見よ!応援歌練習の心意気!

みささの底力
三朝町立三朝中学校
学校(校長)だより
NO
一生懸命は確かな広がりとなり、本物となる。 平成 28 年 5
見よ!応援歌練習の心意気!
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月 2
2
日
進め!
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今年度の応援歌練習も、河川敷での先日の全 ●
校応援歌練習を持って完結しました。リーダーの ●
一人一人も生徒のみんなもほんとうによくがんば ●
りました。真剣さと一生懸命が見事に重なり合っ ●
た、とてもエネルギッシュな時間であり、全校生 ●
徒の気持ちをつないだ立派な取り組みとなりまし ●
た。そして、今年もまた一つ、三朝中の伝統が ●
確かな転がりを見せて前に進みました。
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三朝中では、応援団活動によって応援歌も拍 ●
子も見事に伝えられており、これまでのその営み ●
の確かな繰り返しがすばらしいと思います。先代 ●
応援団リーダーから教えてもらったことを、今年 ●
のリーダーも新しく三朝中の生徒となった1年生 ●
に手ほどきをし、応援歌練習を乗り越えた1年生
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は、2年生や3年生とともに、三朝中生徒の一員
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としての自覚を深めました。
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『応援歌一番!』 「見よ 泉郷の 朝晴れて
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~!」
3学期に白い息を何度も何度も空中にぶつけて ●
先輩からの心意気を受け継いだリーダーたちだ ●
からこそ、熱も入りました。リーダー自身何度も ●
何度も繰り返し歌い上げた応援歌だからこそ、語 ●
気も強くなりました。でも、確かな励ましもやさし ●
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さも垣間見えました。
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『応援歌二番』
「勝ってこい 勝ってこい 我らの選手 勝ってこい ●
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~!」
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生まれて初めての体験であったであろう1年
生、上級生のリーダーに声をぶつけ、ひたすら ●
に腕を振りました。何度も跳ね返されましたが、 ●
その度に声を張り上げ、指先を伸ばしました。 ●
『応援歌三番』 「雲間を破り 煌々と~!」
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歌詞が三番まである三つを含め、四つの応援 ●
歌を覚えなければならなかった1年生、生徒手帳 ●
の文字を目で追いかけながら、声を張り上げ、 ●
腕を振りました。いつまでも生徒手帳を見ていて ●
はいけないこともちゃんとわかっていたようで
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す。目を離して歌うことに何度も挑戦しました。 ●
応援歌練習を通して、たくましさも身につきまし ●
た。
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『応援歌四番!』
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「朝日輝く 清流の 銀輪しぶきに 踊るとき~!」
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毎年4月の三朝中の伝統、先輩から後輩へと
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受け継がれている応援歌練習の営みが、今年も
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元気よく繰り広げられてました。全校生徒150名
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による、今年最初の挑戦を見事にやり遂げまし
●
た。
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春風や闘志いだきて丘に立つ
どんなときに自ら何かをやってみようというやる
気や意欲がわき上がってくるのでしょうか。誰か
に背中を押してもらうことはあっても、それは歩
み出すきっかけにしかならないでしょうし、どん
なに小さくてもやはりそこにはその人なりの思い
が、決意が宿っていなければならないのかもし
れません。
4月は、自分を取り巻く環境が大きく変化する
ため、誰にとってもさまざまなやる気や意欲があ
ふれやすい時期でした。皆さんも学年が一つ上
がったから、新しい学年・学級になったからと、
知らず知らずのうちに気持ちの力こぶ、作ったこ
とでしょう。カッチカチの力こぶじゃなくても、何
となく拳を握って自分の気持ちを高めたはずで
す。4月は特にそんな時期だと思います。気温
の上昇と相まってさわやかな季節にもなり、桜の
開花を合図にきっと私たちの気持ちも高ぶるのだ
と思います。同時にそれは自分への挑戦の合図
なのかもしれません。うまくいかないことだって
当然あるはずです。思うようにいかないことだっ
てあるはずです。
三朝中の150人をリードする生徒会長、彼はど
んな決意を持って生徒会長となったのでしょう。
「兄が生徒会長だったこともあるし、1年生の時
の生徒会長がかっこよかったのもあるし、理由は
いくつかあるんです。最も大きかったのは、周り
の人たちから応援してもらったことです。」全校
生徒のリーダーですからそれ相当のやりがいと
同時に責任も感じながらの毎日だろうと思いま
す。うまくいかないことだって当然あるだろうと思
います。しかし、やろうと思って始めたことです
から、自分のためにも見事にやり遂げることを願
うばかりです。
冒頭の俳句は高浜虚子の俳句です。この俳句
の情景が私は好きです。勢いと潔さとまなざしが
好きです。不安定さもいいです。『闘志』とあり
ますから、この俳句はどこか強さを感じさせま
す。さらに座るではなく『立つ』なのですから、
既に何かを決心しているようにも受け止めさせま
す。春はエネルギーの息吹く季節です。咲き
誇っていた桜は散りましたが、今は満開の葉桜と
してよみがえっています。5月になりました。この
春がんばろうと決心したこと、そろそろ息切れし
てませんか。もう少しがんばってみるんですよ。
もう一度リスタートさせるんですよ。