教育研究所だより - 明石市教育委員会

教育研究所だより60th
研修講座・研究グループ実施報告
第3回 幼児教育を考える会
9月8日(木)
活 動 の 啓 発 ニ ュ ー ス
№ 5 2
平成28年(2016年)10月11日
明
5
石
市
教
育
研
究
所
公開講座(感想)
講師:明石のはらクラブ 丸谷 聡子
矢方 久美
●実際に勤務している園庭で、こんなにも自然と遊ぶことができるとは思いませんでし
た。ちょっとした意識(五感)で、見えてくるものや感じるものがたくさんあるという
ことを実感しました。
●身近な自然の事をもっと知って、子どもたちにどんどん伝えていきたいと思いました。
●ドングリ笛など、どんぐりでいろいろな遊びができることを知り、この秋に挑戦してみ
たいと思いました。
●五感を使った遊びを実際に体験し、楽しく学ぶことができました。
●幼児に自然環境の素敵さを伝えるためには、まずは教師自身が自然環境を好きになり、興味関心を深め、心を動か
す体験をすることが大切であることがわかりました。
●身近にある環境も、自然環境を捉える目と耳をもって意識してかかわると様々なもの(不思議さ、美しさ、おもし
ろさ など)が見えてくることを実感しました。
●身近にある自然環境の魅力を改めて感じさせていただきました。楽しく、心動かされる時間を、ありがとうござい
ました。感じた魅力を園の子ども達に、ぜひ、伝えていきたいと思います。
草笛も園ですぐにできる遊びなので戸外遊びのバリエーションが増えました。子どもたちと一
緒に遊びたいと思います。ダンゴムシの人形も以前、園に来ていただいたときに披露していた
だき、子どもたちもそこから更にダンゴムシに興味を持ち、捕まえるだけでなく「赤ちゃんおるで
~」「そーっと触ってお腹見てみ!」「このダンゴムシは何の種類かな?」などダンゴムシを大切
にしようとする姿がありました。大人になるとつい見落としがちですが、これから子どもたちと一
緒に自然に目を向けて色々な発見をしたり、知ることで自然や生き物の命を大切にできるような環
境作りをしていきたいと思いました。
幼稚園で身近に触れることのできる題材を取り上げていろいろ教えて下さり、私自身知らないことがたくさん
あったので、とても勉強になりました。そして、とても楽しかったです。興味を持っ
て、楽しいと思えることは、大切だとあらためて感じることができました。幼稚園の保育
の中で、実際に子どもたちに、草笛やドングリ笛を見せると、とても興味を持ってくれ、
「わたしもしたい!」「作ってみたい」「どうやってふいてるの?」「ぼくもつくること
できる?」子どもから、いろいろな声を聞くことができました。教師の存在が、子どもに
とって大きいことを感じます。講座で学んだことを活かして私自身子どもと一緒に興味、
関心を膨らませ、この秋は、ドングリでいっぱい遊んでみたいなと考えています。
フィールドワークでは、五感で自然を感じようということを体験しました。耳をすますこと、においをかぐこ
と…おそらく普段の生活では見落としてしまいそうなことも子どもたちと体験することは大きな成長につなが
ると思いました。特に、色鉛筆を使って同じ色を見つけるというのは私自身楽しいものでし
た。自分の中で絵を描くとき自然と「葉はこの色、土はこの色」と描いてしまいがちです
が、子どもたちと絵を描く前に一緒に本物を見に行った時に「どんな色をしているのかな」
など声をかけながらじっくり観察すると子どもたちの中から新たな発見を引き出せるのでは
ないかと思いました。幼稚園の間にたくさんの自然に触れ、感じる心を育てれば豊かな心が
育つ第一歩ではないかと思います。草花を見て「きれいだね」と言っている姿や頭を寄せ
合って虫を見ている姿など一つ一つに共感できる教師でありたいと思います。
五感を使った体験を実際にさせていただけたことで、改めて耳をすませたり、足の下の小さな生き物に目をむけ
るきっかけになりました。子どもたちと、秋の自然をたくさん感じ遊ぶことが出来るよう関わっていきたいで
す。制作や、エプロンシアターなど、子どもが興味関心をもつようなものを見ることが出来良かったです。
ダンゴムシの面白いビデオや、エプロンシアターなど、子どもが見たら喜ぶだろうなぁと思う教材が盛りだくさ
んでした。自分自身知らないことがあり、子どもの気持ちになって、驚いたり頷い
たりすることが多かったです。また、座学だけでなく、幼稚園のフィールドを使っ
て身近なところからも学びがあるということを感じました。自然環境の窓口から
も、子どもには無自覚な学びであっても、教師自身は自覚しておかなければいけな
いということを再認識した研修でした。
(世話人 谷八木幼稚園 松本敏英)