平成１３年７月２４日トッパン・フォームズ株式会社次世代「来場者管理システム」開発行動軌跡情報をマーケティングに活用情報管理サービスのトッパン・フォームズ（株）は、イベント、展示会、セミナーなどに来場されるお客さまの来場記録や応対情報収集、分析による顧客管理を可能にした『来場者管理システム』 (注記:用語説明は最後に記述)を開発、企業・団体など向けにレンタルするビジネスを、既に１９９７年から約４年間に１００件以上受注してまいりました。今回、新たに以下の３つの機能を開発し機能強化を行います。１．来場者の受付処理を完了した時点で、営業担当者に連絡する『自動電子メール発信機能』招待状を持参した来場者が受付カウンタにて受付を完了すると、同時に、今回機能追加した『自動電子メール発信機能』でデータベースに事前登録された営業担当者へ、電子メールを発信します。携帯電話で電子メールを受領した担当者は、誰が来場されたかが即座に分かり、タイムリーな対応が可能となります。電子メールのメッセージ内容は、事前にデータベースへ発信情報として登録しておきます。この連絡機能は、以前はポケベルを利用したシステムでしたが、携帯電話への電子メール利用環境の方が多く普及しているため機能追加いたしました。２．重要顧客のイベント会場内の居場所がリアルタイムで検索できる機能招待状を持参した重要顧客（ＶＩＰ）が受付カウンタにて受付を完了すると、今回開発したＲＦＩＤ(注記:用語説明は最後に記述)タグ付き名札を重要顧客に付けて頂きます。このＲＦＩＤタグのリーダー（受信器）は、ゾーン別、部屋別などの検出区分毎に設置します。リーダーはネットワーク経由でサーバーに接続します。『来場者管理システム』サーバーは、ＲＦＩＤタグの受信情報を全て一元管理しているので、営業担当者が、検索したい重要顧客（ＶＩＰ）データを入力して検索すると、会場内のどのゾーンに居るのかがリアルタイムで検索できます。リーダー１台で、約４００個のＲＦＩＤタグの認識が可能です｡サーバーへのリーダー接続は約１０台程接続可能です。３．重要顧客のイベント会場内の行動軌跡情報収集機能上記２の居場所検出データを個人別時系列に編集すると、どのゾーンに何分間滞在し、次にどのゾーンに何分間滞在したかの行動軌跡情報が収集できるソフトウエアを開発しました。これらの情報は、何処のゾーンに興味が有り、何処は素通りしたかが、ゾーン・部屋毎の滞在時間で判断でき、マーケット情報としても活用できます。これらのソフトウエア機能を追加し、『来場者管理システム』の機能拡張を行い、２００１年度の売上目標は５億円です。＜特徴＞１．主催者側の営業担当者が利用している携帯電話に、イベントでの情報を電子メールで発信可能です。２．重要顧客（ＶＩＰ）や営業担当者など、イベント会場の何処にいるかの居場所の検索がパソコン検索で簡単にできます。又、本人によるカード読取り等の操作をする必要はまったく無く、自動的に電波発信で行います。３．居場所データは自動的にパソコンに収集されますので、人の行動軌跡情報を分析すれば、人の流れ状態が解析出来ます。これらの情報をマーケティング（例えば、デパートの最適レイアウトの作成ほか）に利用できます。＜用語説明＞来場者管理システム多くの企業や団体が主催するイベント、展示会、セミナーなどに来場されるお客様の受付処理から、退場されるまでの会場内での情報収集・情報管理・イベント運営を効率よく行なうための、総合支援システムです。「いつ、誰が（顧客）来場して、どのように会場内を見学されたか、何に興味を示したか、どういった対応を希望されているか」などの情報を収集、一元管理し、主催者が次回のイベント、または販促活動に活用できます。トッパン・フォームズでは、『来場者管理システム』をより充実させる為に、カスタマー・マネージメント・トータル・サービス（ＣＭＴＳ＝顧客管理総合サービス）を提供し、イベントの企画提案、コンサルタント、開催・運営、フォローアップまでを総合的に行なっております。ＲＦＩＤ Radio Frequency Identification の略称。無線通信などを利用した非接触による自動認識技術です。ＲＦＩＤを持ち運びし易い形状にしたものがＲＦＩＤタグまたはＩＣタグと呼びます。以上来場ゾーンＡ RFID タグ RFID タグ・バーコー RFID タグドリーダーで来場受付処理 RFID タグ・サーバー・ＲＥＩＤタ RFID タググの発行自動電子メール発信機能退場インターネット回線へ・控え室(ﾊﾞｯｸﾔｰﾄﾞ) ・ＲＥＩＤタグの返却・来場者の入場／退場検索・来場者の居場所検索 (電子メール発信)