　２０１０．１２.上大類病院　栄養課「ケーキ食べちゃダメ？」と聞かれますが、栄養士が｢良い、悪い｣というのではなく、みなさんが納得して、選択できるように、これから考えてみましょう。ケーキの材料は？小麦粉だけなら食パンと同じですが、おいしくするために加える、バター、砂糖、生クリーム、その他チョコや、ナッツ、ドライフルーツなどは、どれをとっても高カロリーなのです。たんぱく質脂質炭水化物食品交換表 1単位80kcal いちごショートいちごショート約３５０ケーキ kcal 4g 26g 25 g 4.4単位モンブランケーキ約４００ kcal 5g チョコレートケーキ約５００ kcal 5g エネルギーカロリーを　ごはんに換算すると 220ｇ 19 g 50g 5単位 250ｇ 35 g 43g 6.3単位 310ｇこれらは一般的なケーキですが、１つが３５０～５００ｷﾛｶﾛﾘｰあります。他にもティラミス、ミルフィーユ、パイ、タルト、パウンドケーキなどは小さいけれどバターが多く高カロリーです。カロリーベースでご飯に換算してみると、ケーキ1個が、ご飯２～３杯分に当たり、ビックリですね。計算上はそうですが、ご飯には、バターや生クリームの脂質は入っていないでしょう？　中性脂肪値が上がり、　脂質異常症、肥満につながりますよ！　ご飯とケーキ、満腹感　腹持ちのよさはどうでしょう？ケーキといってもさまざまです。比較的カロリーを抑えたもの（２００～２５０ｷﾛｶﾛﾘｰ）もあります。下の表のように、生クリームが少なめで、生地に空気が多く含まれているふわっとした物が、比較的低カロリーです。台がゼリーの物、生の果物が多いものなども比較的低カロリーです。　あくまでも｢比較的低カロリー｣であって｢低カロリー｣なわけではありません。　これらのものを少し食べ、その分のご飯を控えましょう。エネルギーたんぱく質脂質炭水化物食品交換表 1単位80kcal シフォンケーキ約２６０ kcal 4g 20 g 15 g 3.3単位チーズケーキスフレタイプ約２７０ kcal 7g ロールケーキ約２００ kcal 3g カロリーを　ごはんに換算すると 165ｇ 15g 25g 3.4単位 170ｇ 16 g 14g 2.5単位 125ｇ今やスーパーにはケーキがいつもならんでいる飽食の時代、困ったものです。クリスマスは年１回、あなたのお誕生日も年１回、たま～にお祝い事で食べるだけは良しとして、日常生活で週1回も食べるのは問題です。がまんしましょうネ。ケーキのデータはシャトレーゼ他のＨＰを参考に、編集しました。シャトレーゼには160kcal程度のヘルシーショートケーキもあります。