2014年度航走(ver1.0)

春合宿
部内杯第一戦
部内杯第二戦
北東インカレ
夏合宿
インカレロング
岩県大会
秋合宿
部内杯第三戦
インカレミドル
四年生
石澤 衛
天沼 博耀
佐藤 成美
阿部 純
溝江 史也
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航走
春合宿
マテリアル工3年
石澤
衛
昨年度は、新歓委員として自分たちの代が中心となって準備してきましたが今年度は下の代の
新歓委員を中心としてできるだけお手伝いする形で参加しました。自分が3年として新入生を迎
えるというのは2年生のころとはまた違い新鮮でした。(孫を見る祖父のような気持ち?)今年
は、天気にも恵まれ(確か)てまた昨年度の反省を活かしてくれた春合宿スケジュールだったので
はないかと思います。
体験会は、もうすでに体験会に来てくれて自信のある新入生には上級生が後ろからついていく
形で、初めての新入生には丁寧に教えてあげる形で行われました。前者も後者も楽しめたのでは
ないかと思います。また、余力のある子は違うコースをも回ってきてくれてオリエンテーリング
の楽しさが伝わったはずです!スコア O では、高得点を取った新入生もいたのですごいなと思い
ました。上級生の参加者も負けじと頑張っていて、上級生の実力を見せられたのではないでしょ
うか。僕はというと、運営として移動ポストをしておりテレイン内をうろちょろ動き回り、参加
者に追い掛け回されてました(笑)
。道でも藪の中でも全力で追いかけてくれる新入生たちだった
のでうれしかったです!へとへとでした。
リレーでもみんなしっかりと帰ってきて素晴らしかったです。
昨年、空き時間だった時間もフリスビーサッカーやソフトボールなど新入生、上級生関係なく
みんなでわいわい楽しくできました。僕は、フリスビーサッカーに参加していましたがオリエン
では見られない新入生の一面が見られた気がします。とてもみんな活発で元気な新入生でした!
夜の企画では、ドッジボールに加えてチームを組んでミニゲームを行いました。そのおかげで、
ドッジボールだけの時よりも交流時間が増えたのでこれからの春合宿にも組み込んでいったら
いいのではないかと思います。ミニゲームやドッジボール etc.にも全力で取り組むオリ部の良さ
が伝わったはずです。
今年の春合宿もとても楽しかったので来年度にも期待したいです。また新たな気持ちで新入生
を迎えていきたいです!
春合宿について
天沼
博耀
1、主体的集団行動の経験
一昨年度の春合宿は、一期上の先輩方が中心となって運営していただきました。
オリエンテ-リングを肌で感じるとてもよい機会であったとともに、部の暖かい雰
囲気にも触れることができたとてもすばらしい経験となりました。
それもあり、私は入部を決め、さらに昨年度は新入生歓迎委員として春合宿に関
わらせて 頂けることとなりました。新入生に物を伝える立場になり、はじめに感
じたことが「何をしたら良いか分からない」ということでした。「何をしたらオリエ
ンに興味をもってくれるのか、何をしたら部活についてちゃんと伝えられるのか。」
こんなことを、委員の3人で考え合っていました。恐らく、この3人だけで考えた
ままでは春合宿は失敗していたと思います。そんなとき、部室で3人で、あーだこ
ーだと言い合っていると、上級生の方がもっと良い方法だったり、今までの例など
を こと細かく教えてくださいました。それだけでも、私たちは非常に助けられた
気がします。さらに、とても為になったことは、「もっと同学年で話し合った方が良
いよ」というアドバイスでした。
それを聞いたとき、「なんて自分は焦っていたんだろう。」と感じました。運営と
いうのは、極少数でできるものではなく仲間とともに支えあうことが大切であるこ
とをすっとばしていました。ここではじめて、主体的集団行動の難しさというもの
を感じました。
2、春合宿事中
春合宿には、大勢の方が参加してくださり新入生歓迎の締めくくりとして良い状
態でのスタートになりました。各運営班ごとに、工夫にとんだコースや企画を考え
ていただきました。新入生に限らず、部員も楽しみながら進めることができたと思
います。幸い、大怪我をする人も出ずに終了することができてほっとしたことを覚
えています。参加者全員が、支えあってこそうまくいったのだと改めて感じさせら
れました。
3、春合宿を通しての反省とこれから
上にも書いたように、何とか形式としての春合宿はうまくいたように感じます。
ただ、それと同時に私たちに不足していたものも見つかりました。私たちの春合宿
からもう少しで1年になります。改めて、考えてみると今現在の下級生の部残留率
がやや低くなってしまったように感じま す。新入生歓迎をやっていた学年として
この結果は良いとはいえません。私たちが行った活動で下級生にオリエンや部の良
さが感覚としてうまく伝えることができ無かったことがこの結果になってしまった
と考えることもできます。
春合宿という行事をただの形式的な行事にしてしまうのはもったいなさ過ぎま
す。せっかく、新入生が上級生を間近に感じられる機会なので、何とか本質を伝え
られるような行事になって行くことが大切だと思います。これから、次の春合宿も
始まっていきますが、下級生に丸投げでなく先輩方にしていただいたように、私た
ち自身からよりそって行きたいと思います。そうすることで、本当の意味で春合宿
が成功していければオリエンテーリング部の活躍にも繋がっていくのだと思いま
す。
横山 智裕
前川 隆一
中村 拓真
山本 芳之
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部内杯第一戦について
横山
智裕
部内杯第一戦は七ッ森で行われました。相変わらず七ッ森は七ッ森に向
かう段階が一番つらいのではないかと言うほどに遠く、自転車で行く人に
はつらいテレインでした。特に栃内第二病院を過ぎた後の上り坂、下り
坂、上り坂の連続は心が折れそうになりました。
当日は雨にも降られず、かといって日差しが強すぎることもないとても
良いオリエンテーリング日和だったことを覚えています。七ッ森に入るの
は 2013 年の部内杯第一戦の運営以来と実に一年ぶりでしたが運営時に調
査をしたために地形を覚えている箇所が多く、比較的スムーズに地図や地
形を読むことができました。特に南西の細かい水経地帯は以前に大きくつ
ぼった経験があり、その反省をして練習会でもその場所を重点的に見てい
たおかげで今回はしっかり地形を読むことができました。タイムは目標と
していた五十分を切ることはできませんでした。前に書いたように地図読
みや地形把握はうまくいったのですが体力が続かずに歩くこともあったた
め全体的なタイムが遅くなってしまいました。
第一戦以降は公務員講座がありなかなか部に顔を出せずにいたので就活
が終わったら積極的に参加していきたいと思います。
部内杯第 1 戦
電気電子・情報システム工学科
2 年 前川 隆一
2014 年度の部内杯第 1 戦は、七ツ森であった。
去年度は F クラスだったが、今年度は M クラスで難しかったが非常に楽しめた。
去年は一ヶ所でつぼってしまったが、競技時間内にはゴール出来たが、
今年度は二ヶ所でつぼってしまい、競技時間内にゴール出来なかった。
まずスタポから 1 ポに行く際、巻いて行くルートと沢を登るルートがあったが、
尾根やら沢やらを登ることにはまっていたので巻かずに沢を登った。
沢を登り終える際、小動物を見かけた。
初めてオリエン中に動物を見たので、テンションが上がった。
しかし、登っている最中段々と進行方向が西にそれていたようで、
なかなか 1 ポを見つけることができなかった。
その後、なんとか 1 ポを見つけることができたが、割と時間を食ってしまったので、
焦ってしまいコンパスを雑にふってしまった。
ゆえに、1 ポから 2 ポへの道中で、下る尾根を間違い、
自分の現在地がわからなくなるぐらいガッツリつぼってしまった。
その後、北西側の森の中をウロチョロしていたら、
不審な人物を見つけた。それはパトロール中の外山だった。心臓に悪い。
フードを被って森の中で佇んでいる外山は非常に不気味だったが、
現在地を大体把握するのには役に立った。
去年といい、今年といい、外山は目印として非常に役立つ。
やっとのことで 2 ポを見つけたが、その時点ですでに競技時間が 50 分も経過していた。
その後、5 ポを見つけた際に尾崎と遭遇し、尾崎をパック気味に残りのポストをまわっていった
が、救護付近の急な階段を登っている最中に足が攣ってしまった。
さすがに階段を登れないレベルの痛みだったのでそこでリタイアすることにした。
結局、今年度の部内杯第 1 戦はすべてのポストをまわることが出来なかった。
今年度の部内杯第 1 戦の結果を踏まえて、来年度の部内杯では、
つぼっても焦らずにコンパスをしっかりとふるようにしたい。
あと、時間内に完走できるようにもう少し体力をつけたい。
「部内杯 1 戦」
オリエンテーリング部に入部して、初めての競技規則に則ったオリエンテーリングが部内杯 1
戦でした。初めて見るプログラムやスタートリスト、オリエンテーリング独特の規則などに戸惑
ってしまい、無事走りきることが出来るのか心配でした。またコントロール位置説明記号を覚え
なければポストの位置を把握できないため、よく使われる記号についても覚えなければいけませ
んでした。しかし先輩方がミーティングや地図読みの時に規則などを教えてくださり、部内杯 1
戦までに知らなければならない競技規則を覚えることが出来ました。
いざ競技が始まり走り出してみると、自分が走っている場所と地図の場所を一致させることが
なかなか出来ませんでした。1 つ目のポストは一度通り過ぎてしまい、道の分岐で気が付き引き
返す結果となってしまいました。これは川や岩、尾根などの特徴物をよく見て地図と一致させる
ことが疎かになっていたためです。また小径が思いのほか細くて通り過ぎてしまうことが多々あ
りました。今まで山を走る経験がなかったことから実際の小径がどんなものなのか理解できてい
なかったことが問題でした。また一度道を見失ってしまうと闇雲に走ってしまい、特徴のある道
まで進むまで走ることしか出来ませんでした。本来は道を見失った時には一度冷静になりコンパ
スを使って自分がどこにいるのか把握しなければいけませんでした。
競技が終わり、競技成績はよくなく多くの反省をしなければいけませんでした。私は現在走っ
ている場所と地図上の場所を一致させること、ポストの周辺に着いたら地図をしっかり読み丁寧
に進むことが重要であると身を持って知りました。部内杯 1 戦夜の部には私用があり参加出来ま
せんでしたが、部内杯 1 戦は私にとってオリエンテーリングという競技について知るよいきっか
けになりました。
「入部動機」
私がオリエンテーリング部に入部するきっかけとなったのは、サークル紹介ブースや体験会です。
どこのサークルを見学するか考えていた私にオリエンテーリングの方が話しかけてくれました。
そのまま連れて行かれるようにオリエンテーリングの紹介ブースに向かいました。紹介ブースに
向かうと先輩方がオリエンテーリングについて簡単に説明してくださいました。部内の人たちの
仲の良さがとても印象的でした。その後の体験会ではコンパスと地図を使って実際にオリエンテ
ーリングをやってみました。私は岩手大学内でしたが、コンパスの使い方や地図の特徴物の見方
など分かりやすく教えていただきました。この体験会でオリエンテーリングの醍醐味を知り、興
味を持ったので入部をすることにしました。
藤田 宇
太田 好洋
川村 俊成
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部内杯二戦
太田好洋
思い返すとこの部内杯は特別なものであったと思う。今年度私は一班であったため部内杯
第一戦は運営を行った。初めての運営で先輩方に任せっきりであったが、運営の大変さは身
に染みた。そのためまず思ったことは運営者への感謝の気持ちであった。開催時期が七月の
ため、調査及び準備の時期はじめじめとしてつらかっただろうと頭が上がらなかった。別に
これに限らず後の大会等でも同様のことを思うことはあったが、この二戦が初めてであっ
た。今後も感謝の気持ちを忘れずにレースに臨みたい。
この部に入って二年目であるため朝は特に問題なく準備できた。むしろ遠くに行く遠征と
比べると楽に感じてしまうほどだ。そのあと特に印象的だったのが、スタート地区までの道
のりが想像以上に長かったことだ。提示されていたスタート地区までの時間が少し短かった
のを覚えている。ある程度余裕をもってスタート地区へ出発したが、思ったより遠く少し焦
った。しかしそれもアップだと思えば問題ではなかった。コース自体はハードで大変やりが
いのあるものだった。しかし、レースの途中で体調を崩してしまった。そのため途中から自
分の思い通りのレースができなかった。思い返すとレース前の水分補給が甘かったように思
う。慣れているからと言って慢心せず今後のレースにも望んでいきたい。
夜の部では周りのほとんどを新入生で囲まれとても新鮮なもとなった。新歓の担当者とし
て何度も新入生とは関わっていたが、じっくり話すことがあまりなかったため改めて自分が
先輩になったこと感じらせられた。率先していろいろな話をしたつもりであるが面白くない
と感じさせてしまったが申し訳ない。ただ一つ残念だったことはレースで悪くした具合を夜
の部まで引きずってしまったことだ。二次会まで行きたいと思っていたが、それは叶わなか
った。一度二次会に行くと言いながら、結局行かず迷惑をかけてしまったことを反省してい
る。謝ってばかりであるが、夜の部自体はとても盛り上がってすばらしいものであった。
この部内杯二戦は今後の戒めとして覚えておかないという意味でも特別なものであったと
思う。無念であった部内杯の担当になったことは改めて反省する良い契機となった。今後は
体調を整えることを決して怠らずレースに臨むつもりだ。そしていずれまた岩姫で行われる
部内杯でリベンジを果たしたいと思う。
高橋 稔弥
伊藤 健太
石崎 純
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北東インカレ
2 年 伊藤 健太
【大会概要】
開催日:2014 年 8 月 17 日
テレイン:日光所野/日光愛宕山(栃木県日光市)
【結果(敬称略)】
WE
多田(4 年) 1 位通過
齋藤(2 年) 8 位通過
今年度の北東インカレでは、女子 2 名がセレクションを通過し、岩手からは男子 1 名、
女子 4 名の計 5 名が選手権の部への出場を決めた。
2 度目の北東インカレとなった今大会、個人的に苦手意識の強いロング競技だったため、
怪我のないように完走することを目標としていた。レースでは第 1 関門を通過したものの以
前から苦しんでいた膝の痛みが悪化し、DISQ という結果に終わった。1 年生の頃は関門不
通過だったため、昨年度よりは伸びたといえるが、それでも悔いの多く残る結果だった。
それまでのレースでの癖としては、地図から同時に複数の特徴を読み取ることができず、
実際にプラン通りのルートを辿ることが苦手だった。そのため、この北東インカレでは、実
際の地形を正しく把握するため、地形以外の特徴にも注意するよう心掛けた。一方、このレ
ースを通して、読図の際のラフアンドファインの判断がうまく下せないという課題点が見つ
かった。
北東インカレを主とした今年度の活動を受けて、来年度は安定して結果を残せるように努
力しつつ部内の競争に刺激を与え、全体の戦力の底上げに貢献したい。
高久 匠
重石 尚樹
外山 敬介
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長い長い夏合宿
2年
高久
匠
私は昨年度の方針(次の一年間の活動をどのようにしていくか決める総会)で学連担当に任命
されました。その後連絡を受けて自分が事業部長をやるのだと知らされました。そして昨年の3
月に行われたインカレミドル後に、引継ぎをしていただき正式に事業部長となりました。事業部
長の仕事は北海道・東北学生オリエンテーリング連盟夏合宿の運営全般を行うことです。つまり
その時から私の長い夏合宿は始まったのです。
まず初めに行ったのは口座の引継ぎでした。前任の方と一緒に銀行に行き代表者変更手続きを
行いました。通帳の取引額をみて自分の持っている通帳とは桁が一つ違って手が震えました。自
分は責任ある仕事を任されたのだと改めて実感しました。
4月には宿選びを始めました。北東インカレの開催地は日光だと分かったため栃木県で安い宿
を探しました。栃木といえばファミテックと思い、真っ先に電話を掛けましたがもうすでに先客
がいました。ここから何件も問い合わせ、ついに大田原市のあるホテルさんに決定することがで
きました。これで一安心することができました。
ここからは怒涛の三か月が始まりました。地図の入手、テレインの渉外の依頼、宿とのやり取
り、各大学へのアンケート、参加者とりまとめなどなどいろいろな方と様々なやり取りをしまし
た。そんな6月のある日、ふと今の宿で大丈夫なのかと思いました。テレインから遠すぎるので
はないか、値段も少し予算オーバーなのではない、いやそんなこと言っても今更変えるのはリス
クが高すぎるのではないか、といろいろな考えをめぐらしました。とりあえずほかにもっといい
宿がないかと再検討することにしました。前任の方から宿は4月中には決めろと言われていたた
めとても焦りました。ですが何とか近いところに安い宿を見つけられました。ここで自分がどれ
だけ浅はかな考えでやっていたのかが分かりました。ほかのことについても考え直していくと
様々なことに気づき変えていくことができました。
直前期にはプログラム作成、入金の確認、さらには大コンパの計画、現地の下見などをし、い
よいよ当日を迎えました。私は実家から車で現地に向かい、誰よりも早く着きました。一日目の
運営の方たちに運営をお願いし、モデイベは早々に切り上げ、宿へ向かい駐車場等の確認に向か
いました。いろいろと確認できていないことがあり、焦りました。二日目は北東インカレ実行委
員の方たちに運営をしていただいたので特にすることもなく、一息つくことができました。三日
目の朝は公民館に誰よりも早く行きました。そこからは運営を東北大、宮城学院女子大に任せた
ので楽しむことができました。四日目は岩手で運営でしたが、みんなに任せていたので私は設置
もせずゆっくりと現地に向かいました。プログラムに記載していた駐車場が間違っていて少し皆
さんに迷惑をかけてしまい、設置も準備不足で遅れてグダグダな運営となってしまいました。後
味は悪いものとなってしまいましたが、何とか夏合宿の運営をやりきることができました。最後
に参加者の方から「運営お疲れ様、楽しかった」と言われ、心の底からやってよかったと思いま
した。
ここまでで終わりではなく、事後処理、反省、会計決算などなどやることがたくさんありまし
たが、完全に燃え尽きていて最低限のことだけやってその後、1か月ほど抜け殻のような生活を
送りました。そして今年のインカレミドル後、次期事業部長に引継ぎを行い、私の事業部長とし
ての責務をすべて終えることができました。
今年度、私は部長になりました。昨年の経験を活かし、みんなを引っ張っていくことのできる
部長になりたいと思います。それにしても長い夏合宿でした。もう一生やりたくないです。
夏合宿。
重石尚樹
正直言うとあまりレースをしたという記憶がないのだ。それもそのはず第一関門を通過でき
なかったのだから。意気揚々と山に入ったはいいがポストが見当たらない。隣ポに惑わされ
る、現ロス、挙句の果てには土崖を往復するという暴挙。そうこうするうちに時間は無情にも
過ぎ去っていき、気がつけば第一関門まで 10 分と迫っていた。「ウソだろ…」思わず口からそ
んな言葉がこぼれる。「キロ 10 で周っても突破できるはずだったのに…」今更そんなことを思
っても時すでに遅し、そうして僕は手も足も出ないまま会場へと戻る車の中へと向かうのであ
る…。その夜、ルート考察が行われたが関門を突破できなかった僕にとっては見ても走っても
いないわけで。地図上ではあれこれ言えるかもしれないが実際にはどうなっていたかが分から
ない。そういった意味で得られるものが実際に走った人たちよりも少なかったのは悔しかっ
た。反省を踏まえて翌日の練習会では何とか少しでも実力をつけて帰ろうと思ったのだがその
幻想は無残にもぶち壊されることになる。
翌日のクイズ O、トップランナーを務めることになった。制限時間は 3 人で 60 分。ある程度
問題を集めて回答出来ればいいと考えていた。とにかく走る。藪が痛いがお構いない。チーム
で勝つために必死で走った。そして、迷った。もはや恒例行事である。いやな汗が頬を伝う、
何とか帰還しようと目印になるものを探す。そうして辿り着いた場所が全く別なオープン。頭
が真っ白になった、ここはどこだ、どうしてこんなことになってしまったのか。ただひたすら
に謝りたかったが、それよりもまず帰還だ。ようやく帰還したのだがかかった時間は 40 分。絶
望した。それでも唯一の救いは問題の正答率が割と高かったために順位もさほど悪くなかった
こと。逆に言えばオリエンらしいことは何もできなかった。今回の夏合宿で学んだことは自分
の位置を正確に測ること。ここを抜ければ○○があるだろう、という楽観的、希望的な走りを
していてはいつまでたっても目的のポストは見つけられないということを学ぶことができた。
来年はまず完走できるよう日々努力を積み重ねていきたい。
オリエンテーリングとの出逢い
重石
尚樹
まず、僕は学連登録 1 年目であるが学部は 2 年である。こんな僕がなぜオリエンテーリング
部という部活に入部したのかというと、同じ学科の野郎二人が事あるごとにバカ騒ぎをしてい
るのを見て、ウェーイの血が騒いだからである。また、某同級生が部内で麻雀をしまくってい
ることを知り、なんとかして僕もその輪に入りたかったのだ。その為サークルオリエンテーシ
ョンや新歓といった一年生を主体とするイベントには全くもって参加していないのである。そ
れでも入部しようと思ったのは部活の雰囲気がとても和やかなものでありながら気軽に運動で
きる環境であり、何よりも月額 300 円という何ともお財布に優しい部費だったからである。実
際、入部してからというもののオリエンらしい活動と言えばトラックを走るか筋トレをするだ
けであり後は部室で遊ぶか、寿司キングなどというお金をかけて自分を苦しめる常人には到底
理解できないようなイベントをするような活動をするだけであったのである。そうこうするう
ちに春合宿を迎える。
初めてコンパスと地図を握りしめて山へ入る。そこに道はおろか人が入ったような跡すら見
られない。頼れるのは一緒に走る先輩だけである。分からない、さっきまで見ていた地図が果
たして同じものであったのであろうかと言わんばかりに分からないのである。「大丈夫かい?」
先輩が問う。
「すいません…、ここ、どこですか…?」答える僕。「最初は皆そうだよ。」とフォ
ローされたが正直悔しかった。そうしてこの後リレーO をするのだが結局、現在地が分からな
くなってしまい逃げ帰るように拠点に戻るのである。
辞めようと思えば辞められる機会なんていくらでもあった。しかしながらなぜ辞めなかった
のかと言えば前述の通り雰囲気がとてもよく、全力で何事にも取り組む姿勢に魅せられたから
だ。そして一番の要因はポストを見つけたときの快感が何にも変え難かったから。一生懸命走
って良かった、自分を信じて良かったそう思えるから。それがあるからやめられない。また走
りたくなる。そうこうするうちに僕はどっぷりとこのオリエンテーリングという競技の世界に
ハマってしまった。が、後悔はしていない。そこに山があるのだから。
夏合宿の記憶
私は夏合宿について書きたいと思います。私は夏合宿全日参加しました。夏合宿の内容は一日
目モデイベ、二日目北東インカレ、三日目東北大企画、四日目岩大県大企画、と去年と大体同じ
流れでした。初日と二日目の北東インカレ関連はほかの人が書きます。東北大企画では小向さん
と同じグループでした。後ろからついていくだけのはずなのに地図を読みながら走っているはず
の小向さんを見失うような状態で、オリエン上級者との違いを見せつけられた気がしました。自
分が体力を使い切ってぜーぜーになっているときでも小向さんは何でもないような顔をしてい
て、自分もこうなれたらと憧れました。その日の競技はスコア O でしたが一位を取ることができ
てうれしかったです。東北大企画の夜は飲み会でした。運営は自分たち岩大県大で行いました。
何事もなく終われたと思うので満足でしたが少し飲みすぎた感じがしました。最終日は岩大県大
の企画でした。内容はクイズ O で、スコア O にクイズ要素を混ぜたものでした。これが終われ
ば夏合宿が無事終わると喜んでいた矢先いろいろな失敗が重なり窮地に陥りました。一つ目の失
敗は準備にかかる時間を少なく見積もっていたことです。二つ目の失敗はだれがどのポストを設
置するか十分に決めておかなかったことです。三つ目の失敗は現在位置を見誤り、設置者がツボ
ってしまったことです。以上三つの失敗は運営を行う大学としてもうちょっと対策を考えなくて
はいけなかったと思いました。そして四つ目は、個人的な話ですが飲みすぎてしまい吐き気と戦
いながら運営をしていたことです。自分でもこれはないと思い、これからは気を付けたいと思い
ました。結果として参加者の人たちには迷惑をかけたとは思いましたが楽しんでいただけたと思
うので成功だったと思います。夏合宿は来年もあるのでもし手伝うことになれば来年こそは失敗
しないようにしたいと思います。
松田 沙也加
尾形 季彦
千賀 幸
奈良田 敦彦
目次へ
インカレロング@福井あわら
WE:5.9 ㎞、↑300m
記録:1:37:36(8 位)
巡行:118.7
ミス率:26.2
順位だけを見ればそれなりだが、ミス率に表れているようにレース内容は反省点だらけだっ
た。今回のロングの WE は、1 位と 6 位のタイム差が 30 分以上あり、運営者側も予期せぬ大荒
れの結果となったのではないだろうか。
私は、ルートチョイスのミスはあったものの、中盤まではスピードを速く保った気持ちの良
いレースができていた。しかし、第 2 中間あたりを過ぎてすぐに 4 分と 7 分のミスタイムを出
してしまった。後からスタートしてきた競技者に追いつかれ、気持ちが焦ってしまったことに
よる、雑なプランとナヴィゲーションが原因だったと思う。もともとロングには体力・集中力
の面で苦手意識があり、今回のロングではその意識を払拭することができなかった。ロング、
ミドルに関わらず、今後は 1 レッグ 1 レッグ丁寧につないでいく意識を大事にしていきたいと
思った。
ロングを終えて、自分は全然オリエンテーリングが上手くないと感じた。それと同時に、こ
のような大ミスがあっても 8 位になれてしまう、WE 全体の技術的な不安定さが気になったイ
ンカレであった。
インカレロング
3年
尾形
季彦
インカレロングは開催場所が福井ということで、今までの遠征の中で一番遠い遠征だった。
僕は出発前に十分睡眠を取ろうと 19 時に布団に入ったが、普段寝ている時間でないため結局寝
れず出発することになった。そのため、最初は居眠り運転をしそうで不安だったが、樋口さん
やおにーさんといった心強いドライバーがいたため車内では結構出ることができ、予想以上に
早く福井の会場についた。
1 日目はロングと併設してインカレスプリントが行われ、僕は選手権の後のチャレンジクラス
に参加した。選手権の部では、観戦者が競技エリアに入って選手を応援することができたり、
観戦ガイドでコースを確認できたりした。観戦ガイドにコースが乗っていると思わなかった僕
は観戦ガイドを見てしまい、実質地図を見てからの出走になってしまったが、今までにないラ
ップが叩き出せるという期待もありスタートから全力で走った。しかし、結果はペナという残
念な結果に終わってしまった。
そして、2 日目にインカレロングが行われ、僕はインカレスプリントの反省もあり、常にラフ
アンドファインを意識することを目標にレースに臨んだ。序盤は目標どおりラフかファインか
を判断してからプランを立てて行動出来たため、特にミスは無く順調に行くことができたし、
「このまま行けば入賞も狙えるかも」と思っていた。しかし、後半になると疲れと焦りからだ
んだんプランの立て方があまくなり、終盤の 10~11 ポのところで目の前のオープンを耕作地と
間違え現ロスし、最後に大きくミスをしてのフィニッシュとなってしまった。フィニッシュし
た直後は「もっと集中力があれば」とか「あそこにオープンがなければ」など大きくミスをし
たことに後悔の念があり、成績にはあまり期待をしていなかった。しかし、結果はクラスの中
で6位という今までにないいい結果であり、それを見て後悔の念なんて気にならなくなるほど
嬉しかった。その後は、選手権の応援をした。レースの疲れもあったが、苦しい顔をしながら
スペクターズレーンを通過していく選手を見て、応援にはいつも以上に力が入り、久しぶりに
声ががらがらになった。
そして、インカレロングの一切が終わり、僕はレースではいい結果をだせたし、応援も自分
なりに頑張れたので、無念を残すこと無く帰れると思ったが、帰りの途中でラップを確認する
と、10 ポまで 2 位だったことを知り、再び後悔の念が出てきた。しかし、今思うとレースに反
省点が無かったわけではないし、課題がまだある状態で入賞しても嬉しくないので、今回の結
果は妥当だと思っている。インカレロングは自分に自信を持つことができたし、課題を明確に
知ることができた良い大会だった。
千賀
幸
○入部動機
サオリの時に強引に連れていかれるということがなかったのが好印象であったのと、先輩方が気
さくで居心地のいい部活だと思ったことがきっかけで興味を持った。また、お金がかからないと
言われたことと、活動が週 1 ということでそれほどハードそうではなかったことにも魅力を感じ
た。自然が好きだったのもあり体験会に参加する中で「オリエンテーリングって楽しいな」と思
うようになり、自然の中を駆け回る楽しさに目覚めたことが入部動機である。
○インカレロング
まず移動に関してだが、前日の 22 時に出発して夜通し車を走らせて当日の 8~9 時に到着する
というスケジュールは体力的に厳しいものがあったと思う。よく眠って体を休めることもできず
疲れた状態で大会に出ることは望ましくないし、金銭的な負担は増えてしまうが一泊してから大
会に出る方が良いコンディションで臨めるのではないだろうか。
初めてのインカレということで、WUF クラスに出場した。テレインは福井県のあわら市。ロ
ングにしては短い 2.2 ㎞ではあった。ほとんどのポストが道上にあり分かりやすく登距離30m
と起伏もほとんどないためそれほど技術が必要なく、
「いかに速く走れるか、走り続けられるか」
というレースだったが、すぐばててしまって自分自身の体力のなさを実感する結果となった。ま
た、他の人もたくさん走っているためつられてしまいそうになることもあったが、違うクラスの
人もたくさん走っているのでうかつについて行ってはいけないということに注意すべきであっ
た。
このインカレロングを通しての私の反省点としては、基礎体力が足りなかったということ、自
分の位置を地図で確認しながら走れていなかったということ、他の人について行ってしまったと
いうことである。自分の位置をしっかり把握し地図で追いながら走ることができれば他の人につ
いて行ってしまうということもなくなると思うので、地図読みのしっかりできるようになるため
にも地図読み会に積極的に参加していきたいし、読図走も行っていきたい。普段からランニング
をして練習会にも積極的に参加し、体力もつけていきたいと思う。
日下 雅広
佐々木 克海
高橋 勇矢
飯田 和男
藤田 麻矢
平山 洋輝
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私と展勝地
文責:第8回岩県大会イベントアドバイザー 日下雅広
第8回岩手大学・岩手県立大学オリエンテーリング大会(岩県大会)のイベントアドバイザーを務
めさせていただきました、日下です。沢山のご参加ありがとうございました。
元々【学生の負担を軽減したい】と思い、引き受けていたアドバイザーですが、実は学生からオリ
エンを続けるためのエネルギー(モチベーション)を頂いているのではないか、と最近は思います。
そして学生の成長を見るのも楽しみです!などと発言をすると、年をとったなと感じます。
今回の展勝地ではアドバイザーを超えて1次調・2次調も引き受けました。その理由は、
◆家が近い(車で30~40分)
◆展勝地の思い出(一年の大雨、故米本さん)
◆北東選手権(候補地が不可となり、岩県大会とくっつけた)
が挙げられます。結果として3次調まで終わった範囲は大会で使用した範囲のみになりました。残は
やぶの載っていないコンタのみの地図になってしまったわけですが、次回は1次調・2次調の大半を
省略できるため、全面完成を目指したいと思います。
それにしても展勝地は天候が厳しい!4月に調査を始めたときは、みぞれで手袋しているのに手が
かじかみ、大変でした。毎回のことですが、大会準備中は気が張って特に疲れを感じないのですが、
大会終了後は一気に疲れが出、1ヶ月くらい燃え尽きていました。
それもようやく回復し、気がつ
けば第9回岩県大会の開催も決定致しました。そしてまたアドバイザーを務めさせていただきます!
皆様のご参加をお待ちしております!!
スペースが余ったので、試走の記録を。展勝地も座標系の設定をしたので、腕時計型の GPS で走行記
録をとり、OCAD で手軽に表示できるようになりました!岩大テレインが全て
GPS 対応になる日も近い!?
第 8 回岩県大会について
3年
佐々木
克海
岩姫にて開催された第 7 回岩県大会を終えて、今度は私たちが主体となって第 8 回岩県大会
を開催することを決定した。開催地は、練習会や部内杯ではよく使用されている北上の展勝地で
ある。ロング競技で使用されることが多いテレインであったが、大会が開催される時期がインカ
レロング後ということもあり、競技形式はミドル競技となった。今回は北東選手権を兼ねた大会
となり、何としてでも大会を成功させなければならないという責任感を強く感じた。
準備をしてきた中で最も印象的だったことは、やはり地図調査である。本大会はイベントアド
バイザーの日下さんの協力のもとで調査を行った。日下さんには植生界以外の線取り(1 次調査)
とコンタ線取り(2 次調査)をしていただいたので、われわれ学生の地図調査者が行う調査は植
生界取りと藪取り(3 次調査)のみとなった。
9 月になると本格的に調査に取り掛かるようになった。といっても 9 月上旬はまだ展勝地には
行かず、下の代の調査の講習を兼ねて藪調査が行われていなかったテンパーク周辺の地図の藪取
りをするという、2 泊 3 日の調査合宿を行った。藪取り調査の講習という点では各々力をつけて
いたように見られたため特に問題なかったが、問題点を挙げるとするならば元の地図がイカ地図
(カタカナであっているのかな…)だったことである。今回の調査を元図に反映するとズレが生
じるため、一からリメイクする必要があると感じた。
9 月中旬になり、いよいよ展勝地に乗り込み藪取り調査を開始した。今回も合宿という形を取
り、付近のコテージに泊まり込みで 3 日間調査漬けをすることにしたのだが、これが過酷そのも
のだった。1 日目と 2 日目の雨、シャワーが寒い、布団がペラペラで寒い、まともな飯にありつ
けないといったように過酷さは昨年度の冬合宿に匹敵するものであると感じた。2 日目の朝の、
生米を煮詰めた焦げ風味(おこげではない)のおじやとも言えない何かの味は酷かったし、その
夜に食べたごく普通の豚汁がとてつもなく美味しく感じたことは忘れられない。
運営を通して反省すべき点として、全体的に準備不足であったことだ。調査も予定の期限内で
は間に合わず、大会 1 週間前も仕事が多く残っていたため 0 時まで残って仕事、ということがあ
った。大会直前に慌ただしくなることは望ましくないため、今後は計画的に、余裕をもって仕事
をしてもらいたい。
大会の運営というものは、たくさんの人たちの協力がなければ成り立たないと感じた。遠くか
ら来ていただいた OBOG を含む多くの参加者の方々、前日大会を運営していただいた一つ上の
代の方々、当日大会の運営を手伝ってくれた部員のみんな、そして約 1 年間かけて大会を作り上
げてきたイベントアドバイザーの日下さんと運営者のみんなに、心から感謝を申し上げたい。辛
いことも多かったが、その分運営を終えた達成感は言葉では言い表れられないほど大きかった。
この 1 年間は一生忘れない。
僕にとっての岩県大会
岩手大学
三年
高橋勇矢
初めに言っておきます。この大会で部員のみんなと協力して岩県大会を開催したことは僕のオ
リエンテーリング人生で一番心に残るものになりました。
僕は今までに三年間オリエンテーリングという部活に所属していますが、他の活動の関係で周
りの同期と比べると圧倒的に大会に出ていません。毎週行われている練習会やトレーニング、地
図読みにもなかなか参加できない状態が続いていました。いつの頃からか忘れてしまいましたが、
心の中では[本当にこのままこの部活に所属していいのだろうか、こんなに中途半端に参加してい
るなら早く辞めた方が自分にもみんなのためにもなるのではないだろうか]と考えるようになり
ました。その気持ちはずっと自分の中にあって、正直、部活に行くのもオリエンテーリングを全
力で楽しんでいるみんなと会うのがすごく辛かったです。
今年度の岩県大会にはそういった気持ちを抱えたまま参加することになりました。
岩県大会のミーティングにも最初の頃はなかなか参加することができず、時々参加できてもそ
んな自分が部室で他の同期と話すことがいい事なのかと自問自答していました。ただ、そんな中
でも自分の出来ることは少しでもみんなの力になりたいという気持ちだけは持って参加しまし
た。
調査や試走など、少ないながらも自分に出来ることだけは全力で取り組みました。みんなとペ
ンションに泊まったり、雨の中みんなで調査したことは今でも鮮明に記憶しています。そういっ
た活動の中で気付くことがありました。いつの間にかみんなと一緒に部員の一人として参加して
いることが素直に心から楽しかったのです。一つ一つの活動に対して自分の立場に不安を持って
参加していたのに、調査やみんなとミーティングしていることが忙しいながらも楽しくなりまし
た。
大会は大きな問題も無く終えることができました。他の大学の同期が自分のことを覚えていて
くれたことは素直に嬉しかったです。終わったあとに飲んだビールは最高に美味しかったことを
覚えています。
僕にとってこの岩県大会がなければ今現在この航走を書く事が出来ていなかったかもしれま
せん。僕にとって今年度の岩県大会はそういった大会でした。そして、この大会を通して自分は
まだまだこの部活に残っていたいし、みんなと活動をしていきたいと思えたのは一緒に活動した
部員みんなのおかげだと思っています。特に、同期のみんなにはたくさんお世話になりました。
最近、部活に参加するときに常に考えていることは「この仲間と、同期と一緒に部活が出来て
本当に幸せだった」ということです。
岩県大会の思い出
2年
平山
洋輝
2014 年 10 月 26 日、第八回岩県大会が北上市展勝地で開催された。
大会開催がきまった時、私は大会の運営さを知らずに気楽な気持ちでいた。しかしその考え
はすぐに崩れ去ってしまった。
私が一番苦労した点は調査だった。一年生の段階では調査の方法を全く知らなかった私は当
然一からのスタートのために苦労した。初期の調査練習の段階では縮尺を間違えてしまった
り、途中までの歩数を忘れやり直しをしたりした。しかし、優しい優秀な先輩の丁寧なご指導
のもと、なんとかまともな調査をできるまでにはなった。もし先輩達がいなかったらと考える
と非常に恐ろしい。
展勝地での実際の調査では様々なハプニングに襲われた。まず、虫が非常に多かった。いく
ら虫除けスプレーや虫除けの製品を使おうとも蚊がすぐによってきてしまう。歩測をして細か
く地形をとっている時にも耳元で鳴り止まないプーンという音。なかなか集中できず、ずっと
精神的にダメージを負い続けるはめになりながらもなんとか調査を行なった。私がショックを
受けた出来事がある。それは時間をかけて細かくヤブの濃さやハッチの具合や形をとった部分
が、山奥の調査の帰り道によってみると、芝刈り機を持ったおじさんの手により大部分が伐採
されてしまっていたことだ。時間が限られていたので、後ほど焦って修正する羽目に。精神的
ダメージは計り知れない。一番嫌なことに天候が悪かった。雨の中での調査は非常に辛く、風
邪も引きそうだった。足場も悪くなり、泥んこになりながらも調査を頑張った。だれか部内に
雨男でもいたのだろうか
その後、調査やコース組み、試走、大会の準備と手伝いを頑張った。先輩や仲間たちのテキ
パキと行動する姿には憧れた。周りが頑張っている姿をみると自分も頑張らなければと思い、
周りのサポートをできるように努力した。
大会当日は大きな問題も発生することなく無事に成功することができたと思う。当日は救護
の担当をしながら、参加者の方々が必死に走る姿を応援した。自分たちが頑張ってきた大会を
みなさんが楽しんでいる姿を見るとなんだか感動した。
この岩県大会を開催するにあたって支援してくれた方々、先輩、同期メンバー、参加者の
方々に改めてお礼を言いたい。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。来年度以降も今回の岩県
大会で得たことをもとに、より良い大会を運営していけるように日々努力をしていくととも
に、自分自身もよりオリエンテーリングの技術を磨けるように努力していきたい。
藤原 大樹
田口 茂樹
菅原 涼太
若山 映令彩
目次へ
2014 年度秋合宿について
マテリアル工学科 3 年
藤原
大樹
今回の秋合宿は宮城県で行われました。初日は名取市にある愛島、2 日目は太白区にあるヲド
ガモリというテレインで行われました。
初日の愛島というテレインは尾根、沢がはっきりとしており、藪も濃く見通しが悪いテレイ
ンで 2014 年度インカレロングのテレインである「あわら迷図」の特徴と類似していると感じま
した。インカレに向けて意識していかなければならないと思っていた尾根走りの際のマップコ
ンタクトやラインを外れる際にコンパスを振るなどの課題をインカレのテレインと類似してい
るテレインで行えたのでインカレに向けて良い経験を得ることができました。最初に行われた
レースではスピードを意識しすぎたため細かなミスを繰り返してしまいました。スピードと読
図のちょうどいいあんばいを掴むことが大事だと感じました。その後のサーキットトレなどを
利用してレースで失敗したことやインカレに向けての課題をしっかり取り組むことができたの
で良かったです。
2 日目のヲドガモリというテレインは典型的な東北のテレインでした。今回はポストまわりや
直進、整地などのオリエンテーリングの基本動作を徹底的に練習しようと考えました。藪が濃
く平らなところもあるためコンパスチェックやルックアップをしっかりしないと直進がずれて
しまうため直進の練習には良いテレインだったと思いました。メインのレースは序盤から中盤
は手続きもしっかり行えたためミスなくレースを進めることができましたが、終盤のループ区
間でサムリーディングを間違えたため違うポストに行ってしまうというミスをしてしまいまし
た。しかし、そのミスがなくてもトップとは 2 分の差があったためポストまわりの技術や不整
地を走るランニングテクニックの未熟さを感じました。
今回の秋合宿で感じたことは日々のトレーニングでもできるだけオリエンテーリングを意識
した練習をしていかなければならないなと感じました。たとえば地図を持って走るや不整地を
素早く走るなどが考えられます。そして体力のさらなる強化もしていきたいと思いました。
今回秋合宿を運営してくれた 2 年生、コーチや運営の手伝いをしてくれた岩手大学 OB,OG、
東北大学 OB、石澤さんにはとても感謝しています。そして参加してくれた東北大学のみなさん
ありがとうございました。とても良い練習になりました。今回の秋合宿で得たことを無駄にし
ないようにこれからも精進していきたいと思います。最後になりますがみなさん本当にありが
とうございました。
秋合宿
田口茂樹
失敗した。個人的な感想を述べるとその言葉が最初に浮かんでくる。合宿前の準備や当日の動
きなどが万全ではなく傍目から見たら準備をしっかり行ってきていないのだと思われていただ
ろう。故に失敗したと私自身は感じている。
しかし、そうすると参加した岩手大学生や参加してくださった東北大学、宮城学院女子大学の
選手、はたまたコーチとして来てくださった方々に申し訳ないので失敗とはせずに感謝の意を込
めてこの文章を綴りたいと思う。
去る 2014 年 11 月 15,16 日に宮城県にて秋合宿が行われた。テレインは 1 日目が愛島、2 日目
がヲドガモリであった。愛島は傾斜がきつく走行度が高いエリアも多くインカレミドルのテレイ
ンであった作手高原対策として、ヲドガモリは狭い範囲ではあるが技術練として大いに活用でき
ると判断したので東北大学さんよりテレイン及び地図をお借りした。
メニューの感想としては 1 日目ではレースで序盤からミスを重ねていきタイムも内容もよくな
いものとしてしまったがテレイン自体は好印象だったのでまた入りたいと思った。また東北大学
のコーチである関さんにランオブをしていただきリロケートと読図走の重要性を教えていただ
いた。2 日目では主に運営として動いていた。突然設置をお願いしてパーカーを破って帰ってき
た金野先輩には謝りきれない 1 日となった。
今回の合宿ではクラブチームのトータスより石澤俊崇さんを招かせていただいた。夜メニュー
としてその日行ったメニューを 8 人ほどのグループで反省した。これまでの反省は少人数で行っ
ており多人数での反省は行ったことがなく新鮮な気持ちで反省に臨めた。その後にアナリシスの
書き方について講義していただいた。また質問を受けつけて下さり活発な夜メニューとなった。
今回の合宿では自分自身の未熟さ、とりわけ精神面において、が痛感させられるものとなった。
学ぶことが多く、反省すべき点が明確にできた良い合宿であったと思う。
たくさんの人に感謝したい。渉外を行ってくれた伊藤、練習メニューを考えたりコーチの方と
連絡を取り合ってくれたりした高久、合宿に協力、参加してくれた岩手大学生、拙い運営だった
にも関わらず参加してくださった東北大学、宮城学院女子大学の方々、設置や撤収、技術指導を
引き受けて下さったコーチの方々、本当にありがとうございました。
秋合宿
岩手大学オリエンテーリング部 2 年
菅原
涼太
秋合宿では私は主に運営のほうに回っていた。運営をしながら参加者としてオリエンもやっ
た。この合宿での私の仕事は主に Mulka2 を使って参加者の E カードを読み取ること(つまり計
セン)であった。
初日、テレインは愛島、早めに帰ってきて E カード読み取りの仕事をする都合上、私の出走
時間はほぼ最初であった。だが思いっきりつぼった。故に帰ってくるのは相当遅い時間となっ
た(途中であきらめて帰ってきた。)。帰ってみると自分のパソコンに列ができていた。申し訳が
ない。また、私は Mulka2 の使い方の面で準備不足であったと思う。Mulka2 はこの合宿の約 1
か月前に存在を初めて知って、使い方の予習を最低限のことしか予習をしていなかった。もっ
と使い方をちゃんと理解していれば、もっとスムーズに計センの仕事ができていたと思う。ま
た、E カード関係のトラブルが多発していた(No Activate とか)。自分は E カードの仕組みもよ
くわかっていなかった。これは計センをやる人としてどうかと思った。E カードの仕組みをもっ
とよく理解しておくべきだった。パソコンの電池がなくなるトラブルもあった。外谷さんが大
きな充電器を貸してくれたおかげで何とかなった。感謝である。これも自分で予測して対策し
なければならないことである。申し訳ない。E カードのトラブルによって読み取れなかったもの
以外は、何とか最低限の計センの役割はこなせたと思う(本当に最低限だけど…)。
2 日目に向けて 1 日目の反省を生かし、(Mulka2 の)事前作業は結構やれたと思う。2 日目の
テレインはオドガモリであった。そして初日に比べて、2 日目は正にオリエンをやっていた。2
日目は計センの仕事は茂さんが引き受けてくれた。感謝である。ポストの設置、コンピ共に大
樹さんと一緒に行くこととなった。コンピでは多くのアドバイスをいただいた。お陰様で自分
の地図の読み方の癖、改善策が分かり、この後のレースはいつもよりも大分上手に地図を読め
て走れたと思う。本当にありがとうございます。今後のオリエンに関してもそれらのアドバイ
スをもとに技術を上げていきたいと思う(あと体力もつけたい…)。
計センの仕事のやり方や、オリエンをやる上で自分のすべきこと、改善することを学ぶこと
ができ、この合宿は自分にとってとても有意義なものであった。
最後に、秋合宿は 2 年生が主体となって運営したものであったのだが、私はあまり仕事をし
ていなかったなと感じた。ほとんど周りに任せっきりだったと思う。本当に申しわけありませ
ん。
秋合宿
1年
1日目
若山
映令彩
愛島
傾斜がものすごくきつくて、両手も使って四つん這いのようにならないと進めないところが
たくさんあり、大変でした。斜面を登りきり、尾根に出てしまうと走りやすくて気持ちよかっ
たです。ただ、斜面を登っているときと、尾根を走っているときとで、自分の進む速度が違い
すぎて、今どのあたりまで来ているのかが分からなくなってしまうことがありました。サムリ
ーディングを怠っていたことも原因にあったと思います。目的地までの地図上の距離と、自分
の進む速度、サムリーディングを意識していきたいと思います。
到着が遅れてしまい、ライン O を満足に行えなかったことが少し残念でした。
2日目
ヲドガモリ
愛島ほど傾斜が急でなくほっとしました。最初に行ったコンビ O は、地形を見る力がつけら
れるし、リロケートの練習にもなるのでいいと思います。まだ地形を読むのがへたくそで、尾
根と沢がごちゃごちゃしているところや、地形にあまり特徴がなくのっぺりしているところな
どは、進むべき道を見失いやすいので気をつけたいです。また、レースでは、オープンハッチ
を目印に進もうと思っていたら、その一つのことを意識しすぎて行き過ぎてしまったところが
あったので、一つのことにとらわれずに視野を広く持ちたいと思いました。やぶやハッチの具
合は変わりやすいですが、地形はめったなことがない限り変わらないと思うので、地形をもっ
と意識していきたいです。
この二日間、様々な方のご指導により、以前よりオリエンテーリング技術が向上したように思
います。今回学んだことを忘れず、今後も生かしていきたいです。
入部動機
もともと運動が好きではないので、部活にでも入らないと運動を全くしなくなるのではと思
い、体のために、何か運動できる部活に入ろうと思ったのが第一にあります。加えて、山や森
を散策することが好きなので、サオリのチラシを見てこれはぴったりの部活じゃないかと思
い、話を聞きに行きました。部費が月300円というのも魅力的でした(ただ実際は…)。ま
た、部活の雰囲気がとてもアットホームな感じで、馴染みやすそうで、なんだかんだ、みんな
真面目で素敵だと思えたことも大きいです。全員大学から始めているということも、入部を後
押ししたきっかけです。
入部して初めのうちは、思いがけず高額の費用が掛かったり、雨の降りしきる中ずぶぬれに
なって走ったりして、自分はとんでもない部活に入ってしまったのではないかと思っていまし
た。でも、そこでやめずに今まで続けてきたことで、かけがえのない仲間や、素敵な思い出が
できて、本当に良かったと思っています。これからも頑張りたいです。
阿保 光芳
齋藤 里紗
亀山 美沙紀
目次へ
部内杯第 3 戦の運営にあたって
3年
阿保
光芳
今年私は第 3 班ということで部内杯第 3 戦では運営側として参加しました。運営に参加し
て、いくつか大変だった点があります。
まず、準備期間が短かったということです。ちょうど第 8 回の岩県大会を終えたばかりの時
期から第 3 戦の準備は始まりました。この時点で開催まで 1 か月です。まだ疲れが取れず、ゆ
っくり準備を始め、部室でコースを考えたりする期間が少し長くなってしまい調査に入るのが
遅れました。ただでさえ開催までの時間が短いのにもかかわらずです。というのも子抱の地図
修正はそんなにないと思っていたので、時間をさほど取らなかったのです。しかし、いざ第 1
回の調査に行った際、相当な量の修正が必要な恐れが出てきてしまい、そこからは毎週調査で
した。地形はずれてるし、道は増えたり減ったり長さが変わってたり…、だいたい重機のせい
ですが。正直休日の土曜に早起きしてレンタカーで毎週子抱に行ってというのはだいぶつらか
ったです。寒かったですし。多少妥協しながらもなんとか調査を終え、部室で地図修正を行い
完成はぎりぎりでした。1 か月を短いとわかっていながらも少しだらけたのを本当に後悔してい
ます。
さて、いざ実施日、天候はあいにくの雨。しかも結構強めに降っていました。いつもより気
温が相当低く朝早くからの準備だったため、かなりきつかったです。参加者が少し濡れながら
到着しました。かわいそうでしたが、さすがに天候はどうすることもできないです。雨男さん
は参加してなかったはずなのですが…。なんやかんやでレースは問題なく始めることができた
のでそこはよかったです。私はゴールの担当だったのですが、ゴールはぐちゃぐちゃの泥がま
き散らされ最悪の状態でした。実際ゴールした競技者も何人か転んでドロドロになっていまし
た。雨で紙が濡れ崩れたり、鉛筆で書けなかったり記録を取るのも一苦労でした。雨が降った
競技の運営が本当に大変だということを改めて思い知りました。後片付けの量も雨のせいで普
段の数倍だったと思います。
終了後にさらに問題が増えました。借りていた E-card の転送期間が次の日だったのです。
ドロドロになった E-card を洗って乾かすには時間が足りませんでした。多少生乾きで送ってい
しまったので、次使用した方には申し訳ないことをしました。
なにはともあれ、無事成功(?)をおさめ反省点をまとめ考えたことをこの航走にて綴りまし
た。本当にいろいろありましたが班員の団結が成功につながったと考えています。
さて、私は来年度も 3 班ですのでもしかしたらもしかするので、そうなったら今回の反省を
生かし準備したいです。4 年になるということであまり手伝えないかもしれないですが。
それでも OCAD とかの作業は手伝える分は手伝いますので頑張りたいです。そう言ったとこ
ろで今回のこの文章を今年度の反省としたいと思います。
部内杯第 3 戦
子抱 ~不毛の山のアリス~
文責:齋藤里紗(2年次)
【大会概要】
開催日:2014 年 11 月 29 日(土)
テレイン:子抱(岩手郡岩手町)
競技形式:ポイントオリエンテーリング
ミドル・ディスタンス競技
平成 26 年度部内杯第 3 戦が、岩手町子抱で3班を運営班に開催された。天候は生憎の雨
で、体温が奪われるほどの気温だった。個人として抱いていたこのレースへの意気込みとし
ては、同期・後輩に負けないこと、そして、3戦の 2 週前に行った秋合宿の成果を発揮し、
自分に負けないレースをすることが目標だった。昨年同じ子抱で開催された 3 戦では発達し
たハッチに視界を遮られ大きくタイムロスをしたこともあり、子抱は苦手意識が強いテレイ
ンであった。そのため、最後まで苦手意識が拭えないままレースに臨んだ。
今回のレースでは、△→1、1→2は安定した走りで通過することができたが、2→3で
再びハッチで地形が読めずオーバーラン、6→7で沢の乗り間違えをしてしまい、1年生に
も順位を抜かれ4位という不甲斐ない結果に終わった。それまで地図から実際の地形や距離
感をイメージすることが自分で苦手だと感じていたが、それが顕著に結果に表れた結果だろ
う。ミス率 21%、ミスタイム 12 分、3 位の後輩にはわずか 5 秒差で競り負けたという結果
に、自分のレース経験と読図の不十分さ、自分の甘さを突き付けられた。あのとき自分を信
じた方向に行っていれば、他人に惑わせられなければ…。後悔ばかりが頭の中に渦巻いてい
た。
いま、2 度目のインカレも終わり、この部での活動も 3 年目に入ろうとしている。今の目
標は、来年のインカレロング・ミドル・リレー、すべての部門で選手権を走ることである。
これからの 2 年間、大会や練習会に参加する機会が今までよりも減ってしまうことは事実だ
が、それを言い訳にせず、1 つ 1 つのレースを大切に、さらに技術の向上を図っていきたい。
私にとって 2 度目の部内杯 3 戦は、
自分の課題点を改めて見つめ直す一番の機会になった。
最後になってしまったが、今まで 3 戦に向け準備を進め、当日も悪天候の中部内杯の運営を
していただいた運営3班の方々に感謝の意を表し、この文章の結びとしたい。
岩手大学オリエンテーリング部
亀山美沙紀
~入部動機~
私が初めてオリエンテーリング部の存在を知ったのは、課程の先生に「陸上部以外でボールを使
わず走れるサークルはありますか」と尋ねた際に「オリエンテーリング部というのがありますよ」
と紹介された時でした。どんなスポーツかもわからないまま、漠然と興味を抱きました。そして
サオリでオリエンテーリング部の先輩に偶然勧誘され、部の説明を受けました。
「山の中で地図と
コンパス、己の感覚を頼りに決められた目印(ポスト・コントロール)を探し出す」という何ともア
ドヴェンチャーな競技内容に惹かれました。2度体験会に参加して実際にオリエンテーリングを
やってみると、言葉で説明されただけでは理解しづらかった魅力を実感できました。ポストを見
つけるまでは安心できないドキドキ感。ポストを自力で見つけることが出来た時の歓喜。最終的
な入部届提出の日と決定されていた春合宿で、私は迷うことなく入部を決めました。
~部内杯第三戦
テレイン:子抱~
第三戦の日の天候は雨が降り、テレイン内も所々ぬかるみがありました。部内杯第三戦はこれま
での部内杯・県代杯とは異なり F クラスが廃止されて、初めて先輩方と同じ階級でオリエンテー
リングを行いました。それまでは道走りや特徴的なテントク中心にポストが設置されていたので
すが、第三戦では地形を読み取った上でポストを探さなければならない機会が多かったです。私
自身の戦績は途中で足を捻挫してしまい途中棄権というふがいない結果となってしまいました。
この第三戦では「ケガに対する心構え」を強く意識しました。
「ケガに対する心構え」と言っても
「ケガをすると痛いから覚悟しておけ」ということではなく、
「ケガを未然に防ぐための予防策」
と「ケガをした後の手当て」を知っておかなければならないということです。それまで私は部内
杯やその他オリエンを行う際にテーピングをしたりサポーターを巻いたりなどをしたことがあ
りませんでした。
「テーピングしなくても平気だろう、気をつけて走れば大丈夫」とタカをくくっ
ていました。そしていざ足をくじいた後も、先輩方に処置していただき、その後の対処法もお聞
きしなければ全くの無知のままでした。そもそもオリエンテーリングは山中を駆け巡るのですか
ら不整地がほとんどです。中には切り株・倒木・岩など行く手を阻む障害物があふれており、い
つ何時切り株や倒木に手足を突き刺し、岩に全身を強打するか分からないものです※特にポスト
を見つけるとテンションが上がってしまいポスト以外目に入らなくなってしまうことがありま
す。
テーピング知識などある程度応急処置の知識を身につけておく必要性を強く感じました。自分だ
けでなく、他の競技者の方がけがした時にも対処ができるようになっておくべきなのだと思いま
した。
けれども一番は、
「ケガなく・ツボらず・(熊などの野生動物に)襲われず」無事にオリエンテーリ
ングを行うことが私たちティア全員の目標であると思います。そのためにも十分な準備運動や柔
軟で身体をほぐし、視野を広くして山中を駆け巡りましょう!
金野 隼希
君成田 智裕
尾崎 公亮
帷子 大貴
目次へ
航走「春インカレ」
文責
三年
金野隼希
3月の7日、8日に行われたインカレミドル・リレーについて書かせていただきます。今年度
は愛知県新城市の「作手高原」にて熱い戦いが繰り広げられました。このテレインは 2005 年に
世界大会が行われたテレインであり、ほとんどの部員は始めて入るテレインでした。岩手大学か
らは 28 人が参加し、オフィシャルとして昨年度卒の高橋美誉さんと關明日香さんに協力してい
ただきました。心配された天気は7日の夜に降っただけで、競技中は天気に恵まれていました。
主な概要はここまでにして、ここからは感想も交えながら書かせていただきます。
皆さんもお分かりの通り、春インカレは1年で最も盛り上がる大会です。リレーのスタート前
の静寂やスペクテーターにおける応援など、普段の大会にはない空気が漂い、一選手としても岩
手大学の一員としても熱くなれる2日間だと思います。私個人としても緊張と興奮を抱えながら、
2日間のレースに臨みました。残念ながら1日目のミドルのレースに関しては満足のいく結果で
はなかったのですが、エリートの皆さんの健闘と3年の松田沙也加が4位入賞ということで岩手
大学としてはなんとか意地を見せたかなと思います。
2日目のリレーでは、男子のメンバー選考から携わっていたので詳しく書かせていただきます。
正確な時期は忘れましたが、インカレロング後に MER 希望者で集まり、選考方法や各々の思い
を話し合いました。年が明けてから、4年の小向と3年の藤原に関してはすでに決定していたの
ですが、あと一人が決め手に欠ける展開でした。そこで日光愛宕山でセレクションを行い、それ
を踏まえた上で決めることにしました。そのレースで3年の尾形と私の二人に絞られ、大会2週
間前の話し合いの末、私が MER を走ることになりました。結果的には昨年のメンバーと同じに
なりましたが、私が足を引っ張る展開になるのではと不安でいっぱいでした。そんな中迎えた当
日、私は一走として全力を尽くしました。トップと 10 分差をつけられ、18 位でチェンジオーバ
ーという結果でした。実力の差を痛感しながら、祈る思いで二走の藤原と三走の小向を応援し続
けました。ふたを開けてみると、藤原と小向が挽回し、最終順位は 9 位でした。入賞圏内の六位
早稲田大学とのタイム差は 10 分だったため、私の頑張り次第では入賞も可能だったのではと悔
しい思いが増すばかりです。岩手大学としては、尾形、齋藤、高久の XUR チームが三位入賞し
たのみというさみしい結果でした。岩手大学としての力は見せることができませんでした。
最後に総括させていただきます。今回の春インカレでは様々な思いを抱えてレースに臨み、そ
してインカレを終えた今、また新しい思いを抱えていると思います。大事なことはその思いを来
年度のインカレまで保ち続けることだと思います。オリエンテーリングは、リレーを除き、個人
競技です。しかし、今回のインカレを経験した人は、応援してくれる人がいることを忘れてはい
けません。強い岩手大学として春インカレに戻ってくることこそがその応援に応える唯一の方法
です。部員一丸となって、地道にトレーニングをするしか近道はないと思います。来年の活躍を
誓い、結びとさせていただきます。
インカレミドル
2 年 君成田 智裕
今年度のミドル・リレーは 3 月8、9日に愛知の作手高原で行われた。この遠征は
今までで一番遠く、もうこれ以上はないであろうと感じる遠征でした。重石と平山の
3 人での鈍行の旅は長く苦痛ではあったがとても楽しく、一番長く時間をかけていっ
た分一番楽しかったのではないかと思っています。愛知に着いて少しばかりの観光を
し、愛知が実家の外山宅に泊まったのがとても楽しかったです(外山家の方々の会話
が特に)。次の日からモデイベが始まったのですが、このとき森に入るのが山リハリ
レー以来で年を越してから2度目だったのでとても山での感覚があるか不安でした。
実際、モデイベで走ってみた結果走力、体力共に落ちていて、登坂力はなんともいえ
ない状態でした。これがトレを怠っていた結果なのだな、と反省しました。ここで反
省していてもしょうがないのでミドルではこの状態でできることをしようと思い、宿
に帰りました。宿は近くで買い物なりいろいろできてとてもいい環境でした(バイキ
ングでは二日間食いすぎて遠征から帰って体重の変化に落ち込みました)。部屋では
ぐっすり眠り、エレベーター内でアラームをならし快調に朝を迎えました。ついに本
番を迎え一番不安だったのは天気で雨の予報だったのですが両日共に降らなかった
ので神様のおかげかななど思っています。ミドルでの結果はまあ言わずもがな悪かっ
たです。出だしはそれなりに地図も読めていて好調だったのですが、体力が持たず、
後半で少し人が固まったのでなんとか追い越そうとしたのですが何も考えずに走り
すぎてしまいツぼるという結果になってしまいました。負けず嫌いなところがダメな
方向に働いてしまい、地図読みを怠ってしまいました。次の日のリレーでは2走を走
り、ミスはたいしてなかったものの圧倒的に登坂力が足りなく巡行にそれがでていて
悔しさも何もなかったです。しかも帰ってきてリレーメンバーに言われたのがペナだ
ったのでもうどんより気分でした。この結果を踏まえ、部内杯第一戦までには体力を
戻し、技術を身につけ、ロングのセレに向けて成長をしていきたいと思います。後夜
祭では伝統芸を見て、席が近くの人と話し、最後には岩手で集合して、いつも通りの
後夜祭でした。後夜祭が終わり、帰るのですが、重石とむさ苦しい京都・東京の旅を
したのは楽しかった?です。
インカレミドル
尾﨑
公亮
自分のインカレミドルの成績はあまりよくないものでした。特に個人戦では、明ら
かに縮められたミスが二か所あり、それが非常に悔しく印象に残っています。
ま
た、リレーもリスタートにこそなりませんでしたが、競技時間ぎりぎりでの帰還と
いう散々なものでした。
これらの原因として第一に考えられる要因としては最近の自分のオリエンテーリン
グの活動頻度の低さが真っ先に思い浮かびます。練習会などとの日程が噛み合わな
いことも多々あり、だからと言って自主練を積んだわけでもなく、その結果がこれ
だと考えます。自分は元々オリエンが上手というわけではなく、それでいて練習を
怠ったのでこれも当然のことだとは思います。
一年の総まとめともいえるインカレミドルでのこの結果をしっかりと受け入れると
ともにただ受け入れるだけではなく、今後の活動に積極的に参加し、反映させてい
きたいと考えます。
また自分の結果はこのようなものでしたが、インカレミドルは先ほども述べたよう
に一年の総まとめとも言うべき大会であり、学生としての参加はこれが最後だとい
う方が特に多い大会であるため、応援していて伝わってくる熱気も凄まじいもので
した。個人戦はもちろんのことリレーは次の人に繋げる、繋げてもらったものを無
駄にしないという強い意志が岩手大学からはもちろん他の大学からも伝わって来
て、大変見応えがあるものでした。
最後に、全員インカレミドルで何かしら得られるものや感じ取ったものがあると思
います。ぜひそれを無駄にせず有効活用してもらいたいです。反省する時間も反映
させる時間もまだ十分にあると思います。偉そうに言っていますが自分ももちろん
頑張ります。四年生が残してくれた知識や技術などを無駄にせず、来年度の活動を
頑張りたいです。
工学部 1 年
帷子大貴
入部動機
私が最初にオリエンテーリング部の存在を知ったのは、サークルの紹介パンフレットを見たと
きだった。その時には私はまだ明確にどの部活に入るかまでは決めておらず、ただ漠然とアウ
トドア系のサークルに入ってみたいぐらいにしか考えていなかった。このオリエンテーリング
部に入りたいと決心したのはサオリの時に詳しい説明を聞いた時だった。先輩たちの説明を聞
いていううちに興味を持っていくようになっていった。それまで漠然としていたサークルの希
望にも当てはまるものであったため、より一層興味を持つようになった。実際にオリエンテー
リングを体験してみてからも、だんだん説く興味は沸いて行った。
インカレミドルについて
インカレミドルは初めて参加してみたが、入部してから約 1 年間の間に参加してきたいくつ
かの大会の中でも最も盛り上がった大会であった。この大会はその 1 年の締めくくりとも呼べ
る大規模な大会で、自分も張り切ってこの大会に臨んだ。まずは開会式だが、全国から集まっ
た参加者のエリートの紹介 pv などがあり、これもまたほかの大会とは違う点であった。その後
のくじによるスタート順決めも一回一回盛り上がり全体を通して見て素晴らしいものであっ
た。そして競技について、まず先にミドル部門では正直に言うとそこで自分自身のオリエンテ
ーリングはできず、不十分な結果となってしまった。自分のミスで間違ってしまった時もあっ
たが、その他にアクシデントが起きた。中盤から後半にかけてのレッグでコンパスを藪の中で
無くしてしまった。幸いコンパスを見つけて競技を続行することができたが、2~3 分程度のロス
には確実になってしまった。もうすでに終わってしまったことを悔やんでも仕方がないが、こ
のミドル部門は非常に悔しい結果となってしまった。次にリレー部門だが、私は公式戦でリレ
ー競技をすることが初めてであったが、こちらはミドル部門ほど大きなミスはしなかった。リ
レー競技では私は1走を務めたが、こちらではミドルの時よりは自分自身のオリエンテーリン
グをすることができた。また先輩の選手権のリレーは非常に白熱していてとても素晴らしいも
のだった。
インカレミドルを通して私が感じたことは、いかに自分の努力が足りなかったかである。イ
ンカレの競技を通して山での勘がなくなっていたことを痛感した。岩手の天候からして仕方な
いことではあったのだが、それでも自分なりに考えて何かしらの対策を考えるべきであった。
仮にその勘を取り戻せなかったとしても、もっと走り込みをして体力をつけるべきであった。
これからのトレーニングのために今回の失敗と悔しさを忘れず、来年のインカレを見据えて取
り組んで行きたい。
佐藤 健吾
外谷 崚
小向 和希
花水 康一郎
佐藤 仁
佐藤 哲朗
川崎 壮人
國井 沙耶
多田 智美
小野 萌
目次へ
オリエンテーリングと卒業研究の共通項の模索と対比
佐藤
仁
4年間オリエンに対しエンジョイ勢として参加していた僕には、楽しい思い出こそあれ含蓄
ある経験談などは語りようもないので、はじめ僕はここに初音ミクの登場がゼロ年代の音楽シ
ーンに与えた影響とその変遷について考察を述べるつもりでしたが、部内からの圧力を受け内
容を変更してお送りします。この題についてですが、4年間多少なりともオリエンテーリング
を経験してきて、そのうえで4年生の卒業研究を行うにあたり、既視感を感じる場面が少なか
らずあったことから、オリエンテーリングで培った見地は実は卒業研究にも通じるのではない
かという予想を立て、検証するものであります。以下に個別のケースを列挙し考察を進めま
す。
まずはじめに自分が進めている研究の実験方法に後からミスがあったことが発覚した場合に
ついて。相当な脱力感に襲われるこの場合の心理は、オリエンに当てはめると逆整地していた
ときに相当するのではと考えます。これらに遭遇したとき人はやる気は萎え「あっ!?…うわ
マジかよ…」という感じになります。しかし気持ちは強く持ちましょう。
スタート地区のアクティベートユニットで E カードの電池が切れていることに気付き焦った
ことはありませんか?これは USB メモリに入れていた自分のパワポが発表前にパソコンに繋い
だらうまく動作しなかった場合と酷似していますね。その後なんとかなったとしても肝心な場
面での動揺につながる事態は避けたいものです。
オリエンを始めてまず初めに覚える専門用語にしてみんなも大好き「ツボる」にももちろん
相当する場面があります。研究もいよいよ時間が無くなり論文も書き始め、一刻も早く必要な
データを集め終えなければならないとき、なんだか実験値がおかしな値を示している。なんだ
これ…こんなはずない、いったいどこを間違えたんだ?何かの故障か?それともこの段階にな
ってそもそも仮説が間違っていたというのか?何なんだ…何だってんだクソ…もう何もわから
ない…
正直帰りたい…
まさにツボった状態そのものじゃないですか!
人がときたま「オリエンは人生だ」と評するのも頷けるというものです。人生に迷いとは付き
ものなのですよ哲朗。
この他にもまだまだ例はあります。自分がパックした選手がツボりだしたとき、自分の研究
をしていた前年の学生の論文に手違いがあったとき、心に抱く「こんなやつ信じるんじゃなか
った…」という後悔とかね。
【結論】オリエンテーリングと卒業研究の間には何か関係があることが示された。
以上。
真面目な話は岩大追いコンの時にだいたいまとめて喋りましたが、最後なんでもう一つ。僕
はもともと喘息持ちで、小学校のころは年一のマラソン大会がまーー嫌いでした。中学校でも
長距離は嫌いだったと思います。高校のころには喘息は治ってたと思いますがそれでも走るこ
とへの苦手意識は消えてなかったです。そんな僕が大学でオリエンテーリングと出会い(最初
は未踏のジャングルをみんなで冒険するサバイバル系の部活だと思って入った(笑))、先輩後輩
仲間たちと活動してきて、いまや一般のマラソン大会にも参加するというのですから、オリエ
ンテーリング部という場の持つ力は不思議なもんです。この場の力を成すのはきっと「みんな
でキツいことをするのは楽しい」という意識なんじゃないかと思います。全く好きではなかっ
た走り込みに(ときたまですが)参加したのも、酸欠になりかけた雪上ダッシュなどキツすぎ
るメニューになぜか笑いが漏れるのも、まともじゃない距離をレンタカーで強行軍したのも、
アホほど寿司を食ったのも、つまりはそういうことじゃないかと。これね、他のどこでもない
岩大オリエンテーリング部に入ってよかったと思えるポイントですよ。
なんだかんだ 4 年間楽しかったです、ありがとうございました!
四年間を振り返って
川崎 壮人
今日は 2 月 26 日、卒業まであと 25 日でしょうか。大学の四年間は本当にあっという間に感じ
ました。自分にとってこの四年間はオリエンテーリング部で過ごしたことが大きく印象に残って
います。遠征で愛知や栃木の大会に出たり、ハロウィンОをはじめとする企画に参加したり、大
会運営に携わること等、とにかく色々な経験が出来たと思います。ここではこの四年間で特に印
象に残った事を書いていこうと思います。何であの出来事が書いていないの?という指摘はあま
り受けたくないのでご了承ください(笑)
○さくらんぼ大会
さくらんぼ大会は毎年参加しました。一年生の時に初めてこの大会に参加した時からオリエン
テーリングの面白さを感じ、今後も大会に積極的に参加しようと思いました。山形のさくらんぼ
は美味しかったです!
ナイトОに関してはこの四年間良い成績を全く残せませんでした。三年生の時のテレインはス
キー場だったのですが溝にはまって怪我をしてしまい、地を這うようにしてゴールしたことを覚
えています。ナイトОは楽しいけど、自分には向いていない競技だと薄々と感じましたね(汗)
○北東インカレ
一年生の時の東北インカレは過酷でした…終盤の難しい地形にあるポストを見つけるのに苦
労したことを覚えています。ポストを探している最中に後ろから同じ岩大の 3 つ上の i 先輩に
早々と抜かされたので、自分よりも遥か上のレベルにいるなと感じました。その時はなんとか完
走はできたのですが、競技時間内にゴールすることは出来ませんでした。
その後の北東インカレでは競技時間内には帰ってきたものの、上の順位に入れませんでした。
北東インカレに関しては少し心残りがあります。
○学連合宿
学連合宿は自分にとって凄く刺激を受けました。周りは速い人ばかりであるので、その人達と
マンツーマンでオリエンをすることで技術が向上したように思います。自分が今まで本当のオリ
エンテーリングをしてきてなかったと気付く事が出来ましたし、基礎から学ぶことで競技をする
上での下地を作れたことが大きかったです。また、他大学との交流をすることでこういう考えを
持って競技をしているだというお話を聞けたので、オリエンテーリングに関しての視野が広がり
ました。この学連合宿は二回参加して共に中部地方で開かれたので少し遠くて大変でしたが、十
分意義のある合宿でした。
○インカレミドル
二年生の時のインカレミドルでは個人の一般の部で今までで一番良い結果を出すことが出来
ました。この時は周りの同期や先輩方に誉めて頂いたので凄くうれしかったです。団体の部では
その時の結果を見て学校代表のリレーメンバー出させて頂いたのですが、結果は自分が途中で大
きくツボってしまいチーム全体に迷惑をかけてしまいました。まだまだ自分の実力が足りてない
ことを痛感した大会でした。
○大会運営
大会運営に関しては調査する上で様々な困難があり、特に一番手こずったのは藪とりだったと
思います。A なのか B なのかが際どい藪がたくさんあったのでランク付けに非常に苦労しまし
た。度々クリコの提出が遅くなってしまいマッパーの H 君には迷惑をかけてしまいましたが、無
事に調査を終えることができました。大会当日、参加者が楽しんでオリエンテーリングをしてい
るのを見て今まで運営に携わってきて良かったと思うのと同時に、今まで自分が参加してきた大
会も運営者の地道な地図作りの下で成り立っているのだと感じ、今後参加する大会は感謝の気持
ちを持って走りたいと思いました。
○その他
遠征の醍醐味は移動の時の配車だと自分は思っています。毎回配車のメンバーが変わり(よく
同じ配車になる人もいますが笑)、その度に面白い話題が出てくるので毎回の遠征が楽しみでし
た。自分が運転している時はあまり話せないタイプ(?)であるので助手席の人には申し訳なか
ったです…
毎月の企画も楽しかったです、特にハロウィンО。夜中に地図と袋を持って家を巡るのが斬新
(?)で良かったと思います。そして四年間この企画を参加してきて K 君の圧倒的な強さは身を
もって感じました笑
大学でオリエンテーリング部に入って本当に良かったと思います。競技が面白かったのはもちろ
んのこと、同期や先輩、後輩にも恵まれました。今までありがとうございました。できたら今後
も大会等で顔を出そうと思っているのでよろしくお願いします。
四年間の思い出
國井 沙耶
今年(2015 年度)で卒業となりました國井です。あまり競技には参加しませんでしたが、
各イベントで部員として顔を出させていただきました。1年生のころは少し競技に参加しま
した。あまり地図が読めず北東インカレでは関門が通れなかったりしました。学年が上がる
につれさらに大会に参加しなくなっていきましたが今思うと大会には顔を出さなくても練習
会には顔を出せばよかったなと思います。
競技者としてはほとんど参加しなかったのですが岩県大会などで部員とかかわりを持てて
よかったと思います。最初は岩県大会で自分が何をしていいかわかりませんでした。ずっと
部活に顔をだしていなかったので下手に仕事をやりたいといってもかえって仕事が出来なく
て迷惑をかけるのではと思うと怖くて行動できなかったのですが、オリエンテーリングのこ
とがわからなくても絵だけは描けたのでTシャツのデザイン担当に立候補させていただきま
した。自分で描いたデザインをみんなによろこんでもらえて本当に良かったです。ただ一回
目にデザインをしたときは私のミスでまさかの綿Tシャツを大量生産してしまったのです
が・・・本当にもうしわありませんでした。今となっては寒い時や夜の着替え用にいいとい
ってくださる方もいて、四年に一回くらいならこういうTシャツもいいといってくれた人も
いました。ありがとうございます。もっと凝ったものを描けたらよかったかと思ったんです
が、岩県大会が終わっても記念撮影やそのあとの大会、イベントなどで皆が同じTシャツを
着ているのをみて自分が卒業しても形に残るものを作らせてもらってよかったと思います。
私はこれから岩手を離れて地元の茨城県ではたらくこととなりますが、いまいる学年だけ
でもTシャツや部の写真などを見るたび私のことを思い出していただけると嬉しいです。お
世辞抜きでこの年にこの大学を卒業できたのは部員の人たちのおかげです。楽しかったで
す。少し後悔があるなら後輩や競技にもっと関わっていけばよかったということです。在校
生でまだ全然競技に参加していない人、後輩、先輩と関わってない人には私と同じ後悔をし
ないようにしてもらいたいです。競技に参加してない人も後ろめたさで部活に来づらいかも
しれませんが、私は競技にでなくても色々な方と仲良くなることが出来ました。競技に出づ
らいと思ったらまずは岩県大会や練習会の運営、ハロウィンOやスポーツ会に来てみてくだ
さい。きっとそこだけ行くだけでも岩手大学オリエンテーリング部を楽しめると思います。
みんないい人たちです。
もしできるならまた岩手にもどっていきたいと思っています。そのときはまた、よろしく
お願いいたします。四年間ありがとうございました。
オリ部での 4 年間を振り返って
4年
小野
萌
OBOG の方々からは大学生活なんてあっという間だよ!と言われ半信半疑でしたが,今となっ
てはそれを物凄く実感しています。4 年間の学生生活において,オリ部での活動は私にとって大
切な思い出です。その中でも印象に残っていることをいろいろと書き出してみようと思います。
【第 7 回岩県大会(2013)】
初めて本格的な地図調査を経験しました。週 5 で実験がある中での調査はきつかったですが,
最低限自分の役割は果たせたのかなと思っています。当日はあいにくの雨でしたが,レースを楽
しんでいただけたのなら幸いです。
【岩手山登山(2013)】
盛岡にやってきて,岩手山に登りたいと思い続けて早 3 年…。このままだと登らずに終わって
しまうと思い,思い切って企画しました。10 人ぐらい集まってくれたら多い方かなと思っていま
したが,なんと 22 人も参加してくれてうれしい驚きでした。誰かがやろうと言ったことに対し
て,一緒になってやってくれるのがオリ部の本当に良いところです(雪上ダッシュ然り)。登山当
日は珍しく?!快晴で,みんなで登頂して連山ポーズができたので大満足でした。
【2013 年度インカレミドル・リレー】
1 年前のミドルが終わってから,美誉さんと明日香さんが最後の年にリレーで優勝したいと思
ってずっとトレーニングしてきました。2 走を走った私は,スペクテーターズコントロールでの
大声援をきいて緊張し,そのあとのポストを抜かしてしまいました。あれだけお世話になったの
に,最後のリレーをこんな形で終わらせてしまった申し訳なさでしばらくは何も考えられません
でした。1 年後に良い結果を残すことが自分のやるべきことだ!と気持ちを新たにしたことを覚
えています。
【2014 年度インカレロング】
最後ロングはエリートで!と思っていたのが,北東インカレで大ツボりしてエリート枠に入れ
ず,夏はモチベーションが下がっていました。でも同期や後輩たちの大会での活躍やトレーニン
グに励む姿をみて,自分も負けてはいられないし,大好きなロングでよい成績を残したいと思う
ようになりました。1 人だったらずっとふさぎ込んだままだったと思うので,一緒に頑張れる仲
間がいてくれて本当に感謝しています。おかげで,一般クラスで優勝できました。
【伊豆大島大会+同期卒業旅行(2014 年度)】
4 年生になると,よく大会に行くメンバーが限られてきていたので,貴重な遠征+旅行でした。
フェリーの時間が危ない!ってことで猛ダッシュしたり,フェリーの甲板で乾杯したり,レース
前に伊豆大島の三原山に行けて個人的に満足して逆にレースが散々だったり,忘れられない思い
出になりました。機会があればまた行きたいし,ぜひ行ってみてください!
【2014 年度インカレミドル・リレー】
最後のインカレミドル・リレーではずっと掲げてきた目標を達成したとは言えないかもしれな
いけれど,悔いはありません。10 月から共にトレーニングしてきた後輩,当日のサポートやいつ
も応援してくださった OBOG の方々,そして一緒にリレーを走ってくれたまつさやとただとも,
本当に本当にありがとうござました。
最後に,学生を卒業してもまだまだオリエンやっていきたいと思っているので,今後ともどう
ぞよろしくお願いします
編集者
平山 洋輝
外山 敬介
菅原 涼太
表紙へ