BP−103iⅡ検査手順書

BP−103iⅡ検査手順書
テストモードの起動方法と各点検項目への入り方を明記します。
1.
テストモードの起動方法は以下の手順にて行ってください。
(1) 電源スイッチを押して電源を入れます。
(2) モード設定のツマミを【通常測定】カフ圧設定のツマミを【180】に設定します。
(3) 一旦、電源を切ります。
(4) スタート/ストップスイッチを押しながら電源を入れ、最低血圧表示部にバージョンNO.が表示したら
スイッチから手を離します。
(5) モード設定のツマミを切り替えることにより、各点検項目に入ることができます。
2.
圧力テスト
【必要機材】
水銀柱、Y字管、ゴム球、治具コネクタ
【検査手順】
(1) 被検査機、水銀柱、ゴム球をY字管にて接続します。
(2) 被検査機背面の外部入出力端子(RS-232C)に接続します。
(3) 水銀柱のコックを倒し、タンクからガラス管に水銀が流れることを確認します。
(4) 被検査機をテストモードで起動します(1.を参照してください)。
(5) カフ圧設定のツマミを【260】に設定します。
(6) スタート/ストップスイッチを押して検査を開始します。
(7) 加圧後モーターが停止したら、ゴム球のツマミを緩めて開放状態(0mmHg)にします。
(8) 次に、ゴム球のツマミを閉めます。ゴム球を押して加圧し、水銀柱の圧力値とそのときの被検査
機の値を読みます。
(9) 水銀柱が以下の値のとき、被検査機の値が規格内に入っているか確認します。
水 銀 柱 ; 300、150、0mmHg
被検査機 ; 300±6、150±6、0±0mmHg
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JAPF J-CHEARS Study 2003.10
3. 漏気テスト
【必要機材】
ダミー缶(ネオ)、治具コネクタ
【検査手順】
(1) 被検査機背面のカフ接続部に、ダミー缶(ネオ)を接続します。
(2) 被検査機背面の外部入出力端子(RS-232C)に接続します。
(3) 被検査機をテストモードで起動します(1.を参照してください)。
(4) モード設定ツマミを【二回平均】に設定します。
(5) カフ圧設定のツマミを【220】に設定します。
(6) スタート/ストップスイッチを押して検査を開始します。
(7) 最低血圧表示部の数値が止まったら、再度スタート/ストップスイッチを押します。
(8) 表示している値が点滅していることを確認します。
(9) テスト開始 1 分後に、最高血圧表示部に測定開始の圧力値が表示されます。
(10) テストが終了すると、最低血圧表示部に測定終了の圧力値が表示され、脈拍数表示部に
漏気値が表示されます。
(11) 表示された測定値が規格内であることを確認します。
規格値
4mmHg/3 分 以下
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4.
排気速度テスト
【必要機材】
ダミー缶(Small)
【検査手順】
(1)被検査機背面のカフ接続部に、ダミー缶(Small)を接続します。
(2)被検査機をテストモードで起動します(1.を参照してください)。
(3)モード設定ツマミを【通常測定】に設定します。
(4)カフ圧設定のツマミを【160】に設定します。
(5)スタート/ストップスイッチを 2 回押して検査を開始します。
(6)テストが終了しますと、最高血圧、最低血圧、脈拍数表示部に 240mmHg、160mmHg、
80mmHg の測定値が表示されます。再度スタート/ストップスイッチを押しますと脈拍数表示部に
40mmHg の測定値が表示されます。
(7)表示された測定値が規格内であることを確認します。
240mmHg
4.4∼6.0mmHg/秒
160mmHg
4.8∼6.0mmHg/秒
80mmHg
3.5∼5.0mmHg/秒
40mmHg
2.8∼4.2mmHg/秒
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