8月8日 東京MXテレビ TOCOMコモディティフォーカス出演資料 金(山本)

2015年以降の米FOMC政策とゴールドの推移比較
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2013年8月以降の下降チャンネル突破状況を維持できるか、8月、9月が正念場
2016年1月、中国株暴落から世界連鎖株安=リスク回避で利上げ先送り開始
2016年5月までの上昇は下降チャンネルの範囲
2016年6月、FOMCで利上げ見送り 英国のEU離脱リスクと米雇用の伸び鈍化
2016年6月24日 英国EU離脱決定で下降チャンネル突破
=過去2年半のリバウンドレベルを超える
※ 2016年5月の下落を切り返す等、4年周期のサイクルによる上昇のため、地力が残る。
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1982年反騰との類似
第二次石油危機
安値から8.2倍
上昇3年半
8か月のリバウンド
安値から1.72倍
△212.46 39%
3年の大規模リバウンド
安値から1.75倍
第一次石油危機
▼538.25
QEバブル
安値から2.8倍
上昇3年
5年下落
高値の34%へ
7か月のリバウンド
安値から1.31倍
△328.87 38%
※ 1982年の上昇背景
メキシコ通貨危機、フォークランド紛争
※ 2016年の上昇背景
1月 中国株急落、6月 英国EU離脱決定
BRICs高度成長
欧米金融・不動産バブル
4年3か月下落
高値の54%へ
▼874.19
3
8月中後半から9月へのシナリオ
8月18日 FOMC議事録(7月会合分)
8月26日 ジャクソンホール イエレン議長講演
9月2日 米雇用統計
9月20-21日 FOMC
強気シナリオ
(1)米経済指標が予想を下回る傾向続く
(2)議事録に利上げ接近感無し、イエレン議長のハト派発言
(3)9月雇用統計が予想を大幅に下回る
(4)英国のEU離脱問題でのリスク拡大
= ゴールド、1300ドル前後を足場固めして次の上昇で高値更新、1400ドル台を目指す、昨年末からの上昇基調継続
= 東京金、下降チャンネルの上部を維持して上限線に再チャレンジ
弱気シナリオ
(1)米経済指標が良好に推移
(2)議事録で利上げ前向き、イエレン議長が利上げ接近示唆
(3)9月の雇用統計も良好
(4)英国リスク顕在化せず、株高基調継続
= ゴールド、1300ドル割れからさらに続落、昨年末からの上昇終了、1250~1200ドル台への下落
=東京金、下降チャンネルの中心線へ下落
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ゴールド 6月後半からの一段高状態維持できるか、東京金は下降チャンネル抜けられず
7月8日と8月2日のダブルトップ型=中間点安値7月21日の1310ドルを試す?
5月2日と6月16日高値が一段高以前のダブルトップライン=1300ドル強が下値目処
ただし、1275ドル割れへ進むと年末からの上昇トレンドから転落
3/18 ~ 6/2 △384
円高基調のなかで右肩下がり、7月20日もこれを突破できず。
26日移動平均割れ=下降チャンネルの中心線を試す?
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東京金 先限週足 ドル円とドル建てゴールドの板挟みで5年間のボックス圏相場
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東京金 先限週足 ドル円とドル建てゴールドの板挟みで5年間のボックス圏相場
※ 円高一服+ゴールド上昇継続なら3月高値試し、さらにボックス上限試し
※ 円高>ゴールド高、ゴールド反落+円高継続の場合、ボックス下限試し
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▪ゴールドが年末から上昇してきた理由
(1)利上げ再開の第一弾実現による、一先ずの材料出尽くし
= 12月13日利上げ実施決定
それまでの悲観し過ぎの反動、 知ったら終い
でも、その時は2016年4回の利上げは覚悟していたから下げ渋り程度
(2) 1月の中国株暴落、世界連鎖株安によるリスク回避買い =ゴールドに
は強気サプライズ
利上げ回数減少期待 → 利上げ回数予想年2回に減少
2015年8月の株暴落でも利上げ開始を先送り
(3)日銀のマイナス金利導入、スイス、EUに続く緩和拡大
マイナス金利よりも金利無しのゴールドが上 = ゴールドには追い風のサ
プライズ
周りの緩和拡大が米連銀の利上げをやりにくくする
▪5月2日高値からのゴールド反落
(1)上昇一巡、株安の落ち着き、ゴールド自身の上昇し過ぎに対する警戒
(2) 2013年以降の下降チャンネル上限到達
量的緩和の縮小時期、利上げ開始時期を巡る一喜一憂での戻りは常
に限定的だった
(3) 5月19日未明のFOMC議事録= 6月会合での利上げ示唆 = ゴー
ルドには寝耳に水
▪5月30日からの一段高
(1) 6月3日の雇用統計 予想外の悪化 NFP僅か3.8万人増 = ゴールドには強気サプ
ライズ
(2) 英国のEU離脱リスク
6月会合で英国問題と雇用の伸び鈍化が利上げ先送り理由に
6月23日、離脱決定のサプライズ 数時間で100ドルの暴騰
5月高値突破 = ダブル天井破り = 1400ドル超え期待
(3)ヘッジファンドの歴史的な買い
2011年への大上昇時にはファンドの買い玉は25万枚を超えることは無かったが30万
枚まで膨れ上がる
原油に上昇の限界があり、穀物も6月でピーク、それで商品市場ではゴールドに、さらに
シルバーに買いが集中、今はプラチナにも拡大、 ETFの買い急増も同様
▪7月6日高値からの下落と月末反騰
(1) 7月8日の雇用統計改善 NFP28万人増 = 6月3日の逆
5月分が1.1万人へ下方修正されたことで当初は影響も限定的
(2)株高、NYダウ史上最高値連日更新、英国ショック顕在化せず
= 6月会合での追加利上げ見送り根拠が後退
(3) 7月28日未明のFOMC
利上げ先送り理由だった英国リスク、雇用の伸び鈍化リスクを削る
利上げ環境改善だったが、次にやるぞというメッセージ無し
= 米連銀は利上げを急いでいないとの楽観的な解釈で上昇再開、7月6日高値に迫る
▪迎えた8月5日の雇用統計
NFP予想+18万人 結果 25.5万人 = 利上げ先送り理由後退
ゴールドは強気のハシゴ外される
ドル高 = 日欧英の追加緩和見込み vs 米利上げ可能性拡大
ダウは上昇、ナスダックは史上最高値更新
= 景気良いなら追加利上げされても株高維持出来るとの楽観が優勢
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