火災保険および地震保険の改定について〜2014年7月1日

2014年5月吉日
火災保険および地震保険の改定について
~2014年7月1日以降保険始期契約より~
大同火災海上保険株式会社(取締役社長 上間 優)では、2014年7月1日以降保険始期(※)契約より、火災保険および
地震保険の商品改定を実施いたします。
今回の火災保険および地震保険改定の概要は以下のとおりです。なお、改定内容の詳細につきましては、代理店また
は弊社までお問い合わせください。
(※)地震保険においては、地震保険の中途付帯日および自動継続日を含みます。
Ⅰ
火災保険の改定内容
1.「DAY-GO!」ブランドへの統一
弊社の個人向け火災保険商品である「住宅生活総合保険」について、商品名を新たに
として販売いたします。
~個人向け商品統一ブランド「DAY-GO!」とは~
◇ 暮らし(DAY)の様々なリスクをカバーする総合保険として県民の皆さまに親しみを感じ
ていただけるよう、沖縄県の県花「デイゴ」と同じ発音であるブランド名「DAY-GO!」を従
来から自動車保険で使用してまいりましたが、今後これを火災保険、傷害保険の個人の
お客さま向け商品でも使用し、これにより「DAY-GO!」ブランド全体でお客さまを取り巻く
日常の様々なリスクに対して、あんしん・あんぜんをご提供してまいります。
自動車保険
火災保険
傷害保険
2.保険料の見直し
近年の収支状況等を踏まえ、全体的な保険料の見直しを行います。ご契約の条件によっては、保険料が引下げとな
る場合、引上げとなる場合があります。
3.暴力団排除条項の導入(地震保険も対象となります。)
火災保険全体において、反社会的勢力の排除を推進するため、暴力団排除条項を導入いたします。
◇その他新種保険についても火災保険と同じく2014年7月1日以降保険始期契約より暴力団排除条項の導入を行いま
す。
◇弊社の傷害保険は2013年10月、自動車保険は2014年4月に導入済みとなっております。
4.その他の改定
その他の主な改定内容は下表のとおりです。
対象商品
入居者総合保険
普通火災保険
店舗総合保険
企業総合保険
項目
概要
Web約款の導入
インターネットを利用した弊社社のホームページでご覧いただ
ける「Web約款」を導入します。
罹災時諸費用補償特約
の改定
罹災時諸費用保険金の支払割合を損害保険金の30%に相
当する額から10%に相当する額へ改定し、支払限度額を100
万円、200万円、300万円の選択方式から100万円に一本化し
ます。
日常生活賠償責任保険
包括契約に関する特約
の新設
アパートオーナー等のお客さま向けに、居住者の日常生活に
おける賠償リスクを包括的に補償する特約を新設します。
臨時費用保険金支払方
法変更特約の新設
臨時費用保険金の支払割合を損害保険金の10%または
20%(支払限度額はいずれも100万円)から選択できる臨時
費用保険金支払方法変更特約を新設します。
-1-
Ⅱ
地震保険の改定内容
地震保険は「地震保険に関する法律」に基づき、政府と民間の損害保険会社が共同で運営しております。今回の改定は、損害保険
料率算出機構が算出している地震保険の「基準料率」の改定に伴うものであり、損害保険会社共通の改定となります。
1.地震保険料の改定
地震保険料の全国的な見直しを行います。沖縄県においては、下表のとおり約30%の引上げとなります。
【保険料例】(沖縄県、保険期間1年、建物保険金額1,000万円に対し)
現行
6,500円
イ構造
改定後
8,400円
引上率
29%
現行
12,700円
ロ構造
改定後
16,500円
引上率
30%
現行
8,400円
激変緩和
改定後
10,900円
引上率
30%
【背景】
地震保険料は、政府の地震調査研究推進本部が作成する「確率論的地震動予測地図」を用いて算出しています。先般、東日
本大震災等を踏まえ「確率論的地震動予測地図」の一部見直しが行われ、その結果、全国的に地震保険料が見直しとなりまし
た。
2.割引率の改定
地震保険が建物の耐震化を促進する一助となるよう、これまでの被害実態等を考慮し、下表のとおり割引率を拡大し
ます。
割引名称
免震建築物割引
耐震等級割引(等級3)
耐震等級割引(等級2)
改定前
改定後
30%
30%
20%
50%
50%
30%
※建築年割引、耐震診断割引、耐震等級割引(等級1)の
割引率は、現行通り10%です。
【背景】
これまでの被害実態などから、損害保険料率算出機構が建物の地震の揺れに対する被害の関係を再評価した結果、免震建
築物ならびに耐震性能が耐震等級3および2に該当する建物(家財を含む)については、現行の割引率以上の較差があったた
め、当該較差に応じた割引率としました。
また、財務省にて開催された「地震保険制度に関するプロジェクトチーム」において、「耐震化インセンティブの強化」の必要性
が提示され、地震保険が建物の耐震化を促す一助となるよう、割引率を拡大しました。
3.割引確認資料の拡大
割引制度をもっと利用しやすくするため、免震建築物割引および耐震等級割引を適用する際の割引確認資料を以下
のとおり追加します。また、現行の割引確認資料についても一部取扱いの変更を行います。
①追加確認資料について
追加確認資料名
共用部分検査・評価シート
住宅性能証明書
技術的審査適合証
住宅用家屋証明書
認定長期優良
住宅建築証明書
フラット35Sに
関する適合証明書
現金取得者向け
新築対象住宅証明書
確認資料の概要
現況検査・評価書(中古住宅向けの性能評価書)の関係資料であり、マンション戸室の性能評価を実
施する過程で共用部分全体を評価した場合に発行されます。
「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」における非課税枠加算申請の際に、該当物件の耐
震性を証明するため提出する書類です。
長期優良住宅認定通知書の付属資料であり、所管行政庁への長期優良住宅認定申請の際に、該当
物件の耐震性を証明するために添付する書類です。
長期優良住宅認定通知書の関係資料であり、税額控除措置申請の際に該当物件が長期優良住宅
であることを証明するために提出する書類です。
長期優良住宅認定通知書の関係資料であり、住宅用家屋証明書の発行対象とならない場合に発行
されます。
住宅ローンの優遇金利が適用されるフラット35Sの融資基準に合致することを証明した書類です。
平成26年の消費税率引上げに伴い新設される「すまい給付金」の受給申請の際に、該当物件がフ
ラット35Sと同一の基準を満たすことを証明するために提出する書類です。
【背景】
地震保険が建物の耐震化を促す一助となるよう、割引率が拡大されたことを受け、免震建築物割引および耐震等級割引(等級2
および3)の割引きをより適用し易くするため、確認資料を拡大しました。
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②現行の割引確認資料の一部変更について
確認資料等
改定前
改定後
住宅性能評価書
「建物住宅性能評価書」が交付されていない場
合に限り、「設計住宅性能評価書」を確認資料
とすることができます。
「建物住宅性能評価書」の交付有無に関係なく、
「設計住宅性能評価書」を確認資料とすること
ができます。
「認定通知書」等とセットで確認資料となります。
「技術的審査適合証」単独でも確認資料となり
ます。
(注)免震建築物であること、または耐震等級が
3等級であることが確認できない場合は、
耐震等級が2等級(割引率30%)の確認資
料となります。
建築年または建築年月により昭和56年6月1日
以降に建築されたことが分かることが条件とな
ります。
建築年または建築年月(幅・予定での記載を含
みます。)、建築工事開始時期、建築基準法に
より昭和56年6月1日以降に建築されたことが分
かることが条件となります。
地震保険の割引適用が確認できる保険証券、
保険契約証、保険契約継続証、異動承認書
地震保険の割引適用が確認できる保険証券、
保険契約証、保険契約継続証、異動承認書ま
たはこれらの代替として保険会社が保険契約
者に対して発行する書類(注)
(注)「証券番号」、「保険契約者」、「保険始期・
満期」、「建物の所在地・構造」、「保険金
額」および「発行する保険会社」の記載の
あるものをいい、電子データにより提供さ
れるものを含みます。
免震建築物割引
耐震等級割引
技術的審査適合証
免震建築物割引
耐震等級割引
建築年割引の確認資料
建築年割引
割引共通の確認資料
※1 本文書は火災保険および地震保険の主な改定概要を説明したものです。詳細につきましては、取扱代理店または弊社営業店までお問い合わ
せください。
※2 地震保険の保険料率は損害保険料率算出機構の算出する基準料率を使用しております。基準料率の改定概要は下記URLをご参照ください。
【損害保険料率算出機構HP】
http://www.giroj.or.jp/news/2012/130326.html
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