24年 2月号

学校だより
2月号
学校教育目標:一人一人が輝き、共に生きる高松っ子の育成
平成24年2月13日
かほく市立高松小学校
校長
竹中 伸治
昨年の3月11日、三陸沖を震源に未曾有のM9.0の地震が発生し、その後の津波、火
災などにより岩手県や宮城県、福島県など東日本の太平洋沿岸部の多くの方の命や私的財
産、公共施設、自然が失われて11ヶ月が経ちました。今もなお、他校に間借りしている
140近くの学校、親・親族・友だちをなくしたり家を失ったりして、心のケアを必要と
する子どもたちが登校する学校も多数ある中、普段どおりの正常な教育環境で子どもたち
の教育に専念できることを喜びたいと思います。先週の9日(金)、ようやく遅れていた復
興庁が発足しました。この復興の指令塔となる復興庁が機能し、ハードやソフト面での復
旧・復興の遅れを一日も早く取り戻してほしいと強く願います。
本年度もあと一ヶ月余りとなりました。2月4日(土)は、本年度最後の学校公開・授
業参観日でした。保護者・ご家族の皆様には、お寒い中、またお仕事や家事・育児などそ
れぞれご予定があるにもかかわらずたくさんの方々が授業参観やトーク&とーくに参加く
ださり、ありがとうございました。前日から未明にかけての思いがけない降雪で、いつも
以上に駐車スペースにゆとりがなくご不便をおかけしました。そうした
中、朝早くからPTA会長さんをはじめ、学校近辺中央通りの歩道の除
雪に当たられておられる地域の方々が地図広場の駐車スペースの確保
にあたって、いやな顔をすることなく除雪にご協力くださいました。本
当に感謝申し上げます。秋季祭礼の際、町会の方が地域に存在する建物
(一員)として、お祭りのしめ縄を張ってくださるのもそうですが、本校は正に地域の中
に在ることを実感しました。また、当日の朝、学校からの緊急メールでの呼びかけに、送
ってもらったり、乗り合わせて来られたり、歩いて来られるなど即座に対応していただい
たお陰で、大きな混乱もなく遠方で車を利用された方に何とか駐車スペースを確保するこ
とができました。また、午前中の2校時からの公開だったことも功を奏し、一時に集中す
ることもなく、来校・参観がそれぞれの皆さんのご事情に合わせ、自然に分散されたこと
も幸いしたように思います。お陰様で、何とか多数の皆さんの参観・参会のうちに終える
ことができましたことを喜んでいます。
さて、お子さんの授業の様子をご覧になられ、この1年のそれぞれのお子さんなりの成
長を実感いただいたものと思います。特に、1年生の保護者の皆様には、保育園や幼稚園
で年長児だった昨年の今頃のことを思うと、この1年の成長ぶりに感動された方も少なく
ないのではないでしょうか。先週の9日(木)に、現1年生と今春1年生として入学する
年長児の交流会がありました。ランチルームで整列して年長児と対面している姿、年長児
の手をとって校舎内を案内する姿、教室で学習体験する年長児にアドバイスする姿を見て
いても現1年生の成長した姿が見てとれました。本人の努力もさることながら、集団の中
で意図的・計画的に行われる学校教育の素晴らしさを、再認識する機会となりました。
2月1日(水)の学校集会で、“立志”という話をしました。ちょうどその日の午前中、
河北台中学校講堂でかほく市の『立志式』があり、その式の後で行われた3人の生徒の意
見発表の感動を本校の子どもたちに伝えたかったからです。子どもたちに話した3人の意
見発表の概要をお話しします。一人目は、野球部に所属し、頑張っているという男子生徒
です。プロ野球選手になりたいという夢を語るものと思ったのですが、予想に反し、体育
の先生になって野球部の顧問に就き『夢や目標』に向かって頑張る生徒を育てたい、あき
らめなければ夢は叶うと信じて頑張ると、スポーツ少年らしい堂々とした発表でした。二
人目は、学校外で演劇教室に通って学んでいるという女子生徒です。学校の文化祭で劇を
することになり、演劇教室のセリフと両方同時に覚えなければならなかった時はやめよう
かと思ったけれど、頑張って両方成功させることができた。辛かったけれど、自分の好き
なことをやり通せたという達成感を味わい、将来は舞台俳優をめざしたい・・・時には、
テレビや映画にも出られる俳優になりたいと。俳優をめざしているだけに、表情豊かにほ
とんど原稿を見ない素敵な発表でした。3人目も女子生徒で看護師さんになりたいという
夢を語りました。祖母が入院し、その病院に行って祖母を見舞う度に、祖母の看護にあた
る看護師さんのやさしさやあたたかさ、テキパキとした看護ぶりに感動したことがキッカ
ケとなったようです。その後、祖母は、退院したのですが祖父が入院。ますます、その思
いを強くしていったようです。祖母に長生きしてほしいと願い、その思いや将来の夢を語
ると、
「ばあちゃんは、○○ちゃんが成人し、看護師になるまでは死なないよ」という話が
返ってきたそうです。大好きな祖母の思いに応えるためにも絶対に看護師になろうと思っ
た・・・。3人の生徒それぞれが、人との出会いや自分なりに自己を見つめる中から、め
ざす職業・夢を語り、将来に向かって頑張ろうと決意した姿は感動的でした。
“志”ということについては、本校の校歌の2題目の歌詞に、「♫~高き志(こころ)を
心とし~♬」とあることから、私はこれまでにも学校集会の折りに何度か子どもたちに話し
ています。最近、スキージャンプの高梨沙羅さん、バレエの菅井円加さんなど若い人たち
のスポーツ界での活躍が目立ちます。この日は、現在スポーツ界で活躍し、夢を手に入れ
たかに思える3人のスポーツ選手が、さらに目標・夢を追い続けていることを例にあげて、
無限の可能性を秘める子どもたちに夢や目標をもつこと、叶わないかもしれないけれどそ
れに向かって生き、自己実現することそのことが大切なんだよと次の話しをしました。
一人目は、北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手です。ご存知のように、
宮城県の東北高校時代には甲子園で大活躍し一躍有名になり、プロ野球に入った当初は大
リーグには行かないと宣言していたものの、日本では真っ向勝負ができない、もっと向上
したいと言って、大リーグのテキサス・レンジャーズと契約が成立しそのチャンスを手に
入れました。高校を卒業し、僅か7年しか経っていないのに凄いことです。同じア・リー
グのイチロー選手との対戦が楽しみです。二人目は、女子サッカーアイナック神戸・レオ
ネッサに所属するなでしこジャパンの沢穂希選手です。昨年7月、ドイツで開催されたサ
ッカー女子世界大会で日本の優勝に貢献したことなどが評価され、FIFAバロンドール
賞、最優秀選手賞をアジアで初めて獲得しました。
「夢は見るものでなく、叶えるもの」と
いって、オリンピックで金メダルを獲得することを次の目標に掲げています。3人目は、
プロテニスの錦織圭選手です。2月の月末にオーストラリアのメルボルンで行われた全豪
オープンで、世界6位にランクされている選手を倒し、惜しくもベスト4に入れませんで
したが、世界大会では1995年のウィンブルドンでの松岡修三さん以来となる8位に入
賞しました。帰国した時に「2・3年後には、グランドスラム・世界の4大大会の一つで
優勝したい」と、次の目標を語っています・・・。
2月29日()(1限~3限)
お世話になった6年生に感謝の気持ちを込めて、心から卒業を祝お
うと5年生が中心になって在校生全員で準備を進めています。何かとご
多用とは思いますが、お時間のある保護者・ご家族の皆さんには、それ
ぞれの学年なりの素敵な演し物をご覧ください。