くまもとの水について調べよう

わたしもわかる
みんなもわかる
校内研修だより
H25.10.28
No,5
(研究部)
ゆうすい学級の先生方に学ぶ
~「熊本の水について
しらべよう」~
10月28日に、ゆうすい学級で研究授業がありました。
1学期より更に成長した子どもたちの姿に感動しました。その子ども
たちの学びの姿や先生方のかかわりからたくさん学びました。
先生たちに熊本の水について
調べたことを伝えよう
笑顔で元気に発表します
全員で、本時のめあてを確認したあと、
各教室に分かれて発表しました。
見通しをもたせるための学習計画を提示され、
一人一人自分のめあてをしっかりもって発表に臨むことができていました。
<ゆうすいdeクイズ(クイズで伝えよう)>
どの水が湧水かな?
難しいな・・・
学校の中に、
ゆうすいは何
カ所あるでし
ょう?
3つの水の中
でゆうすいは
何番だったで
しょう?
鼻ぐりいでは昔は
80こありまし
た。今は何個ある
でしょうか?
モンステラは
何のなかまで
しょう?
自分が出す問題を堂々と、出題していました。めあての「笑顔で元気に発表しよう」は、
全員できていました。早退してしまった友だちの代わりをしたり、がんばって発表している友だちを
見守ったりする姿が見られました。
<ゆうすいdeたいけん(遊びながら学ぼう)>
キャッチゲーム
しませんか?
ここからボール
を転がすので
キャッチしてく
ださい。
「ゆうすいキャッチゲームをしよう」
山の水が流れてくる装置を自分たちで作ってありました。
ボールを水に見立てていました。操作しながらうまくいか
ないときは傾きを直し、やり直したり、チームで声をかけ
たりする姿が見られました。めあての「自信をもって、楽
しんで発表しよう」は達成していました。
-1-
鼻ぐり井手の説明
をします。
「ミニ鼻ぐり井手を体験しよう」
鼻ぐり井手の名前由来や仕組みを
自信を持って発表していました。二
人で協力している姿がとてもよかっ
たです。めあての「自信を持って
発表しよう」は達成していました。
「モンステラゲームをしよう」
モンステラの成長の説明や時
折クイズも交えながら堂々と発
表していました。
また、その発表に合わせてパ
ソコンで一生懸命説明しようと
している姿も見られました。
めあての「自信をもって、楽
しんで発表しよう」は達成して
いました。
モンステラの
大きくなり方
はこの順番
だ。
モンステラについて発表し
ます。
熊本の地下水は・・・
<先生たちに、湧水、水源、井手について調べたことを伝えよう>
「湧水について調べた壁新聞を発表しよう」
「水源や井手について 調べた壁新聞を発表しよう」
何か質問はありま
せんか?
熊本市を代表する1級
河川の白川です。
モンステラは大きくなるに
つれてこのように葉っぱが
わかれてきます。
<ふりかえり>
自分たちの目で見て体験してきたことを、とても詳しく、分かり
やすく壁新聞にまとめてありました。自分の気持ちを含めながら堂
々と説明していました。またペアの友だちの発表をしっかり聞いて
見守っている姿も見られました。めあての「ゆっくり、はっきり、
大きな声と笑顔で発表する」は達成していました。
各グループごとに、1時間の学習はどうだったか。○○さんが元気よく大き
な声で説明してなにより
めあては守れたかなどをふりかえっていました。
すごかったです。
また、全体で集まり全体での振り返り。同じ
メンバーの友だちのがんばりをみんなに伝えること
ができていました。
全員でめあてが達成できたこと □□さんが棒を使
って説明がメンバ
を確認しました。
最後には、次に画図小学校のみんなにゆうすいのこと ーの中で特によか
ったです。
を伝えようとめあてをもたせて授業は終わりました。
Q:自分の思いや考えを言えなかった時、どのような手立てをされているのか
A:安心できる雰囲気をつくる
「見て見てーという気持ちをみんなもっている。だから、時間をとってまつ。
日頃から
「がんばっている人が一等賞」
「まちがってもだいじょうぶ。そのまちがいをなおすことが大事」
「まちがってくれてありがとう」
という言葉かけ、かかわり方をしている。
特別支援学級での協同学習
・物のやりとり
・準備、後かたづけ
*教師は、離れて見守ることも大事!
-2-
講師の助言に学ぶ
授業研究会・まとめより
○ゆうすい学級の授業を見て
・めあてが一人一人に合うように表現を変えられているのは、子どもの実態を捉えられている
証拠。
・行って、見て、情報を共有して、子どもたちの中で共通理解できていて有効的
生きていく力をつけるための学びにつながる。
・画図小を自慢できる
ゆうすい学級を自慢できる
→
このように言える子どもたちを育てたい。
自分の学級を自慢できる
・視点①について
身につけたい力を確認した上で
守・・・まね、先生の指導の通り
破・・・友だちが言ったことに加える、自分で少し加える
離・・・1回目は2回目より違うこと、つけ加えたいことをいれる
・視点②について
現場に行って見ている。子どもにあった話し方をしている。
・視点③について
子ども同士がふりかえりをしている
発表しようという気持ち、友だちのことを考えている。
担任のとらえ方(線びきしない)
・視点④について
ふりかえりは、終わった後すぐにすることが、子どもたちには効果的。
友だちのがんばりを見ている。
集団の能力は高い。
◎
ゆうすい学級の先生方の子どもたちへの手立てを学ぶべき!
困った子がいる → 困っている子がいる
「どこで困っているのだろう」と捉えてほしい
その子にあった環境を探してやることも大切
一人一人を大切にする
特別ではない特別支援学級
今までより、少し詳しく見ていこう
今までより、もっとかかわっていこう
実際見た先生が ほめる
間接的に ほめる
先生同士で情報交換をする。
校長・教頭へも子どものことを話す
*子どもたちのがんばりを
すれ違ったときにほめることができる。
他の先生方からほめられると、子どもも嬉しい
1学期の子どもたちも素敵な表情を見せてくれていましたが、2学期は、また違う表情姿を見るこ
とができました。
自分たちの目で見てきたこと、聞いたこと、調べたこと、知らせたいことを、自分のものにし、一
人一人にあった表現方法で、自信をもって、堂々と知らせてくれました。
また、お互いの発表や説明や動作をよく見ており、心で応援しているのが、私たち参観者にまで
伝わってきました。そんな子どもたちに感動しました。
子どもたちの実態を把握し、一人一人にあった手立てを設け、子どもたちの困りに寄り添っておられる
先生方に、この授業を通して学ばせていただきました。
「がんばっている人が一等賞」
「まちがってもだいじょうぶ。そのまちがいをなおすことが大事」
「まちがってくれてありがとう」
-3-
大切にしたい言葉です