建設業に係る協会けんぽへの加入と国民健康保険組合への加入

建設業に係る協会けんぽへの加入と国民健康保険組合への加入について
平成24年7月30日
国 土 交 通 省
土地・建設産業局
建 設 市 場 整 備 課
現在、建設業においては関係者を挙げて社会保険未加入対策に取り組んで
いるところであるが、社会保険への加入については、法人・個人事業主の別
や、個人事業主においては従業員規模等を踏まえ、適切な保険へ加入するこ
とを求めている。
最近、医療保険への加入について、一部の関係者の間で取り扱いに誤解が
生じているとの報告があったことから、改めて以下の通り考え方を整理した
ので、関係者におかれてはご了知願いたい。
医療保険への加入については、地域の建設企業のうち、常時5人以上の従
業員を使用している場合又は法人であって常時従業員を使用している場合に
は、全国健康保険協会が運営する健康保険(通称「協会けんぽ」)に事業所と
して加入することが健康保険法上求められているが、協会けんぽの被保険者
とならない5人未満の従業員を使用する事業主や一人親方などであって、現
在既に建設業に係る国民健康保険組合(※)に加入している者については、
既に必要な健康保険に加入しているものとして取り扱われるものであり、社
会保険未加入対策上改めて協会けんぽに入り直すことを求めているものでは
ない。
※国民健康保険組合は、同種の事業又は業務に従事する者を組合員として、国民健康保険事業を
運営することが認められた保険者であり、国民健康保険法上の公法人である(現在では新設は認
められていない)。
なお、法人や常時5人以上の従業員を使用している事業者が建設業に係る
国民健康保険組合に加入している場合もあるが、従前から国民健康保険組合
に加入している個人事業主が法人化した際、あるいは、常時使用する従業員
が5人以上に増加した際に、必要な手続き(年金事務所(平成22年以前は
社会保険事務所)による健康保険被保険者適用除外承認申請による承認)を
行って加入しているものであれば、適法に加入しているものである。年金制
度は厚生年金に加入し、医療保険制度は国民健康保険組合に加入している事
業所であれば、改めて協会けんぽに入り直すことを求める必要はない。
社会保険加入の徹底 に向けた動き
が進む中、全 国健康保険協会が運営
する健康保険 (協 会 けんぽ)に 加入
しなけ/bば 社会保険の加入扱 いにな
除外措置を受けて建設業関連の国暴
健康保険組合 (国 保)に 加入 してい
る場合は協会 けんぼに入り直す必要
がないにもかかわらず、入札の参加
申請などの際に協会けんぼに未加入
と い う理 由で 受 け付 けな い例 も 出て
お り、 国土 交 通 省 や 全 国建 設 労 D組
合 総 連 合 (全建 総 連 )な どが 周 知 に
本
乗 り出 して いる 。
社 会 保 険 の うち 医療 保 険 の加 入 で
とって協会 けんぽに切 り替 えるため
保加入 は社会保険加入扱 ヒ
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適用除外の誤解多 く周知徹底ヘ
の資 金 は膨 大 な も の に な り、 経 営 に
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て国保に加入 して いる場合は、社会
全建総連ら
国交省、
らな い と い う誤 解 が 自治 体 や 企 業 の
間 に 広 が つて い る 。 従 業 員 が 5人 未
満 の事 業 主 や一 人 親 方 の ほ か 、 適 用
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は、 常 時 5人 以 上 の従 業 員 を 使 用 し
て い る法 人 な ど は、 協 会 けん ぽ に事
正 に加入 して いる ことになる。
保 険加 入扱 い とな る ことや、経 営事
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業所 と して加入 す る ことが法律 で 定
め られ て いる。 ただ、協 会 けん ぼ の
被保 険者 とな らな い 5人 未 満 の従 業
員 を持 つ事業 主 や一 人親方 は、 国保
に 加入 して いれ ば、改 めて協 会 けん
ぼ に入 り直 す必要 はな い。 また、作
業員 が 5人 以上 に増 えた事 業者 や個
人事 業主 が法 人化 した 場 合 で も、年
金事 務 所 に適 用 除外 を承認 され て い
れ ば、 国保 の加入 で も社 会 保 険 に適
20120802 建設通信新聞
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