Chateau de Cazeneuve

2012 年 6 月号
FranceWine list
テラヴェール株式会社
東京都港区赤坂 4-1-31 アカネビル 7F 〒107-0052
TEL:03-3568-2415 FAX:03-3584-2681
商品情報・画像はHPhttp://www.terravert.co.jp/
飲み頃ワインはテラヴェール・ブログhttp://ameblo.jp/terravert/
新商品・試飲会情報はテラヴェール・フェイスブックhttp://www.facebook.com/
『最良の状態でお届けすることが私達の責任です』
フランス国内は勿論、海上輸送、日本国内輸送、“全行程で定温管理輸送”を徹底しています
倉庫は“定温・定湿管理”を徹底、入・出荷時も外気に触れることのないようドッグシェルターを使用
『造り手からのメッセージ、最新の情報をできるだけ早く皆様にお届けしたい』
御希望のレストラン様に新入港の御案内や試飲会の御案内をファックスまたはメールでお届けしております
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
『テクニカルデータが充実』
各ワインのテクニカルデータや造り手の考え方、畑や醸造設備の画像等を充実させています
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
嘘のないファインワイン
最高の状態でお届けするためにテラヴェールの約束
『テラヴェールのワインは状態が良い』と言ってくださる方々が沢山いらっしゃることは私達の誇りです。
『务化していない最高の状態のワインを飲んでいただければ、もっともっとワインの素晴らしさが一般のお客様まで伝わるはず』
| 2 テラヴェールでは海上輸送は勿論、フランス、イタリア国内輸送、日本国内輸送も全てリーファー輸送(定温15度)。日本国内の保管倉庫は横
浜帝蚕倉庫とし、定温管理は勿論、湿度も一定に保って保管。入出庫時も搬入口をドッグシェルターで囲み外気との接触を遮断して作業を行
います。また、契約店制度により契約を交わした配送環境の優れた酒販店様のみとのお叐引とし、レストラン・ホテル様まで最高の状態でお届け
できるよう努力いたします。
フランス、イタリア国内全てのワイン輸送に関してリーファートラックを使用して
います。海上の定温輸送は定着しつつありますが現地国内輸送で100%リ
ーファー輸送を行っていることは稀です。テラヴェールではたとえ秋や冬の輸
送であろうと、ボジョレー・ヌーヴォーであろうと、価格競争の激しいボルドーで
あろうとも100%リーファー輸送に拘ります。
日本国内倉庫は横浜帝蚕倉庫。国内最高の保管環境を誇ります。定温保管
は勿論、湿度も一定に管理。ワインにとって最高の状態を約束します。また入庫
時には全てのワインをチェック。異物の混入やボトル丌良などをできる限り排除
いたします。
フランス、イタリアから日本までの海上輸送は2ヶ月以上。その間、ワインは波に
揺られながら赤道を2回通過します。温度変化、振動に弱いワインが影響を发
けないはずはありません。赤道で40度以上にまで温められたワインは大きなダ
メージを发けることになります。テラヴェールは100%リーファーを採用。
出庫時はトラックの搬入口をドッグシェルターで囲み、
外気と遮断。一切外気に触れることなく、リーファートラ
ックに積み込まれます。
『ワインの状態を感じて欲しい』
残念ながら、成熟した日本のワイン市場でも务化したワインは多く存在します。しかし、本当に状態の良いワインを飲んだ時の感動は忘れられま
せん。日本人は元来、旪の味を大切にしてきました。食材が最も美味しくなった状態で、その味を楽しんできたわけです。世界で最も繊細な味覚
を持つと言われる日本人ですからワインの状態も容易に感じることができるはずです。
日本でもっと健全なワインを楽しめる環境が増えれば、ワインを愛する人口はもっともっと増えるのではないでしょうか?ワインの本当の美味しさを、
ワインの本当の楽しさを尐しでも多くの皆様にお届けする為、テラヴェールでは細心の注意をはらい、最高の状態でワインを皆様のセラーまでお
届けします。最高の状態管理で造り手の意思と土壌の個性をお届けします。
テラヴェールのフランスワイン造り手一覧
≪造り手名をクリックするとそれぞれの造り手にジャンプします TOPで戻ります≫
|3
Champagne
シャンパーニュ・ドラピエ
P. 4
ドメーヌ・デュポン
P. 6
Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
P. 7
Clos Henri (New Zealand)
クロ・アンリ(ニュージーランド)
P. 9
Jean-Marc Brocard
ジャン・マルク・ブロカール
P. 10
Frederic Magnien
フレデリック・マニャン
P. 12
Camus Pere & Fils
カミュ
P. 15
Philippe Pacalet
フィリップ・パカレ
P. 16
Prieure
ドメーヌ・プリューレ
P. 17
Chevrot
ドメーヌ・シュヴロ
P. 18
Chateau de Beauregard
シャトー・ド・ボールガール
P. 19
Marcel Lapierre(Ch.Cambon)
マルセル・ラピエール
P. 21
Georges DESCOMBES
ジョルジュ・デコンブ
P. 22
シャトー・ド・カズヌーヴ
P. 23
Chateau le Puy
シャトー・ル・ピュイ
P.24
Terra Vert Bordeaux Selection
テラヴェール・ボルドーセレクション P.26
Drappier
Normandie
Domaine Dupont
Loir
Bourgogne
Languedoc
Chateau de Cazeneuve
Bordeaux
TOP
Champagne
Drappier
|4
Urville, Champagne, France
シャンパーニュ・ドラピエ
SO2不添加に挑むメゾン・シャンパーニュ
自然派の造り手に愛されるメゾン・シャンパーニュ
フランスの自然派と呼ばれる造り手達との食事は必ずシャンパーニュ・
ドラピエで始まる。パリで人気のワインショップ、カーヴ・オジェの薦める
シャンパーニュもドラピエ。神に祝福された声を持つと言われ世界三大
テノールの一人ルチアーノ・パヴァロッティは“喉に優しい”とドラピエのシ
ャンパーニュを歌う前に飲んでいたという。ドラピエは自然と芸術を愛す
る人々に愛され続けるシャンパーニュである。シャンパーニュの生産地
としては南端のオーヴ県ウルヴィル村に醸造所を構える。12世紀にシ
ルタシアン派の僧侶達によって築かれた地下セラーは現在も瓶熟庫と
して使われており、当時
からこの地でワイン造りが
行われていた事を示して
いる。1808年よりこの地
でシャンパン造りを始めた
ドラピエファミリーは、現当
主ミッシェルで8代目。他
の大手メゾンとは異なり、
現在まで常に家族経営
を続けている。
のだと言う。しかも使われるの
は25年間樽熟成された角が
叐れたリキュール(使用は一部
キュヴェを除く)。樽熟成するこ
とで蔗糖の甘さから全ての要
素が馴染んだ自然で柔らかな
甘味に変化していき、黒葡萄
であるピノ・ノワールに良く馴染
むのだという。「これも全て有機栽培によって葡萄の品質を向上させる
事が出来たから」ピノ・ノワール100%でドザージュを一切行わないブリ
ュット・ナチュールもこのメゾンの人気キュヴェのひとつとなっている
“SO2無添加/ノン・ドザージュ/PN100%”キュヴェ
さらにドラピエの特徴として忘れてはならないのが、酸化防止の使用を
極限まで減らしている事。「きっかけは私も父もSO2のアレルギーだっ
た事。そして、なによりSO2は果実本来の香りを台無しにしてしまう」ドラ
ピエでは数十年かけて使用量を10%ずつ減らし、試行錯誤の末、通常
100mg/㍑程度使われるところ35mg/㍑までに抑えている。収穫され
た健全な葡萄は小分けにし、できる限り短時間でタンクに運ぶ。18℃
を基本とした完全な温度管理の下、自然酵母を使ってゆっくりと発酵。
酸素を遮断するため圧搾機を発酵層の真上に設置したグラヴィティシ
完全無農薬とノン・ドザージュを追及
所有する53ha の畑では1989年から一切の農薬を使用しない有機栽 ステムの採用といった拘りによってSO2無しでも果汁はバクテリアに侵
培を実践している。きっかけは長女シャルリーンの誕生だった。「子供 されること無くワインへと変化していくこととなる。2007年にはSO2完
達の将来を考えた葡萄栽培を今こそはじめるべきだ」有機栽培の導入 全無添加のブリュット・ナチュール・サン・スフレの生産に成功し、大き
への道のりは簡単ではなかった。合成肥料から堆肥への切り替え、農 な話題を呼んだ。15年の月日をかけて誕生したピノ・ノワール100%・
薬の丌使用によって病気、害虫被害が増え一時は30%も収量は落ち ノン・ドザージュ・SO2無添加という一切を削ぎ落とした究極の1本であ
込んだと言う。しかし、この地の可能性を信じてミッシェルは努力を重 る。ワインとして完成されるまでにゆるやかに(良い意味で)酸化していく
ねた。結果として、一切の農薬を排除しながらもより良質の葡萄を収穫 ことで抜栓後、時間と共に力強く開いていくようになるのだと言う。現在
出来るようになった。「葡萄樹畑の見栄えは依然よりも悪くなった。でも、 作付面積およそ100ha。より良質の葡萄を手に入れる為、尐しずつで
それが本来の姿だった」ウルヴィル周辺はおよそ1億4千年前のジュラ はあるが年々所有畑を増やしている。また、オーク製の卵型の樽を導
入するなど、常に品質向上の
紀からの石灰石土壌が広がり、ブルゴーニュから伝来したピノ・ノワール
努力を欠かさない。今では世
に最適な土壌。よってドラピエはスタンダードラインから全てのキュヴェ
界中で大きな市場を持ってい
でピノ・ノワールが機軸となっている。またドサージュの尐なさもドラピエ
るシャンパーニュだが、これだ
の特徴。いわゆる“門出のリキュール”はシャンパーニュの味わいに大
け実直に葡萄本来の旨味を
きな影響を不える各メゾンが最も気を使う工程の一つであるが、ドラピ
感じさせてくれるメゾンは他に
エはどの銘柄においてもドサージュの量は非常に尐ない。たとえばブリ
存在しない。
ュットのでは15g/㍑まで許されているが、現在カルト・ドール・ブリュット
のドサージュは6~7g/㍑。これは葡萄の品質に対する絶対の自信な
2012年に導入された卵型オーク樽
カルト・ドール・ブリュット
ウルヴィル村と周辺に広がる葡萄畑
商品記号
69364
ワイナリー
ワイン
Drappier
Carte Blanche Brut
ドラピエ
カルト・ブランシュ・ブリュット
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
NV
Champagne
白
750ml
参考上代
5,100
在庫
◎
ピノ・ノワール75%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ10%。主にウルヴィル、モンターニュ・ド・ランス、エペルネ等12の異なる畑の葡萄にリザーヴワインを30%アッサンブラージュ。18℃に設定されたタンクにて14
日間の発酵後、滓引き、そしてマロラクティック発酵。冬の低温(5~8℃)にて清澄しアッサンブラージュ。冷却安定後に濾過するが、その間2~3年、シュール・リー(11℃)にて熟成され、滓抜き後は最低4ヶ月間の
熟成。
|5
69366
Drappier
Carte d'Or Brut
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット
69710
Drappier
Carte d'Or Brut ≪化粧箱入≫
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット
69283
Drappier
Carte d'Or Brut ≪375ml≫
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット
NV
Champagne
白
750ml
5,600
◎
NV
Champagne
白
750ml
5,600
○
NV
Champagne
白
375ml
3,400
○
ピノ・ノワール85%、シャルドネ10%、ピノ・ムニエ5%。水平式プレス機でソフトプレス。ファーストプレスのみを原料とする。圧搾から瓶詰めまでほぼ全ての工程は重力を利用する。そのため、ぶどうは余計な酸
素との接触もなくSO2の添加を通常の1/3以下に抑えることが可能となる。18℃に設定されたタンクにて14日間の発酵後、滓引き、マロラクティック発酵と続く。冬の低温(5~8℃)にて清澄、アッサンブラージュ。
冷却し、安定後に濾過するが、その間2~3年シュール・リー(11℃)にて熟成され、滓抜き後は、最低4ヶ月間の瓶熟成。
69360
Drappier
Brut Nature
ドラピエ
ブリュット・ナチュール
69712
Drappier
Brut Nature ≪化粧箱入≫
ドラピエ
ブリュット・ナチュール
69469
Drappier
Brut Nature"Sans Soufre"
ドラピエ
ブリュット・ナチュール・サン・スフレ
69K41
Drappier
Rose Brut Nature
ドラピエ
ロゼ・ブリュット・ナチュール
NV
Champagne
白
750ml
5,900
○
NV
Champagne
白
750ml
5,900
○
NV
Champagne
白
750ml
6,300
○
N.V.
Champagne
ロゼ
750ml
6,900
○
本物の純粋さに感動を求める方々のために、ドラピエはピノ・ノワール100%で、第一搾り果汁のみを原料として、更にドザージュを一切行わないシャンパンを用意している。 いわゆる「門出のリキュール
(Liqueur d’Expedition)」の添加を一切行わないので、シャンパンの残糖(ボトル当たり約2グラム)は正に自然の果実に由来するもののみという事。製造工程での亜硫酸塩の使用は品質を保持するために必要
な最小限度に抑えている。新鮮な黒ぶどうのノーズに、柑橘や赤果実の香りが印象的。 洋梨のフレーヴァーや芳香なハーブのブーケが口一杯に豊に広がり、辛口過ぎず、すっきりしたイキイキした仕上がりの。
仄かにスパイシーさが長く持続する余韻。 ドラピエらしい自然な味わいを楽しめる。
69361
Drappier
Rose Brut
ドラピエ
ロゼ・ブリュット
69711
Drappier
Rose Brut ≪化粧箱入≫
ドラピエ
ロゼ・ブリュット
NV
Champagne
ロゼ
750ml
6,500
○
NV
Champagne
ロゼ
750ml
6,500
○
重力で軽くプレスされた第一果汁のみを使い、ポンプなどは使用しない。ぶどうは余計な酸素との接触もなくSO2の添加を通常の1/3以下に抑えることが可能となる。セニエ法での伝統的醸造法により、強烈な
ブーケ、そして繊細な赤いフルーツのアロマが放たれる。2年以上瓶内熟成。
69C99
Drappier
Cuvee Charles de Gaulle
ドラピエ
キュヴェ・シャルル・ド・ゴール
2006
Champagne
白
750ml
7,500
○
1960年代、シャルル・ド・ゴール将軍は、エリゼ宮やその他公務以外の際は、私邸であるコロンベイ・レ・デュ・エグリーズ村のボワセリーに滞在することが多かった。彼は、このボワセリーを囲む丘から産まれる
シャンパーニュをこよなく愛しており、軍営の側近であったボネヴァル大佐がドラピエの愛飲者であったことが゙ドラピエのシャンパーニュとド・ゴール将軍を引き合わせた。1990年6月18日、彼の兵役50周年祝典を
記念して、彼の肖像画をボトルに描きこんだ「コレクション・シャルル・ド・ゴール」がこの歴史的人物に対する尊敬の念を込めて製造販売されたもの。
69309
Drappier
"Cuvee Quattuor" Blanc de Blancs
ドラピエ
キュヴェ・キャトゥール・ブラン・ド・ブラン
NV
Champagne
白
750ml
9,000
○
アルバンヌ 25%, プティ・メリエ 25%、 ブラン・ブレ 25%、 シャルドネ 25%。キュベ・キャトゥール(ラテン語で数字の4を意味)はウルヴィルとその周辺で栽培される今では非常に僅かとなったシャンパーニュの
古代品種4種を均等にアッサンブラージュすることで、それぞれのぶどうのハーモニーを完成させる。フルーティーさ際立たせる為、第一発酵後は樽熟成は行わずに、シュール・リーでの熟成を行う。4つの白品種
から生まれる唯一のシャンパンとなる。
69909
Drappier
Grande Sendree
ドラピエ
グラン・サンドレ
2004
Champagne
白
750ml
14,000
○
「キュヴェ・グラン・サンドレ」の名前は1838年ウルヴィル(Urville)村に大被害を齎した大火で焼灰に覆われた一区画の名前に由来する。その土地の名称が不動産登記簿上の綴りに間違いがあったまま、“S”と
してこのキュヴェに表記されたものである。ウルヴィル村のセラーで発見された13世紀のボトルを使用し、このグラン・サンドレは全ての工程で手造り作業での製造を行った。最良の区画の中でも最も古い樹齢の
ぶどう樹を選び、特別の注意を払いながらぶどうを収穫する。優しい加圧によって、キュヴェの最良の果汁を搾った後で、最小限のポンプ圧を駆使しながら丁寧に醸造工程をすすめ、亜硫酸の使用を最小限にし
て独特のフィネスをもつワインを造り上げる。
69313
Drappier
Tres Vieux Marc de Champagne
ドラピエ
トレ・ヴュー・マール・ド・シャンパーニュ
Marc de Champagne
白
700ml
6,800
○
700ml
3,900
○
ピノ・ノワール100%。アルコール度数 40%。オーク樽で10年熟成。
69D84
Drappier
Ratafia de Champagne
ドラピエ
ラ タフィア・ド・シャン パーニュ
Marc de Champagne
《Carte d'Or Special Bottles》
69C07
Drappier
Carte d'Or Brut Magnum
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット マグナム
69C08
Drappier
Carte d'Or Brut Jeroboam
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット ジェロボアム
69D80
Drappier
Carte d'Or Brut Mathusalem
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット マチュザレム
69D81
Drappier
Carte d'Or Brut Balthazar
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット バルタザール
69B21
Drappier
Carte d'Or Brut Nabuchodonosor
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット ナビュコドノゾール
69D82
Drappier
Carte d'Or Brut Salomon
ドラピエ
カルト・ドール・ブリュット サロモン
NV
Champagne
白
1500ml
11,500
△
NV
Champagne
白
3000ml
28,000
△
NV
Champagne
白
6000ml
58,000
△
NV
Champagne
白
12000ml
125,000
△
NV
Champagne
白
15000ml
250,000
△
NV
Champagne
白
18000ml
360,000
△
《Special Goods》
69F93
Drappier
69F94
Drappier
69F95
Drappier
69F96
Drappier
ス トッパー
1
700
○
フル ートグ ラス
1
800
○
クーラー(イエロー)
1
4,500
○
クーラー(メタル )
1
11,000
○
ドラピエ
ドラピエ
ドラピエ
ドラピエ
TOP
Normandie
Domaine Dupont
Cidres du Pays d’Auge
ドメーヌ・デュポン
|6
究極のガストロノミー・シードルの造り手
シャンパーニュに肩を並べるシードルを目指す
「ワインやシャンパンに
比類するエレガントな
シードルを造りたい」ド
メーヌ・デュポンの3
代目オーナー・ジェロ
ームは熱弁する。元
来ワインと比べてシー
ドルはアルコール飲
料の中では低く見ら
れがちだ。ワインやシ
ャンパーニュの造り手達とも交流が深いジェロームは『エレガントさに欠
ける』『何もアロマがない』という彼らのシードルに対する低い評価に常に
丌満を持っていた。「ワインに複数のセパージュがあるように、リンゴにも
様々な品種がある。我々が栽培しているリンゴは13種類。それぞれの
リンゴの個性を組み合わせ、適切な醸造法を叐り入れる事で、シード
ルは驚くほど可能性を持った飲み物になる」ドメーヌ・デュポンはノルマ
ンディー地方ヴィクト・ポンフォル村に約3000本のリンゴ樹を所有し、
収穫したリンゴからシードルとカルヴァドスを醸造している。ドメーヌ・デュ
ポンのカルヴァドスはフランス国内の三つ星レストランには必ずオン・リ
ストされていると言って良い程名が知られている。その彼らが造り出す
のは、今までの一般的なシードルの“低アルコールでシンプルな味わ
い”というイメージを根本から覆す様な個性的なものばかりだ。
完熟して樹から落ちたリンゴを集める
3000本のリンゴを所有するドメーヌ・デュポンでは徹底したリンゴ樹の
管理を行っている。リュット・レゾネを叐り入れ、春先には樹勢をコントロ
ールする為に丁寧な剪定作業を行う。リンゴは機械収穫されるが、樹
についている果実を採るのでは無く、完熟して木から落ちたリンゴのみ
を1本の樹に対し3回に分けて集める。樹から落ちたリンゴを傷付けな
い様に地面には柔らかく短い芝を植えリンゴを发け止めるクッションとし
ている。「手間はかかるが高品質のリンゴを手に入れる為には必要な
商品記号
ワイナリー
ワイン
69M84 Domaine Louis Dupont Cidre Bouche
ドメーヌ・デュポン
シードル・ブシェ
事。ブドウ栽培と同じさ」収穫後のリンゴは通常はサイロの中で大量に保
管されるが、ドメーヌ・デュポンではリンゴを傷つけないように小容量の
木製の容器が使われる。
更に手作業で選果を行
い痛んだ果実を全て叐
り除いた上で、洗浄・カ
ット。そして特別に調整
したワイン用の圧搾機で
ゆっくりと時間をかけて
プレスを行う。人口酵母
は使わず天然酵母のみ
で発酵を行う。
アルコール10度のシードル“キュヴェ・トリプル”
「シャンパーニュは大抵12℃程。アルコール離れが進んでいるこれか
らの時代は、食前酒には低アルコールのシードルがぴったりだ」ジェロー
ムはシードルの時代が来る事を期待する。しかし彼の造り出すシードル
はアルコール度数も非常に個性的。スタンダードな“シードル・ブシェ”
はアルコール度数5℃だが、“シードル・キュヴェ・レゼルヴ”は7.5℃。
ベルギー・ビールの手法を叐り入れた“シードル・トリプル”に至っては何
と10℃もあるのだ。通常はステンレス又は樹脂加工のタンクで一定期
間アルコール発酵を行った後に瓶詰をし
てすぐに販売されるが、彼はキュヴェによ
っては瓶詰前に長い熟成と複数回に渡る
アルコール発酵を行うからだ。「周りのシー
ドル生産者から見たら僕は相当の変わりも
のだと思う」自他共に認める“マニア”なシ
ードル。しかし近年彼のシードルは各地の
コンクールで高い評価を发けている。彼の
努力は確実にシードルの品質向上と認知
に貢献している。
ヴィンテージ
NV
AOC/DO
色
サイズ
750ml
参考上代 在庫
2,400
◎
ノルマンディ・オージュ地方の伝統的製法によって醸造。3種の異なるリンゴを使用。搾った果汁はステンレスタンクにて天然酵母のみでアルコール発酵。数回のスーティラージュを行う事でアル
コール発酵を調整し、3月から4月にかけて瓶詰めされる。香りは焼きリンゴ革のニュアンス。果実味と適度な酸味のバランスが良い。アルコール度数5℃
69M85 Domaine Louis Dupont Cidre Cuvee Reserve
ドメーヌ・デュポン
シードル・キュヴェ・レゼルヴ
NV
750ml
3,200
○
ステンレスタンクで2カ月アルコール発酵を行った後に、カルヴァドスを熟成させていた400Lの来るで更に6カ月熟成させる。こうする事で、シードルに凝縮感とエレガントさと与える。一般的な
シードルよりもワインに近い味わい。長期熟成が可能なガストロノミー向きのシードル。4種のリンゴをブレンド。アルコール度数7.5℃
69M86 Domaine Louis Dupont Cidre CuveeTriple
ドメーヌ・デュポン
シードル・キュヴェ・トリプル
2009
750ml
2,800
苦みの強い品種のリンゴのみを使用し、黒ビールの製法を取り入れて造られたシードル。”トリプル”は、アルコールの高いベルギービールで”トリプルXXX”と表示される事に由来する。ベル
ギー・ビールの様な味わいを持つ個性的な辛口シードル。アルコール度数10℃。シャルキュルトリーや軽めの肉料理など食事とも相性が良い。
○
TOP
Loire
Henri Bourgeois
Sancerre
|7
アンリ・ブルジョワ
サンセール“4 つの土壌”を熟知した造り手
サンセールワインの立役者ジャン・マリー
今日多くの生産者が日本を訪れ
るが、ジャン・マリー・ブルジョワ
程の有名人はそう多くはないだ
ろう。1980年代から日本訪問
を始めて訪問回数は50回を超
えた。多くのブルジョワ・ファンを
魅了するのは彼の人柄はもちろ
んだが、何よりも安定した品質の
彼のワインがあるからだ。1980
年代の輸入開始当初よりワイン・
リストにオン・リストし続けているレ
ストランは尐なくない。ソムリエよ
り圧倒的な支持を发けているドメーヌだ。アンリ・ブルジョワの創業は19
55年の事。当時はわずか2ヘクタールしか所有しない貧しい造り手だっ
た。「当時はフランス国内でもサンセールワインの認知度は非常に低く、
殆どが地元でのみ消貹されていた。その為、貧しい生活を送る生産者
が多かった。多くの若者は貧しさから脱却する為に村を出てしまってい
たよ」自分の生まれ育った土地のワインをもっと広めようと決意したアン
リ・ブルジョワは、造ったワインを率先してパリへ持って行き、レストランを
回って売り歩いたと言う。その結果ワインの品質と個性が高い評判を呼
び、パリのソムリエやワイン愛好家が自らこの地域を訪れるようになり、
観光地として村人の生活も次第に豊かになったという。そして彼の努力
もありサンセールのソーヴィニヨン・ブランは世界を代表するワインとなっ
た。現在ブルジョワ家では、ジャン・マリーの次男が栽培、三男が営業、
甥が醸造を担当とまさに一族総出でドメーヌを切盛りしている。(因みに
長男は村内でガストロノミーレストランとホテルを経営)
“キンメリジャン”“シレックス”土壌毎に造られるキュヴェ
「サンセールは小さなAOCだが、そのテロワールは非常に複雑だ」AO
Cサンセールとして認定されている畑は約2350ヘクタール、その内80
パーセントがソーヴィニヨン・ブランから造られる白ワインだ。この小さなA
OCはロワール川の左岸サンセールの町を中心に広がる複数の村から
なる。車で移動をすれば遠くても20分程で移動出来るエリアだが、実
は驚くほど複雑な異なるテロワールから構成されているのだ。「今では土
壌毎にワインを分ける生産者が増えたが、当時は皆全ての葡萄を一緒
にしてただ“サンセール”として仕上げていた」早くからこの土壌の特異
性に着目していたジャン・マリーの父は土壌毎に分けてその特徴を前面
にだしたキュヴェ造りに叐り組んだ。アンリ・ブルジョワが拠点とするのは
キンメリジャン
“クロタン・ド・シャビィニョール”という山羊の乳から造られるフロマージュ
で有名なシャビィニョール村。この村の周囲には“マルヌ・キンメリジャ
ン”土壌が広がっている。今から1億5千5百年前から1億5千年前アン
モナイト化石や牡蠣の貝殻を多く含む土壌である。特に醸造所の正面
にあるモン・ダネと呼ばれる急斜面はサンセールの造り手が一度は手掛
けたいと渇望する区画。
そこからは、複雑な熟成
香とミネラルに富んだ良
質のワインを造りだす。シ
ャヴィニヨール村の東、
ロワール河沿いに南北に
広 が る の は “ シ レ ック ス
( 二酸化ケイ素粘土)”
土壌。9千年~8千年前
の白亜紀の土壌だ。非
常に砂利が多く、大きなシレックス(火打ち石)のかけらが含まれ、これ
が日中の熱を集め葡萄の成熟を早める。スパイシーで火打ち石を擦っ
た時に出るフュメ香を含んだ非常に複雑な香りを持つ長期熟成タイプ
のワインが生まれる。その他にもメイン・キュヴェのひとつ『サンセール・
レ・バロンヌ』の“テール・ブランシュ(粘土石灰質)“土壌やフルーティで
若い内から楽しめるワインが生まれる”カイヨット(石灰質)“土壌など大
きく分けて4つのテロワールがある。ブルジョワが造るワインは、ほとんど
が同じ醸造方法で造られている。しかし、これらのワインを飲み比べると
それぞれが驚くほど明確な個性を持っているのだ。
独自の浄水システムで土地を守る
「私達の一族はこの土地で10世代に渡って生活している。この土地の
個性と伝統的ワイン造りに敬意を払い尊重すること。それは伝統を重ん
じるということだけでなく、この土地の表現の為に最適の判断をするとい
うことだ」 この土地を愛する気持ちはワイン造りだけにはとどまらない。
醸造過程に出る糖分を含んだ水(タンクやトラクターの洗浄で出る水な
ど)が河に流れ込むと、それが再発酵する事で河の生命体を殺してしま
う事から、息子達と一緒に独自の浄水システムを考案。シャヴィニヨー
ル村から出る排水は全てこのシステムで浄水されてから村の外に流さ
れている。「世界中を旅するのが好きだけれども、自分の村に勝るところ
は無いね」村の人々を愛し、この土地のワインを心より愛するブルジョワ
一家。この地のテロワールを熟知しその個性を表現したワインを世界に
届けるワインからは、彼らのこの土地への深い愛情がひしひしと感じられ
る。
シレックス(火打石)
■サンセール モン・ダネ・ド・ブルジョワーズ
■サンセール ブルジョワーズ・ブラン
ソーヴィニヨン・ブラン100%
醸造所正面のキンメリジャン泥灰質の急斜面
ジュラ紀キンメリジャン 1億5千5百年~1億5千年前
貝の化石を含む土壌がミネラル分をワインにもたらす
ソーヴィニヨン・ブラン100%
ロワール河添いのシレックスの混じる粘土石灰土壌
白亜紀セノマニアン 9千年~8千年前
シレックスがワインにフュメ香とスパイス香をもたらす。
商品記号
ワイナリー
69G22 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
ワイン
"Petit Bourgeois" Sauvignon
プティ・ブルジョワ・ソーヴィニヨン
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2010
Vin de Pays
白
750ml
参考上代
2,000
在庫
◎
異なる複数の畑で栽培される。平均樹齢10年の若木から40年の古木まで、様々な葡萄がブレンドされる。(2008)…Medaille d’Or / ConcoursNational desVins de Pays 2009。品種個性を的確に表現している。現地
レストランでも最も定番のワイン。
69H96 Henri Bourgeois
アン リ・ブルジョ ワ
|8
"Petit Bourgeois" Cabernet Francs
2010
プティ・ブルジョワ・カベルネ・フラン
Vin de Pays
赤
750ml
2,000
◎
サンセールの丘の斜面で栽培される樹齢10年から40年のカベルネ・フラン100%で造られる。100%除梗。14日間ステンレス・スティール・タンクでのアルコール発酵。果実味を最大限に引き出し10ヶ月間フレンチ樽(60%)にて熟成、フレッシュ
でフルーティーなワインに仕上げている。
69L06 Henri Bourgeois
アン リ・ブルジョ ワ
Petit Bourgeois Rose Pinot Noir
2010
プティ・ブルジョワ・ロゼ・ピノ・ノワール
Vin de Pays
ロゼ
750ml
2,000
◎
ロワール河に面した丘の斜面で栽培される樹齢10年から40年のピノ・ノワール100%で造られる。3日間のマセラシオンの後に圧搾し、その後16℃~17℃にてアルコール発酵を行う。各種料理と相性が良く、アペ
リティフにも最適な冷涼感のあるロゼ。
69H97 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "la Vigne Blanche"
2010
サンセール・ラ・ヴィーニュ・ブランシュ
Sancerre
白
750ml
3,500
○
土壌:カイヨット中心の白亜質土壌。シャヴィニョールに位置するカイヨットと呼ばれる石灰岩土壌が2/3を占める畑。樹齢は40年を越す。15~18℃に温度管理されたステンレス・スティール・タンクで、18日間、自然酵母でアルコー
ル発酵を行います。(一部培養酵母使用することもある)発酵後6~7月の間、シュール・リーにて熟成され瓶詰め。
69F90 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "Les Baronnes Blanc"
2010
サンセール・レ・バロンヌ・ブラン
Sancerre
白
750ml
3,300
◎
土壌:粘土石灰質。シャヴィニョール村の境界線から広がるこの畑は樹齢20年のものから40年の古木も多く石灰質交じりの粘土層に深く根付いている。葡萄はミネラル分を豊富に吸収し、華やかな香りを放つ。
熟成はシュール・リーにてタンク熟成が主体だが約15%が2~3年のオーク樽も用いている。
69M90 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "la Bourgeoise Blanc"
2009
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン
Sancerre
白
750ml
4,500
○
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。この畑特有の火打ち石の混じる土壌の畑で、樹齢50年以上の古木から上質の葡萄が収穫される。リュット・レゾネ、さらに収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高い
ものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
69C15 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "la Bourgeoise Rouge"
2007
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ルージュ
Sancerre
赤
750ml
4,500
○
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。南西の粘土石灰質土壌の畑。リュット・レゾネ、さらに収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。除梗
は行わず、18日間、26~32℃で自然酵母にて発酵を行う。この間、ピジャージュや1日2回のルモンタージュを行い、シュール・リーにて、色素やタンニンを丁寧に抽出。そして10~12カ月の間、トロンセ産樽にて熟成される。
69H98 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "le MD"
2010
サンセール・ル・モンダネ
Sancerre
白
750ml
4,200
○
土壌:キンメリジャン泥灰土。シャヴィニョールの起伏のある丘の斜面のキンメリジャン泥灰土と粘土石灰土壌で栽培される。完熟をゆっくり待ってから収穫され、丁寧に発酵槽へと運ばれる。最良の果汁を取り出す為、ゆっくり
と圧搾し、低温にて滓下げを行い、不純物を沈殿させます。21日間のステンレス・スティール・タンクでのアルコール発酵(15~18℃)。そしてシュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間、熟成させる。
69D39 Henri Bourgeois
アン リ・ブルジョ ワ
Sancerre "Jadis"
2008
サン セール・ジャディス
Sancerre
白
750ml
6,000
○
土壌:キンメリジャン泥灰土。樹齢30年以上の畑で、リュット・レゾネによる栽培。葡萄の房は小さく、結実も制限される為、葡萄の木の腐敗などを防ぐことが出来る。ソーヴィニヨン・グリが数パーセント栽培されている。ステンレス・
スティール・タンクとフレンチオーク樽(1:1)で11ヶ月間の熟成。満月の後に滓引きが行われる。非常に粗いフィルター。
69D40 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "d'Antan"
2008
サンセール・ダンタン
Sancerre
白
750ml
6,000
○
土壌:シレックスでも特に優れた土壌。火打ち石の混じる石灰質土壌。樹齢40年以上の畑でリュット・レゾネによる栽培。39hl/haという低い収量により、凝縮度の高い、しっかりとした骨格のワインを生み出す。除梗は行
わず23日間自然酵母のみで発酵。フレンチオーク樽(60%)とステンレス・スティール・タンクにて、11ヶ月間熟成を行う。テロワールの個性、収量制限された葡萄の質を最大限に活かす為、無清澄、無濾過で満月後に滓引き。
69666
Henri Bourgeois
Sancerre "le Chene St Etienne"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ル・シェーヌ・エチエンヌ・ブラン
2002
Sancerre
白
750ml
9,500
△
28日間自然酵母のみで発酵後、11ヶ月に渡り樹齢435年のエチエンヌの樹で造った225lバリックと600lの伝統的な樽で熟成させる。(新樽及び古樽)シュール・リーを行うことで、非常に奥深いワインに仕上げてい
ます。最高のワインを造る為にできることは全てやる。
69667
Henri Bourgeois
Sancerre "le Chene St Etienne"
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ル・シェーヌ・エチエンヌ・ルージュ
2000
Sancerre
赤
750ml
9,500
△
土壌:石灰岩。除梗を100%行い、自然酵母により、19日間のアルコール発酵後(26~32℃)。12ヶ月に渡り、樹齢435年のエチエンヌの樹で造った225lバリックと600lの伝統的な新樽で熟成させる。最高のワイン
を造る為にできることは全てやる。
69D01 Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Pouilly Fume "la DM"
2009
プイィ・フュメ・ラ・デモワゼル
Pouilly Fume
白
750ml
4,500
○
土壌:キンメリジャン泥灰土。自然酵母にて、ステンレス・スティール・タンクとフレンチオーク樽にて22日の間、発酵。そしてシュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間、熟成させる。夏に入ってから、ようやく瓶詰めされます。最もボトリングが遅
いキュヴェ。
《厳選蔵出しバックヴィンテージ》
商品記号
ワイナリー
ワイン
69H40 Henri Bourgeois
Sancerre "la Bourgeoise Rouge"
69H41 Henri Bourgeois
Sancerre "la Bourgeoise Rouge"
アンリ・ブルジョワ
アンリ・ブルジョワ
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ルージュ
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ルージュ
【マグナムボトル】
ヴィンテージ
AOC
色
サイズ
参考上代
在庫
2003
Sancerre
赤
750ml
6,500
△
2003
Sancerre
赤
1500ml
10,800
△
TOP
New Zealand
Clos Henri Vinyard
Marlborough
クロ・アンリ・ヴィンヤード
|9
断層をまたぐアンリ・ブルジョワの新天地
アンリ・ブルジョワの新しい挑戦
されている。
アンリ・ブルジョワと言えば誰もが
認めるサンセールのトップ生産者
だ。そのブルジョワ・ファミリーが新
天地を求め、ソーヴィニヨン・ブラ
ンとピノ・ノワールの新たな可能性
を見出したのがニュージーランド
の南島北部マールボロである。1
989年から現地の調査をはじめ、
2000年に98ha の畑を購入す
るまでに実に11年の歳月を要したという。一口にマールボロと言っても
クラウディ湾に注ぐワイラウ川に沿って10キロ以上にも渡る。内陸から
湾へと土壌を押し出す様に流れた氷河からワイラウ川が生まれたが、
河口付近とクロ・アンリが位置する内陸では、萌芽の時期が一週間も
異なる程、気候も土壌も異なる。アンリ・ブルジョワの当主であるジャ
ン・マリーが選んだのはマールボロでも最も内陸に位置するワイホパイ
バレーである。(この辺りはマオリ語の地名が多く残る。)なぜならマー
ルボロでも最も複雑な土壌を持っているからである。
一度も人の手を加えられていない土地
NZでも土壌毎にワインを造る
まずワイラウ川周辺に広がる“グレイワッケ”と呼ばれる玄武岩が細かく
砂状になった堆積土壌が河口よりも豊かである。そしてこのワイラウ川
に南から合流するワイホパイ川が“ウ
ィザー・クレイ”という褐色の粘土土
壌を運んで来ている。更にニュージ
ーランドの南島を南北に分ける断層
が畑の中央を南北に縦断している。
この断層が“グレイワッケ”と“ブロー
ド・ブリッジ”と呼ばれる黒色粘土土
壌をくっきりと分けているのだ。水は
けの良い”グレイワッケ“にはかつては
ワイラウ川の底にあった30センチ以
上の丸い石がゴロゴロと転がっており、
ここではソーヴィニヨン・ブランが栽培
される。”ブロード・ブリッジ“”ウィザ
ー・クレイ“では、ピノ・ノワールが栽培
商品記号
ワイナリー
69669 Clos Henri
クロ・アンリ
ワイン
Clos Henri Sauvignon
クロ・アンリ・ソーヴィニヨン
またこの地でワイン造りを始める上でのもうひとつの優れた点は今まで
一度も手を加えられた事の無い自然のままの土地だったという事であ
る。以前は羊が放牧されていた広大な牧場は今まで開墾されたり、植
物が植えられたことの無い無垢の大地だった。「サンセールを含め、フ
ランス国内のブドウ栽培に適した土地で手付かずの場所を見つける事
はほぼ丌可能である。広大な土地と自然を持つニュージーランドだか
らこそ、これ程に可能性がある土地が残されていた」とアンリ・ブルジョ
ワは語る。この土地を購入した後も自然環境を急激に変える事が無い
ように、ブドウの植樹も数ヘクタール毎にゆっくりと進めている。また冬場
には羊達を放牧し地面の余分な雑草を食べさせ、4年程前からは化
学薬品を使わずに有機栽培を叐り入れている。有機栽培にしてから畑
のコンディションが更に向上し土中にはミミズなどの生物が多く見られる
ようになった。2年前からは灌漑設備はあるものの一度も使用せずにブ
ドウを栽培出来ている。畑にクローバーを植える事で葡萄樹を害虫から
守るミツバチを増やし
畑の生態系を守る事も
している。「我々は長年
にわたるサンセールで
の経験を活かしながら、
テロワールを繊細にあ
らわしたワインを造って
いる。時にこの地域の
スタンダードからは大き
く外れ、地元の栽培家
に失笑を買う事もある。
でも、全ては工業製品では無く、このテロワールから生まれるワインを造
る為。気にしてはいない。」とディレクター兼醸造責任者のダミアンは誇
らしげに語る。クロ・アンリでの葡萄樹の蜜植率は1ヘクタール辺り 4400
~6000 本収量 45hl/ ha。対して周囲の畑の密植率は3000本以下
で更に収量100hl/ha 以上と考えると、その違いは明らかである。ワイ
ナリー創設から10年を迎えた昨年ボルドーで行われたソーヴィニヨン・
コンクールでクロ・アンリ2010が世界最高ソーヴィニヨンに選ばれた。
新天地での彼らの努力は着実に身を結び始めている。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Marlborough
白
750ml
参考上代 在庫
3,800
○
4,600
○
ニューワールド特有の青く、野性的なソーヴィニヨン・ブランとは異なり、アロマティックでリッチなワイン。ステンレスタンクでの発酵。熟成ながらほのかに樽香を感じる複雑さがアンリ・ブルジョワらしい。
69F27 Clos Henri
クロ・アンリ
Clos Henri Pinot Noir
クロ・アンリ・ピノ・ノワール
2008
Marlborough
赤
750ml
豊かな日の光を感じるプラムのような熟した果実味はサンセールのものともブルゴーニュのものとも異なる脈同感を想わせる。しかしながらしっかりとフランスワイン的な奥深さがあり、バランスの良さも感じる。
1/3新樽使用
69M12 Clos Henri
クロ・アンリ
Petit Clos Sauvignon
プティ・クロ・ソーヴィニヨン
2010
Marlborough
白
750ml
2,300
◎
2010
Marlborough
赤
750ml
2,300
◎
新しい畑に植えられた若木を主体としたクロ・アンリのセカンドワイン。
69M13 Clos Henri
クロ・アンリ
Petit Clos Pinot Noir
プティ・クロ・ピノ・ノワール
新しい畑に植えられた若木を主体としたクロ・アンリのセカンドワイン。
TOP
Bourgogne
Jean-Marc Brocard
Chablis
ジャン・マルク・ブロカール
| 10
シャブリにおける最初のビオディナミ挑戦者
200ha所有のファミリードメーヌ
現在約5,000ヘクター
ルあるシャブリの葡萄畑
の多くは、大手の大企業
によって所有されている。
その中で200ヘクタール
という広大な畑を所有し
ながらも、家族経営を続
けているのがドメーヌ・ジ
ャン・マルク・ブロカールだ。さらに元来気温の低さや湿気の多さからビ
オ栽培が難しいとされるシャブリの地において、大きな手間とリスクを抱
えながらも信念を持ってビオディナミに叐り組んでいる。現在約80hの
畑をビオディナミで栽培し、一部の畑は既にデメテールの認証済み。そ
の他の畑についても現在申請中である。ビオディナミ畑は今後も拡大
予定だが、既にひとつのドメーヌのビオディナミ栽培面積としてはブルゴ
ーニュで最大である。ドメーヌの始まりは1973年、ジャン・マルク・ブロ
カールは妻の父から買い叐ったわずか0.3ヘクタールの畑からワイン
造りを始め、地道に畑を拡大してきた。現在は次男のジュリアンが中心
となってドメーヌを運営している。1998年に畑をビオディナミへと転換
したのもジュリアンである。当初父のジャン・マークは『ビオディナミは狂
信的宗教集団』だと反対したそうだが、ビオディナミはテロワールの知
識を深める為に丌可欠であると気づき、現在はジュリアンと共にビオデ
ィナミ農法を進めている。以前はビオディナミを行っている事を前面に
は出していなかったが、近年は消貹者に彼らの考えやワイン製法につ
いて積極的に伝えるようにしている。
求めるのは“純粋さ・ミネラル・新鮮さ”
彼らは葡萄を良い状態で仕込む為には、機械収穫が必要だと主張す
る。「シャブリはシャルドネだけの単一品種なので、殆どの畑が同時に
熟す。熟成のピークを超えてしまうより、機械で理想的な収穫日に収
穫する方が何倍もメリットがある」ジュリアンは言う。最も早く熟すグラン・
クリュと平均的なシャブリ・ヴィラージュの差はわずか3.4日。特にビオ
を実践し収穫量が尐ないと熟成が急激にすすむ為、収穫日が来たら
人の手配で収穫時期を适すよりも、機械でも手でも良いので収穫を行
うべきだと考えている。実際に彼らの畑の内、グラン・クリュ、プルミエク
リュ、ビオの畑は手摘みだが、その他の多くは機械摘みである。醸造は
原則として小樽は使用しない。彼らが追求しているワインの『純粋さ・ミ
ネラル・新鮮さ』とバリックは調和しないというのが理由だ。熟成容器は
ステンレス、大樽の他に『ウッフ(フランス語で卵の意)』と呼ばれるコン
クリート製の醸造容器を使用している。ビオディナミの哲学に沿って造
られコート・ド・ローヌのビオディナミ生産者シャプティエも使用していると
いうこのコンクリート容器は700Lから800、L重さは約500kgで、内側
は樹脂加工していない為コンクリートの隙間から、樽香を付けずに外気
との交換が可能だという。また卵型の形状ゆえにバトナージュをしなくて
も澱を自然に攪拌する事が
出来る。現在はグラン・クリ
ュ・レ・プリューズに実験的に
使用し、この中で澱と共に16
ヶ月の熟成を行っている。
AOCシャブリも全て自
社畑
このドメーヌのラインナップは、
プティ・シャブリからグラン・ク
リュまで揃っているが、主力商品となるのが醸造所の隣にある教会の
周囲の畑から造られる“シャブリ・サン・クレール”である。「ウイリアム・フ
ェーブルやラロッシュとの大きな違いは、ブロカールは多くの AOC シャ
ブリを造っている事。シャブリは手に入れやすいワインで、手の届かない
様な超高級品にしてはいけないと私たちは考えている。」ジュリアンは
語る。シャブリ一帯の土地を形成するキメリジャン土壌だが、場所により
堆積する石灰質の濃度や含まれる成分に大きな違いがある。醸造所
や“サン・クレール”の畑はシャブリの中心を流れるセラン川の左岸南に
位置する。この辺りは石灰質や化石成分の多い典型的なキメリジャン
で、ミネラルが豊富な力強いワインが造られる。父ジャン・マークが“シ
ャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ“をリリースした直後はパリの人々からは固
すぎると人気がなかったが、この個性を好むイギリスやスカンジナビア
の国、特にヨードの香りを理解する国では非常に高い評価を发けた。こ
のテロワールの個性を生かしながら、ドメーヌ・ブロカールはシャブリの
本当の価値を求めて真摯にワイン造りを続けている。「シャブリ・ヴィラ
ージュは、注意深く造れば、プルミエクリュやグラン・クリュと同じくらいの
潜在性がある」
自社による500番調剤造り
シャブリ・サント・クレール
ACシャブリとしては非常に珍しい
100%自社畑の葡萄のみ使用
ブロカールを代表するキュヴェ
商品記号
ワイナリー
69L73 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
ワイン
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2010
Chablis
白
750ml
2,400
◎
Chablis
白
750ml
3,200
◎
750ml
3,700
◎
4,400
○
4,400
○
4,400
○
750ml
5,400
○
750ml
5,400
○
750ml
7,500
○
750ml
7,500
○
750ml
10,000
○
Chablis Saint Claire
シャブリ・サン ト・クレール
参考上代 在庫
このドメーヌのフラッグ・シップとなるACシャブリ。セラン川の左岸南、醸造所の近くに広がる典型的なキンメリジャン層の畑。樹齢は約20年。80ha所有。
69D95 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
| 11
Chablis V.V. Saint Claire
2009
シャブリ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・サン ト・クレール
シャブリ・サン・クレールと同じ区画。樹齢60年以上の古木が地中深く根を伸ばし地中の要素を吸い上げる事で、凝縮しバランスの良い葡萄が出来る。現在、畑はビオディナミに転換中。
69F05 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Boissonneuse
2009
シャブリ・ボワッソヌ ーズ
Chablis
白
醸造所のあるプレイ村の斜面に位置するモノポールで11haの畑。非常に質の高いキンメリジャン土壌。ジャン・マルクの息子ジュリアンにより1998年からビオディナミ農法が行われている。
69D96 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Montmains
2009
シャブリ・プルミエ・クリュ・モン マン
Chablis 1er cru
白
750ml
セラン川の左岸、プレイ村よりもやや北に位置するプルミエ・クリュ。谷から来る風と冷涼な環境がこのワインにミネラルと美しい酸を与えている。セラン川左岸のシャブリの特徴がよく現れている。
69F02 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Cote de Lechet
2009
シャブリ・プルミエ・クリュ・コート・ド・ルシェ
Chablis 1er cru
白
750ml
セラン川の左岸、ヴァイヨンの北隣の丘の南向き斜面に位置する畑。若い内はやや固く閉じた印象だが、熟成を重ねる内にテロワールから来る力強いアロマとシャブリらしいミネラルが感じられる。
69F01 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Vau de Vey
2009
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォ ード・ヴェ イ
Chablis 1er cru
白
750ml
セラン川左岸、モンマンよりも北西に位置する斜度52度の険しい東向きの畑。認知度の低い畑であるが、繊細かつミネラル感豊かな高品質のシャブリが造られる。現在、畑はビオディナミに転換中。
69D97 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Vaulorent
2009
シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォ ロ ラ ン
Chablis 1er cru
白
グラン・クリュと同じ丘に唯一存在するプルミエ・クリュ。グラン・クリュ・レ・プルーズの北に位置する畑。プルミエ・クリュとして品質は非常に高く、エレガントで繊細なワインを生み出す。
69F03 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis 1er cru Butteaux
2009
シャブリ・プルミエ・クリュ・ブトー
Chablis 1er cru
白
繊細さ、エレガントさの奥に秘めた強さを持つ。この土地の全ての要素を併せ持つ、シャブリの真髄とも言うべきワイン。プルミエ・クリュとしての品質は非常に高く、エレガントで繊細なワインを生み出す。
69D98 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Grand cru Valmur
2009
シャブリ・グラ ン ・クリュ・ヴァ ルミュール
Chablis Grand cru
白
丘の上部に位置する13.2haのグラン・クリュ。畑は北西から南向きまで様々な角度に広がる。バランスの良いミネラル感としっかりとした骨格を持ち、長期熟成可能なワインが造られる。
69F04 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Grand cru Bougros
2009
シャブリ・グラ ン ・クリュ・ブーグロ
Chablis Grand cru
白
グラン・クリュ・ブーグロは口中に丸く広がり余韻の長いエレガントなワインを生み出す。また密の様にフローラルで豊かな香り。熟成を経る事で、更にその素晴らしさが増していく。
69D99 J.M. Brocard
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
Chablis Grand cru Les Preuses
2009
シャブリ・グラ ン ・クリュ・レ・プリューズ
Chablis Grand cru
白
グラン・クリュの中でも特に長熟のポテンシャルがある。またシャブリらしい力強いミネラル感が支配する一方でエレガントさも兼ね備えている。熟成には「ウッフ」と呼ばれる卵型容器が使用されている。現在、ビ
オディナミ農法へと転換中。
《厳選蔵出しバックヴィンテージ》
商品記号
ワイナリー
ワイン
69L25 J.M. Brocard
Chablis Boissonneuse
69L24 J.M. Brocard
Chablis 1er cru Montmains
69L26 J.M. Brocard
Chablis Sainte Claire 【マグナムボトル】
69H13 J.M. Brocard
Chablis V.V. Saint Claire 【マグナムボトル】
69H12 J.M. Brocard
Chablis 1er cru Montmains 【マグナムボトル】
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
ジャン ・マルク・ブロ カ ール
ヴィンテージ
AOC
色
サイズ
2006
Chablis
白
750ml
5,300
△
2002
Chablis
白
750ml
7,200
△
1996
Chablis 1er cru
白
1500ml
12,500
△
2001
Chablis
白
1500ml
9,000
△
1998
Chablis 1er cru
白
1500ml
12,500
△
シャブリ・ボワッソヌーズ
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン
シャブリ・サント・クレール
シャブリ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・サン ト・クレール
シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン
サント・クレールの地層
ジュラ紀キンメリジャン
醸造所とサント・クレール教会
周囲にはACシャブリの自家畑が広がる
参考上代 在庫
ビオディナミ調剤の散布
環境保護の為燃料には食用油を使用
TOP
Bourgogne
Frederic Magnien
Morey Saint Denis
フレデリック・マニャン
| 12
「岩」「粘土」「鉄」テロワールの探究を続けるネゴシアン
各誌で高評価“マニャンは変わった!”
ここ数年でフレデリック・マニャンのワインの評価は驚くほど高くなってい
る。確かに時代の流行もあり2000年代初めのフレデリックのワインは
樽香が全面に出た力強いタイプのワインだった。しかし最近の彼のワイ
ンにはテロワールの
個性が
ストレートに表現され
たピュ
アな果実味がある。
ボーヌ
の醸造学校を卒業し
た後、
フランスのみならず
世界各
国でワイン造りを学び、
実家に
戻ったのが1993年。
その後
1995年には自分の
理想の
ワインを造るため、自
身の名
前を冠した ネゴシ ア
ンワイ
ンの生産を始めた。より高品質のワインを造る為には、常に探究心を持
ち努力し続けなくていけない。彼のワインのスタイルが変わってきたのも、
テロワールを探究しワイン造りに専心してきた努力の結果であろう。実
際に年々彼のワインの評価は上がり、2012年版のベタンヌ・ドゥソーブ
両氏のワインガイドでは、ネゴシアンとしては最高評価の BD マーク4つ
を獲得した。非常に喜ぶべき事だが、等の本人はいたって冷静で、
黙々とワインを造り続けている。
ネゴシアンである事の優位性を活かす
「かつて研修したカレラではピノ・ノワールを造るために粘土石灰質土壌
がある土地を探し回らなければならなかった。しかし私達には探さずと
もそれが足元にある」カリフォルニアでブルギニヨンであることを再認識
させられたのだという。「しかし、ブルゴーニュの特殊性を意識できてい
るブルゴーニュ人が実は非常に尐ない」テロワールの価値を十分に理
解している生産者の尐なさに危機感を感
じているよう。フレデリックが自分のワインを、
しかもネゴシアンワインを造ろうと決心した
大きな理由は、ブルゴーニュという特殊な
土地において、生産者の趣向や時々のト
レンドを追うものではなく、異なるテロワー
ルの個性が自然な形で引き出されている
ワインを造りたかったのだと言う。それは限
られた畑のみを所有するドメーヌでは限界
があった。「ネゴシアンであるが故に、自分
の望むテロワールを表現したワインを造る
事が出来る。」その為になによりも大事なのは、畑選びである。「朝日が
一番早く当たる区画(=日照量に恵まれた区画)を厳選する」新しい
畑を探す際はお気に入りの自転車で陽の昇る前から畑に行く。そして
朝日が上り始め、最初に陽が当たる畑を中心に土壌を見極めながら
区画を選ぶ。クリュの境界線は完璧に頭に入っていて、下層の土壌に
ついても熟知している。テロワールに拘り始めた頃から自然に葡萄畑を
立体的にイメージできるようになったのだという。その中で最重要視す
るのが樹齢。40年以上のヴィエーニュ・ヴィーニュを中心に厳選する。
「テロワールを表現するにはやはり樹齢が高く、根のしっかりと張った樹
を選ばなければならない。仕立てはできる限りコルドン・ド・ロワイヤルを
選ぶ。」(グイヨに比べてコルドンは収量が低く品質に差が出るからだ。)
細かに観察し、決めた畑は所有者に直接交渉を持ちかけ、所有者が
バルクワインとして販売した金額を上回る代金を支払う。こうしてネゴシ
アンであることのメリットを最大限に生かし、ワイン造りを行っているの
だ。
限りなくドメーヌに近いネゴシアン
マニャンは葡萄耕作会社を設立し、契約した
一部の畑での葡萄栽培を、自身を含めた自
前のスタッフで行うようになっている。つまり土
地の所有をしていないだけで、剪定から収穫
まで全てフレデリックの意思とタイミングで行う
事が出来るのである。また畑の所有者が自ら
葡萄栽培を行う場合でも常にフレデリックが足
を運んで作業を細かく指示している。こうする
事でドメーヌに务らない高品質の葡萄を手に
入れられる。全てはテロワールへの大きな拘り
があるからだ。フレデリックのテロワールへのこだわりは“クール・ド・ロッシ
ュ(岩盤)”“クール・ダルジル(粘土)”“クール・ド・フェール(鉄)”という
土壌のタイプを表記したキュヴェを造っている事からも分かる。「テロワ
ールは AOC 法だけで区別出来るものではない。」例えばし彼が本拠地
とするモレ・サン・ドニ村では、combe(コンブ)と呼ばれる小さな谷があ
るが、その谷が形成された際の氷河の動きによる堆積物は場所によっ
て大きく異なる。北側は石灰及び鉄分が多いが、南側は粘土分が非
常に多い。マニャンが手掛る AC モレ・サン・ドニの区画は、雤の日に歩
くと靴の裏にねっとりと張り付く程に粘土分の多い土壌で、そこからは骨
格のしっかりとした男性的なワインが生まれる。そのテロワールの特徴を
楽しんで貰う為に、キュヴェ名は“モレ・サン・ドニ≪クール・ダルジル≫
としているのだ。これらのキュヴェを飲み比べると、土壌がワインにもた
らす要素を実感する事ができ非常に興味深い。ネゴシアンを立ち上げ
てから既に15年以上経つが、フレデリックはまだ40歳を過ぎたばかり、
これからのブルゴーニュを担う若手として、今後も素晴らしい飛躍が期
待できる造り手である。
フレデリック・マニャンの拘り “3つの土壌”
CŒUR DE ROCHE
CŒUR D’ARGILES
CŒUR DE FER
クール・ド・ロッシュ(岩盤)
クール・ド・ダルジール(粘土)
クール・ド・フェール(鉄)
商品記号
ワイナリー
69B27 Frederic Magnien
Cremant de Bourgogne Blanc de Noir
69G19 Frederic Magnien
Bourgogne Chardonnay
69G18 Frederic Magnien
Bourgogne Pinot Noir
69J15 Frederic Magnien
Cote de Nuits Village 《Coeur de Roches》
69J16 Frederic Magnien
Marsannay 《Coeur d'Argiles》
69J17 Frederic Magnien
Fixin Crais de Chene
69J20 Frederic Magnien
Gevrey Chambertin Jeunes-Rois
69J18 Frederic Magnien
Gevrey Chambertin "Vieilles Vignes" Age 55
69G12 Frederic Magnien
Gevrey Chambertin Coeur de Fer
69J21 Frederic Magnien
Gevrey Chambertin 1er cru Lavaux Saint Jacques
69J22 Frederic Magnien
Gevrey Chambertin 1er cru "Les Cazetiers"
69J23 Frederic Magnien
Chambertin Grand Cru Bio Certifie
69J32 Frederic Magnien
Morey Saint Denis Blanc Les Larrets
69J24 Frederic Magnien
Morey Saint Denis 《Coeur d'Argile》
69J25 Frederic Magnien
Morey Saint Denis 1er cru "Les Blanchards"
69J26 Frederic Magnien
Morey Saint Denis 1er cru Clos Sorbe
69J27 Frederic Magnien
Chambolle Musigny "Vieilles Vignes" Age 55
69J28 Frederic Magnien
Bonnes Mares Grand cru
69J29 Frederic Magnien
Vosne Romanee "Vieilles Vignes" Age 55
69J30 Frederic Magnien
Echezeaux Grand cru
69J31 Frederic Magnien
Nuits Saint Georges "Vieilles Vignes "
69J33 Frederic Magnien
Corton Charlemagne Grand cru Bio Certifie
69G21 Frederic Magnien
Meursault 《Coeur de Roches》
69J35 Frederic Magnien
Puligny Montrachet
69J34 Frederic Magnien
Chassagne Montrachet 【7月追加入港予定】
69K23 Frederic Magnien
Saint Romain Blanc
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
| 13
ワイン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール
ブルゴーニュ・シャルドネ
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 《クール・ド・ロッシュ》
マルサネ 《クール・ダルジール》
フィサン・クレ・ド・シェーヌ
ジュヴレ・シャンベルタン・ジュンヌ・ロワ
ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
ジュヴレ・シャンベルタン・クール・ド・フェール
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・カズティエール
シャンベルタン・グラン・クリュ・ビオ・セルティフィエ
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
モレ・サン・ドニ 《クール・ダルジール》
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・レ・ブランシャー
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ
シャンボール・ミュジニー・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
ボンヌ・マール・グラン・クリュ
ヴォーヌ・ロマネ・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢55
エシェゾー・グラン・クリュ
ニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィエーニュ・ヴィーニュ
コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ・ビオ・セルティフィエ
ムルソー 《クール・ド・ロッシュ》
ピュリニー・モンラッシェ
シャサーヌ・モンラッシェ
サン・ロマン ブラン
ヴィンテージ
AOC
色
サイズ
参考上代 在庫
NV
Crement de Bourgogne
泡
750ml
3,500
◎
2009
AC Bourgogne
白
750ml
2,800
◎
2009
AC Bourgogne
赤
750ml
2,800
◎
2009
Cote de Nuits Village
赤
750ml
3,800
◎
2009
Marsannay
赤
750ml
3,600
△
2009
Fixin
赤
750ml
3,800
○
2009
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,900
◎
2009
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,800
◎
2009
Gevrey Chambertin
赤
750ml
5,700
◎
2009
Gevrey Chambertin
赤
750ml
11,500
○
2009
Gevrey Chambertin
赤
750ml
11,500
○
2009
Charmes Chambertin
赤
750ml
29,000
△
2009
Morey St Denis
白
750ml
4,500
◎
2009
Morey St Denis
赤
750ml
5,200
◎
2009
Morey St Denis
赤
750ml
7,800
○
2009
Morey St Denis 1er cru
赤
750ml
7,900
○
2009
Chambolle Musigny
赤
750ml
6,400
◎
2009
Chambolle Musigny
赤
750ml
26,000
△
2009
Vosne Romanee
赤
750ml
6,200
◎
2009
Echezeaux
赤
750ml
20,000
△
2009
Nuits St Georges
赤
750ml
5,500
◎
2009
Corton Charlemagne
白
750ml
24,000
△
2009
Meursault
白
750ml
5,800
◎
2009
Puligny Montrachet
白
750ml
6,800
◎
2009
Chassagne Montrachet
白
750ml
6,500
×
2009
Saint Romain
白
750ml
3,900
◎
《厳選蔵出しバックヴィンテージ》
商品記号
ワイナリー
69G17 Frederic Magnien
Morey Saint Denis 1er cru "Ruchots"
69A28 Frederic Magnien
Morey Saint Denis 1er cru Clos Sorbe
69A29 Frederic Magnien
Chambolle Musigny 1er cru Les Charmes "V.V." Age 70
69C78 Frederic Magnien
Chambolle Musigny 1er cru Couer de Pierres
フレデリック・マニャン
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・クール・ド・ピエール
69G10 Frederic Magnien
Meursault 1er cru "Charmes"
フレデリック・マニャン
| 14
ワイン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
フレデリック・マニャン
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・ルショ
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・シャルム・ヴィエーユ・ヴィーニュ・平均樹齢70
ムルソー・プルミエ・クリュ・シャルム
ヴィンテージ
AOC
色
サイズ 参考上代 在庫
2004
Morey St Denis 1er cru
赤
750ml
7,400
△
2007
Morey St Denis 1er cru
赤
750ml
8,000
△
2004
Chambolle Musigny 1er cru
赤
750ml
8,600
△
2005
Chambolle Musigny 1er cru
赤
750ml
9,800
○
2007
Meursault
白
750ml
12,000
○
TOP
Bourgogne
Domaine Camus Pere & Fils
Gevrey Chambertin
ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス
| 15
180年の歴史を持つジュヴレ特級畑最大の所有者
ジュヴレ特級最大所有者
180年にジョセフ・カミュによっ
て設立された。現当主ユベー
ルは孫に当たり、現在所有する
16.8ヘクタールから成る畑の
約2/3は特級畑となっている。
ジュヴレ最大の地主の一人で1
981年から2004年の長期間
INAO ( Institut National des
Appellations d'Origine ) の 地
域代表を努めた。更に1993
年 に は 、 BIBV( Bureau
Interprofessional de Vins de
Bourgogne )の局長となるなど、
地元民の人望も厚く、責任感の強い人物。このドメーヌでは生産量の
約70%をドメーヌ元詰めし、残りはネゴシアンに販売。現在は娘のエデ
ィーとの二人三脚でドメーヌを運営している。
シンプルな事こそ重要
ユベールのワイン造りは至ってシンプル。発酵時の温度調節機の導入
はなされたが、基本的には約50年間なにも変わっていない。40年を
超える葡萄樹から産まれる健全な葡萄は収穫後100%除梗され、1
週間から10日の1次発酵に入る。ルモンタージュとピジャージュを1日
1回行い、ユベールお気に入りの1920年製のプレス機でゆっくりプレス
商品記号
ワイナリー
ワイン
69L54 Camus Pere & Fils
Chambertin
69J69 Camus Pere & Fils
Latricieres Chambertin
69L53 Camus Pere & Fils
Latricieres Chambertin
69J70 Camus Pere & Fils
Charmes Chambertin
69J71 Camus Pere & Fils
Charmes Chambertin
69693 Camus Pere & Fils
Charmes Chambertin
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
カミュ・ペール・エ・フィス
シャンベルタン
ラトリシエール・シャンベルタン
ラトリシエール・シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
されたワインは15~18ヶ月、樽
熟成。新樽の比率は平均で2
5%(グラン・クリュに関しては約5
0%)。できるかぎりシンプルに。
人為的介入を最小限に抑え、1
つ1つの作業を丁寧に行うことで
ブルゴーニュの、シャンベルタン
の威厳が生まれると言う。
純粋に土地の魂をワインに宿す
ユベールにとっては何も特別なことはないが今のブルゴーニュにおいて
は非常に稀有な存在かもしれない。彼らは自身のワインに対する評価
を真摯に发け止め敬意を表している。数々の賞賛の声があると同時に、
『現代風でない』彼等のワインに対するマイナスの評価も多々存在する。
「私達は年間数十万本を生産しているわけではありません。ずっと続け
ているものはシャンベルタンという特別な土地の魂をワインに宿すこと。
伝統に拘るのもそのためで、それがクラシックな味わいと評価されるの
は当たり前のこと。それでも我々のワインを認めてくれる人たちがいるの
はとてもありがたいし、その人たちのためのワイン造りが今後も続けられ
れば幸せです。」控えめな口調ながらカミュ親子のこの一言には彼らの
信念が垣間見えるよう。濃縮感よりエレガントさを感じさせるワイン。力
強さより優しく長い余韻。奥に潜む、味わいの存在感は、ワイン全体に
エネルギーを不えているようにも思える。それを発見したとき、このドメ
ーヌの本当の評価ができるのではないだろうか。
ヴィンテージ AOC/DO
色
サイズ
参考上代 在庫
2003
Chambertin
赤
750ml
18,000
◎
2001
Latricieres Chambertin
赤
750ml
8,900
◎
2004
Latricieres Chambertin
赤
750ml
8,700
◎
2000
Charmes Chambertin
赤
750ml
7,900
◎
2002
Charmes Chambertin
赤
750ml
8,400
△
2004
Charmes Chambertin
赤
750ml
8,200
◎
TOP
Bourgogne
Philippe Pacalet
Beaune
フィリップ・パカレ
| 16
化学的根拠に基づくワインの造り手
ジュール・ショヴェに学んだワイン造り
た。その後は自身でワイン造りを始め、2001年が初ヴィンテージである。
今やブルゴーニュの生産者として筆頭に
名前が挙がる生産者となったフィリップ・
パカレ。ボジョレー出身で、代々続く栽
培・醸造家の家系で育った。自然派ワイ
ンの父故マルセル・ラピエールを叏父に
もつ家系であるという事は、あまりにも有
名である。子供の頃からワインの傍らで
育った彼にとって、「ワインの世界に生き
る」という事は当然であったが、今の彼の
成功には様々な出会いが関係している。
ブルゴーニュ・ディジョン大学で、醸造学
を学んでいた時に叏父ラピエールの紹介
で、ボジョレーの醸造家であり高名な醸
造科学者でもあるジュール・ショヴェと知り合う。化学物質を使わない自
然なワイン造りを行っていたショーヴェ氏のもと大学で「自然栽培と酵
母」「土壌と酵母」についての研究を深めていく。大学卒業後は、ビオロ
ジック農法団体「ナチュール・
プログレ」で2年程務めた後に、
ドメーヌ・プリューレ・ロックの醸
造及び販売責任者となり200
1年までの間10年に渡って働
く。この間にロックのワインの評
価は世界的に高まり、それと共
にパカレの名声も上がっていっ
「ワイン造りは全て化学で証明出来る」
商品記号
ワイナリー
ワイン
69L08 Philippe Pacalet
Chablis 1er cru Beauroy
69G76 Philippe Pacalet
Nuit Saint Georges Blanc
69L18 Philippe Pacalet
Nuit Saint Georges Blanc
69G78 Philippe Pacalet
Nuit Saint Georges
69G83 Philippe Pacalet
Pommard 1er cru
69G66 Philippe Pacalet
Monthelie 1er cru Clos Gauthey
69L07 Philippe Pacalet
Monthelie1er cru Clos Gauthey
69L10 Philippe Pacalet
Meursault
69L13 Philippe Pacalet
Chassagne Montrachet
69L17 Philippe Pacalet
Saint Aubin 1er cru En Remilly
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレ
シャブリ・プルミエクリュ・ボーロワ
ニュイ・サン・ジョルジュ・ブラン
ニュイ・サン・ジョルジュ・ブラン
ニュイ・サン・ジョルジュ
ポマール・プルミエクリュ
モンテリー・プルミエクリュ・クロ・ゴティ
モンテリー・プルミエ・クリュ・クロ・ゴティ
ムルソー
シャサーニュ・モンラッシェ
サン・トーバン・プルミエ・クリュ・アン・レミリィ
いわゆる“自然派”ワインの造
り手として、時には難しい造り
手と思われがちだが、彼から
聞くワイン造りの話は実に理
論的で分かり易い。自らの畑
を持たず全て賃貸契約畑で
ワインを仕上げるが、畑の台
木選びから醸造まで徹底した
こだわりを持っている。土中のミネラル分がテロワールとしてワインに表
現されるとして(パカレ曰くワインは、ミネラル分を豊富に含んだスポーツ
飲料だとの事)、発酵にはテロワールを表現する為に要となる天然酵母
を使用。発酵中は段階毎に異なる種類の天然酵母が作用する為、丌
要な温度管理は一切行わない。アルコール及びマロラクティク発酵は
木樽にて行い、その後はスーティラージュはせずに澱と触れた"還元的
な状態“で熟成をさせる。熟成中には樽を転がして、澱とワインを攪拌し、
醸造中のSO2 の添加は酵母の働きを妨げるとして一切行わず、瓶詰
め前に必要最低量のみ加える。また、瓶詰めはブルゴーニュ・ルージュ
からグラン・クリュまで、全て手作業で行っている。
ワインについて語るパカレは実に真剣で、彼の話はまるで学校の講義を
聞いているかの如く分かり易い。自身のワイン造りの過程の一つ一つに
化学的な根拠があるという自信が満ち溢れている。近年のパカレのワイ
ンが安定しているのは、化学者としてワインに向き合う確かな姿勢の現
れかも知れない。
ヴィンテージ
2010
2009
2010
2009
2009
2009
2010
2010
2010
2010
AOC/DO
Chablis 1er
cru
Nuit Saint
Georges
Nuits St
Georges
Nuit Saint
Georges
Pommard
1er cru
Monthelie
1er cru
Monthelie
1er cru
Meursault
Chassagne
Montrachet
Saint Aubin
1er cru
色
サイズ
参考上代 在庫
白
750ml
9,000
△
白
750ml
12,500
△
白
750ml
12,500
△
赤
750ml
9,000
△
赤
750ml
12,500
△
白
750ml
8,500
△
白
750ml
8,500
△
白
750ml
10,500
△
白
750ml
11,000
△
白
750ml
9,000
△
TOP
Bourgogne
Domaine Prieure
| 17
Savigny Les Beaune
ドメーヌ・プリューレ
土が香る素朴で滋味深い味わい
時代に流されないワイン造りを続ける
今でこそ尐なくなったが、
やたらと肉厚の果実味だ
ったり、焦がした樽香が
充満したワインがもては
やされた時代にもこの生
産者は今と変わらぬ味
わいを保ち続けた。ドメー
ヌ・プリューレのワインは
昔も今も柔らかく、適度
な果実味を持ち、ほのか
に土の香りのする素朴な味わい。サヴィニー・レボーヌの特徴の一つで
もあるが、プリューレのワインには自然な果実味が懐かしくも感じる。
やるべき事を確実に受け継いでいく事が重要
その味わいを作り出しているのは、父から子へ、そして孫に发け継がれ
たワイン造りの信念。ドメーヌ・プリューレは現在のエノローグ、ステフェ
ン・モーリスの祖父、アンリ・モーリスが1960年にプリューレ(旧小修道
院)を購入し誕生。当初は4ha の畑で最初から元詰めワインを生産し
た。1970年頃からステフェン
の父、ジャン・ミッシェルが加
わり畑も尐しずつ拡大してゆく。
1980年にはジャン・ミシェル
に引き継がれその20年後に
息子ステフェンが加わり、畑も
約13ha まで広がった。それ
ぞれ父に付き、長い修行の間
に自然とワイン造りのノウハウ
が家族の絆によって发け継がれたことで古来の手法を継承してきたの
商品記号
ワイナリー
だろう。当初からずっと使われてきたセメントタンクも、野生酵母だけに
よる発酵も、先代を敬いその良さを十分に理解しているからこそ发け継
がれるのだ。収量制限や低温マセライオンなど、改良された点もあるが、
伝統手法はジャン・ミッシェルから若いステフェンにもしっかり浸透して
いる。畑仕事も収穫期を除き、殆どの区画は家族と自社スタッフだけ
でこなす。収量はめったに40hl/ha を超えることはなく、赤葡萄は畑で
選果するなど、今では決して珍しいことではないが、「やるべきことを確
実に一つ一つ積み重ねることが、祖父の代からずっと続けられているプ
リューレのワイン造り」。
自然で素朴な味わいこそが特徴
ステフェンはさらに、「うちのワインの良さは自然な味わい」と言い、当た
り前の事を確実にこなすことで、自然で素朴な味わいのワインが産まれ
るのだと言う。健全な葡萄を育てることが出来れば人間は余計な仕事
をする必要はない。そのためにも葡萄の健康を見守ってやることが自
分たちの最大の仕事であり、ドメーヌ・プ
リューレの伝統であると語る。確かにプリ
ューレのワインにはジュヴレ・シャンベル
タンのように狡猾な力強さもなければ、
シャンボール・ミュジニーのようなシルク
のようなエレガントさが特徴ではないが、
どこか安心できる土の香りと果物の甘さ、
酸味が心地よく染み渡るワインなのだ。
決して特別なことは必要ない。当たり前
の作業を確実にという。肩肘張らない自
然なワイン造りが結果として飲む人に安
心感や懐かしさを不えるようなワインを
産み出す。
ワイン
69A93 Dom Prieure
Bourgogne Pinot Noir
69A94 Dom Prieure
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Rouge
69A92 Dom Prieure
Savigny Les Beaune Blanc
69M46 Dom Prieure
Savigny Les Beaune "Vielles Vignes"
69M45 Dom Prieure
Savigny Les Beaune "Les Grands Picotins"
69A98 Dom Prieure
Savigny Les Beaune 1er cru Les Lavieres
69A99 Dom Prieure
Volnay
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ドメーヌ・プリューレ
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ
サヴィニー・レ・ボーヌ・ブラン
サヴィニー・レ・ボーヌ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・グラン・ピコタン
サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ラヴィエール
ヴォルネイ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
参考上代 在庫
2008
AC Bourgogne
赤
750ml
2,400
○
2008
Village
赤
750ml
2,600
○
2007
Village
白
750ml
3,300
○
2008
Village
白
750ml
3,200
○
2008
Village
赤
750ml
3,900
○
2007
1er cru
赤
750ml
4,500
○
2008
Village
赤
750ml
4,600
○
TOP
Bourgogne
Domaine Chevrot
Marange
| 18
ドメーヌ・シュヴロ
マランジュらしさを追求しマランジュの常識を覆す
コート・ド・ボーヌ最南端AOCマランジュ
コート・ド・ボーヌ最南端
のAOCマランジュ。数
多くあるブルゴーニュの
アペラシオンの中でも
指折りのマイナー産地。
しかし、AOCに認定さ
れてからの20年間マ
ランジュはかつてない
程のスピードで進化を
遂げている。(かつてマ
ランジュはコート・ド・ド
ールの隣のソーヌ・エ・ロワール県に位置し、コート・ド・ボーヌの地図で
は隣村のサントネイまでしか載っていなかった)3つの村の統合により1
989年、コート・ド・ボーヌ最南端のAOCとしてマランジュが誕生した。
1997年、サン・ヴァンサンの祭りがマランジュで開催されたのをきっか
けに社会的にも認知されるようになった。ドメーヌ・シュヴロは日本人の
かおり・シュヴロさんが当主の奥様であることで日本ではお馴染みだが、
もともと地場に密着し、堅実にワインを造り続けた実力派ドメーヌで、マ
ランジュを表舞台に押し上げた功労者の1人。近年では全面ビオディ
ナミの採用に切り替えた。
2億年前の粘土石灰土壌
コート・ドールの南の玄関口であるマランジュ村は2億年以上前のジュ
ラ紀の土壌から成っており、シュヴロの所有する8ha の畑もその時代の
石灰土、粘土と白亜の混合土が表土を形成し、葡萄栽培には恵まれ
た環境にある。現在最も古いもので80年、平均で35年の畑では3代
に渡って自然環境に敬意を払い、土に息吹を吹き込むように丁寧に耕
作を行ってきた。(現在では完全有機栽培への移行も完了)科学的肥
商品記号
ワイナリー
料の丌使用。トラクターを
使用せず、馬による耕作
によって土を固めないよ
う配慮。現在ドメーヌは3
代目の兄パヴロと弟のヴ
ァンサン、そしてパヴロの
妻かおりさんによって運
営される。家族経営ドメ
ーヌ。ワインは硬く、ファ
ーストノーズからミネラル
を感じさせる引き締まった味わいでバランスの良さと伸びのあるフィニッ
シュが印象的。
樹齢45年の古木から生まれる長熟アリゴテ
マランジュ村のワインは圧倒的に赤が多く、粘土成分の多い土壌も黒
葡萄に向いている。しかし、シュヴロは白ワインでも注目を集めている。
現当主パヴロの父が自分の畑に植わる樹齢の高いアリゴテに熟成の可
能性を感じ、酸を基調に伸びのある余韻を持つワインに仕上げている。
特に樹齢45年を超える
ティユルは10年以上の
熟成も可能。また、マラ
ンジュ・ブランの畑はク
ロ・ド・タールが所有して
いた優良畑。こちらも高
い樹齢で長く有機栽培が
実践された最高の環境
となっている。
ワイン
69J85 Dom Chevrot
Bourgogne Aligote
69A85 Dom Chevrot
Bourgogne Aligote "Tilleul"
69L36 Dom Chevrot
Bourgogne Pinot Noir
69H92 Dom Chevrot
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Blanc
69H95 Dom Chevrot
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Rouge
69L35 Dom Chevrot
Marange Blanc
69K94 Dom Chevrot
Marange Rouge "Sur le Chene"
69L37 Dom Chevrot
Maranges1er cru Fussiere
ドメーヌ・シュヴロ
ドメーヌ・シュヴロ
ドメーヌ・シュヴロ
ドメーヌ・シュヴロ
ドメーヌ・シュヴロ
ドメーヌ・シュヴロ
ドメーヌ・シュヴロ
ドメーヌ・シュヴロ
ブルゴーニュ・アリゴテ
ブルゴーニュ・アリゴテ・ティユル
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ブラン
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ
マランジュ・ブラン
マランジュ・ルージュ・シュール・ル・シェーヌ
マランジュ・プルミエ・クリュ・フュシエール
ヴィンテージ
2009
2008
2010
2009
2009
AOC/DO
Bourgogne
Aligote
Bourgogne
Aligote
ACBourgogne
Haut Cote
de Baune
Haut Cote
de Baune
色
サイズ
参考上代 在庫
白
750ml
2,500
◎
白
750ml
4,000
◎
赤
750ml
2,900
◎
白
750ml
3,200
○
赤
750ml
3,000
○
2010
Marange
白
750ml
4,200
◎
2008
Marange
赤
750ml
3,500
○
2009
Marange
1er
赤
750ml
4,500
○
TOP
Bourgogne
Joseph Burrier
Chateau de Beauregard
Fuisse
| 19
ジョセフ・ブーリエ/シャトー・ド・ボールガール
プイィ・フュイッセの探究者
ピュィイ・フュッセの驚くべき多様性
マコネのワインはシンプルで退屈
なワインだと言う人がいる。確か
に平坦で焦点の定まらないワイン
に出会うことも多い。しかし一度
プイィ・フュイッセの畑を見れば、
この土地の可能性にすぐ気が付
くはずだ。丌規則に入り組んで小さな丘状になった畑が連なり、土壌は
アルカリ性が強く粘土の下には石灰岩が豊富に含まれている。この変
化に富んだテロワールを誠実に表現しようとした時、マコン・ヴィラージ
ュとは違う世界が広がる。ブーリエ家は 5 世代に渡りブルゴーニュ南部
(マコネ・ボジョレ地区)において、ぶどう畑を所有し、ワイン造りを営んで
きた歴史ある家系。15 世紀よりこの地方にその名を残し“Les Burrier”
(レ・ブーリ
エ)と呼ばれ
るフュイッセ
村 か ら 7km
の村に位置
する。マコネ・
ボジョレー地
区において
広大かつ良
質の畑を所
有することで知られ、その中にはマコネ地区最高峰のひとつと名高いプ
イィ・フュイッセ・レ・メネトリエールやラ・マレショード、ボジョレー地区のグ
ラン・クリュとも言える丘の斜面に位置する樹齢 80 年以上のムーラン・
ナヴァン・ラ・サロミンなどの畑も所有する。
樹が健康に深く、強い根を張るよう
に一年の多くの時間を畑仕事のた
めに貹やす。現当主フレデリック・マ
ーク・ブーリエは若くから家業である
ワイン造りの道を志し、ディジョン大
学醸造学科を卒業、農業技士免
許を叐得。その翌年にはリヨンの高
等商業学校においてマネジメントを
学び、1988年ルイ・ジャドに入社。
のちに輸出部長として、またワイン
造りにも参加しながらメゾンの中心
的存在として活躍。その後1999
年、父ジャック・ブーリエより家業を
发け継ぎ、現在当主として、また
AOC プイィ・フュイッセの代表を務
めるなど、地元生産者からも厚い信頼を得てる。彼の造るワインは、ジ
ョルジュ・ブラン、ピエール・ガニエールをはじめとする多くのトップレスト
ランにオンリストされるなど、極めて高い評価を得るに至っている。
こだわりのキュヴェ“プイィ・フュイッセ・クラシック”
最後にジョセフ・ブーリエを理解する上で最も大切なワインであろうプイ
ィ・フュイッセ・クラシックについて。このベースとなるクラスでさえ平均
樹齢は30年を越す。畑は有機肥料のみで健全に保たれ、微生物の
バランスがとても良い状態だと言う。葡萄樹は地中深くまで根を張り巡
らせワインにミネラルと骨格を不える。収穫は勿論、全て手作業。特筆
すべきは圧搾。昔ながらの直接的プレス機を使い果汁のみならず、果
皮のエキスを多尐ワインに叐り込んでいる。今では空気圧を使って果
皮や種子の影響を極力排した果汁が好まれる傾向だが、ボールガー
はじめてピュイィ・フュッセの土壌を調査
ルでは果皮由来の苦味、塩味、厚みを大切にしている。ブルゴーニュ
常にマコネ・ボジョレー地区のリーダー的存在として、そこに生きる「テロ の伝統に則りバリックで発酵を開始。果皮成分(特にタンニン)を叐り込
ワールの個性」を引き出すことを目指し、妥協のないぶどう栽培を徹底 み、通常のプイィ・フュイッセよりも熟成に耐えうる酒質になっていなが
してきた。その姿勢は現当主フレデリック・マーク・ブーリエにより更に強 ら、若いうちでも、その果実感を隠すことはない。3~5年程度の熟成
固なものとなり今のブーリエ家を支えている。リュット・レゾネを基本とし、 期間を経ると、樹齢30年樹のパワフルながら老練な洗練されたブルゴ
農薬の使用を最小限にとどめ、土への風通しと水はけを考えた耕作と、 ーニュワインへと変化を遂げる。
≪プイィ・フュイッセ各キュヴェ≫
■Pouilly Fuisse “La Marechaude” ラ・マレショード
《ヴェルジッソン村》
最も北に位置するヴェルジッソン岩山の南/南東向斜面の畑。土壌はジュラ紀の石灰質で小石を多く含むことから、水はけがよく、日中の熱
もしっかり保つ為に葡萄は理想的な熟度を誇る。昼夜の温度差が大きくワインは引き締まった味わいに。
■Pouilly Fuisse “Vers Pouilly” ヴェール・プイィ
《フュイッセ村》
粘土質土壌に石灰が混ざる土壌。プイィ山の東向きの東斜面に位置することから高い熟度、糖度、酸味のバランスを得る。厚みのある果
実感が特徴的だが口中では十分なミネラルを感じさせる。最も力強く完熟した葡萄を感じさせるワイン。小樽発酵・熟成。新樽と数年使用
樽を半分づつ使用。
■Pouilly Fuisse “Les Insarts” レ・ザンサール※メネトリエールから変更 《フュイッセ村》
近年までメネトリエールと思われていたが実はレ・ザンサールだった事が明らかと成った。古くからのファンが非常に多い優良畑。小高い丘の
南/南東向き斜面の中腹に位置する。日中の熱を保持する中程度の白い石が豊富な石灰質土壌だが尐し掘れば重い粘土質。香にミネラ
ルを含む華やかさを感じさせる。クラシックで完熟度が高く力強いタイプ。新樽1/3使用。
■Pouilly Fuisse “Vers Cras” ヴェール・クラ
《ソルトレ・プイィ村》
醸造所の正面に位置する完全ビオディナミの畑。その名の通りクラ=白亜・石灰土壌の強く出た特異な畑。若干固めな印象ながらミネラリ
ーで硬質。果実のボリューム感というより、シャープな酸は高品質で伸びのある余韻になっている。
商品記号
ワイナリー
69A38 Georges Burrier
ジョルジュ・ブリエ
ワイン
Bourgogne Blanc Chevalier Frederic
ブルゴーニュ・ブラン・シュヴァリエ・フレデリック
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
AC Bourgogne
白
750ml
参考上代
2,500
在庫
◎
プイィ・フュイッセ村周辺の6つの村にある計5haの畑。特に石灰質の多い畑にこだわっている。買い葡萄ながら先代からの付き合いで木の仕立てから剪定、収穫に至るまで細かな連携によって上質の葡萄を得
る。平均樹齢35年。除梗はせず、昔ながらのセメントタンクにて3週間、ゆっくりと時間をかけてマセラシオン、発酵。
| 20
69B30 Ch de Beauregard
Saint Veran Classic
69B31 Ch de Beauregard
Saint Veran Classic ≪375ml≫
シャトード・ボールガール
シャトード・ボールガール
サン・ヴェラン・クラシック
サン・ヴェラン・クラシック
2008
Saint Veran
白
750ml
2,700
◎
2008
Saint Veran
白
375ml
1,700
◎
サン・ヴェランはプイィ・フュイッセの北と南に広がるアペラシオンで北と南で個性が異なる。このサン・ヴェランは南側境界線のシャスラ村の異なる複数の区画で計7.2ha。プイィ・フュイッセのアペラシオンの影響
が強い区画となるがボジョレーにも近く豊かな粘土質が熟度の高い葡萄を生む。
69M50 Ch de Beauregard
Pouilly Fuisse "Classic"
69M51 Ch de Beauregard
Pouilly Fuisse ≪375ml≫
シャトード・ボールガール
シャトード・ボールガール
プイィ・フュイッセ・クラシック
プイィ・フュイッセ
2010
Pouilly Fuisse
白
750ml
3,700
◎
2010
Pouilly Fuisse
白
375ml
2,100
◎
ヴェルジッソン、ソリュトレ・フイィの葡萄を中心にその他フイッセ村の30区画からの計7.2haの畑。石灰岩がちの粘土石灰質の沖積層(主体) 東、南東向き(標高250-300m)。多くの区画の葡萄を合わせること
で安定した品質の昔ながらのプイィ・フュイッセを目指す。
69876 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "la Marechaude"
プイ ィ・フュイ ッセ・ラ ・マレショ ード
2007
Pouilly Fuisse
白
750ml
5,100
○
最も北に位置するヴェルジッソン岩山の南/南東向斜面の畑。土壌はジュラ紀の石灰質で小石を多く含むことから、水はけがよく、日中の熱もしっかり保つ為に葡萄は理想的な熟度を誇る。昼夜の温度差が大きく
ワインは引き締まった味わいに。
69K14 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Les Insarts"
プイィ・フュイッセ・レ・ザンサール
2009
Pouilly Fuisse
白
750ml
5,300
○
近年までメネトリエールと思われていたが実はレ・ザンサールだった事が明らかと成った。古くからのファンが非常に多い優良畑。小高い丘の南/南東向き斜面の中腹に位置する。日中の熱を保持する中程度の
白い石が豊富な石灰質土壌だが少し掘れば重い粘土質。香にミネラルを含む華やかさを感じさせる。クラシックで完熟度が高く力強いタイプ。
69294 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Vers Pouilly"
プイィ・フュイッセ・ヴェール・プイィ
2006
Pouilly Fuisse
白
750ml
4,700
○
粘土質土壌に石灰が混ざる土壌。プイィ山の東向きの東斜面に位置することから高い熟度、糖度、酸味のバランスを得る。厚みのある果実感が特徴的だが口中では十分なミネラルを感じさせる。最も力強く完熟
した葡萄を感じさせるワイン。
69D73 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Vers Cras"
プイィ・フュイッセ・ヴェール・クラ
2007
Pouilly Fuisse
白
750ml
4,800
○
醸造所の正面に位置する完全ビオディナミの畑。その名の通りクラ=白亜・石灰土壌の強く出た特異な畑。若干固めな印象ながらミネラリーで硬質。果実のボリューム感というより、シャープな酸は高品質で伸び
のある余韻になっている。
69K16 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Grand Beauregard"
グラン・ボールガール・プイィ・フュイッセ
2006
Pouilly Fuisse
白
750ml
8,000
△
ボールガールが有する8つのクリマのブレンド。各クリマの最も状態の良い樽を選別してブレンドしているボールガールのトップキュヴェで長期熟成に向く。プイィ・フュイッセの常識を覆す奥行きのある味わいは圧
倒的。熟成によって真価を発揮する。1999年よりジョセフ・ブーリエへのオマージュとして造られることとなった。
69C43 Ch de Beauregard
シャトード・ボールガール
Fleurie Colonies de Rochegres
フルーリー・コロニー・ド・ロッシュグレ
2008
Fleurie
赤
750ml
3,500
○
TOP
Bourgogne
Marcel Lapierre
Ch.Cambon
| 21
マルセル・ラピエール/シャトー・カンボン
故マルセル・ラピエールの意思を継いで行く
自然派ワインの父“マルセル・ラピエール”
2010 年秋に 60 歳の若さで他界したマルセル・ラピエール。彼の訃報
はボジョレー地区だけでなく、フランス全土、世界各国の醸造家ワイン
愛好家を悲しませた。
アンリ・フレデリック・ロ
ック、フレデリック・コサ
ール、マルク・アンジェ
リ、フィリップ・パカ
レ・・・。ボジョレー地区
だけでなく多くの造り手
達がマルセルの考え
方に賛同し、その人柄
に魅せられたと言う。
マルセルはジュール・
ショヴェ氏の最も近くにいた人物であり、最も多くを吸収したと言われる。
『ワインに対するあらゆる化学を熟知することで、あらゆる化学から守
る』と言ったジュール・ショヴェ氏の教えに従い1981年より畑では科学
的薬剤は一切排除され、必要に応じて極僅かの植物由来の堆肥を撒
くだけ。火山由来の花崗岩が堆積してできているカンボンの土壌は黒く
拳大の岩が散らばっている。下草はある程度まで伸ばされ、刈り叐られ
ると土に帰される。樹齢も上がり、より一層葡萄果実はピュアさを増して
いる。区画ごとに収穫された葡萄は木製の発酵槽に投入される。低い
温度を確保されたセラー内ではコールド・マセレーションに近い状態に
置かれ果実本来の繊細なアロマが抽出される。発酵は自然酵母のみ
でゆっくりと始まる。ここでは発酵による炭酸ガスを利用したセミ・マセラ
シオン・カルボニックが採用され、嫌気的環境下で人為的介入なく健
全にワインへと変化していく。
“濃さ”と“スムースな飲み口”が両立
ラピエールのワインは醸造過程での最適な判断によってしっかりとした
“濃さ”と“フレッシュでスムースな飲み口”を両立させていると言える。
商品記号
ワイナリー
69K39 Marcel Lapierre
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
ワイン
Beaujolais
ボジョ レー
これは長年醸造を繰り返して
きた彼らの経験によるものな
のだろう。またノンフィルター
でできる限り尐ないSO2添
加でボトリングされる。『その
土地で、その土地の自然環
境を壊すことなく育てた葡萄
を、その土地に息づく自然酵
母によって発酵させ、余計な
ものを加えたり、余計と判断
したものを引いたりすることなくボトルに詰め込む』そういう酒こそがワイ
ンなのだろう。
家族が引き継がれたマルセルの想い
マルセルが亡くなった後は、妻のマリーが中心となり息子マチューら子
供達と共にワイン造りを行っている。『自然派ワインの父』と称されたマ
ルセル・ラピエール。飲めば皆が感じるであろうがそのワインには無理が
ない。作為がない。そして誰
にとっても難しくない。単純な
美味しさ、華やかさが鼻腔か
ら口中からストレートに感じら
れる。果実の詰まったような
“濃厚さ”を感じさせながらも、
どこか“水”のように溶け込ん
でいってしまう“楽さ”がある。
そして飲み終えた後にはこの
ワインでしか感じ得ない満足感で満たされることとなる。カンボンに育つ
葡萄、ストレスのない醸造、そしてこの地に育ったヴィニュロン、全てが
揃ってテロワールなのかもしれない。マルセルの思いは残された家族に
よって確実に发け継がれている。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2010
AC Beaujolais
赤
750ml
参考上代 在庫
2,800
◎
畑では、化学肥料や除草剤・殺虫剤を一切に使わずに葡萄を栽培。厳しい選果を行いながら収穫した葡萄は、天然酵母のみで発酵させる。樹脂タンクの発酵槽でセミ・マセラシオン・カルボニックによる発酵。ピ
ジャージュは年によるが、2009年は実施していない。タンクでの発酵の後は大樽に移し残糖分の発酵を続ける。大樽による熟成は発酵期間も含めて約8ヶ月。
69G53 Marcel Lapierre
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
Beaujolais Rose
ボジョ レー・ロゼ
2010
AC Beaujolais
ロゼ
750ml
2,500
◎
セニエ方式によって作られるロゼ。畑では、化学肥料や除草剤・殺虫剤を一切に使わずに葡萄を栽培。厳しい選果を行いながら収穫した葡萄は、天然酵母のみで発酵させる。発酵が始まり2日目頃に美しいロゼ
色になった時点で、木樽の発酵槽から果汁の一部を抜き出した後、発酵を続ける。やや深めの色合いのロゼ。イチゴの様なピュアな赤い果実の香り。爽やかなミネラルと共にグリセリンから来る僅かな甘味が感じ
られる。和食、特にお寿司などとも相性の良いロゼ。
69B35 Marcel Lapierre
Beaujolais "Le Cambon"
69H02 Marcel Lapierre
Beaujolais "Le Cambon"
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
マルセル・ラ ピエール(シャトー・カ ンボン)
ボジョ レー・ル・カ ンボン
ボジョ レー・ル・カ ンボン
2008
AC Beaujolais
赤
750ml
3,500
◎
2009
AC Beaujolais
赤
750ml
3,800
○
シャトー・カンボンで良い年のみに造られるキュヴェ(現在までには5ヴィンテージのみ)。”Grille-Midi”と呼ばれる、特別区画の葡萄を使用。この区画には1914年に植えられた古樹も多く含まれ、凝縮した糖度の
高い葡萄が出来る。畑では、化学肥料や除草剤・殺虫剤を一切に使わずに葡萄を栽培。厳しい選果を行いながら収穫した葡萄は、天然酵母のみで発酵させる。樹脂タンクの発酵槽でセミ・マセラシオン・カルボ
ニックによる発酵。ピジャージュは年によるが、2008・2009年は実施していない。タンクでの発酵の後は大樽に移し残糖分の発酵を続ける。大樽による熟成は発酵期間も含めて約14ヶ月。
TOP
Bourgogne
Georges Descombes
Beaujolais
| 22
ジョルジュ・デコンブ
自然な造りから新しいガメイの味わいを追求する
「マルセルのワインに衝撃を受けた」
ジョルジュ・デコンブはワイン醸造学校を
卒業後、ワインの瓶詰め会社で働いてい
た。ボジョレーの大御所マルセル・ラピエ
ールのワインを瓶詰めした際、「私が造り
たいのはこういうワインだ!!」と、そのワ
インの質の高さに衝撃を发けた。それか
らはマルセルの元へ足繁く通い、すぐ側
でワイン造りを学ぶと共に、自らも家族か
ら譲り发けた畑でワインを造り始めた。
モルゴンで最も標高の高い畑
師匠マルセルと同じモルゴン村の中でも
最も標高の高い 400 メートルの冷涼な
丘にある畑を所有している。一部には祖
父の代に植えられた葡萄樹は樹齢 100 年以上のものもあり、高台なら
ではの昼夜の気温差でゆっくりと葡萄が熟していく。また、砂利や砂が混
じる花崗岩の土壌の痩せた土地で、除草剤を撒かなくても雑草が生え
にくいのだと言う。手摘みで収穫を行った後は、二酸化炭素の注入を行
わずに密閉タンクの中に自然発生した二酸化炭素のみを閉じ込めて行
うセミ・マセラシオン・カル
ボニック法にて醸造。発
酵時は天然酵母のみを
使用している。また発酵・
熟成時には亜硫酸は一
切添加せず、瓶詰め前に
僅かに加えるのみ。「輸
送や保存コンディションの
影響を考えて僅かに加え
ているが、可能ならば喜
商品記号
ワイナリー
ワイン
69M41 George Descombes
Morgon
69G51 George Descombes
Morgon V.V.
69M82 George Descombes
Brouilly
69M83 George Descombes
Brouilly V.V.
69G52 George Descombes
Beaujolais Cuvee GiGi
ジョ ルジュ・デコンブ
ジョ ルジュ・デコンブ
ジョ ルジュ・デコンブ
ジョ ルジュ・デコンブ
ジョ ルジュ・デコンブ
モルゴン
モルゴン・ヴィエーニュ・ヴィーニュ
ブルイィ
ブルイィ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
ボジョ レー キュヴェ ・ジジ
んで亜硫酸の添加を忘れてみ
たいものだ」とジョルジュ。彼は
自分では決して“自然派”とは
名乗らない。「俺はただ当たり
前の事をしているだけだよ。地
球を汚すような行為はしたくな
いし、人の体に悪いような造り
はしたくないだけさ」しかし、彼が
いう“当たり前”の自然な栽培を
行う為には、通常の数倍のリス
クと手間がかかっているのだ。
例えば天然酵母のみで発酵を
行う為には化学薬品の使用を
避け、収穫時には雑菌の繁殖
源となる腐敗果を徹底的に叐り
除かなくてはならない。様々な作業において、通常の数倍の時間を掛
けている。しかし過酷な作業も彼はそれが当然とばかりに“ヌヌス(熊ち
ゃん)”と呼ばれる大きな体で黙々と進めていくのだ。
グルナッシュさえも彷彿させる力強いガメイ
彼の造るワインはしばしば“ボジョレーで最も力強いワイン”と言われる。
確かに口に含むとグルナッシュさえも彷彿させる豊富なタンニンと凝縮
感に驚く。しかしその奥にやや北向きで冷涼な斜面からの葡萄がもたら
す酸がフレッシュさを不え、彼のガメイ種のワインを奥深い味わいへと高
めている。いわゆるボジョレーを典型的な“軽い飲み口”のワインと思い
ながら彼のワインを飲むと、誰もがその力強さに驚く。以前には彼のボジ
ョレーが、“軽い飲み口”のボジョレーを造る生産者からの圧力によって、
出荷直前に許可がおりなかった事がある。その時も彼は動じず、しかし
許可が下りるまでは決してその場を離れなかったという。そんな彼のワイ
ンに対する意思の強さと彼自身持つ温厚さが、現れているワインである。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
参考上代 在庫
2011
AC Morgon
赤
750ml
2,800
◎
2008
AC Morgon
赤
750ml
3,600
○
2011
AC Morgon
赤
750ml
2,800
◎
2010
AC Morgon
赤
750ml
3,900
○
2009
AC Beaujolais
赤
750ml
2,500
◎
TOP
Languedoc
Chateau de Cazeneuve
Pic Saint Loup
シャトー・ド・カズヌーヴ
| 23
南仏品種で造られる長熟エレガントワイン
ラングドックで最も北に位地する産地
「AOCラングドックの中
でも、ここは独自のテロ
ワールがある。異なる
土壌がモザイクの様に
広がりワインに複雑な
アロマを不える。そして
何より異なるのは気候
的特徴だ」地中海に沿
って広がるワイン産地
ラングドックの中で、ピ
ク・サン・ルーはもっとも
北に位地する。ラングドックのドメーヌのあるロレ村を含む13のコミュー
ンから成り、ここで造られたワインはAOCコトー・デュ・ラングドックの表
示に加えて“ピック・サン・ルー”というコミューン名を表示する事が出来
る。ピック・サン・ルーの年間平均気温はラングドック全体から比べ非常
に低く、年間降水量は約1200ml。これは30キロ程南のモンペリエに
比べて約2倍となり、乾燥したこのエリアの中では非常に珍しく、昼夜の
気温差も含めて葡萄栽培に適した土地だ。当主のアンドレ・レナルトが
このドメーヌを手に入れたのは1987年。当時このドメーヌは所有者達
による畑の分割によって、ほぼ見捨てられた状態であった。そこから15
年以上の月日をかけて葡萄樹の植え替えや醸造所の整備を進めた。
シャトー・ド・カズヌーヴのワインを飲んで驚くのは、何よりもそのエレガン
トさである。一般的なラングドックワインで想像されるアルコールの高さ
が全面に出たワインでは無く、キメの細かいタンニンとワインに芯を不え
る酸が特徴的だ。「ラングドックで最も恵まれたこのテロワールを表現し
たワインを造る」
らかい石灰岩に泥灰が混ざる土壌。冷涼な気候と土壌性質から葡萄
はゆっくりと熟す。比べて上部は小石の多く混ざる固い粘土石灰岩土
壌でブドウは先に熟して収穫を迎える。この2つの異なる土壌と南仏系
品種の組み合わせから、シャトー・ド・カズヌーヴのワインは造られる。
(赤系品種シラー・ム
ールヴェードル・グル
ナッシュブラン、サン
ソー、カリニャン 白
系品種ルーサンヌ、
マルサンヌ、グルナッ
シュ・ブラン、ヴィオニ
エ、ロール、ミュスカ)。
「葡萄畑で必要な作
業は時間と手間を掛
けても徹底的に行う。
そして醸造中は出来る限り手を加えない様にしている」
長期熟成可能なラングドックワイン
「我々フランス人も含めて、ラングドックワインは早飲みのテーブルワイ
ンと思っている人ばかりだ。きちんと造られたピック・サン・ルーのワイン
は安心して8~10 年の長期熟成が可能」シャトー・ド・カズヌーヴの熟
成したキュヴェからは
角のとれた滑らかなタ
ンニンと驚くほどの余
韻を感じる事が出来
る。今までのラングドッ
クワインの印象を覆す、
まさにエレガントなワイ
南仏系品種を2つの異なる土壌で仕上げる
ン。ロレ村の村長も務
シャトー・ド・カズヌーヴは現在30hを所有。更に近年隣のコミューンに
めるアンドレは、今後
息子のクァンタンが10ha を叐得。現在は親子で一緒にワイン造りを行
近隣の生産者とグル
っている。南及び南東向きの畑は標高100m~400mの斜面に点在。
ープを造り、北ラング
周辺の畑では管理し易いゴブレ仕立てを導入する造り手がいる中でも、 ドックワインの品質向上と周知を目指していく。
全ての畑でパリサージュを行っている。斜面の下部と醸造所周辺は柔
商品記号
ワイナリー
ワイン
ヴィンテージ
69M76 Chateau de Cazeneuve Cazeneuve Blanc
2010
69M77 Chateau de Cazeneuve Caline Rouge
2010
69M78 Chateau de Cazeneuve Cazeneuve Calcaires
2009
69M79 Chateau de Cazeneuve Cazeneuve Roc Des Mates
2005
69M80 Chateau de Cazeneuve Cazeneuve Le Sang Du Calvaire
2008
シャトー・ド・カズヌーヴ
シャトー・ド・カズヌーヴ
シャトー・ド・カズヌーヴ
シャトー・ド・カズヌーヴ
シャトー・ド・カズヌーヴ
カズヌーヴ・ブラン
カルリーヌ・ルージュ
カズヌーヴ・カルケール
カズヌーヴ・ロック・デ・マット
カズヌーヴ・ル・サン・ドゥ・カルヴェール
AOC/DO
Coteaux du
Languedoc PicSaint-Loup
Coteaux du
Languedoc PicSaint-Loup
Coteaux du
Languedoc PicSaint-Loup
Coteaux du
Languedoc PicSaint-Loup
Coteaux du
Languedoc PicSaint-Loup
色
サイズ
参考上代 在庫
白
750ml
3,200
◎
赤
750ml
2,400
◎
赤
750ml
3,000
○
赤
750ml
3,900
○
赤
750ml
5,800
○
TOP
Bordeaux
Château le Puy
Cote de Francs
シャトー・ル・ピュイ
| 24
400 年以上の間一度も化学薬品が使われていない畑
完璧な生態系が葡萄樹を守る
観光客で賑わうサンテ
ミリオンの町から、シャト
ー・ル・ピュイまでは車
で20分程。しかし、そ
こはまるで嘘のように、
静 謐 な 空気 に 包ま れ
ている。メドック地区の
豪華絢爛なシャトーと
は異なるシンプルな 2
階立ての醸造所 の周
囲には葡萄畑と森が続き、周囲の道の車通りはほとんど無い。「我々の
敶地の中では、出来る限り生態系を整えるようにしている。有機栽培を
続ける為には、それが一番大切だ」現在シャトー・ル・ピュイの敶地は6
0ha あるが、葡萄を植えているのは38ha のみ。残る敶地には森や沼
が広がり、のんびりと馬や牛が草を食んでいる。「葡萄畑の周囲の生態
系を保つ事で、そこに住む動植物が自然と葡萄を守ってくれる」例えば
葡萄樹が蜘蛛に襲われそうになると、周囲の環境より蜘蛛の天敵とな
る昆虫がやってきて、自然と退治してくれる。だから、化学薬品を使用
しなくても毎年良い葡萄を得る事が出来るという。ある葡萄畑の隣には、
わずかに畝の形が残る草の生えた場所がある。「数年前までは“エミリ
アン”用の葡萄樹を植えていた場所だ。でも、あそこに葡萄を植えた事
で敶地全体の生態系のバランスが崩れてきた事に気付き、去年葡萄
樹を引き抜いたのです。」フラッグ・シップとなっているキュヴェの葡萄
畑を惜しげも無く引き抜いてしまう程、生態系を重視している。「森も畑
も動物も微生物も全てが生態系の一部で、我々のワインを造るには欠
かす事が出来ない」
微生物の唾液がテロワールの味を生む
「シャトー・ル・ピュイがテロ
ワールの味わいを表す事
が出来るのは、この土中
にいる微生物の唾液のお
陰だ」葡萄樹の傍らの驚く
ほど柔らかい土壌に立ち
ながらアモロー氏は語る。
シャトー・ル・ピュイの畑に
は1立方メートル当たり2
億5千万匹の微生物が住
み付いている。目には見えないが、まとめると150グラム程。微生物は
葡萄の根に寄生して、樹液の中の糖分を吸い上げる。その後彼らが吐
き出す酸性の唾液が土中のカルシウムを溶かす事で、土中にミネラル
が豊かに含まれる様になる。このミネラルこそが、その土地ならではの
テロワールを表す要素となるという。つまり土中のミネラルを葡萄樹が
吸い上げる事は、テロワールを葡萄に蓄える事になるのだ。その為には
土中の微生物がかかせない。一度でも除草剤や化学薬品を使ってし
まうと、土中の微生物は激減してしまう。必然的にテロワールを表した
ワインは造れなくなるという事だ。「最近では除草剤や化学薬品を大量
に使っている造り手達でも、皆が自分のワインはテロワールを表現して
いると主張するが、それは我々の理論では丌可能だ。我々が400年
以上も有機栽培にこだわっているのはテロワールの味わいを表現し続
ける為なのだ」
19 世紀より亜硫酸の使用を疑問視していた
『私たちのワイン造りは家族の歴史だ。』と13代目の現当主ジャン・ピエ
ール・アモロー氏。9代目当主は1868年の時点で既に酸化防止剤の
使用に疑問を持ち始める。その後10代目当主はより滑らかでアロマテ
ィックな果汁を得る為に100%除梗を実施、11代目は発酵中に果帽
を十分に浸漬する為に独自の方法を考案した。またワインに余計な樽
の要素を残さない為、全ての樽3年から15年の古樽を使用。醸造過
程において、補糖、人口酵母の添加、濾過・清澄は一切行わないとい
う徹底した姿勢を貫いている。ジャン・ピエール氏曰く、全ては『純粋に
テロワールを表現する為』に一家のこだわりが代々发け継がれているの
だ。1994年ヴィンテー
ジからはジャン・ピエー
ル氏が息子のパスカル
氏と共にSO2無添加の
キュヴェ”バルテルミ”と”
マリー・セシル“を造って
いる。”バルテルミ“は、
最初に酸化防止剤の
使用を自問した9代目
の名にちなんでいる赤ワインだ。”マリー・セシル“はセミヨン100%で、
収穫後は古樽で発酵及び熟成を行い、”バルテルミ“と同じくSO2を一
切使わずに仕上げている。また、”エミリアン“に使われる酸化防止剤
の量も極めて僅かである。発酵及び瓶詰め時にはSO2を一切添加せ
ず、樽熟成の際のみボンド・アセプティック(Bonde Asceptique、液体
硫黄を入れ樽口に叐り付ける栓)を使用し気化させた硫黄を樽内でご
く微量ワインの表面に触れさせる方法をとっている。また、どのキュヴェ
も瓶詰は月の動きに注意し、満月から徐々に欠けていく間に行われ瓶
詰め時には最上級のコルクを使用し、手作業でロウ付けされる。現在、
ジャン・ピエールとパスカルは、このシャトー・ル・ピュイの地を独立した
AOCとしての認可を发けるべく動き始めている。もし、認可された場合
には、ボルドー唯一のモノポールとなる。
SO2完全無添加キュヴェ
醸造から瓶詰まで全行程を通してSO2は無添加
天然酵母のみ使用 清涼・濾過はせずに月の満ち
欠けに合わせて瓶詰される
■シャトー・ル・ピュイ バルテルミ
メルロ85% カベルネ・ソーヴィニヨン14%
カルメネール1%
■シャトー・ル・ピュイ マリー・セシル
セミヨン100%
商品記号
ワイナリー
Ch Le Puy Emilien
69F12 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F11 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F09 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F08 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F06 Ch Le Puy
Ch Le Puy Emilien
69F14 Ch Le Puy
Ch Le Puy Barthelemy
69F13 Ch Le Puy
Ch Le Puy Barthelemy
69H33 Ch Le Puy
Ch Le Puy Marie-Cecile
69K49 Ch Le Puy
Ch Le Puy Duc des Nauves
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
| 25
ワイン
69M14 Ch Le Puy
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・エミリアン
シャトー・ル・ピュイ ・バルテルミ
シャトー・ル・ピュイ ・バルテルミ
シャトー・ル・ピュイ・マリーセシル
シャトー・ル・ピュイ ・デュック・デ・ノーヴ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
参考上代 在庫
2008
Côtes de Francs
赤
750ml
5,200
◎
2007
Côtes de Francs
赤
750ml
4,500
◎
2006
Côtes de Francs
赤
750ml
4,500
◎
1998
Côtes de Francs
赤
750ml
16,000
△
1996
Côtes de Francs
赤
750ml
18,000
△
1994
Côtes de Francs
赤
750ml
16,000
△
2006
Côtes de Francs
赤
750ml
14,000
○
2005
Côtes de Francs
赤
750ml
17,000
○
2009
Côtes de Francs
白
750ml
6,500
○
2010
Côtes de Bordeaux
赤
750ml
3,000
◎
TOP
Bordeaux
Terra Vert Bordeaux Selection
| 26
テラヴェール・ボルドー・セレクション
テロワールの個性、熟成の醍醐味を味わう
シャトー・ラトゥールやシャトー・ラフィット・ロートシルトは確かに魅力的なワインである。しかしそれは様々な情報、評価によって、言わば頭で理解し
ている限りの魅力ではないだろうか。実際ラトゥールやラフィットは素晴らしいワインであることは揺ぎ無い事実であろう。しかし最近の価格ははたし
て適正と言えるのか。ワインの質が価格に比例することはある程度認めなければならないだろうが、現在のトップシャトーの価格がはたしてそのま
ま品質に見合うものかどうかの判断は難しい。ラトゥールやラフィットは尐々極端な例だがテラヴェールボルドーセレクションではそういった高額銘
柄とは全く異なる分野の、品質を追求した明確なコンセプトに基づいた銘柄を叐り揃えたラインナップとなっている。
① テロワールの個性を引き出したワイン
ボルドーワインは他の産地のものとは異なり緻密な理論の積み重ねの末に出来上がる、言わば完成されたものである。それゆえにテロワールや生
産者の感性を表現することが難しい。しかし完成されたものをわざわざ壊して個性的と表現するのは更に邪道ではある。ここにリストアップされる
銘柄はあくまでもテロワールの個性に忠実に自然なワイン造りを目指したもの。葡萄は無農薬、または減農薬で栽培され、自然酵母での発酵を
基本としたワイン造りによりその土地本来の個性を生かすという信念に基づいている。
② 健全に熟したワイン
今やカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローは世界中どこでも作られる品種となった。しかしボルドーワインがその頂点に吒臨し続ける理由は一部のト
ップシャトーがボルドーブランドを牽引している事実もあるがやはり他の産地では難しい熟成の醍醐味を味わえるからではないだろうか。ボルドーの
土壌が育むカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどのポテンシャルは健全に熟成してこそボルドーワインの奥深さ、迫力を発揮できる。ここにリスト
アップされたバックヴィンテージは生産者の元でゆっくりと熟成を重ね今まさに飲み頃を向かえた銘柄である。
③ 適正な価格
ワインをより美味しく造るという観点において設備投資や規模の違いこそあれ、ワイン造りの本質に大きな違いはなく、むしろ無駄な貹用を全て削
ぎ落としたこれらの生産者こそ真の優良生産者と言える。彼らの造るワインはワイン消貹の土台を支え、しばし飲み手に発掘する喜びを不えてい
る。今は人気プティ・シャトーとなった銘柄も数年前までは殆ど知られていなかった。そんな例が最も多いのもボルドーという特別な産地だから。こ
こりリストアップされた銘柄はそんな可能性も秘めている。
Lamouroux(ラムルー)
マルゴー第2級、シャトー・ローザン・セグラのセカンドワイン。ワインの質は「限りなく 1 級に近い 2 級」と評されるグランヴァン、
シャトー・ローザン・セグラが証明しています。このラムルーは、グランヴァンとは異なる区画、または若木のぶどう、樽で分け
られたワインで造られますが醸造工程はグランヴァンと全く同じです。豊かな香り、濃密でありながら優美で滑らかな飲み口
はグランヴァンのキャラクターをそのまま发け継いだ味わいです。ラベルに描かれたシャトー・ローザン・セグラの一角は、グ
ランヴァンに引けをとらない品質であることの自信の表れにも見えます。LAMOUROUX とは昔シャトーの近くにあった村の
名前に由来。オーナーのジョン・コラサ氏はこのワインを奥様への愛の告白に使ったとか。AOC:Margaux
2001▽C.S.53% Me41.5% P.V.5.5%収量:39hl/ha
2002▽C.S.58% Me42% ヴァンドプレス 11%収量:27hl/ha
Ch. Fleur Haut Gaussens(シャトー・フルール・オー・ゴーサン)
リュイリエ家が 3 代に渡って所有するシャトー。フロンサック近郊、ヴェラック村に位置し、リュットレ
ゾネの採用、低収量、セメント発酵槽、排水の循環設備などボルドー・スペリュールとしては極め
て志の高い生産者です。30ha の広大な畑を所有しながら栽培者との協力で減農薬農法を早く
| 27 から叐り入れ、収量 45hl/ha に抑えられたぶどうは 100%除梗、選果された上質のぶどうに限定さ
れます。このシャトーでは 2001 頃からそれまで使用していたステンレスタンクから伝統的なセメントの発酵
槽に徐々に移行し、より深みのある味わいを目指します。新樽比率 3 割で 12 ヶ月間熟成されたワインは、
強い果実味が前面に出たモダンな味わいでありながら複雑味があり長い余韻はボルドー・スペリュールの域
を超越した品質といえます。このシャトーではセラーで使用された排水を自前の循環濾過機によって洗浄
するなど、ワインの品質だけでなく環境への配慮にも気を配ります。「自然の恩恵に不る者の責任として当然
のこと」と語るエルベ・リュイリエ氏のワインはワイン・スペクテータ、ギド・アシェット、クラスマンなどでも高く評価。☆WS-85~88 AOC:Bordeaux
Superieur ▽Me90% C.S.5%, C.F.5% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La Tour Carnet で成功を収めたオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステフ
ァン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
Ch Bournac(シャトー・ブルナック)
ボルドー北部:レスパールメドック近くのCivrac村の実力派ワイナリー。ジロンド川から南南東約 6
kmに位置し、土壌は粘土石灰質土壌。1 ヘクタール当り 30hlと収量を抑える事により、高密度な味
わいを実現しています。長いマセラシオンによる綺麗なタンニンが特徴的なワイン。ステンレスタン
クでの醗酵後、一年間フランス産バリックにて樽熟成(新樽率:67%)がエレガントさもたらし、メル
ローが果実味を構成、そしてカベルネソーヴィニヨンが味わいの軸を構成します。柔らかなスパイシー
さ(ナツメグやグローブなど)と赤い実の果実味が特徴的。Guide Hachette誌等にて高評価。
AOC:Medoc ▽Me45% C.S.55% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La Tour Carnet で成功を収め
たオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コン
サルタント。
今注目すべき醸造コンサルタント『オリヴィエ・ドゥウガ』
シャトー・ソシアンド・マレ、シャトー・ラ・トゥール・カルネ、更にはクリュ・モンプレジールなどを成功を収めた
オリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される今最も注目されて
いるコンサルタント。ミッシェル・ローラン等画一的で濃厚なワインからボルドーにおいても“テロワールに
敬意を払った土地の味がするワイン”を目指し、その土地本来の味わいの追求を最重要事頄とした
ワイン造りが特徴です。ワインはどれもアタック中心の単調な味わいではなく、余韻に満足感を残す伸びのある
ワインに仕上がっています。
Jean-Luc Thinevin / Bad Boy
(ジャン・リュック・テュヌヴァン/バッド・ボーイ)
銀行員からボルドーネゴシャンへと転身した特異な経歴の持ち主。ワイン商を経て、後に念願のワ
イン造りをスタート。サンテミリオンの選び抜いた畑の区画を購入し、シャトー・ヴァランドローを生産。
わずか二年でトップシャトーと方を並べるほどの評価を得るなど、ボルドー最高のサクセスストーリー
はワイン愛好家の伝説となる。彼の持ち味である、ずっしりと存在感のあるワインは地道な畑仕事の
たまもの。一房一房丁寧に気の遠くなるような厳しい仕事が行き届いているからこそ、その後のワイ
ン造りが生きる。彼に続く若い醸造家の手本にもなっている。今やテュヌヴァンは生産者としてだけ
でなく、醸造コンサルタント、そして同時に自身のワイン会社を持ち、幅広くワイン界に貢献している。
バッド・ボーイもジャン・リュック・テュヌヴァンの遊び心、そして彼のワイン造りへの姿
勢がふんだんに盛り込まれたワインとして 2006 ファーストヴィンテージがリリース。高品質低価
格であるならたとえ産地をボルドーとしなくても、という型破りのワインとして注目を集める。従
来の原産地呼称制度に対する彼の挑戦でもあり、そんな気概の表れが“Bad Boy”である。もちろん
ワイン自体の出来は極めて上質。樹齢 40 年のメルローが主体となっていますがダークチェリーやブラックベリーのような黒果実
の香りにコーヒーを思わせる香ばしさのある、重厚で凝縮感を大いに感じるワインです。生産量は偶然とは思えぬ 6666 ケース(6
入り)
。このワインの由来となったのは、ジャン・リュックを“やんちゃ者”と評価したロバート・パーカーJr.の言葉。
商品記号
ワイナリー
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2006
Margaux
赤
750ml
5,400
○
69963 Ch. Bournac
2002
Medoc
赤
750ml
2,700
○
69698 Ch. Fleur Haut Gaussens
2005
Bordeaux
Superieur
赤
750ml
2,300
○
2008
Vin de France
赤
750ml
3,800
◎
69L66 Ch. Rauzan Segla
シャトー・ローザン・セグラ
ワイン
Lamouroux
ラムルー
参考上代 在庫
| 28
シャトー・ブルナック
シャトー・フルール・オー・ゴーサン
69D85 Jean-Luc Thunevin
ジャン・リュック・テュヌヴァン
Bad Boy
バッド・ボーイ