News Release - 株式会社システムインテグレータ

News Release
2006 年 4 月 25 日
報道関係各位
株式会社システムインテグレータ
クラーク記念国際高等学校 秋葉原 IT キャンパス
システムインテグレータとクラーク記念国際高等学校
ゲームで英単語を学ぶネットゲーム「英単ダウト」サイトをオープン
∼ゲームで学ぶという新しい教育スタイル(g-Learning)へ∼
株式会社システムインテグレータ(本社:埼玉県さいたま市南区、代表取締役社長:梅
田弘之)は、クラーク記念国際高等学校(本校:北海道深川市、校長:三浦雄一郎)の協
力のもと、ゲームを楽しみながら英単語を覚えられるネットゲーム「英単ダウト」サイト
を4月25日にオープンします。
株式会社システムインテグレータは、e-Learning 時代の到来に即して2001年3月にLMS
(Learning Management System)パッケージソフト「SI 作って教材」をリリースし、企業お
よび学校のe-Learning導入に多くの実績を残しています。学校関係では、大学での導入が先
行し既に42校もの採用実績があります。最近では高等学校での導入が増えており、ここ1年
余りで31校に導入されています。
これらの実績を背景に、弊社は、e-Learningビジネスの第2弾として、 ゲームで学ぶ と
いう新しい教育ビジネスを展開することにしました。従来からの教育スタイルも尊重しつ
つ、新時代にマッチしたg-Learning(Game-Learning)という新分野を開拓するものです。
新しい教育スタイルの潮流として、既に書店などでは
マンガで覚える
という類の書
籍が増えています。弊社では、今後のスタイルが、マンガという静的なものだけでなく、
ゲームという動的な手段へと広がると予想しております。さらに、本ゲームソフト「英単
ダウト」が、苦から楽への転換という新しい教育を加速する起爆剤となり、古い体質の教
育業界に新風を巻き起こすことを期待しています。
■「英単ダウト」について
基本は英単語が表示されて、四択の中から正解を選ぶというシンプルな構成です。ただ
し、最初から選択肢が表示されていると答えを選ぶだけとなるので、四択は自動表示しま
せん。英単語を見てちょっと考えてもらうのがポイントで、この学習方法は単語カードを
使っためくり方式の記憶術と同じです。
出題された英単語を知っていれば「知っている」ボタン、自信がなければ「四択」ボタ
ンを押します。四択で正解すればもちろんですが、「知っている」を押した場合でも、ポイ
ントを獲得して正解を確認した後に次の問題に移ります。ただし、敵キャラ(コンピュー
タ)はこちらの
レベル
を分析、感知しているので、問題の難易度と比較して怪しいと
判断した場合に「ダウト!」と宣言して四択を突きつけます。ダウトと言われて間違うと
大きくポイントを失うことになります。
ゲームと言ってもあくまでも学習ゲームソフトなので、学習効果と面白さが両立しなけれ
ばなりません。学習効果面で言えば英単語の学習はとにかく量と反復です。凝ったゲーム
ではこの課題をクリアできないので、本ソフトはテトリスのようなシンプルながら面白い
という方向性を目指して作っています。ポイントに応じて背景画像が変わっていったり、
自分の学習履歴を確認できたり、ランキング表示による競争など、学習の励みになる要素
も実装されています。
面白さは、コンピュータとの駆け引きで作り出しています。敵キャラはこちらのレベル
を把握しているだけでなく、ダウトの成功率によりダウトの宣言を控えます。以前何を間
違ったかなど、こちらのことを全部知られている中から、いかにして敵キャラを騙すかと
いうのが醍醐味です。また、敵キャラが音声で場面場面に応じたセリフを言うのも楽しみ
です。
英単ダウトのサイトは次のURLにありますので、是非、トライして機能をご確認ください。
http://www.doubt.jp/
■クラーク記念国際高等学校との産学連携について
このネットゲームは、クラーク記念国際高等学校 秋葉原 IT キャンパス(キャンパス長:
三澤和馬)の生徒たちの協力を得て作成しています。一般に企業と大学の産学連携は、掛
け声の割に具体的な成果に結びついた事例が多くありません。そんな中、ベンチャー企業
と高校という非常に珍しい組み合わせの産学連携ソフトウェアと言えます。
実現の背景には、
「Boys Be Ambitious !」で有名なクラーク博士の志を受け継ぐクラーク高
校のユニークな校風があります。著名なプロスキーヤー三浦雄一郎校長の元、個人の長所
を伸ばす
好きな分野をとことん学べる
という校風により、全国55ヶ所に広がるキャ
ンパスごとに学習コースが少しずつ異なります。今回、ご協力いただいた秋葉原 IT キャン
パスには、秋葉原という地域もあって「声優、アニメ、コンピュータ」の3コースがある
ことが特色となっています。
今回はハンドメイドの素朴な暖かさをソフトに生かしたいと思い、その特色を最大限に
活用しました。現役高校生にキャラクタの音声やデザインなどのコンテンツ作成をお願い
し、プロ顔負けの技術と素朴さの微妙なバランスが売りの一つになっています。
■今後の展開について
本ネットゲームは、しばらくの間は無料で利用できます。新しい教育スタイルを確立す
るため、できるだけ多くの方々に自由に使っていただき、現代における「でる単」という
バイブル的存在になることを目指すためです。
そして知名度の拡大を図りつつ、学習効果と面白さの両方のブラッシュアップを実現し
ます。2007 年には、携帯電話アプリケーションに移植して有料化することを計画していま
す。多くの人々が電車の中でやっている「英単語」学習と「ゲーム」を携帯電話で融合す
るというのが当面の目標となります。
なお、本ソフトウェアは英単語だけとは限りません。四択スタイルになるものであれば、
韓国語でも情報処理技術でもなんでもダウトプラットホームに載せることができます。弊
社では、英単語の成功に引き続いて他の学習内容にも順次拡大して行く予定です。
■予想売上
今年度は無料公開なので、収益モデルは 2007 年度の携帯電話移植後ということになりま
す。販売計画は、初年度(2007 年度)1 億円、二年目 2 億円、三年目 5 億円の売上を見込
んでおります。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社システムインテグレータ
マーケティング部:矢吹
TEL:048-707-7061
祐子
FAX:048-707-7066
E-mail:[email protected]
URL:http://www.sint.co.jp/