに理解を深めさせていただいたと思います。
このICT事業が、美浦村がモデルになるような形で進められると期待して、質問を終
わります。
○議長(石川
林
修君)
そのほか、質疑のある方はどうぞ。
昌子君。
○ 8 番 (林
昌 子 君)
38 ペ ージ の 土 木費の 土 木 総務費 の 中 で子ど も 手 当が出 て い る わ
けなんですけれども、これは厚生文教常任委員会の方でもお尋ねをし、実はなぜこの質問
をするかといいますと、こちらの補正の方では、すべて当初予算もそうだと思いますが、
お給料の内訳は全部明記されていますよね。前段の方では明記されておりながらも、その
後の 47 ページの給与費明細書の方には、いろいろな諸手当、給料と、49 ページ等の給料、
職員手当とか出てきておりますけれども、こちらの一覧の説明書の方だと思うんですけれ
ども、こちらの方には一切子ども手当の、出ていないんですよね、課目が。
ですので、慣例でやられているとは思うんですけれども、補正のときにはきちっと子ど
も手当と明記されるわけですので、出どころが国の予算であろうが何であろうが、県の補
助金とかそういうものもいつも明記されておりますので、できれば、私たち教えていただ
く側としても、給与明細書の方にも明記されてしかりではないかな。そうしないと、数字
が合わなくなるんですね。そういうところを今後改善できないのかどうかということをひ
とつお尋ねをさせていただきます。
も う 一 つ は、 26 ペ ージ で す ね 。総 務 費 の 一般 管 理 費 の中 で 、 過 日の 一 般 質 問で さ せ て
い た だ きまし た 村 長の 20% カッ ト の 件とこ れ は 関連す る も のです の で 、再度 質 問 をさ せ
ていただきたいと思います。
ここに特別職給与関係経費が 251 万 7,000 円の増額補正が計上されております。過日の
質問で、村長の答弁を要約いたしますと、要は1期目のときには、行財政改革の一環の目
玉として、20%自分の給与をカットするという、それをもって当選をされました。
2 期 目 も 、そ の チ ラ シの 中 に は 、行 財 政 改 革の 一 環 と して 自 分 は 20% カ ッ トし て き ま
したよという、実績の中に大きく述べられ、それが継続されるかのような、村民が勘違い
をするようなチラシを作製されておりましたので、私は、この2期目も、6月の補正にも
- 120 -
出てきておりませんので、20%削減継続され、さらに2期目も意欲を持って行財政改革を
やっていく一環に自分の給料を投じるという、そういう前向きな思いで2期目を当選され
たと私は認識しておりましたが、過日の傍聴にて来ていた方々も口をそろえて、「20%カ
ットすべきである」というような意見、というか、「そういうふうに思っていた」と言う
方がほとんどでした。
また、私は、一般質問する前にお尋ねをした方々もみんな、村長はそのまま継続をして
いるという認識で応援をしていたという方のお声をいただいたものですから、質問させて
いただいたわけですけれども、でも、現実はこのように増額補正ということは、もう2期
目はしないんだなと、元の給料に戻っているということがここで判明したわけなんですけ
れども、そのことに関しての答弁が要は、4年間、元に戻して、その給料いただいた中の
ものを蓄積をし、自分が村長勇退後にいろんなところに寄附をして有効活用していく、そ
ういうことをやっていきたいということで今回は戻したというふうに聞き取れたわけなん
です。
でも、この行革の中で、また、この財政困難な中で、果たしてそれが住民に理解をされ
るのかなというふうに思いますので、これは執行部に対して言っていることではございま
せん。村長個人として、そういう部分をどのように受けとめてこの増額補正を通されるの
か、そういう部分をちょっとお尋ねをしたいと思います。
この2点、よろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
林議員の1点目の質問、子ども手当の件についてお答え申し
上げます。
子ども手当なんですけれども、47 ページ以降の給与費明細書の方の 48 ページですね、
職員手当の内訳というところ、ここに子ども手当についても記載をしたらどうなんでしょ
うということだと思います。
それで、この給与費明細の書式といいますのは、国の方で流れているモデル、基準に基
づいて村の方でつくっております。それで、制度上の職員給与、給与費明細は、職員給与
について、その明細を記載するというようなことでございますので、子ども手当について
は、職員給与とはちょっと性質が違うのかということで考えております。
しかしながら、他の市町村を見ますと、この給与費明細のところに子ども手当を含めて
記載をしているところもございます。そういうことですので、ここの項については、いま
すぐに次回から直しますということではなくて、ちょっと研究をさせていただくというよ
うなことで答弁にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
2点目の村長の給与に関する部分なんですけれども、事務的
な条例上の手続がどういうふうになっていたかだけ、最初にご説明をしたいと思います。
これは、村長1期目の平成 19 年6月の議会で、美浦村特別職の職員で常勤のものの給
- 121 -
与及び旅費に関する条例の特例に関する条例ということで、平成 19 年6月の議会に上程
しまして、そこで議決をいただいております。
それで、この条例の名称にありますとおり、条例の特例に関する条例ということで期限
を切っておりまして、平成 19 年5月 15 日から平成 23 年5月 14 日までの、村長の1期目
の任期と重なるわけなんですけども、そういうことで特例の条例となっております。
それで、条例の附則の中でも、「この条例は、平成 23 年5月 14 日限り、その効力を失
う」ということで、条例の中でも明記をしておりまして、それに基づいてこの 19 年可決
いただいた条例については、23 年5月 14 日をもってその効力を失っているというのが今
の状況でございます。
以上でございます。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
議員各位には、きのう台風 15 号が、美浦村を直撃ではないんで
すが、大分雨も風も強い中、村道の中には倒木等もありまして、きょう、都市建設と環境
課の方が、少し村内の方を片づけたり何かしております。最終日、本当に大変ご苦労さま
でございます。
今、林議員の、総務費の中の特別職の部分、今、条例の中のものは総務課長の方から答
弁をしたと思います。一般質問でも、これについては、議員の方からいろいろ質疑があり
ました。
この補正予算の中の私の方の答弁も、一般質問の答弁と同様でありますので、よろしく
お願いいたします。
○議長(石川
○8番(林
修君)
昌子君)
林
昌子君。
子ども手当に関して、近隣でも明記されているところがあるとい
うこと、また、そういう研究をしながら、また次につながるかどうか、期間は定まらない
けれども検討していただけるということでした。
やはり補正予算の明細と給与明細の数字、照らし合わせる側としましては、やはり違う
と、違うこと自体が理解できなくなってまいりますので、できれば前向きに、これは議会
に提出する書類でありますので、法的にこれを明記したからといって違法になるとか、そ
ういう次元の問題ではないと思いますので、執行部側がこれを明記すればいい問題である
と思いますので、ぜひ前向きに明記する形で、今後も子ども手当に限らず、補正予算に提
示された金額と給与明細の方が合うような形で資料を提出していただければありがたいの
かなと思いますので、再度それは強く要望をして終わりにさせていただきたいと思います。
早期に実現することを要望いたします。
特別職の給与関係の村長の件ですけれども、同じということで、では今回、1期目は前
向きに行財政改革をしていく中に自分の給料を投じるということをやっていただき、一つ、
住民からそれはすごく評価を得た部分での今回2期目の当選であるかなという部分も結構
大きな比重がありました。
- 122 -
で す の で 、こ の 2 期 目、 ま た 、 村長 の 答 弁 の中 で 、 そ の自 分 が カ ット し た 20% が ど こ
に使われているかわからない。だから、住民に理解されなかったというような答弁がござ
い ま し たけれ ど も 、でも 、 そ れはそ れ で 、この 20% をど こ に 使うと 、 明 記でき る よ う な
内容のものでもないと思います。総体として。村長は、一部はなくて村全体のことを考え
る わ け ですか ら 、 村全体 の バ ランス を 考 えて、 そ の 20% 分 を 有効に 使 っ ていた だ く 。 そ
の中で、4年間の実績としてあらわれてくるわけですから。
それが住民に理解されていなかったというのであれば、この4年間をかけて、また住民
に理解していただくためのアピールをしていくことが大事ではないかなと思いまして、や
はり行財政改革の一環でやった1期目の志をなくさないでいただきたいという要望を込め
て、私はこの補正に関して、できれば村長の思いで、執行部ではなくして、村長の思いと
して、再度やっていくよということであれば、さかのぼって条例改正はまた制定できるわ
けですので、そういう志があるのかないのかということをお尋ねをさせていただきます。
それによって、これは、補正は承認できませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、再質問に対してですね。
村民がそれについての評価をどうするか。今おっしゃったように「行財政改革の中で」
という話がありました。できれば、本当はどういうものにそれが反映したのかというのは、
住民も望んでいることだと思いますし、私もそれは望むところであるというふうに思いま
す。できれば、本当であれば、この条例的なもの、時限的な条例をつくりましたけど、い
や、別に私は固定化でしていただいてもいいのかなと。
ただし、それについてのそれぞれの、そのときやる首長がどのような考えでそこを使う
か。この前も申し上げましたように、私は教育と福祉と環境を考えていますよというお話
をしましたので、その辺、私は固定化をしていただいて、その中でやるというふうな方向
性が見えれば一番よろしいのかな、時限ということではなくて。
その辺は、私が提案をして、皆さんがどういうふうにするか、結果的に条例にしても、
皆さんの議決がないとできない。その辺は私は、どうせいろんな面で形に見えるものとす
れば、条例の中で、時限的なものじゃなくて固定的なものはやっても、もっとよく目に見
えるのかなというふうに思います。
○議長(石川
○8番(林
修君)
昌子君)
林
昌子君。
ただいまの答弁では、固定ということになりますと、前回の条例
を固定化するというふうに受けとめました。ということは、今回、20%削減してもいいと
いう思いはあるというふうに聞き取れます。固定ということであれば。どなたが村長にな
るかわかりませんので、固定というのは難しいのかな。その、なる村長自体の思いなのか
もしれないんですね。
でも、今、村長が図らずも固定という言葉を出しましたので、もし固定としたいとう村
長の強い要望があるのであれば、またしかり議会としても重み、村長の思いを重く受けと
- 123 -
めていきたいと思いますが、固定という思いは、じゃ、現在持っているということで了解
してよろしいでしょうか。そしたら、また、条例改正するということになりますけれども、
その答弁をお願いいたします。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、再々質問に対して答弁をしたいと思います。
私の思いは、先ほども言ったように、時限的なものということの貢献ではなく、それは
この前の部分で、出した出さないじゃなくて、できれば固定的なものであると、通年でず
うっとそういうものが行く。だれがなろうと、そういう思いは私だけじゃなくて、だれも
同じ考えでそこに踏み込んでくる人がいるでしょう、ということだと私は思います。
そういう意味をもって、できれば固定化に向けて調整ができれば、そういうふうな判断
を皆さんの中でしていただければ、私はそういうふうに一番いいのかなというふうに思っ
ています。
○議長(石川
修君)
林
昌子君に申し上げます。
既に質問の回数は3回を超えてございます。明解な答弁を得るために質問を許します。
林
昌子君。
○8番(林
昌子君)
議長、ありがとうございます。重ねてありがとうございます。
確認をさせていただきます。ですので、答弁が明瞭に聞こえません。ですので、村長の
思いが固定に向けてやっていく、20%削減のまま、村長の給料自体をもう固定化していく
ことに、今の答弁ではやっていくというふうに受けとめられました。
じゃ、それをいつまでにやるのか。これは1年後2年後では意味がないと思います。で
すので何としても、この補正が出ているわけですので、本議会中にきちっとその方向性を
決めて、きっちりと明解に答弁を述べていただきたいと思います。いつ行うのか、よろし
くお願いいたします。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それについては、総務の方と詰めまして、できれば早目に。第4
回 、 12 月も ご ざ います の で 、そこ で 確 定はで き る ような も の はして い き たいと い う ふ う
に思って、来年度予算もありますことなので、その辺も踏まえて、「来年度」と私は言い
ません。12 月にその部分で提出させていただくことも考えております。
○議長(石川
修君)
ここで、会議の途中でございますけれども、暫時休憩とします。
再開を 11 時 10 分といたします。
午前11時00分休憩
午前11時17分開議
○議長(石川
修君)
それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
そのほか、質疑のある方、どうぞ。
小泉輝忠君
- 124 -
○12番(小泉輝忠君)
今、村長の給与のことで、いろいろ話が出ておりますけども、
私は、もし村長の思いが、固定というのは、そこは、それ以降の人のことも下げるような
形 に な ります の で 、村長 の 方 から、 12 月 にも し 定 例のと き に 、期限 的 な ことで 前 に 戻 す
というようなことであれば、私は、それでいいのかなと思います。
もしそれでみんなが納得できないのであれば、全協の方に切りかえてやっていただけれ
ばと思いますので、村長、その辺のことを話してもらえば、私はそれでいいと思います。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それについては、改選のときに、こういうふうな問題が出ないよ
うにするのには、固定が一番よくて、時限的なことであるからこういうことが発生すると。
ですから、そのとき、だれがなるかわかりません。意欲があれば、私も当然次回も意欲を
持ってなるかもしれません。ただ、そのときになった人がその辺の特別職の見直しをどう
いうふうに提案をするか、それで議会が了承をすれば一番いいんじゃないですか。
そういうことが、こういうことが今回起きたことの部分であれば、固定をしてやること
が一番よろしいというふうに私は認識して、提案を、私の提案というわけじゃないですけ
ども、そういうふうな考えを持って今回の答弁をしたわけでございます。
○議長(石川
修君)
小泉輝忠君。
○12番(小泉輝忠君)
今、村長の答弁ですと 12 月、あれですから 12 月には何らかの
固定、もしくは時限、村長の考えですと、固定というような話も出ましたけども、必ずや
提案をするというようなことの約束と取ってよろしいですか。
○議長(石川
修君)
村長。
○ 村 長 (中島
栄 君)
そ れ につい て は 総務の 方 と 協議を し て 、 12 月 に は間違 い な く 提
出をさせていただきます。
○議長(石川
沼
修君)
そのほか質疑ございませんか。
光芳君。
○14番(沼
光芳君)
同僚議員の方から、村長の特別職給与について、るる話があっ
て、村長の方から、固定にするよという流れになっていますが、最初の林議員の質問の趣
旨からかなりちょっと離れてきているのかなという思いがあります。
また、議員の中でもこの件に関しては、もっと村長から話を聞きたいという意見もあり
ますので、ここで全員協議会に切りかえていただきたいということを、議長の方に要望い
たします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
ただいま沼
光芳君から、暫時休憩をし、全員協議会を開催する
ことの動議が提出されました。
この動議は賛成者がありますので、成立をいたしました。
それでは、暫時休憩をし、全員協議会を開催することの動議を議題として、採決をいた
します。
- 125 -
この採決は、挙手によって行います。
暫時休憩をし、全員協議会を開催することに賛成する方は、挙手をお願いします。
〔挙手多数〕
○議長(石川
修君)
賛成多数。よって、動議は可決されましたので、暫時休憩をし、
全員協議会を開催することに決しました。
暫時休憩をします。
それでは、委員会室の方へお集まりください。
午前11時17分休憩
午後
○議長(石川
修君)
1時00分開議
それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。
村 長 の 給 与に 関 す る 質疑 に 関 し ては 、 先 ほ どの 全 員 協 議会 に お い て、 12 月 定例 会 ま で
に総務課と協議をし、決定するということになりましたので、その他についての質疑のあ
る方はどうぞ。
質疑ございませんか。
沼
光芳君。
○ 1 4 番(沼
光 芳君)
39 ペー ジ の 災害対 策 費 、機械 器 具 費とい う こ とで、 非 常 用 発
電機・非常用投光機ということで、購入ということで出ております。
総務委員会の中で質問させていただいたんですが、総務部長の方からお答えをいただい
てあるんですが、村長の方から聞きたいんですが、東日本大震災もそうですが、今回の台
風 15 号の影響等、これからますますこういった状況というか、あると思います。そうい
った中で、やはりこういった準備も大変必要なことだと思います。
しかしながら、こういった備えをしておいても、それをはるかに超えるような、そうい
う状況も出てくるかと思います。そういう場合には当然さまざまな機器等も必要になって
くるわけでございますが、そうしたときに、やはりいち早く対応をしていくためには、近
隣市町村でもやっていると思いますが、そういったリース会社との協定を結ぶだとか、去
年ですか、この前もそういう運送会社との協定とかそういうのもやられていると思います
が、今後そういったお考えがあるのかどうかをお答えいただきたいと思います。
○議長(石川
修君)
村長。
○村長(中島
栄君)
それでは、今、災害について行政としてどういう住民に安心した
ものを備えておくかという、想定外というふうなことが今、いろんな災害の中に起きてお
ります。この前の地震、3月 11 日のときにも、想定をした高さよりもはるかに大きな津
波、結果的にその津波が来たので、福島第一原発の事故も起きてしまったという。これは
専門的な分野でそういう災害を想定している学者の中にでも、それを超えるような部分の
災害が起きているのが事実でございます。
そういう意味で、美浦村もこの前、地震の後、その1カ月ぐらい前かな、実はトラック
- 126 -
協会の関係といろんなときに協定を結ぼうという案を、協会の方から申し出がありました。
美浦村もそういう協定を、よその自治体も結んでおりましたので、快く美浦村としてもお
願いしますということで協定を結んだ経緯があります。おかげで、県の方から緊急支援物
資、また、いろんな面で対応をするときに、積極的に協力をいただいた経緯がございます。
そういう協定は、トラック協会のみならず、建設業界、そしてまた建設の機械を支える
リース業界とかいろいろあるかと思います。そういうところと極力早目の協定をできるよ
うにして、住民の安全・安心はそういうところから発生してくるものもあるだろうという
ふうに思っております。
事実、村と姉妹提携を結んでいた当時のところもありますし、それから、同じ境遇の自
治体の中で、今回の震災のときにも大分お世話になりました。いつ、どこで災害が起こる
かわからないような日本の中でございますので、そういう協力関係にある自治体とも密に
しながら、いろんな面で情報を把握しながら、要請をされれば即座にこたえてあげる。ま
た、要請をしたときにも快く引き受けてくれた経緯もございますので、その辺、議員おっ
しゃるようないろんな業界との協定も視野に入れて、早目の協定はぜひ結んでおくべき必
要があるというふうに思っております。
ぜひ、その辺もよその自治体の協力関係の事例もあろうかと思いますので、それも参考
にしながら、美浦村の災害に対する安全・安心、それをこの前の教訓からぜひ構築してい
きたいというふうに思っております。
○議長(石川
修君)
○14番(沼
光芳君)
沼
光芳君。
村長の方から明解な答弁をいただきましたので、了解をいたし
ました。ぜひとも早い段階で、そういった形で進めていっていただきたいと思います。
終わります。
○議長(石川
修君)
そのほか質疑のある方、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第6、議案第8号、平成 23 年度美浦村国民健康保険特別会
- 127 -
計補正予算(第2号)を議題といたします。
質疑のある方はどうぞ。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第7、議案第9号、平成 23 年度美浦村農業集落排水事業特
別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決をいたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
日程第8、議案第 10 号、平成 23 年度美浦村公共下水道事業特別
会計補正予算(第2号)を議題といたします。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
- 128 -
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決をいたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
日程第9、議案第 11 号、平成 23 年度美浦村介護保険特別会計補
正予算(第2号)を議題といたします。
質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決をいたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
日程第 10、議案第 12 号、平成 23 年度美浦村水道事業会計補正
予算(第1号)を議題にいたします。
質疑のある方はどうぞ。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
- 129 -
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
日程第 11、議案第 13 号、平成 22 年度美浦村一般会計決算認定
の件から、日程第 18、議案第 20 号、平成 22 年度美浦村水道事業会計決算認定の件を一
括議題といたします。
付託案件について、委員長の報告を求めます。
決算特別委員長、下村
宏君。
○決算特別委員長(下村
宏君)
私より、平成 22 年度美浦村決算認定の8議案につい
て、特別委員会の審査報告をいたします。
本委員会は、平成 23 年9月 15 日に本議会において設置がされ、同日、議案第 13 号、
平成 22 年度美浦村一般会計決算認定の件から議案第 20 号、平成 22 年度美浦村水道事業
会計決算認定の件8議案が、委員会付託となりました。
委員会は、9月 15 日・9月 21 日の2日間開催をいたしました。
9月 15 日の特別委員会では、正・副委員長の互選を行いました。指名推薦により、決
算審査特別委員会委員長に私、下村宏と、副委員長に羽成邦夫君が選任をされました。
9月 21 日の特別委員会では、議案第 13 号、平成 22 年度美浦村一般会計決算認定の件
から議案第 20 号、平成 22 年度美浦村水道事業会計決算認定の8議案について、審査を行
いました。
審査の結果、議案第 13 号、平成 22 年度美浦村一般会計決算認定の件から議案第 20 号、
平成 22 年度美浦村水道事業会計決算認定の件までの全8議案は、全員賛成により認定す
るものと決定をいたしました。
以上の結果を、会議規則第 41 条第1項の規定により報告をいたします。
以上、よろしくお願いします。
○議長(石川
修君)
委員長報告が終了しました。
委員長に対する質疑は、全議員で構成する委員会のため、省略をいたします。
○議長(石川
修君)
これより、日程第 11、議案第 13 号、平成 22 年度美浦村一般会
計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものでございます。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
- 130 -
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定をいたしました。
○議長(石川
修君)
日程第 12、議案第 14 号、平成 22 年度美浦村国民健康保険特別
会計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
次に、日程第 13、議案第 15 号、平成 22 年度美浦村老人保健特
別会計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものでございます。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
次に、日程第 14、議案第 16 号、平成 22 年度美浦村農業集落排
水事業特別会計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものでございます。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
- 131 -
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
次に、日程第 15、議案第 17 号、平成 22 年度美浦村公共下水道
事業特別会計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決をいたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定をいたします。
○議長(石川
修君)
次に、日程第 16、議案第 18 号、平成 22 年度美浦村介護保険特
別会計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決をいたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定いたします。
○議長(石川
修君)
次に、日程第 17、議案第 19 号、平成 22 年度美浦村後期高齢者
医療特別会計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものでございます。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
- 132 -
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定いたしました。
○議長(石川
修君)
次に、日程第 18、議案第 20 号、平成 22 年度美浦村水道事業会
計決算認定の件の討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、認定とするものです。
本案は、委員長の報告のとおり、認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、認定することに決定をいたしました。
○ 議 長 (石川
修 君)
日 程 第 19、 閉 会中の 所 管 事務調 査 に ついて 、 こ の件に つ き ま し
ては、各常任委員会及び議会運営委員会の委員長から、閉会中の所管事務調査について申
し出があったものです。
お諮りをいたします。
本件は、申し出のとおり、閉会中の調査事項としたいが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石川
修君)
異議なしと認め、さよう決定いたしました。
○議長(石川
修君)
以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。
平成 23 年第3回美浦村議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでございました。
午後1時24分閉会
- 133 -
地方自治法第123条第2項の規定により署名する
美浦村議会議長
石
川
署
名
議
員
椎
名
利
夫
署
名
議
員
山
崎
幸
子
署
名
議
員
富
田
隆
雄
- 134 -
修
美浦村議会決算審査特別委員会
(第
1
号)
平成23年9月15日
開会
1.審査案件
1)特別委員長の互選
2)特別副委員長の互選
1.出
席
委
員
委
1.欠
席
委
員
長
下
村
宏
君
副 委 員 長
羽
成
邦
夫
君
委
塚
本
光
司
君
〃
岡
沢
清
君
〃
飯
田
洋
司
君
〃
椎
名
利
夫
君
〃
山
崎
幸
子
君
〃
富
田
隆
雄
君
〃
山
本
一
惠
君
〃
林
昌
子
君
〃
坂
本
一
夫
君
〃
小
泉
輝
忠
君
〃
石
川
修
君
〃
沼
芳
君
員
光
員
な
し
1.本会議に職務のため出席した者
議会事務局長
北
出
攻
午後1時33分開会
○議会事務局長(北出
攻君)
それでは、ご苦労さまです。
本日は、委員選任後、最初の委員会でありますので、委員長が互選されるまでの間、委
員会条例第9条第2項の規定により、年長の委員が臨時に委員長の職務を行うことになっ
- 1 -
ております。
出席委員中、坂本委員が年長の委員でありますので、臨時委員長をお願いします。
〔臨時委員長
○臨時委員長(坂本一夫君)
坂本一夫君着席〕
ただいま事務局から説明がございましたように、私が年長
者でありますので、これから決算審査特別委員会の委員長が決まるまでの間、臨時予算審
査特別委員長の職務を行います。委員長の互選までご協力よろしくお願いします。
午後1時33分開会
○臨時委員長(坂本一夫君)
ただいまの出席委員数は、14 人でございます。ただいまか
ら決算審査特別委員会を開会いたします。
これより決算審査特別委員長の互選を行います。
お諮りいたします。
決算審査特別委員長の互選は、指名推選の方法により行いますか、それとも投票のいず
れにより行いますか。
〔「指名推選」と呼ぶ者あり〕
○臨時委員長(坂本一夫君)
指名推選とのことでございますので、委員長の互選の方法
は、指名推選とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○臨時委員長(坂本一夫君)
ご異議なしと認め、委員長の互選の方法は、指名推選とす
ることに決定いたしました。
指名推選の方法により、私が指名いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○臨時委員長(坂本一夫君) ご異議なしと認め、下村
宏君を委員長に指名いたします。
ただいまの指名にご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○臨時委員長(坂本一夫君)
ご異議なしと認めます。よって、下村
宏君が委員長に当
選されました。
○臨時委員長(坂本一夫君) ありがとうございました。それでは委員長と交代をします。
〔臨時委員長
○委員長(下村
宏君)
坂本一夫君退席、委員長
下村
宏君着席〕
それでは、再開いたします。
これより決算審査特別副委員長の互選を行います。
お諮りいたします。
決算審査特別副委員長の互選の方法は、指名推選の方法によりますか、それとも投票の
いずれにより行いますか、お諮りいたします。
- 2 -
〔「指名推選」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
指名推選とのことでございますので、決算審査特別副委員長の
互選は、指名推選とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
ご異議なしと認め、副委員長の互選の方法は、指名推選による
ことに決しました。
お諮りいたします。
指名推選の方法により、私から指名いたしたいと思いますが、これにご異議ありません
か。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
ご異議なしと認め、羽成邦夫君を副委員長に指名いたします。
ただいまの指名にご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
ご異議なしと認めます。よって、羽成邦夫君が副委員長に当選
宏君)
以上で、決算審査特別委員会を散会します。
されました。
○委員長(下村
なお、次回の決算審査特別委員会は9月 21 日午前 10 時から開催しますので、よろしく
お願いいたします。
ご苦労さまでございました。
午後1時40分散会
- 3 -
美浦村議会決算審査特別委員会
(第
2
号)
平成23年9月21日
開議
1.審査案件
1)議案第11号 平成22年度美浦村一般会計決算認定の件
2)議案第12号 平成22年度美浦村国民健康保険特別会計決算認定の件
3)議案第13号 平成22年度美浦村老人保健特別会計決算認定の件
4)議案第14号 平成22年度美浦村農業集落排水事業特別会計決算認定の件
5)議案第15号 平成22年度美浦村公共下水道事業特別会計決算認定の件
6)議案第16号 平成22年度美浦村介護保険特別会計決算認定の件
7)議案第17号 平成22年度美浦村後期高齢者医療特別会計決算認定の件
8)議案第18号 平成22年度美浦村水道事業会計決算認定の件
1.出
席
委
員
委
1.欠
席
委
員
長
下
村
宏
君
副 委 員 長
羽
成
邦
夫
君
委
塚
本
光
司
君
〃
岡
沢
清
君
〃
飯
田
洋
司
君
〃
椎
名
利
夫
君
〃
山
崎
幸
子
君
〃
富
田
隆
雄
君
〃
山
本
一
惠
君
〃
林
昌
子
君
〃
坂
本
一
夫
君
〃
小
泉
輝
忠
君
〃
石
川
修
君
〃
沼
芳
君
員
員
な
-5-
し
光
1,地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者
村
教
育
総
務
部
長
中
島
栄
君
長
門
脇
厚
司
君
長
小
泉
菊
男
君
保
健
福
祉
部
長
大
橋
幸
雄
君
経
済
建
設
部
長
沼
崎
武
男
君
教育次長兼生涯学習課長
岡
田
守
君
総
長
増
尾
嘉
一
君
長
増
尾
正
己
君
企
務
画
財
課
政
課
税
務
課
長
石
橋
喜
和
君
収
納
課
長
浅
野
重
人
君
長
池
延
政
夫
君
都
市
建
設
課
経
済
課
長
仲
内
秀
夫
君
住
民
課
長
飯
塚
尚
央
君
長
松
葉
博
昭
君
福
祉
介
護
課
保
育
所
長
鵜
沢
あさ子
君
児
童
館
長
宮
本
きみ子
君
健
康
増
進
課
長
堀
越
文
恵
君
国
保
年
金
課
長
桑
野
正
美
君
生
活
環
境
課
長
坂
本
敏
夫
君
会計管理者兼会計課長
古
渡
和
夫
君
上
下
水
道
課
長
青
野
道
生
君
学
校
教
育
課
長
浅
野
勝
夫
君
美
浦
幼
稚
園
長
小
泉
俊
子
君
事
務
局
長
北
出
記
木
村
1.本会議に職務のため出席した者
議
会
書
攻
弘
子
午前10時00分開会
○委員長(下村
宏君)
皆さん、おはようございます。
定刻になりましたので、決算審査特別委員会の方を始めさせていただきます。議事進行
はふなれでありますので、皆様のご協力、よろしくお願いをいたします。
ただいまの出席委員数は14名、全員出席となっております。
それでは、ただいまより、決算審査特別委員会を開会いたします。
-6-
付託されている案件は、お手元の議事日程のとおり、議案第 13 号から議案第 20 号まで、
各会計の決算認定8議案となっております。
なお、執行部からの説明は、議案上程の際にいただいておりますので省略をいたします。
それでは、議事に入ります。
○委員長(下村
宏君)
議案第 13 号、平成 22 年度美浦村一般会計決算認定の件を議題
といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
林委員、お願いします。
○委員(林
昌子君)
どうもおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。
質疑ではないんですが、最初ちょっと資料の提供をさせていただきたいと思います。
滞納状況の一覧を過日提出していただいたわけなんですけれども、これを見ますと平成
21 年度で終わっておりますので、ぜひ 22 年度分の滞納の一覧を、この決算特別委員会を開
いている最中に提出をお願いできたらと思います。できれば、各年度の合計金額も入れて
提出いただけたらありがたいと存じます。どうか何とかよろしくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
事務局、ただいまの件について、資料の提出ですが、本審議中
に間に合うかどうか確認をしてください。
○総務部長(小泉菊男君)
じゃ、その件について、収納課長から答弁させます。
○収納課長(浅野重人君)
それでは、お答え申し上げます。
22 年度分が漏れておりましたということで、早急に、本審議中に提出をさせていただき
ます。よろしくお願いします。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
○委員長(下村
審議中に提出をお願いします。
あわせて合計もお願いします。
宏君)
あわせて合計もということでありますので、よろしくお願いを
したいと思います。
次に質問のある方、どうぞ。
質問のある方、おりませんか。
林委員、お願いします。
○委員(林
昌子君) 済みません、一つだけちょっと教えていただきたいと思いまして。
49 ページ。この間、……お考えになっていただけたかと思います。
総務費の一般管理費の中で、特別職給与関係経費で、給与で、あと村長の特別職の給料
明細が出ておりますけれども、これは特別職給だと 01 村長なんですが、次の期末手当と退
職手当は、02 の特別職という項目になっているんですけれども、この整理の仕方というん
ですか、01 で統一じゃなくて、特別職にする意味を教えていただきたいと思います。
-7-
○委員長(下村
宏君)
答弁の方をお願いします。
○総務課長(増尾嘉一君)
○委員長(下村
宏君)
林委員、済みません、ちょっと質問……。
済みません、答弁の際、挙手をお願いします。
増尾課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
ちょっと質問の内容を確認したいんですけれども、01 の特別
職の給与関係経費と、02 の職員給与関係経費の違いということでよろしいんですか。そう
じゃないの。
○委員(林
昌子君)
済みません、もう一度訂正、言い直します。
特別職の 01 は村長で、03 の職員手当等とか共済費、これは村長の給料の内訳と別の方の
給料明細でしょうか。
○委員長(下村
宏君)
増尾課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
01 は特別職の給与関係経費でございますので、その中の 02、
03、04 等も特別職の給与の関係の経費ということです。一般職ではございません。特別職
の給与の関係で、節の 01 にまとめております。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
はい。林委員。
ということは、村長の全部、明細というふうに理解してよろしい
ですね。
そうしましたら、この項目が 01 と、職員手当とか共済費が 01 ではなくて、02 になる理
由というのを教えていただきたいんですが。
全部、村長、村長、村長、村長とやるのではなくして、特別職としての手当ということ
で項目が分かれているということでしょうか。処理の仕方。
○委員長(下村
宏君)
増尾課長。
○総務課長(増尾嘉一君) 01 の特別職の給与の 02、03、04 の分け…、一応分けているん
ですけれども、この 02 がいわゆる本俸、本俸です。
それから、03 の職員手当の方は、詳しく申し上げますと、期末手当、退職手当、そうで
すね、その下で、また 03 の中で 09、それから、一列ずつ分けてありますけども、これも村
長に対する期末手当、それから村長分の退職手当、こういう見方をしていただけばよろし
いかなと思いますけれども。
同じく、共済についても同じことです。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
申しわけありませんね。今ごろこういう質問しているのは申しわ
けないんですけれども。
こちら見る方といたしまして、結局、特別職として村長の名前が出ているわけなんです
けれども、その下の項目が、同じく 01 村長ということにならないと、別の人の手当なのか
なというふうにどうしても認識してしまいがちなものですから確認をさせていただいたわ
-8-
けなんですけれども。
これは、ずっと 01 村長というわけには、処理上無理なんですか。だれの給料なのかわか
らなくなるんですね、こちらの方は。そういうのというのは無理なんでしょうか。
○委員長(下村
宏君)
増尾課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
総務費の総務管理費の中の特別職ということですので、本村
でいえば、現在のところ村長だけということなんですけれども、条例上でいえば副村長も
特別職になっておりますので、それに副村長が入ってくれば、ここへ予算を組むようにな
ります。
そういうことですので、ここを、特別職のところを村長ということで特定してしまった、
ということです。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
特別職に、例えば今度、副村長とか助役とか、助役はない、そう
いう特別職がまた美浦村の中でそういう方がふえたら、じゃ、この本俸のところは、01 村
長、02 が副村長とか、そういうふうに分かれるということなんでしょうか。
本俸だけが村長と明記されて、職員手当になると特別職ということで、複数になれば、
職員手当が複数になれば、02 の特別職というのは認識できるんですけれども、今現在、村
長しかいないわけですので、そこが。
この 01 と 02 を、あ、ごめんなさい、特別職の中の 01 村長というのと、職員手当と期末
手当、02 特別職というこの差をつける意味がわからないんですね。
それから、期末手当にも、01 村長であれば、今お一人だけなわけですから、そういうふ
うな経理の処理の仕方はできないんでしょうか。
○委員長(下村
宏君)
増尾課長。
○総務課長(増尾嘉一君) 委員のご指摘はよくわかります。確かに、01 の中でも 01 村長
ということでとってありますので、例えば 09 期末手当の 01 として村長というとり方が不
明確ということだと思うんですけども、確かにおっしゃるとおりだと思いますので、どち
らかというとこの予算の組み方の話になってまいりますので、財政課とも相談しまして、
仮にそういうことが可能であれば、直していきたいというように思いますので、よろしく
お願いします。
○委員(林
昌子君)
○委員長(下村
宏君)
了解です。
はい。
次の方。
山本委員。
○委員(山本一惠君)
それでは、数字は小さいんですけども、103 ページの 04 障害者地
域生活支援事業費の中の委託料の 05 手話通訳者・要約筆記者派遣事業委託料、こちらの事
業内容、どこに委託しているのか、契約されているかですね。
-9-
それから内訳をちょっとお聞きしたい。仕事の内容、内訳ですね。
実は、この事業報告書を見ますと、事業報告書の 46 ページに、見ますと⑥のその内容が
載っています。利用者数が2名ということで、公費負担額が9万 8,400 円になっておりま
す。この決算書には2万 4,200 円となっておりますので、ちょっとその内訳、数字のこの
違い、内訳もあわせてお願いしたいと思います。
それと、あともう1点なんですけども、169 ページ、これは消防費の非常備消防費の中の
委託料、下の方ですが、委託料でない、負担金補助及び交付金の方です、済みません。06
の消防償じゅつ金というんですか、24 万 1,420 円、これは内容を教えていただきたいと思
います。
2点、よろしくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
課長、どうぞ。
○福祉介護課長(松葉博昭君)
ただいまのご質問ですけれども、一般の視知覚障害の方
が移動するとき、いろんなところに買い物とかいろいろ行くとき、それから、そういうと
きに字を読んだり代読したりということで、そのときに手話とか要約、要するに筆記をし
たりということで、センターというか手話のそういう協会みたいなのがございまして、そ
ちらの方に委託をして、その都度お支払いをしているという状況です。
ただ、件数がちょっと少ないものですから、何か2件だったかなと思うんですけど、そ
ういう中で今回の手話通訳のやつではの支出をしております。
それでは、今、事業報告書の中での公費負担ということですけれども、9万 8,400 円と
なっていますが、これについては、この事業については委託の中で、国と県からの補助が
出ております。その中で、国2分の1、県・村が4分の1ということで、実際には9万 8,000
円なんですけれども、村の負担分としてこちらの金額になっております。
以上です。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
2点目の非常備消防費の中の消防償じゅつ金ということなん
ですけれども、手元の資料で、団体割で 700 円で 320 人分、それから人口割で1円で、1
円×1万 8,150 円というようなことで、消防関係の上部団体への負担金であることは間違
いないんですけれども、ちょっと手元の資料では、納付先の団体名と、どういう趣旨での
負担金かといったこと、ちょっと自分がいろいろ知識不足でご説明できませんので、すぐ
にちょっと時間をいただいて、調べる時間をいただきたいと思います。よろしくお願いい
たします。
○委員長(下村
宏君)
○委員(山本一惠君)
山本委員。
済みません、じゃ、後ほどそれで、後で資料をいただくというこ
とで。
あと、先ほどの手話の方なんですけども、この事業報告書の利用者数2名というのは、
- 10 -
手話を、受ける方が2名ということで、来た人が2名ではないですよね。ちょっとこの辺。
回数は1回ということなんでしょうか。ちょっと内容、補足をお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
松葉課長。
○福祉介護課長(松葉博昭君)
ただいまのご質問ですけれども、利用者は障害を持って
いる方が2名、利用しているということです。
それから、回数ちょっと申しわけないですけど今、申しわけない、何回というのは、そ
のたびそのたびお支払いしているような形をとっていますので、ちょっと回数、後ほど、
申しわけないですけど。ちょっと……。
○委員長(下村
宏君)
山本一惠委員。
○委員(山本一惠君)
資料の中で、じゃ、回数と、どういう場所で手話とかそういうよ
うなものは利用したのか、そのことを一緒にあわせてお願いいたしたいと思います。よろ
しくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
松葉課長。
○福祉介護課長(松葉博昭君)
○委員長(下村
宏君)
それでは、お調べ次第、ご報告を申し上げます。
その他、質問ありましたらお願いをいたします。
小泉委員、どうぞ。
○委員(小泉輝忠君)
55 ページです。予備費充用ということで、55 ページで、予備費充
用ということで 111 万 9,000 円ということになっておりますけども、この件についてお願
いいたします。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
それでは、小泉委員のご質問にお答えします。
こちらの予備費の 111 万 9,000 円の予備費の充用でございます。これは、ことしの3月
に村の職員なんですが、1名ちょっと死亡というようなことになりました。3月ですので
予算にはちょっと間に合わなかったことがありまして、予備費から充用をいたしまして、
市町村共済組合の方にお支払いしている金額でございます。
以上でございます。
○委員(小泉輝忠君) ありがとうございます。それでは、そうすると、241 ページに載っ
ておるんですけども、その予備費をつかったものですか。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君) 小泉委員の質問ですが、241 ページの予備費がありまして、
予備費の一番上の 111 万 9,000 円、この数字となって、同じことです。
○委員長(下村
宏君)
○委員(小泉輝忠君)
小泉委員。
はい、ありがとうございます。
それで、あわせて、その下に充用の項目が 10 項目ぐらいあるんですけども、それで、大
きなものの額だけでも結構ですから教えていただければと思いますので、よろしくお願い
- 11 -
いたします。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
それでは、241 ページの予備費の件から申し上げます。
一番上の 111 万 9,000 円につきましては、先ほど申し上げましたので、次に移ります。
12 万 2,000 円でございます。これは、125 号バイパスのところに、美浦のG1で優勝し
た馬のPR用の掲示板を出してございます。それが当初予算では3回ほど、予算で計上し
てあったんですが、この年は大分成績がよかったもので不足を生じましたので、安田記念
と宝塚記念の2回分を予備費から充用させていただいております。残りについては、補正
予算の中で対応してございます。
次に、金額の大きいものと言いますので、次の 14 万 7,000 円のところでございます。こ
れは、戸籍の関係で住民課の方に機械が設置してあります自動検印機の、検印機というも
のがございます。これは窓口業務には、戸籍をとった場合に、最終的にとじたり印鑑を押
したりというようなことがございますので、その機械が9月 24 日に故障してございます。
それで対応としまして、修理ということもあったんですが、既にその機械が 20 年以上も経
過しておりまして、もう修理する部品もないというようなことがございましたので、予備
費から充用いたしまして、14 万 7,000 円を予備費より充用してございます。
続いて、25 万円と3万 4,000 円、続いて 4,000 円と、三つ対になってございまして、こ
れが平成 22 年度の職員の配置を、22 年度の4月1日付ということで職員の配置をしてござ
います。その結果としまして、福祉介護課・経済課に臨時職員を配置するということにな
りました。
それで、当初予算では計上していなかったものですから、4月分・5月分を予備費より
充用してございます。6月以降につきましては、6月の補正予算に計上いたしまして補正
をしてございます。
続いて、17 万 4,000 円でございます。こちらが、昨年 11 月から3月まで、保育所の方で
保育士さんが介護休暇をとりたいという申請がございました。介護休暇で休みということ
になりますので、その間の臨時の保育士の賃金でございます。
11 月分を予備費から充用いたしまして、12 月分につきましては、同じく補正予算で対応
してございますこの一月分の金額でございます。
それと、その下の1万 8,000 円でございます。こちらは保健センターのところなんです
が、こちらが昨年の8月に職員がちょっと交通事故で入院というようなことが発生いたし
ました。そのとき臨時職員を1名配置とそのようなところで配置してございます。これは
1カ月間だけなんですが、そのときに共済費の臨時職員の社会保険料が不足しております
ので、その分を計上してございます。
あと、臨時職員さんですと報酬というようなことがございますが、それは現計予算の中
で1カ月分ですので間に合わすというようなことで、報酬は計上してございません。
- 12 -
次の 28 万 9,000 円でございます。これが、新型インフルエンザワクチンの予防接種の補
助でございます。予備費で上げていますのが、11 月に予備費ということになりますので、
その前の月ですね、前の月からの医療機関からの請求分を計上してございます。12 月の補
正予算でもというようなことがあるわけなんですが、やはり 11 月の請求というようなこと
でございましたので、予備費ということで充用させていただきました。
次の 26 万 2,000 円、3万 4,000 円、5,000 円、これにつきましても、先ほど申し上げま
した臨時職員の費用でございます。4月・5月分を予備費ということで充用してございま
す。
それと、次の7万 2,000 円でございます。これにつきましては、幼稚園の送迎バスで、
添乗員を村の方でお願いしてございます。その添乗員の方が休みになってしまったという
ような事情がございます。その休みの間、臨時にお願いしなくてはならないというところ
でございます。やはり送迎バスの添乗員さんですと、報酬というところで計上してあるん
ですが、臨時職員というと賃金でございますので、賃金の項目がなかったために、予備費
から持ってございます。
それと、一番下の1万 5,000 円でございます。これは当初予算におきまして、図書室の
臨時の司書さんのところでございます。当初予算では、費用弁償は計上してございません
でした。これは村内の方で中央公民館に近かったものですから費用弁償が発生しなかった
んですが、この方が4月からちょっと転居しまして、美浦からちょっと離れましたので、
その2カ月分の費用弁償というようなことで計上してございます。これにつきましても、
6月の補正予算を組んでございます。
以上、大きいところだけご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
○委員(小泉輝忠君)
はい。
ありがとうございました。細かいことを申し上げるわけですけど
も、我々もこういうことをちょっと勉強していかなくちゃいけないと思ったので質問しま
した。ありがとうございました。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
73 ページなんですけれども、項でいうと 15、陸平基金費、備考で
いうと陸平基金費、積立金、陸平基金積立金ということで 1,018 万 374 円の積立金になる
ということなんですけども、これはどういった事業を想定して積み立てているんでしょう
か、お伺いします。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
今のご質問にお答えします。陸平基金の積立金でござい
ますが、村内に2カ所のゴルフ場がございます。このゴルフ場の利用者の方、1人 50 円、
あとはゴルフ場が 50 円、合わせますと 100 円になります。これが利用者から陸平基金、利
用者からの寄附金をいただいて、毎月ゴルフ場から村の方に入れていただいてございます。
- 13 -
その合計額と、あとは今までの基金で積み増しのところの利子分、それを合わせた金額に
なってございます。よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
これは、何ページのどの事業費とかいうわけではないんですけど
も、この決算書を通して見ますと、例えばパソコン関係の保守点検委託料、例えば 51 ペー
ジですけども、すぐ私が開けるところは。パソコン保守管理委託料、これが例えば、これ
は総務管理費ですけども、徴税費でも出てきます。いろんなところで出てくるんですけど
も、これは毎年毎年、例えばここは金額が 21 万 4,200 円、大体 30 万とか 50 万とかそのく
らいの金額なんですけれども。これは毎年毎年、この保守管理というのは依頼しているん
でしょうか。それとも、たまたま何年かに1回保守が当たっているとか。もし毎年毎年委
託しているとすれば、どのような保守管理をされているのかということをお伺いしたいん
ですが。
それと関連してですけれども、65 ページの右側でいえば、一番上の 30 ウイルス対策シス
テム使用料 58 万 2,372 円、これはパソコン関係でも、見ているとほかからは見当たらない、
ここだけなんですけども。多分これは、ホストサーバーの方のウイルス対策費かとは思う
んですけれども、その認識で構わないのかどうか、あわせてお聞きしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
それでは、51 ページのところですね。保守管理点検委託
料なんですが、これについてはいろいろな担当部署の課の方にパソコンを置いてあるもの
がございます。それについては、それぞれの、ここは総務管理費ですので総務の部署のと
ころですね。そのほか税務課とか、あと収納課とかそういうところに、それぞれのところ
で計上してございます。
それと、業務系のパソコンもございます。これは戸籍とか、あと税関係とかそういうも
のがあるんですが、それについてもやはりそれぞれの担当課のところに記入があってござ
います。
それと、65 ページのウイルス対策システム使用料、ここが企画費のところの行政情報、
前のページにいきますと、一番下の方に、03 で行政情報化推進事業というようなことにな
っておりますので、こちらはサーバー関係です。これがこの 03 番の中に含まれております
ので、そこもウイルスの対策の使用料というようなことで、58 万 2,372 円という数字だと
思います。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員、よろしいでしょうか。
関連なんですけども、私新人なものですから、よくわからないん
ですが、例えば新人議員研修会のときに、その財政の方の予算の立て方で、繰越明許費と
かあるいは継続費というものがあって、例えば継続費だと、委託の場合、例えば清掃とか
そういうことで、委託となると1年契約ではなくて数年度の契約になると。
- 14 -
そうなると、数年度の契約になる場合には、あらかじめ、継続して提出して計上すると。
1年ごとの予算をきちんと示すということだったんですけども、私が聞いたパソコンの保
守管理委託料、あるいはウイルス管理委託料というのは、私の頭の中では継続費になるも
のじゃないかなと思っていたんですが。
それで、私が聞いたのは、毎年毎年、パソコンの保守管理料を行っているのかどうか。
それとも何年か一度に定期的な検査というか期間が定められているのかということをお聞
きしたかったんです。
とにかく、今思ったのは、最初 51 ページを示しましたけども、自分で示しただけで、や
っと今からはめくっただけで、このパソコンの保守管理委託料というのは8件ぐらいある
ものですから、これだと年間かなりの財政支出になっていると思うんですけども、そこら
辺、毎年毎年なのか、あるいは委託料5年契約になっているのか、ちょっとお聞きしたい
と思うんですけど。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
今のご質問なんですが、村のパソコンについてはレンタ
ルでやっていますので、やはり先ほど委員からありましたように、5年のレンタルリース
なので、やはり5年間で債務負担行為を組みまして、それでやっております。
やはりメンテの方ですね、保守管理につきましても、やはり同じ機械、5年間リースで
すので、やはり同じような形でやってございます。
予算の計上だけが、それぞれ担当の部署がございますので、それぞれ予算的にはあらわ
していますが、実質的にはレンタルというようなことでやってございます。
○委員長(下村
宏君)
○委員(山崎幸子君)
山崎委員、どうぞ。
済みません、ちょっと議員になり立てで、まだ、この決算書の見
方もよくわからない状態なので、ちょっと恥ずかしい質問になるかもしれないんですけど、
先ほど 73 ページの岡沢委員のご質問のときに、陸平基金費の積立金、これはどういったも
のに使われるための積立金なんでしょう、というようなご質問だったように解釈したんで
すけど、そのお答えがゴルフ場が2カ所あって、利用者が1名につき 100 円ずつ払ってい
るもの、というようなお答えだったと思うんですけど、そうすると、利用料の1名に対し
て 100 円ずつ入ってくるお金っていうのは、それは入ってくるお金ですよね。ここのペー
ジのものというのは、歳出でお金を出す方のもので、ちょっとそこのところがいまいち、
私の中では何となく釈然としないようなあれだったんですけど、ちょっとお教えください。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
73 ページの陸平基金の積み立て、陸平基金費ですが、01
番に陸平基金の積立金というようなことになってございます。歳入でゴルフ場から入って
きます。村の方では、こちらの基金積立金で基金積み立てがありますので、その基金積み
立てを積み増しするというような形で基金の方に支出するということになってございます。
- 15 -
歳入の方では、歳入の方で基金ということで先ほどゴルフ場二つから、寄附をいただき
まして、それを歳入で入れたものを基金に積み立てています。
それと、この陸平基金の使用目的なんですが、教育費の。
それでは、陸平基金の使い道のところなんですが、223 ページ、ちょうど中ほどなんです
が、05 番で陸平貝塚保存活用事業費というところがございます。これの一部に陸平基金の
ものを使わせていただいているというような形です。
○委員長(下村
宏君)
○委員(山崎幸子君)
山崎委員よろしいでしょうか。
済みません。陸平貝塚保存活用事業というのは、具体的には、じ
ゃあ陸平資料館の維持管理とか、あとは陸平まつりとか、そういったことになるんでしょ
うか。
○委員長(下村
宏君)
○教育次長(岡田
教育次長。
守君)
それでは、山崎委員のご質問なんですけども、この陸平の基
金を、結局この基金からの運用を図っていくということで、これは以前から陸平に関して
の保存活用にしていくんだよと、活用していくんだよといった中で、そこの中に充当をし
ているという形になってございます。
それは、項目は今まで保存の部分にのみというようなことで昔はあったんですけども、
今は活用についてもいろいろな部分でその中に盛り込んでいただいているといったような
状況です。
○総務部長(小泉菊男君)
○委員長(下村
宏君)
済みません。
総務部長。
○総務部長(小泉菊男君)
答えの方ね、いろいろこう、担当から詳細なお答えだけが出
ていますので、まとめとしてちょっとわかりにくかったのかなというところで、私の方か
ら総体的な話をさせていただきますと、これは、美浦村として誘致事業としてゴルフ場を
誘致したわけですね。当時の西洋環境開発という西武セゾングループでしたんですけども、
それが最終的に西洋環境開発が1場、あと、残りの一つのゴルフ場ですね。皆、もう1場
の方が、最終的にはオリックスの方に譲渡したということで、最終的に美浦村には二つの
ゴルフ場が誘致されたわけですけれども、そのときに陸平貝塚の保存活用という問題が、
陸平のゴルフ場の中に貝塚があったんですね。その保存を、活用しながら、保存しながら
ゴルフ場もつくってくださいということで、ゴルフ場と話し合った経緯の中で、それで保
存活用の経費として、じゃあ、ゴルフ場を利用する方から1人 50 円ずついただいてくれま
せんかということで、村から要望しまして、そのほかにあと 50 円はゴルフ場の方から負担
してくださいよということで、合計 100 円いただきまして、そのお金が、この金額が年間
に 1,000 万から入ってきますよと。それを基金に積み立てておきまして、それを一部充当
しながら陸平保存活用の方に使わせていただいているというのが、基金の目的でございま
す。そういうことです。
- 16 -
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
岡沢委員。
清君) 小さなことで大変申しわけございませんが、53 ページの補助金で、
47 番、ミネルパ21とあるんですが、これはどういう団体なのかお聞かせ願いたいんです
が。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
茨城県内の有志の市町村長で構成をしている団体でありまし
て、美浦村の村長もその一員としてそこに加わっているということでございます。
それで、会員相互の親睦であったんですが、情報交換をして首長同士の中の知識を深め
て、それを行政に生かしているというようなことで、定期的に集まりを持って勉強会等を
開いているというような団体でございます。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
済みません、先ほどのパソコン関係の質問と関連していて、戻っ
ちゃうようで申しわけございませんが、63 ページの下の方なんですけども、委託料、保守
点検委託料、それで庁内情報化システム保守管理委託料として 216 万 4,044 円とそして 45
番、パソコン保守管理委託料で 413 万 7,456 円とありますけれども、私が先ほど質問した
パソコンの保守点検委託料というのは、金額が、20 万、30 万、50 万円だったんですけども、
このパソコン保守管理委託料というのは、413 万 7,000 円ですか、これはまるっきり別のも
のなんでしょうか。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
63 ページのちょっと保守管理なんですが、これについて
は、庁内のネットワークを組んでいる、私らが使っておりますパソコンがございます。こ
れが、行政の情報化というようなことで整備してございますので、それの保守管理になっ
てございます。台数まではちょっと覚えていないんですが、かなりの庁内で使われている
ものとなっておりここで計上しております。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
と言いますと、まず一番最初に質問したのは、51 ページで保守点
検委託料で総務管理費の方で 21 万 4,200 円なんですけれども、また、63 ページへも同じく
総務管理費で保守点検ではなく、保守管理委託料と名前が変わっているから内容が違うか
もしれないんですが、413 万 7,456 円と約 20 倍の金額が出ている。総務管理費ですから、
ということは総務課内のパソコンだけなんでしょうか、それとも庁内全体のパソコンの保
守管理か。
聞きたいのは、保守点検と保守管理はどう違うのか、ちょっとお聞きしたいんですけど
も。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
説明がちょっと悪いと思うんですが、庁内のパソコンの
- 17 -
お話とか、最初に戻ってしまうんですが、パソコンの整備としまして、職員が1人1台ず
つあります。これが企画費の方で計上してございますものでございまして、そのほか、先
ほどの総務課であったとか、そういうものについては、事業ごとにそろえているものもご
ざいます。
一例なんですが、これは選挙のときにそろえて、選挙のときだけにしか使わないような
ものですとか、そういうものもございますので、また、ほかの部署のところでもあります。
そういうものについては、少額の保守点検というようなところで出てくるかと思います。
そのほかについては、1人1台ずつ机の上にあるものについては庁内で全部管理してご
ざいますので、それが先ほどの 400 何万というような大きい金額のエリアのものになろう
かと思います。同じ庁内でも二つに分かれるようなパソコンにはなってございます。
それと、保守点検と保守管理なんですが、保守点検につきましては、何カ月とか1年に
何回とかそういうような点検だと思うんですが、保守管理につきましては、やはり村の中
にサーバーがございまして、これについては通常的に、日常的、日常と言ったら語弊があ
るかと思うんですが、それ相応のトラブルがあったときにはもう来てもらうのが当たり前
なんですが、それ以前の日々の点検に近いようなものはやっておりますので、やはりその
部分については大きな費用がかかるのではないのかなというふうに考えております。
○委員長(下村
宏君)
そのほかに質疑ありませんか。
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
先ほど、山本委員の方から質問いただきました消防費の消防
償じゅつ金負担金の件なんですけれども、納付先の方は、茨城県市町村総合事務組合の方
に負担金として納付をいたします。
それで、どういうふうな使われ方をするかと申しますと、消防職員、それから消防団員
が「消防業務に従事するに当たって一身の危険を顧みることなくその職務を遂行し、その
ため死亡し、又は障害の状態となった場合において、功労があると認められたとき」に支
給をされるものでございます。
支給額の方、一例を申し上げますと、殉職者償じゅつ金の場合なんですけども、「特に抜
群の功績があり、他の模範となると認められた者」、そういう中で残念ながら消防業務の中
で亡くなられた場合には、2,520 万円の殉職者償じゅつ金が支払われるというようなことで
ございまして、そのほかにも殉職した場合の償じゅつ金もいろいろ段階がありまして、金
額が定められております。
それから、障害を持った場合でも同じようなことで、障害の程度によって償じゅつ金の
額が定められているというようなことで、消防職員、それから消防団員が殉職、あるいは
障害を負った場合に払われるというようなことでございます。
○委員長(下村
宏君)
それでは、質疑の途中ではございますが、約1時間を経過いた
しました。ここで暫時、10 分の休憩をとらせていただきます。
- 18 -
再開は 11 時 10 分になります。よろしくお願いをいたします。
午前11時00分休憩
午前11時10分開議
○委員長(下村
宏君)
それでは、再開をいたします。
ちょうど今、2人上がっているので、まず福祉介護課長、お願いします。
○福祉介護課長(松葉博昭君)
それでは、先ほど答弁の中で「後ほど」ということでや
りましたけれども、先ほどの件で手話通訳者・要約筆記者の派遣事業委託ということでお
答え申し上げます。
22 年中、お二人の方が利用されていて、全体で3回ほど利用されておりました。お二人
で一人の方が2回、一人の方が1回ですね。
内容は、お一人の方が運転免許証の更新のときに要約者を派遣されております。利用さ
れております。もう一方は、就職の面接を行ったときに手話通訳を派遣されてご利用され
ておりました。
それから、今回の委託の先なんですけども、社団法人の聴覚障害者の協会というものが
ございます。そちらの方で、茨城県にあります「やすらぎ」というところから職員を派遣
して、この事業をお願いしております。
以上です。
○委員長(下村
宏君)
それでは、企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
先ほどのパソコンの関係で、私の方から説明はしました
が、それの中がちょっと誤りの説明をしてしまいましたので、正しい方で確認してきまし
たので、ご報告させていただきます。
それで、パソコンにつきましては、各担当課ごとに1人1台ということで配備されてご
ざいます。これの予算の計上の仕方なんですが、これは担当課ごとにしてございます。簡
単に言いますと、総務課であれば、先ほどの総務費と、あと税務課であっても税務の管理
費ということで計上してございます。やはり保守管理委託料とパソコンリース料はそれぞ
れの担当課の予算の計上で計上してございます。
その中で、企画費の中なんですが、パソコンといいましてもサーバーが、村の方ではサ
ーバーも管理してございますので、そのサーバーの経費につきましては、先ほど言いまし
た企画費のところに計上してございますので、先ほど言いました 63 ページの 03 のところ
なんですが、こちらの行政情報化推進事業というところで、サーバーの管理もしてござい
ますので、やはりこちらの金額が各担当課の予算額よりは上回っているというようなこと
になろうかと思います。先ほどの説明では、この部分がちょっと誤りがありましたので訂
正させていただきます。よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
岡沢委員。
- 19 -
○委員(岡沢
清君)
というと、このサーバーの保守管理というのは、いわばサーバー
を使用すると、サーバー使用料というのが普通かかると思うんですけれども、そういった
ものは関係ないんでしょうか。
村持ちのものだから、一度導入したら、使用料も何も関係ない。ただ、保守管理を行っ
ているというだけのことでよろしいでしょうか。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
こちらのサーバーにつきましては、5年契約というよう
なことで、既に3年目を迎えています。20 年から入れたと思うんですが、既に3年契約し
ていまして、その当時、債務負担とかで既に契約はされているわけなんですが、やはりど
うしても業務上、動かすのに支障があっては困るというようなことも当然出てきておりま
すので、やはりその保守点検的なものもその当時からリース期間というのか、そういうも
のについては契約されているということになっていまして、日々何かトラブルということ
じゃないんでしょうけど、何か点検的には日常的に来ていますし、あとは、村からも要望
的なものについても当然ございますので、それについても、会社側が来庁し、打ち合わせ
というようなことでやってございます。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
岡沢委員。
清君) ちょっと私も、ちゃんと下調べしないで質問したりしましたので、
自分でもちょっとわからないところがあったんですけども、結局は、次の 65 ページの先ほ
ど言ったウイルス対策システム使用料のその下に賃貸料、パソコンリース料として 417 万
8,160 円計上されていますけども、これがサーバーのいわば使用料みたいな感じで、リース
料の形になっていると考えていいですか。年間 417 万 8,160 円というところ。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
はい、そうですね。こちらにありますものが、サーバー
関係と、あと企画財政課のパソコンのところですね、それが計上されてございます。
○委員長(下村
宏君)
○委員(椎名利夫君)
椎名委員。
ついでですのでちょっとお尋ねしたいんですけれども、65 ページ
で今の、さっきウイルスのシステム使用料、その下に 24LGWAN提供機器リースとかと
いう、もう少し下で、28 番、統合型GISシステムとかあるんですけど、私、これは何の
ことか全然わからないので、ついでに教えてほしいんですが。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
それでは、ご質問にお答えしたいと思います。事業報告
書の、こちらです、この冊子の 39 ページお願いしたいと思います。
39 ページの中ほどに、
(17)番としまして、情報化推進というような項目がございます。
それで、アですね。ア、イ、ウ、エとございますので。県の方でちょっと推奨しています
のが、いばらきブロードバンドネットワーク、これが俗にLGWANというんですか、そ
- 20 -
ちらの方になってございます。これは県の方が主導的にやってございますので、それに県
内の市町村が加わりましてやっている事業でございます。
それと、その下のイについても、地方公共団体認証基盤というようなことで、これも県
の方でやっている事業です。
あと、エについても、これは電子申請等々ございますので、やはりこちらの方も県の主
導型でやっている事業でございます。
何かちょっと込み入っていて私もわからないところがあるんですが、一応こういう県の
主導型でやられているというようなところの負担金とかそういうところでございます。
○委員(椎名利夫君)
○委員長(下村
○委員(石川
ありがとうございます。
宏君)
修君)
石川委員。
それでは、私の方からは7ページ、7ページの歳入で村税の中の
村たばこ税の収入未済の4万 5,128 円がございます。今までですと、収入未済ということ
はなかったと思うんですけれども、22 年度に限って4万 5,000 円いかほどが出てきており
ますけれども、このことについて伺いたいと思います。
それと 223 ページ、陸平のことなんですけれども、負担金補助及び交付金ということで、
06 の陸平縄文ムラまつり実行委員会に 122 万円支出されておるかと思います。これは、木
原城山まつりと、それから縄文ムラまつりということで、これは同じ額かなと思って私は
いたんですけれども、木原城山まつりについては 120 万。以前は 150 万だったんですけれ
ども、2割カットだよということで 120 万になった記憶はしてございますけれども、当初
予算も見ましたら、ムラまつり実行委員会には 122 万円ということで、同じ村のまつりで
あって、金額は小さいですけれども、2万円の差額は何でこういうふうなつけ方をしたの
かなという疑問がありましたので、質問をさせていただいたところでございます。
それと、例年、私、職員の時間外手当のことで質問をよくした経緯がございました。余
り何年も続いてやる者はいないのかなと思いますけれども、ちょっと金額の多いものだけ
について説明をしてほしいと思いますけれども、49 ページの総務費でございますけれども、
これが 416 万 235 円、税務、75 ページ、これが 94 万 3,797 円、それから 79 ページ、これ
が 342 万 1,250 円、それから保育所費でございますけれども、113 ページ、これが 190 万
5,042 円となってございます。
総務費につきましては、当初予算が 300 万でございます。それから税務総務費は当初予
算が 200 万、それから徴収費につきましては当初予算が 230 万、それで保育所費は 270 万
となってございますけれども、この当初予算と決算額が約 100 万近く増額になっておるの
もあるし、それから減額になっておりますけれども、この総務課、税務課、収納課、保育
所について、担当課の所見を伺いたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
まず最初に、時間外のご質問の方、各項目ごとで、その多い
- 21 -
ところというお話がありましたけれども、時間外全体についてのちょっとお話したいと思
います。
平成 22 年度の一般会計の方の時間外手当総合計が 2,375 万 7,266 円ということになって
おりまして、21 年度と比べてほぼ同額、70 万ほど多くなっておりますけども、ほぼ同額で
ございます。
ただ、時間外の場合、選挙でありますとか統計ですね、国勢調査、そういうことで、ど
うしても時間外をやらなければ対応できない業務がございます。そうしたものを除きます
と、22 年度の決算額は 1,670 万強ということで、21 年度と比べますと、21 年度が 2,040 万
ということですので、選挙それから統計関係の業務を除いたところでは、村内一般の業務
そういうものでは、約 300 万強ほど時間外手当は減となっております。
それで、原因といいますか一つ申し上げておきたいのは、ことしの3月 11 日の東日本大
震災の中で、3月 11 日以降は職員の方、全職員が震災発生から2、3日については、全職
員がほとんど出て対応しておりました。その時間外合わせますと、金額にしますと 1,000
万強の時間外になるわけなんですけれども、これについては、職員組合の方から、東北地
方の方で、国も今そうですけれども、家族を亡くした中で公務に携わっている職員もいる
と。あるいは放射能関係で危険な業務に、そういうことを顧みずに、消防団ですね、そう
いうことでかかわった職員もいる中で、自分たちが時間外をやったからといって、時間外
はちょっと3月の震災に関してはいただけませんというようなことで、職員組合の方から
辞退をさせてもらいたいという話がありました。
そういうことで3月分の時間外が全く出ていないということで、その関係もあって 300
万強という時間が、一つの原因があると思いますけども、それを含めても、それ以外の部
分でもかなり削減は全体的にはされていると思います。
これは、特別会計の方の合計で見ましても、21 年度の決算が 2,380 万、それから、こと
しが特別会計の方の合計で 1,960 万ということで、特別会計でも時間外手当の方は大幅な
削減となっております。
昨年度からご質問いただいた中での時間外手当の方は、職員の健康の問題もあります。
特定の職員が長時間やるということは、その人ばかり時間外ということもありますし、そ
ういうことでの働き方としてもよくないというようなことで、議会でも何回も質問いただ
いて、時間外を何とか減らしていこうというようなことで、ノー残業デーとかそういう取
り組みもしました。そういうことで全体としては減らすことができたんだなというような
ことで思っております。
それで、総務管理の方の時間外の話なんですけれども、416 万ということで確かに額的に
は多くなっております。総務管理費の方は、総務課だけでございませんで、企画財政課、
それから会計課も合わせた部分の時間外となります。
これについても、確かに 416 万ということで、大変大きな額だと思いますけれども、21
- 22 -
年度の決算額から比べますと、これについても減っております。21 年度の決算額が 433 万
というようなことで、これについても若干でありますけれども削減ができているというよ
うなことでございます。
あと、実際、庁内全体の時間外の管理のことなんですけれども、先ほどちょっと、ノー
残業デーの取り組みとかそういうお話しました。あとは、毎月、課ごと、それから職員ご
とで時間外の集計をいたしております。それで、各部長には、各課ごと、それから各職員
ごとの、その月の時間外を翌月に渡しまして、中の検討をしていただいて、特に個人的に
時間外が多い職員の方は、そこに負担が行っているということでございますので、課内全
体でそういう偏りがないような指導をしてもらうとか、何とか時間外を減らす、そういう
取り組みもしております。そういった中で結果として、こういうところで 21 年度と比べる
と、時間外の削減ができているのかなというようなことで思っております。
あと、保育所、税務総務費でしたか。
じゃ、各課の時間外については、各担当課長の方から説明していただくとしまして、自
分の答弁は以上でいいと思います。
○委員長(下村
宏君)
○税務課長(石橋喜和君)
税務課長。
石川委員のご質問にお答え申し上げます。
まず、時間外の手当でございますが、税務課、非常に忙しい確定申告時期から、賦課の
作業が終わって切符を出す時間まで、期間の間までかなり時間外を、課内で時間外をする
というふうになっております。
ただ、これも昨年から比べますと、昨年システムの変更等があって、いろいろシステム
入力の関係で時間外をしたわけなんですが、本年度はその作業も終わっていますので、21
年度に比べますと、140 万近く時間外は減っていると思います。
また、総務課長の方からも話があったと思うんですが、3月 11 日以降、賦課作業におい
ても、課内職員と同じように時間外勤務手当の方はつけてございません。
以上でございます。
○委員長(下村
宏君)
○収納課長(浅野重人君)
収納課長。
石川委員のご質問にお答えを申し上げます。
先ほどご質問がございましたたばこ税でございますが、これはたばこ税でございますが、
平成 21 年度までは、現年度として 100%収納となっておりました。今回、事業報告書にも
書いてございますけども、滞納が発生をしまして、滞納金額が4万 5,128 円、これは1社
でございます。現在は、その金額については既に滞納繰越分として納まっております。
現在の村たばこ税の状況でございますが、現在は 100%、その現年度分について、すべて
の現年度分について、たばこ税の現年度分について 100%納まっているということでござい
ます。
続きまして、時間外手当の関係でございます。
- 23 -
時間外手当につきましては、収納課 342 万 1,250 円ということで、今回、決算書に載せ
てございますけれども、要因としましては、昨日現在の滞納者数が法人等を含めまして、
現年含めまして 2,037 人でございます。ですから、これを5人で行っているという状況で
ございまして、そういう関係で要するに時間外を行っているという状況でございます。
また、昨年は収納課職員1名、今現在でも1名多かったんですが、療養休暇で休んでお
りまして、その関係もございましての時間外があったということでございます。
また、本年度対応につきましては、本年度は、水曜日と金曜日をノー残業デーというこ
とで収納課では行っております。そういうことでなお一層の経費節減に努めている状況で
ございます。
○委員長(下村
宏君)
保育所長。
○保育所長(鵜沢あさ子君) それでは、保育所の時間外手当についてお答えいたします。
保育所では現在、保育時間として7時半から6時までの保育をいたしております。それ
で、職員の構成としまして、22 年度につきましては、正職員が主任を含めて 12 名、非常勤
保育士が 13 名で行っておりました。
それで、7時半から8時半、5時 15 分から6時 15 分までということで、保育士1名で
は安全確保ができないということで、2名を張りつけて保育してございます。そのために、
毎日その4時間分の時間外が出るような計算でございます。
そのほかに、8時ごろになりますと、子どもたちがふえてございます。8時から8時半
までの勤務ということで1名張りつけてございます。その分については、夕方 30 分早く帰
るということで、ローテーションの形でとらせていただいております。
今回、正職員だけでやりました場合、今度、倍の金額になるのかなと単純に計算いたし
ますが、非常勤の分はここに含まれておりません。正職員の分だけです。ですから、非常
勤につきましては、報酬の方に入ってございます。ですから、ここにあらわれている 190
万 5,042 円という金額は、正職員の分でございます。
必要な保育士数は確保しているんですが、朝夕の保育についてはもう少し検討の余地が
あるのかなと思ってございます。それで、夕方の保育時間についても、ちょっと延長して
ほしいというご要望もございますので、6時半ぐらいの時間にするのか7時までにするの
かということで、今、検討中でございます。
以上です。
○委員長(下村
○教育次長(岡田
宏君)
教育次長。
守君) 石川委員の陸平の縄文ムラまつりに関して 122 万円、そして、
木原城山まつり実行委員会に補助金を申し上げているのが 120 万円。この2万円の違いは
何かといったところのご質問だと思うんですけども、これにつきましては村ではふるさと
応援寄附金制度というのを行っております。
そのふるさと応援寄附金の中で、どういうものに使ってほしいかということで八つの項
- 24 -
目を挙げているかと思いました。その中に、村の陸平貝塚を含める文化財関係の保存活用
に使用してほしいといったものが、その中で2万円分、その部分に含まれていたと。そう
いうことで、それをどこに含めるかといった中で、ちょっと陸平縄文ムラまつりの実施に、
やはり繰越金がもうなくなってしまったといった中で、じゃ、どう運営しようかといった
部分がございましたので、いくらかでもその分に繰り入れていただければといったところ
で、その分の2万円ということ………でございます。
ですから、これは毎年のものではなく、今回そういう方たちの寄附金がそういうところ
に含まれているといったところでございます。
○委員長(下村
○委員(石川
宏君)
修君)
石川委員。
ありがとうございます。たばこ税と縄文ムラまつりの件につきま
しては、了解をいたしたところでございます。
また、時間外勤務手当でございますけれども、総務課長の方からるる説明がありまして、
了解をしておるところでございますけれども。
また、3月 11 日以降、村内の村長以下執行部、そして職員の方々には大変なご苦労をか
けた、にもかかわらず、残業はいらないよということで、涙の出る思いでございます。職
員によろしく伝えてほしいと思います。
私も、何年もこの決算審査特別委員会で言ってきたことは大分理解されてきたのかなと
いうふうに考えておりますけれども、また、これを機に、それぞれが部長さんのもと、各
課が協力していただいてなるべく、ノー残業デーも設けているわけでございますので、ぜ
ひとも、今後ともそういうことでいっていただきたい。
それともう一つ、残業のことでございますけれども、タイムカードを採用しておるのか、
それとも自己申告なのか、その辺のところをちょっと総務課長の方からご答弁いただけれ
ばと思いますけれども。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
タイムカードの件なんですけれども、全職員、全部署、タイ
ムカードということで、毎朝、タイムカード押すよう……導入しております。
それで、毎月、そのタイムカードを各課の方で取りまとめをしまして、まず各課の課長
がその中を見ます。例えば遅刻、もちろん遅刻はないわけなんですけども、遅刻がないか
とかそういうことを確認しまして、まず課内の状況を各課長が把握をするということで、
そうしたものが最終的には自分のところに回ってきます。
それで、遅刻などはもう、ないわけなんですけども、8時 30 分近く、ぎりぎりに来るよ
うな職員には、もうちょっと早目に出てくれ、というようなことも自分の方からも何回か
注意した職員もありました。
そういうようなことで、職員の勤務体制といいますか登庁の時間ですね、ぎりぎりの職
員もおりますので、きちっと8時 30 分始業の時間には業務がとれる態勢でいてくださいと、
- 25 -
いるようにというようなことで行っております。
以上でございます。
○委員(石川
修君)
その点は了解していますけれども、総務課長のところに上がって
くる前に、各課でそのときの取りまとめをするというお話でありましたけれども、残業、
いわゆる時間外勤務手当の時間の算定ですけれども、各課の課長が本人のタイムカードを
見て判断するのか、それともただ素通りをして、総務課長の方へ上がってきたやつを時間
外として取り扱ってやるのかということを質問したと思うんですけれども、その点をちょ
っとお願いしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
時間外の勤務なんですけども、時間外をする場合には、全体
はシステムで、先ほどのパソコンの話もちょっと出ておりましたけども、職員1人1人が
パソコン1台ずつ持っていますので、職員が時間外をする場合には、きょう何時からこう
いう理由で時間外をします、ということで事前に入力をしてもらいます。その入力をした
ものを課長が承認をします。
翌日、実際、事前に出したものと実際勤務した時間が多少とも違ってきます。早く終わ
ったり、ちょっと時間が余計にかかってしまうということがありますので、再度、事前の
ものと違って実際勤務した時間を再度翌日に入力をしてもらいます。それをまた、課長の
方が承認をするということになっております。それが給与の方に吸い上げられてきて、そ
の月の時間外手当が支給をされるということになっております。
ですから、特にタイムカードと時間外での勤務の手当の照合というのはしていないんで
すけれども、当然時間外が終わって退庁をして、タイムカードを押して退庁ということに
なりますので、その確認は間違いないと思いますし、そこまでの照合はしていないんです
けれども、また、その必要もないと考えております。
そういうことで、実際、事前と事後の二重の職員からの届けはしてもらって、それをき
ちんと課長の方が管理をしているということでございます。
以上です。
○委員長(下村
○委員(石川
宏君)
修君)
石川委員。
ありがとうございます。しつこいようですけれども、パソコンに
入力をして、それを課長がまず見て、そして、それと同時にタイムカードも、いわゆる二
重のチェックをしていますよということで理解してよろしいですか。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
実際入力されたそのパソコン上での時間外の時刻と、退庁の
時間外の時刻、そこもきちっと整合しているかどうかというチェックというのは、タイム
カードのチェックというのはしておりません。あくまでも、自分で、担当課長の方でやっ
ているということでございます。自分のところへ上がってきたもので、すべての職員を自
- 26 -
分がやっているということをやっておりませんけれども、各担当課の方でその照合はやっ
ているというようなことでございます。
○委員長(下村
○委員(石川
宏君)
修君)
石川委員。
それでは、各担当課長がパソコンといわゆるタイムカードをチェ
ックして、それがいわゆる給与の方に上がってきて、最終的には総務課の方でいわゆる時
間外勤務手当の計算をするということで認識してよろしいですよね。
○総務課長(増尾嘉一君)
○委員(石川
○委員長(下村
修君)
そのとおりでございます。
宏君)
はい、了解しました。
山本委員。
○委員(山本一惠君) 103 ページの障害者地域生活支援事業費の中であります業務委託料
の支援センター「ホープ」と「ほびき園」があります。事業報告書の方の 46 ページには、
3番目に「あけぼの」という事業所名がありまして、これは、存続が困難なため平成 22 年
5月閉鎖となっておりまして支出がされていないんですけども、業者との委託、事業所と
の委託契約というのは、例えば4月から始まるときには、その前3月とかに委託契約する
と思うんですけども、5月閉鎖となると、4月分あるいは5月分の支払いというのは、実
際ないんでしょうか。支払いの仕方がそういうのではないということでしたら、そういう
ふうな説明をお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
福祉介護課長。
○福祉介護課長(松葉博昭君)
ただいまのご質問ですけれども、この「あけぼの」とい
うのは、場所は土浦のデパートというか大きい建物の中に生涯学習センターの入っている
ところにあるんですけど、障害を持っている方の施設なんですけれども、ここは美浦村と
それから土浦市、それから阿見町、それからかすみがうら市ですか、そういう各市町村に
おいて合同でやっているところであります。
実際、途中でいなくなったというか、だんだん使用する方が少なくなって、村の使用に
ついては本当にこのとおり存続できないということになりました。
それで、今回の金額の支払いの件なんですが、この件、実際に負担額が均等割とそれか
ら人口割、そういうふうにして各市町村に割り当てております。幸いにも美浦村の場合は、
ここを使用される方は、この段階ではおりませんでした。なくても、この社会福祉法人あ
けぼのの方には、実際、何回か通った方はおるんですけれども、その使用料については実
際には起きてこなくなっております。細かくというとちょっと複雑になるんですけれども、
負担割合が土浦市・阿見町がものすごく多いものですから、その負担割合もちょっと変え
ようということで、途中で会議の中で、打ち合わせの中で決めをしまして、美浦村の負担
は人数的に少ないものですから、負担割合がそこで美浦村の場合は発生しなかったので、
今回については、途中ではありますけれどもお支払いはしていなかったということになっ
ております。
- 27 -
以上です。
○委員(山本一惠君)
ありがとうございました。
じゃ、実際に金額が発生しなかったということで、ここには出ないということで了解い
たしました。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
225 ページなんですが、教育費の社会教育費、図書費とあります。
それで、右側の 13 番の委託料からなんですけれども、保守点検委託料として、図書システ
ム保守点検委託料として 70 万 8,275 円、それから、その下の電算処理委託料、これは書誌
データ作成委託料ということなんですけれども、79 万 8,420 円、この保守点検委託料とか、
あるいは電算処理委託料というのはどういうことだかちょっと私はわからないものですか
ら、お聞きしたいと思います。
それから、
次の 227 ページですけれども、上から 14 番使用料及び賃借料というところで、
賃借料で電算システム賃借料 121 万 7,265 円と、それから、その下の 14 番で資料用CD−
ROM賃借料 14 万 7,000 円、これについて、どういうことなのかご説明願いたいと思いま
す。
その下の 18 番で備品購入費で、01 番、庁用器具費で 150 万 2,000 円、これはどういった
用具なのかもご説明をお願いしたいと思います。
○委員長(下村
○教育次長(岡田
宏君)
守君)
教育次長。
ただいまの岡沢委員のご質問でございます。
図書費の中の図書室の運営費の中の委託料ということで、図書システム保守点検委託料、
そしてパソコンですか、まずこれについてなんですけども、これは、平成 22 年度に図書シ
ステムを再構築をさせていただきました。その再構築と申しますのは、今までの図書のシ
ステムを5年の期間が切れた。それも 10 年間今まで使用していたといったところで、それ
を再構築をさせていただくと。
それによってどこが違うかというと、学校関係ですね。各小学校・中学校、このネット
ワーク化をそれで図るといったところで、そのシステムを再構築をさせていただいたとい
ったところがございます。
これも5年間の継続のリースという形になってございます。保守点検の方も、そういう
形になってございます。そういうことで、その費用といたしまして、今回支出があったと
いった内容でございます。
それと、資料用CD−ROM賃借料という形なんですけど、この資料用CD−ROMと
いうのは、図書の方のデータがそこに入ってございまして、本と突き合わせる中で、デー
タを一目で本の中のバーコードの中にそれを入れることができるといったところで、その
資料として、毎年いつも計上させていただいている予算という形になっております。
あと、備品購入費の中の庁用器具費の 150 万 2,000 円という内容につきましては、図書
- 28 -
室の本棚が約5万冊といったところでもう、そこに収納するのがいっぱいという形なんで
すね。それを、今までの書架の上に一段増設させていただくのと、あと柱の周りに4段組、
または5段組の書架を周りに設置をさせていただいたと、そういったところの費用となっ
てございます。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
今、図書室のシステムの再構築ということで委託ということが言
われたんですけども、具体的にそれは図書システム保守点検委託料の業務委託料なのか、
あるいは、電算処理委託料なのか、あるいは 227 ページにある電算システム賃借料なのか、
それとも、この図書システムの再構築に当たって、それぞれこの三つの金額がその中にか
かわって、ただ、賃借料・委託料という形でなっているのか。今の説明ですと、図書シス
テムの再構築でかかったのが、どこに、どの金額なのかということはおっしゃっていただ
けなかったので、その点、お願いします。
○教育次長(岡田
守君) この 22 年度にすべてのシステムを見直したといったところで、
あくまでも新規という形になってございます。そういったところで、図書システム保守点
検委託料につきましても、また、電算処理委託料、失礼しました。
パソコンの図書システム保守点検委託料、そして電算システム賃借料と、あとパソコン
のリース料ですかね、これにつきましてが今回の対象となっております。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
今、システムを新しくするのに必要だったのは、この保守点検委
託料と、電算システム賃借料、パソコンリース料とおっしゃったんですが、それで間違い
ないですね。
となると、電算処理委託料の 79 万 8,420 円については、まだ説明をいただいていないと
思うんですが。
○教育次長(岡田
守君)
これにつきましては、書誌のデータ作成委託料といったとこ
ろで、新たにこのシステムを構築したといった中で、書誌のデータの作成ということで一
時的な部分がございます。最初にデータを構築をさせていただくといった中で、書誌デー
タの作成をお願いしたといったところになってございます。
○委員長(下村
宏君)
それでは、教育次長に申し上げます。許可をしてから発言をお
願いします。
○教育次長(岡田
○委員長(下村
守君)
宏君)
申しわけありません。
それでは、質疑の途中ではございますが、昼食のため、午後1
時まで休憩といたします。よろしくお願いします。
午後零時00分休憩
午後1時00分開議
- 29 -
○委員長(下村
宏君)
それでは、定刻になりましたので、午後の部を開催させていた
だきます。再開をいたします。
それで、午前中の中で気がついたことは、質疑応答については、必ず手を挙げて、私か
らの許可があった後で発言をしていただきたいというように思います。
それともう一つですけども、先ほど岡沢委員の方から質問がありました。電算のシステ
ム関係、委託料を含めたいろんなものについて、あした議会終了後、担当の者より説明を
するというようなことでありますので、よろしくそちらの方をお願いしたいというふうに
思います。
○委員(岡沢
○委員長(下村
清君)
宏君)
わかりました。
それでは、再開をいたします。
一般会計決算認定の件について、質疑のある方はどうぞ。
小泉委員。
○委員(小泉輝忠君) 午前の部の中で、時間外のことがありました。時間外については、
代休をとったり振り休をとったりすると、本当の時間というのはどういう形で管理される
のかなという分を疑問に感じましたので、ですから、時間外がこれだけですよ。だけど実
際には代休をとったり振り休をとったりしていると、本当の時間外ということが果たして
どこでわかるのかな。そういう管理までされているのかなというようなことを疑問に思っ
たものですから、ちょっと確認をします。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
時間外の管理の件なんですけれども、代休にしてもらってい
るのは、土日休みの日の勤務の分を代休という形で、その時間外をお金として払うのでは
なくて、手当として払うのではなくて、かわりに休んでもらうということでやっておりま
して、これについても代休分は、その分が代休の時間で累積されるという形になっており
ますので、時間外手当として支払われる時間と、きちっと別に管理をしておりますので、
それを両方足せば、その人の個人の1年間の時間外がどれぐらいあったかというのが出て
まいりますので、そういう意味ではすべての時間外、代休として処理をしている時間外に
ついてもきちんと管理をできているという言い方をしてもいいと思います。
○委員(小泉輝忠君)
そうしますと、各課と部においては、そういうことの時間外の管
理はきちっとされているので、あ、ごめん。
○委員長(下村
宏君)
○委員(小泉輝忠君)
はい、小泉委員、どうぞ。
そういうことを今、回答いただきましたので、通常考えている時
間外は、この課ではこれだけあるよということであれば、それは素直にそう理解していい
ということであれば、私はそれで理解したいと思いますので。
ただ単にこれは、どうのこうのというんじゃなくて、その全体の仕事の量とかいろいろ
なことを考えて、そこまでやらないと時間外というものの最終的な把握は難しいのかなと
- 30 -
思ったものですから質問しました。ありがとうございました。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
光芳君)
沼
委員、お願いします。
それでは、まず事業報告書の 28 ページの旅券交付事務ということ
で、これまでの結果が出ているわけですけれども、22 年度の状況が出ると思うんですけど
も、23 年度に入ってからの状況と、あと 22 年度の、トータルでは出ているんですけども、
月ごとの経過といいますか、そういった集計みたいなものがあれば報告をしていただきた
いと思います。
次に、決算書の 61 ページの地上デジタル放送電波障害調査委託料ということで載ってい
るわけでございますが、この結果というのは、議会の方には報告はあったんでしたか。ち
ょっとその辺不明瞭で、また、全面地デジ化ということでなって、美浦村ではそういった、
まだデジタル放送が見られないというような問題点は、村の方に報告があるのか、また、
村の方で把握しているのか、その辺をお伺いをしたいと思います。
それと、67 ページの稲敷地方市町村自衛隊協力会に9万 9,000 円ということで支出をし
ているわけですが、この件について説明をしていただきたいと思います。
また、143 ページの委託料、業務委託料、動物の死骸処理委託料で 114 万 300 円というこ
とで出ていますが、これの件数といいますか状況を教えていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
私の方からは、地上波デジタル放送の電波障害、61 ペー
ジのところでご説明したいと思います。
こちらが地上波デジタル放送の電波障害調査というところですが、これは木原小学校の
改築がございます。54 年かその辺だと思いますが、それで木原小学校が今の位置に校舎が
移っておりますので、その当時、建物を建てたことによりまして、地区でいいますと、上
宿とか山戸丁、そちらの東京方面からの陰になっているところが電波障害というようなと
ころで発生しまして、村の対応としましては、共同アンテナの対応をしまして、電波障害
はその当時はなくなったように聞いてございます。
それが、今回地上波デジタルに移行してございます。そうしますと、電波の飛んでくる
方向が東京方面と、あと水戸放送局の方面とがございますので、今まで電波障害であった
地域であっても、今後は地上波デジタルになりますと、水戸放送局の電波が受信できると
いう可能性が出てきております。
ですから、こちらの木原小学校の電波障害があった部分につきましては、専門のところ
に調査をいたしてございます。これは木原小学校の電波障害というようなことですので、
あくまでも原因者が美浦村というようなことになりますので、そこで計上してございます。
そこで対象の世帯としましては、32 世帯が対象になってございます。
それと、その中に6世帯ほどが、テキサスのビルの関係で電波障害になっているという
- 31 -
世帯も入っていますので、テキサスさんと一緒に事業を進めて、この電波障害の調査を進
めてございます。ですから、費用につきましては、6世帯の分はテキサスで負担していた
だいてございます。
それで、結果として申し上げますと、いろいろ調査をした結果、最終的には 32 世帯のう
ち受信できない状態といいますと、3世帯と聞いています。ほかは、水戸放送局の方面か
らの電波を受信できるということになっておりまして、それで、どうしても受信ができな
いところはどこかといいますと、ちょうど農林トレーニングセンター、木原にございます。
木原の多目的施設、そこの国道寄りの3世帯が、水戸放送局ですと、どうしても農トレと
多目的の施設の陰になってしまいますので、受信できないというところになってございま
す。これにつきましては、既に地上波デジタルの方の対応もしておりますので、この3軒
につきましては、今までどおり見られるような形でケーブルテレビの対応のままで済んで
おりますので、別に支障はございません。
ですから、議員さんの方には報告というのはしていなかったんですが、各戸別には報告
させていただきまして、その中で対応していただいておりますので、大丈夫かと思います。
それとあと、村、村内の話で申し上げますと、7月から地上波デジタルというようなこ
とで切りかわってございます。やはり切りかわったときの対応の方法というのがいろいろ
ございますので、切りかわる前に大分村の方に連絡がございましたので、それはそれなり
に場所と住所等は聞いておりますので、そのまま、通称デジサポと言っているんですが、
水戸にございますデジサポさんの方に紹介はしてございまして、デジサポさんの方の対応
というようなことでやっていただいております。
ですから、その後、デジサポさんの対応が悪いとかその辺は、最近は、最近というか7
月以降はちょっと聞いていない状況ですので、これもデジサポさんの方で対応していただ
いているのかなというふうな認識でおります。よろしくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
○総務課長(増尾嘉一君)
総務課長。
それでは、2点目ですね。67 ページになります。
稲敷地方市町村自衛隊協力会でございますけれども、構成する市町村は、牛久市、稲敷
市、美浦村、阿見町、河内町ということで、5町村で構成をしている団体でございます。
会長は、阿見町の天田町長が会長ということになっておりまして、会の設立の目的でござ
いますけれども、会の目的としましては、我が国の平和と繁栄を維持するために自衛隊の
健全な成長を念願し、組織する市町村全般に自衛隊の認識を深め、これに対する協力を行
う、ということが会の設立目的になっておりまして、主な内容としましては、自衛隊活動
の広報についての協力、それから、自衛隊の見学・体験入隊の奨励についての協力、それ
から、土浦駐屯地の記念行事等についての協力・協賛ということが主な内容となっており
ます。
当村としましても、土浦駐屯地の隣接町村としまして、自衛隊についての認識を高める
- 32 -
べく協力を行い、間接的ではありますけれども、日本、我が国の平和の維持に寄与をして
いるのかなという考えのもとに、この負担金を納めているということでございます。
以上でございます。
○委員長(下村
宏君)
住民課長。
○住民課長(飯塚尚央君)
旅券交付事務につきましては、平成 22 年度事業報告並びに平
成 23 年度の今までの事務取り扱いにつきましては、手元に資料がございませんので、そろ
え次第、この委員会の中で説明させていただきたいと思いますので、ちょっとお待ちいた
だきたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長(下村
宏君)
生活環境課長。
○生活環境課長(坂本敏夫君) 143 ページ、動物死骸処理委託料の件でございますが、こ
の委託料につきましては、道路等にひかれております犬・猫・タヌキ等の委託料でござい
まして、委託先につきましては、つくば市の「つくばペットユートピア」、それから牛久市
の「ペットの郷龍ケ崎」に委託しておるものでございます。頭数にしては、70 頭前後でご
ざいまして、料金につきましては、つくばペットユートピアにつきましては1万 5,750 円、
ペットの郷龍ケ崎につきましては、1万 6,800 円となっております。
以上でございます。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
光芳君)
沼
委員。
ありがとうございました。旅券交付事務については、資料がそろ
い次第、説明をしていただくということで、地上波デジタルの調査委託料の方は了解をい
たしました。
67 ページの自衛隊の協力会の9万 9,000 円という金額なんですが、これは、5市町村で
同額なんですか。金額の設定というのを教えていただきたいと思います。
あと、143 ページの動物死骸の処理の方は、ちょっとよく聞こえなかったんですが、70
件。70 頭、
(生活環境課長「はい」
)あって、つくば市の、つくばペットセンターの方が1
万 6,800 円で、ペットの郷の方が、牛久市の方が1万 5,750 円ということで、値段が違い
ますよということ。これは統一というのはできないんですか、お答えをお願いします。
○委員長(下村
宏君)
生活環境課長。
○生活環境課長(坂本敏夫君)
統一といいますか、業者の方の見積もりでもらっており
まして、当然村としても、安い方にお願いしている状況でございます。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君) 自衛隊協力会の方の負担金の町村ごとの額なんですけれども、
ちょっと手元の資料がないので、ほかの市町村の分まで幾らということはすぐにお答えで
きませんので、これは、いずれにしても郡の負担金審議会の方にかかっておりますので、
その資料を見ればすぐに額の方はわかりますので、まず、ちょっとこれについても時間を
いただきたいと思います。本日中にお答えできると思いますので、すみませんけれども、
- 33 -
そういうことでよろしくお願いいたします。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
光芳君)
沼
委員。
自衛隊の協力会費の方は、報告をしていただきたいと思います。
動物の死骸処理の方は、その都度、安い方へ頼んでいるということですか。70 件あった
場合に、その都度変えているということですか。それともペットの郷の方で 70 件やったと
いうことなんですか。
○委員長(下村
宏君)
生活環境課長。
○生活環境課長(坂本敏夫君)
基本的には、全部安い方にお願いしたいとは思っていま
すけど、業者の都合等もありまして、その辺は基本的には安い方をお願いしている状況で
す。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
沼
光芳君)
委員。
これは決めればいいんじゃないですか、その価格。大体このぐら
いの金額とあるんなら。大体それで金額、設定をすればいいんじゃないのかなと思うんで
すけど、その辺はどうですか。
○委員長(下村
宏君)
生活環境課長。
○生活環境課長(坂本敏夫君)
業者の方とも、その辺の統一に関して、料金の統一に関
しては実施したいと思います。
○委員(沼
光芳君)
了解しました。
その資料がない部分に関しては、報告の方をよろしくお願いします。
以上です。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
午後、引き続きお世話になります。
先ほど、滞納状況の調査結果をお願いしておりましたが、一般会計の方で間に合わない
みたいですので、ちょっと今現在いただいている資料でしたいと思うんですけれども。
課長がお見えになってから、質問させていただきます。
○委員長(下村
宏君)
まだ、資料等がそろっていない部分があるので、そのほかに皆
さんの方から質疑等がありましたら、お願いします。
岡沢委員。
○委員(岡沢
清君)
事業報告書の 65 ページから児童館関係となっていまして、まず、
大谷時計台児童館の状況が書かれております。それから、75 ページからは木原城山児童館
の運営状況が書かれていますけれども、これで、まず、どちらも書かれているのは、職員
構成ということで、大谷時計台児童館は館長1名、これは兼務ということになっているか
ら、多分木原城山児童館も一緒だということになると思いますが。
次に、児童厚生員2名、放課後ケアワーカー2名。同じように、木原の職員構成もまる
っきり同じになっています。
- 34 -
それで、そのほかに学年ごとの登録人数が書かれていますが、大谷時計台児童館は 67 ペ
ージの中ごろに載っておるんですけども、これは利用者ですね。登録人数は 66 ページに載
っているんですが、大谷時計台児童館は 103 人なんです。学年ごとの全員、6年生までを
足すと。
それで、木原児童館は 77 ページの上の方にありますけども、77 人なんですが、職員構成
は同じなんですけども、大谷時計台児童館は約 103 名、木原城山児童館は 77 名なんですけ
ど、これは今でも同じ、このくらいの人数と思ってよろしいですか。
103 名と 77 名の職員構成が同じというのはちょっと、どうしてかなと思うのと、それか
ら、職員構成の中に放課後ケアワーカー2名となっておるんですけども、この人たちは実
際どういったことをやっておられるのかお聞きしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
児童館長。
○児童館長(宮本きみ子君)
それでは、お答えいたします。
放課後ケアワーカーにつきまして、大谷児童館・木原児童館とも2名ずついるわけなん
ですけれども、このケアワーカーというのは、放課後児童の生活の指導、あるいは遊びの
指導に当たっております。
それと、登録の人数で大谷の方の 103 名、それと木原の方の 77 名ということなんですけ
れども、大谷の方でふえましたのは、安中の児童クラブ、安中の児童が極端に 22 年度はふ
えまして、それで 103 名ということになっております。
あと、その職員の対応なんですけれども、確かに3名のところをケアワーカーさん2人、
あと、それと児童厚生員2人ということで大変なところはございましたけれども、今現在
は安中の方にも放課後児童クラブというのが平成 22 年9月にできまして、そちらの方に移
行しましたので、今のところは 70 名の登録になっております。
以上です。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
どうしてこのようなことをお聞きしたかといいますと、私自身も
息子が児童館を利用させていただいた経過がありまして、昨日の一般質問の中で、教育長
の話だったと思ったんだけども、幼稚園の入園が抽選になっているといった質問に対して
は、教育長としては、イタリアの例を挙げて、1人で 10 人程度を面倒を見るのが、イタリ
アでは何十年も前からそうされているし、教育長の考えとしても、なるべく少ない生徒を
見る、あるいは1人で生徒を見られるのが、一番よく子どものためになるのは何人なのか
ということ、これは児童館だけではなくて、幼稚園でも保育所でも同じだと思うんです。
ですから、たまたま、保育所のことも載せられているかとは思うんですけれども、ここ
の児童館の運営の説明の中で、放課後だけケアワーカーとして働いているという状況が、
本当にそれがいいのかということもありますし、確かに保育所・幼稚園・児童館というの
は、子どもの人格形成にとって非常に大事な時期なので、適正配置が求められていると思
- 35 -
うんですが、今、児童館長さんの話では、適正配置と言ったからには、人員不足という、
それは言葉では出なかったんですけども、そういったことで非常に私としては、そういっ
た子どもの人格形成に大事なときに、どういった手厚い体制をするかということでは、引
き続き、きょうは詳しいことはお聞きしませんけれども、また、保育所長さんや幼稚園長
さんにお話を伺って、今後に生かしていただきたいなということで質問させていただきま
した。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
先ほどの稲敷地方自衛隊協力会の市町村別の負担金の件でご
ざいます。
負担金の計算方法としましては、人口割、それから平均割、それから特別割ということ
で計算をしているようでございます。人口割については、人口1人当たり 1.5 円、それか
ら平均割については、1市町村2万 2,000 円、それから特別割については、1市町村5万
円というようなことで計算をしまして、22 年度の負担金の額を申し上げますと、今の計算
方式によって計算しますと、牛久市が 20 万 5,000 円、稲敷市が 14 万 5,000 円、美浦村が
9万 9,000 円、阿見町が 14 万 7,000 円、それから河内町が8万 7,000 円。
それと、先ほど構成市町村、一つ町村が漏れておりました。利根町も入っておりまして、
利根町が9万 9,000 円ということになっております。
以上でございます。
○委員長(下村
宏君)
住民課長。
○住民課長(飯塚尚央君)
申しわけございませんでした。
平成 22 年度のパスポート交付件数、月ごとの件数を申し上げます。
まず、4月 46 件、5月 49 件、6月 55 件、7月 39 件、8月 71 件、9月 34 件、10 月 36
件、11 月 26 件、12 月 17 件、23 年1月です、43 件、2月 29 件、3月 30 件ございます。
それで、平成 23 年度は、4月が 28 件、5月 30 件、6月 44 件、7月 36 件、8月 59 件
でございます。
以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
光芳君)
沼
委員。
ありがとうございました。
旅券交付事務の方の数字を教えていただいたんですが、やはりこの旅券交付事務、まだ
始まって間もないんですけども、報告書を見る限り、収益金 44 万あったということで、こ
れから数字的にも、ことし、先月ですか 59 件の申請があったということで、これは今後ず
っと、このような数字の形でいくのかなという形はするんですけども。
今、写真の撮影というのはやっていないんでしたっけ、証明書の。そこだけちょっと。
○委員長(下村
宏君)
住民課長。
○住民課長(飯塚尚央君)
写真の方は、ヨークベニマルの前に自動の写真機がございま
- 36 -
す。そちらの方で代用か、もしくは写真屋さんでというようなことで、役場の方では対応
はしてございません。
以上でございます。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
光芳君)
沼
委員。
やはり、ヨークベニマルさんにあるよというようなことなんです
けども、今後、住民サービスの一環として、やはり役場に来て、それで写真なかったから、
「じゃ、ヨークベニマルで撮ってきてよ」ということでは、若い人だったらいいですけど
も、高齢者の方とかそういう方が不便を来すのではないかなと思うんですけども。
他市町村では、写真撮影を行っているところもあると思うんですけども、美浦村ではそ
ういった方向には考えていないんでしょうか。その辺をもう一度お伺いをしたいと思いま
す。
あと、自衛隊協力会の方では、金額の方はわかりましたが、趣旨に関しては、土浦駐屯
地だとか、自衛隊に協力するよということの趣旨でやっているんでしょうけども、今回の
東日本大震災によって少なからず被害は受けているわけなんですけども、やはりこういう
災害のときに自衛隊の方との綿密な情報の連携といいますか、そういったものに役立って
いるんでしょうか。その辺をちょっとお伺いしたいんですけども。
○委員長(下村
宏君)
総務課長。
○総務課長(増尾嘉一君)
今回の東日本大震災の際にも、土浦の駐屯地の方からは、い
ち早く「美浦村さんの方で、何か困っていることはありませんか」というようなことで、
震災が起こってすぐだったと思います。ちょっと何日か記憶がないんですけども。震災が
起こってすぐに、そういうことでの声は出していただきました。
こういう日ごろからのおつき合いといいますか、そういうことでつながっていくんだと
思いますので、負担金分だけ効果があるかと言われますなら、そのかねがねいろいろある
かと思うんですけども、少なくとも今回の震災に関しては、そういうことで、すぐ連絡あ
りましたし、あと、駐屯地だけではなく、県の方ですけれども、県の方の、本部の方から
も、
「美浦村さんの方では被害はどうですか」と、
「困っていることはありませんか」と。
「救
急車、大丈夫ですか」とか、そういうことでの連絡はすぐに入りました。ということで、
そういう災害に備えて、こういうことでの市町村と自衛隊の協力関係をつくっておくとい
うことのためにも、必要なものではないかなということで、特に震災を通してこういうこ
とを感じております。
以上でございます。
○委員長(下村
○村長(中島
宏君)
村長。
栄君)それでは、パスポートの写真の窓口のサービスをという話でござい
ますけども、美浦村の今の申請の部分で、写真、今、町の写真屋さんは何軒かあるんでし
ょうけども、美浦村にはございませんけども。
- 37 -
いろいろと村の方において採算が合えば、多分もう早目にそういう部分で営業的なもの
もあるのかなというふうに思うんですけど、今のところ村の方には来てないということは、
多分、採算的に合わないからなのかな。一応こちらからは、成人式の写真を撮ってもらっ
たり、そういう部分でも入札でやっておりますけども、そういうところ何社かのうち、声
をかけて村の方に出てもいいですよという部分があれば、村は受け入れてサービスをして
いきたいというふうには思っております。
多分、写真の枠の中がある程度、何センチかと決まっているので、職員が撮って、それ
をサービスというのにもなかなか規定があるみたいなので、できれば写真屋さんの方に村
からお話をして出ていただくのが一番ベターなのかなというふうには考えております。一
応声かけはしていってみたいというふうに思います。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
光芳君)
沼
委員。
ありがとうございました。自衛隊の方に関しては、当然だめだと
言っているわけではなくて、やはりこういう東日本大震災という大きな災害が起きたわけ
ですから、今後もより一層自衛隊の方とは情報交換しながら、協力体制というのは強めて
いくというのは本当にいいことだなと思いますので理解をいたしました。
また、パスポートの方ですが、村長の方からは、なかなか職員ではサイズ等があるので
撮れないので、業者さんで採算が合うよということであれば頼むということなんですけれ
ども、私の記憶だと、職員でやっているところもあるんじゃないかな。そのサイズ的なも
のも今は、そういった「何センチ×何センチ」というのもあるので、そういうことはそん
なには難しくないのかなという感じもするし、また、1か月 30∼40 件なので、そんなには
負担にならないのかなと思うんですけども、その辺は検討されたんでしょうか。
○委員長(下村
○村長(中島
宏君)
栄君)
村長。
住民課の方で、当初これを県の方から引き受けるということにな
ったときに、写真までの部分は検討はしておりません。証紙については一応申請をして、
今二つ、県の証紙と売りさばきの部分はやるような申請を出してやってはおりますけども、
写真についてまでは検討はしていなかったと思います。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
滞納状況の調査書をお出しいただきまして、ありがとうございま
した。
ただ、表がどうしても、当初いただいていましたA4サイズのとじてある資料を見ても
わかりますように、平成 21 年までのだったり平成 18 年までだったり、22、17、22、19 と
ばらつきがあるものですから、よくわかりにくいので、それで、こちらも埋まってくれる
といいなと思いつつお願いをしましたら、平成 22 年度分も給食費とか介護保険料とか、空
欄の状態で出てきたのがちょっと残念なんですけれども。
こういう数字というのは、もう決算書、これだけ出ていますので、こういう一覧表には
- 38 -
すぐ出てこないものなのでしょうか、そこをまずお尋ねさせていただきます。
○委員長(下村
宏君)
収納課長。
○収納課長(浅野重人君)
林委員のご質問にお答えを申し上げます。
件数、今ちょっとお時間をいただきまして大変申しわけありませんでした。金額は出て
いたんですが、件数がやはり前のデータから出してくるものですから、件数の方が時間か
かりまして申しわけありませんでした。
お示ししました……。
○委員長(下村
宏君)
収納課長。
○収納課長(浅野重人君) 今、先ほどお配りしました資料の中で、学校給食費から以下、
保育料、農業集落排水手数料、水道使用料等、空欄になっておりましたので、再度一応お
配りさせていただいてよろしいでしょうか。
○委員(林
昌子君)
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
はい、よろしく。
昌子君)
他の人からの質疑があればいいということですね。
○委員長(下村
はい
宏君)それでは、林委員もちょっと資料が出てから質疑をしたいという
ようなことでありますので、そのほか、皆さんの方から意見がありましたらお願いをいた
します。
岡沢委員。
○委員(岡沢
○委員長(下村
清君)
○委員(岡沢
宏君)
質問でなくて意見ですか。
清君)
はい、いいです、質問でいいです。
決算審査意見書の一番後ろの5番、財政基盤の確立についてとい
うことで、本村の財政基盤は経常収支比率から見ますと、前年度の 91.5%から 84.6%とな
ったということなんですが、この 5.9%減った理由というか、どういった傾向だったのかお
聞きしたいと思うんですが。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
この経常収支比率でございますが、ちょっと手元に、ど
ういう原因で下がったかという資料がないものですから、改めまして調べて回答したいと
思います。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
岡沢委員。
実は私も、その経常収支比率が多分民生費とか総務費とかそうい
うものだと思うんですけども、ただ、そういうものが支出の中に占めるパーセンテージだ
とかを表にして出していただけると。
それと、一年生議員だったもので、21 年度の決算を全然わからないので、できれば、総
額でよろしいので、その比較を見れば、民生費がどのくらい減ったんだとか、教育費がど
のくらい減ったのかとか、減ったものばかりじゃないと思いますけど、傾向がわかるので、
- 39 -
そういった感じで一応決算を資料でお願いしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
それでは、決算カード的なものはできていると思います
ので、後日お渡ししたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
岡沢委員、これは書類、そういう意味で書類、後でもらうだけ
でいいですか。
○委員(岡沢
清君)
多分、私の知りたいのは、5.9%、ポイントというか減った理由と
いうことですから、それを各支出項目ごとにパーセンテージというのか出していただけれ
ば、多分、課のおおよその想像はつくかと思いますので、資料で提出と思うんですけど。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
今日じゅうに必要ではないですか。
私の質問が、説明してほしいということだったから、そう委員長
言われたと思うんですが、今はこの場で求めていくことは無理なので、とりあえず資料で
提出を。
○委員長(下村
宏君) 岡沢委員が言われましたように、その点について、後で書類を、
資料は全委員に配ってください。お願いします。
○委員長(下村
宏君)
そのほか、質問等ないようでしたらですね。
飯田委員。
○委員(飯田洋司君)
項目別ではないんですけども、総体的にパソコンとか新しい技術
に対する支出、それと今言った自衛隊の支出とかいろいろなものがふえてくると思うんで
すけども、20 年前には多分パソコンとかそういったものはないと思うんですけども、総体
的に行政にかかわる項目、これはふえる一方で減らすということはしないんですか。
というか、過去にこういう項目があったけども、こういう理由で減らして、1,000 項目あ
ったやつを 100 項目減らして、新しいものができたとき、100 項目、200 項目減らしたとか
という形で、我々からするとちょっと項目が多過ぎてわかりにくいのもあるんですけども、
もう少し努力して項目を減らす努力をしていただけるといいかなと思うんですけど。
○委員長(下村
○村長(中島
宏君)
栄君)
村長。
飯田委員の項目を減らす。新規事業と村の中の事業が大体 147 ぐ
らいあるんですが、継続事業が約 130 ぐらいあるんですね。新規という事業については、
20 ないぐらいですね。18 かなと思いましたけども。
毎年いろんな項目が変わってくる。学校の耐震とか新しい項目で予算を張りつける。と
いうのは、事業の中で 140 ぐらいのうちの 10 何%ぐらいしか、新しい事業はないんですね。
ことしもそういう意味では、選挙があったりすると、それも一つの事業になってきますの
で、いろんな事業が継続で行われているというのが村の大体の事業の、147 ぐらいある事業
の中のほとんどが継続事業。
新たな部分は県、国の方から示される事業もありますので、そういうものについての予
- 40 -
算とか何かの配分も含めて、それを消化していく。村で行っている事業については終了す
れば、そういう項目は減っていくということなんですけども、ちょっと私、今そういう新
年度事業の節の部分は持ってきていないんですけども、そういうものを見ていただくと、
大体年間の村の事業が大まかにわかるというふうに思います。
済みません、今年度の事業の内容の部分は、委員もこの前、総務部長の方からいただい
たと思うんですが、あの中に金額も含めて、こういう事業で、継続と新規というふうに書
いてございます。それについては、あれを見ていただくと、1年間の美浦村の事業がどう
いうものが行われているかというのはわかるというふうに思います。
その中で、不要なものというのは、今の時点ではなくて、今、補助金もいろんな協議会
の中で補助を出していたものが、補助金を出す以上に決算で繰り越しとして残っているよ
うなものについては、村としては補助金を出しませんよということで、いろいろと説明を
しながら、いろんな協議会の部分の予算も削って来ているところでございます。そういう
ものも含めまして、あの 23 年度の事業のやつを見ていただくと、村の今年度の部分は大ま
かにはつかめるというふうに思います。
できれば、委員おっしゃるように、減らすという部分を、いろんなインフラの整備的な
ものがある程度完結をしていくと、そういう事業は減ってくるのかなと。減らないのは、
福祉とか教育の部分は、これはどこまで行っても減ってはいかないというふうには思いま
す。
○委員長(下村
宏君)
それでは、質疑の途中ではございますが、ここで暫時休憩をい
たします。2時 10 分再開とします。
午後1時59分休憩
午後2時10分開議
○委員長(下村
宏君)
それでは、再開をいたします。
引き続き、質疑のある方はどうぞ。
林委員。
○委員(林
昌子君)
何度も申しわけございませんでした。表が届きましたので使わせ
ていただきます。
それで、一つは、今、村民税とか固定資産税とかを見ますと、件数、これは期別の件数
ということで、人の人数ではないということで説明がございますけれども、20 年・21 年・
22 年、これを対比しますと、20 年から 21 年で、村民税であればプラス 220 期分がふえて
いるわけなんですけど、21 年から 22 年で 251 期分がふえています。固定資産税でも、20
年度から 21 年度で 189 件、21 年から 22 年の間で 500 件ということで、すごく期数が急激
にふえて、減ってはいないんですよね。
その中で、今回事業報告の中の 16 ページにおいて、「移管状況・徴収実績について」と
- 41 -
いう中に、中ほどに、茨城租税債権管理機構への移管ということで、徴収をする意味での
いろんなノウハウとか、また、その派遣を行いながら収得している部分とか、また、租税
管理機構の方から、また徴収、徴収ではなくして、整理をする部分での、いろんな部分で
村としても努力をして、なるべく徴収する態勢をご努力されているところは承知している
わけでありますけれども、このように現実ふえてきておりますので、租税管理機構への約
160 万からの委託料が出ているかと思いますけれども、これの効果ですね。管理機構に入っ
ていただいて、実績的なもの、そういうもの、どういうところがよくなったとか、どうい
う問題点とかあれば、教えていただきたいというのが1点。
また、この一覧表ですけれども、一般会計の中身といいますと、村民税・法人・固定資
産、あとは学校給食・保育料というところだと思うんですけれども、この中に幼稚園がな
いんですけれども、幼稚園の授業料というんですかそれの滞納が全然ないのかどうなのか
ということ。
あと3点目には、毎年出ておりますけれども、学校給食費、保育所も、保育料の方は大
分、保護者と直接交渉しながら滞納者を減らしていくことにご理解をいただき、ご努力さ
れているのが数字には出ているかと思うんですが、ちょっと 22 年度ふえたのが残念なんで
すが、いろんな生活状況もあるかと思いますので、さらに保育所の方、頑張っていただき
たいと思います。
ほかは税金とか保育料でありますけれども、給食に関しては、子どもたちのおなかにも
う入っているものですので、各家庭が支払って当たり前の金額。税金とは違いますので、
この給食費の滞納に関して、毎年指摘をされるわけではありますけれども、現実ふえてお
りますので、この徴収の仕方を今後どのように考えているのかということをお尋ねさせて
いただきます。
○委員長(下村
宏君)
○収納課長(浅野重人君)
収納課長。
それでは、林委員のご質問にお答えをいたします。
茨城租税債権管理機構の負担金並びにその効果ということでのご質問でございますが、
事業報告の 16 ページにも載せてございます。茨城租税債権管理機構については、平成 13
年4月に設立をされまして、美浦村におきましては、平成 14 年度から委託をしております。
毎年委託をしておりまして、22 年度までの合計負担金が 2,171 万 1,000 円でございます。
徴収金額につきましては、14 年度から同じように 22 年度までトータルでお答えをいたしま
すと、村税、督促手数料、延滞金を合わせた額になりますが、7,842 万 471 円でございます。
差し引き 5,670 万 9,471 円の費用対効果が上がっているということでございます。
茨城租税債権管理機構への移管の件でございますけれども、移管基準としましては、大
口滞納者、100 万以上と考えていただければよろしいかなと思うんですが、それと、整理困
難事案、村ではちょっと困難であると。機構の方には顧問の弁護士とか税理士、その他、
地方裁判所のOB等がいらっしゃいますので、その方の意見を聞きながら、租税債権管理
- 42 -
機構の職員が事案の解決に向けて行っているということでございます。
移管件数につきましては、機構の条例で人口割で美浦村の場合、10 件となっております。
現在 10 件となっております。ただ、状況に応じまして、昨年もそうだったんですが、2件
ほど追加で移管をしております。なお、案件の移管期間につきましては、1年間の移管と
いうことで、プラス1カ月の整理期間を経て、村に返還とこういう仕組みになってござい
ます。
以上、よろしくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
学校教育課長。
○学校教育課長(浅野勝夫君) 林委員の学校給食関係の質問にお答えしたいと思います。
学校給食費の滞納につきましては、ご指摘のとおり年々ふえているような状況ではござ
いますが、毎年、引き落としができなかった保護者に対しては、催告書を3カ月に1度程
度出すような形で昨年度は実施してまいりました。なおかつ昨年度、子ども手当等もあり
ましたが、直接それから振りかえるということがちょっとできなかったものですから、子
ども手当の支給の月に合わせて、その通知と催告書をさせていただいております。
また、滞納整理等も昨年度2回ほど行いまして、40 世帯ほど訪問させていただいており
ます。その中で、24 万 6,659 円ほど、その場でいただいております。そのほか、納付の約
束、それから分割での納付、学校での相談等も受けながら、できるだけ回収できるような
形で進めてまいりました。
また、学校との相談の中で、やっぱり社会状況というか、家庭状況でなかなか払えない
ようなご家庭につきましても、就学援助の方のご相談等もさせていただきながら進めてき
たところでございます。
今後また、子ども手当等も制度が変わるようなところもありますので、その辺の推移を
見ながら、できれば直接取れるようなことになれば、それも十分活用しながら納付につな
げていきたいなと思っております。
以上です。
○委員長(下村
宏君) 幼稚園長。
○幼稚園長(小泉俊子君)
今の美浦幼稚園の保育料のことにつきましてお答え申し上げ
ます。22 年度は、滞納なしということを聞かされてございます。
納入がおくれぎみの方につきましては、その都度お声をかけさせていただいたり、納付
書の方をお子様の方を通じて持たせていったりいたしまして、保護者の方に直接幼稚園の
方へ届いていただいているというような状況でございます。
本年度に対しても、ちょっとおくれぎみのご家庭がございます。そのご家庭に対しては、
子ども手当の支給日等々を待ちまして、2カ月、3カ月なりの納入をしていただいており
ます。
以上です。
- 43 -
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
ご説明ありがとうございます。
租税管理機構の方は、5,670 万の対効果があるということですので、また、ぜひお進めい
ただきたいと思いますが、とにかくこれだけの億単位の金額ですので、総額。そうします
と、今現在5名でやられているということですけれども、本当に大変な徴収作業ではない
かなと思いますので、どうか健康管理に留意されながら、先ほどは時間外手当のことも出
ておりましたけれども、徴収できない方というのは、やっぱり時間外に見える方も多いと
思うんですね。いろいろ徴収しに行くにしても。ですので、そこをまた調整をしながら、
またご努力いただければと思います。
あとは、給食費の方ですけれども、子ども手当の振りかえ日に何とか催告書を出して支
払っていただいているということなんですが、そのように子ども手当支給月に催告書をお
渡しして、その徴収率というのはいかがでしょうか。結構それで完璧に徴収できているの
かどうか。
でも、今後、先ほど課長が言われましたように、子ども手当とか制度も変わりますけれ
ども、今後、口座振り込みですと、なかなかそれも難しいかなと思いますので、窓口対応
とかで対応するようなやり方、現金支給とかそういうことを、国とか県とかにも強く要望
しなければいけないところですが、村としても強い姿勢でそれぐらいやって、当たり前の
ことだと思うんです。食べる物です。個人のものですのでね。税金と違いますので、それ
はもっと強く、今度制度が変わりましても、そこは現実きちっと現金徴収するという強い
意思を伺いたいなと思っております。
また、幼稚園の方は努力をされて、今、ゼロということですが、おくれぎみの方にも、
また今後ご努力をされて、先ほど学校教育課に言ったことと同じなんですけれども、そう
いう方にもご理解いただき、現金徴収ということもあわせてご検討いただけたらいいのか
なというふうにも思いますので、その件の返答をお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
学校教育課長。
○学校教育課長(浅野勝夫君)
子ども手当の部分に関しましては、今後制度上どういう
形になるかちょっとわかりませんが、できれば、その手当そのものから、最初から差し引
きできれば一番いいんでしょうけれども、なかなかそうできない部分については、現金の
支給に切りかえていただいて、窓口で対応したいというようことで考えております。
また、何度か出している催告書につきましても、同じ方については、中身というか内容
もちょっと変えて、厳しいようなことを書いて渡してはおります。でも、実際、滞納整理
等でもなかなか現金化というわけにもいきませんで、あとは約束なり分納ということでの
対応がちょっと主になってきているかなと思います。
今後もできるだけ取れるような形で、ちょっといろいろ考えていきたいと思っています。
よろしくお願いします。
- 44 -
○委員長(下村
宏君)
収納課長。
○収納課長(浅野重人君)
先ほどの林委員のご質問にお答えをいたします。
時間外の納税相談ということでお話をいただきました。収納課といたしましても、納税
催告書等を送付いたしまして、電話等がございます。その中で、分納したいんだけどとい
うことで、納税相談の機会ということで、私の方も時間外の納税相談を受けております。
基本的には、役場庁舎のシステムがメンテナンスでとまらない以外は、随時受け付けると
いうことで対応をしております。時間的には7時くらいまでの時間であれば、来庁時間が
7時ぐらいまでであれば受け付けるということで、基本的に課内の中で決めております。
また、時間外の件でございます。先ほど来から出ております時間外の件ですが、やはり
時間外にどうしても仕事をしなくちゃならないということもございますので、その辺の費
用対効果の面でちょっとお話をさせていただこうかと思うんですが、延滞金の徴収につい
て、大分最近効果が上がってきております。
平成 20 年度は、一般税、健康保険税、介護保険料、後期高齢者保険料等含めまして、794
万 387 円の延滞金の徴収でございましたが、21 年度は、1,614 万 3,358 円、22 年度につき
ましては、1,920 万 7,448 円と、こういうことで時間外に比例しまして、延滞金の方も上が
ってきているというような状況もございますので、そういう形で私の方では滞納整理を、
滞納処分をしているという状況でございます。
以上でございます。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
収納課の皆様には、本当に時間外の対応で延滞金の徴収率もアッ
プしているというご説明をいただきました。本当にありがとうございます。
それにしても、まだまだ滞納、税金がまだ滞納になっておりますので、現実5年間、例
えば不納欠損、さっきA4サイズの方では、執行停止の内容とか細かく出していただきま
したけれども、現実、5年たてば不納欠損でまた税金で税金をなくす、清算するという、
そういうことが起きると、現実、美浦村の財政を考えますととても厳しいなと思っており
ます。
ですので、何とかこの徴収率アップと、また、本当に不納にならないような手だて、そ
れは村長の方にかかってくるんでしょうけれども、何とか正規に徴収できる形を、また工
夫、またコンビニ徴収も始めていただきましたので、すごく支払いしやすい形をとってい
ただいたのも一つ効果は出てくるのかなと思って期待はしているんですが、ですので、22
年度から 23 年度に関して、この数字がどんどん増加件数が抑えられるといいなというよう
に期待をしているところであります。
現実、給食の方なんですけれども、今、件数、22 年度で 37 件で、約 512 万 4,000 円とい
う数字が出ております。結局 500 万円のまだ滞納金額があるわけなんですが、現実、例え
ば、前にも伺ったことがありますが、小学校から中学校卒業するまでお支払いしない方、
- 45 -
卒業された方、それでさらに追跡調査じゃないんですけれど、やっていらっしゃる方もい
るんですけれども、この 500 万に対して徴収可能額、徴収不能額というんですか、そうい
うものが見込まれる金額があるのでしょうか、そこを教えていただきたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
学校教育課長。
○学校教育課長(浅野勝夫君)
○委員(林
昌子君)
○委員長(下村
この 512 万 4,000 円の中の徴収可能額ですか。
不能額。
宏君)
不能。
○学校教育課長(浅野勝夫君)
ちょっと今、手元に個別の資料がないんですけれども。
年度の古いものはちょっと不能な部分が多くなってくるのかなと思っております。
今年度、中学校の卒業生の方では、滞納者2名おりまして、1名については現在追跡と
いうか郵便で催促しているところなんですが、もう1名は、下に兄弟がおりますので、続
けて催促していこうかなということでございます。
○委員長(下村
宏君)
○教育長(門脇厚司君)
教育長。
私も2回ほど、うちに訪問させてもらいました。心を鬼にしな
がら、3人でチームを組んで、訪問して何度かお支払いくださいというようなお願いをす
るわけですけども、実際に払えるところは銀行口座から引き落としますから、そういうこ
とができるところは問題ないんですけど、実際に口座にお金がないために落とせないとこ
ろのうちを訪ねるわけですけども、やっぱりないものはないというようなことのうちに出
してもらうというのは、これは相当に難しいなというのが私の実感ですね。
学校教育課の方でも、できるだけ徴収率を高めるための努力はしていますけども、差し
押さえをするというようなそういう権限は学校教育課の方には、給食費の場合にはないわ
けですね。これはもうあくまでも、とにかく月に 1,000 円でも 2,000 円でもいいですから
払えるときに払ってくださいというようなお願いをするわけですけども、なかなかそれも
現実的には難しいというような状況だなということで、私の体験からすれば、相当にやっ
ぱり困難な状況だなというような実感を持っております。
参考になればと思います。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
どうもありがとうございました。大変な中、ご努力いただいてい
るということはわかります。
先ほど学校教育課長がおっしゃいましたように、今後子ども手当の現金支給、何とかそ
れは実現していただきたいと思います。
あと、それから、できれば小学校入学時、中学校入学時、そういうときに誓約書を書か
せるとかそういうことは考えられないでしょうか。すると、保護者にも自分の子どもが食
べさせてもらって払うのが当たり前という認識ですか、そういうふうな半分教育、保護者
教育的なものもありますけれども、そういうようなことも一つ、過年度分のことも考える
- 46 -
と、必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
○委員長(下村
宏君)
学校教育課長。
○学校教育課長(浅野勝夫君)
誓約書という形でございますが、ちょっと今は、今のと
ころはそこまでのことはちょっと考えてはいなかったんですけれども、今後検討する一つ
の材料として、先ほど、教育長の方から出ました差し押さえの部分もいろいろちょっと研
究しているところではあるんですが、現実的になかなかできない部分もありますので、そ
の辺もあわせてちょっと研究させていただきたいと思っております。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
ありがとうございました。じゃ、今の説明で理解をするわけなん
ですが、ちょっと質問漏れがありまして。済みません。
決算書の 19 ページで、民生費負担金の中で児童福祉費負担金で保育料の 53 万 2,780 円、
これはどのように徴収されるのかお尋ねさせていただきます。
○委員長(下村
宏君)
福祉介護課長。
○福祉介護課長(松葉博昭君)
ただいまのご質問ですけれども、保育料の滞納状況とい
うか、それは、今、保育所の先生方と役場職員、私どもの福祉介護課の担当職員等々で訪
問をしながら徴収を行っているところでございます。
少しずつですけれども現在、昨年まではお一人でしたか、これぐらいだったと思います。
一人でずうっと過年度分まで、過年度分含めて何年も納めていない方がおられまして、な
かなか徴収率のアップにはならないのですけども、今後もその徴収の方法については、福
祉の係のところと、それから、保育所の担当の方たちと共同で家庭訪問しながら、説得し
ながら、今後もそういう方法をとっていきたいと思っております。
以上です。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
どうもありがとうございました。
保育所からだと思うんですが、木原小学校でもずっと滞納を続けられている方がいらっ
しゃいますよね、お名前は言えませんけれども。そういう方にはぜひ強気で、それこそ差
し押さえをするぐらいのお気持ちで。まじめにお支払いしている方がばかを見る、なんて
言いますので、そういうふうに本当に苦しくて徴収できない方は、温情もかけられる部分
も、分納とかいろいろあるんでしょうけれども、余りにもあからさまに、払わないで当た
り前みたいな態度で払わない方というのは、これはおかしいですね。それこそ本当に、子
どもに弁当を持ってきてほしいというぐらいの方がいらっしゃると思います。
ですので、相手に合わせて、きちっと徴収すべきものはするという強気の態度でお願い
したいと思いますし、保育料の方も今回不納欠損が出ておりますので、15 万。ですので、
何とか不納欠損を出さないで、この 53 万 2,780 円をきちんとお支払いしていただけるよう
に。
- 47 -
やっぱり収入に合わせた保育料ですので、そこは支払い能力があるということで保育所
に入所されているはずですので、そこをきちっとご指導いただいて、何とか徴収していた
だけるように、またご努力をお願いしたいと思います。
以上です。
○委員長(下村
○委員(岡沢
宏君)
清君)
○委員長(下村
○委員(岡沢
そのほか質疑等ありましたらお願いをいたします。
簡単に要望だけさせてください。
宏君)
岡沢委員。
清君) 午前中からパソコンとか用具にかかわって、委託料、業務委託料、
保守点検料とか大分、私、発言させていただきましたけど、先ほど飯田委員が、ちょっと
私の考えた趣旨と同じ趣旨のことを言っておられたと思うんですけど、減らせないか等。
要するにパソコンなんかの委託料ですが。
私も同じで、この決算書を見たら、委託料、委託料、業務委託料。特にパソコン関係。
パソコン等、IT社会ですからパソコンを使うのは、あれ、みんな1人1人使うのは当た
り前なんですけど、リースすればリース料、それで5年間借りるとなると、5年間リース、
また5年間、更新してリース。それに伴って点検、保守点検委託料というのが、やはり5
年間で継続費となっていると。
つまり継続継続でなく、多分5年間契約で同じ業者でしょうから随意契約みたいな形に
なるんでしょうけども、いってみれば、経常支出というよりも固定費なんですよね、これ
ねもう。予算・決算の中で。
それで、やっぱり経常支出というのが伸びていくというのはよくないし、削ればいいと
いうものじゃないんですけど、ほかのところに削るといっても、なかなか財政健全化と言
っても難しいと思うんです、見たら。じゃあ、委員の方、これを削れという妙案があるか
というと、私は浮かばないんですけど、でも、5年、10 年、15 年先までも固定費として続
いていくこういった予算というのは、例えば随意でなくて、幾ら以上は競争入札とかいう
方式があるんでしょうけども、そういうのを見直していかないと、20 年 30 年先まで固定費
になっていくと思うんです。パソコンを使わない形でいかないでしょうから。
ですから、そういったことで固定費を減らす努力をしていただきたいという私の要望を
述べさせていただきます。
○委員長(下村
宏君)
ただいま要望等ということでよろしいですね、はい。
そのほか質疑ありませんか。
飯田委員。
○委員(飯田洋司君)
疲れているところ、本当に申しわけないです。
滞納状況調書の中の 22 年度、ここの一般被保険者医療分とか固定資産税とかの件数なん
ですが、特に固定資産税が 1,952 件となっていますけども、これは、総体の固定資産の件
数というのはどのくらいあるんですか。
- 48 -
○委員長(下村
宏君)
税務課長。
○税務課長(石橋喜和君) ただいまの質問について、今、数字等を持っていませんので、
後ほど調べて報告したいと思います。よろしくお願いします。
○委員長(下村
宏君)
○委員(飯田洋司君)
飯田委員。
済みません、総体数の中のこの延滞部分というのが何%なのかと
いうのと、その固定資産の人のは、県内の人なのか。そこら辺のところもちょっと教えて
いただきたいなと思います。
○委員長(下村
宏君)
収納課長。
○収納課長(浅野重人君) 先ほど、固定資産税の件数ということでお尋ねがありまして、
私の方で、当初資料的に報償金の支払いの中で、ちょっと当初課税分の納付書通数がござ
いますので、それを参考に申し上げたいと思います。
平成 22 年度もありますので、22 年度を申し上げます。
平成 22 年度が、当初課税で 7,507 通でございます。そのあと、更正とかいろいろござい
ますので若干ふえたりしていると思います。
それでもう一つ、村内と村外、どちらが多いでしょうかということでございますけども、
やはり村内の方が多いように記憶しております。ちょっと件数的には、今、資料がござい
ませんので、詳しくはお答えできません。よろしくお願いします。
〔「資料提出を」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
飯田委員、資料提出後に報告いただくことでよろしいでしょう
か。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
そのほかに質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○企画財政課長(増尾正己君)
○委員長(下村
宏君)
済みません。
企画財政課長。
○企画財政課長(増尾正己君)
先ほどのコンピューター関係なんですが、2年前、入れ
かえはしてございますが、この場合ですね、この場合につきましても、この場合というか、
コンピューターの入れかえをやった後のものにつきましても、随意契約的なものはなくて、
プロポーザルの方法で現在進んで取り組んでいるということでございます。
それと、先ほどの岡沢委員の経常経費比率の前年度 91.5%から 84.6%となった大きな要
因というようなことで質問がありましたので、さっき下に行きましてちょっと係の者に確
認してきました。事業報告書の7ページを開けていただきたいと思います。7ページの一
番下から2行目です。
この「また、」からがそれになっているんですが、「地方公共団体の財政構造の弾力性を
判断する経常収支比率は、91.5%であった前年度より 6.9 ポイント減の 84.6%となった」、
- 49 -
これからが原因なんですが、「これは、経常一般財源となる普通地方交付税が2億 349 万円
増加」、前年度よりも2億ほど増加していると。また、臨時財政対策債、これにつきまして
も2億 2,907 万円の増加、この二つ、これが一番大きな要因で、91.5%から 84.6%と減少
したという原因になってございます。よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(下村
○村長(中島
宏君)
栄君)
村長。
それでは、岡沢さんの随意契約の方はという話がありましたけど
も、実はこのシステムにつきましては、パソコン関係も含めてプロポーザルを勉強でやり
ましたという話が、財政課長の方から出ましたけども、実は、これは茨城計算センターと
いうところに、これは県と各自治体がいろんなところで出資してやっていた部分を、茨城
県のほとんどの自治体がやっていたんですけども、当時、1億以上かかっていました。1 億
1,000 万ぐらい払っていたと私は思います。
波崎、いや神栖かな、まだ神栖の方で一応計算センターの方にいろいろ折衝をして安く
なったということで、美浦も申し入れをしたらば、多分 2,000 万から下がったと。8,900 万
ぐらいに落ちた経緯があります。
でも、あした説明をしてくれるということになっていますけども、その後、いろんなシ
ステムはもう、自治体が新しい制度が変わってきたり何かしていて、じゃ、民間を入れて
プロポーザルをやるということで、3社、当然、計算センターも入っています。それでや
って、一番美浦村に合う、合った提案をしてきたところ、こちらから条件を出しましたの
で、それにかなったところが3社ぐらいありました。
そこで入札をやって、今のTKCになったわけです。今、多分 6,400∼6,500 万で推移し
ていると思うんですけども、当然、黙っていれば1億以上払っていたのかなあというふう
には思いますけども。ただ、今のTKCだけで全部賄えるというシステムじゃないもので、
一部、計算センターでそのシステムを残してある部分もあります。
そういう意味で、2年目、これは5年たったらまた、いろんな新しい制度もできてくる
と思いますけども、その辺も踏まえて民間のいろんなクラウドコンピューター、クラウド
型も出てきておりますので、その辺も踏まえて、行政の中で一番使いやすくて優れたもの
というものを5年後には、ということは1年ぐらい前からそういうものを、村の方からプ
ロポーザルをやって、入札でやっていくのが公平で一番いいものができるのではないかと
いうふうに思っておりますのであります、その細部にわたっての説明は、あした担当者が
説明するということでございますので、その担当者も、できるだけ経費が、固定経費が少
なくなるようなことを考えて、いいものを模索していくのがシステムの担当であるという
ふうに私は思っておりますので、細部にわたって細かいことは、あしたまた、担当者の方
の説明があると思いますので、そのとき質問をしていただければというふうに思います。
○委員長(下村
宏君)
それでは、先ほど質疑の有無を確認をさせていただきました。
したがって、質疑を終結をいたします。
- 50 -
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結します。
採決します。
本案を原案どおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり認定することに決定をいたしました。
○委員長(下村
宏君)
続いて、議案第 14 号、平成 22 年度国民健康保険特別会計決算
認定の件を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
飯田委員。
○委員(飯田洋司君)
先ほども言いましたけど、滞納状態の中で 22 年度一般被保険医療
分というやつで、6,638 件で6億ということなんですけども、6,000 万か。これは 6,638 人
ですか。それとも、一つの治療に対して1件と取っているのか。
○委員長(下村
宏君)
収納課長。
○収納課長(浅野重人君)
お答えを申し上げます。今ご質問いただいたことにつきまし
ては、件数でございます。期別件数ということでございます。
ですから、健康保険6期滞納になっている方もいます。その場合は、6という数字が入
っております。カウントされます。合計で、先ほども申し上げました数字が、滞納件数と、
期別件数となります。よろしくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
質疑ありませんか。
石川委員。
○委員(石川
修君)
それでは、不納欠損額が 1,827 万 9,298 円ということでございま
すけれども、これは年度にするといつごろの年度のやつか。それと、件数ですけれども、
何件の件数なのか、教えていただきたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
○収納課長(浅野重人君)
収納課長。
石川委員のご質問にお答え申し上げます。
国民健康保険税の不納欠損でございます。年度につきましては、平成9年度から毎年件
数が上がってございまして、22 年度の現年度まで各年度ごとに上がっております。
滞納者数から申し上げたいと思います。欠損者の滞納者数でございます。平成9年度は
1人、10 年度が1人、11 年度が3人、12 年度が4人、13 年度が7人、14 年度が 10 人、15
- 51 -
年度が 15 人、16 年度が 28 人、17 年度が 98 人、18 年度が 13 人、19 年度が 16 人、20 年度
が6人、21 年度が5人、22 年度が2人と、合計 207 人、延べ 207 人の不納欠損でございま
す。
また、期別で申し上げますと、トータル期別が 820 件となっております。合わせまして
1,827 万 9,198 円の欠損と、今回計上させていただきました。
なお、欠損の中には、地方税法の 15 条の7第4項の執行停止後3年を経過して時効を迎
えるという案件が、その中で滞納者数で 51 人。
続きまして、地方税法 15 条の7第5項の即時消滅ということで、滞納者数が該当した方
が 43 人、延べでございます。
そして、地方税法第 18 条、5年消滅時効ということで、滞納者数が 113 名となっており
ます。合計につきましては、先ほど申し上げました 207 名ということでございます。
以上、よろしくお願いします。
○委員長(下村
○委員(石川
宏君)
修君)
石川委員。
ありがとうございます。村税と同じように、不納欠損は、法律に
基づいての不納欠損だと思いますけれども、収納課においては課長以下、大変なご苦労を
して滞納整理に当たっておるわけでございますけれども、今後とも滞納整理に当たってい
ただきたい、このことをお願い申し上げまして、この質疑の方は了解いたしました。
○委員長(下村
宏君)
山本委員。
○委員(山本一惠君) 283 ページの特定健康診査委託料、事業報告には特定健康診査、受
診者が 1,594 人とありますけども、対象者は何人でしょうか。
○委員長(下村
宏君)
国保年金課長。
○国保年金課長(桑野正美君)
今の山本委員のご質問にお答えしたいと思います。
特定健康診査の対象者数でよろしいんですね。
22 年度の方の対象者の方が、3,740 人です。うち、受診者が 1,335 人ということで、受
診率が 35.7%ということになります。
以上です。
○委員長(下村
宏君)
○委員(山本一惠君)
山本委員。
受診率が、事業報告の 82 ページには 1,594 となっております。ち
ょっと今、人数が違っているようなんです。
いずれにしても 37.5%と非常に低い受診率なんですけども、特定健康診査というのは、
やり方が変わりまして、会社へ行っているご主人とか奥さんは受けられなくなってから、
多分受診率が下がったんじゃないかなと思うんですけども、やはり住民の方の健康を守る
という上で、追加でいつもお知らせはしていると思うんですけども、なお一層この受診が
できるような態勢をして、やっぱし 50%以上は、70%、本当はもっと受けていただきたい
んですけども、その努力をしていただきたいと思います。
- 52 -
以上です。
済みません、要望だったんですが、一つだけ数字が。
○委員長(下村
宏君)
○委員(山本一惠君)
山本委員、どうぞ。
失礼いたしました。事業報告書の 1,594 人なんですけども、先ほ
ど 1,335 人と言っていました。ちょっとその違いは何かあったんでしょうか。すみません、
それだけお願いします。
○委員長(下村
宏君)
国保年金課長。
○国保年金課長(桑野正美君) 済みません、82 ページの方は「衛生部門」ということで、
「保健予防」ということでありますけども、151 ページをお開きしていただきたいんですけ
ども、こちらに、下の方の段になるんですけども。すみません、下の方のとこに、「総合健
診・がん健診と同時実施で、40 歳から 74 歳までの国民健康保険被保険者に特定健康診査」
ということで、これが、国民健康保険に加入している人の 40 歳から 74 歳までの方で実施
された方が 1,335 人ということで、国保の方のデータで上がってございます。ということ
でご理解をいただきたいんですけども、よろしくお願いします。
○委員長(下村
宏君)
○委員(山本一惠君)
山本委員。
済みませんでした。こちらの決算書の委託料の支払いは、こちら
の国保保険者に対して、1,335 人に対しての委託料ということで理解してよろしいでしょう
か。
○委員長(下村
宏君)
国保年金課長。
○国保年金課長(桑野正美君) 151 ページの 1,335 人につきましては、あくまでも国保加
入者の 40 歳から 74 歳までの方でございます。
82 ページの方の衛生部門の方の特定健診というものの中には、恐らくこちらの方が数
1,594 人となっていますけども、こちらの方は国保以外の方も入っているんじゃないかなと
考えられます。
ですから、被用者保険とか共済ですとかそういう方も特定健診できますので、その方も
加入しているので数字が合わないんじゃないかということになるかと思います。そういう
ことでご了解をお願いしたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
健康増進課長。
○健康増進課長(堀越文恵君) 今の健康診査の人数でございますけれども、1,594 人とい
うのは、国保以外の役場で健診を受けることができる共済組合の人も含まれておるという
ことをお伝えしておきます。よろしくお願いいたします。
○委員長(下村
宏君)
そのほか質疑等ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
- 53 -
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結します。
本案を原案どおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。
○委員長(下村
宏君)
それでは、議案第 15 号、平成 22 年度美浦村老人保健特別会計
決算認定の件を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結します。
採決します。
本案を、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり認定することに決定をいたしました。
審議の途中でありますけども、ここで休憩をしたい。暫時休憩をいたします。
休憩後、3時 20 分再開とします。よろしくお願いをいたします。
午後3時10分休憩
午後3時20分開議
○委員長(下村
宏君)
それでは、再開をいたします。
税務課長。
○税務課長(石橋喜和君)
先ほど飯田委員の方から、22 年度固定資産税の発送件数につ
いてご質問がございました。わかりましたので、ご報告したいと思います。
納税通知の方は、当初 7,507 通を発送してございます。
以上でございます。
○委員(飯田洋司君)
ありがとうございます。
- 54 -
○委員長(下村
宏君)
それでは、引き続き入ります。
議案第 16 号からいきます。平成 22 年度美浦村農業集落排水事業特別会計決算認定の件
を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
質疑ありませんか。
沼
委員。
○委員(沼
光芳君)
事業報告書で農業集落排水事業特別会計でいつもこれで聞いてい
る内容は、ここにちゃんと加入率ということで、接続率 70.3%ということで書いてあるん
ですが、平成 21 年度からこの下にあるように補助金交付ということで2万円、補助金を出
しているわけですけども、これによって、加入件数というのは著しく変わったことはあっ
たんでしょうか、その件について説明お願いします。
○委員長(下村
宏君)
上下水道課長。
○上下水道課長(青野道生君)
沼
委員のご質問にお答えいたします。
加入率でございますが、平成 21 年度より農業集落排水事業に関しましては、新規接続者
の方に工事の工事費の一部を負担するということで、2万円の補助を出しております。
22 年度におきましては、総件数で農業集落排水施設4区域内で 34 戸の増加がございまし
た。事業報告に書いてありますとおり、22 年度の接続率は 70.3%ということです。
接続補助金で顕著に接続がふえたかということのご質問だと思うんですが、必ずしも顕
著にふえたということではなさそうです。例年、大体 25 件から 30 件ぐらいはふえており
ますので、去年度から比べれば若干は接続率はふえておりますが、なかなか顕著というこ
とまではいかないと思います。
以上です。
○委員長(下村
○委員(沼
宏君)
光芳君)
沼
委員。
了解をいたしました。
やはり加入率というのは、今後伸ばしていかなければならない大切な案件だと思います
ので、さらなる加入促進を目指した施策といいますか、そういうものを考えていっていた
だきたいということを要望して終わりたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
そのほか、質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
- 55 -
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結します。
採決します。
本案を原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は、原案のとおり認定することに決定をいたしました。
○委員長(下村
宏君)
続いて、議案第 17 号、平成 22 年度美浦村公共下水道事業特別
会計決算認定の件を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
石川委員。
○委員(石川
修君)
それでは、平成 22 年度の加入件数なんですけれども、何件くらい
あったか教えてほしいと思いますけれども。
○委員長(下村
宏君)
上下水道課長。
○上下水道課長(青野道生君)
石川委員のご質問にお答えをいたします。
公共下水道の平成 22 年度の加入戸数は、件数で言いますと 25 戸加入になっております。
以上です。
○委員長(下村
○委員(石川
宏君)
修君)
石川委員。
ありがとうございます。新規接続者の公下だと4万円ということ
でございますけども、農業集落排水が2万円で、この公下は4万円の差なんですけども、
この辺は何か意図があってこういうことにしたのか、その辺もあわせて伺いたいと思いま
す。
○委員長(下村
宏君)
上下水道課長。
○上下水道課長(青野道生君)
石川委員のご質問にお答えをいたします。
おっしゃるとおり、公共下水道におきましては基本的には4万円、それから農業集落排
水事業につきましては2万円ということになります。公共下水道の4万円の中には、県か
らの加入促進ということで、県から2万円ほど出ております。村から2万円。基本的に村
から2万円、県から2万円で4万円ということになります。
ただし、農業集落排水事業と公共下水道事業は所管が違いまして、公共下水道に限りま
して、供用開始から3年以内に接続をした場所、件数といいますか、接続をした方に対し
て1回限り2万円を補助しますということがあります。村が補助する費用の約半分、最大
2万円というのがありましたので、トータル4万円ということになろうかと思います。公
共下水道におきましては、供用開始から3年以内の接続者に対しては、そういう形での接
続工事の補助を出していく予算、早期の接続者だということにしてあります。
- 56 -
同じような下水としてお使いになっていますので、その公共下水道の期間内だけ、県か
ら補助が出ている期間内だけでも農業集落排水を利用されている方にも村から接続補助金
を出しましょうということの協議の結果、なった補助です。
その中で、農業集落排水については2万円、それから公共下水道につきましては、県・
村合わせて4万円というのが、接続補助金として取り扱った内容でございます。
以上です。
○委員長(下村
○委員(石川
宏君)
修君)
石川委員。
了解しました。いずれにしても、せっかくこういう霞ケ浦の浄化
のことを考えたら、これはやっぱり早目につないでもらう。
ただ、やっぱりいろんな事情があって、供用開始から始まってもなかなか接続率が上が
ってこない、それは重々私も承知はしておるところでございますけれども、今後とも農業
集落排水、それから公共下水道の接続率のアップに向けて、ぜひとも啓発活動にご尽力い
ただきたい、このことをお願い申し上げまして、私の質問は終わらせていただきます。
○委員長(下村
宏君)
ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決します。
本案を原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定をしました。
○委員長(下村
宏君)
続いて、議案第 18 号、平成 22 年度美浦村介護保険特別会計決
算認定の件を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
林委員。
○委員(林
昌子君)
介護保険料の 359 ページ、保険料の不納欠損の収入未済額が計上
されておりまして、それとあわせて、先ほどの滞納状況の方を見ますと、これが急激にふ
えているんですよね。
平成 20 年度で滞納件数 74 件だったのが、21 年度で 546 件と上がりまして、平成 22 年度
- 57 -
で 690 件と、またふえているんですけれども、その急激にふえた理由と、また、その滞納
処理のお願い、徴収業務の中でどのような方がこのような状態になっているのか教えてい
ただきたいと思います。
○委員長(下村
宏君)
○収納課長(浅野重人君)
収納課長。
ただいま林委員からご質問のありましたこの滞納状況調書の
中で、介護保険料の件数と金額とが、21 年度から大幅にふえているということでございま
す。これについては、先ほどのご質問の中で不納欠損も含めて、早速ご説明をしていきた
いと考えております。
まず、不納欠損の額でございますが、今回 22 年度につきまして 183 万 7,682 円を欠損を
いたしました。まず、その内訳の方からご説明を申し上げます。
まず内訳としまして、
先ほど来からご説明しました法律の中で地方税法 15 条の7第5項、
即時欠損が 10 名で 39 万 8,870 円ということでございます。
それともう一つ、先ほどの一般税につきましては5年時効でございますが、介護保険に
つきましては、介護保険法第 200 条第1項に基づきまして、2年の消滅時効になっており
ます。これについては、66 件、143 万 8,612 円を欠損いたしました。
なお、年度別に申し上げますと、平成 16 年度から 21 年度まで欠損いたしまして、平成
16 年度は滞納者が1名、17 年度が4名、18 年度が8名、19 年度が8名、20 年度が 53 名、
21 年度が2名と、合計 76 名でございました。
先ほど介護保険法の 200 条の第1項の2年消滅時効ということでお話いたしましたとお
り、2年時効を迎えます平成 20 年度につきまして今回欠損を 124 万 4,572 円ほどいたしま
したので、その関係で 20 年度と 21 年度の差が出ているというような状況でございます。
それと、今回は、事業報告書の 167 ページをお開きいただければと思います。その中で
中段から下、
「介護保険料徴収関係」ということで載ってございます。
表の方を使って説明をさせていただきますと、平成 22 年度につきましては、現年度が昨
年よりも上回っております。この要因としましては、特別徴収が平成 21 年度よりもふえて
おります。普通徴収の調定、収入自体が減っております。けれども、トータルいたします
と、現年度トータルいたしますとふえているということで、今後は特別徴収にだんだん移
行になってくるのではないかと。特別徴収といいますのは、年金からの特別徴収でござい
ます。
年金を支給されていない方につきましては、普通徴収になってくるわけなんですが、そ
の方について、どうしても徴収率が低いということでございまして、それが普通徴収の過
年度滞納分となってきている要因でございます。
また、今回、平成 22 年度の滞納分につきましては、昨年度は 21 年度は 20.22%でござい
ましたけども、19.53%でございますので、マイナスの 0.69%となっております。この辺に
ついても、私の方で収納の一括管理といいまして、一般税含め、国保税、介護保険料、後
- 58 -
期高齢者保険料と一括した滞納者の感じで滞納処分に当たっておりますので、介護保険料
につきましても、やはり滞納処分の対象として今後も滞納整理に当たっていきたいと考え
ております。
以上でございます。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
ご説明ありがとうございました。普通、一般会計だけではなくし
て、介護保険も入るということで、大変なご努力が必要になってくるかと思いますが、ど
うかよろしくお願いしたいと思います。
年金から徴収の方は徴収率、いいんですよね。ですので、無年金の方の対応を今後どの
ようにしていくのか。そういうところはどのようにされるのか、対策の方、教えていただ
きたい。
○委員長(下村
宏君)
収納課長。
○収納課長(浅野重人君)
今、林委員からご質問のありました無年金者の対応でござい
ますけども、やはり先ほど申し上げましたように時効が2年でございます。ということで、
早目早目の対応が必要になってくるかと感じております。
その中で、無年金者の滞納者につきましては、やはり一般税と同じような形で財産調査、
預金調査、生命保険調査などをいたしまして、財産があれば差し押さえに移行していくと。
そこから徴収をしていくという考えでおります。
あと、財産がない方等については、あと生活困窮者につきましては、やはり執行停止、
法に基づいた執行停止を進めていきたいと考えております。
以上でございます。
○委員長(下村
○委員(林
宏君)
昌子君)
林委員。
了解をいたしました。2年時効というのは、数字が出たら次の年
はもう欠損として出てくるという、本当に大変ちょっと急がれる、データとして早期に集
計しなければいけない部署だと思いますけれども、どうか、介護保険、私たちもみんな徴
収されている身ではありますけれども、皆さんでなるべく介護にならないような、という
ことを今しているわけではありますが、実際に皆さんで負担をしていく部分、何とか元気
で負担をしてもらえるような方策と、あわせてグループ間の中で、そういう方のご努力を
お願いしたいと思います。
以上です。
○委員長(下村
宏君)
ほかに質疑の方はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
- 59 -
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結します。
採決します。
本案を、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。
○委員長(下村
宏君)
続いて、議案第 19 号、平成 22 年度美浦村後期高齢者医療特別
会計決算認定の件を議題といたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決します。
本案を原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたします。
○委員長(下村
宏君)
次に、議案第 20 号、平成 22 年度美浦村水道事業会計決算認定
の件を議題にいたします。
質疑に入ります。
質疑のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
質疑がないようですので、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論のある方はどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
討論がないようですので、討論を終結いたします。
採決します。
- 60 -
本案を原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(下村
宏君)
異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。
○委員長(下村
宏君)
以上で、本委員会に付託された議案の審査はすべて終了をいた
しました。
これで、決算審査特別委員会を閉会をいたします。
長い時間、大変ご苦労さまでした。
午後3時49分閉会
- 61 -