視覚、聴覚の機能の差異が現象の生起確率の判断と 記憶

視覚、聴覚の機能の差異が現象の生起確率の判断と
記憶、思考に及ぼす影響
Effects
of
differences
judgments
of
between
visual
and
probability,memories,
auditory
and
faculties
on
thinking
天野尚宜
AMANO, Naotaka
キーワード:視覚
聴覚
記憶
思考
確率判断
1.目的
あるのではないかと思われる。記憶と同様
1-1.視覚と聴覚
に、本研究では視覚でのインプットを優位
「認知」に必要な情報を提供するのが、
と考え、実験をした。
1-4.視覚、聴覚と確率判断
視覚、聴覚、体性感覚、味覚、嗅覚などの
感覚情報を受け入れて処理する感覚神経系
視覚刺激は聴覚刺激に比べて、統合的な
である。これら五感の中でも特に精緻な情
イメージを喚起しやすいのではないか、と
報のやり取りを可能にしているのが視覚と
いう仮定を基に、確率判断に対する影響を
聴覚である。本研究は濱田(1986,1990)
研究する。Tversky&Kahneman(1974)
が示したように、視覚の優位性を明確なも
は基本的な判断ヒューリスティックの1つ
のにするのと共に、視覚と聴覚の機能の差
として、アベイラビリティ・ヒューリステ
異がどの領域で現れ、どの領域で現れない
ィック(availability heurisitic)を挙げて
のか、という事も明確にすることで視覚の
いる。アベイラビリティ・ヒューリスティ
優位性について細分化することにも焦点を
ックとはその事例が思いつきやすい場合に
当てている。
はその発生確率は高く、思いつきにくい場
1-2.視覚、聴覚と記憶
合にはその確率は低く判断されることを言
視覚刺激と聴覚刺激に対する記憶成績の
う。この理論を基に研究を行う。本研究で
差異はモダリティ効果の問題として研究さ
は記憶と思考を踏まえた上で、確率判断を
れてきた。濱田は(1986)、視覚的数字列の
捉え、その関係性についても触れることに
平均再生率が聴覚的数字列の平均再生率よ
する。
りも高く見られたことを述べている。本研
1-5.仮説
究では、使用する記憶の刺激に従来の研究
1)視覚により情報を得た場合、聴覚によ
にはないカテゴリーを用いて、先行研究の
り情報を得た場合より、記憶課題に
追試を行った。
おいて、正解数が多いだろう
2)視覚により情報を得た場合、聴覚によ
1-3.視覚、聴覚と思考
り情報を得た場合より、計算課題に
思考の分野において本研究では、とりわ
おいて、正解数が多いだろう
け計算課題を使用した。計算するというこ
とは、問題を脳内にインプットし、脳内の
3)視覚により情報を得た場合、聴覚によ
計算処理を経て解を算出することであるか
り情報を得た場合より、生起確率を
ら、そのインプットの際に、視覚でのイン
高く判断するだろう
プットと聴覚でのインプットとでは差異が
1
2.方法
2-1.実験協力者:関西大学学生101名(男
性29名
2-3-5.計算課題
女性72名)
2-2.実験施行日、時間および実験場所:
使用した計算課題は小学3年生の計算ド
2006年10月5日木曜日から10月
リル(受験研究社)から5つの問題を実験
13日金曜日にわたって実験を行った。場
者の判断に基づき、抜粋した。抜粋の基準
所は関西大学社会学部の教室311、35
は、文章問題であり、使用されている単語
05を用いた。
が聞き取りやすい問題であった。また、変
2-3.実験方法
換によって不都合な点が生じないように文
2-3-1.視覚群の刺激
法、値、回答方法に実験者が修正を加えた。
視覚群に対しては、それぞれの課題を言
作成された計算課題を表3に示す。
語 に よ っ て 文 章 に し 、 さ ら に Microsoft
表3:計算課題とその提示時間
課題内容
Q3-1 5週間は何日ですか?
Office Power Point2003 によりスライドで
提示した。
正答 提示時間(秒)
4.8
35日
紙を8枚束ねて重さを量ったら、56gありました。1枚の紙
Q3-2 の重さはいくらですか?
2-3-2.聴覚群の刺激
聴覚群に対しては、それぞれの課題を音
声データに変換した。
2-3-3.フェイス項目
16.6
Q3-4
B君は、午後5時35分から、午後6時55分まで、テレビを
4/3時間
見ていました。テレビを見ていた時間は、どれだけですか?
19.6
Q3-5
京都に住むC君は、東京にある親戚の家まで行くことになりま
した。新幹線で、京都を出発し、常に時速80kmの速さで走
160km
り続けたところ、東京駅に2時間で着きました。さて、京都か
ら東京までは、何kmですか?
31.9
2-3-4.記憶課題
2-3-6.確率判断課題
記憶課題に対しては、数字、単語、記号
を用いた再生課題を行った。それぞれが、
前述の通り、確率判断課題は日常的な現
9桁(個)で構成され、数字、野菜、アル
象、つまりは事故等が起こる確率を推測さ
ファベット、動物、記号の5カテゴリーで
せる課題を作成した。
記憶課題を作成し、それぞれ数字記憶、野
故等の生起確率から実験者が選択したトピ
菜記憶、アルファベット記憶、動物記憶、
ックは、HIV の感染率、BSE の感染率、原
記号記憶とした。これらのカテゴリーと刺
子力発電所の事故が起きる確率、航空機事
激の内容を表1に記す。提示時間とカテゴ
故が起きる確率、ゴルフでホールインワン
リーごとの総提示時間を表2に示す。
する確率、の5つであった。作成された確
表1:記憶課題における各カテゴリーとその内容
項目a
項目b
項目c
項目d
項目e
Q2-1
数字記憶
1
3
8
9
5
Q2-2
野菜記憶
キャベツ ニンジン タマネギ ジャガイモ キュウリ
Q2-3 アルファベット記憶
A
E
C
R
B
Q2-4
動物記憶
犬
馬
鳩
羊
熊
Q2-5
記号記憶
○
×
△
?
□
14.6
A君は、スーパーまで、ジュースを買いに行きました。1本1
1500円
Q3-3 00円のジュースを15本買ったら、いくら払いますか?
まず、Q1として性別、学年、学部を聞
いた。
7g
日常的な現象、事
率判断課題を表4に示す。
項目f
3
セロリ
Y
蛇
☆
項目g
6
レタス
M
猫
◎
項目h
7
トマト
Ⅰ
猿
%
項目i
4
ハクサイ
O
虎
♯
表2:記憶課題における項目再生時間と項目間間隔時間、 カテゴリー
ごとの総再生時間
項目再生時間(秒) 総再生時間(秒)
Q2-1
数字記憶
1.5
13.5
Q2-2
野菜記憶
1.7
15.3
Q2-3 アルファベット記憶
1.5
13.5
Q2-4
動物記憶
1.5
13.5
Q2-5
記号記憶
1.6
14.4
表4 確率判断課題とその提示時間
課題内容
正答
提示時間
(秒)
Q4-1
HIV
一般的にHIVと言われる病気は、性行為による感染が
一番多いと思われがちですが、実際には、血液や血
液製剤による輸血による感染率が、一番高いのが事
実です。それに対して、母子感染によってHIVが感染
する確率はどれぐらいでしょうか、答えて下さい。
30%
37.2
Q4-2
BSE
BSEは数年前から注目されている国家クラス、国際ク
ラスの問題です。しかし実際に食肉部などからの感
染は見られていません。さて、日本の人口を1億2
000万人として、日本国民全員がある一定量の牛
肉を食べた時、BSEは何人ぐらいに感染するで
しょうか、答えて下さい。
120人
42.5
Q4-3
原発事故
原子力発電所による事故の例として、最も有名なも
のは、チェルノブイリの原発事故です。この事故で
は31人の死者が出ましたが、実際このような事故
が起こる可能性は、非常に低いといわれています。
では、チェルノブイリよりもひどい原子力発電所の
大事故は、何年に1回ぐらい起こるとされているで
しょう、答えて下さい。
1000000年
43.8
Q4-4
航空機事故
一生涯で航空機事故に遭遇する確率は一生涯で自動
車事故に遭遇する確率よりも極めて低いと計算され
ています。さて、もし同じルートの航空機に毎日
乗ったとすると、事故に遭遇するのは何年に1回く
らいと計算されているでしょう、答えて下さい。
438年
41.3
Q4-5
ホールインワン
ゴルフにおいて、ホールインワンすることは、とて
も貴重な経験ですが、もし
1万人で同じゴルフ場の同じホールで競技するとし
たら、だいたい何回ぐらいホールインワンすると計
算されているでしょう、答えて下さい。
1.13回
30
2
3.分析方法と結果
Q2-3 アルファベット記憶の正解数では、群
3-1.仮説1の検証
の間に有意な差が見られた(t=3.14
記憶課題は、回答された項目群から真の
94.01
df=
p<.001)。Q2-4 動物記憶の正解数で
項目群と一致するものを正解とし、回答順
は、群の間に有意な差が見られなかった
序の一致は考慮しないものとした。その上
(t=1.41
でカテゴリーごとに正解した数を合計した
の正解数では、群の間に有意な差が見られ
ものを、正解数とし、全カテゴリーの正解
なかった(t=1.60
df=93.14
n.s)。Q2-5 記号記憶
df=91.23
n.s)。
数を合計したものを記憶課題正解数合計と
して、仮説の検証に使用した。
表6:記憶課題正解数記述統計量
仮説1の検証において、視覚、聴覚群間
での分析をするのに、記憶課題正解数合計
Q2-1数字記憶 正解数
を用い、両群間で独立したサンプルのt検
Q2-2野菜記憶 正解数
定を行った。表5に、平均値のグラフを図
Q2-3アルファベット記憶
正解数
1に示す。欠損値は分析ごとに除外した。
t検定を行った結果、Q2記憶課題正解
Q2-4動物記憶 正解数
数合計で、群の間に有意な差が 見られた
Q2-5記 号記憶 正解数
(t=.017
df=94.91
表5:記憶課題正解数合計、記述統計量
群
視覚群
Q2記憶課題正解数 合 計
聴覚群
群
視覚群
聴覚群
視覚群
聴覚群
視覚群
聴覚群
視覚群
聴覚群
視覚群
聴覚群
N
52
49
52
49
51
49
50
49
50
49
平均値
標準偏差
8.19
0.886
8.12
0.881
6.71
1.649
6.86
1.568
7.63
1.483
6.80
1.154
6.62
1.193
6.24
1.437
8.30
1.147
7.88
1.452
p<.05)。
N
49
49
平均値
標準偏差
37.73
3.528
35.90
3.928
図2:数字記憶正解数の平均値
図3:野菜記憶正解数の平均値
図4:アルファベット記憶正解数の平均値
図5:動物記憶正解数の平均値
図1:記憶課題正解数合計の平均値
また、各カテゴリーの正解数を用いて、
カテゴリーごとの独立したサンプルのt検
定を行った。記述統計量を表6に、平均値
のグラフを図2、図3、図4、図5、図6
に示す。欠損値は分析ごとに除外した。
t検定を行った結果、Q2-1 数字記憶の正
解数では、群の間に有意な差が見られなか
った(t=.40 df=98.71
n.s)。Q2-2 野菜
記憶の正解数では、群の間に有意な差が見
られなかった(t=-.46
df=98.99
n.s)。
3
図6:記号記憶
正解数の平均値
Q2-3 アルファベット記憶において著し
く差が見られたため、このカテゴリーが全
体の平均値に多くの影響を与えていると考
えられた。であるから、このカテゴリーの
値を差し引いたものを Q2 記憶課題正解数
図8:計算課題合計の平均値
3-3.仮説3の検証
合計(Q2-3 除く)として、改めて独立した
サンプルのt検定を行った。記述統計量を
仮説3の検証では、Q4 の確率判断課題で
表7に、平均値のグラフを図7に示す。欠
得られた回答を基に独立したサンプルのt
損値は分析ごとに除外した。
検定を行った。仮説 1 の検証の手順として
t検定を行った結果、Q2 記憶課題正解数
は、判断した生起確率の平均値において視
合計(Q2-3 除く)で、群の間に有意な差が
覚群が聴覚群より有意に高ければ、仮説が
見 ら れ な か っ た ( t=.017
支持される。値を順序尺度に変換した。変
df=94.91
p<.05)。
換 さ れ た 順 序 尺 度 の 最 大 値 は Q4-1HIV
表7:記憶課題正解数合計、記述統計量(Q2-3除く)
群
平均値 標準偏差
N
49
30.10
2.740
Q2記憶課題正解数合計(Q2- 視覚群
聴覚群
3除く)
49
29.10
3.429
(max=23)、Q4-2BSE(max=35)、Q4-3
原 発 事故 (max=23 )、 Q4-4 航 空 機 事 故
( max=25 )、 Q4-5 ホ ー ル イ ン ワ ン
(max=19)になった。値の合計値を算出、
Q4 確率判断課題合計とし、視覚群、聴覚群
のt検定を行った。記述統計量を表9に示
す。平均値のグラフを図9に示す。欠損値
は分析ごとに除外した。
t検定を行った結果、Q4 確率判断課題合
計では、群の間に有意な差が見られなかっ
た(t=.78 df=88.58
図7:記憶課題正解数合計(Q2-3 除く)の平均値
n.s)。
表9:Q4確率判断課題合計記述統計量
群
Q4確率判断課題 順序合計 視覚群
聴覚群
3-2.仮説 2 の検証
計算課題においては、全5問のうち問題
の正答と一致するものを正解とし、各実験
平均値 標準偏差
N
48 62.23
14.067
46 59.76
16.432
協力者の正解数を用いて両群間での独立し
たサンプルの t 検定を行った。記述統計量
を表8、平均値のグラフを図8に示す。
t検定を行った結果、Q3 計算課題合計で、
群の間に有意な差が見られなかった(t=
-.14 df=98.93
n.s)。
表8:Q3計算課題合計記述統計量
Q3計算課題合計
群
視覚群
聴覚群
N
52
49
平均値
標準偏差
3.85
1.109
3.88
1.073
4
図9:Q4確率判断課題合計の平均値
で両群には有意差が見られなかった。つま
4.考察
り、視覚により情報を得た場合でも聴覚に
4-1.視覚、聴覚と記憶の考察
より情報を得た場合でも生起確率の判断は
記憶課題に関しては、仮説を支持される
変 わ ら な い こ と が 言 え る 。 Tversky &
ような結果は得られなかったように思われ
Kahneman(1974)のアベイラビリティ・
る。記憶課題の正解数で視覚群と聴覚群に
ヒューリスティックによれば、事例のイメ
差が見られたのは、アルファベットによる
ージの喚起のしやすさが確率判断に影響し
記憶のみであり、他のカテゴリーでは有意
ていると考えられるので、視覚、聴覚の違
な差は見られなかった。アルファベット記
いで具体的な事例のイメージの喚起、つま
憶のみで視覚群が好成績を見せた原因とし
りは思いつきやすさが変わるとは言えない
て考えられるのは、一つにアルファベット
ことが分かった。今回の仮説に沿った結果
という課題の内容が聴覚においては記憶し
が得られなかった原因として考えられるの
にくい課題であるということが考えられる。
は、生起確率の判断がその判断を行う環境
また、視覚におけるアルファベットがより
や過程によるものではなく、より内的な要
記号的に記憶されたため、成績がよかった
因、つまりは個人の知識や経験によるもの
とも考えられる。その裏づけとして記号課
が大きいことである。であるから、生起確
題での視覚群の成績は他の群、カテゴリー
率の問題はこの理論のみで説明するには、
に比べ最も高い平均値を算出している。最
容易に扱えない。今後は他の要因にも着目
後に、聴覚刺激自体の不備である。今回は
して検証する必要がある。また、視覚や聴
聴覚での刺激、しかもより信号的な音声に
覚の感覚器の優位性に関してもそれが脳内
するために合成音声を用いたため、刺激提
のイメージに影響するかどうかという仮定
示時に不明瞭な点があったと考えられるか
についても、他の知見を用いて再検討する
らである。これらをより深く追求するため
必要がある。
には、誤差をより小さくすることと、さら
4-4.総合考察
本研究は、従来の先行研究とは異なり、
なる統制が必要である。
4-2.視覚、聴覚と思考の考察
記憶の分野だけではなく、思考つまりは計
計算課題を用いた思考の研究は計算課題
算、確率判断という3分野から視覚と聴覚
を用いたが、計算することにおいて視覚と
の機能の差異について研究をした。総じて、
聴覚によって正解数が変わるということは
記憶においても思考においても確率判断に
なかった。原因として考えられるのは、課
おいても、視覚と聴覚の間に明確な差は見
題の作成の不備と難易度の調整がうまくい
られなかったように思われる。このことか
かなかったことであると思われる。しかし、
ら、視覚と聴覚の機能の間にはどちらかが
有意な差はなかったと言え、聴覚群の方が
優位性を持つということは言い切れない。
正解数の平均値が高かったという事実は、
しかし、我々が少なからずそれらの機能を
聞き取り、計算するというのは困難である
意識的にか、無意識的にかは関わらず、使
はずという意識の基で実験を行ったことか
い分けていることは事実であり、また、視
ら考えれば、これからの研究の余地を残し
覚と聴覚だけでなく、全ての感覚を複合的
ていると思われる。
に用いていることもまた確かな事実である
4-3.視覚、聴覚と確率判断の考察
と思う。であるから、今後の実験において
検証の結果より、視覚群と聴覚群の比較
は視覚と聴覚の区別において更なる統制を
5
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[転載・引用をご希望の場合は必ず事前に下記までご連
絡ください。]
著作責任者: 土田昭司[関西大学]
連絡先: [email protected]
最終更新日: 2007 年 8 月 17 日
7